JPH06156376A - 二重反転プロペラ装置の給油方法 - Google Patents
二重反転プロペラ装置の給油方法Info
- Publication number
- JPH06156376A JPH06156376A JP31840492A JP31840492A JPH06156376A JP H06156376 A JPH06156376 A JP H06156376A JP 31840492 A JP31840492 A JP 31840492A JP 31840492 A JP31840492 A JP 31840492A JP H06156376 A JPH06156376 A JP H06156376A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- bearing
- inner shaft
- oiling
- shaft bearing
- outer shaft
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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Classifications
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B63—SHIPS OR OTHER WATERBORNE VESSELS; RELATED EQUIPMENT
- B63H—MARINE PROPULSION OR STEERING
- B63H23/00—Transmitting power from propulsion power plant to propulsive elements
- B63H23/32—Other parts
- B63H23/321—Bearings or seals specially adapted for propeller shafts
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B63—SHIPS OR OTHER WATERBORNE VESSELS; RELATED EQUIPMENT
- B63H—MARINE PROPULSION OR STEERING
- B63H23/00—Transmitting power from propulsion power plant to propulsive elements
- B63H23/32—Other parts
- B63H23/321—Bearings or seals specially adapted for propeller shafts
- B63H2023/323—Bearings for coaxial propeller shafts, e.g. for driving propellers of the counter-rotative type
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- Chemical & Material Sciences (AREA)
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- Mechanical Engineering (AREA)
- Ocean & Marine Engineering (AREA)
- Sliding-Contact Bearings (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 内部軸受メタル部のエロージョン発生を防止
し得る二重反転プロペラ装置の給油方法を提供する。 【構成】 外軸４内周面に装着した内軸軸受７ａ，７ｂ
に潤滑油を給油するに際し、内軸軸受７ａ，７ｂの外側
から内軸軸受７ａ，７ｂの内側に配した内軸軸受メタル
１２の背面に向けて潤滑油を供給するようにした。
し得る二重反転プロペラ装置の給油方法を提供する。 【構成】 外軸４内周面に装着した内軸軸受７ａ，７ｂ
に潤滑油を給油するに際し、内軸軸受７ａ，７ｂの外側
から内軸軸受７ａ，７ｂの内側に配した内軸軸受メタル
１２の背面に向けて潤滑油を供給するようにした。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、二重反転プロペラ装置
の内軸軸受に動圧軸受又は静圧軸受を採用した場合にお
ける内軸軸受への潤滑油供給方法に関するものである。
の内軸軸受に動圧軸受又は静圧軸受を採用した場合にお
ける内軸軸受への潤滑油供給方法に関するものである。
【０００２】
【従来の技術】二重反転プロペラ装置において内軸軸受
に動圧軸受又は静圧軸受を採用する場合、当該軸受には
何等かの方法で給油することが必要であるが、二重反転
プロペラ装置では通常の一軸プロペラ装置と異なり外軸
が内軸と反対に回転していることや、また通常外軸は肉
厚が薄いことから、機構上、構造上の制約により給油路
は内軸の中を通っている。
に動圧軸受又は静圧軸受を採用する場合、当該軸受には
何等かの方法で給油することが必要であるが、二重反転
プロペラ装置では通常の一軸プロペラ装置と異なり外軸
が内軸と反対に回転していることや、また通常外軸は肉
厚が薄いことから、機構上、構造上の制約により給油路
は内軸の中を通っている。
【０００３】そして、内軸軸受への給油は、内軸の給油
路から放射状などの配管を経由して、直接内軸軸受に供
給される。しかし、上記の方法では、例え、給油孔のオ
リフィス位置に工夫が凝らされたとしても、給油が直接
内軸軸受のメタル部に噴流となって当たるため、エロー
ジョンの発生、進行の問題が残ることとなる。
路から放射状などの配管を経由して、直接内軸軸受に供
給される。しかし、上記の方法では、例え、給油孔のオ
リフィス位置に工夫が凝らされたとしても、給油が直接
内軸軸受のメタル部に噴流となって当たるため、エロー
ジョンの発生、進行の問題が残ることとなる。
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】前記の如く、内軸から
直接内軸軸受メタル部に給油する方式である現在の通常
の給油方法では、内軸軸受のメタル部のエロージョンの
発生、進行の危険性から逃れることは出来ない。本発明
は、このような危険性を有しない新たな給油方法を提供
することを目的とするものである。
直接内軸軸受メタル部に給油する方式である現在の通常
の給油方法では、内軸軸受のメタル部のエロージョンの
発生、進行の危険性から逃れることは出来ない。本発明
は、このような危険性を有しない新たな給油方法を提供
することを目的とするものである。
【０００５】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成し得る本
発明の二重反転プロペラ装置の給油方法は、外軸内周面
に装着した内軸軸受に潤滑油を給油するに際し、前記内
軸軸受の外側から該内軸軸受の内側に配した内軸軸受メ
タルの背面に向けて潤滑油を供給するようにしたことを
特徴とする。
発明の二重反転プロペラ装置の給油方法は、外軸内周面
に装着した内軸軸受に潤滑油を給油するに際し、前記内
軸軸受の外側から該内軸軸受の内側に配した内軸軸受メ
タルの背面に向けて潤滑油を供給するようにしたことを
特徴とする。
【０００６】このように、外軸内周面に装着した内軸軸
受の外側から該内軸軸受の内側に配した内軸軸受メタル
の背面に向けて潤滑油を供給することにより、内軸軸受
メタルが給油の噴流に直接当たることがなく、内軸軸受
メタルが給油の噴流によりエロージョンの危険性にさら
されることが皆無となる。
受の外側から該内軸軸受の内側に配した内軸軸受メタル
の背面に向けて潤滑油を供給することにより、内軸軸受
メタルが給油の噴流に直接当たることがなく、内軸軸受
メタルが給油の噴流によりエロージョンの危険性にさら
されることが皆無となる。
【０００７】
【実施例】以下、図面により本発明の実施例を説明す
る。図１において、９は船尾部船体であり、この船尾部
船体９には、外軸船尾管軸受５を介して管状の外軸４が
回転自在に保持されている。さらに、外軸４には、船尾
側内軸軸受７ａ及び船首側内軸軸受７ｂを介して内軸３
が回転自在に保持されている。また、船尾部船体９及び
外軸４の後端部には、軸シール６が、夫々、配されてい
る。また、内軸３の後端部には、後側プロペラ１が装着
されている一方、外軸４の後端部には前側プロペラ２が
装着されており、これらは互いに逆方向に回転するよう
になっている。
る。図１において、９は船尾部船体であり、この船尾部
船体９には、外軸船尾管軸受５を介して管状の外軸４が
回転自在に保持されている。さらに、外軸４には、船尾
側内軸軸受７ａ及び船首側内軸軸受７ｂを介して内軸３
が回転自在に保持されている。また、船尾部船体９及び
外軸４の後端部には、軸シール６が、夫々、配されてい
る。また、内軸３の後端部には、後側プロペラ１が装着
されている一方、外軸４の後端部には前側プロペラ２が
装着されており、これらは互いに逆方向に回転するよう
になっている。
【０００８】図２に示すように、上記船尾側内軸軸受７
ａは、船尾側内軸軸受メタル１２と軸受部１２′とから
構成されており、船尾側内軸軸受メタル１２は、軸受部
１２′を介して外軸４の内周面に装着されている。軸受
部１２′には、外軸４との装着面 (外側面) から内軸軸
受メタル１２の背面に達する給油路１５が複数本、設け
られており、これらの給油路１５は、外軸４に設けた軸
受部給油路１３に連通するようになっている。この軸受
部給油路１３は、船尾部本体９と外軸４との間に介在さ
せた給油路連絡装置１０を介して船尾部本体９に設けた
給油路８に連通する。
ａは、船尾側内軸軸受メタル１２と軸受部１２′とから
構成されており、船尾側内軸軸受メタル１２は、軸受部
１２′を介して外軸４の内周面に装着されている。軸受
部１２′には、外軸４との装着面 (外側面) から内軸軸
受メタル１２の背面に達する給油路１５が複数本、設け
られており、これらの給油路１５は、外軸４に設けた軸
受部給油路１３に連通するようになっている。この軸受
部給油路１３は、船尾部本体９と外軸４との間に介在さ
せた給油路連絡装置１０を介して船尾部本体９に設けた
給油路８に連通する。
【０００９】この給油路連絡装置１０は、環状体１６
と、その内周面に沿って設けた環状の内溝１７と、この
内溝１７の両側に設けたシール部１８と、内溝１７と船
尾部本体の給油路８とを連通させる油路１９と、から構
成されている。ここで、船首側内軸軸受７ｂは、船尾側
内軸軸受７ａと同構造につき、説明を省略する。
と、その内周面に沿って設けた環状の内溝１７と、この
内溝１７の両側に設けたシール部１８と、内溝１７と船
尾部本体の給油路８とを連通させる油路１９と、から構
成されている。ここで、船首側内軸軸受７ｂは、船尾側
内軸軸受７ａと同構造につき、説明を省略する。
【００１０】また、図１において、１１は船体支持具２
１と外軸４との間に介在させた給油排出装置であり、給
油排出装置１１は、環状リング２２と、その内周面に沿
って設けた環状溝２３と、環状溝２３に連通する排油路
２４とから構成されている。また、環状溝２３に連通す
る油路２０が外軸４に設けられている。しかして、給油
路８から潤滑油を給油すると、潤滑油は、給油連絡装置
１０及び軸受部給油路１３を通って船尾側内軸軸受７ａ
に達する。そして軸受部１２′の給油路１５を通って船
尾側内軸軸受メタル１２に給油される。このため、内軸
軸受メタル１２は給油の噴流に起因するエロージョンの
危険から解放される。内軸軸受メタル１２から漏れた潤
滑油は、内軸３と外軸４の間のすき間を通って給油排出
装置１１から系外に排出される。船首側内軸軸受７ｂか
ら漏れた潤滑油も給油排出装置１１から系外に排出され
る。
１と外軸４との間に介在させた給油排出装置であり、給
油排出装置１１は、環状リング２２と、その内周面に沿
って設けた環状溝２３と、環状溝２３に連通する排油路
２４とから構成されている。また、環状溝２３に連通す
る油路２０が外軸４に設けられている。しかして、給油
路８から潤滑油を給油すると、潤滑油は、給油連絡装置
１０及び軸受部給油路１３を通って船尾側内軸軸受７ａ
に達する。そして軸受部１２′の給油路１５を通って船
尾側内軸軸受メタル１２に給油される。このため、内軸
軸受メタル１２は給油の噴流に起因するエロージョンの
危険から解放される。内軸軸受メタル１２から漏れた潤
滑油は、内軸３と外軸４の間のすき間を通って給油排出
装置１１から系外に排出される。船首側内軸軸受７ｂか
ら漏れた潤滑油も給油排出装置１１から系外に排出され
る。
【００１１】
【発明の効果】上記のように、本発明は、外軸内周面に
装着した内軸軸受の外側から内軸軸受の内側に配した内
軸軸受メタルの背面に向けて潤滑油を供給するようにし
たため、内軸軸受メタルが給油の噴流に直接あたること
がなく、給油噴流に起因するエロージョンの危険性が皆
無となった。
装着した内軸軸受の外側から内軸軸受の内側に配した内
軸軸受メタルの背面に向けて潤滑油を供給するようにし
たため、内軸軸受メタルが給油の噴流に直接あたること
がなく、給油噴流に起因するエロージョンの危険性が皆
無となった。
【図１】本発明に係る二重反転プロペラ装置の断面図で
ある。
ある。
【図２】本発明に係る二重反転プロペラ装置の要部拡大
図である。
図である。
【符号の説明】 ４ 外軸 ７ａ，７ｂ 内軸軸受 １２ 内軸軸受メタル
Claims (1)
- 【請求項１】 外軸内周面に装着した内軸軸受に潤滑油
を給油するに際し、前記内軸軸受の外側から該内軸軸受
の内側に配した内軸軸受メタルの背面に向けて潤滑油を
供給するようにしたことを特徴とする二重反転プロペラ
装置の給油方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP31840492A JPH06156376A (ja) | 1992-11-27 | 1992-11-27 | 二重反転プロペラ装置の給油方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP31840492A JPH06156376A (ja) | 1992-11-27 | 1992-11-27 | 二重反転プロペラ装置の給油方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH06156376A true JPH06156376A (ja) | 1994-06-03 |
Family
ID=18098778
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP31840492A Pending JPH06156376A (ja) | 1992-11-27 | 1992-11-27 | 二重反転プロペラ装置の給油方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH06156376A (ja) |
Citations (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH0324321A (ja) * | 1989-06-20 | 1991-02-01 | Mitsubishi Heavy Ind Ltd | 舶用二重反転プロペラー軸の中間軸受構造 |
-
1992
- 1992-11-27 JP JP31840492A patent/JPH06156376A/ja active Pending
Patent Citations (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH0324321A (ja) * | 1989-06-20 | 1991-02-01 | Mitsubishi Heavy Ind Ltd | 舶用二重反転プロペラー軸の中間軸受構造 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20000530 |