JPH06156956A - エレベーターのかご戸用戸閉確認装置 - Google Patents
エレベーターのかご戸用戸閉確認装置Info
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- JPH06156956A JPH06156956A JP31050592A JP31050592A JPH06156956A JP H06156956 A JPH06156956 A JP H06156956A JP 31050592 A JP31050592 A JP 31050592A JP 31050592 A JP31050592 A JP 31050592A JP H06156956 A JPH06156956 A JP H06156956A
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- 238000009924 canning Methods 0.000 description 3
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 3
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 2
- 230000003213 activating effect Effects 0.000 description 1
- 235000013324 preserved food Nutrition 0.000 description 1
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- Elevator Door Apparatuses (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 本発明は、かご戸1と前柱5との間に人や物
を挟んだままかごが運転することで発生する缶詰故障を
防止するとともに、振動等によってかご戸1が若干開い
てもかごが止まらないようにすることを目的とするもの
である。 【構成】 かご戸1の戸閉を確認するためのスイッチ1
2を上枠4に固定するとともに、戸閉終端部でスイッチ
12を作動させる作動片13をかご戸1に取り付け、ま
た、かご戸1の開時に閉時より所定の余裕代をもって作
動片13がスイッチ12の作動を解除するように、作動
片13をかご戸1の開閉方向に摺動可能にした。
を挟んだままかごが運転することで発生する缶詰故障を
防止するとともに、振動等によってかご戸1が若干開い
てもかごが止まらないようにすることを目的とするもの
である。 【構成】 かご戸1の戸閉を確認するためのスイッチ1
2を上枠4に固定するとともに、戸閉終端部でスイッチ
12を作動させる作動片13をかご戸1に取り付け、ま
た、かご戸1の開時に閉時より所定の余裕代をもって作
動片13がスイッチ12の作動を解除するように、作動
片13をかご戸1の開閉方向に摺動可能にした。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、エレベーターのかご
戸用戸閉確認装置に関し、さらに詳しく言うと、かご戸
とかご前柱との間に人や物を挟んだままでかごが運転さ
れることにより生じる缶詰故障を防止するためのエレベ
ーターのかご戸用戸閉確認装置に関するものである。
戸用戸閉確認装置に関し、さらに詳しく言うと、かご戸
とかご前柱との間に人や物を挟んだままでかごが運転さ
れることにより生じる缶詰故障を防止するためのエレベ
ーターのかご戸用戸閉確認装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図9は例えば実開昭58−137685
号公報に示された従来のエレベーターのかご戸用戸閉確
認装置である。図において、かご戸1は、その下端部を
敷居2で、上端部をレール3でそれぞれガイドされて図
の左右に開閉される。また、かご戸1は、戸閉状態で前
柱5に当接するようになっている。かごの固定部である
上枠4には、2つのスイッチ6,7が並設されており、
これらをそれぞれ作動する作動片8,9がかご戸1の上
部に取り付けられている。
号公報に示された従来のエレベーターのかご戸用戸閉確
認装置である。図において、かご戸1は、その下端部を
敷居2で、上端部をレール3でそれぞれガイドされて図
の左右に開閉される。また、かご戸1は、戸閉状態で前
柱5に当接するようになっている。かごの固定部である
上枠4には、2つのスイッチ6,7が並設されており、
これらをそれぞれ作動する作動片8,9がかご戸1の上
部に取り付けられている。
【0003】図10は図9のスイッチ6,7の作動状態
を示す回路図であり、スイッチ6の常開接点6a及びス
イッチ7の常閉接点7aは、スイッチ6,7の作動状態
を検出する表示ランプ10とその電源11との間に直列
に接続されている。
を示す回路図であり、スイッチ6の常開接点6a及びス
イッチ7の常閉接点7aは、スイッチ6,7の作動状態
を検出する表示ランプ10とその電源11との間に直列
に接続されている。
【0004】次に、動作について説明する。かご戸1が
開の状態から閉じてきて、作動片8がスイッチ6を作動
させると、表示ランプ10は点灯し、さらに作動片9が
スイッチ7を作動させると表示ランプ10は消灯する。
即ち、表示ランプ10は、スイッチ6及びスイッチ7が
共に閉路しているときにのみ点灯することになる。従っ
て、前柱5とかご戸1の間に物が挟まった場合など、ス
イッチ6が作動して接点6aが閉路し、かつスイッチ7
が作動せず接点7aが閉路したままとなった場合には、
表示ランプ10が点灯したままとなるので、これにより
かご戸1が閉まり切っていないことが検出される。
開の状態から閉じてきて、作動片8がスイッチ6を作動
させると、表示ランプ10は点灯し、さらに作動片9が
スイッチ7を作動させると表示ランプ10は消灯する。
即ち、表示ランプ10は、スイッチ6及びスイッチ7が
共に閉路しているときにのみ点灯することになる。従っ
て、前柱5とかご戸1の間に物が挟まった場合など、ス
イッチ6が作動して接点6aが閉路し、かつスイッチ7
が作動せず接点7aが閉路したままとなった場合には、
表示ランプ10が点灯したままとなるので、これにより
かご戸1が閉まり切っていないことが検出される。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上記のように構成され
た従来のエレベーターのかご戸用戸閉確認装置において
は、表示ランプ10の点灯の有無によって、かご戸1の
戸閉が確認されるため、エレベーター管理者等が表示ラ
ンプ10を常時監視している必要があるという問題点が
あった。また、表示ランプ10の点灯を知った後、かご
が動き出す前にかご戸1と前柱5との間に挟まっている
物を素早く取り除くことは困難であり、表示ランプ10
が点灯した状態でかごを運転した場合、かご戸1が閉ま
り切っていないため、かご戸1と乗場戸の係合装置とが
衝突したり、かごの振動等でかご戸1が開いたりして、
缶詰故障が発生する危険があるという問題点もあった。
さらに、スイッチ6、作動片8の他にスイッチ7、作動
片9、表示ランプ10及び電源11を付加しなければな
らず装置が高価になるという問題点もあった。
た従来のエレベーターのかご戸用戸閉確認装置において
は、表示ランプ10の点灯の有無によって、かご戸1の
戸閉が確認されるため、エレベーター管理者等が表示ラ
ンプ10を常時監視している必要があるという問題点が
あった。また、表示ランプ10の点灯を知った後、かご
が動き出す前にかご戸1と前柱5との間に挟まっている
物を素早く取り除くことは困難であり、表示ランプ10
が点灯した状態でかごを運転した場合、かご戸1が閉ま
り切っていないため、かご戸1と乗場戸の係合装置とが
衝突したり、かごの振動等でかご戸1が開いたりして、
缶詰故障が発生する危険があるという問題点もあった。
さらに、スイッチ6、作動片8の他にスイッチ7、作動
片9、表示ランプ10及び電源11を付加しなければな
らず装置が高価になるという問題点もあった。
【0006】この発明は、上記のような問題点を解決す
ることを課題としてなされたものであり、表示ランプな
どの監視を不要にできるとともに、かごの缶詰故障の発
生を防止することができ、しかも構成を簡単にして装置
を安価にすることができるエレベーターのかご戸用戸閉
確認装置を得ることを目的とする。
ることを課題としてなされたものであり、表示ランプな
どの監視を不要にできるとともに、かごの缶詰故障の発
生を防止することができ、しかも構成を簡単にして装置
を安価にすることができるエレベーターのかご戸用戸閉
確認装置を得ることを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明に係るエ
レベーターのかご戸用戸閉確認装置は、かご戸の戸閉を
確認するためのスイッチをかごに固定するとともに、戸
閉終端部でスイッチを作動させる作動片をかご戸に取り
付け、かご戸の開時に閉時より所定の余裕代をもって作
動片がスイッチの作動を解除するように、作動片をかご
戸の開閉方向に摺動可能にしたものである。
レベーターのかご戸用戸閉確認装置は、かご戸の戸閉を
確認するためのスイッチをかごに固定するとともに、戸
閉終端部でスイッチを作動させる作動片をかご戸に取り
付け、かご戸の開時に閉時より所定の余裕代をもって作
動片がスイッチの作動を解除するように、作動片をかご
戸の開閉方向に摺動可能にしたものである。
【0008】請求項2の発明に係るエレベーターのかご
戸用戸閉確認装置は、かご戸の戸閉を確認するためのス
イッチをかごに固定するとともに、戸閉終端部でスイッ
チを作動させる作動片をかご戸に取り付け、作動片に
は、かご戸の開時に閉時より所定の余裕代をもってスイ
ッチの作動を解除するように回転するカム部を設けたも
のである。
戸用戸閉確認装置は、かご戸の戸閉を確認するためのス
イッチをかごに固定するとともに、戸閉終端部でスイッ
チを作動させる作動片をかご戸に取り付け、作動片に
は、かご戸の開時に閉時より所定の余裕代をもってスイ
ッチの作動を解除するように回転するカム部を設けたも
のである。
【0009】
【作用】この発明においては、戸閉終端部でスイッチが
作動するようになっているので、かご戸と前柱との間に
人や物が挟まれた状態ではスイッチが作動せず、かごは
動かない。また、かご運転中に、かご戸が振動などで開
く方向に動いたときでも、スイッチの作動はすぐには解
除されず、かごの運転は継続される。
作動するようになっているので、かご戸と前柱との間に
人や物が挟まれた状態ではスイッチが作動せず、かごは
動かない。また、かご運転中に、かご戸が振動などで開
く方向に動いたときでも、スイッチの作動はすぐには解
除されず、かごの運転は継続される。
【0010】
【実施例】以下、この発明の実施例を図について説明す
る。 実施例1.図1は請求項1の発明の一実施例によるエレ
ベーターのかご戸用戸閉確認装置を示す正面図、図2は
図1の一部側面図であり、図9と同一又は相当部分には
同一符号を付し、その説明を省略する。
る。 実施例1.図1は請求項1の発明の一実施例によるエレ
ベーターのかご戸用戸閉確認装置を示す正面図、図2は
図1の一部側面図であり、図9と同一又は相当部分には
同一符号を付し、その説明を省略する。
【0011】図において、上枠4には、1個のスイッチ
12が取り付けられている。このスイッチ12を作動す
るための作動片13は、かご戸1に固定された作動片取
付板13bに取り付けられている。また、この作動片1
3は、作動片取付板13bに対して、上下方向には相対
変位しないが、左右方向(かご戸1の開閉方向)には、
所定の範囲内(0〜7mm程度)でスライドできる構造
になっている。さらに、作動片13の端部には山形部1
3aが形成されており、この山形部13aは、スイッチ
12のコロ12aに係合するものである。
12が取り付けられている。このスイッチ12を作動す
るための作動片13は、かご戸1に固定された作動片取
付板13bに取り付けられている。また、この作動片1
3は、作動片取付板13bに対して、上下方向には相対
変位しないが、左右方向(かご戸1の開閉方向)には、
所定の範囲内(0〜7mm程度)でスライドできる構造
になっている。さらに、作動片13の端部には山形部1
3aが形成されており、この山形部13aは、スイッチ
12のコロ12aに係合するものである。
【0012】作動片取付板13bには、スプリング取付
板14が固定されており、このスプリング取付板14と
作動片13との間にはスプリング15が設けられてい
る。このスプリング15により、作動片13は図1の左
方へ常時引っ張られている。
板14が固定されており、このスプリング取付板14と
作動片13との間にはスプリング15が設けられてい
る。このスプリング15により、作動片13は図1の左
方へ常時引っ張られている。
【0013】次に、動作について説明する。かご戸1が
閉まる方向に動いている状態では、作動片13は、スプ
リング15に引っ張られているため、作動片取付板13
bと面一の状態(図1イ部)でかご戸1とともに図1の
右方へ動き、コロ12aを押し上げてスイッチ12を作
動させる。このとき、山形部13aがコロ12aを押し
上げるタイミングは、かご戸1と前柱5との間に人や物
が挟まれた状態でかごが動き出すことのないよう、かご
戸1と前柱5との間の間隙が極めて小さい寸法(3〜5
mm程度)になったときスイッチ12が作動(ON)さ
れるように設定されている。
閉まる方向に動いている状態では、作動片13は、スプ
リング15に引っ張られているため、作動片取付板13
bと面一の状態(図1イ部)でかご戸1とともに図1の
右方へ動き、コロ12aを押し上げてスイッチ12を作
動させる。このとき、山形部13aがコロ12aを押し
上げるタイミングは、かご戸1と前柱5との間に人や物
が挟まれた状態でかごが動き出すことのないよう、かご
戸1と前柱5との間の間隙が極めて小さい寸法(3〜5
mm程度)になったときスイッチ12が作動(ON)さ
れるように設定されている。
【0014】また、かごが運転している状態で、かご戸
1が振動等で開く方向へ動いたときは、図3に示すよう
に、作動片13の山形部13aがスイッチ12のコロ1
2aに当ってストッパの働きをするので、作動片13は
動かず、かご戸1と作動片取付板13bだけがスプリン
グ15に逆らって動き、作動片13と作動片取付板13
bとは互いにずれた状態(図3のロ部)になる。従っ
て、かご戸1が振動等で若干開いても作動片13は動か
ず、スイッチ12は遮断されない。このため、エレベー
ターの運転回路は成立したままとなり、かごが階の途中
で停止するようなことはない。
1が振動等で開く方向へ動いたときは、図3に示すよう
に、作動片13の山形部13aがスイッチ12のコロ1
2aに当ってストッパの働きをするので、作動片13は
動かず、かご戸1と作動片取付板13bだけがスプリン
グ15に逆らって動き、作動片13と作動片取付板13
bとは互いにずれた状態(図3のロ部)になる。従っ
て、かご戸1が振動等で若干開いても作動片13は動か
ず、スイッチ12は遮断されない。このため、エレベー
ターの運転回路は成立したままとなり、かごが階の途中
で停止するようなことはない。
【0015】このように、この実施例1のかご戸用戸閉
確認装置では、かご戸1と前柱5との間の間隙が極めて
小さい寸法でスイッチ12を作動させるようにしたの
で、かご戸1と前柱5との間に人や物が挟まれた状態で
はスイッチ12が作動(ON)されず、かごは動かな
い。また、かごの運転中にかご戸1が振動等で開く方向
に動いたときでも、作動片13は動かないので、スイッ
チ12は遮断されず、かごの運転は継続される。従っ
て、階の途中でかごが止まる缶詰故障は発生しない。さ
らに、表示ランプ等の監視は不要であり、スイッチも1
個で済むので、装置全体が安価になる。
確認装置では、かご戸1と前柱5との間の間隙が極めて
小さい寸法でスイッチ12を作動させるようにしたの
で、かご戸1と前柱5との間に人や物が挟まれた状態で
はスイッチ12が作動(ON)されず、かごは動かな
い。また、かごの運転中にかご戸1が振動等で開く方向
に動いたときでも、作動片13は動かないので、スイッ
チ12は遮断されず、かごの運転は継続される。従っ
て、階の途中でかごが止まる缶詰故障は発生しない。さ
らに、表示ランプ等の監視は不要であり、スイッチも1
個で済むので、装置全体が安価になる。
【0016】実施例2.なお、作動片13と作動片取付
板13bとの係合部の構造は図1及び図2の構造に限定
されるものではなく、例えば図4に示すように、互いに
端部をコ字状に折り曲げて緩く結合した作動片13c及
び作動片取付板13dとしてもよく、同様の効果が得ら
れる。
板13bとの係合部の構造は図1及び図2の構造に限定
されるものではなく、例えば図4に示すように、互いに
端部をコ字状に折り曲げて緩く結合した作動片13c及
び作動片取付板13dとしてもよく、同様の効果が得ら
れる。
【0017】実施例3.また、図1における作動片13
と作動片取付板13bとの係合部の構造を、図5に示す
ように、作動片13eに設けたコロ13fを作動片取付
板13gに形成した箱状部13h内に係合させる構造と
してもよい。このように、コロ13fを設けることによ
り、作動片13eと作動片取付板13g間の摩擦力を小
さくすることができる。
と作動片取付板13bとの係合部の構造を、図5に示す
ように、作動片13eに設けたコロ13fを作動片取付
板13gに形成した箱状部13h内に係合させる構造と
してもよい。このように、コロ13fを設けることによ
り、作動片13eと作動片取付板13g間の摩擦力を小
さくすることができる。
【0018】実施例4.次に、図6〜図8は請求項2の
発明の一実施例を示す正面図である。図において、スイ
ッチ12は、上記実施例1と同様、上枠4に1個だけ取
り付けられている。かご戸1には、スイッチ12を戸閉
終端部で作動させるための作動片21が取り付けられて
いる。この作動片21には、円柱の一部を欠いた形状の
カム部21aが回転可能に取り付けられている。カム部
21aと作動片21との間には、カム部21aを図6の
状態に保持するためのスプリング21bが設けられてい
る。また、カム部21aには、上方に延びる腕21cが
固定されている。スイッチ12側には、腕21cが当接
する操作部22が取り付けられている。
発明の一実施例を示す正面図である。図において、スイ
ッチ12は、上記実施例1と同様、上枠4に1個だけ取
り付けられている。かご戸1には、スイッチ12を戸閉
終端部で作動させるための作動片21が取り付けられて
いる。この作動片21には、円柱の一部を欠いた形状の
カム部21aが回転可能に取り付けられている。カム部
21aと作動片21との間には、カム部21aを図6の
状態に保持するためのスプリング21bが設けられてい
る。また、カム部21aには、上方に延びる腕21cが
固定されている。スイッチ12側には、腕21cが当接
する操作部22が取り付けられている。
【0019】次に、動作について説明する。まず、かご
戸1が閉まる方向では、図7に示すように、腕21cが
操作部22に当たり、カム部21aが図の反時計方向に
回転される。そして、カム部21aがスイッチ12のコ
ロ12aを通過する際には、カム部21aの欠けた部分
が上に位置して(図7のハ部)おり、このためカム部2
1aはコロ12aに接触せずスイッチ12は作動されな
い。この後、さらにかご戸1が閉まり、かご戸1と前柱
5との間の間隙が極めて小さい寸法(3〜5mm程度)
になると、腕21cが操作部22を通過して、スプリン
グ21bによりカム部21aが元の状態に回転するとと
もに、スイッチ12が作動される。
戸1が閉まる方向では、図7に示すように、腕21cが
操作部22に当たり、カム部21aが図の反時計方向に
回転される。そして、カム部21aがスイッチ12のコ
ロ12aを通過する際には、カム部21aの欠けた部分
が上に位置して(図7のハ部)おり、このためカム部2
1aはコロ12aに接触せずスイッチ12は作動されな
い。この後、さらにかご戸1が閉まり、かご戸1と前柱
5との間の間隙が極めて小さい寸法(3〜5mm程度)
になると、腕21cが操作部22を通過して、スプリン
グ21bによりカム部21aが元の状態に回転するとと
もに、スイッチ12が作動される。
【0020】また、かご戸1が開く方向では、カム部2
1aの欠けていない部分が上部に来ている(図8のニ
部)ので、図8の状態からかご戸1がさらに開いて、カ
ム部21aコロ12aを通過したときに、スイッチ12
が解除される。従って、かご戸1が振動等で若干開いて
も、カム部21aがコロ12aを押し上げている範囲内
であればスイッチ12は遮断されない。このため、エレ
ベーターの運転回路は成立したままとなり、かごが階の
途中で停止するようなことはない。このように、この実
施例4の構造によっても、上記実施例1と同様の効果が
得られる。
1aの欠けていない部分が上部に来ている(図8のニ
部)ので、図8の状態からかご戸1がさらに開いて、カ
ム部21aコロ12aを通過したときに、スイッチ12
が解除される。従って、かご戸1が振動等で若干開いて
も、カム部21aがコロ12aを押し上げている範囲内
であればスイッチ12は遮断されない。このため、エレ
ベーターの運転回路は成立したままとなり、かごが階の
途中で停止するようなことはない。このように、この実
施例4の構造によっても、上記実施例1と同様の効果が
得られる。
【0021】なお、上記実施例4では円柱の一部を切り
欠いた形状のカム部21aを示したが、上記と同様の働
きをするものであれば他の形状であってもよい。
欠いた形状のカム部21aを示したが、上記と同様の働
きをするものであれば他の形状であってもよい。
【0022】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1の発明の
エレベーターのかご戸用戸閉確認装置は、かご戸の戸閉
を確認するためのスイッチをかごに固定するとともに、
戸閉終端部でスイッチを作動させる作動片をかご戸に取
り付け、かご戸の開時に閉時より所定の余裕代をもって
作動片がスイッチの作動を解除するように、作動片をか
ご戸の開閉方向に摺動可能にしたので、表示ランプなど
の監視を不要にできるとともに、かごの缶詰故障の発生
を防止することができ、また構成を簡単にして装置を安
価にすることができるなどの効果を奏する。
エレベーターのかご戸用戸閉確認装置は、かご戸の戸閉
を確認するためのスイッチをかごに固定するとともに、
戸閉終端部でスイッチを作動させる作動片をかご戸に取
り付け、かご戸の開時に閉時より所定の余裕代をもって
作動片がスイッチの作動を解除するように、作動片をか
ご戸の開閉方向に摺動可能にしたので、表示ランプなど
の監視を不要にできるとともに、かごの缶詰故障の発生
を防止することができ、また構成を簡単にして装置を安
価にすることができるなどの効果を奏する。
【0023】また、請求項2の発明のエレベーターのか
ご戸用戸閉確認装置は、かご戸の戸閉を確認するための
スイッチをかごに固定するとともに、戸閉終端部でスイ
ッチを作動させる作動片をかご戸に取り付け、作動片に
は、かご戸の開時に閉時より所定の余裕代をもってスイ
ッチの作動を解除するように回転するカム部を設けたの
で、上記請求項1の発明と同様の効果を奏する。
ご戸用戸閉確認装置は、かご戸の戸閉を確認するための
スイッチをかごに固定するとともに、戸閉終端部でスイ
ッチを作動させる作動片をかご戸に取り付け、作動片に
は、かご戸の開時に閉時より所定の余裕代をもってスイ
ッチの作動を解除するように回転するカム部を設けたの
で、上記請求項1の発明と同様の効果を奏する。
【図1】請求項1の発明の一実施例によるエレベーター
のかご戸用戸閉確認装置を示す正面図である。
のかご戸用戸閉確認装置を示す正面図である。
【図2】図1の一部側面図である。
【図3】図1のかご戸が開くときの状態を示す正面図で
ある。
ある。
【図4】請求項1の発明の他の実施例による作動片の摺
動部の構造を示す斜視図である。
動部の構造を示す斜視図である。
【図5】請求項1の発明のさらに他の実施例による作動
片の摺動部の構造を示す斜視図である。
片の摺動部の構造を示す斜視図である。
【図6】請求項2の発明の一実施例によるエレベーター
のかご戸用戸閉確認装置を示す正面図である。
のかご戸用戸閉確認装置を示す正面図である。
【図7】図6のかご戸が閉じるときの状態を示す正面図
である。
である。
【図8】図6のかご戸が戸閉終端部から開くときの状態
を示す正面図である。
を示す正面図である。
【図9】従来のエレベーターのかご戸用戸閉確認装置の
一例を示す正面図である。
一例を示す正面図である。
【図10】図9のスイッチの作動状態を示す回路図であ
る。
る。
1 かご戸 12 スイッチ 13 作動片 21 作動片 21a カム部
Claims (2)
- 【請求項1】 かごに固定されかご戸の戸閉を確認する
ためのスイッチと、上記かご戸に取り付けられ戸閉終端
部で上記スイッチを作動させる作動片とを備え、上記作
動片は、上記かご戸の開時に閉時より所定の余裕代をも
って上記スイッチの作動を解除するように、上記かご戸
の開閉方向に摺動可能になっていることを特徴とするエ
レベーターのかご戸用戸閉確認装置。 - 【請求項2】 かごに固定されかご戸の戸閉を確認する
ためのスイッチと、上記かご戸に取り付けられ戸閉終端
部で上記スイッチを作動させる作動片とを備え、上記作
動片は、上記かご戸の開時に閉時より所定の余裕代をも
って上記スイッチの作動を解除するように回転するカム
部を有していることを特徴とするエレベーターのかご戸
用戸閉確認装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP31050592A JPH06156956A (ja) | 1992-11-19 | 1992-11-19 | エレベーターのかご戸用戸閉確認装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP31050592A JPH06156956A (ja) | 1992-11-19 | 1992-11-19 | エレベーターのかご戸用戸閉確認装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH06156956A true JPH06156956A (ja) | 1994-06-03 |
Family
ID=18006036
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP31050592A Pending JPH06156956A (ja) | 1992-11-19 | 1992-11-19 | エレベーターのかご戸用戸閉確認装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH06156956A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2009215028A (ja) * | 2008-03-12 | 2009-09-24 | Toshiba Elevator Co Ltd | エレベータのドアスイッチ支持構造 |
-
1992
- 1992-11-19 JP JP31050592A patent/JPH06156956A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2009215028A (ja) * | 2008-03-12 | 2009-09-24 | Toshiba Elevator Co Ltd | エレベータのドアスイッチ支持構造 |
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