JPH0615648U - 使い捨てフェイスマスク - Google Patents
使い捨てフェイスマスクInfo
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- JPH0615648U JPH0615648U JP4389492U JP4389492U JPH0615648U JP H0615648 U JPH0615648 U JP H0615648U JP 4389492 U JP4389492 U JP 4389492U JP 4389492 U JP4389492 U JP 4389492U JP H0615648 U JPH0615648 U JP H0615648U
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 フェイスマスクの通気性、透湿性を良くす
る。 【構成】 マスク本体1の上端の顔面側に所定の通気度
・透湿度を有する緩衝材3を接合した使い捨てフェイス
マスク。
る。 【構成】 マスク本体1の上端の顔面側に所定の通気度
・透湿度を有する緩衝材3を接合した使い捨てフェイス
マスク。
Description
【0001】
この考案は、使い捨てフェイスマスクに関し、更に詳しくは、医療用、農薬散 布用等に使用される使い捨てフェイスマスクに関する。
【0002】
従来、使い捨てフェイスマスク本体の上端には、発泡プラスチックテープが貼 り付けられ、またマスク本体の上端には顔面に該上端を圧接保持させるための金 属薄板(いわゆるノウズピース)が設けられていた。発泡プラスチックは、鼻、 口からの排気がマスク本体から上方へ出ていきメガネ着用者のメガネレンズを曇 らせることを防止し、前記金属薄板使用による顔面圧接の不快や、痛みを避ける ために用いられてきた。
【0003】
しかしながら、前記従来技術においては、発泡プラスチックには、通気性、透 湿性が殆どないため、鼻、口からの排気がマスク本体と顔面との空間に溜まって しまい、顔面が湿ったり、濡れたりして、化粧剥げ、皮膚カブレが生じる場合が あった。
【0004】 この考案の課題は、前記発泡プラスチックテープが有する欠点を有効に解決す ることにある。
【0005】
この考案は、マスク本体と、該本体の側部に配置された装着用紐とからなる使 い捨てフェイスマスクを前提とし、次の点を特徴とする。
【0006】 即ち、マスク本体の上端の少なくとも顔面側に、厚さ1〜10mm、通気度5 0〜400cc/cm2sec、透湿度50〜300g/m2hr及び見掛け密度 0.01〜0.1g/cm3の緩衝材が設けられている点。
【0007】 また別の態様として、前記マスク本体の上端に顔面圧接用金属薄板が設けられ ている点。
【0008】 更に、この考案に係る使い捨てフェイスマスクの詳細を添付の図に基づいて説 明すると、以下のとおりである。
【0009】 図1は、本考案のフェイスマスクの好ましい実施例を示す内面(顔面側)の斜 視図である。マスクは、マスク本体1と、装着紐2と、緩衝材3と、顔面圧接用 金属薄板4とからなる。マスク本体1は、外側材5と、フィルター材6と、内側 材7と、両側縁材8a及び上下端材8bとからなる(図4参照)。外側材5、両 側縁材8a及び上下端材8bは撥水加工処理を施したポリエステルスパンボンド 不織布、フィルター材6は、ポリプロピレン不織布、内側材7は、レイヨン不織 布をそれぞれ所定大に裁断したものであり、装着紐2にはナイロンゴムを用いて ある。
【0010】 図1のX−X線に沿う断面図として示す図4に示すようにマスク本体1は、外 側材5、フィルター材6及び内側材7を積層し、この積層材をジグザグ状に折り 重ねて襞(プリーツ)を形成した状態で、この積層材の両側部及び上下端部を両 側縁材8a及び上下端材8bでそれぞれ挟持固定することで構成してあり、従っ て、マスク本体1の上下両端を摘持して上下へ引っ張ると、両端部間の部分が拡 開し、全体として椀型に変形するようになっている。
【0011】 緩衝材3は、マスク本体1の上端の顔面側(内面)に取り付けられ、再生繊維 、合成繊維の単独又は混合により構成され、厚さ1〜10mmであり、好ましく は1.5〜5.0mmであり、JIS−L1096.6.27A法において通気 度50〜400cc/cm2sec、好ましくは50〜350cc/cm2sec であり、JIS−Z−0208において透湿度50〜300g/m2hr、好ま しくは100〜200g/m2hrであり、見掛け密度0.01〜0.1g/c m3を有している。
【0012】 再生繊維としてはレイヨン繊維等が用いられ、合成繊維としてはポリエステル /ポリエチレン複合繊維、高融点ポリエステル/低融点ポリエステル複合繊維、 ポリエステル等が用いられる。
【0013】 緩衝材3の厚さが1〜10mmであるのは、1mm未満では緩衝材3の顔面に 対する圧接効果が低くなり、緩衝材を介してのマスク本体1のメガネ使用者のメ ガネ内外における通気性が低下して鼻、口から湿り排気がマスク本体1の内部に 滞留し易くなり、また10mm以上厚くする必要がないからである。緩衝材3の 通気度がJIS−L1096.6.27A法において通気度50〜400cc/ cm2secであるのは、50cc/cm2sec未満では、口、鼻からの湿り排 気がマスク本体1と顔面との間で滞留し、400cc/cm2sec超では通気 度が高くなりすぎてメガネ曇り防止効果が低下するからである。緩衝材3の透湿 度がJIS−Z−0208において50〜300g/m2hrであるのは、50 g/m2hr未満では、口、鼻からの湿り排気がマスク本体と顔面との間で滞留 し、400g/m2hr超では透湿度が高くなりすぎて、メガネ曇り防止効果が 低下するからである。
【0014】 顔面圧接用金属薄板4は、アルミニウム等の可撓性金属片であり、マスク本体 1の上端内に介在させて取り付けてある。
【0015】 図2は、他の実施例であり、緩衝材3は、顔面側からその反対側の外側まで延 在している。
【0016】 図3は、更に他の実施例であり、緩衝材3は内側材7及び両側縁材8aで被覆 されている。なお、前記実施例では、顔面圧接用金属薄板4は、マスク本体1の 上端に接合して設けてあるが、図4に示すように、緩衝材3よりも下方に設けて もよいし、また場合によっては全く設けなくてもよい。
【0017】
この使い捨てフェイスマスク着用時には緩衝材が、顔面へ圧接し、口、鼻から 排出されマスク本体と顔面との空間にある湿った排気の適量をマスク本体からそ の外へ放出するとともに、マスク本体内へ新鮮な外気を導入して、マスク本体内 の湿度を適度に調整する。従って、着用者の化粧剥げ、皮膚カブレやメガネ曇り を防止することができる。
【0018】
実施例−1 ポリエステル/ポリエチレンの芯鞘型複合繊維80%(ユニチカ製 6080 2d、51mm)、高融点ポリエステル/低融点ポリエステルのサイドバイサ イド型複合繊維20%(ユニチカ製 C81 4d 81mm)の混綿から乾式 不織布60g/m2を得、これを8mm×150mmにスリットして緩衝材を得 た。この緩衝材を、外側材として撥水加工処理を施こしたポリエステルスパンボ ンド不織布、フィルター材としてポリプロピレン不織布、内側材としてレイヨン 不織布よりなる150mm×75mmの大きさのマスク本体の上端に接合した。 装着紐2としてナイロンゴムを用いた。この緩衝材の厚さ、見掛け密度、通気度 、透湿度及びモニターテストによる顔面濡れ性、緩衝材の濡れ性を下記表に示す 。
【0019】 実施例−2 ポリエステル50%(3d、51mm)、ポリエステル50%(2d、51m m)のウェブからニードルパンチ方式によって形成した300g/m2の不織布 を8mm×150mmにスリットして緩衝材を得た。これを、実施例−1と同様 なマスク本体に貼り付けた。この緩衝材の厚さ、見掛け密度、通気度、透湿度及 びモニターテストによる顔面濡れ性、緩衝材の濡れ性を下記表に示す。
【0020】 実施例−3 ポリエステル35%、レイヨン65%の混綿ウェブからニードルパンチ方式に よって形成した260g/m2の不織布を8mm×150mmにスリットして緩 衝材を得た。これを、実施例−1と同様なマスク本体に貼り付けた。この緩衝材 の厚さ、見掛け密度、通気度、透湿度及びモニターテストによる顔面濡れ性、緩 衝材の濡れ性を下記表に示す。
【0021】 比較例 オレフィン系のプラスチックフォーム(東レ製 ペフ)を8mm×150mm にスリットして緩衝材を得、実施例−1と同様なマスク本体に貼り付けた。この 緩衝材の厚さ、見掛け密度、通気度、透湿度及びモニターテストによる顔面濡れ 性、緩衝材の濡れ性を下記表に示す。
【図1】この考案のフェイスマスクの実施例を示す顔面
側(内面)の斜視図。
側(内面)の斜視図。
【図2】この考案のフェイスマスクの他の実施例を示す
顔面側の斜視図。
顔面側の斜視図。
【図3】この考案のフェイスマスクの更に他の実施例を
示す顔面側の斜視図。
示す顔面側の斜視図。
【図4】図1のX−X線に沿うマスク本体の拡大縦断面
図。
図。
1 マスク本体 2 装着紐 3 緩衝材 4 顔面圧接用金属薄板
Claims (2)
- 【請求項1】マスク本体と、該本体両側部に配置された
装着用紐とからなる使い捨てフェイスマスクにおいて、 前記本体の上端の少なくとも顔面側に、厚さ1〜10m
m、通気度50〜400cc/cm2sec、透湿度5
0〜300g/m2hr及び見掛け密度0.01〜0.
1g/cm3の緩衝材が設けられていることを特徴とす
る使い捨てフェイスマスク。 - 【請求項2】前記マスク本体の上端近傍に顔面圧接用金
属薄板が設けられている請求項1に記載のマスク。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4389492U JP2533937Y2 (ja) | 1992-06-24 | 1992-06-24 | 使い捨てフェイスマスク |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4389492U JP2533937Y2 (ja) | 1992-06-24 | 1992-06-24 | 使い捨てフェイスマスク |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0615648U true JPH0615648U (ja) | 1994-03-01 |
JP2533937Y2 JP2533937Y2 (ja) | 1997-04-30 |
Family
ID=12676422
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP4389492U Expired - Lifetime JP2533937Y2 (ja) | 1992-06-24 | 1992-06-24 | 使い捨てフェイスマスク |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2533937Y2 (ja) |
Cited By (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2010110336A (ja) * | 2008-09-11 | 2010-05-20 | San-M Package Co Ltd | マスク |
JP2011110306A (ja) * | 2009-11-30 | 2011-06-09 | San-M Package Co Ltd | マスク |
JP2012148200A (ja) * | 2012-05-18 | 2012-08-09 | Kowa Co | 女性用マスク |
JP2015181751A (ja) * | 2014-03-25 | 2015-10-22 | 株式会社サンロード | マスク |
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-
1992
- 1992-06-24 JP JP4389492U patent/JP2533937Y2/ja not_active Expired - Lifetime
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Legal Events
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