JPH06156546A - 電子レンジ食品用トレーパック - Google Patents

電子レンジ食品用トレーパック

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JPH06156546A
JPH06156546A JP43A JP31380392A JPH06156546A JP H06156546 A JPH06156546 A JP H06156546A JP 43 A JP43 A JP 43A JP 31380392 A JP31380392 A JP 31380392A JP H06156546 A JPH06156546 A JP H06156546A
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JP
Japan
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food
tray pack
microwave oven
layer
lid
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JP43A
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Masami Tomita
正美 冨田
Yoshimitsu Tsuchiya
義光 土屋
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Toyo Heisei KK
Original Assignee
Heisei Polymer Co Ltd
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Publication date
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    • B65CONVEYING; PACKING; STORING; HANDLING THIN OR FILAMENTARY MATERIAL
    • B65DCONTAINERS FOR STORAGE OR TRANSPORT OF ARTICLES OR MATERIALS, e.g. BAGS, BARRELS, BOTTLES, BOXES, CANS, CARTONS, CRATES, DRUMS, JARS, TANKS, HOPPERS, FORWARDING CONTAINERS; ACCESSORIES, CLOSURES, OR FITTINGS THEREFOR; PACKAGING ELEMENTS; PACKAGES
    • B65D81/00Containers, packaging elements, or packages, for contents presenting particular transport or storage problems, or adapted to be used for non-packaging purposes after removal of contents
    • B65D81/34Containers, packaging elements, or packages, for contents presenting particular transport or storage problems, or adapted to be used for non-packaging purposes after removal of contents for packaging foodstuffs or other articles intended to be cooked or heated within the package
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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B65CONVEYING; PACKING; STORING; HANDLING THIN OR FILAMENTARY MATERIAL
    • B65DCONTAINERS FOR STORAGE OR TRANSPORT OF ARTICLES OR MATERIALS, e.g. BAGS, BARRELS, BOTTLES, BOXES, CANS, CARTONS, CRATES, DRUMS, JARS, TANKS, HOPPERS, FORWARDING CONTAINERS; ACCESSORIES, CLOSURES, OR FITTINGS THEREFOR; PACKAGING ELEMENTS; PACKAGES
    • B65D81/00Containers, packaging elements, or packages, for contents presenting particular transport or storage problems, or adapted to be used for non-packaging purposes after removal of contents
    • B65D81/24Adaptations for preventing deterioration or decay of contents; Applications to the container or packaging material of food preservatives, fungicides, pesticides or animal repellants
    • B65D81/26Adaptations for preventing deterioration or decay of contents; Applications to the container or packaging material of food preservatives, fungicides, pesticides or animal repellants with provision for draining away, or absorbing, or removing by ventilation, fluids, e.g. exuded by contents; Applications of corrosion inhibitors or desiccators

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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】 電子レンジ加熱時における電子レンジ食品内
部の含有水分量の調整を可能とした電子レンジ食品用ト
レーパックの提供。 【構成】 容器本体1と前記容器本体1の開口部を覆う
イージーピール性を有する蓋体とからなり、蓋体2はイ
ージーピール性を有する部材からなるピール層とピール
層上面に設けられた吸湿層と吸湿層上面に形成されたガ
スバリア層6とを少なくとも有し、ピール層は全面にあ
るいはシール領域以外に多数の穴4aが形成されてなる
か、または前記ピール層がシール領域のみに形成されて
なることを特徴とする。 【効果】 電子レンジ加熱時におけるトレーパックの蓋
体内側の結露水の食品への滴下を防止し味・風味を損な
わない電子レンジ食品の提供が可能である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、電子レンジ使用時にお
けるトレーパックの蓋体内側の結露水を吸収し、結露水
の食品への滴下を防止し、トレーパック内の食品の風味
を損なわずに保持することができる電子レンジ食品用ト
レーパックに関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来より用いられている電子レンジ食品
用トレーパックは、図6(a)にその断面を示すよう
に、ポリプロピレン(PP)等からなる容器本体21
と、この容器本体21の開口部に、イージーピール性を
有する部材により形成された蓋体22が、前記容器本体
21の開口部周縁にてシール密閉可能に設けられた構成
からなっている。そして、上記構成からなる電子レンジ
食品用トレーパックは、前記容器本体21に電子レンジ
食品F”を充填した後、前記蓋体22を前記容器本体2
1の開口部周縁にてシールし、密閉した状態で使用する
ものであり、上述した電子レンジ食品トレーパックの蓋
体22は、前記容器本体21に充填された電子レンジ食
品F”の酸化を防止するために、図6(b)に示すよう
なガスバリア性を有するガスバリア層24と、前記容器
本体21の開口部周縁にシールされるイージーピール性
を有したピール層23とから構成されてなるものであ
る。
【0003】そこで、前記容器本体21に電子レンジ食
品F”が充填され、前記蓋体22によってシール密閉さ
れた製品20を電子レンジによって加熱調理する場合、
電子レンジのマイクロ波により製品20の電子レンジ食
品用トレーパックの外周面全体が照射され、前記電子レ
ンジ食品トレーパック内部全体が加熱されて、電子レン
ジ食品用トレーパック内部の食品が加熱調理される。よ
って、上記のように電子レンジ加熱により加熱調理され
た電子レンジ食品F”は、前記トレーパックの蓋体22
を剥離除去することにより食せる状態となる。つまり、
上記電子レンジ食品トレーパックは、その内部の食品
を、常温または保冷状態あるいは冷凍状態で保管し、さ
らに電子レンジ加熱時においては、その加熱調理容器と
して用いるものである。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、従来の電子レ
ンジ食品用トレーパック製品20は、上述したように蓋
体22が通気性を有していないため、容器本体21が前
記蓋体22のピール層23により、シールされた後は、
密閉状態にあり、電子レンジ加熱時において、内部の電
子レンジ食品F”から発生する水蒸気の蒸発調整機構を
有していなかった。よって、従来の密閉状態にある電子
レンジ食品用トレーパック製品20の電子レンジ加熱時
においては、電子レンジ食品F”内部から発生した水蒸
気が電子レンジ食品トレーパックの蓋体22のピール層
23表面に結露し、さらに前記蓋体22のピール層23
に結露した水蒸気は水滴となって、容器本体21内の電
子レンジ食品上に落下するため、食品の味または風味を
損ねる大きな要因となっていた。
【0005】本来、各種の食品は常温または保冷状態あ
るいは冷凍状態と加熱された状態において、その適量の
水分量は異なったものであり、食品内部の含有水分の調
整が、食品の味または風味に大きく影響することは周知
である。従って、上述したような水分蒸発調整機構をも
たない電子レンジ食品用トレーパック内の食品は、電子
レンジ加熱時に電子レンジ食品用トレーパックの蓋体内
側に結露した結露水が滴下されて、内部に過剰の水分を
含有し易く、食品本来の味・風味を損ねるといった問題
を有していた。
【0006】そこで、本発明は、上記事情に鑑みてなさ
れたものであり、電子レンジ食品用トレーパックの蓋体
の構成を、従来のガスバリア層とピール層からなる2層
構造から、前記2層間に吸湿層を設け、かつ前記ピール
層に多数の穴を設けることにより、または前記ピール層
を対向する容器本体のシール領域にのみ設け、前記吸湿
層に通じる開口部を形成してなることにより、電子レン
ジ加熱時に食品から発生する水蒸気が前記蓋体の内側で
結露した水分を前記ピール層に設けた多数の穴または前
記開口部より、円滑に前記吸水層に移行させ、蓋体内側
の結露水の食品への滴下を防止して、前記容器本体内の
食品をその本来の味・風味を損ねることなく提供できる
電子レンジ食品用トレーパックの提供を目的としたもの
である。
【0007】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の電子レ
ンジ食品用トレーパックは、上記課題を解決するため
に、容器本体と前記容器本体の開口部を覆うイージーピ
ール性を有する蓋体とからなる電子レンジ食品用トレー
パックであって、前記蓋体は、イージーピール性を有す
る部材からなるピール層と、前記ピール層上面に設けら
れた吸水層と、前記吸水層上面に形成されたガスバリア
層とを少なくとも有し、前記ピール層には多数の穴が設
けられていることを特徴とするものである。
【0008】請求項2に記載の電子レンジ食品用トレー
パックは、上記課題を解決するために、請求項1に記載
の電子レンジ食品用トレーパックにおける蓋体を構成す
るピール層の開口率が5%〜50%であることを特徴と
するものである。
【0009】請求項3に記載の電子レンジ食品用トレー
パックは、上記課題を解決するために、請求項1に記載
の電子レンジ食品用トレーパックにおけるピール層に設
けられた多数の穴は、対向する容器本体とのシール領域
以外に形成されてなることを特徴とするものである。
【0010】請求項4に記載の電子レンジ食品用トレー
パックは、上記課題を解決するために、請求項3に記載
の電子レンジ食品用トレーパックにおける蓋体を構成す
るピール層の開口率が5%以上であることを特徴とする
ものである。
【0011】請求項5に記載の電子レンジトレーパック
は、上記課題を解決するために、容器本体と前記容器本
体の開口部を覆うイージーピール性を有する蓋体とから
なる電子レンジ食品用トレーパックであって、前記蓋体
はイージーピール性を有する部材からなるピール層と、
前記ピール層上面に設けられた吸水層と、前記吸水層上
面に形成されたガスバリア性とを少なくとも有し、前記
ピール層は対向する容器本体とのシール領域のみに形成
されてなることを特徴とするものである。
【0012】請求項6に記載の電子レンジ食品用トレー
パックは、上記課題を解決するために、請求項1から請
求項5のいずれかに記載の電子レンジ食品用トレーパッ
クの蓋体を構成する吸水層が、パルプ不織布、レーヨン
不織布、超吸水性繊維等の吸水材から構成されることを
特徴とするものである。
【0013】請求項7に記載の電子レンジ食品用トレー
パックは、上記課題を解決するために、請求項1から請
求項5のいずれかに記載の電子レンジ食品用トレーパッ
クの蓋体を構成する吸水層がパルプ不織布、レーヨン不
織布、超吸水性繊維等の吸水材に粉あめ、高分子吸水材
等の吸水補助材を介在させたことを特徴とするものであ
る。
【0014】
【作用】請求項1に記載の電子レンジ食品用トレーパッ
クは、容器本体と前記容器本体の開口部を覆うイージー
ピール性を有する蓋体とからなる電子レンジ食品用トレ
ーパックであって、前記蓋体が、イージーピール性を有
する部材からなるピール層と、前記ピール層上面に形成
された吸水層と、前記吸水層上面に形成されたガスバリ
ア層を少なくとも有し、前記ピール層には多数の穴が設
けられてなる構成とするものである。よって、前記構成
からなる電子レンジ食品用トレーパック内に電子レンジ
食品が充填されて、密閉シールされた製品を、電子レン
ジ加熱した際、加熱により前記電子レンジ食品から発生
する水蒸気を、前記蓋体のピール層に設けられた多数の
穴より前記吸水層へ円滑に移行・吸収させることで、前
記水蒸気が蓋体のピール層に結露し、これがトレーパッ
ク内部の食品に滴下して、トレーパック内の食品の本来
の味・風味が損なわれるといった問題を回避したもので
ある。
【0015】請求項2に記載の電子レンジ食品用トレー
パックは、上記請求項1に記載の電子レンジ食品用トレ
ーパックにおける蓋体を構成するピール層の開口率を5
%〜50%としたもので、前記開口率の下限を5%とす
ることにより、どのような食品においても、電子レンジ
加熱時に食品から発生する水蒸気の蓋体内側の結露及び
結露水の食品への滴下を防止して、結露水の食品への滴
下により食品本来の味・風味が損なわれるのを防ぐとと
もに、また前記ピール層の開口率の上限を50%とする
ことで、容器本体と蓋体とが前記ピール層の介在によ
り、完全にシール密閉され、かつシールされた蓋体を容
易に剥離することができるものである。
【0016】請求項3に記載の電子レンジ食品用トレー
パックは、請求項1に記載の電子レンジ食品用トレーパ
ックの蓋体を構成するピール層に設けられた多数の穴
が、対向する容器本体とのシール部分以外の、容器本体
内部と対向する部分にのみ形成されてなることにより、
前記容器本体と蓋体とのシール性及び剥離性を良好なも
のとし、かつ上記請求項1と同様の効果を奏することが
できるものである。
【0017】請求項4に記載の電子レンジ食品用トレー
パックは、上記請求項3に記載の電子レンジ食品用トレ
ーパックにおける蓋体を構成するピール層の開口率を5
%以上とすることにより、どのような食品においても電
子レンジ加熱時に食品から発生する水蒸気の蓋体内側で
の結露及び結露水の食品への滴下を防止して、前記結露
水の滴下により食品の本来の味・風味が損なわれるのを
防ぐことが可能であり、また、前記ピール層に設けられ
た多数の穴は、容器本体とのシール部分には設けられて
いないので、容器本体と蓋体とがピール層の介在により
完全にシール密閉され、かつシールされた蓋体を容易に
剥離することができるものである。
【0018】請求項5に記載の電子レンジトレーパック
は、容器本体と前記容器本体の開口部を覆うイージーピ
ール性を有する蓋体とからなる電子レンジ食品用トレー
パックであって、前記蓋体がイージーピール性を有する
部材からなるピール層と、前記ピール層上面に設けられ
た吸水層と、前記吸水層上面に形成されたガスバリア性
とを少なくとも有し、ピール層は対向する容器本体との
シール領域のみに形成されてなることを特徴とするもの
である。よって、前記構成からなる電子レンジ食品用ト
レーパック内に電子レンジ食品が充填されて密閉された
製品を電子レンジ加熱した際、加熱により前記電子レン
ジ食品より発生する水蒸気を前記蓋体の吸水層に移行・
吸収されることで、前記水蒸気が蓋体の内側で結露し、
これがトレーパック内部の食品に滴下してトレーパック
内部の食品の本来の味・風味が損なわれるといった問題
を回避したものである。
【0019】請求項6に記載の電子レンジ食品用トレー
パックは、請求項1から請求項5のいずれかに記載の電
子レンジ食品用トレーパックにおける蓋体を構成する吸
水層を、パルプ不織布、レーヨン不織布、超吸水性繊維
等の吸水材から形成することにより、電子レンジ食品へ
の結露水の滴下をより一層効果的に防止することが可能
である。
【0020】請求項7に記載の電子レンジ食品用トレー
パックは、請求項1から請求項5のいずれかに記載の電
子レンジ食品用トレーパックにおける蓋体を構成する吸
水層を、パルプ不織布、レーヨン不織布、超吸水性繊維
等の吸水材に、さらに粉あめ、高分子吸水剤等の吸水補
助材を設けたものであり、前記のような吸水補助材を設
けることによって、前記パルプ不織布、レーヨン不織
布、超吸水性繊維等の吸水材のみで前記吸水層を形成し
た上記請求項6に記載の電子レンジ食品用トレーパック
よりも、電子レンジ加熱時の電子レンジ食品用トレーパ
ック内の結露水の食品への滴下を防止することができ
る。
【0021】
【実施例】以下、本発明を図面を参照しつつ詳細に説明
する。図1(a)は、本発明における電子レンジ食品用
トレーパックに電子レンジ食品が充填された製品の一例
を示す断面図であり、符号1は、ポリプロピレン(P
P)等から構成された容器本体であり、この容器本体1
の内部には赤飯・ピラフ等の電子レンジ食品Fが充填さ
れ、前記容器本体1の開口部にはイージーピール性を有
する部材からなる蓋体2が設けられ、その容器本体1の
開口部の周縁にて前記蓋体2が密閉シールされて、前記
電子レンジ食品Fが密閉保存された状態となっている。
【0022】そして、上記構成からなる電子レンジ食品
用トレーパック製品3の蓋体2は、エチレン・酢酸ビニ
ル共重合体(EVA)フィルム等からなるピール層4
と、このピール層上面に、パルプ不織布、レーヨン不織
布、超吸水性繊維等、あるいは前記素材上にさらに粉あ
め、高分子吸水剤等が設けられた構成からなる吸水層5
と、前記吸水層5上面に、トレーパック内の食品の酸化
を防止するためのOPP、CPP、PET等からなるガ
スバリア層6が設けられて、上記各層が圧着一体化され
てなるものである。そして、上記ピール層4は、図1
(b)に示すように多数の一定間隔の穴4a・・・が形
成されたものであり、前記穴4a・・・は、穴径2mm
程度の一定の口径を有する微細穴を、多数打ち抜くこと
によって設けられたものである。
【0023】また、前記蓋体は図2(a)に示すよう
に、ピール層4’が、これと対向する容器本体1とのシ
ール領域4b以外の部分に多数の穴4a・・・を設けた
図2(b)にしめすような構成のもの、あるいは図3
(a)に示すように、ピール層4”が、これと対向する
シール領域4bにのみ形成された図3(b)に示すよう
な構成のものを使用しても良い。
【0024】そこで、上記構成からなる電子レンジ食品
用トレーパック製品について、その蓋体2の各構成層の
材料を様々に変えて、その吸湿性能を測定すべく以下の
ような試験を行なった。 (試験例1)本試験例1に用いた蓋体15は、図4に示
すように層厚30μm程度のピール層12上面に、吸水
層13が層厚100μm程度で設けられ、前記吸水層1
3上には、吸水層13とその上面に設けられたガスバリ
ア層14との密着性を良好にするための密着補助層14
aが前記ガスバリア層14との層厚と合わせて40μm
程度となるように設けてられている。
【0025】前記ピール層12には低密度ポリエチレン
(LDPE)に特殊ポリオレフィンを配合したフィルム
を使用し、ガスバリア層14には、OPP(延伸ポリプ
ロピレン)フィルムを使用し、前記吸水層13に、表1
に示すようなPP不織布、パルプ不織布、親水性PP不
織布、乾式レーヨン不織布、超吸収性繊維等の吸水材、
あるいは前記吸水材上に粉あめ等の吸水補助材を30g
/m2程度で散在させたもの等、その形成材料を変化さ
せた7種のものを使用して、各種の蓋体を作成し、これ
らを用いた電子レンジ食品用トレーパックについての吸
湿性能を測定する試験をおこなった。
【0026】なお、前記ガスバリア層14と吸水層13
の間には、前記ガスバリア層14を形成するOPPフィ
ルムと上記組成からなる吸水層12との両者ともに良好
な密着性を有するCPP(未延伸ポリプロピレン)フィ
ルムからなる密着補助層14aを介在させてある。ま
た、本試験例1に用いた上記ピール層12は上記吸水層
13の全面積に対して5%の開口率を有するように、穴
径2mmの穴を多数均一に形成したものを使用した。さ
らに、容器本体10はPPから形成したものであり、前
記蓋体15の大きさは125mm×160mmのものを
使用した。
【0027】
【表1】
【0028】そして、上記構成からなる吸水層の形成組
成を様々に変化させた7種の電子レンジ食品用トレーパ
ックを用いて、これらを図4に示すように容器本体10
内部にエビピラフ約150g(電子レンジ用食品)F’
を充填し、上述したそれぞれの組成構造からなる蓋体1
5をのせ、前記蓋体15と容器本体10を容器本体の開
口部周縁にて密着シールした製品(イ)、(ロ)、
(ハ)、(ニ)、(ホ)、(ヘ)、(ト)、(チ)、
(リ)を作成し、前記製品(イ)、(ロ)、(ハ)、
(ニ)、(ホ)、(ヘ)、(ト)、(チ)、(リ)それ
ぞれを電子レンジに入れ、5.5分電子レンジ加熱した
後、これらを取り出して、前記蓋体15の裏面に付着し
た水滴の付着状態及び前記蓋体15の吸水層13にあら
たに含有された水分量を蓋体15の吸湿量として測定し
た。その結果を表2に示す。
【0029】
【表2】
【0030】表2より、その蓋体15の吸水層13が、
パルプ不織布または乾式レーヨン不織布、超吸水性繊維
等の吸水材より構成した蓋体を有する電子レンジ食品用
トレーパック製品(ロ)、(ヘ)、(チ)及び、前記吸
水材上に粉あめからなる吸水補助材を散在させた蓋体を
有する電子レンジ食品用トレーパック製品(ハ)、
(ト)、(リ)においては、その吸湿量の値が著しく大
きいとともに、ピール層12に殆ど水滴の付着が認めら
れなかった。特に、前記吸水層14が吸水材上に粉あめ
を散在させた構成からなるものを使用した電子レンジ食
品用トレーパック製品(ハ)、(ト)、(リ)において
は、上記電子レンジ食品用トレーパック製品(ロ)、
(ヘ)、(チ)と比べて、更に吸湿量の増大を認めるこ
とができた。
【0031】つまり、上記試験例1より、本発明におけ
る電子レンジ食品用トレーパックの吸水層13の構成材
料としては、少なくともパルプ不織布またはレーヨン不
織布、超吸水性繊維からなる吸水材、あるいは前記吸水
材からなる層に、粉あめ等の吸水補助材を散在させた材
料を用いることによって、良好な吸湿性能を有する電子
レンジ食品用トレーパックを提供することが可能であ
り、特に、上記吸水補助材に粉あめ等の吸水性材を介在
させたものにおいては、さらに良好な吸湿性能を期待す
ることが可能である。
【0032】また、上記試験例1においては、蓋体15
を構成するピール層12の開口率が5%を有するものに
限って上記試験を行なったが、以下に示す試験例2にお
いては、上記試験例1に用いた電子レンジ食品用トレー
パック製品(ト)と同様の構成からなる製品を用いて、
そのピール層12の開口率を様々に変化させ、それらの
吸湿性能を以下のような測定方法により測定した。 (試験例2)まず、本試験例2における電子レンジ食品
用トレーパック製品の容器本体、及び蓋体の形状及び寸
法については、上記試験例1の図4に示す電子レンジ食
品用トレーパック製品と同様のものを使用した。そし
て、蓋体15の各層の組成については、表1に示す電子
レンジ用トレーパック製品(ト)と同様なものを使用し
た。
【0033】そして、前記試験例1にて述べたような構
成からなる電子レンジ食品用トレーパック製品(ト)に
おける蓋体15のピール層12を、その開口率が2.5
%、5.0%、6.25%、12.5%、25%、50
%となるように作成したもの、及び図5に示すように前
記蓋体15のピール層12が、容器本体10とシールさ
れるシール領域12bのみを残した構成からなる開口率
100%のもの7種を使用して、これらの蓋体7種にお
けるそれぞれの電子レンジ食品用トレーパック製品の容
器本体10内部に約150gのエビピラフF’を充填さ
せ、前記蓋体15を容器本体10の開口部周縁にてシー
ルし、密閉した製品それぞれ(A)、(B)、(C)、
(D)、(E)、(F)、(G)を作成した。そして、
前記各種の製品(A)、(B)、(C)、(D)、
(E)、(F)、(G)を電子レンジに入れ、5.5分
間電子レンジ加熱した後、取り出し、前記各種の電子レ
ンジ食品用トレーパック製品(A)、(B)、(C)、
(D)、(E)、(F)、(G)の蓋体15を構成する
吸水層13に新たに含有された水分量を測定して、これ
をそれぞれの吸湿量とし表3に示した。
【0034】
【表3】
【0035】表3から判ることは、ピール層12の開口
率が25%〜100%の場合には、そのそれぞれの吸水
量には、ほとんど差を生じないが、前記開口率が25%
以下になると、その吸水量のなだらかに減少し、5%以
下になると著しい減少が認められた。従って、本実施例
の電子レンジ食品用トレーパックの蓋体のピール層12
に、その開口率が5%以上のものを使用すれば、その充
分な吸湿量を期待することができるということがわか
る。
【0036】しかし、上記ピール層12は、その開口率
が一定以上になると、その引っ張り強度が著しく低下
し、剥離性が不良となるとともに、容器本体10とのシ
ール性能も低下し、その本来の目的である容器本体10
の開口部周縁におけるシール及び剥離が円滑に行なわれ
なくなるといった問題を生じる。よって、上記ピール層
12の開口率の上限限界を測定すべく、以下に示すよう
なピール層の開口率に対するシール性能及び剥離性能試
験を行なった。
【0037】(試験例3)本試験例3においては、上記
試験例2と同様な構成からなる電子レンジ食品用トレー
パック製品(ト)を用い、その蓋体15のピール層の開
口率を5.0%、10%、25%、50%、75%、8
5%に変化させた蓋体を作成し、これらを用いたそれぞ
れの電子レンジ食品用トレーパック製品(H)、
(I)、(J)、(K)、(L)、(M)において、前
記容器本体10と蓋体15がシール密閉された状態から
蓋体15が剥離される荷重を測定するとともに、その剥
離状態を観察した。その結果を表4に示す。
【0038】
【表4】
【0039】表4より判ることは、ピール層12の開口
率が、50%以下であれば、その蓋体15の容器本体1
0とのシール性が良好であって、その剥離時においても
問題を生じないということである。従って、本実施例に
おける電子レンジ食品用トレーパックの蓋体を構成する
ピール層12の開口率は、50%以下であれば、そのシ
ール及び剥離を円滑に行なうことが可能である。
【0040】従って、試験例2、試験例3より、本発明
における電子レンジ食品トレーパックは、その蓋体を構
成するピール層12を、その開口率が5%〜50%とし
て、開口率の上限を50%とすることにより、蓋体15
のシール性能及び剥離性能を維持し、その下限を5%と
することにより、その吸湿性能を充分に発揮することが
できるものである。
【0041】しかし、上記ピール層の開口率の上限値限
定は、ピール層全面に一様に多数の穴が設けられた図1
(b)に示すような構成からなるものに限るものであっ
て、前記ピール層に設けられる多数の穴が、容器本体と
のシール領域以外の部分に形成された図2(b)に示す
ような構成からなるピール層においては、その開口率の
限定を上記下限値の5%に限って同様のものとし、その
上限値の50%は、ピール層と容器本体とのシール性及
び剥離性を確実に保持するためのものであるので、図2
(b)に示すような構成からなるピール層においては、
そのシール性能及び剥離性能は、シール領域に残された
ピール層により良好に維持することができるので、その
開口率の上限値を限定する必要はない。
【0042】以上説明したように、本実施例における電
子レンジ食品用トレーパックは、図1(a)に示すよう
に、容器本体1と、その開口部を覆うイージーピール性
を有する蓋体2から構成し、前記蓋体2を多数の穴が設
けられたピール層4、吸水層5、ガスバリア層6で構成
して、前記吸水層5をパルプ不織布またはレーヨン不織
布、超吸水性繊維等からなる吸水材あるいは、前記吸水
材に粉あめ等の吸水補助材を介在させたものによって構
成することにより、電子レンジ加熱された際には、容器
本体1内の電子レンジ食品Fより発生する水蒸気を前記
ピール層4に設けられた穴より前記吸水層5に移行・吸
収させ、前記水蒸気がトレーパックの蓋体内側に結露
し、または結露水が食品へ滴下するのを防止して、結露
水の滴下により前記食品が本来の味・風味が損なわれる
ことを防止することができるものである。
【0043】また、前記蓋体2を構成する各層の密着性
の不良は、その吸湿性能及びシール性、剥離性能にいた
るまで、前記各性能の低下をもたらす。よって、前記蓋
体2のガスバリア層6そして吸水層5の間には、その密
着性を良好なものとするために、密着補助層を設けるこ
とがある。さらにまた、上記ガスバリア層6上面には、
各製品の製品名及び装飾デザイン等が印刷される加飾プ
リント層等が設けられる場合もあるが、こうして前記ガ
スバリア層6上面に加飾プリント層等が設けられた場合
においても、上述したような効果に影響を与えないのは
勿論である。
【0044】さらに、前記電子レンジ食品用トレーパッ
クの蓋体を構成するピール層4は、その開口率を5%以
上とすることにより、一定量以上の吸湿性を維持し、電
子レンジ加熱時に電子レンジ食品から発生する水蒸気の
トレーパック蓋体内側の結露及び結露水の食品への滴下
を防止することができ、前記結露水の滴下により食品の
本来の味・風味が損なわれることを防止し、また前記開
口率を50%以下とすることにより、ピール層4のシー
ル性能及び剥離性能を良好な状態で確保することができ
る。但し、前記蓋体を構成するピール層の形状を、これ
に対向する容器本体とのシール部分を残した部分に多数
の穴が設けられたものとする場合、その開口率は、上記
限定理由を同様にして下限値5%以上に維持する必要は
あるが、その上限値の50%は、ピール層と容器本体と
のシール性及び剥離性を確実に保持するためのものであ
るので、上述したように容器本体とのシール領域にピー
ル層が完全に残された構成からなるピール層において
は、そのシール性能及び剥離性能は、シール領域に残さ
れたピール層により良好に維持することができるので、
その開口率の上限値を限定する必要はない。
【0045】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1に記載の
電子レンジ食品用トレーパックは、容器本体と前記容器
本体の開口部を覆うイージーピール性を有する蓋体とか
らなる電子レンジ食品用トレーパックであって、前記蓋
体が、イージーピール性を有する部材からなるピール層
と、前記ピール層上面に形成された吸水層と、前記吸水
層上面に形成されたガスバリア層を少なくとも有し、前
記ピール層には多数の穴が設けられてなる構成とするも
のである。よって、前記構成からなる電子レンジ食品用
トレーパック内に電子レンジ食品が充填されて、密閉シ
ールされた製品を、電子レンジ加熱した際、加熱により
前記電子レンジ食品から発生する水蒸気を、前記蓋体の
ピール層に設けられた多数の穴より前記吸水層へ円滑に
移行・吸収させることで、前記水蒸気が蓋体のピール層
に結露し、これがトレーパック内部の食品に滴下して、
トレーパック内の食品の本来の味・風味が損なわれると
いった問題を回避したものである。
【0046】請求項2に記載の電子レンジ食品用トレー
パックは、上記請求項1に記載の電子レンジ食品用トレ
ーパックにおける蓋体を構成するピール層の開口率を5
%〜50%としたもので、前記開口率の下限を5%とす
ることにより、どのような食品においても、電子レンジ
加熱時に食品から発生する水蒸気の蓋体内側の結露及び
結露水の食品への滴下を防止して、結露水の食品への滴
下により食品本来の味・風味が損なわれるのを防ぐとと
もに、また前記ピール層の開口率の上限を50%とする
ことで、容器本体と蓋体とが前記ピール層の介在によ
り、完全にシール密閉され、かつシールされた蓋体を容
易に剥離することができるものである。
【0047】請求項3に記載の電子レンジ食品用トレー
パックは、請求項1に記載の電子レンジ食品用トレーパ
ックの蓋体を構成するピール層に設けられた多数の穴
が、対向する容器本体とのシール部分以外の、容器本体
内部と対向する部分にのみ形成されてなることにより、
前記容器本体と蓋体とのシール性及び剥離性を良好なも
のとし、かつ上記請求項1と同様の効果を奏することが
できるものである。
【0048】請求項4に記載の電子レンジ食品用トレー
パックは、上記請求項3に記載の電子レンジ食品用トレ
ーパックにおける蓋体を構成するピール層の開口率を5
%以上とすることにより、どのような食品においても電
子レンジ加熱時に食品から発生する水蒸気の蓋体内側で
の結露及び結露水の食品への滴下を防止して、前記結露
水の滴下により食品の本来の味・風味が損なわれるのを
防ぐことが可能であり、また、前記ピール層に設けられ
た多数の穴は、容器本体とのシール部分には設けられて
いないので、容器本体と蓋体とがピール層の介在により
完全にシール密閉され、かつシールされた蓋体を容易に
剥離することができるものである。
【0049】請求項5に記載の電子レンジトレーパック
は、容器本体と前記容器本体の開口部を覆うイージーピ
ール性を有する蓋体とからなる電子レンジ食品用トレー
パックであって、前記蓋体がイージーピール性を有する
部材からなるピール層と、前記ピール層上面に設けられ
た吸水層と、前記吸水層上面に形成されたガスバリア性
とを少なくとも有し、ピール層は対向する容器本体との
シール領域のみに形成されてなることを特徴とするもの
である。よって、前記構成からなる電子レンジ食品用ト
レーパック内に電子レンジ食品が充填されて密閉された
製品を電子レンジ加熱した際、加熱により前記電子レン
ジ食品より発生する水蒸気を前記蓋体の吸水層に移行・
吸収されることで、前記水蒸気が蓋体の内側で結露し、
これがトレーパック内部の食品に滴下してトレーパック
内部の食品の本来の味・風味が損なわれるといった問題
を回避したものである。
【0050】請求項6に記載の電子レンジ食品用トレー
パックは、請求項1から請求項5のいずれかに記載の電
子レンジ食品用トレーパックにおける蓋体を構成する吸
水層を、パルプ不織布、レーヨン不織布、超吸水性繊維
等の吸水材から形成することにより、電子レンジ食品へ
の結露水の滴下をより一層効果的に防止することが可能
である。
【0051】請求項7に記載の電子レンジ食品用トレー
パックは、請求項1から請求項5のいずれかに記載の電
子レンジ食品用トレーパックにおける蓋体を構成する吸
水層を、パルプ不織布、レーヨン不織布、超吸水性繊維
等の吸水材に、さらに粉あめ、高分子吸水剤等の吸水補
助材を設けたものであり、前記のような吸水補助材を設
けることによって、前記パルプ不織布、レーヨン不織
布、超吸水性繊維等の吸水材のみで前記吸水層を形成し
た上記請求項6に記載の電子レンジ食品用トレーパック
よりも、電子レンジ加熱時の電子レンジ食品用トレーパ
ック内の結露水の食品への滴下を防止することができ
る。
【0052】従って、上記構成からなる本発明における
電子レンジ食品用トレーパックは、多種多様の電子レン
ジ食品に幅広く適用することが可能で、その電子レンジ
食品用トレーパックの蓋体の内側の結露水の食品への滴
下を防止することによって、味・風味を損なわない食品
の提供が可能である。よってさらに、複雑な調理食品に
おいても、本発明における電子レンジ食品用トレーパッ
クを適用することによって、コンパクトでストックが容
易でかつ運搬に便利な電子レンジ食品として管理すると
ともに、その味・風味を本来の調理品とかわらずに容易
に提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1(a)は、本発明の電子レンジ食品用トレ
ーパックに電子レンジ食品を充填した製品における断面
構造を示す図である。図1(b)は、図1(a)をZ方
向から見た平面図である。
【図2】図2(a)は、蓋体を構成するピール層が、こ
れに対向する容器本体とのシール領域を残して、前記シ
ール領域以外の部分に多数の穴を設けた構成からなるも
のを使用した電子レンジ食品用トレーパックを示す図で
ある。図2(b)は、図2(a)をX方向から見た平面
図である。
【図3】図3(a)は、蓋体を構成するピール層が、こ
れに対向する容器本体とのシール領域にのみ設けられた
構成からなるものを使用した電子レンジ食品用トレーパ
ックを示す図である。図3(b)は、図3(a)をY方
向から見た図である。
【図4】図4は、本実施例における試験例1〜試験例3
で用いた電子レンジ食品用トレーパックに電子レンジ食
品を充填した製品の断面構造を示す図である。
【図5】図5は、蓋体を構成するピール層が容器本体と
のシール領域にのみ設けられた電子レンジ食品用トレー
パックに電子レンジ食品が充填された製品の断面構造を
示す図である。
【図6】図6(a)は、従来の電子レンジ食品用トレー
パックに電子レンジ食品を充填した製品の断面構造を示
す図である。図6(b)は、図6(a)の蓋体の断面を
示す図である。
【符号の説明】
1、10、21、容器本体 2、2’、2”、15、16、22、蓋体 3、20、電子レンジ食品用トレーパック製品 4、4’、12、23 ピール層 4a、12a、穴 4b、シール領域 5、5’、5”、13、吸水層 6、6’、6”、14、24、ガスバリア層 14a、 密着補助層 F、F’F” 電子レンジ食品

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 容器本体と前記容器本体の開口部を覆う
    イージーピール性を有する蓋体とからなる電子レンジ食
    品用トレーパックであって、 前記蓋体は、イージーピール性を有する部材からなるピ
    ール層と、前記ピール層上面に設けられた吸水層と、前
    記吸水層上面に形成されたガスバリア層とを少なくとも
    有し、 前記ピール層には多数の穴が設けられていることを特徴
    とする電子レンジ食品用トレーパック。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の電子レンジ食品用トレ
    ーパックにおける蓋体を構成するピール層の開口率が5
    %〜50%であることを特徴とする電子レンジ食品用ト
    レーパック。
  3. 【請求項3】 請求項1に記載の電子レンジ食品用トレ
    ーパックにおけるピール層に設けられた多数の穴は、対
    向する容器本体とのシール領域以外に形成されてなるこ
    とを特徴とする電子レンジ食品用トレーパック。
  4. 【請求項4】 請求項3に記載の電子レンジ食品用トレ
    ーパックにおける蓋体を構成するピール層の開口率が5
    %以上であることを特徴とする電子レンジ食品用トレー
    パック。
  5. 【請求項5】 容器本体と前記容器本体の開口部を覆う
    イージーピール性を有する蓋体とからなる電子レンジ食
    品用トレーパックであって、 前記蓋体はイージーピール性を有する部材からなるピー
    ル層と、前記ピール層上面に設けられた吸水層と、前記
    吸水層上面に形成されたガスバリア性とを少なくとも有
    し、 前記ピール層は対向する容器本体とのシール領域のみに
    形成されてなることを特徴とする電子レンジトレーパッ
    ク。
  6. 【請求項6】 請求項1から請求項5のいずれかに記載
    の電子レンジ食品用トレーパックの蓋体を構成する吸水
    層が、パルプ不織布、レーヨン不織布、超吸水性繊維等
    の吸水材から構成されることを特徴とする電子レンジ食
    品用トレーパック。
  7. 【請求項7】 請求項1から請求項5のいずれかに記載
    の電子レンジ食品用トレーパックの蓋体を構成する吸水
    層がパルプ不織布、レーヨン不織布、超吸水性繊維等の
    吸水材に粉あめ、高分子吸水材等の吸水補助材を介在さ
    せたことを特徴とする電子レンジ食品用トレーパック。
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