JPH06156620A - 自動倉庫 - Google Patents
自動倉庫Info
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- JPH06156620A JPH06156620A JP30383392A JP30383392A JPH06156620A JP H06156620 A JPH06156620 A JP H06156620A JP 30383392 A JP30383392 A JP 30383392A JP 30383392 A JP30383392 A JP 30383392A JP H06156620 A JPH06156620 A JP H06156620A
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 棚１Ａ，１Ｂに沿って移動可能な台車４上
に、棚１Ａ，１Ｂの上下複数段の荷支持部２間にわたっ
て昇降可能な昇降台９を設け、この昇降台９上に棚１
Ａ，１Ｂの各段荷支持部２との間の荷移載手段１１を設
けた自動倉庫に於いて、当該自動倉庫に対する入出庫用
搬送装置と前記荷移載手段１１との間の荷移載専用の装
置を無くしてコストダウンを図ること。 【構成】 前記台車４の走行経路中に設定したホームポ
ジションＨＰの上方に搬送用電車１６の走行経路を設
け、前記搬送用電車１６には荷を吊り下げる一対のハン
ガー１７ａ，１７ｂを設け、このハンガー１７ａ，１７
ｂと前記荷移載手段１１との間の荷の移載を、前記昇降
台９の昇降運動により行わせるようにした構成。
に、棚１Ａ，１Ｂの上下複数段の荷支持部２間にわたっ
て昇降可能な昇降台９を設け、この昇降台９上に棚１
Ａ，１Ｂの各段荷支持部２との間の荷移載手段１１を設
けた自動倉庫に於いて、当該自動倉庫に対する入出庫用
搬送装置と前記荷移載手段１１との間の荷移載専用の装
置を無くしてコストダウンを図ること。 【構成】 前記台車４の走行経路中に設定したホームポ
ジションＨＰの上方に搬送用電車１６の走行経路を設
け、前記搬送用電車１６には荷を吊り下げる一対のハン
ガー１７ａ，１７ｂを設け、このハンガー１７ａ，１７
ｂと前記荷移載手段１１との間の荷の移載を、前記昇降
台９の昇降運動により行わせるようにした構成。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、棚に沿って移動可能な
台車上に、上下複数段の荷支持部間にわたって昇降可能
な昇降台を設け、この昇降台上に棚の各段荷支持部との
間の荷移載手段を設けた自動倉庫に関するものである。
台車上に、上下複数段の荷支持部間にわたって昇降可能
な昇降台を設け、この昇降台上に棚の各段荷支持部との
間の荷移載手段を設けた自動倉庫に関するものである。
【０００２】
【従来の技術及びその問題点】この種の自動倉庫に於け
る前記昇降台付き台車は、入出庫用搬送装置から受け取
った荷を任意レベルの棚荷支持部へ移載し、或いは棚の
任意レベルの荷支持部から出庫した荷を入出庫用搬送装
置へ移載するために使用されるものであるが、従来のこ
の種の自動倉庫では、前記入出庫用搬送装置と前記昇降
台付き台車との間の荷受渡しを行う荷移載装置が必要で
あったため、設備コストが非常に高くつくばかりでな
く、設備全体の占有床面積が大きくなる欠点があった。
る前記昇降台付き台車は、入出庫用搬送装置から受け取
った荷を任意レベルの棚荷支持部へ移載し、或いは棚の
任意レベルの荷支持部から出庫した荷を入出庫用搬送装
置へ移載するために使用されるものであるが、従来のこ
の種の自動倉庫では、前記入出庫用搬送装置と前記昇降
台付き台車との間の荷受渡しを行う荷移載装置が必要で
あったため、設備コストが非常に高くつくばかりでな
く、設備全体の占有床面積が大きくなる欠点があった。
【０００３】
【課題を解決するための手段】本発明は上記のような従
来の問題点を解決するために成されたものであって、そ
の特徴を後述する実施例の参照符号を付して示すと、本
発明の自動倉庫は、棚１Ａ，１Ｂに沿って移動可能な台
車４上に、棚１Ａ，１Ｂの上下複数段の荷支持部２間に
わたって昇降可能な昇降台９を設け、この昇降台９上に
棚１Ａ，１Ｂの各段荷支持部２との間の荷移載手段１１
を設けた自動倉庫に於いて、前記台車４の走行経路中に
設定したホームポジションＨＰの上方に搬送用電車１６
の走行経路を設け、前記搬送用電車１６には荷を吊り下
げる一対のハンガー１７ａ，１７ｂを設け、このハンガ
ー１７ａ，１７ｂと前記荷移載手段１１との間の荷の移
載を、前記昇降台９の昇降運動により行わせるようにし
た点に特徴を有する。
来の問題点を解決するために成されたものであって、そ
の特徴を後述する実施例の参照符号を付して示すと、本
発明の自動倉庫は、棚１Ａ，１Ｂに沿って移動可能な台
車４上に、棚１Ａ，１Ｂの上下複数段の荷支持部２間に
わたって昇降可能な昇降台９を設け、この昇降台９上に
棚１Ａ，１Ｂの各段荷支持部２との間の荷移載手段１１
を設けた自動倉庫に於いて、前記台車４の走行経路中に
設定したホームポジションＨＰの上方に搬送用電車１６
の走行経路を設け、前記搬送用電車１６には荷を吊り下
げる一対のハンガー１７ａ，１７ｂを設け、このハンガ
ー１７ａ，１７ｂと前記荷移載手段１１との間の荷の移
載を、前記昇降台９の昇降運動により行わせるようにし
た点に特徴を有する。
【０００４】また、請求項２に係る本発明装置では、前
記昇降台９上の荷移載手段１１が、台車走行方向と直交
する方向に水平出退移動自在な荷支持台１０を備え、前
記電車走行経路が台車走行経路に対し直交し、前記ハン
ガー１７ａ，１７ｂが、前記荷支持台１０から台車走行
方向両側に突出する荷の底部両側辺を支持するように左
右一対並設される。
記昇降台９上の荷移載手段１１が、台車走行方向と直交
する方向に水平出退移動自在な荷支持台１０を備え、前
記電車走行経路が台車走行経路に対し直交し、前記ハン
ガー１７ａ，１７ｂが、前記荷支持台１０から台車走行
方向両側に突出する荷の底部両側辺を支持するように左
右一対並設される。
【０００５】
【実施例】以下、本発明の一実施例を添付の例示図に基
づいて説明すると、１Ａ，１Ｂは並設された同一の棚で
あって、夫々棚長さ方向と棚高さ方向に区切られた多数
の荷支持部２を備えている。各荷支持部２は、荷Ｗの底
部両側辺を支持する一対の荷受け具３ａ，３ｂを備えて
いる。４は入出庫用台車であって、棚１Ａ，１Ｂ間に敷
設された一対の走行用ガイドレール５ａ，５ｂに、棚１
Ａ，１Ｂに沿って走行可能に支持されている。
づいて説明すると、１Ａ，１Ｂは並設された同一の棚で
あって、夫々棚長さ方向と棚高さ方向に区切られた多数
の荷支持部２を備えている。各荷支持部２は、荷Ｗの底
部両側辺を支持する一対の荷受け具３ａ，３ｂを備えて
いる。４は入出庫用台車であって、棚１Ａ，１Ｂ間に敷
設された一対の走行用ガイドレール５ａ，５ｂに、棚１
Ａ，１Ｂに沿って走行可能に支持されている。
【０００６】前記入出庫用台車４は、モータで正逆任意
の方向に駆動される左右一対の駆動車輪６と左右一対の
従動車輪７とを備えた自走電車タイプのものであって、
１本の昇降用ガイド支柱８と、この支柱８から片持ち状
に突出して当該支柱８に沿って昇降する昇降台９を備
え、この昇降台９上には、走行方向に対し直交する方向
で両棚１Ａ，１Ｂの何れ側にも水平出退移動自在な荷支
持台（ランニングフォーク）１０を有する荷移載手段１
１が設けられている。前記昇降台９の昇降経路長さは、
棚１Ａ，１Ｂの最下段の荷支持部２から最上段の荷支持
部２までの距離（高さ）と等しいかそれより大きい。
の方向に駆動される左右一対の駆動車輪６と左右一対の
従動車輪７とを備えた自走電車タイプのものであって、
１本の昇降用ガイド支柱８と、この支柱８から片持ち状
に突出して当該支柱８に沿って昇降する昇降台９を備
え、この昇降台９上には、走行方向に対し直交する方向
で両棚１Ａ，１Ｂの何れ側にも水平出退移動自在な荷支
持台（ランニングフォーク）１０を有する荷移載手段１
１が設けられている。前記昇降台９の昇降経路長さは、
棚１Ａ，１Ｂの最下段の荷支持部２から最上段の荷支持
部２までの距離（高さ）と等しいかそれより大きい。
【０００７】前記入出庫用台車４の走行経路の一端は棚
１Ａ，１Ｂ間より突出して、当該台車４のホームポジシ
ョンＨＰを形成している。この台車４のホームポジショ
ンＨＰの真上に入出庫用搬送装置１２が配設されてい
る。この入出庫用搬送装置１２は、床面上所定高さで台
車走行方向に対し直交する方向に架設された１本の走行
用ガイドレール１３と、このガイドレール１３に走行可
能に吊り下げられ且つ搭載モータによって駆動される駆
動車輪１４と従動車輪１５とを備えたモノレール式電車
１６と、当該電車１６の下側で荷Ｗを吊り下げる左右一
対のハンガー１７ａ，１７ｂとから成る従来周知のもの
である。
１Ａ，１Ｂ間より突出して、当該台車４のホームポジシ
ョンＨＰを形成している。この台車４のホームポジショ
ンＨＰの真上に入出庫用搬送装置１２が配設されてい
る。この入出庫用搬送装置１２は、床面上所定高さで台
車走行方向に対し直交する方向に架設された１本の走行
用ガイドレール１３と、このガイドレール１３に走行可
能に吊り下げられ且つ搭載モータによって駆動される駆
動車輪１４と従動車輪１５とを備えたモノレール式電車
１６と、当該電車１６の下側で荷Ｗを吊り下げる左右一
対のハンガー１７ａ，１７ｂとから成る従来周知のもの
である。
【０００８】而して、ホームポジションＨＰの真上で電
車１６が停止している状態で、ホームポジションＨＰで
停止させた入出庫用台車４の昇降台９を図１に示される
荷受渡し下側レベルＤＬから上側レベルＵＬへ上昇させ
ることにより、ハンガー１７ａ，１７ｂ間で荷支持台１
０が上昇移動して、底部両側辺がハンガー１７ａ，１７
ｂで支持されている荷Ｗを荷支持台１０上に乗り移らせ
ることが出来、逆に、昇降台９を図１に示される荷受渡
し上側レベルＵＬから下側レベルＤＬへ下降させること
により、ハンガー１７ａ，１７ｂ間で荷支持台１０が下
降移動して、底部中央が荷支持台１０で支持されている
荷Ｗの底部両側辺をハンガー１７ａ，１７ｂに乗り移ら
せることが出来る。
車１６が停止している状態で、ホームポジションＨＰで
停止させた入出庫用台車４の昇降台９を図１に示される
荷受渡し下側レベルＤＬから上側レベルＵＬへ上昇させ
ることにより、ハンガー１７ａ，１７ｂ間で荷支持台１
０が上昇移動して、底部両側辺がハンガー１７ａ，１７
ｂで支持されている荷Ｗを荷支持台１０上に乗り移らせ
ることが出来、逆に、昇降台９を図１に示される荷受渡
し上側レベルＵＬから下側レベルＤＬへ下降させること
により、ハンガー１７ａ，１７ｂ間で荷支持台１０が下
降移動して、底部中央が荷支持台１０で支持されている
荷Ｗの底部両側辺をハンガー１７ａ，１７ｂに乗り移ら
せることが出来る。
【０００９】以上のように構成された自動倉庫は、次の
ように使用することが出来る。即ち、入出庫用搬送装置
１２の電車１６に吊り下げられた荷Ｗを棚１Ａ，１Ｂに
入庫するときは、当該電車１６を入出庫用台車４のホー
ムポジションＨＰの真上位置で停止させ、ホームポジシ
ョンＨＰで停止している入出庫用台車４の昇降台９を上
昇させて、荷支持台１０を図１に示される荷受渡し下側
レベルＤＬから上側レベルＵＬまで上昇させる。この結
果、荷支持台１０がハンガー１７ａ，１７ｂ間で上昇し
て、荷Ｗをハンガー１７ａ，１７ｂから持ち上げること
になる。勿論、ハンガー１７ａ，１７ｂの下端が昇降台
９に衝突する前に昇降台９は停止する。
ように使用することが出来る。即ち、入出庫用搬送装置
１２の電車１６に吊り下げられた荷Ｗを棚１Ａ，１Ｂに
入庫するときは、当該電車１６を入出庫用台車４のホー
ムポジションＨＰの真上位置で停止させ、ホームポジシ
ョンＨＰで停止している入出庫用台車４の昇降台９を上
昇させて、荷支持台１０を図１に示される荷受渡し下側
レベルＤＬから上側レベルＵＬまで上昇させる。この結
果、荷支持台１０がハンガー１７ａ，１７ｂ間で上昇し
て、荷Ｗをハンガー１７ａ，１７ｂから持ち上げること
になる。勿論、ハンガー１７ａ，１７ｂの下端が昇降台
９に衝突する前に昇降台９は停止する。
【００１０】係る状態で電車１６を発進させて、ハンガ
ー１７ａ，１７ｂを荷Ｗと荷支持台１０との間から脱出
させた後、入出庫用台車４を入庫対象の荷支持部２に対
応する位置まで走行させると共に、昇降台９を入庫対象
の荷支持部２に対する入庫レベル（荷受け具３ａ，３ｂ
に対する上側レベル）まで昇降させる。なお、ハンガー
１７ａ，１７ｂが電車１６の走行方向前後に並設されて
いるときは、昇降台９の上昇により荷支持台１０が荷Ｗ
をハンガー１７ａ，１７ｂから持ち上げた後、電車１９
を発進させなくとも直ちに台車４を棚１Ａ，１Ｂ間に向
けて走行開始させることも出来る。勿論この場合、荷支
持台１０の前後両端から荷Ｗが突出するかまたは、荷支
持台１０の前後両端に、ハンガー１７ａ，１７ｂが入り
込む上下方向に貫通した凹所が設けられていなければな
らない。更に、ハンガー１７ａ，１７ｂが開閉可能に構
成されていて、且つ台車４の走行または昇降台９の昇降
に伴う荷Ｗの移動経路の外へハンガー２０ａ，２０ｂを
開動退避させることが出来る場合も、電車１６を発進さ
せないでハンガー１７ａ，１７ｂを開動させた後に、台
車４の走行及び／または昇降台９の昇降を開始させるこ
とも出来る。
ー１７ａ，１７ｂを荷Ｗと荷支持台１０との間から脱出
させた後、入出庫用台車４を入庫対象の荷支持部２に対
応する位置まで走行させると共に、昇降台９を入庫対象
の荷支持部２に対する入庫レベル（荷受け具３ａ，３ｂ
に対する上側レベル）まで昇降させる。なお、ハンガー
１７ａ，１７ｂが電車１６の走行方向前後に並設されて
いるときは、昇降台９の上昇により荷支持台１０が荷Ｗ
をハンガー１７ａ，１７ｂから持ち上げた後、電車１９
を発進させなくとも直ちに台車４を棚１Ａ，１Ｂ間に向
けて走行開始させることも出来る。勿論この場合、荷支
持台１０の前後両端から荷Ｗが突出するかまたは、荷支
持台１０の前後両端に、ハンガー１７ａ，１７ｂが入り
込む上下方向に貫通した凹所が設けられていなければな
らない。更に、ハンガー１７ａ，１７ｂが開閉可能に構
成されていて、且つ台車４の走行または昇降台９の昇降
に伴う荷Ｗの移動経路の外へハンガー２０ａ，２０ｂを
開動退避させることが出来る場合も、電車１６を発進さ
せないでハンガー１７ａ，１７ｂを開動させた後に、台
車４の走行及び／または昇降台９の昇降を開始させるこ
とも出来る。
【００１１】荷Ｗを受け取った入出庫用台車４の昇降台
９が入庫対象の荷支持部２に対する入庫レベル（荷受け
具３ａ，３ｂに対する上側レベル）に達したならば、荷
支持台１０を入庫対象の荷支持部２内に進出移動させた
後、昇降台９を下降させて、荷支持台１０を荷受け具３
ａ，３ｂに対する下側レベルまで下降させることによ
り、荷支持台１０上の荷Ｗを荷支持部２の荷受け具３
ａ，３ｂ上に乗り移らせることが出来る。この後、荷支
持台１０をホームポジションまで後退移動させることに
より、入出庫用台車４から棚１Ａ，１Ｂの荷支持部２に
対する荷Ｗの入庫移載が完了する。
９が入庫対象の荷支持部２に対する入庫レベル（荷受け
具３ａ，３ｂに対する上側レベル）に達したならば、荷
支持台１０を入庫対象の荷支持部２内に進出移動させた
後、昇降台９を下降させて、荷支持台１０を荷受け具３
ａ，３ｂに対する下側レベルまで下降させることによ
り、荷支持台１０上の荷Ｗを荷支持部２の荷受け具３
ａ，３ｂ上に乗り移らせることが出来る。この後、荷支
持台１０をホームポジションまで後退移動させることに
より、入出庫用台車４から棚１Ａ，１Ｂの荷支持部２に
対する荷Ｗの入庫移載が完了する。
【００１２】棚１Ａ，１Ｂの荷支持部２に収納されてい
る荷Ｗを出庫するときは、入出庫用台車４の走行と昇降
台９の昇降とにより、荷支持台１０を出庫対象の荷支持
部２に対する出庫レベル（荷受け具３ａ，３ｂに対する
下側レベル）に位置させる。この後、荷支持台１０を進
出移動させ、次に昇降台９の上昇させて荷支持台１０を
荷受け具３ａ，３ｂに対する上側レベルまで上昇させた
後、荷支持台１０をホームポジションまで後退移動させ
る一連の荷すくい取り動作を行わせることにより、出庫
対象の荷支持部２内から荷Ｗを入出庫用台車４の昇降台
９上に出庫移載する。
る荷Ｗを出庫するときは、入出庫用台車４の走行と昇降
台９の昇降とにより、荷支持台１０を出庫対象の荷支持
部２に対する出庫レベル（荷受け具３ａ，３ｂに対する
下側レベル）に位置させる。この後、荷支持台１０を進
出移動させ、次に昇降台９の上昇させて荷支持台１０を
荷受け具３ａ，３ｂに対する上側レベルまで上昇させた
後、荷支持台１０をホームポジションまで後退移動させ
る一連の荷すくい取り動作を行わせることにより、出庫
対象の荷支持部２内から荷Ｗを入出庫用台車４の昇降台
９上に出庫移載する。
【００１３】この後、前記台車４をホームポジションＨ
Ｐまで走行させ、次に昇降台９を図１に示される荷受渡
し上側レベルＵＬまで上昇させる。係る状態で、ハンガ
ー１７ａ，１７ｂが空の電車１６をホームポジションＨ
Ｐの真上位置まで走行させることにより、当該電車１６
の一対のハンガー１７ａ，１７ｂが、荷支持台１０上の
荷Ｗの底部両側辺と昇降台９との間に進入するので、昇
降台９を下降させて、荷支持台１０を図１に示される荷
受渡し下側レベルＤＬまで下降させることにより、荷支
持台１０上の荷Ｗをハンガー１７ａ，１７ｂに乗り移ら
せることが出来る。この後、電車１６を発進させて、ハ
ンガー１７ａ，１７ｂで支持されている荷Ｗを目的の場
所へ搬送することが出来る。
Ｐまで走行させ、次に昇降台９を図１に示される荷受渡
し上側レベルＵＬまで上昇させる。係る状態で、ハンガ
ー１７ａ，１７ｂが空の電車１６をホームポジションＨ
Ｐの真上位置まで走行させることにより、当該電車１６
の一対のハンガー１７ａ，１７ｂが、荷支持台１０上の
荷Ｗの底部両側辺と昇降台９との間に進入するので、昇
降台９を下降させて、荷支持台１０を図１に示される荷
受渡し下側レベルＤＬまで下降させることにより、荷支
持台１０上の荷Ｗをハンガー１７ａ，１７ｂに乗り移ら
せることが出来る。この後、電車１６を発進させて、ハ
ンガー１７ａ，１７ｂで支持されている荷Ｗを目的の場
所へ搬送することが出来る。
【００１４】なお、ハンガー１７ａ，１７ｂが電車１６
の走行方向前後に並設されているときは、ハンガー１７
ａ，１７ｂが空の電車１６をホームポジションＨＰの真
上位置で待機させている状態で、荷Ｗを支持した昇降台
９を荷受渡し上側レベルＵＬまで上昇させた後に台車４
をホームポジションＨＰまで走行させることになる。更
に、ハンガー１７ａ，１７ｂが開閉可能に構成されてい
て、且つハンガー１７ａ，１７ｂが開動状態にあれば、
ホームポジションＨＰの荷受渡し上側レベルＵＬで待機
する昇降台９上の荷Ｗにハンガー１７ａ，１７ｂを衝突
させることなく電車１６をホームポジションＨＰの真上
所定位置まで走行させることが出来るならば、前記ハン
ガー１７ａ，１７ｂが電車１６の走行方向前後に並設さ
れているときでも、ホームポジションＨＰに於いて荷Ｗ
を支持した昇降台９を荷受渡し上側レベルＵＬで待機さ
せている状態で、ハンガー１７ａ，１７ｂを開動させた
状態の電車１６をホームポジションＨＰの真上位置まで
走行させることが出来る。
の走行方向前後に並設されているときは、ハンガー１７
ａ，１７ｂが空の電車１６をホームポジションＨＰの真
上位置で待機させている状態で、荷Ｗを支持した昇降台
９を荷受渡し上側レベルＵＬまで上昇させた後に台車４
をホームポジションＨＰまで走行させることになる。更
に、ハンガー１７ａ，１７ｂが開閉可能に構成されてい
て、且つハンガー１７ａ，１７ｂが開動状態にあれば、
ホームポジションＨＰの荷受渡し上側レベルＵＬで待機
する昇降台９上の荷Ｗにハンガー１７ａ，１７ｂを衝突
させることなく電車１６をホームポジションＨＰの真上
所定位置まで走行させることが出来るならば、前記ハン
ガー１７ａ，１７ｂが電車１６の走行方向前後に並設さ
れているときでも、ホームポジションＨＰに於いて荷Ｗ
を支持した昇降台９を荷受渡し上側レベルＵＬで待機さ
せている状態で、ハンガー１７ａ，１７ｂを開動させた
状態の電車１６をホームポジションＨＰの真上位置まで
走行させることが出来る。
【００１５】また、荷Ｗが横長であるときは、その荷Ｗ
の長手方向の両端底部を荷支持部２の一対の荷受け具３
ａ，３ｂで支持させると共に、当該荷Ｗの長手方向が電
車走行方向と平行になるように、当該荷Ｗを電車１６の
ハンガー１７ａ，１７ｂで吊り下げるのが望ましい。従
って、特に横長の荷Ｗを取り扱う場合には、昇降台９に
対して荷移載手段１１を垂直軸心の回りに回転可能に構
成するか、または電車１６に対してハンガー１７ａ，１
７ｂを垂直軸心の回りに回転可能に構成して、電車１６
（荷支持台１０）への移載前または移載後に荷Ｗの向き
を水平面上で９０度転向させ得るようにすれば良い。
の長手方向の両端底部を荷支持部２の一対の荷受け具３
ａ，３ｂで支持させると共に、当該荷Ｗの長手方向が電
車走行方向と平行になるように、当該荷Ｗを電車１６の
ハンガー１７ａ，１７ｂで吊り下げるのが望ましい。従
って、特に横長の荷Ｗを取り扱う場合には、昇降台９に
対して荷移載手段１１を垂直軸心の回りに回転可能に構
成するか、または電車１６に対してハンガー１７ａ，１
７ｂを垂直軸心の回りに回転可能に構成して、電車１６
（荷支持台１０）への移載前または移載後に荷Ｗの向き
を水平面上で９０度転向させ得るようにすれば良い。
【００１６】上記実施例では、入出庫兼用の搬送装置１
２を設けたが、入庫用と出庫用に分けて２つの搬送装置
１２を配設することも出来る。この場合、入庫用搬送装
置１２の真下に位置する入庫用ホームポジションと、出
庫用搬送装置１２の真下に位置する出庫用ホームポジシ
ョンとが台車走行経路上に設定されるが、この両ホーム
ポジションは互いに隣接並設することも出来るし、台車
走行経路の両端など、距離を隔てて配設することも出来
る。更に、入出庫用台車４の昇降台９上に設けられる荷
移載手段１１としては、ランニングフォークタイプのも
のに限定されない。例えば、コンベヤや、荷Ｗを押し引
き移載するタイプのものも活用することが出来る。
２を設けたが、入庫用と出庫用に分けて２つの搬送装置
１２を配設することも出来る。この場合、入庫用搬送装
置１２の真下に位置する入庫用ホームポジションと、出
庫用搬送装置１２の真下に位置する出庫用ホームポジシ
ョンとが台車走行経路上に設定されるが、この両ホーム
ポジションは互いに隣接並設することも出来るし、台車
走行経路の両端など、距離を隔てて配設することも出来
る。更に、入出庫用台車４の昇降台９上に設けられる荷
移載手段１１としては、ランニングフォークタイプのも
のに限定されない。例えば、コンベヤや、荷Ｗを押し引
き移載するタイプのものも活用することが出来る。
【００１７】
【発明の作用及び効果】以上のように本発明の自動倉庫
によれば、棚の上下複数段の荷支持部に対する入出庫移
載のために使用される昇降台付き台車を、入出庫用搬送
装置との間の荷移載装置として使用することが出来るの
であるから、前記昇降台付き台車と前記入出庫用搬送装
置との間の荷移載を受け持つ専用の荷移載装置を設ける
必要がなくなり、大幅なコストダウンと、設備全体の占
有床面積を縮小することが出来る。
によれば、棚の上下複数段の荷支持部に対する入出庫移
載のために使用される昇降台付き台車を、入出庫用搬送
装置との間の荷移載装置として使用することが出来るの
であるから、前記昇降台付き台車と前記入出庫用搬送装
置との間の荷移載を受け持つ専用の荷移載装置を設ける
必要がなくなり、大幅なコストダウンと、設備全体の占
有床面積を縮小することが出来る。
【図１】 手前の棚を省いた状態での側面図である。
【図２】 横断平面図である。
【図３】 正面図である。
１Ａ 棚 １Ｂ 棚 ２ 荷支持部 ４ 入出庫用台車 ５ａ 走行用ガイドレール ５ｂ 走行用ガイドレール ６ 駆動車輪 ８ 昇降用ガイド支柱 ９ 昇降台 １０ 荷支持台（ランニングフォーク） １１ 荷移載手段 １２ 入出庫用搬送装置 １３ 走行用ガイドレール １４ 駆動車輪 １６ モノレール式電車 １７ａ ハンガー １７ｂ ハンガー ＨＰ 入出庫用台車のホームポジション ＵＬ 荷受渡し上側レベル ＤＬ 荷受渡し下側レベル
Claims (2)
- 【請求項１】棚に沿って移動可能な台車上に、棚の上下
複数段の荷支持部間にわたって昇降可能な昇降台を設
け、この昇降台上に棚の各段荷支持部との間の荷移載手
段を設けた自動倉庫に於いて、前記台車の走行経路中に
設定したホームポジションの上方に搬送用電車の走行経
路を設け、前記搬送用電車には荷を吊り下げる一対のハ
ンガーを設け、このハンガーと前記荷移載手段との間の
荷の移載を、前記昇降台の昇降運動により行わせるよう
にした自動倉庫。 - 【請求項２】前記昇降台上の荷移載手段が、台車走行方
向と直交する方向に水平出退移動自在な荷支持台を備
え、前記電車走行経路が台車走行経路に対し直交し、前
記ハンガーが、前記荷支持台から台車走行方向両側に突
出する荷の底部両側辺を支持するように左右一対並設さ
れている請求項１に記載の自動倉庫。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP30383392A JPH06156620A (ja) | 1992-11-13 | 1992-11-13 | 自動倉庫 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP30383392A JPH06156620A (ja) | 1992-11-13 | 1992-11-13 | 自動倉庫 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH06156620A true JPH06156620A (ja) | 1994-06-03 |
Family
ID=17925861
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP30383392A Withdrawn JPH06156620A (ja) | 1992-11-13 | 1992-11-13 | 自動倉庫 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH06156620A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2019021708A1 (ja) * | 2017-07-24 | 2019-01-31 | 村田機械株式会社 | 自動倉庫システム、及び自動倉庫システムの制御方法 |
-
1992
- 1992-11-13 JP JP30383392A patent/JPH06156620A/ja not_active Withdrawn
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2019021708A1 (ja) * | 2017-07-24 | 2019-01-31 | 村田機械株式会社 | 自動倉庫システム、及び自動倉庫システムの制御方法 |
| JPWO2019021708A1 (ja) * | 2017-07-24 | 2020-04-23 | 村田機械株式会社 | 自動倉庫システム、及び自動倉庫システムの制御方法 |
| TWI745604B (zh) * | 2017-07-24 | 2021-11-11 | 日商村田機械股份有限公司 | 自動倉庫系統及自動倉庫系統之控制方法 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 20000201 |