JPH06156674A - ワーク搬送装置 - Google Patents

ワーク搬送装置

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JPH06156674A
JPH06156674A JP3261258A JP26125891A JPH06156674A JP H06156674 A JPH06156674 A JP H06156674A JP 3261258 A JP3261258 A JP 3261258A JP 26125891 A JP26125891 A JP 26125891A JP H06156674 A JPH06156674 A JP H06156674A
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JP
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hanger
carrier
work
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sub
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JP3261258A
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Keizo Oura
恵蔵 大浦
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Agency of Industrial Science and Technology
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】 この発明は、プレス工程に設けられたダミー
へのワーク装着作業において作業者にかかる負担を軽減
することができるワーク搬送装置の提供を目的とする。 【構成】 この発明に係るハンガー搬送装置にあって
は、主搬送レール1に沿って移動する主ハンガー搬送台
4から副ハンガー搬送レール2によって移動する副ハン
ガー搬送台34へとワークWを保持するハンガーを受け
渡すようにすると共に、この副ハンガー移動台34をワ
ークWをプレス加工工程部に設けられたダミーPa,P
bの上方へ移動させた後、これを下降させることによ
り、ワークWをハンガーと共にダミーPa,Pbへ装着
するようにしたものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、レールに沿って移動
するハンガーにより所定のワーク加工工程からプレス加
工工程へとワークを搬送させるようにしたワーク搬送装
置に関するものである。
【0002】
【発明の背景】縫製工場等においては、各種自動機の導
入によって各工程の自動化が図られているが、これに加
えて現在では各工程で加工されたワークを自動的に次工
程へと搬送させ、システマチックな生産ラインを実現し
ようとする傾向が高まりつつある。
【0003】そこで、ハンガーに装着したワークを各工
程部に沿って配設したレールに従って搬送させる装置が
種々提案、実施されているが、現在のこの種の装置は、
各工程間のワークの搬送は行うものの、各工程に設けら
れた自動機等へのワークの装着を行うまでには至らず、
この装着作業は作業者の手によって行われているのが現
状である。もちろん、縫製工程等のように作業者の手に
頼らざるを得ない作業工程にあっては、必ずしもミシン
への装着までを自動化することに必要性があるとは言い
難いが、プレス工程においては、自動機によってその作
業自体はほぼ完全に自動化されているため、ここでのワ
ーク装着作業の自動化を進めることは、作業者の労力軽
減及び生産性の向上を図る上で極めて重要であり、その
実現が望まれていた。
【0004】例えば、上着等のプレス工程は、現在、人
体の上半身を型取ったダミーにワークを装着させた状態
で自動的にプレスを行うようにしたものが提案、実施さ
れており、この工程において作業者は、前工程から搬送
されてきたワークを受け取った後、これをダミーまで運
び、かぶせ込むと言う極めて面倒な作業を行わなければ
ならず、これを繰り返し行うことは、作業者にとって多
大な労力を要すると共に、プレス装置本来の機能が十分
に生かされず、良好な生産性が得られないという問題が
あった。
【0005】この発明は、上記問題点に着目してなされ
たもので、前工程などで加工されたワークを自動的にプ
レス工程に設けられたダミーに装着することができるワ
ーク搬送装置の提供を目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】この発明は、ワークを保
持するハンガーの上端部を解放可能に支承する支承部を
有すると共に、種々のワーク加工工程部の近傍に沿って
架設された主搬送レールに沿って移動するハンガー搬送
台と、前記ハンガー搬送台をプレス工程部との対向位置
に停止させるハンガー係止機構と、このハンガー係止機
構にて係止されたハンガー搬送台に支承されたハンガー
を定位置に保持させるハンガー位置決め機構と、定位置
に保持されたハンガーから前記主ハンガー搬送台の支承
部を解放させる解放機構と、前記停止位置とプレス工程
に設けたダミーとの間に架設した副搬送レールに移動可
能に保持され、前記停止位置から前記ダミー上方のワー
ク保持位置を経て所定の下降位置に至る往復移動経路を
移動する副ハンガー搬送台と、この副ハンガー搬送台に
設けられ、前記ハンガーの上端部を保持、解放するハン
ガー保持機構とを備えたものである。
【0007】
【作用】この発明において、ワークは、主ハンガー搬送
台によってハンガーと共に種々の加工工程へ送られて行
き、プレス工程との対向位置に達した時点で係止機構に
より係止される。ここで、ハンガーはハンガー位置決め
機構によって位置決めされた後、副ハンガー搬送台のハ
ンガー保持機構によって保持される一方、解放機構によ
り主ハンガー搬送台の支承部から解放される。その結
果、ハンガー及びワークは、主ハンガー搬送台から副ハ
ンガー搬送台へと受け渡され、その後、副ハンガー搬送
台は一旦ダミーの上方へ移動してから下降する。これに
より、ワークはハンガーと共にダミーに装着され、その
後ハンガーをハンガー保持機構から解放させることによ
り、プレス装置に受け渡され、プレス加工がなされる。
【0008】
【実施例】以下、この発明の一実施例を図面に基づき説
明する。図1はこの実施例の全体構成を示す斜視図であ
り、図において、1は種々の加工工程に沿って配設され
た主搬送レールであり、図2に示すように支柱3によっ
て床から所定の高さに保持されている。
【0009】この主搬送レールには、図3及び図4に示
すような主ハンガー搬送台4が同レール1に沿って移動
可能に複数個保持されている。そして、各主ハンガー搬
送台4は、本体部4aにリンク機構4bを介して回動ロ
ーラ4c及び摩擦ローラ4dを設けると共に、棒状のハ
ンガー保持体5を懸吊した構成となっており、摩擦ロー
ラ4dを搬送レール1内を移動するベルト1aに接触さ
せることにより、ベルト1aと共に主搬送レール1に沿
って移動するようになっている。
【0010】また、前記ハンガー保持体5の下端部に
は、図5に示すようにハンガーHを支承する支承部50
が設けられている。この支承部50には、支点51を中
心として開閉する一対の開閉板52a,52bが設けら
れ、各開閉板52a,52bの下端部にはハンガーHの
懸吊部H1に形成された係合穴Ha,Hbに係合可能な
一対の係合ピン53a,53bが相対向して設けられて
いる。この開閉板52a,52bの間には、ばね54が
介装されており、このばね54の付勢力によって前記開
閉板52a,52bは常には閉じる方向、すなわち係合
ピン53a,53bがハンガーHの懸吊部H1に形成さ
れた係合穴Ha,Hbに係合する方向へ付勢されてい
る。さらに、前記開閉板52a,52bの上端部には、
それぞれ解除つまみ55a,55bが外方へ向けて突設
されており、各解除つまみ55a,55bをばね54の
付勢力に抗して押圧することにより、両係合ピン53
a,53bをハンガーHの係合穴Ha,Hbから解除し
得るようになっている。
【0011】なお、ここで使用するハンガーHは、上記
懸吊部H1の下部に人体の両肩部を模した外面形状を有
する掛止部H2を設けたものとなっており(図6参
照)、これによって前工程において縫製された上着を人
体に装着した場合とほぼ同様の状態で保持させることが
できる。さらに、この掛止部H2の内面は、後述のダミ
ーの両肩部に合致するような凹面形状をなしている。
【0012】また、前記主ハンガー搬送レール1の所定
箇所には、図2及び図7に示すようなハンガー掛止手段
としてのストッパユニットAが設けられている。このス
トッパユニットAは、前記主ハンガー搬送台4の移動経
路中にシリンダ6によって出没するストッパピン6aを
突出させることにより、主ハンガー搬送レール1に沿っ
て移動してきた主ハンガー搬送台4を強制的に停止させ
るようにしたものであり、後述のプレス工程との対向位
置等をはじめとして、主ハンガー搬送台4を停止させよ
うとする箇所に適宜配設されている。
【0013】さらにまた、前記主ハンガー搬送レール1
には、後述のプレス加工工程部との対向位置において、
図8ないし図10に示すようなハンガー位置決め機構B
及び解放機構Cが設けられている。図において、7は主
ハンガー搬送レール1の下方に取付け板8によって固定
された基台で、その上面には外方へ向けて延出するレー
ル9が設けられており、このレール9に下側移動板10
が移動可能に係合している。
【0014】11は前記下側移動板10の上面に設けた
レール10aに移動可能に嵌合する上側移動板であり、
その上面には、2枚のレバー12,13の交叉箇所が支
承部材14によって回動自在に支承されている。この各
レバー12,13の先端部には、それぞれ相対向する方
向へ屈曲する保持部12a,13aが形成され、他端部
には、リンク部材15,16がそれぞれ軸着されてい
る。そして、この両リンク部材15,16の一端部は、
軸体17によって互いに回動可能に支承されており、リ
ンク部材15と16及び、レバー12と13はいずれも
支承部材14及び軸体17の中心を結ぶ中心軸線Lに対
して互いに対称となっている。
【0015】なお、10bは前記下側移動板10の先端
部に固定したストッパ部材である。
【0016】また、19は上側移動板11に設けた取付
け台であり、この取付け台19には位置決めシリンダ1
8が固定されている。このシリンダ18のシリンダロッ
ド18aは、中間部分が前記支承部材14に挿通される
と共に、先端部が軸体17に固定されており、前記支承
部材14を案内として中心軸線Lに沿って出没するよう
になっている。なお、このシリンダロッド18aは作動
時には後方(図中右方)へ突出し、非作動時には前記支
承部材14と軸体17との間に張設したばね20によっ
て没入方向へ移動するようになっている。
【0017】21は前記下側移動板10を移動させる下
側シリンダで、その本体部は基台7に固定され、シリン
ダロッド21aは連結板22を介して下側移動台10に
固定されている。23は上側移動板11を移動させる上
側シリンダで、その本体部は下側移動台10に固定され
ると共に、シリンダロッド23aは連結板24を介して
上側移動板11に固定されている。
【0018】なお、25は前記シリンダロッド23aの
突出量を規制するストッパであり、以上、7〜25によ
って位置決め機構Bが構成されている。
【0019】また、26,27は前記取付け台19の両
側面に取付け板28,29を介して相対向して取り付け
た一対の解除シリンダであり、各シリンダのシリンダロ
ッド26a,27aには、押圧部材26b,27bが固
定されている。なお、この両シリンダ26,27によっ
て解放機構Cが構成されている。
【0020】一方、図1において、Pは前記主搬送レー
ル1の側方に設置されたプレス工程部である。このプレ
ス工程部Pには、180度揺動回転するターンテーブル
P1が設けられており、このターンテーブルP1には人
体の胴体部及び両腕を形取った二体のダミーPa,Pb
が互いに180の間隔を介して立設され、一方のダミー
Pa,Pbが着脱ゾーンZ1にあるときには、他方のダ
ミーPa,PbはプレスゾーンZ2に位置し得るように
なっている。なお、各ダミーPa,Pbは、図11に示
すように胴体部Pa1,Pb1と、各胴体部の両側に立
設した腕部Pa2,Pb2とよりなっている。
【0021】また、前記プレスゾーンZ2には、ブロア
P3及び熱風発生装置P4等に連結されたプレス本体P
2が設けられており、ここで、ダミーPaまたはPbに
装着された上着Wをその外方から押圧し、立体的にプレ
スするようになっている。
【0022】また、図10及び図11において、2は前
記プレス工程部の着脱ゾーンZ1と主搬送レール1との
間を連結する副搬送レールである。このレール2は、図
示のように支柱20によって水平に支持された水平レー
ル30と、このレール30に沿って水平移動する第1の
垂直レール31と、この垂直レール31に対して昇降移
動する第2の垂直レール32とよりなる。この第2の垂
直レール32には、これに沿って昇降する昇降台33が
設けられており、さらに昇降台33には、主搬送レール
1に対して水平に進退移動する副ハンガー搬送台34が
設けられている。
【0023】なお、前記第1の垂直レール31は、図外
のモータにより水平レール30内を移動するベルト35
により水平レール30に沿って往復移動するようになっ
ており、第2の垂直レール32及び昇降台33の移動
も、図外のモータによって行われ、さらに、副ハンガー
搬送台34の進退移動は、昇降台33に設けられた図外
のシリンダによって行われるようになっている。
【0024】そしてまた、前記副ハンガー搬送台34の
下面には、図13ないし図16に示すようなハンガー保
持機構Dが設けられている。図において、36は前記副
ハンガー搬送台34の下面に固定した開閉シリンダであ
り、図16に示すように構成されている。すなわち、3
6は前記副ハンガー搬送台34の下面に固定される本体
部であり、この本体部36には送気孔36a,36bが
形成され、各孔36a,36bには図外のエアー源から
エアーが選択的に送給されるようになっている。
【0025】また、前記本体部36内には、第1,第2
のピストン37,38が収納され、第1のピストン37
は本体部36に対して摺動可能となっており、第2のピ
ストン38は、第1のピストン37に対して摺動可能に
嵌合している。
【0026】39,40は前記本体部36の前端部両側
に軸着した一対の開閉腕であり、それぞれ前記第1のピ
ストン37の先端部に対称的に軸着されると共に、回動
ローラが39a,40aが軸着されており、各回動ロー
ラ39a,40aは前記第2のピストン38に当接して
いる。そして、前記送気孔36aにエアー源からのエア
ーを送給することにより、そのエアーは第1のピストン
37と第2のピストン38との間隙に送給され、第1の
ピストン37は後方(右方)へ、第2のピストン38は
前方(左方)へとそれぞれ移動し、各腕39,40は図
16の実線にて示す開状態から同図の鎖線にて示す閉状
態へと移動する。なお、制御信号の切換で、送気孔36
aへの送給を停止させると同時に送気孔36bへのエア
ーを送給して両ピストン37,38は上記と逆方向へ移
動し、両腕39,40は図16の実線にて示す開状態に
復帰する。
【0027】また、前記開閉腕39,40の先端部に
は、それぞれ挟持部材41,42が固定されており、こ
の開閉腕39,40と共に開閉するようになっており、
閉状態には、これら挟持部材41,42によってハンガ
ーHの懸吊部H1を保持し得るようになっている。さら
に、43は前記副ハンガー搬送台34に固定した位置決
めシリンダで、そのシリンダロッド43aの先端部には
押圧部材44が固定されており、このシリンダロッド4
3aの出没動作によってこの押圧部材44が前記挟持部
材41,42の上方で進退するようになっている。
【0028】以上、35〜44によりハンガー保持機構
Dが構成されている。
【0029】次に、上記構成に基づき作用を説明する。
プレス加工工程Pの前工程において所定の加工を施され
たワークW(ここでは上着)は、ハンガーの掛止部にか
けられた後、そのハンガーを保持する主ハンガー搬送台
4と共に主搬送レール1に沿って移動して行く。そし
て、搬送プレス加工工程部Pとの対向位置に達すると、
主ハンガー搬送台4は突出状態にあるハンガー掛止機構
Aのストッパピン6aに掛止され、保持される。
【0030】ここで、ハンガー掛止機構Aより下方に位
置するハンガー位置決め機構Bが図17ないし図20に
示すように作動し、主ハンガー搬送台4に保持されたハ
ンガーHを定位置に保持する。すなわち、主ハンガー搬
送台4がストッパピン6aに保持された当初の初期状態
において、ハンガー位置決め機構Bは図17に示すよう
な状態にあり、この状態で、下側シリンダ21,上側シ
リンダ23及び位置決めシリンダ18のシリンダロッド
21a,23a及び18aはいずれも没入状態となって
いる。従って、レバー12,13は開状態でハンガーH
より後方(図中右方)へ退避している。また、このとき
解放機構Cの各シリンダ26,27のシリンダロッド2
6a,27aも没入状態となっており、ハンガーHより
後方に位置している。
【0031】この状態で、まず下側シリンダ21が作動
し、シリンダロッド21aが突出して下側移動板10を
前方(図中左方)へ移動させる。これにより、レバー1
2,13がハンガーHの両側に位置すると共に、シリン
ダ26,27の押圧部材26b,27bがそれぞれ主ハ
ンガー搬送台4の解除つまみ55a,55bより前方に
位置する(図18参照)。
【0032】次に、位置決めシリンダ18のシリンダロ
ッド18aが突出し、レバー12,13の軸体17が後
方(図中右方)へ移動する。その結果、各レバー12,
13は支承部材を中心としてその保持部12a,13a
が互いに近接する方向,すなわち、閉塞する方向へ回転
し、両レバー12,13の内側面にて支承部50の両側
面を挟持する(図19参照)。
【0033】ここで、上側シリンダ23が作動してシリ
ンダロッド23aが突出し、上側移動板11が後方へ移
動する。この移動により、両レバー12,13も共に後
方へ移動し、その先端部に形成した保持部12a,13
aが支承部50の全面部を引っ掛けて後方へ引張り、ス
トッパ部材10bの前面部に当接させる。これによりハ
ンガーHは定位置に確固に保持される(図20参照)。
また、この上側移動板11の後方への移動に伴ってシリ
ンダ26,27も後退し、押圧部材26b,27bがそ
れぞれ解除つまみ55a,55bと相対向する。
【0034】この後、同図に示すように両解除シリンダ
26,27が作動してシリンダロッド26a,27aが
突出し、各ロッド26a,27aの先端部に設けられた
押圧部材26b,27bが支承部50の解除つまみ55
a,55bを押圧する。その結果、ハンガーHの懸吊部
H1の係合穴Ha,Hbから係合ピン53a,53bが
抜脱し、ハンガーHは主ハンガー搬送台4から解放され
る。
【0035】一方、副ハンガー搬送レール2に保持され
た副ハンガー搬送台34は、前記ハンガー掛止機構Aに
よってハンガーHが掛止される直前、直後の初期状態に
おいて、図12に示すように後方へ退避した位置(初期
位置)I1にあり、その後、図外のシリンダの作動によ
って前方の受け取り位置I2へ移動する。このとき、副
ハンガー搬送台34の下面に設けられたハンガー保持機
構Dでは、そのシリンダ36の送気孔36bにエアーが
送給されているため、挟持部材41,42は開状態とな
っている。従って、前記副ハンガー搬送台34のI2へ
の移動により、挟持部材41,42は図14の実線にて
示すようにハンガーHの両側に位置する。
【0036】そして、前述の位置決め機構Bによりハン
ガーHが適正位置に保持されると、副ハンガー搬送台3
4のシリンダ36の送気孔36aにエアーが供給されて
挟持部材41,42が閉じ、これがハンガーHの懸吊部
H1の両側を挟持する。またここでシリンダ43に設け
た支持部材44が突出してハンガーを正面から支え、懸
吊部H1の保持位置がずれるのを防止する。
【0037】このようにして、副ハンガー保持台34に
ハンガーHが保持されると、上述のようにして解放機構
CがハンガーHを主ハンガー搬送台4から解除すると共
に、前記位置決め機構Bが図17に示す初期状態に復帰
し、ハンガーHは副ハンガー搬送台34に受け渡され
る。そして、ハンガーHを保持した副ハンガー搬送台3
4は図外のシリンダによって先の初期位置I1に復帰す
る。
【0038】副ハンガー搬送台34が初期位置I1に復
帰すると、昇降台33及び第1の垂直レール32が、そ
れまでの最下降位置から最上方位置へと移動し、それに
伴って副ハンガー搬送台34も最上昇位置へ移動する。
これにより、ハンガーHに掛けられた上着Wの下端部は
ダミーPa,Pbより上方に位置する。
【0039】次に、第1の垂直レール31が水平レール
30に沿って水平移動し、これに伴って副ハンガー搬送
台34も水平移動する。そして、ハンガーHに掛けられ
た上着が着脱ゾーンZ1に位置するダミーPaの真上に
達した時点で、第1の垂直レールの移動は停止し、その
後、第2の垂直レール32及び昇降台33が下降する。
【0040】この下降動作によって、ハンガーHに掛け
られた上着Wの身頃部Waは、ダミーPaの胴体部Pa
1に装着されてゆき、ハンガーHの掛止部H2の内面が
ダミー胴体部Pa1の肩部に装着された時点で下降動作
は停止し、身頃部WaはダミーPaの胴体部Pa1に完
全に装着される。なお、上着Wの袖部Wb,Wbは作業
者によってダミーPaの袖部Pa2,Pa2に装着する
が、この作業は、ワーク全体を移動させて行う身頃部W
aの装着作業に比べて極めて容易に行うことができ、こ
の作業によって作業者に多くの負担がかかることはな
い。
【0041】上記のようにして、ハンガーHをダミーP
aの肩部まで下降させた後、ハンガー保持機構Dの挟持
部材41,42はシリンダ36により開状態となってハ
ンガーHを解放し、ダミーPaに対しハンガーHと共に
ワークWを受け渡す。この後、副ハンガー保持台34は
昇降台33に伴って上昇する。ここで、ターンテーブル
P1が180度の回転して前記ダミーPaがプレスゾー
ンZ2へと移動し、プレス本体P2によってダミーPa
に装着された上着Wにプレス加工が施される。
【0042】一方、このターンテーブルP1の180度
の回転により、先にプレスゾーンZ2に位置していたダ
ミーは、着脱ゾーンZ1へ復帰する。そして、このダミ
ーPbに装着されたプレス加工済の上着Wは、先のダミ
ーへの装着動作と逆の動作によってダミーPbから抜き
取られた後、装着時の移動経路と同一の経路を逆にたど
って主ハンガー搬送台4との対向位置に達し、ここでさ
らに先の受け渡し動作と逆の動作によってハンガーHが
副ハンガー搬送台34から主ハンガー搬送台4へと受け
渡される。
【0043】この後、ハンガー掛止機構Aの掛止ピンが
没入状態となって主ハンガー搬送台4の掛止状態が解除
され、プレス加工済の上着Wを保持したハンガーHはハ
ンガー搬送台4と共に次工程へと搬送されて行く。
【0044】なお、上記実施例においては上着をプレス
装置へ搬送するものを例にとり説明したが、スカート等
その他のワークを立体プレス装置へ搬送させる場合にも
この発明は適用可能であり、特に上記実施例に限定され
るものではない。
【0045】
【発明の効果】以上説明したとおり、この発明に係るハ
ンガー搬送装置にあっては、主搬送レールに沿って移動
する主ハンガー搬送台から副ハンガー搬送レールによっ
て移動する副ハンガー搬送台へとワークを保持するハン
ガーを受け渡すようにすると共に、この副ハンガー移動
台をワークをプレス加工工程部に設けられたダミーの上
方へ移動させた後、これを下降させることにより、ワー
クをハンガーと共にダミーへ装着するようにしたことに
より、作業者は殆ど手を加えることなく迅速にダミーへ
のワーク装着作業を行うことが可能となり、作業者にか
かる負担を大幅に軽減することができると共に、生産性
の向上を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明にかかる一実施例の全体構成を示す斜
視図である。
【図2】同実施例における主ハンガー搬送レールを示す
斜視図である。
【図3】同実施例における主ハンガー搬送台を示す平面
図である。
【図4】図3に示したものの正面図である。
【図5】同実施例におけるハンガー搬送台の懸吊部を示
す正面図である。
【図6】同実施例に適用するハンガーを示す正面図であ
る。
【図7】同実施例におけるハンガー搬送台及びストッパ
ユニットを示す側面図である。
【図8】同実施例における位置決め機構及び解放機構を
示す平面図である。
【図9】図8に示したものの側面図である。
【図10】図10に示したものの正面図である。
【図11】同実施例における副ハンガー搬送レールを示
す正面図である。
【図12】図11に示したものの側面図である。
【図13】同実施例におけるハンガー保持機構を示す側
面図である。
【図14】図13に示したものの平面図である。
【図15】図13に示したものの正面図である。
【図16】図13に示したシリンダの内部構造を示す一
部切欠平面図である。
【図17】図8に示したものの初期状態を示す平面図で
ある。
【図18】図17に示した状態から下側シリンダが作動
した状態を示す平面図である。
【図19】図18に示した状態から位置決めシリンダが
作動した状態を示す平面図である。
【図20】図19に示した状態から上側シリンダが作動
した状態を示す平面図である。
【符号の説明】
H ハンガー 1 主搬送レール 4 主ハンガー搬送台 50 支承部 A ハンガー掛止機構 B ハンガー位置決め機構 C 解放機構 Pa,Pb ダミー 2 副搬送レール 34 副ハンガー搬送台 D ハンガー保持機構 W ワーク

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ワークを保持するハンガーと、 種々のワーク加工工程部の近傍に沿って架設された主搬
    送レールと、 前記ハンガーの上端部を解放可能に支承する支承部を有
    すると共に、前記主搬送レールに沿って移動する主ハン
    ガー搬送台と、 前記主搬送レールの側方に設定したプレス工程部と対向
    する所定の停止位置に前記ハンガー搬送台を停止させる
    ハンガー掛止機構と、 前記停止位置にて係止されたハンガー搬送台に支承され
    たハンガーを定位置に保持させるハンガー位置決め機構
    と、 前記ハンガー位置決め手段によって保持されたハンガー
    から前記主ハンガー搬送台の支承部を解放させる解放機
    構と、 前記プレス加工工程部に設けられた立体形状を有するワ
    ーク装着用のダミーと、 前記停止位置とダミーとの間に架設した水平及び垂直方
    向に延出する副搬送レールと、 前記副搬送レールに移動可能に保持され、前記停止位置
    から前記ダミー上方のワーク保持位置を経て所定の下降
    位置に至る往復移動経路を移動する副ハンガー搬送台
    と、 この副ハンガー搬送台に設けられ、前記ハンガーの上端
    部を保持、解放するハンガー保持機構とを備え、 前記ハンガー位置決め機構によって位置決めされたハン
    ガーを前記副ハンガー搬送台のハンガー保持機構によっ
    て保持させると共に前記解放機構によって主ハンガー搬
    送台の支承部からハンガーを解放させることにより主ハ
    ンガー搬送台から副ハンガー搬送台へとハンガーを受け
    渡し、副ハンガー搬送台を前記往復移動経路に沿って往
    動させることによりハンガーに保持されたワークをハン
    ガーと共にダミーに装着させ、ダミーへの装着後前記ハ
    ンガー保持機構によるハンガー保持状態を解除するよう
    にしたことを特徴とするワーク搬送装置。
JP3261258A 1991-09-13 1991-09-13 ワーク搬送装置 Expired - Lifetime JPH0753527B2 (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN103625865A (zh) * 2013-11-05 2014-03-12 张家港保税区多元机械设备制造有限公司 一种釜后牵引子母车
CN104276385A (zh) * 2014-05-11 2015-01-14 山东宏发科工贸有限公司 一种基于蒸压加气成型生产流水线定位装置
CN108004748A (zh) * 2018-01-19 2018-05-08 广东美的环境电器制造有限公司 熨衣板的定位机构和挂烫机

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