JPH11263308A - 包装体の製造方法 - Google Patents

包装体の製造方法

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JPH11263308A
JPH11263308A JP6814298A JP6814298A JPH11263308A JP H11263308 A JPH11263308 A JP H11263308A JP 6814298 A JP6814298 A JP 6814298A JP 6814298 A JP6814298 A JP 6814298A JP H11263308 A JPH11263308 A JP H11263308A
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JP
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film
cylindrical
ligated
flat portion
tubular body
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JP6814298A
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Hisashi Ikeda
寿 池田
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Asahi Chemical Industry Co Ltd
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Asahi Chemical Industry Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 装置構造が簡単で、融着長を任意に調整出
来、見映え及び密封性に優れたたハム、ソーセージ等の
包装体の製造方法を提供する。 【解決手段】 熱収縮性プラスチックベースフィルムの
片面または、両面にこのベースフィルムよりも融点の低
いシーラントプラスチックフィルムを張り合わせた多層
フィルムを、筒状に製袋しながら連続的に高粘度の被包
装物を充填し、一対の円柱状ローラで所定の間隔に断続
的に挟圧して内容物の存在しない扁平部を形成し、更
に、この部分を一対の円柱状加熱ローラでヒートシール
した後、このヒートシールした部分を上下2ヶ所クリッ
プにて結紮し、このクリップの中間を切断して包装体を
得る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、熱収縮性プラスチ
ックベースフィルムの片面または、両面にこのベースフ
ィルムよりも融点の低いシーラントプラスチックフィル
ムを張り合わせた多層フィルムを、筒状に製袋しながら
連続的に高粘度の被包装物を充填し砲弾型の包装体を製
造する方法であって、結紮部の融着密封性に優れたハ
ム、ソーセージ等の包装体に有用な製造方法に関する。
本発明の方法によれば、特に、包装速度に優れ、製品の
見映え及び密封性に優れた包装体を製造することができ
る。
【0002】
【従来の技術】これまでハム・ソーセージ類やスティッ
クチーズ等で知られている砲弾型の包装体のクリップ部
を融着密封する包装体の製造方法は知られている。例え
ば、特開平6−156424号公報には、シーラントプ
ラスチックフィルムを貼り合わせた多層フィルムを、筒
状フィルムに形成した後、この筒状フィルム内に被包装
物を充填したのち、加熱されたボイダーローラにより所
定の間隔で肉切りを行うと同時に、内面のシーラントプ
ラスチックフィルムを融着させ密封するという方法が開
示されている。また、特開平6−156424号公報に
は、非加熱のボイダーローラで肉切りを行ったのち、ヒ
ートシールバー又はホットエアーにより肉切り部分をヒ
ートシールするという方法が開示されている。
【0003】しかしながら上記の技術は、いずれも以下
に述べるように実用上問題が多いものである。即ち、前
者の技術には、1〕加熱したボイダーローラにより肉切
りと融着を同時に行うので、ローラの熱が被包装物に奪
われるため、筒状フィルム内面のシーラントプラスチッ
クフィルムの温度を融着温度まで上げるのに時間がかか
り、包装速度があがらない、2〕加熱したボイダーロー
ラが肉切りの際に被包装物と接するので内容物を変質さ
せてしまう、3〕非加熱のボイダーローラで1回肉切り
を行っただけでは十分肉切りされず、被包装物がシール
箇所に残るのでシール阻害が発生する、4〕融着長は肉
切り長と同じになり、クリップより大きく離れた部分ま
で不必要に融着されるので、本来のクリップ部を融着し
ない砲弾型の美しい包装体に比べ見映えが悪くなる、等
の問題があった。
【0004】また後者の技術においては、ヒートシール
バーによる場合には、5〕肉切りしてヒートシールしよ
うとする部分の移動速度に合わせてヒートシールバーを
移動させる複雑な機構が必要になり、装置費が高価にな
る、6〕融着されるシール部分のプラスチックフィルム
がシールバーにより変形して、極薄の溝部分とその両側
の極厚の土手状部分等を形成し、それが結紮前の幅方向
に折り畳む工程で収束不良を引き起こし、さらに結紮工
程でクリップがフィルムに咬み込むという問題がある。
【0005】またホットエアーシールによる場合には、
7〕熱伝達率が小さいため熱風温度を極端に高くするの
で、それにより外側のシーラントフィルムが溶けたり、
フィルムが収縮変形して見映えを損なうなどの不都合が
ある、8〕熱伝達が悪いため包装速度が遅い、9〕融着
部を風圧で押圧するので、押圧力が小さいため融着強度
が弱い、等幾多の問題があった。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上述のよう
な問題を解決したもので、包装速度が早く、被包装物に
熱変化を与えることなく、融着長も任意に調整でき、融
着部に被包装物の挟み込みがなく、装置構造が簡単で、
結紮部と融着密封が完全である見映えのいい包装体の製
造方法を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明者は、上記課題を
達成するために鋭意検討した結果、本発明をなすに至っ
た。即ち、本発明は下記の通りである。 1)熱収縮性プラスチックベースフィルムの一方の面
に、該ベースフィルムよりも低融点のシーラントプラス
チックフィルムを貼り合わせ、他方の面に前記シーラン
トプラスチックフィルムよりも高融点のシーラントプラ
スチックフィルムを貼り合わせてなる多層フィルムを、
低融点のシーラントプラスチックフィルムが内側になる
ように連続的に円曲せしめて円筒形にし、その両側端を
封筒貼りに融着することにより筒状フィルムを形成し、
該筒状フィルム内に連続的に被包装物を充填して筒状体
を形成しながらこの筒状体を走行せしめ、該筒状体を一
対の円柱状ローラで所定の間隔に断続的に挟圧し扁平部
を形成したのち、該扁平部を幅方向に収束して上下2ヶ
所においてクリップにより結紮し、この結紮部の中間を
切断する包装体の製造方法であって、筒状体を一対の円
柱状ローラで所定の間隔に断続的に挟圧して、被包装物
の存在しない扁平部を形成したのち、一対の加熱ローラ
で走行方向に該扁平部の全長部分の任意の長さ部分を挟
圧して内側のシーラントプラスチックフィルムを融着シ
ールさせた後、該融着部を幅方向に収束して、上下2ヶ
所をクリップにより結紮し、この両結紮部の中間を切断
する包装体の製造方法。
【0008】2)熱収縮性プラスチックベースフィルム
の片面に、該ベースフィルムよりも低融点のシーラント
プラスチックフィルムを貼り合わせてなる多層フィルム
を、シーラントプラスチックフィルムが内側になるよう
に連続的に円曲せしめて円筒形にし、その両側端を合掌
貼りに融着することにより筒状フィルムを形成し、該筒
状フィルム内に連続的に被包装物を充填して、筒状体を
形成しながらこの筒状体を走行せしめ、該筒状体を一対
の円柱状ローラで所定の間隔に断続的に挟圧し扁平部を
形成したのち、該扁平部を幅方向に収束して上下2ヶ所
においてクリップにより結紮し、この結紮部の中間を切
断する包装体の製造方法であって、筒状体を一対の円柱
状ローラで所定の間隔に断続的に挟圧して被包装物の存
在しない扁平部を形成したのち、一対の加熱ローラで走
行方向に該扁平部の全長部分の任意の長さ部分を挟圧し
て、内側のシーラントプラスチックフィルムを融着シー
ルさせた後、該融着部を幅方向に収束して、上下2ヶ所
をクリップにより結紮し、この両結紮部の中間を切断す
る包装体の製造方法。
【0009】以下、本発明につき詳細に説明する。本発
明が従来技術と最も相違するところは、従来技術が加熱
されたボイダーローラにより1回で肉切りと同時に内面
のシーラントプラスチックフィルムの融着を行ったり、
あるいはまた非加熱ボイダーローラで1回肉切りを行っ
たのち、肉切り部をヒートシールバー又はホットエアー
で融着シールしたりするのに対し、本発明では、ローラ
で2回挟圧をなすことであり、1回目は非加熱ローラの
挟圧で被包装物を排除して扁平部を形成し、2回目に加
熱ローラで扁平部を再挟圧して内面の残渣を再排除した
のち、内側のシーラントフィルムを強固に融着シールす
ることである。
【0010】上記従来技術と相違するところの本発明の
構成要件にもとづく主たる効果は、2回にわたる肉切り
で熱融着シールを強固ならしめ包装体の気密性を高める
ことであり、速い包装速度で、外観の優れた包装体を製
造できることである。本発明に使用する熱収縮性プラス
チックベースフィルムは、特に制限はないが、内容物を
熱殺菌・保存などする目的で、特に耐熱性・ガスバリア
ー性の優れたものが利用される。例えば、ナイロン、ポ
リエステルなどのフィルムが挙げられる。熱収縮性のフ
ィルムを用いる理由は、ハム・ソーセージのような生肉
を加熱殺菌するときの熱で適宜収縮して、包装体がタイ
トに丸く美しく仕上がるようにするためである。
【0011】本発明で使用するシーラントプラスチック
フィルムは、特に制限はないが、ベースフィルムとの接
着性のよいもので、ベースフィルム同様に耐熱性・ガス
バリアー性の優れたものが利用される。例えば、ポリプ
ロピレン、ポリエチレンなどのフィルムが挙げられ、比
較的融点の高いポリプロピレンがより好ましい。本発明
でいう多層フィルムは、内面側に熱シール層を有する少
なくとも2層よりなるフィルムで、厚みは10〜200
μm程度、フィルム幅は20〜500mm程度のものが
一般に使用される。
【0012】多層フィルムの好ましい態様を例示すれ
ば、熱収縮性プラスチックベースフィルムの一方の面
に該ベースフィルムよりも低融点のシーラントプラスチ
ックフィルムを貼り合わせ、他方の面に前記シーラント
プラスチックフィルムよりも高融点のシーラントプラス
チックフィルムを貼り合わせてなる多層フィルム、熱
収縮性プラスチックベースフィルムの片面に該ベースフ
ィルムよりも低融点のシーラントプラスチックフィルム
を貼り合わせてなる多層フィルム、を挙げることができ
る。
【0013】本発明の製造方法につき、さらに以下、図
面を参照しつつ説明する。図1は、本発明の製造方法の
一例につき、その工程の説明図である。本発明に使用す
る一対の円柱状ローラ9は、筒状体の側面から充填した
内容物を肉切り(分肉)するためにあり、筒状フィルム
の内面の残渣をきれいに扱き出すことで、次工程での完
全なヒートシール(熱融着)を為すためのものである。
図1の円柱状ローラ9は、フィルムの走行速度と同速で
回転する駆動ローラであり、一対がフィルムを挟圧でき
るような構造で、フィルムと直交する方向に前後の往復
運動C、C’がなされるようになっている。
【0014】本発明に使用する一対の加熱ローラ10の
加熱する役割は、図1の円柱状ローラ9の直ぐ下の位置
に配されて、円柱状ローラ9で肉切りした扁平部を再び
挟圧しながらヒートシーラント層を熱融着するためであ
り、もう一つはベースフィルム層を加熱軟化して収束と
結紮を容易ならしめるためであり、それらの結果として
ナイロンやポリエステルなどの機械的強度の強いベース
フィルム層ですら堅実な気密性の優れた密封結紮が可能
となるのである。該加熱ローラ10は、円柱状のローラ
が加熱できるローラになっていて、一対でフィルムを挟
圧する構造でフィルムと直交する方向に前後に往復運動
D、D’をするようになっている。
【0015】本発明において、加熱ローラの形状・大き
さは、上記の目的を達成できるものであれば形状や大き
さに制限はないが、一般には外径20〜40mm程度、
長さ100〜150mm程度の金属製円柱が一対で使わ
れる。円柱内部には温度制御できるヒーターを内蔵して
いる。本発明において、異なる2つのローラ(円柱状ロ
ーラ9及び加熱ローラ10)の役割は、肉切りを2回行
うことであり、これによって熱シールに阻害となる介在
物を除去するのに著しい効果を示し、且つその結果、熱
シールを満足させることができるのである。さらに2つ
目のローラは回転しながらフィルムと接するので、フィ
ルムとフィルムの間の空気溜まりを排斥して熱融着面の
空気抱き込みでの融着強度低下を防ぐ働きがあるのであ
る。
【0016】もし従来法のように、1つのローラで肉切
りと熱融着をする場合は、フィルムとフィルムの間の肉
残渣や空気溜まりの除去が不完全になるし、また、別に
1つのローラで肉切りした後シールバーや熱風で熱融着
しても、同様に肉残渣や空気溜まりの除去が不完全にな
って融着強度が不十分になるのである。またシールバー
や熱風による方法は、加熱ローラに比べて融着部が凸凹
になって、後工程でフィルムの収束や結紮がやりにくく
なるので好ましくないのである。
【0017】また、本発明において、上記2つのローラ
は包装体を見映えよくするのに優れた効果を発揮するも
のである。即ち、2つのローラの接圧(挟圧)時間を任
意に変えることが可能で、肉切り長さやシール長さを調
整できるため、見映えの美しい包装体が得られるのであ
る。従来の1回の熱ローラで肉切りとシールを行う方法
は、結紮時にフィルム及び肉が、クリップのプレス金型
にかみ込むのを防止のため、プレス金型の厚み以上の肉
切り長が必要で、その分シール長が長くなりすぎて、熱
殺菌してできた包装体は、端部に肉が入っていないもの
になり、見映えが良くないものになる。
【0018】また、本発明においては、加熱ローラで肉
切り(分肉)しないから、肉への熱損失がない。つまり
肉切りされた部分域を加熱ローラで瞬時にシールできる
ので、シール時間も短時間で、熱消費も少なく、そのた
め包装速度が著しく速められるのである。本発明に用い
る扁平部を幅方向に収束してクリップで結紮する方法
は、一般的に知られている方法であればどのような方法
でもよく、特に制限はない。代表的な方法の一例として
は、特開平5−213304号公報に記載されたよう
な、筒状体の扁平部を左右の収束板で収束しつつアルミ
ニウムのワイヤーで結紮する方法等が挙げられる。結紮
ワイヤーのサイズや形状は特に制限はないが、一般に外
径2.0〜3.5mm程度の軟質の金属材が使われる。
収束部の上下2ヶ所をクリップで結紮するのは、連続し
ている包装体の端部を同時にクリップして直ちにナイフ
14で2ヶ所のクリップの中間を切り離せるようにする
ためである。
【0019】本発明においては、フィルム両側端を融着
する方法として、前記の多層フィルムでは封筒貼り、
前記の多層フィルムでは合掌貼りを用いるのが好まし
い。合掌貼りや封筒貼りする融着の方法は、ヒートシー
ルやインパルスシールのような一般に知られている方法
が使用できる。筒状に形成されたフィルムを走行させな
がら両端部を連続的に融着できる方法であれば特に制限
はない。図1の融着装置7はヒートシール装置の場所を
例示したものである。
【0020】
【発明の実施の形態】以下、実施例によって本発明をさ
らに説明する。
【0021】
【実施例】図1に示すように、被充填物供給装置として
の供給ポンプ1の下端にはノズル2が接続されている。
ロール状に巻かれた幅100mmの熱収縮性プラスチッ
クベースフィルム(ナイロンフィルム、厚み15μm)
の一方の面に融点140℃のシーラントプラスチックフ
ィルム(ポリプロピレンフィルム、厚み20μm)を張
り合わせ、また他方の面には、融点160℃のシーラン
トプラスチックフィルム(ポリプロピレンフィルム、厚
み20μm)を張り合わせた3層フィルムの原反3か
ら、帯状3層フィルム4(以下、フィルム4と呼ぶ)が
ガイドローラ5を経て走行速度30m/分で連続的に引
き出され、成形部材6を経て連続的に円曲せしめて直径
26mmの円筒形にし、該筒状となったフィルム4は両
側端をヒートシール式の融着装置7にて封筒貼り融着し
て完全な筒状となる。この筒状となったフィルム4は、
送り装置として構成される1組の円盤状のフィルム送り
ローラ8によって連続的に下方に引き取られる。
【0022】一方、被包装物(ソーセージ生肉)は、供
給ポンプ1で送り出されノズル2を通って筒状フィルム
4の中に連続的に充填される。これによって、充填物1
6が充満されて連続的な筒状体11が形成される。該筒
状体11を、一対の駆動円柱状ローラ9でなる挟圧装置
により一定間隔に挟圧して、筒状内の充填物16を部分
的に押しのけて扁平部11Aを形成し、次に扁平部11
Aを、扁平部11Aの内面のシーラントフィルムが融着
する温度(140℃)以上に加熱した一対の駆動円柱状
加熱ローラ10の挟圧装置で、通過のタイミングを合わ
せて該扁平部11Aに加熱ローラをあてて挟圧し、筒状
フィルムの内面の残渣をきれいに扱きながら内面のシー
ラントフィルムを融着して扁平融着部11Bを形成す
る。尚、融着長さは10mmになるように挟圧時間を
0.2秒に調整した。
【0023】次に、扁平融着部11Bは、上下往復運動
しながら水平往復運動(図のE、E’)するプレス金型
15を有する結紮装置12に送られ、扁平部が幅方向に
折り畳むように収束されてから、上下2ヶ所をクリップ
13をプレス金型15でプレスして結紮するとともに、
両クリップ間をナイフ14で切断し連続的に砲弾状のソ
ーセージの生製品等がつくられる。該生製品をレトルト
釜で120℃20分殺菌後水で冷却してソーセージを得
た。このソーセージ包装体について評価した結果、従来
のものに比べて、シーラントフィルムの融着性、結紮部
の気密性、ソーセージの外観見映え、製品の保存性など
に著しく優れていて、また包装速度も従来の2〜3割の
向上がみられ、製品不良率も著しく低減した。
【0024】
【発明の効果】本発明の方法によれば、結紮する前に2
回にわたり円柱状ローラでフィルムを挟圧して肉切りと
ヒートシールを完全に行うことが可能であり、その結
果、クリップ部の完全密封が達成されるほか、見映えの
美しい製品を高速で生産することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の方法の一例につき、その工程の説明図
である。
【符号の説明】
1 供給ポンプ 2 ノズル 3 多層フィルム原反 4 帯状多層フィルム 5 ガイドローラ 6 成形部材 7 融着装置 8 フィルム送りローラ 9 駆動円柱状ローラ 10 駆動円柱状加熱ローラ 11 筒状体 11A 扁平部 11B 扁平融着部 12 結紮装置 13 クリップ 14 ナイフ 15 プレス金型 16 充填物 C、C’駆動円柱状ローラ9の概略の移動方向を表す矢
印 D,D’駆動円柱状加熱ローラ10の概略の移動方向を
表す矢印 E,E’プレス金型15の概略の移動方向を表す矢印

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 熱収縮性プラスチックベースフィルムの
    一方の面に、該ベースフィルムよりも低融点のシーラン
    トプラスチックフィルムを貼り合わせ、他方の面に前記
    シーラントプラスチックフィルムよりも高融点のシーラ
    ントプラスチックフィルムを貼り合わせてなる多層フィ
    ルムを、低融点のシーラントプラスチックフィルムが内
    側になるように連続的に円曲せしめて円筒形にし、その
    両側端を封筒貼りに融着することにより筒状フィルムを
    形成し、該筒状フィルム内に連続的に被包装物を充填し
    て、筒状体を形成しながらこの筒状体を走行せしめ、該
    筒状体を一対の円柱状ローラで所定の間隔に断続的に挟
    圧し扁平部を形成したのち、該扁平部を幅方向に収束し
    て上下2ヶ所においてクリップにより結紮し、この結紮
    部の中間を切断する包装体の製造方法であって、筒状体
    を一対の円柱状ローラで所定の間隔に断続的に挟圧し
    て、被包装物の存在しない扁平部を形成したのち、一対
    の加熱ローラで走行方向に該扁平部の全長部分の任意の
    長さ部分を挟圧して内側のシーラントプラスチックフィ
    ルムを融着シールさせた後、該融着部を幅方向に収束し
    て、上下2ヶ所をクリップにより結紮し、この両結紮部
    の中間を切断する包装体の製造方法。
  2. 【請求項2】 熱収縮性プラスチックベースフィルムの
    片面に、該ベースフィルムよりも低融点のシーラントプ
    ラスチックフィルムを貼り合わせてなる多層フィルム
    を、シーラントプラスチックフィルムが内側になるよう
    に連続的に円曲せしめて円筒形にし、その両側端を合掌
    貼りに融着することにより筒状フィルムを形成し、該筒
    状フィルム内に連続的に被包装物を充填して、筒状体を
    形成しながらこの筒状体を走行せしめ、該筒状体を一対
    の円柱状ローラで所定の間隔に断続的に挟圧し扁平部を
    形成したのち、該扁平部を幅方向に収束して上下2ヶ所
    においてクリップにより結紮し、この結紮部の中間を切
    断する包装体の製造方法であって、筒状体を一対の円柱
    状ローラで所定の間隔に断続的に挟圧して被包装物の存
    在しない扁平部を形成したのち、一対の加熱ローラで走
    行方向に該扁平部の全長部分の任意の長さ部分を挟圧し
    て、内側のシーラントプラスチックフィルムを融着シー
    ルさせた後、該融着部を幅方向に収束して、上下2ヶ所
    をクリップにより結紮し、この両結紮部の中間を切断す
    る包装体の製造方法。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2019099261A (ja) * 2017-12-07 2019-06-24 三光機械株式会社 縦型自動充填包装機

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