JPH06155797A - 静電記録方法 - Google Patents

静電記録方法

Info

Publication number
JPH06155797A
JPH06155797A JP4313503A JP31350392A JPH06155797A JP H06155797 A JPH06155797 A JP H06155797A JP 4313503 A JP4313503 A JP 4313503A JP 31350392 A JP31350392 A JP 31350392A JP H06155797 A JPH06155797 A JP H06155797A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
recording
counter electrode
magnetic
gradation
developer
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Withdrawn
Application number
JP4313503A
Other languages
English (en)
Inventor
Tadao Yamamoto
忠夫 山本
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Casio Computer Co Ltd
Original Assignee
Casio Computer Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Casio Computer Co Ltd filed Critical Casio Computer Co Ltd
Priority to JP4313503A priority Critical patent/JPH06155797A/ja
Publication of JPH06155797A publication Critical patent/JPH06155797A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Electrophotography Using Other Than Carlson'S Method (AREA)
  • Fax Reproducing Arrangements (AREA)
  • Dot-Matrix Printers And Others (AREA)
  • Printers Or Recording Devices Using Electromagnetic And Radiation Means (AREA)
  • Color, Gradation (AREA)

Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】本発明の静電記録装置は、磁気ロールを回転さ
せて現像剤を搬送するにも係わらず、リニアな濃度階調
性を備えた記録画像を安定して形成することができる。 【構成】本発明の静電記録装置は、主走査方向1ライン
の書き込み周期をTwn、該Twnの間に通過する磁極
数をm、最大階調数をNとし、該最大階調数Nを 個に分けて各領域の全階調数を外2とすると、最大階調
数N内にあるn階調目のパルス幅Twnを 【外2】 に形成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、所定経路に沿って搬送
される現像剤を記録情報に従って記録媒体へ転移させ、
記録画像を形成する静電記録方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、普通紙を用いることができ、且つ
画像媒体と記録電極先端との微小間隔を正確に確保でき
る静電記録方式として、ドラム上の中間記録媒体上にト
ナー画像を形成し、そのトナー画像を用紙上に転写する
方式が用いられている。この方式の場合、中間記録媒体
を用いる為に装置が大型化する傾向がある。
【0003】そこで、記録と現像を同時に行うプロセス
を採用し装置の大型化を回避する方式が採用されてい
る。この方式では記録電極を、現像剤搬送路の中間記録
媒体を兼ねる対向電極に対向する位置に幅方向(主走査
方向)に等間隔で並列設置している。この対向電極の記
録情報に応じて電界を形成し、搬送されてくる現像剤を
選択的に記録電極から対向電極側へ静電吸着させ、トナ
ーの記録画像を形成するものである。
【0004】
【従来技術の問題点】上述の方式において、現像剤を電
極対向部に搬送する方式としては、周表面に交互にN極
とS極を着磁したマグネットロールを使用する方式が広
く用いられている。しかしながら、上述の方式の場合、
マグネットロールの回転と共に現像剤搬送路上に磁極の
移動に対応した磁場を形成し、この磁場に沿って現像剤
が穂を形成しつつ搬送される。このとき、現像剤の穂の
高さや向きが磁場の移動に応じて周期的に変化する。こ
の為、マグネットロールの磁極配置(位相)によっては
記録電極上に現像剤が存在しない状態が発生する。した
がって、この状態の時、記録電極に電圧を印加しても対
向電極に現像剤が転移しない為、現像剤が対向電極5に
転移せず、印字品質の悪い記録画像となってしまう。
【0005】かかる場合、マグネットロールの磁極位置
に応じてパルス幅を変えて記録電極に印加することによ
り濃度階調性を備えることもできる。しかし、この場合
パルス幅を均等に変化させていくと、現像剤の帯電特性
により三角関数的な変化をする印字濃度に対して滑らか
ではあるがリニアな印字濃度の階調制御を行うことがで
きない。
【0006】
【発明の目的】本発明は、上記従来の問題点に鑑み、マ
グネットロールの磁極位置にかかわらず、リニアな濃度
階調制御を安定して行うことができる静電記録方式を提
供することを目的とする。
【0007】
【発明の要点】本発明は上記目的を達成するために、非
磁性材で形成した円筒形の現像剤担持部材と、該現像剤
担持部材内に回転自在に内蔵した磁気ロールと、該磁気
ロール周表面の磁極位置を検出する磁極検出手段と、前
記現像剤担持部材周表面上に間隔を保って並設した複数
の記録電極と、該記録電極に対向配置した対向電極とを
有し、前記記録電極の現像剤搬送方向に対して下流側に
段差を形成して、前記磁極検出手段からの検出信号に基
づき、各前記記録電極に濃度記録情報に応じたパルス幅
のパルス電圧を印加し、前記磁気ロールの回転と共に前
記記録電極と前記対向電極が対向する記録部に穂を形成
しつつ搬送されてきた現像剤を前記対向電極側へ選択的
に転移させて濃度階調性を備えた記録画像を形成する静
電記録方法において、主走査方向1ラインの書き込み周
期をTwn、該Twnの間に通過する磁極数をm、最大
階調数をNとし、該最大階調数Nを 外3 (以下、*
Lと
【0008】
【外3】
【0009】表現する)個に分けて各領域の全階調数を
外4 とすると、最大階調数N内に
【0010】
【外4】
【0011】あるn階調目のパルス幅Twnを、
【0012】
【数2】
【0013】としたことを特徴とする。
【0014】
【実 施 例】以下、本発明の実施例について図面を参
照しながら詳細に説明する。図2は、一実施例の静電記
録装置の全体構成を示す模式的断面図である。同図にお
いて、給紙カセット1には普通紙Pが積載収納され、機
体側部に装着されている。給紙カセット1の先端部上方
には、給紙コロ1aが矢印方向に回転可能に配設され、
給紙コロ1aの給紙方向には、絶縁部材よりなる搬送ガ
イド板2a、2bが配設されている。この搬送ガイド板
2a、2b間には、待機ロール対3が配設され、給紙コ
ロ1aから搬出された用紙Pの進行を一旦停止させ、搬
送姿勢を整えた後、下流側の画像転写部Dへ後述する記
録画像の到達タイミングと同期する様に再給送する。画
像転写部Dには、転写帯電器4と像担持体を兼ねる対向
電極5が対向配置され、対向電極5は矢印イ方向に回転
可能に構成され、用紙Pがこの転写帯電器4と対向電極
5間を通過する時、対向電極5上に形成されたトナー画
像が用紙Pに転写される。尚、この対向電極5に形成さ
れるトナー画像は、後述する画像形成部12で作成され
る。
【0015】その後、トナー画像が転写された用紙P
は、エアーサクション式の搬送ベルト7に沿って定着器
8へ送られ、定着器8内の加熱ロール8aと圧接ロール
8b間を挟持されつつ搬送され、トナー画像が用紙Pに
熱定着される。その後、用紙Pは、排出口9から排紙ト
レイ10上に排出される。
【0016】一方、上述の対向電極5にトナー画像を形
成する為の画像形成部12は、トナー貯留層12aと現
像記録層12bで構成されている。トナー貯留層12a
にはトナーが収納され、攪拌部材13の回動によりトナ
ーの固着化が防止されている。また、トナー貯留層12
a内のトナーはトナー補給口14から現像記録層12b
へ補給される。
【0017】図3は、上述の画像形成部12の拡大斜視
図である。現像記録層12b内には、現像ロール15、
及びオーガロール16a、16bが配設されている。オ
ーガロール16aは矢印ロ方向に回転し、オーガロール
16bは矢印ハ方向に回転し、現像記録層12b内の現
像剤(トナー及びキャリア)に所定の摩擦帯電を行う。
【0018】現像ロール15は現像剤搬送手段としての
マグネットロール15aと、マグネットロール15aの
外周に設けられた現像剤担持部材としての固定スリーブ
15bで構成されている。マグネットロール15aには
交互にN、Sの磁極が設けられ、後述する回転軸の回転
に伴って矢印ニ方向に回転可能に構成されている。ま
た、固定スリーブ15bの周面には電極駆動手段として
の記録電極シート15cが配設されている。この記録電
極シート15cは、後述する記録部Wから固定スリーブ
15bを略1/4周覆い、掻き取り壁18内に設けられ
た中央空間部18’まで延設されている。この記録電極
シート15cは絶縁性のベースフィルム上に記録電極1
7を形成して構成され、記録電極シート15cの先端に
は大規模集積回路であるLSI19が複数配設されてい
る。このLSI19は画像データに従った電圧(記録信
号)を上述の記録電極17へ出力する回路である。ま
た、この記録電極17への記録信号の出力時間(印加時
間)は、後述する記録制御部からの制御信号により決ま
る。
【0019】尚、記録電極17は、固定スリーブ15b
及び記録電極シート15c上を移動する現像剤が接しな
いよう先端部を除いてカバーフィルム20で保護されて
いる。
【0020】一方、対向電極5は図2に示すように、上
記現像ロール15の上方に配設され、上述の記録電極1
7と対面する構成であり、この記録電極17と対向電極
5との対面部が記録部Wを形成する。この対向電極5は
アルミパイプ等より成り、バイアス電源5’から所定電
圧が印加される。また、対向電極5は不図示の回転軸の
回転により、前述のように矢印イ方向に回動可能に構成
されている。
【0021】また、図1は対向電極5と現像ロール15
が対面する記録部Wの拡大図である。同図に示すよう
に、記録部Wは記録電極シート15cの一端が延設され
ていると共に、カバーコート17’が塗布されておら
ず、記録電極17が露出している。また、記録画像を鮮
明にする為、記録部Wには段差Gが形成されている。ま
た、対向電極5内には磁極位置検出手段としての磁気セ
ンサ22が配設されている。この磁気センサ22の配設
位置は、対向電極5と現像ロール15の中心を結ぶ線
(鉛直線O1−O2という)より距離Rだけ現像剤搬送
方向上流側に位置している。この磁気センサ22は回転
するマグネットロール15a内の磁極N、Sにより作成
される磁界の強度を検出し記録制御部21に出力する。
記録制御部21では、前述のように磁気センサ22から
出力される検出信号に基づいて制御信号をLSI19に
出力する構成である。
【0022】次に、上述の構成の静電記録装置1によ
り、対向電極5にトナーが記録される(現像される)処
理を説明する。先ず図4に示す如く、マグネットロール
15aの有する磁力により固定スリーブ15b周面に現
像剤(トナーT及びキャリアC)が付着し、マグネット
ロール15aの矢印ニ方向の回転に伴って、現像剤は固
定スリーブ15b及び記録電極シート15c上を矢印ホ
方向に移動し、現像剤が記録部Wに達する。対向電極5
にはバイアス電源5’からバイアス電圧が印加されると
共に、記録電極17に印加される記録信号(電圧)との
電位差により、キャリアCの先端に穂立ちするトナーT
は対向電極5に静電吸着する。
【0023】ここで、記録部Wにおける現像剤の搬送状
態を観察すると、記録電極17にトナーT(現像剤)が
殆ど存在しない状態が周期的に生じることが確認され
る。この現象の発生原因を、次に簡単に説明する。すな
わち、図4に示すように、現像剤は、マグネットロール
15aの磁力線Hに沿って穂を形成しつつ固定スリーブ
15b周表面上を搬送される。従って、磁極N、又はS
の真上に位置するトナーTの穂は固定スリーブ15b周
表面から垂直に立ち、磁極の中間に位置するトナーTの
穂は固定スリーブ15b表面に略平行な姿勢となる。そ
して、マグネットロール15aの矢印ニ方向への回転に
より生じる回転磁場により、トナーTの穂が、転回しつ
つそれとは逆の矢印ホ方向に進行する。そして、本例で
は前述の如く、ドットの副走査方向前後端のキレを良く
する為、段差G(記録電極17先端)の位置を鉛直線O
1−O2から現像剤の搬送方向上流側へ距離Rだけずら
してある。同図に示すように、マグネットロール15a
がその任意の磁極例えば磁極N1が、鉛直線O1−O2
上の位置から角度φだけ回転した位置に在る磁極配置の
時、記録電極17先端上のトナーTの穂を対向電極5周
表面に対して垂直に穂立させる磁極N1の位置をφとす
ると、マグネットロール15aが上述の位相から磁極間
中心角θの半分の角度だけ回転すれば、図5に示す様
に、記録磁極17先端上のトナーTの穂が対向電極5周
表面に対して略平行に(接線方向に)寝た状態となる。
この寝た状態のトナーTの穂が後隣の磁極S2に強く吸
引され、且つ、記録電極17直下流に段差Gが形成され
ている為、寝たトナーTの穂の大部分が記録電極17上
から段差Gの下面に落下する。その結果、記録電極17
上にトナーTが殆ど存在しない状態が発生する。このト
ナーTの欠落状態は、マグネットロール15aが更に半
磁極間角度(θ/2)だけ回転し磁極S2が磁極N1の
位置にくるまで治らない。
【0024】上述したトナーTの落下現象は、マグネッ
トロール15aの各磁極が図5の磁極S2の位置を通過
する毎に起こる周期現象であり、その周期はマグネット
ロール15aが磁極間角度θだけ回転する時間である。
【0025】そこで、本実施例では、1ドットを形成す
るための電圧印加時間(1ドット実記録時間)をマグネ
ットロール15aが磁極間角度θに対応して可変するも
のである。しかも、1ドットの実記録時間を磁極間角度
θを回転する時間以上に設定し、現像剤の落下現象によ
る不具合の発生を回避するものである。
【0026】以下に具体的に説明する。図6は本実施例
を説明する為の所謂前段階の説明図である。同図の(a)
に示す方式は、N段階の濃度階調を得る為に、均等間隔
のパルス幅設定方式を示し、同図の(b) はこの時の記録
部の磁束密度の経時変化を示し、同図の(c) はその場合
の階調数と画像濃度の関係を示している。この方式で
は、1ドットの記録時間TwをN個に等分割した時間を
単位パルス幅とし、この単位パルス幅毎に印加パルス電
圧のパルス幅を変えている。この場合、各階調のパルス
電圧の印加開始時点を磁性トナーの穂が円筒電極周表面
に垂直に立った時点(図4の状態時)としている。同図
の(b) に示すA領域とC領域は、トナーTの穂が立った
状態から寝る状態に移行する時間帯であり、前述の如く
これら各領域においてはパルス幅の変化に応じて濃度が
変化する。すなわち、この方式の場合、磁気センサ22
によりマグネットロール15aの磁極配置(位相)を検
出し、その検出信号に基づき記録制御部21がLSI1
9に記録信号を出力し、記録電極17上にトナーTが充
分に存在する時間に選択的に濃度階調制御を行う構成と
なっている。したがって、トナーTの穂が立った状態か
ら寝る状態に移行するA領域とC領域の時間帯において
のみ各階調のパルス電圧の印加が終了する様に各パルス
幅を設定する。従って、N段階に階調を変化させる場
合、上述の図6の(a) に示す様に、1階調から例えばn
階調まではA領域の時間を(n−1)に等分割した単位
時間毎でパルス幅を変化させ、次の(n+1)階調から
N階調までをC領域の時間を(N−n)に等分割した単
位時間毎でパルス幅を変化させる。
【0027】しかし、上述の方式では同図の(c) に示す
如く、特性IとIIIは直線的にはならず、階調数の増加
に応じて画像濃度がリニアに上昇する滑らかな濃度階調
性を得ることができない。
【0028】そこで、本実施例はさらに上述の制御を進
めて、図6の(c) の領域Eで示す特性Iについて、図7
に示す補正を行う。すなわち、図7の(a) 、(b) に示す
様に、例えば磁気センサ22の検出信号により得られる
角度情報により、記録制御部21からLSI19へ制御
信号を出力し、LSI19から出力する記録信号の出力
時間を可変する。例えば、磁気センサ22が角度θ1を
検出した時、記録制御部21から出力される制御信号に
基づき、パルス幅(時間)がTw1の記録信号を記録電
極17へ出力する。また、磁気センサ22が角度θ2を
検出した時、記録制御部21はパルス幅(時間)がTw
2の記録信号を記録電極17へ出力する。一方、この間
対向電極5には、バイアス電源5’より所定のバイアス
電圧が印加されており、この時記録電極17から対向電
極5周表面に向けて所定の電位差に基づくトナー転移電
界が形成される。したがってこの電界により、記録部W
を通過する現像剤(トナーT)は対向電極5に静電吸着
する。
【0029】以上のように、磁気センサ22で検知した
マグネットロール15aの角度θに基づきLSI19か
らパルス幅の異なる記録信号を出力し(この場合電圧印
加時間は例えばN1からN1’に増加する)、図7の
(a) に示す特性Iを同図の(b)に示すリニアな特性IIに
補正できる。尚、図8の(a) は図7の(a) 、(b) を同時
に示す図である。
【0030】一方、図6の領域Gで示す特性IIIの場合
も同様であり、磁気センサ22が検出するマグネットロ
ール15aの角度θの変化に基づき、記録制御部21か
ら出力する制御信号によりLSI19からパルス幅を可
変した記録信号を出力することで、図6の(c) (図8の
(b) )に示す特性IIIは、図8の(b) に示す特性IVに補
正される。
【0031】以上から、上述の図8の(a) 、(b) の特性
II及びIVより、全体的にはN階調においてリニアな画像
濃度特性(図9)が得られる。したがって、上述の如く
前記濃度曲線を解析的に直線変換することが可能とな
り、各階調に対応したパルス幅でリニアな階調特性が容
易に得られる。
【0032】次に、上述の結果を得る為の変換式の導出
について説明する。マグネットロール15aが回転する
角速度をωとし、n階調目のパルス印加時間(パルス
幅)をTwnとすると、この時間にマグネットロール1
5aの任意の磁極が回転する角度Ψは、 Ψ=ωTwn ・・・・・・・(1) となる。
【0033】また、角速度ωはマグネットロール15a
の磁極数をp、印字速度で決まる最大パルス幅(デュー
ティ100%)をTWN、このTWNの時間に磁極が固定ス
リーブ15b上の任意の一点を通過する回数をm(ポー
ル通過数)とすると、
【0034】
【数3】
【0035】となる。従って、(1) 式は以下のようにな
る。
【0036】
【数4】
【0037】さらに、図6の(c) のE領域での画像濃度
曲線Iは前述した様に三角関数で記述できるため、その
関数の角度Φを変数として書き換えると、Φ=πで画像
濃度D1 となることから以下の様な余弦関数で書き表せ
る。
【0038】 D=−(D1 /2)・(cosΦ−1) ・・・・・・(4) また、図7の(b) に示すように変換したいリニアな画像
濃度曲線IIの式は領域Fの階調数をN1 ′としたとき、
1 ′階調目で画像濃度D1 となる直線であるから、 D=(D1 /N1 ′)・n ・・・・・・・(5) となる。
【0039】したがって、特性Iが特性IIになる様にΦ
の値を選べば良いので(4)、(5)式より、 Φ=cos-1(1−2n/N1 ′) ・・・・・・・(6) となる。
【0040】次に、余弦関数(4) 式の角度Φをマグネッ
トロール15aの回転する角度Ψに対応させるとマグネ
ットロール15aの角度Ψがπ/pのときΦはπになる
から、 Ψ/Φ=1/p ∴Ψ=1・Φ/p ・・・・・・・(7) となる。
【0041】上記(7) 式に(3) 式と(6) 式を代入して整
理すると、
【0042】
【数5】
【0043】したがって、上記(8) 式で1〜N1 ′階調
目までリニアな階調カーブ(特性)IIに変換できる(図
8(a) ) 次に、N1 ′+1階調目からN階調目までの変換式を考
える。図8の(b) の領域Gの階調カーブも領域Eのカー
ブと同様に三角関数的に変化するため図8の(b) の階調
カーブIVへの変換は(4) 式の代わりに、
【0044】
【数6】
【0045】また、(5) 式の代わりに、
【0046】
【数7】
【0047】(9) 、(10)式より、
【0048】
【数8】
【0049】従って、
【0050】
【数9】
【0051】この(12)式でN1 ′+1〜N階調までリニ
アな階調カーブIVに変換できる前記2式でN階調のリニ
アな階調カーブが得られる(図9)。以上の説明はm=
2の場合で説明したがm=1では(8) 式のみでN階調ま
でのリニア変換が行える。またm≧3でも今までの変換
式が拡張できる。
【0052】図10にm=3の場合を示しているがこの
図から一般式を求めることができる。直線にしたい領域
を*L個(*Lはm以下の整数)に分け、*L個の角領
域内の全階調数を 外5 とすると、
【0053】
【外5】
【0054】*L=3領域を考えて一般形にすると(11)
式は、
【0055】
【数10】
【0056】となる。従って、一般的な変換式は、
【0057】
【数11】
【0058】となる。以上説明した様に段差のある階調
カーブは 外6 を(14)式で決定される値に
【0059】
【外6】
【0060】設定することによりリニアな階調カーブに
変換することが可能となる。これにより、例えばトナー
の色により使用するキャリアの帯電特性が異なり、印字
濃度特性が相違したとしても、対応するトナー色の特性
に合ったパルス幅の記録信号を対応する記録電極へ出力
することにより、自然な印字濃度で忠実な階調特性をも
ったフルカラープリンタの実現が可能となる。
【0061】
【発明の効果】以上詳細に説明したように、本発明によ
ればマグネットロールの磁極配置を検出する磁気センサ
を設け、マグネットロールの磁極位置に対応して記録電
極に印加するパルス電圧の印加時間をかえて出力するこ
とにより、リニアな濃度階調性を備えた記録画像を安定
して得ることができる。
【0062】また、階調表現が重視されるフルカラー静
電記録装置に好適であり、安価なフルカラー静電記録装
置を提供することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】記録部W部近傍の概略断面図である。
【図2】一実施例の静電記録装置の全体構成図である。
【図3】上記静電記録装置の画像形成部の拡大図であ
る。
【図4】記録部W部近傍の概略断面図である。
【図5】記録部W部近傍の概略断面図である。
【図6】均等な電圧印加時間の変化に対応する磁束密度
の変化と、画像濃度の変化特性図である。
【図7】画像濃度特性Iを特性IIに補正する場合の説明
図である。
【図8】画像濃度特性Iを特性IIに補正する場合、及び
画像濃度特性IIIを特性IVに補正する場合の説明図であ
る。
【図9】本実施例のN階調の時の画像濃度特性図であ
る。
【図10】m=3の時の補正前の画像濃度特性図であ
る。
【符号の説明】
1 給紙カセット 1a 給紙コロ 3 待機ロール対 4 転写帯電器 5 対向電極 8 定着器 12 画像形成部 12a トナー貯留層 12b 現像記録層 15 現像ロール 15a マグネットロール 15b 固定スリーブ 15c 記録電極シート 17 記録電極 19 LSI 21 記録制御部 22 磁気センサ22
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.5 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 H04N 1/29 B 9186−5C

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】非磁性材で形成した円筒形の現像剤担持部
    材と、該現像剤担持部材内に回転自在に内蔵した磁気ロ
    ールと、該磁気ロール周表面の磁極位置を検出する磁極
    検出手段と、前記現像剤担持部材周表面上に間隔を保っ
    て並設した複数の記録電極と、該記録電極に対向配置し
    た対向電極とを有し、前記記録電極の現像剤搬送方向に
    対して下流側に段差を形成し、前記磁極検出手段からの
    検出信号に基づき、各前記記録電極に濃度記録情報に応
    じたパルス幅のパルス電圧を印加し、前記磁気ロールの
    回転と共に前記記録電極と前記対向電極が対向する記録
    部に穂を形成しつつ搬送されてきた現像剤を前記対向電
    極側へ選択的に転移させて濃度階調性を備えた記録画像
    を形成する静電記録方法において、 主走査方向1ラインの書き込み周期をTwn、該Twn
    の間に通過する磁極数をm、最大階調数をNとし、該最
    大階調数Nを 外1 個に分けて各領域の全階 【外1】 調数を 外2 とすると、最大階調数N内にあるn階調
    目のパルス幅Twnを 【外2】 【数1】 としたことを特徴とする静電記録方法。
JP4313503A 1992-11-24 1992-11-24 静電記録方法 Withdrawn JPH06155797A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP4313503A JPH06155797A (ja) 1992-11-24 1992-11-24 静電記録方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP4313503A JPH06155797A (ja) 1992-11-24 1992-11-24 静電記録方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH06155797A true JPH06155797A (ja) 1994-06-03

Family

ID=18042098

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP4313503A Withdrawn JPH06155797A (ja) 1992-11-24 1992-11-24 静電記録方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH06155797A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
AU675674B2 (en) * 1992-10-12 1997-02-13 Molnlycke Ab A method and arrangement for mutually bonding moving material webs, and absorbent articles that include material layers mutually bonded in accordance with the method

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
AU675674B2 (en) * 1992-10-12 1997-02-13 Molnlycke Ab A method and arrangement for mutually bonding moving material webs, and absorbent articles that include material layers mutually bonded in accordance with the method

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US6898398B2 (en) Apparatus for image forming on both sides of a recording medium and image forming method, and image carrier for the same
JPH06155797A (ja) 静電記録方法
JP3997137B2 (ja) 画像形成装置
JPH0740582A (ja) 静電記録装置
JPH0147318B2 (ja)
JPH0623894B2 (ja) 現像装置
JPH0661014B2 (ja) 電界カ−テン方式現像装置
JPS6313089A (ja) 電界カ−テン方式現像装置
JP2881823B2 (ja) 現像装置
JPS6058875A (ja) 画像記録装置
JP2926761B2 (ja) 現像装置
JPH0432861A (ja) 静電記録装置
JPH0434561A (ja) 静電記録装置
JP2718691B2 (ja) 画像形成装置
JP2002244524A (ja) 画像形成装置
JPH05169714A (ja) 静電記録装置
JPH03142477A (ja) 静電記録装置
JPS6374856A (ja) 連続帳票の搬送装置
JPH06115148A (ja) 静電記録装置
JPH06289681A (ja) 画像形成装置
JPH05116365A (ja) 静電記録装置
JPH0420977A (ja) 静電記録装置
JP2020001896A (ja) 媒体搬送装置及び画像形成装置
JPH0427969A (ja) 静電記録装置
JPH0439675A (ja) 静電記録装置

Legal Events

Date Code Title Description
A300 Withdrawal of application because of no request for examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300

Effective date: 20000201