JPH06156286A - ステアリング装置の振動低減装置 - Google Patents

ステアリング装置の振動低減装置

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Publication number
JPH06156286A
JPH06156286A JP4307131A JP30713192A JPH06156286A JP H06156286 A JPH06156286 A JP H06156286A JP 4307131 A JP4307131 A JP 4307131A JP 30713192 A JP30713192 A JP 30713192A JP H06156286 A JPH06156286 A JP H06156286A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
steering shaft
lever
steering
column tube
vibration
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP4307131A
Other languages
English (en)
Inventor
Ryoichi Sano
良一 佐野
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toyota Motor Corp
Original Assignee
Toyota Motor Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toyota Motor Corp filed Critical Toyota Motor Corp
Priority to JP4307131A priority Critical patent/JPH06156286A/ja
Publication of JPH06156286A publication Critical patent/JPH06156286A/ja
Pending legal-status Critical Current

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  • Steering Controls (AREA)
  • Steering-Linkage Mechanisms And Four-Wheel Steering (AREA)
  • Vibration Dampers (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 ステアリングシャフトの回転操作力の増加を
抑えながらステアリングシャフトの回転振動を低減する
こと。 【構成】 当該振動低減装置20を、ステアリングシャ
フト12の一側に一端にて摩擦材Sを介して摩擦係合し
他端にてコラムチューブ13の一側内面13aに当接す
る第1のレバー22と、ステアリングシャフト12の他
側に一端にて摩擦材Sを介して摩擦係合し他端にてコラ
ムチューブ13の他側内面13bに当接し中間部にて第
1のレバー21の中間部に回動可能に連結される第2の
レバー22と、この第2のレバー22と第1のレバー2
1間に介装されて両レバー21,22がステアリングシ
ャフト12を挟持するように付勢するスプリング23に
よって構成した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、車両におけるステアリ
ング装置のステアリング剛性の向上をも意図した振動低
減装置に関する。
【0002】
【従来の技術】ステアリング装置の振動低減装置は、例
えば実開昭62−38772号公報にて提案されてい
て、この振動低減装置は質量体と弾性体とからなるダイ
ナミックダンパをコラムチューブに取付けてエンジンの
振動に伴うステアリング装置の振動を低減するように構
成されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記した振動低減装置
においては、ダイナミックダンパがコラムチューブに取
付けられる構成であるため、コラムチューブ自体の振動
は低減できてもステアリングシャフト自体の回転振動は
低減できない。本発明は、上記した問題に対処すべくな
されたものであり、ステアリングシャフトの回転操作力
の増加を抑えながらステアリングシャフトの回転振動を
低減することを目的としている。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記した目的を達成する
ために、本発明においては、当該振動低減装置を、ステ
アリングシャフトの一側に一端にて摩擦材を介して摩擦
係合し他端にてコラムチューブの一側内面に当接する第
1のレバーと、ステアリングシャフトの他側に一端にて
摩擦材を介して摩擦係合し他端にてコラムチューブの他
側内面に当接し中間部にて前記第1のレバーの中間部に
回動可能に連結される第2のレバーと、この第2のレバ
ーと前記第1のレバー間に介装されて両レバーが前記ス
テアリングシャフトを挟持するように付勢するスプリン
グによって構成した。
【0005】
【発明の作用・効果】本発明による振動低減装置におい
ては、ステアリングシャフトの静止時、ステアリングシ
ャフトはスプリングの作用力を受けかつコラムチューブ
により回転を阻止されている両レバーによりそれぞれ摩
擦材を介して挟持されて静止状態に保持されている。か
かる状態にてステアリングシャフトに例えば路面からの
入力により回転振動が作用すると、ステアリングシャフ
トと摩擦材間に静摩擦係数による大きな制動力が生じて
回転振動が的確に抑制される。また、ステアリングシャ
フトの回転操作時、回転方向のレバーがステアリングシ
ャフトの軸心を中心とする回動力を受けるもののコラム
チューブによって回動を阻止され、かつ逆方向のレバー
がコラムチューブから離れる方向の回動力を受けるた
め、両レバーの各一端が開くように作用して両レバーに
よる挟持力が減少し、またステアリングシャフトと摩擦
材間に動摩擦係数による小さな制動力が生じるようにな
る。したがって、ステアリングシャフトの回転操作力増
加を低く抑えながら、直進安定性,定常旋回時の保舵安
定性の向上およびフラッタ低減等を図ることができる。
【0006】また、本発明による振動低減装置は、ギヤ
ボックスや軸継手(カップリング)よりステアリングホ
イールに近い部位に配設されるものであるため、人間の
感覚にマッチしたチューニングが可能であり、ステアリ
ング剛性を確保しつつ路面入力を抑えるといった設定を
することも可能である。
【0007】
【実施例】以下に、本発明の一実施例を図面に基づいて
説明する。図1は本発明による振動低減装置20を含む
ステアリング装置10を示していて、振動低減装置20
はステアリングホイール11に近い部位にてステアリン
グシャフト12とコラムチューブ13間に配設されて図
1及び図3にて示したようにステアリングシャフト12
に嵌着されているホルダ14により位置決めされてお
り、図2及び図3にて示したように一対のレバー21,
22とスプリング23を主構成部材としている。
【0008】第1のレバー21は、図2の左側に配置さ
れているものであり、一端にてステアリングシャフト1
2の左側に摩擦材Sを介して摩擦係合し、他端にてコラ
ムチューブ13の左側内面13aに当接しており、中間
部にて第2のレバー22の中間部にピン24を介して回
動可能に連結されている。また、第2のレバー22は、
図2の右側に配置されているものであり、一端にてステ
アリングシャフト12の右側に摩擦材Sを介して摩擦係
合し、他端にてコラムチューブ13の右側内面13bに
当接している。スプリング23は、両レバー21,22
の上端間に介装した引張りコイルスプリングであり、両
レバー21,22がステアリングシャフト12を挟持す
るように付勢している。
【0009】上記のように構成した本実施例において
は、ステアリングシャフト12の静止時、ステアリング
シャフト12はスプリング23の作用力を受けかつコラ
ムチューブ13により回転を阻止されている両レバー2
1,22によりそれぞれ摩擦材Sを介して挟持されて静
止状態に保持されている。かかる状態にてステアリング
シャフト12に例えば路面からの入力により回転振動が
作用すると、ステアリングシャフト12と両摩擦材S間
に静摩擦係数による大きな制動力が生じて回転振動が的
確に抑制される。また、ステアリングシャフト12の回
転操作時、例えば図2の時計方向への回転操作時、左側
のレバー21がステアリングシャフト12の軸心を中心
とする回動力を受けるもののコラムチューブ13によっ
て回動を阻止され、かつ右側のレバー22がコラムチュ
ーブ13から離れる方向の回動力を受ける(逆方向への
回転操作時にも同様の作用が得られる)ため、両レバー
21,22の各一端が開くように作用して両レバー2
1,22による挟持力が減少し、またステアリングシャ
フト12と両摩擦材S間に動摩擦係数による小さな制動
力が生じるようになる。したがって、ステアリングシャ
フト12の回転操作力増加を低く抑えながら、直進安定
性,定常旋回時の保舵安定性の向上およびフラッタ低減
等を図ることができる。
【0010】また、本実施例の振動低減装置20は、ギ
ヤボックスや軸継手(カップリング)よりステアリング
ホイール11に近い部位に配設されるものであるため、
人間の感覚にマッチしたチューニングが可能であり、ス
テアリング剛性を確保しつつ路面入力を抑えるといった
設定をすることも可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明による振動低減装置の一実施例を示す
部分破断側面図である。
【図2】 本発明による振動低減装置とステアリングシ
ャフトとコラムチューブの関係を示す断面図である。
【図3】 本発明による振動低減装置とステアリングシ
ャフトとホルダの関係を示す側面図である。
【符号の説明】
11…ステアリングホイール、12…ステアリングシャ
フト、13…コラムチューブ、13a…左側内面、13
b…右側内面、20…振動低減装置、21,22…レバ
ー、23…スプリング、S…摩擦材。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ステアリングシャフトの一側に一端にて
    摩擦材を介して摩擦係合し他端にてコラムチューブの一
    側内面に当接する第1のレバーと、ステアリングシャフ
    トの他側に一端にて摩擦材を介して摩擦係合し他端にて
    コラムチューブの他側内面に当接し中間部にて前記第1
    のレバーの中間部に回動可能に連結される第2のレバー
    と、この第2のレバーと前記第1のレバー間に介装され
    て両レバーが前記ステアリングシャフトを挟持するよう
    に付勢するスプリングによって構成したステアリング装
    置の振動低減装置。
JP4307131A 1992-11-17 1992-11-17 ステアリング装置の振動低減装置 Pending JPH06156286A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP4307131A JPH06156286A (ja) 1992-11-17 1992-11-17 ステアリング装置の振動低減装置

Applications Claiming Priority (1)

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JP4307131A JPH06156286A (ja) 1992-11-17 1992-11-17 ステアリング装置の振動低減装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH06156286A true JPH06156286A (ja) 1994-06-03

Family

ID=17965405

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP4307131A Pending JPH06156286A (ja) 1992-11-17 1992-11-17 ステアリング装置の振動低減装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH06156286A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6623036B2 (en) 2001-01-11 2003-09-23 Fuji Kiko Co., Ltd. Steering column assembly for a vehicle
US6629704B2 (en) * 2001-03-15 2003-10-07 Trw Inc. Vehicle steering column
US7695017B2 (en) * 2005-05-19 2010-04-13 Gm Global Technology Operations, Inc. Steering column assembly having a dampener

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6623036B2 (en) 2001-01-11 2003-09-23 Fuji Kiko Co., Ltd. Steering column assembly for a vehicle
US6629704B2 (en) * 2001-03-15 2003-10-07 Trw Inc. Vehicle steering column
US7695017B2 (en) * 2005-05-19 2010-04-13 Gm Global Technology Operations, Inc. Steering column assembly having a dampener

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