JPH06155499A - 繊維強化熱可塑性樹脂スタンパブルシートの成形方法 - Google Patents

繊維強化熱可塑性樹脂スタンパブルシートの成形方法

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JPH06155499A
JPH06155499A JP31240792A JP31240792A JPH06155499A JP H06155499 A JPH06155499 A JP H06155499A JP 31240792 A JP31240792 A JP 31240792A JP 31240792 A JP31240792 A JP 31240792A JP H06155499 A JPH06155499 A JP H06155499A
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convex
stampable sheet
fiber
thermoplastic resin
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Akihiro Murata
明博 村田
Satoru Matoba
哲 的場
Kensuke Oono
賢祐 大野
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Mitsubishi Petrochemical Co Ltd
Nippon Steel Corp
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Mitsubishi Petrochemical Co Ltd
Nippon Steel Corp
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    • B60R2019/1833Structural beams therefor, e.g. shock-absorbing made of plastic material
    • B60R2019/1853Structural beams therefor, e.g. shock-absorbing made of plastic material of reinforced plastic material

Abstract

(57)【要約】 【目的】 繊維強化熱可塑性樹脂スタンパブルシート成
形品のそりを低減し、製造時間の短縮と製造時の歩留ま
りを向上させ、寸法精度の良い成形品を製造する。 【構成】 繊維強化熱可塑性樹脂スタンパブルシートを
加熱溶融し凹凸金型にて断面U字型の成形品を成形する
方法において、不連続繊維を用いて抄紙法により製造さ
れた繊維強化熱可塑性樹脂スタンパブルシートのブラン
ク材の巾を、凸金型の凸部先端面の巾より大きくし、前
記凸金型の凸部先端面からブランク材の巾の両端がはみ
出すように配置して成形する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、繊維強化熱可塑性樹脂
スタンパブルシートの成形方法に関するものであり、特
に自動車用の一方向の機械的強度が要求されるバンパー
ビームなどの構造部品の加熱・加圧成形方法として好適
に用いられる。
【0002】
【従来の技術】従来、自動車の樹脂製バンパーの保護緩
衝部品として金属製のバンパービームが用いられてき
た。しかし、金属製のバンパービームは製造に際して溶
接等の複雑かつ煩雑な作業工程を必要とする。また、自
動車の燃費効率向上の点から、より軽量な材料が以前に
も増して強く求められているが、金属製ではこのような
課題を解決する方法が限界に達していた。これに対し、
特開昭62−240514号公報に一方向に引き揃えた
補強長繊維と長繊維マットとの積層体に熱可塑性樹脂を
含浸せしめた一方向繊維強化熱可塑性樹脂スタンパブル
シートの製造と、そのスタンパブルシートを使った軽量
化されたバンパービームの製造法が提案されている。
【0003】しかし、繊維強化熱可塑性樹脂スタンパブ
ルシート成形品は、金属製と比較して軽量化の効果はあ
るが、樹脂製部品共通の問題である寸法精度が悪い。特
にバンパービームの一般的形状であるU字型の場合、そ
の開放部分が内側にそるために、車体への取付が不可能
となる場合がある。その解決策として、バンパービーム
のフランジ部にリブなどを取り付けている。しかし、リ
ブなどを取り付けると成形が困難になるばかりでなく、
部品重量のアップとなり、樹脂製の特長が損なわれる。
その他の方法として、成形直後に矯正治具を取り付けて
一定時間放置する処置が取られているが、工程が煩雑と
なる上、製造時間が長くなる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、繊維
強化熱可塑性樹脂スタンパブルシート成形品のそりを低
減し、製造時間の短縮と製造時の歩留まりを向上させ、
寸法精度の良い成形品を製造する成形方法を提供するこ
とである。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明による成形方法
は、繊維強化熱可塑性樹脂スタンパブルシートを加熱溶
融し凹凸金型にて断面U字型の成形品を成形する方法に
おいて、不連続繊維を用いて抄紙法により製造された繊
維強化熱可塑性樹脂スタンパブルシートのブランク材の
巾を、凸金型の凸部先端面の巾より大きくし、前記凸金
型の凸部先端面からブランク材の巾の両端がはみ出すよ
うに配置して成形することを特徴とする。
【0006】つづいて、図面で本発明の内容を詳しく説
明する。繊維強化熱可塑性樹脂スタンパブルシートの一
般的成形方法は、図3の凸下金型の凸部上部に、あるい
は図4の凹下金型の凹部内部に成形品の体積に合わせて
所定のブランク材を積層する。通常バンパービームの場
合は、ブランク材は4枚から10枚程度積層される。
【0007】本発明による成形方法は、不連続繊維を用
いて抄紙法により製造された繊維強化熱可塑性樹脂スタ
ンパブルシートのブランク材の巾1が凸金型の凸部先端
面の巾2(4)より大きいことを特徴とする。この成形
方法を用いる場合、ブランク材が凸金型の肩部3(5)
に接触することにより、ブランク材の金型内流動の左右
対称性が保持されて、そりが低減される。これに対し
て、抄紙法により製造された繊維強化熱可塑性樹脂スタ
ンパブルシートのブランク材の巾1が凸金型の凸部先端
面の巾2(4)より短い場合、ブランク材が凸金型の肩
部3(5)に接触しないため、ブランク材の金型内流動
が温度・圧力分布、型のクリアランスの影響を受けてラ
ンダムとなり、内そりとなりやすい。ここでいう内そり
とは、図7に示すようにバンパービームのフランジ部
が、巾方向の中央であるB方向にそることを示す。ま
た、ラミネート法により製造された連続ガラス繊維マッ
ト強化熱可塑性樹脂スタンパブルシートの場合でも、凸
金型の凸部先端面の巾より大きいブランク材を用いる効
果はあるが、連続ガラス繊維のマットを使用しているた
めにマトリックス樹脂と強化繊維とが同時に流動しにく
くマトリックス樹脂の流動が優先される結果、バンパー
ビームの各部における強化繊維含有量にバラツキが生じ
て、不連続繊維を用いた抄紙法ほどそり改良効果が発現
しない。
【0008】本発明による成形方法は、ブランク材の巾
が、上記の要件を満たしていれば、異なる長さの組み合
わせも可能である。本発明による成形方法は、ブランク
材の長手方向の長さは特に限定するものではない。
【0009】本発明において用いられる繊維強化熱可塑
性樹脂スタンパブルシートとしては、20〜60重量
%、特に30〜50重量%の強化繊維を含有するものが
好ましい。強化繊維としては、ガラス、金属、炭素繊維
などの無機繊維または有機繊維などが挙げられ、これら
を単独に用いても、2種類以上を組み合わせて用いても
よい。これらの繊維の長さは、1〜50mmである不連続
繊維が用いられる。特に6mm〜25mmの長さが好まし
い。同一長さのものを単独に用いても、長さの異なるも
のを併用してもよい。また、これらの繊維は単繊維状、
繊維束状の何れでもよく、それらを組み合わせて用いて
もよい。熱可塑性樹脂としては、ポリエチレン、ポリプ
ロピレンなどのポリオレフィン、ポリ塩化ビニル、ポリ
スチレン、ABS、ポリアミド、ポリエステル、ポリカ
ーボネート、ポリサルフォンおよびこれらの変性体やポ
リマーブレンド、ポリマーアロイなどが挙げられる。ま
た、これらの2種類以上を組み合わせて用いてもよい。
特に繊維強化による補強効果の著しい結晶性樹脂が好ま
しい。更に目的に応じて添加剤、フィラー、着色剤、発
泡剤、架橋剤などを配合することができる。
【0010】
【実施例】以下、実施例および比較例により、本発明を
具体的に説明する。熱可塑性樹脂としてはポリプロピレ
ンを、不連続繊維としては繊維長13mmのガラス繊維を
用いた。評価の方法は、図5に示すバンパービームを成
形し、A−A間の長さを測定した。このA−A間の設計
した(金型)長さは120mmである。各試験は10回行
い、その平均値を求めた。図6に使用した金型の断面図
を示す。
【0011】実施例1 抄紙法で製造されたガラス繊維含有率40重量%のポリ
プロピレン製スタンパブルシートで、ガラス繊維の配向
方向の長さが745mm、巾が80mmのブランク材8枚
を、遠赤外線加熱炉にて表面温度210℃まで加熱後取
り出し、凸部先端面(上面)の巾が67mmである凸下金
型上にその先端面から両端が均等にはみ出すように積層
し成形した。表1に示すように、成形品の寸法精度は良
好である。
【0012】実施例2 抄紙法で製造されたガラス繊維含有率40重量%のポリ
プロピレン製スタンパブルシートで、ガラス繊維の配向
方向の長さが745mm、巾が80mmのブランク材8枚
を、遠赤外線加熱炉にて表面温度210℃まで加熱後取
り出し、凸上金型の凸部先端面(下面)の巾が67mmで
ある金型の凹下金型上に凸型先端面から両端が均等には
み出すように積層し成形した。表1に示すように、成形
品の寸法精度は良好である。
【0013】比較例1 抄紙法で製造されたガラス繊維含有率40重量%のポリ
プロピレン製スタンパブルシートで、ガラス繊維の配向
方向の長さが795mm、巾が60mmのブランク材10枚
を、遠赤外線加熱炉にて表面温度210℃まで加熱後取
り出し、凸部先端面(上面)の巾が67mmである凸下金
型上の中央に積層し成形した。表1に示すように、成形
品の内そりが大きい。
【0014】比較例2 抄紙法で製造されたガラス繊維含有率40重量%のポリ
プロピレン製スタンパブルシートで、ガラス繊維の配向
方向の長さが795mm、巾が60mmのブランク材10枚
を、遠赤外線加熱炉にて表面温度210℃まで加熱後取
り出し、凸上金型の凸部先端面(下面)の巾が67mmで
ある金型の凹下金型上の中央に積層し成形した。表1に
示すように、成形品の内そりが大きい。
【0015】比較例3 連続したガラス繊維を用いラミネート法で製造されたガ
ラス繊維含有率42重量%のポリプロピレン製UDスタ
ンパブルシートで、連続ガラス繊維の引き揃え方向の長
さが745mm、巾が80mmのブランク材8枚を、遠赤外
線加熱炉にて表面温度210℃まで加熱後取り出し、凸
部先端面(上面)の巾が67mmである凸下金型上にその
先端面から両端が均等にはみ出すように積層し成形し
た。表1に示すように、成形品の内そりが大きい。
【0016】比較例4 連続したガラス繊維を用いラミネート法で製造されたガ
ラス繊維含有率42重量%のポリプロピレン製UDスタ
ンパブルシートで、連続ガラス繊維の引き揃え方向の長
さが795mm、巾が60mmのブランク材10枚を、遠赤
外線加熱炉にて表面温度210℃まで加熱後取り出し、
凸部先端面(上面)の巾が67mmである凸下金型上の中
央に積層し成形した。表1に示すように、成形品の内そ
りが大きい。
【0017】実施例3 抄紙法で製造されたガラス繊維含有率35重量%のポリ
プロピレン製スタンパブルシートで、ガラス繊維の配向
方向の長さが745mm、巾が80mmのブランク材8枚
を、遠赤外線加熱炉にて表面温度210℃まで加熱後取
り出し、凸部先端面(上面)の巾が67mmである凸下金
型上にその先端面から両端が均等にはみ出すように積層
し成形した。表1に示すように、成形品の寸法精度は良
好である。
【0018】実施例4 抄紙法で製造されたガラス繊維含有率35重量%のポリ
プロピレン製スタンパブルシートで、ガラス繊維の配向
方向の長さが745mm、巾が80mmのブランク材8枚
を、遠赤外線加熱炉にて表面温度210℃まで加熱後取
り出し、凸上金型の凸部先端面(下面)の巾が67mmで
ある金型の凹下金型上に凸型先端面から両端が均等には
み出すように積層し成形した。表1に示すように、成形
品の寸法精度は良好である。
【0019】比較例5 抄紙法で製造されたガラス繊維含有率35重量%のポリ
プロピレン製スタンパブルシートで、ガラス繊維の配向
方向の長さが795mm、巾が60mmのブランク材10枚
を、遠赤外線加熱炉にて表面温度210℃まで加熱後取
り出し、凸部先端面(上面)の巾が67mmである凸下金
型上の中央に積層し成形した。表1に示すように、成形
品の内そりが大きい。
【0020】比較例6 抄紙法で製造されたガラス繊維含有率35重量%のポリ
プロピレン製スタンパブルシートで、ガラス繊維の配向
方向の長さが795mm、巾が60mmのブランク材10枚
を、遠赤外線加熱炉にて表面温度210℃まで加熱後取
り出し、凸上金型の凸部先端面(下面)の巾が67mmで
ある金型の凹下金型上の中央に積層し成形した。表1に
示すように、成形品の内そりが大きい。
【0021】実施例5 抄紙法で製造されたガラス繊維含有率40重量%のポリ
プロピレン製スタンパブルシートで、ガラス繊維の配向
方向の長さが795mm、巾が100mmのブランク材6枚
を、遠赤外線加熱炉にて表面温度210℃まで加熱後取
り出し、凸部先端面(上面)の巾が67mmである凸下金
型上にその先端面から両端が均等にはみ出すように積層
し成形した。表1に示すように、成形品の寸法精度は良
好である。
【0022】実施例6 抄紙法で製造されたガラス繊維含有率40重量%のポリ
プロピレン製スタンパブルシートで、ガラス繊維の配向
方向の長さが955mm、巾が100mmのブランク材5枚
を、遠赤外線加熱炉にて表面温度210℃まで加熱後取
り出し、凸上金型の凸部先端面(下面)の巾が67mmで
ある金型の凹下金型上に凸型先端面から両端が均等には
み出すように積層し成形した。表1に示すように、成形
品の寸法精度は良好である。
【0023】比較例7 連続したガラス繊維を用いラミネート法で製造されたガ
ラス繊維含有率42重量%のポリプロピレン製UDスタ
ンパブルシートで、連続ガラス繊維の引き揃え方向の長
さが795mm、巾が100mmのブランク材6枚を、遠赤
外線加熱炉にて表面温度210℃まで加熱後取り出し、
凸部先端面(上面)の巾が67mmである凸下金型上にそ
の先端面から両端が均等にはみ出すように積層し成形し
た。表1に示すように、成形品の内そりが大きい。
【0024】実施例7 抄紙法で製造されたガラス繊維含有率40重量%のポリ
プロピレン製スタンパブルシートで、ガラス繊維の配向
方向の長さが950mm、巾が90mmのブランク材4枚、
ガラス繊維の配向方向の長さが560mm、巾が80mmの
ブランク材3枚を、遠赤外線加熱炉にて表面温度210
℃まで加熱後取り出し、長さ950mmのブランク材4枚
を下部にして、その上部に長さ560mmのブランク材3
枚を載せて、凸部先端面(上面)の巾が67mmである凸
下金型上にその先端面から両端が均等にはみ出すように
積層し成形した。表1に示すように、成形品の寸法精度
は良好である。
【0025】実施例8 抄紙法で製造されたガラス繊維含有率35重量%のポリ
プロピレン製スタンパブルシートで、ガラス繊維の配向
方向の長さが950mm、巾が90mmのブランク材4枚、
ガラス繊維の配向方向の長さが560mm、巾が80mmの
ブランク材3枚を、遠赤外線加熱炉にて表面温度210
℃まで加熱後取り出し、長さ950mmのブランク材4枚
を下部にして、その上部に長さ560mmのブランク材3
枚を載せて、凸部先端面(上面)の巾が67mmである凸
下金型上にその先端面から両端が均等にはみ出すように
積層し成形した。表1に示すように、成形品の寸法精度
は良好である。
【0026】実施例9 抄紙法で製造されたガラス繊維含有率42重量%のポリ
プロピレン製スタンパブルシートで、ガラス繊維の配向
方向の長さが950mm、巾が90mmのブランク材4枚、
ガラス繊維の配向方向の長さが560mm、巾が80mmの
ブランク材3枚を、遠赤外線加熱炉にて表面温度210
℃まで加熱後取り出し、長さ950mmのブランク材4枚
を下部にして、その上部に長さ560mmのブランク材3
枚を載せて、凸部先端面(上面)の巾が67mmである凸
下金型上にその先端面から両端が均等にはみ出すように
積層し成形した。表1に示すように、成形品の寸法精度
は良好である。
【0027】実施例10 抄紙法で製造されたガラス繊維含有率40重量%のポリ
プロピレン製スタンパブルシートで、ガラス繊維の配向
方向の長さが960mm、巾が86mmのブランク材4枚、
ガラス繊維の配向方向の長さが565mm、巾が86mmの
ブランク材3枚を、遠赤外線加熱炉にて表面温度210
℃まで加熱後取り出し、長さ960mmのブランク材4枚
を下部にして、その上部に長さ565mmのブランク材3
枚を載せて、凸部先端面(上面)の巾が67mmである凸
下金型上にその先端面から両端が均等にはみ出すように
積層し成形した。表1に示すように、成形品の寸法精度
は良好である。
【0028】実施例11 抄紙法で製造されたガラス繊維含有率40重量%のポリ
プロピレン製スタンパブルシートで、ガラス繊維の配向
方向の長さが925mm、巾が100mmのブランク材4
枚、ガラス繊維の配向方向の長さが540mm、巾が10
0mmのブランク材2枚を、遠赤外線加熱炉にて表面温度
210℃まで加熱後取り出し、長さ925mmのブランク
材4枚を下部にして、その上部に長さ540mmのブラン
ク材2枚を載せて、凸部先端面(上面)の巾が67mmで
ある凸下金型上にその先端面から両端が均等にはみ出す
ように積層し成形した。表1に示すように、成形品の寸
法精度は良好である。
【0029】比較例8 抄紙法で製造されたガラス繊維含有率40重量%のポリ
プロピレン製スタンパブルシートで、ガラス繊維の配向
方向の長さが960mm、巾が50mmのブランク材7枚、
ガラス繊維の配向方向の長さが570mm、巾が50mmの
ブランク材5枚を、遠赤外線加熱炉にて表面温度210
℃まで加熱後取り出し、長さ960mmのブランク材7枚
を下部にして、その上部に長さ570mmのブランク材5
枚を載せて、凸部先端面(上面)の巾が67mmである凸
下金型上の中央に積層し成形した。表1に示すように、
成形品の内そりが大きい。
【0030】比較例9 連続したガラス繊維を用いラミネート法で製造されたガ
ラス繊維含有率42重量%のポリプロピレン製UDスタ
ンパブルシートで、連続ガラス繊維の引き揃え方向の長
さが960mm、巾が86mmのブランク材4枚、連続ガラ
ス繊維の引き揃え方向の長さが565mm、巾が86mmの
ブランク材3枚を遠赤外線加熱炉にて表面温度210℃
まで加熱後取り出し、長さ960mmのブランク材4枚を
下部にして、その上部に長さ565mmのブランク材3枚
を載せて、凸部先端面(上面)の巾が67mmである凸下
金型上にその先端面から両端が均等にはみ出すように積
層し成形した。表1に示すように、成形品の内そりが大
きい。
【0031】
【表1】
【0032】
【発明の効果】以上詳述した通り、本発明の繊維強化熱
可塑性樹脂スタンパブルシートの成形方法を用いると成
形品の寸法精度が良好となるため、リブなどの工夫を必
要とすることなく、軽量なバンパービームなどの製造が
可能となる。更に、成形品の歩留まりが向上するなど工
程上にも有用である。
【図面の簡単な説明】
【図1】バンパービームを模したU字型の成形品の略
図。
【図2】ブランク材の略図。
【図3】図1の成形品を成形する場合の成形品のA−A
線に沿う金型の断面図で上金型が凹型、下金型が凸型の
場合。
【図4】図1の成形品を成形する場合の成形品のA−A
線に沿う金型の断面図で上金型が凸型、下金型が凹型の
場合。
【図5】本実施例にて用いたバンパービーム成形品の略
図。
【図6】本実施例にて用いた図5の成形品を成形する場
合の成形品のA−A線に沿う金型の断面図。
【図7】図1の成形品のA−A線に沿う断面図。
【符号の説明】
1 ブランク材の巾 2 凸下金型の凸部先端面(上面)の巾 3 凸下金型の凸部先端面(上面)の肩部分 4 凸上金型の凸部先端面(下面)の巾 5 凸上金型の凸部先端面(下面)の肩部分
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.5 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 B29L 31:30 4F (72)発明者 大野 賢祐 三重県四日市市東邦町1番地 三菱油化株 式会社四日市総合研究所内

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 繊維強化熱可塑性樹脂スタンパブルシー
    トを加熱溶融し凹凸金型にて断面U字型の成形品を成形
    する方法において、不連続繊維を用いて抄紙法により製
    造された繊維強化熱可塑性樹脂スタンパブルシートのブ
    ランク材の巾を、凸金型の凸部先端面の巾より大きく
    し、前記凸金型の凸部先端面からブランク材の巾の両端
    がはみ出すように配置して成形することを特徴とする繊
    維強化熱可塑性樹脂スタンパブルシートの成形方法。
  2. 【請求項2】 成形品が、自動車用バンパービームであ
    る請求項1記載の繊維強化熱可塑性樹脂スタンパブルシ
    ートの成形方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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CN104816483A (zh) * 2013-12-03 2015-08-05 波音公司 复合结构、制造该复合结构的方法以及混合式复合结构
US10583617B2 (en) 2016-11-28 2020-03-10 General Electric Company Automatic systems and methods for stacking composite plies

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