JPH06156424A - ハム、ソーセージの包装方法 - Google Patents

ハム、ソーセージの包装方法

Info

Publication number
JPH06156424A
JPH06156424A JP4303997A JP30399792A JPH06156424A JP H06156424 A JPH06156424 A JP H06156424A JP 4303997 A JP4303997 A JP 4303997A JP 30399792 A JP30399792 A JP 30399792A JP H06156424 A JPH06156424 A JP H06156424A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
casing
film
cut
heat
plastic film
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP4303997A
Other languages
English (en)
Inventor
Nobuyuki Kawai
信行 川合
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nihon Tokkyo Kanri Co Ltd
Original Assignee
Nihon Tokkyo Kanri Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Nihon Tokkyo Kanri Co Ltd filed Critical Nihon Tokkyo Kanri Co Ltd
Priority to JP4303997A priority Critical patent/JPH06156424A/ja
Publication of JPH06156424A publication Critical patent/JPH06156424A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Processing Of Meat And Fish (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 密封性がよく、ピンホールの原因をつくらな
いハム、ソーセージの包装方法を得たい。 【構成】 ベースフィルムaの内面又は両面にポリエチ
レンフィルムb、cを貼り合わせて合掌又は封筒貼り方
式によりケーシングを作り、内容物の充填後肉切りを行
い、更にこの部分をヒートシールすると共にこのヒート
シールした部分において上下2ヶ所をクリップ7、7a
で結紮し、このクリップ7、7aの中間をカットして製
品とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、熱収縮性プラスチック
フィルムで作られたケーシング内にハム、ソーセージを
充填したのち、クリップでその両端を結紮して密封する
包装方法に関する。
【0002】
【従来の技術】ハム、ソーセージをプラスチックフィル
ムで作られたケーシング内に充填してこの両端をクリッ
プにより結紮する包装方法は広く行なわれている。又、
このプラスチックフィルムとしては製品をタイトに仕上
げる目的から、熱収縮性のものが使用され、現在一般に
使用されているものは塩化ビニリデン系のフィルムであ
る。又、上記塩化ビニリデン系のフィルムを用いたケー
シングの場合には、ヒートシール性がないことから、チ
ューブ状のケーシングを形成する場合には高周波シール
方法が採られている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】このため、次のような
欠点がある。 a.塩化ビニルデン系のフィルムは廃棄物として焼却処
理した場合に有毒ガスを発生して環境問題を惹起する。 b.クリップで結紮する場合に、その密封性を向上させ
るために強く締め付けると、ケーシングを損傷してピン
ホールの原因になりやすいことから、この締め付け強度
には限界があり、その結果として、密封性に不安が残
る。
【0004】本発明は、上記a〜bに記した欠点のな
い、ハム、ソーセージの包装方法を提案することであ
る。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明に係るハム、ソー
セージの包装方法は次のとおりである。
【0006】1.熱収縮性プラスチックベースフィルム
の内面にこのベースフィルムよりも融点の低いシーラン
トプラスチックフィルムを貼り合わせてケーシングフィ
ルムをつくり、これを円曲せしめてその両端を合掌貼り
することによりケーシングを形成し、このケーシング内
に内容物を充填したのち、所定の間隔で加熱されたボイ
ダーロールにより肉切りを行うと同時に、内面のシーラ
ントプラスチックフィルムを融着させ、この融着した部
分の上下2ヶ所においてクリップにより結紮を行い、こ
の結紮した中間でカットするハム、ソーセージの包装方
法。
【0007】2.熱収縮性プラスチックベースフィルム
の内面にはこのベースフィルムよりも融点の低いシーラ
ントプラスチックフィルムを貼り合わせると共に外面に
は内面に貼り合わせたシーラントプラスチックフィルム
よりも高融点のシーラントプラスチックフィルムを貼り
合わせてケーシングフィルムをつくり、これを円曲せし
めてその両端を封筒貼りすることによりケーシングを形
成し、このケーシング内に内容物を充填したのち、所定
の間隔で加熱されたボイダーロールにより肉切りを行う
と同時に、内面のシーラントプラスチックフィルムを融
着させ、この融着した部分の上下2ヶ所においてクリッ
プにより結紮を行い、この結紮した中間でカットするハ
ム、ソーセージの包装方法。
【0008】なお、非加熱のボイダーロールで肉切りを
行ったのち、ヒートシールバー又はホットエアーにより
肉切りを行った部分をヒートシールしてもよい。熱収縮
性プラスチックベースフィルムとしては、ナイロン又は
ポリエステル又はEVOH又はポリプロピレン又はポリエチ
レン又はPVDCの単体又は複合体を用いることができ、シ
ーラントプラスチックフィルムとしてはオレフィン系の
フィルム、例えばポリエチレン等を用いることができ
る。
【0009】
【作用】ケーシングフィルムは、ロールから繰り出され
たのち、セーラー及びマンドレルに沿って円曲され、そ
の両端はヒートシールバー又はヒートシールロールによ
り合掌貼りされてチューブ状のケーシングが形成され
る。
【0010】次に、ホッパーからケーシング内に内容物
が充填され、次にこの充填された状態でボイダーロール
がケーシングをその外側から挟み込み、所謂肉切りを行
う。このボイダーロールにはヒーターが組み込まれてお
り、加熱状態にあるため、この肉切りと同時にケーシン
グの内面がヒートシールされ、肉は完全に分離されると
共にケーシングが密封される。次に、結紮機がヒートシ
ールされた上下2ヶ所をクリップで結紮し、次にカッタ
ーがこのクリップの中間をカットする。なお、ボイダー
ロールは非加熱となし、別にヒートバー又はホットエア
ーノズルを配置し、肉切りを行った部分をヒートシール
するようにしてもよい。次に、ベースフィルムの両面に
シーラントプラスチックフィルムを貼り合わせて封筒貼
り方式によりケーシングをつくる場合には、内側のシー
ラントプラスチックフィルムが溶融して接着しないよう
に、このフィルムと接触する面には融着防止及びすべり
加工が施される。
【0011】
【実施例】図1及び図2に基づき本発明の実施例を説明
する。
【0012】1はナイロンを主体としたベースフィルム
aにポリエチレンフィルムbを貼り合わせたケーシング
フィルムにして、このケーシングフィルム1はポリエチ
レンフィルムb側を内側にしてセーラー2、マンドレル
3等によりその両端が引き寄せられてヒートシールバー
4、4aにより合掌貼りされ、チューブ状のケーシング
に成形される。
【0013】次に、このケーシング内に内容物が充填さ
れ、次にヒータを組み込んだボイダーロールがケーシン
グをその外側から挟み、肉切りを行うと同時に、ポリエ
チレンフィルムbを融着する。次に結紮機がクリップ
7、7aにてヒートシールされた部分6の上下2ヶ所を
結紮し、次にカッター8がクリップ7、7a間をカット
する。この結果、ケーシング入りハム又はソーセージが
作られる。
【0014】図3はケーシング用ベースフィルムaの内
面にポリエチレンフィルムbを貼り合わせると共に外側
に内面のポリエチレンフィルムbよりも高融点のポリエ
チレンフィルムcを貼り合わせて封筒貼り方式によりケ
ーシングを作った例である。
【0015】
【発明の効果】本発明は以上のように、ケーシングをク
リップで結紮する前に、この結紮部分をヒートシールし
ているため、完全密封が可能であり、したがって結紮機
の締め付け強度はそれ程高くする必要がない。よって、
結紮がピンホール等の原因になることもなく、高品質の
製品を提供できる。又、本発明においては塩化ビニリデ
ン系のフィルムを使用しないため、廃棄物として焼却処
理しても塩素ガス等の有毒ガスを発生しないので、環境
問題にもやさしい包装手段であるといえる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る包装方法の説明図。
【図2】合掌貼りによりケーシングを作った例の説明
図。
【図3】封筒貼りによりケーシングを作った例の説明
図。
【符号の説明】
1 ケーシングフィルム 2 セーラー 3 マンドレル 4、4a ヒートシールバー 5、5a ボイダーロール 6 ヒートシール部分 7、7a クリップ 8 カッター a ナイロンを主体としたベースフィルム b、c ポリエチレンフィルム

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 熱収縮性プラスチックベースフィルムの
    内面にこのベースフィルムよりも融点の低いシーラント
    プラスチックフィルムを貼り合わせてケーシングフィル
    ムをつくり、これを円曲せしめてその両端を合掌貼りす
    ることによりケーシングを形成し、このケーシング内に
    内容物を充填したのち、所定の間隔で加熱されたボイダ
    ーロールにより肉切りを行うと同時に、内面のシーラン
    トプラスチックフィルムを融着させ、この融着した部分
    の上下2ヶ所においてクリップにより結紮を行い、この
    結紮した中間でカットするハム、ソーセージの包装方
    法。
  2. 【請求項2】 熱収縮性プラスチックベースフィルムの
    内面にはこのベースフィルムよりも融点の低いシーラン
    トプラスチックフィルムを貼り合わせると共に外面には
    内面に貼り合わせたシーラントプラスチックフィルムよ
    りも高融点のシーラントプラスチックフィルムを貼り合
    わせてケーシングフィルムをつくり、これを円曲せしめ
    てその両端を封筒貼りすることによりケーシングを形成
    し、このケーシング内に内容物を充填したのち、所定の
    間隔で加熱されたボイダーロールにより肉切りを行うと
    同時に、内面のシーラントプラスチックフィルムを融着
    させ、この融着した部分の上下2ヶ所においてクリップ
    により結紮を行い、この結紮した中間でカットするハ
    ム、ソーセージの包装方法。
  3. 【請求項3】 非加熱のボイダーロールで肉切りを行っ
    たのち、ヒートシールバー又はホットエアーにより肉切
    りを行った部分をヒートシールする請求項1、2記載の
    ハム、ソーセージの包装方法。
  4. 【請求項4】 ベースフィルムがナイロン又はポリエス
    テル又はEVOH又はポリプロピレン又はポリエチレン又は
    PVDCの単体又は複合体から成り、シーラントプラスチッ
    クフィルムがオレフィン系から成る請求項1、2、3記
    載のハム、ソーセージの包装方法。
JP4303997A 1992-11-13 1992-11-13 ハム、ソーセージの包装方法 Pending JPH06156424A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP4303997A JPH06156424A (ja) 1992-11-13 1992-11-13 ハム、ソーセージの包装方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP4303997A JPH06156424A (ja) 1992-11-13 1992-11-13 ハム、ソーセージの包装方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH06156424A true JPH06156424A (ja) 1994-06-03

Family

ID=17927811

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP4303997A Pending JPH06156424A (ja) 1992-11-13 1992-11-13 ハム、ソーセージの包装方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH06156424A (ja)

Similar Documents

Publication Publication Date Title
EP0129326B1 (en) Non tearing sealed vacuum container
US4705174A (en) Sealed flexible container with non-destructive peelable opening
WO1993024388A1 (en) Wrapping material and method of wrapping
KR100705970B1 (ko) 용이개봉성 통상 밀봉 포장체
US5806280A (en) Easy open method, package, and apparatus
US3593483A (en) Method of forming a package with easy opening device
JPH06156424A (ja) ハム、ソーセージの包装方法
JP3445211B2 (ja) 包材ロール
JP3759683B2 (ja) ファスナーバッグ
NZ204963A (en) Casing of shrink nylon with overlapping edges and back patch therefor
JP2003267402A (ja) ジッパー付きガセット袋及びその製造方法
JPH0542951A (ja) 易開封性袋及びその製造方法
EP0665173A1 (en) Easy-to-open heat shrunk package
JP3628499B2 (ja) 易開封性熱収縮包装を行うためのフィルム溶着・溶断装置
JP3653092B1 (ja) ピロー包装体及びその製造方法
JP3490755B2 (ja) ケ−ス入り商品の包装方法
JP2001206392A (ja) 包装材
JP2004256268A (ja) ウエブ材の継ぎ方法
JP3213553B2 (ja) スパイク穴を必要としない熱収縮包装方法
JPH05316933A (ja) 魚肉、畜肉ハム、ソーセージの包装方法及び魚肉、畜肉ハム、ソーセージ用包装材
JPH11263308A (ja) 包装体の製造方法
JPH08175567A (ja) 易開封包装体
JP2012062066A (ja) 密封包装体及び製造方法
JPH0891430A (ja) 包装体の易開封構造
JP2595844B2 (ja) バッグ・イン・ボックス用連続袋の繋ぎ方法

Legal Events

Date Code Title Description
A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20050104

A131 Notification of reasons for refusal

Effective date: 20060110

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20060308

A02 Decision of refusal

Effective date: 20060801

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

A521 Written amendment

Effective date: 20060928

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

A911 Transfer of reconsideration by examiner before appeal (zenchi)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A911

Effective date: 20061117

A912 Removal of reconsideration by examiner before appeal (zenchi)

Effective date: 20061215

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A912