JP2022033506A - 蒸気抜き袋 - Google Patents

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Abstract

【課題】安全に内容物を加熱可能で、開封をスムーズに行え、かつ落下耐性が強い蒸気抜き袋を提供する。【解決手段】第1シート21および第2シート22を含むシート20と、収容空間11が形成されるようにシートをシールするシール部30と、内容物の取り出しのために収容空間を開口する開口部40と、加熱時に内圧の上昇により開口するように設けられた蒸気抜き部50とを備える蒸気抜き袋であって、蒸気抜き部は、シール部から収容空間側に張り出した蒸気抜きシール部51と、蒸気抜きシール部の外側で外部に連通した未シール部53を有し、未シール部には、第1シートおよび第2シートを厚さ方向に貫通する貫通孔52が形成され、シートは、少なくとも、最内層となるシーラント層、シーラント層に隣接するポリエステル層がこの順で積層されて構成される。【選択図】図1

Description

本発明は蒸気抜き袋に関し、特に直線カット性と落下耐性に優れる蒸気抜き袋に関する。
加熱される内容物を収容する蒸気抜き袋が知られている。蒸気抜き袋は、内容物を収容可能な収容空間が形成されるようにシールされたシート、収容空間の圧力の上昇にともない開口するようにシートの一部がシールされた蒸気抜き部、および、内容物を収容空間に充填できるように設けられた開口部を含む。蒸気抜き袋の収容空間に内容物が収容された状態では、開口部がシールされることによって収容空間が閉じられる。内容物を収容した蒸気抜き袋が電子レンジ等の加熱手段によって加熱された場合、内容物から水蒸気が発生し、収容空間の圧力が上昇し、シートの各部分に応力が生じる。収容空間の圧力がある程度の圧力まで上昇した場合、蒸気抜き部を構成するシールが剥離し、収容空間と外部の空間とを連通する通路が蒸気抜き部に形成される。このため、収容空間の水蒸気が蒸気抜き部に形成された通路を通過して蒸気抜き袋の外部に排出され、収容空間の圧力の上昇が抑えられることで、袋が破裂するのを防止する。
例えば特許文献1には、内容物を加熱した際に生じる蒸気を逃がすための構造を有するパウチが記載されている。具体的には、パウチにおける側部シール部(サイドシール部)が収容空間側に張り出した張出部分を有する。張出部分の内側は未シール領域である。内容物が加熱され蒸気が発生すると、張出部分のシールが剥離される。これにより、内容物を収容している空間と未シール領域とが繋がり、未シール領域を蒸気抜き口として蒸気が未シール領域から排出される。
特開2019-14539号公報
コンビニエンスストアなどにおいて蒸気抜き袋を加熱する場合、たとえば、業務用の電子レンジを用いて高出力(たとえば1000W以上)のマイクロ波で蒸気抜き袋が加熱される場合がある。このように蒸気抜き袋が高出力下で加熱されると、内容物が急激に加熱されることから、収容空間の内圧の上昇スピードが速くなる。そのため、特許文献1に記載されているように、蒸気を抜くための張出部分が設けられていても、内圧の急激な上昇に伴って蒸気抜き袋も急激に膨張することから、未シール領域が閉塞するおそれがある。未シール領域が閉塞すると、蒸気を排出できないため、蒸気抜き袋が破裂したり、蒸気抜きのためのシール部以外のシールが剥離され、内容物が蒸気抜き袋から飛び出したりするおそれがある。
また、蒸気抜き袋が破裂せずに通蒸が行われた場合でも、袋は大きく膨らんだ状態のままとなることから、開封のために蒸気抜き袋をカットするときにカットしにくく、またカットが直線的に綺麗に進行せず、内容物をこぼしたり、周辺を汚したりしてしまうおそれがある。
一方で、通蒸が起こりやすく、また開封しやすい構成の蒸気抜き袋とすると、落下時の衝撃により周縁のシール部の剥離が起こりやすくなり、内容物が漏出してしまう恐れがある。
そこで、本発明は、業務用などの高出力(たとえば1000W以上)の電子レンジで加熱される利用状況下においても、安全に内容物を加熱可能で、開封をスムーズに行え、かつ落下耐性が強い蒸気抜き袋を提供することを目的とする。
本発明に係る蒸気抜き袋は、対向する第1シートおよび第2シートを含むシートと、内容物を収容可能な収容空間が前記第1シートと前記第2シートとの間に形成されるように前記シートをシールするシール部と、内容物の取り出しのために前記収容空間を開口する開口部と、加熱時の前記収容空間の内圧の上昇によって開口するように前記シートに設けられた蒸気抜き部とを備える蒸気抜き袋であって、
前記蒸気抜き部は、前記シール部から前記収容空間側に張り出した蒸気抜きシール部と、前記蒸気抜きシール部の外側に形成され外部に連通した未シール部を有し、
前記未シール部に、前記第1シートおよび前記第2シートを厚さ方向に貫通する貫通孔が形成され、
前記シートは、少なくとも、最内層となるシーラント層、前記シーラント層に隣接するポリエステル層がこの順で積層されて構成されることを特徴とする蒸気抜き袋である。
内容物が収容空間に収容され、密封された状態の蒸気抜き袋が電子レンジ等で加熱された場合、収容空間の内圧の上昇にともない蒸気抜きシール部が剥離して収容空間と外部の空間とを連通する通路が蒸気抜き部に形成される。このため、収容空間の水蒸気が蒸気抜き部に形成された通路を通過して蒸気抜き袋の外部に排出され、収容空間の内圧の上昇が抑えられる。このとき貫通孔が設けられていることで、電子レンジが業務用など高出力(たとえば1000W以上)のものであっても蒸気抜き部が閉塞しやすくても、貫通孔の部分から水蒸気がスムーズに排出される。また、ポリエステル層が、内容物を収納空間から取り出すために開口部でシートをカットする際に、袋が膨らんだ状態であっても容易に直線的にカットすることができる切り裂き性を付与する。このため、開口部から内容物を零したりすることなく容易に取り出すことができる。
上記蒸気抜き袋において、前記ポリエステル層は易カット性または直線カット性を有していると好ましい。袋の直線的なカットがより容易に行える。
上記蒸気抜き袋において、前記シートは、前記ポリエステル層にさらにポリアミド層、印刷基材層がこの順で積層されて構成されると好ましい。ポリアミド層が、落下耐性を付与する。これにより落下時の衝撃で破袋して内容物が漏出してしまう恐れがない。
上記蒸気抜き袋において、前記ポリアミド層が直線カット性を有していると好ましい。袋の直線的なカットがさらに容易に行える。
本発明に関する蒸気抜き袋によれば、高出力の電子レンジでの加熱調理後でも直線カット性が良く、落下耐性に優れる蒸気抜き袋が得られる。
実施形態の蒸気抜き袋の正面図。 シートの層構造を示す断面図。 シートの層構造の別例を示す断面図。 図1のX-X´の部分での断面図。 開口部が閉じられる前の蒸気抜き袋の正面図。 開封された状態の蒸気抜き袋の正面図。
図1は、加熱に適した内容物Cの収容、および、内容物Cから発生した蒸気の排出が可能な蒸気抜き袋10の一例を示している。内容物Cは加熱されることによって、水蒸気を発生する被加熱物である。内容物Cの一例は食品である。食品の一例はシチューおよびスープ等のように流動性を有する食品である。蒸気抜き袋10は内容物Cの品質を保ちながら長期間保存できるように構成されている。蒸気抜き袋10は種々の形状を取り得る。蒸気抜き袋10が取り得る形状の例は、スタンディングタイプ、平袋タイプ、ガゼットタイプ、および、ピラータイプである。図1に例示される蒸気抜き袋10の形状はスタンディングタイプである。以下では、蒸気抜き袋10の正面視における蒸気抜き袋10の左右方向を標準幅方向と称し、標準幅方向と直交する方向を標準高さ方向と称する。
蒸気抜き袋10はシート20、シール部30、開口部40、および蒸気抜き部50を含む。図1等の網掛けはシール部30を表している。シート20は第1シート21、第2シート22、および、底シート23を含む。第1シート21および第2シート22は内容物Cを収容する収容空間11が各シート21、22の間に形成されるように対向している。底シート23は第1シート21の底部21Aと第2シート22の底部22Aとの間を閉じるように各シート21、22の底部21A、22Aに配置されている。シート20の形状は任意に選択できる。第1例では、1枚のシートが折り曲げられることによって、対向する各シート21、22、および、各シート21、22の底部21A、22Aに配置された底シート23が形成される。第2例では、各シート21~23は個別に形成された3枚のシートである。
シート20は複数の層が積層された層構造を備えている。第1例では、各シート21~23は同じ層構造を備える。第2例では、第1シート21と第2シート22とが同じ層構造を備え、底シート23が各シート21、22と異なる層構造を備える。第3例では、各シート21~23がそれぞれ異なる層構造を備える。図1等では第1例の層構造を備える蒸気抜き袋10を示している。
図2はシート20の層構造の一例を示す断面図である。シート20は印刷基材層20A、ポリアミド層20C、ポリエステル層20D、シーラント層20Eを含む。ポリエステル層20Dはシーラント層20Eに隣接して設けられる。またこれ以外の層を設けても良く、必要に応じ、接着剤層を適宜設けても良い。シート20の製造方法の一例はドライラミネートである。
印刷基材層20Aは主にガス遮断性、印刷適性、および、耐熱性に優れる。印刷基材層20Aは例えば透明蒸着フィルムである。印刷基材層20Aを構成する材料の一例は無機薄膜が蒸着されて透明バリア層20Bが形成されたポリエチレンテレフタレート(以下では、「透明蒸着PET」という)である。
ポリアミド層層20Cは主に耐熱性、防湿性および落下耐性に優れる。ポリアミド層20Cを構成する材料の一例はナイロンである。より好ましい例では、ポリアミド層20Cを構成する材料は樹脂の流れ方向の引き裂き性に優れたナイロン(以下では、「易カット性NY」という)である。以下では、各シート21、22を構成する材料の樹脂の流れ方向をMD(Machine Direction)方向と称し、MD方向と直交する方向をTD(Transverse Direction)方向と称する。各シート21、22のMD方向は標準幅方向に沿う方向である。各シート21、22のTD方向は標準高さ方向に沿う方向である。
ポリエステル層20Dは主にガス遮断性、耐熱性、カット性に優れる。ポリエステル層20Dを構成する材料の一例はポリエチレンテレフタレート(PET)である。あるいは透明蒸着PETである。より好ましい例では、ポリエステル層20Dを構成する材料は樹脂の流れ方向のカット性に優れたポリエチレンテレフタレート(以下では、「易カット性PET」という)である。ガス遮断性は印刷基材層20A、ポリエステル層20Dのうち少なくともどちらか一方が有していればよい。
シーラント層20Eは耐熱性、ヒートシール性、および、耐衝撃性に優れる。シーラント層20Eを構成する材料の一例はMD方向のカット性に優れた無延伸ポリプロピレン(以下では、「易カット性CPP」という)である。MD方向のカット性に優れるとは、例えば、JIS規格のK7128-1に規定されるトラウザー引裂法に準拠する引裂き力が1.2N以下の場合をいう。トラウザー引裂法では、TD方向の長さが50mm、MD方向の長さが150mmの長方形の試験片の中央に75mmの切り込みを入れ、23℃の恒温室内において、速度200mm/分でMD方向への引裂き力を測定した。易カット性CPPは例えば、100重量部のプロピレン・エチレンブロック共重合体に対して、低結晶性エチレン系エラストマーを3~10重量部の割合で含む。低結晶性エチレン系エラストマーは例えば、密度が0.865~0.890g/cmの範囲に含まれ、かつ、JIS規格のK7122に規定される融解時の吸熱量が5~30J/gの範囲に含まれる。
接着剤層を設ける場合、接着剤層を構成する材料の一例はポリエステル系接着剤である。
図3は各シート20の層構造の別例を示す断面図である。図3に示すシート20では印刷基材層20Aに透明バリア層20Bが形成されていない例である。
図1に示されるシール部30は、各シート21~23が分離しないように各シート21~23を接合している。一例では、シール部30は第1シート21のシーラント層20E、第2シート22のシーラント層20E、および、底シート23のシーラント層20Eを接合している。シール部30を形成する方法の一例はヒートシールである。正面視における蒸気抜き袋10の外郭形状は任意に選択できる。図1に示される例では、蒸気抜き袋10の外郭形状は長方形である。シート20はシール部30に囲まれた部分(以下では、「内方部24」という)とシール部30とに区分できる。収容空間11は第1シート21の内方部24と第2シート22の内方部24と底シート23の内方部24とに囲まれた空間であり、蒸気抜き袋10の外部と連通しないようにシール部30によって閉じられている。
シール部30は開口部40を閉鎖する閉鎖シール部31(以下では、「第1シール部31」という)を含む。一例では、シール部30は第2シール部32、第3シール部33、および、第4シール部34をさらに含む。第1シール部31は標準高さ方向において内方部24の上側に設けられている。第2シール部32は標準高さ方向において内方部24の下側に設けられている。第3シール部33は標準幅方向において内方部24の左側または右側に設けられている。第4シール部34は標準幅方向において内方部24の右側または左側に設けられている。
第1シール部31における内方部24側の縁である内縁31A、第2シール部32における内方部24側の縁である内縁32A、第3シール部33における内方部24側の縁である内縁33A、および第4シール部34における内方部24側の縁である内縁34Aは、内方部24の外郭を規定している。第1シール部31における内縁31Aとは反対側の縁である外縁31B、第2シール部32における内縁32Aとは反対側の縁である外縁32B、第3シール部33における内縁33Aとは反対側の縁である外縁33B、および、第4シール部34における内縁34Aとは反対側の縁である外縁34Bは、蒸気抜き袋10の外郭を規定している。
各シール部31~34の幅は任意に選択できる。各シール部31~34の幅は各シール部31~34の中心線の法線における内縁31A~34Aと外縁31B~34Bとの間の長さである。各シール部31~34の中心線は内縁31A~34Aと外縁31B~34Bとの間を通過する仮想の線分である。各シール部31~34の幅が部位毎に異なる場合、例えば最大の幅、または、各シール部31~34のそれぞれにおける複数の部位の幅の平均がそのシール部の幅を代表する。
蒸気抜き袋10の幅および高さは、例えば、収容される内容物Cの量、および、持ち運びやすさとの関係から決められることが好ましい。蒸気抜き袋10の幅は標準高さ方向に直交する線分における第3シール部33の外縁33Bと第4シール部34の外縁34Bとの間の長さである。蒸気抜き袋10の幅が部位毎に異なる場合、例えば最大の幅、または、複数の部位の幅の平均が蒸気抜き袋10の幅を代表する。蒸気抜き袋10の高さは標準幅方向に直交する線分における第1シール部31の外縁31Bと第2シール部32の外縁32Bとの間の長さである。蒸気抜き袋10の高さが部位毎に異なる場合、例えば最大の高さ、または、複数の部位の高さの平均が蒸気抜き袋10の高さを代表する。
開口部40は内容物Cを収容空間11に充填できるように第1シート21の上部21Bと第2シート22の上部22Bとの間に形成されている。図1に示される蒸気抜き袋10では、内容物Cが収納され、開口部40が第1シール部31によって閉鎖されている。
第4シール部34には、蒸気抜き部50が形成されている。蒸気抜き部50は、蒸気抜き袋10を加熱した際に生じる蒸気を外部に逃がすために設けられた部分である。蒸気抜き部50は第3シール部33に設けられても良い。蒸気抜き部50は、収容空間11のうち内容物Cで満たされる領域より開口部40寄りに設けられている。蒸気抜き部50は、収容空間11側に張り出している蒸気抜きシール部51を有している。蒸気抜きシール部51は、蒸気抜きシール部51の形状に第1シート21、第2シート22をヒートシールすることによって形成されている。本実施形態において、蒸気抜きシール部51から蒸気が抜けやすいように、蒸気抜きシール部51のシール強度は、各シール部31~34のシール強度より小さい。
蒸気抜きシール部51の外側に、第1シート21と第2シート22がシールされていない未シール部53が形成され、未シール部53は袋の外部と連通している。未シール部53には第1シート21と第2シート22を貫通する貫通孔52が設けられている。貫通孔52は、たとえば切り込み部、切り抜き部、切れ目部等である。一実施形態において、貫通孔52の平面視形状は、たとえば、蒸気抜き袋10の内側(たとえば、収容空間11の中心側)に湾曲した弧状(たとえば、円弧、三日月状等)である。貫通孔52の弧状に沿った長さは、例えば7.5mm以上とすると好ましい。
貫通孔52は、たとえば、貫通孔52の形状を有する刃で第1シート21および第2シート22に切り込み(または切れ目)を入れたり、切り抜いたりすることによって形成され得る。貫通孔52が設けられていることにより以下の様な効果が得られる。高出力(たとえば1000W以上の出力)の電子レンジで蒸気抜き袋10を加熱する場合、蒸気が急激に生じて収容空間11の内圧が急激に上昇し、蒸気抜きシール部51の剥離が一気に進む。この結果、未シール部53(特に、未シール部53の外縁34B側)が塞がることがある。未シール部53が塞がると蒸気が抜けずに蒸気抜き袋10が破裂するおそれや、他のシール部の剥離が生じる恐れが生じ、内容物Cが蒸気抜き袋10から飛び出すおそれ等が生じる。未シール部53に貫通孔52を有する場合、高出力で加熱された蒸気抜き袋10の内圧が急激に高くなっても、貫通孔52が蒸気を抜くための蒸気抜き口として機能するため、上記の様な不具合を解消できる。
本実施形態において、第3シール部33および第4シール部34には、図1に示したように、少なくとも一つの一対のノッチが形成されていてもよい。少なくとも一つ一対のノッチは、内容物Cを加熱した後、蒸気抜き袋10を開封するための切欠きである。図1では、蒸気抜き袋10が2組の一対のノッチ41、42を有する例を示している。図1を参照して2組の一対のノッチ41、42を説明する。
一対のノッチ41は、第1シール部31寄りに形成されている。図1に示した例では、一対のノッチ41の一方が第3シール部33に位置するように、他方が第4シール部34に位置するように形成されている。一対のノッチ41は、加熱された内容物Cを蒸気抜き袋10から、たとえば別の容器(たとえば皿など)に取り出すために、エンドユーザーが蒸気抜き袋10を開けるための切欠きである。一対のノッチ41は、一対のノッチ41の一方から他方に向けて蒸気抜き袋10をカットした際に、第1シール部31側が切り取られて蒸気抜き袋10が開放されるように形成されていればよい。
次に、一対のノッチ42は、蒸気抜き袋10の収容空間11のうち内容物Cが収容される領域と、一対のノッチ41との間に形成されている。図1に示した例では、一対のノッチ42の一方が第3シール部33に位置するように、他方が第4シール部34に位置するように、また、蒸気抜き部50よりも第2シール部32寄りに位置するように形成されている。一対のノッチ42は、たとえば、一対のノッチ42の一方から他方に向けて蒸気抜き袋10をカットした際に、蒸気抜き袋10における一対のノッチ42より第2シール部32側を内容物Cの容器としてエンドユーザーが使用可能に設けられたノッチである。
図1に示した例のように、一対のノッチ42のうち第3シール部33側に位置するノッチ42に対して標準高さ方向における両側には隆起部(あるいタブ)が設けられてもよい。これにより、一対のノッチ42のうち第3シール部33側のノッチ42から他方のノッチ42に向けて蒸気抜き袋10をカットし易い。このような隆起部は、第4シール部34側に設けられても良く、両方に設けられても良い。またこのような隆起部は、たとえば、一対のノッチ41に対して設けられていてもよい。
図4は、図1のX-X´の部分で切断したときの断面図である。図4(a)は加熱手段で加熱前の状態である。図4(b)は蒸気抜き袋10が内容物Cを加熱するために加熱手段によって加熱されたときの状態である。加熱手段の一例は電子レンジである。蒸気抜き袋10が加熱されることにともない内容物Cから水蒸気が発生する。密封後の蒸気抜き袋10では、収容空間11がシール部30によって閉じられているため、水蒸気の発生にともない収容空間11の内圧が上昇する。蒸気抜き部50は収容空間11の圧力の上昇にともない開口し、収容空間11の水蒸気を蒸気抜き袋10の外部に排出できるように構成されている。好ましい例では、蒸気抜き部50は収容空間11の圧力が所定の圧力範囲内の圧力まで上昇した場合に開口するように構成される。蒸気抜き部50は種々の形態を取り得る。第1例では、蒸気抜き部50はシール部30の一部を構成する。第1例の具体例では、蒸気抜き部50は第3シール部33および第4シール部34の少なくとも一方に設けられる。第2例では、蒸気抜き部50はシール部30とは独立し、各シート21、22の内方部24に設けられる。第2例の具体例では、各シート21、22の内方部24に各シート21、22を貫通する孔(図示略)が形成される。収容空間11と孔とが連通しないように孔の周囲をシールする蒸気抜き部50が各シート21、22の内方部24に形成される。
図1および図4では、蒸気抜き部50が第4シール部34だけに設けられた第1例を示している。蒸気抜き部50の形状は、蒸気抜きシール部51が収納空間11に張り出した形状であり、収容空間11の圧力が所定の圧力範囲内の圧力まで上昇した場合、蒸気抜き部50が開口する。具体的には、収容空間11の内圧の上昇にともない蒸気抜き部50の蒸気抜きシール部51において接合されている第1シート21と第2シート22とが剥離し、図4(b)に示されるように収容空間11から未シール部53を通って蒸気抜き袋10の外部とを連通する蒸気抜き通路54が蒸気抜き部50に形成される。蒸気抜き部50が剥離する範囲は収容空間11の圧力の大きさに応じて異なる。収容空間11の圧力が高い場合、蒸気抜きシール部51の根元の部分まで剥離が進行することもある。蒸気抜き通路54の通路面積は蒸気抜きシール部51の剥離が進行するにつれて広くなる。蒸気抜き部50が開口した場合、収容空間11の水蒸気55が蒸気抜き通路54を通過して蒸気抜き袋10の外部に排出される。水蒸気55が排出されることによって、収容空間11の圧力の上昇が抑えられ、蒸気抜き袋10の破裂が回避される。
なお、加熱手段が業務用など高出力(たとえば1000W以上の出力)の電子レンジである場合、蒸気抜き袋10が急激に膨らんで、蒸気抜き部50の未シール部53(特に、未シール部53の外縁34B側)が閉塞してしまうことがあるが、その場合でも貫通孔52から蒸気抜きが行われて圧力の上昇が抑えられるため、蒸気抜き袋10の破裂が回避される。
図5は開口部40が閉じられる前の蒸気抜き袋10である。この状態の蒸気抜き袋10の開口部40から収容空間11に内容物Cが投入される。内容物Cが投入された後に第1シール部31の形成が予定されたシール予定部70にヒートシールが施されることによって、第1シール部31が形成され、図1に示される閉鎖後の蒸気抜き袋10が得られる。
図6は、内容物Cが充填された蒸気抜き袋10を一対のノッチ42からカットした状態を示している。一対のノッチ42でカットすることで、内容物Cを取り出すための取出口80が形成される。ユーザは一対のノッチ42よりも第2シール部32側の部分を器として利用し、内容物Cを食すことができる。
本実施形態の蒸気抜き袋10によれば、次のような作用および効果が得られる。内容物Cが収容空間11に収容され、閉鎖された蒸気抜き袋10が加熱された場合、収容空間11の圧力の上昇にともない収容空間11と外部の空間とを連通する蒸気抜き通路54が蒸気抜き部50に形成される。このため、収容空間11の水蒸気が蒸気抜き通路54を通過して蒸気抜き袋10の外部に排出され、収容空間11の圧力の上昇が抑えられる。
また、シート20のシーラント層20Eに隣接するポリエステル層20Dが直線カット性に優れた材料によって構成されるため、シート20をカットする力がシート20に加えられた場合、シート20のうちの第3シール部33、第4シール部34を含む部分を容易にかっとすることができる。このため、シート20が、ノッチ41の部位でカットされたとき、およびノッチ42の部位でカットされたときに、カットされた部分に形成される取出口80などから内容物Cを容易に取り出すことができる。このときポリエステル層20DをMD方向に直線カット性を有するものとするとさらに引き裂きが容易にできる。
また、シート20にポリアミド層20Cが積層されることで、落下時等に蒸気抜き袋10に衝撃が加わっても、破袋してしまうことがない。またこのときポリアミド層20CをMD方向に直線カット性を有するものとするとカット性を向上させることができる。
以下に示す各実施例および各比較例のシートを貼り合わせ、図5に例示したものと同等の形状の蒸気抜き袋のサンプルを作成し、内容物の代替物として170gの水を入れて第1シール部をシールして密封し、評価用の試料とした。
(1) 開封試験
・各試料を出力1600Wの電子レンジで60秒間加熱した後、第3シール部のノッチ42の部位からカットし、開封を行った。
・第4シール部のノッチ42まで直線状にカットできたものを〇、できなかったものを×と評価した。
(2)落下試験
・作製した試料20個を直方体形状の段ボール箱に詰め、高さ120cmからコンクリート床に落下させた。
・落下は直方体の角部1か所、稜部3辺、面部6面のそれぞれから落下する様に試験を行った。
・収納した試料に破袋が無ければ〇、1個でも破袋があれば×と評価した。
<実施例1>
・シートの構成(数字は厚さを表す)
印刷基材層:透明蒸着PET(12μm)
ポリアミド層:易カット性NY(ミシン目加工)(15μm)
ポリエステル層:易カット性PET(12μm)
シーラント層:耐熱易カット性CPP(60μm)
・評価結果を表1に示す。
<実施例2>
・シートの構成
印刷基材層:透明蒸着PET(12μm)
ポリアミド層:易カット性NY(15μm)
ポリエステル層:易カット性PET(12μm)
シーラント層:耐熱易カット性CPP(60μm)
・評価結果を表1に示す。
<実施例3>
・シートの構成
印刷基材層:透明蒸着PET(12μm)
ポリアミド層:ナイロン(15μm)
ポリエステル層:易カット性PET(12μm)
シーラント層:耐熱易カット性CPP(60μm)
・評価結果を表1に示す。
<実施例4>
・シートの構成
印刷基材層:PET(12μm)
ポリアミド層:ナイロン(15μm)
ポリエステル層:PET(12μm)
シーラント層:耐熱CPP(60μm)
・評価結果を表1に示す。
<実施例5>
・シートの構成
印刷基材層:PET(12μm)
ポリエステル層:透明蒸着PET(12μm)
シーラント層:耐熱CPP(60μm)
・評価結果を表1に示す。
<比較例1>
・シートの構成
印刷基材層:透明蒸着PET(12μm)
ポリアミド層:易カット性NY(ミシン目加工)(15μm)
ポリエステル層:なし
シーラント層:耐熱易カット性CPP(60μm)
・評価結果を表1に示す。
<比較例2>
・シートの構成
印刷基材層:透明蒸着PET(12μm)
ポリアミド層:なし
ポリエステル層:易カット性PET(12μm)
シーラント層:耐熱易カット性CPP(60μm)
・評価結果を表1に示す。
Figure 2022033506000002
・各試料についての追加説明
・実施例4のシーラント層を構成する材料はMD方向の引き裂き性に優れない無延伸ポリプロピレンである。MD方向の引き裂き性に優れないとは、例えば、JIS規格のK7128-1に規定されるトラウザー引裂法に準拠する引き裂き力が1.2N超の場合をいう。
・実施例3、4の試料におけるポリアミド層を構成する材料はMD方向のカット性に優れていないナイロンである。
・実施例1、比較例1のポリアミド層のミシン目加工は、フィルムの流れ方向に対し連続的に加工したものである。
各実施例の試料によれば、各シート21、22が標準幅方向に沿って直線的にカットされることによって、ずれ間隔が規定値未満となり、各シート21、22が綺麗にカットされて開口部40および取り出し口80が適切に形成可能であることが確認された。一方比較例においては、カットがうまくできず(比較例1)、また落下耐性が無かった(比較例2)。
(変形例)
なお、上記実施形態は本発明に関する蒸気抜き袋が取り得る形態の例示であり、その形態を制限することを意図していない。本発明に関する蒸気抜き袋は実施形態に例示された形態とは異なる形態を取り得る。その一例は、実施形態の構成の一部を置換、変更、もしくは、省略した形態、または、実施形態に新たな構成を付加した形態である。
10・・・蒸気抜き袋
11・・・収容空間
20・・・シート
20A・・・印刷基材層
20B・・・透明バリア層
20C・・・ポリアミド層
20D・・・ポリエステル層
20E・・・シーラント層
21・・・第1シート
22・・・第2シート
23・・・底シート
30・・・シール部
31・・・第1シール部
40・・・開口部
50・・・蒸気抜き部
51・・・蒸気抜きシール部
52・・・貫通孔
53・・・未シール部
54・・・蒸気抜き通路
C・・・・内容物

Claims (4)

  1. 対向する第1シートおよび第2シートを含むシートと、内容物を収容可能な収容空間が前記第1シートと前記第2シートとの間に形成されるように前記シートをシールするシール部と、内容物の取り出しのために前記収容空間を開口する開口部と、加熱時の前記収容空間の内圧の上昇によって開口するように前記シートに設けられた蒸気抜き部とを備える蒸気抜き袋であって、
    前記蒸気抜き部は、前記シール部から前記収容空間側に張り出した蒸気抜きシール部と、前記蒸気抜きシール部の外側に形成され外部に連通した未シール部を有し、
    前記未シール部に、前記第1シートおよび前記第2シートを厚さ方向に貫通する貫通孔が形成され、
    前記シートは、少なくとも、最内層となるシーラント層、前記シーラント層に隣接するポリエステル層がこの順で積層されて構成されることを特徴とする蒸気抜き袋。
  2. 前記ポリエステル層が易カット性または直線カット性を有していることを特徴とする請求項1に記載の蒸気抜き袋。
  3. 前記シートは、前記ポリエステル層にさらにポリアミド層、印刷基材層がこの順で積層されて構成されることを特徴とする請求項1または2に記載の蒸気抜き袋。
  4. 前記ポリアミド層が直線カット性を有していることを特徴とする請求項3に記載の蒸気抜き袋。
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