JPH0615535Y2 - 飲食用容器と飲食用容器敷き - Google Patents

飲食用容器と飲食用容器敷き

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JPH0615535Y2
JPH0615535Y2 JP7545690U JP7545690U JPH0615535Y2 JP H0615535 Y2 JPH0615535 Y2 JP H0615535Y2 JP 7545690 U JP7545690 U JP 7545690U JP 7545690 U JP7545690 U JP 7545690U JP H0615535 Y2 JPH0615535 Y2 JP H0615535Y2
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顕男 山東
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顕男 山東
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Description

【考案の詳細な説明】 「産業上の利用分野」 本考案は、飲食や酒飲のとき使用する飲食用容器類に関
するもので、詳しくは、その飲食や酒飲のとき、酒や飲
料物を入れたり副食物やおつまみを入れる「飲食用容
器」と、その飲食や酒飲のとき、コップ等の「飲食用容
器」の下に敷いて使用する「飲食用容器敷き」に関する
ものである。
「従来の技術」および「考案が解決しようとする課題」 前記の飲食用容器は、一部の金属製のものを除き、陶磁
製・ガラス製または樹脂製のものが主流をなしており、
飲料用・食物用等の用途に応じて種々の形状やサイズと
意図的工夫がなされた多種多様のものが使用されてい
る。
しかし、これ等の既存の飲食用容器は、飲食の対象物を
単に収容する容器機能と、飲食感を向上させるための意
匠的機能を有するものの、収容した飲食物を容器自体の
作用によって味を改良したり、風味を増したり、栄養価
値を向上させる機能に欠ける点がある。
また、前記の「飲食用容器敷き」は、ビールジヨッキや
ビールコップ・コーヒーカップ等に用いられる「コース
ター」と称される紙製・樹脂製の板状のものが一般に用
いられている。しかし、この既存の「飲食用容器敷き」
は、紙製または樹脂製の単純構成であり、飲食用容器の
付属品として飲食感をそそる放薫作用がなく、その上定
形化されて斬新感に欠ける不具合がある。
一方、食用水産物魚類として多用される鯛等は、尾鰭や
中骨(せきつい骨とその枝骨からなって魚体の中心部分
に存在し、魚を三枚におろしたとき、その中央の部分と
して取り出される板状の骨の部分を中骨という)が食用
除外物とされて廃棄されると共に、その廃棄処理も煩雑
性があり、水産資源活用の見地から、その食用除外物の
有効利用手段の開発が、調理分野等において求められて
いる。
本考案は、以上の従来手段の難点を解消する「飲食用容
器」と「飲食用容器敷き」を提供するものである。
「課題を解決するための手段」 以上の技術課題を解決する本考案は 「食用魚の尾鰭部と板状の中骨部の組合せからなり、所
要輪郭に形成して容器底となした該中骨部の周縁部位
に、該尾鰭部群を立設枠囲いして上方開口の中空多角体
に形成し、該尾鰭部群の隣接相互と、該尾鰭部と該中骨
部を、同質食用魚の「摺り身」で接着した構造を特徴と
する飲食用容器」と、 「食用魚の尾鰭部群を板状に配列して該尾鰭部の先端部
分をそれぞれ外方になすと共に、隣接した該尾鰭部群の
相互縁部を、同質食用魚の摺り身等で接着した構造を特
徴とする飲食用容器敷き」からなっている。なお、本考
案における尾鰭部とは、魚本体から切断分離された尾鰭
を意味する。また、中骨部とは、前記のとおり、魚を三
枚におろしたときに生ずる「脊つい骨とその枝骨からな
り、その枝骨間に魚肉膜がついている板状の中骨部分」
をいう。また、前記の飲食用容器敷きの接着は、前記の
同質摺り身の他に、通常の公知の接着剤を用いることが
ある。
「作用」 以上の構成からなる本考案の飲食用容器は、食用魚の尾
鰭部群を容器壁に、中骨部を容器底になすと共に、その
容器底と容器壁が同質魚の摺り身で接着されて容器に形
成されているので、その中に飲食物を収容すると、容器
自体の味や香りと、栄養分が収容物に転位滲透し、それ
等飲食物の味・風味・栄養価等を変質向上させて飲感食
感を改良向上する作用がある。そして、この作用は、か
ん酒等の熱い飲料や熱い副食物を入れると、容器自体が
熱せられて一段と活発になる。さらに、この飲食用容器
は食用魚の摺り身によって接着形成されているので、飲
食物への有害作用は全く存在しない。
一方、前記構成の本考案の「飲食用容器敷き」は、食用
魚の尾鰭部の縁部を相互接着して板状に形成されている
ので、前記の従来物に存在しない魚固有の放薫作用と、
異質材料から構成された斬新感があり、特に魚を好む使
用者の飲食感を向上させることができる。
さらに、本考案の飲食用容器と飲食用容器敷きは、従来
廃棄物とされていた食用魚の尾鰭部と中骨部を活用する
ので、水産資源の有効活用手段を提供することができ
る。
「実施例」 以下、実施例に基づいて詳しく説明する。まづ、本考案
の飲食用容器の実施例を示す第1図を参照して、図は酒
のおつまみ入れ、兼かん酒入れ容器の六面図が示してあ
り、(A)はその正面図、(B)はその右側面図、
(C)はその左側面図、(D)はその背面図、(E)は
その平面図、(F)はその底面図である。そして、容器
壁1は鯛の尾鰭部3を、容器底2は鯛の中骨部4が用い
て組合され、上方開放の六角立体容器に形成されてい
る。
詳しくは、同一種にして概ね同形同一サイズの鯛の六枚
の尾鰭部3が用いられ、所要サイズの六角形に成形され
た板状の鯛の中骨部4と尾鰭部3のそれぞれの縁部が、
同一種の鯛の摺り身によって相互接着されて、液密状の
六角体容器になっている。
なお、尾鰭部3と中骨部4は容器形成後の乾燥による収
縮変形を防止するため、予め自然乾燥、またはレンジ等
による強制乾燥によって、若干乾燥されている。
そして、以上の飲食用容器は、かん酒を入れて飲んだ
り、おつまみを入れて使用される。
この実施例の飲食用容器は、前記の作用があり、かん酒
は公知の「ひれ酒」の類似性状を呈して固有飲感があ
り、特に魚が好きな者には、酒の飲感が一段と向上す
る。
つぎに、第2図に示す本考案の「飲食用容器敷き」の一
実施例を説明する。この第2図のものは第1図実施例の
飲食用容器、またはビールジヨッキ・ビールカップ用の
ものであり、図はその六面図が示されており、(A)は
その正面図、(B)はその右側面図、(C)はその左側
面図、(D)はその背面図、(E)はその平面図、
(F)はその底面図であり、同一種にして概ね同形同一
サイズの鯛の尾鰭部3が四枚組合せられて、それぞれの
尾鰭先端5を外方になし、それぞれの側縁を接合して単
一板体に組合せられ、それ等の接合縁は同一種の鯛の摺
り身によって接着されている。そして、第2図(I)の
ように、飲食のとき卓上に敷いてビールコップ6等をの
せて使用するようになっている。
なお、この第2図実施例のものも、第1図実施例のもの
と同様に、尾鰭部3が予め乾燥されている。
この実施例の「飲食用容器敷き」は、鯛の尾鰭部群と摺
り身によって形成されているので、使用中に鯛固有の芳
薫が、かすかに放出されるので使用感が良く、特に魚の
好きな者にとって、飲食感をそそる前記の作用がある。
「考案の効果」 以上の説明のとおり、本考案の「飲食用容器」と「飲食
用容器敷き」は、収容した飲食物の味質・味感および栄
養価を改良向上して飲食感を向上すると共に、容器素材
が奇抜にして放薫性と斬新感があり、一般利用者の日常
の便宜を向上し、さらに、食用水産物の有効利用手段を
提供して、当該分野のニーズに応える等の効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図:本考案一実施例の飲食用容器の六面図を示し、
(A)はその正面図、(B)はその右側面図、(C)は
その左側面図、(D)はその背面図、(E)はその平面
図、(F)はその底面図、(G)は(A)のAA断面
図、(H)は(B)のBB断面図、第2図:本考案一実
施例の飲食用容器敷きの六面図を示し、(A)はその正
面図、(B)はその右側面図、(C)はその左側面図、
(D)はその背面図、(E)はその平面図、(F)はそ
の底面図、(G)は(A)のAA断面図、(H)は
(B)のBB断面図、(I)はその使用状態の斜視図 符号、1:容器壁、2:容器底、3:尾鰭部、4:中骨
部、5:尾鰭部の先端、6:ビールコップ

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】食用魚の尾鰭部群と板状の中骨部の組合せ
    からなり、所要輪郭に形成して容器底となした該中骨部
    の周縁部位に、該尾鰭部群を立設枠囲いして上方開口の
    中空多角体に形成し、該尾鰭部群の隣接相互と、該尾鰭
    部と該中骨部を、同質食用魚の「摺り身」で接着した構
    造を特徴とする飲食用容器。
  2. 【請求項2】食用魚の尾鰭部群を板状に配列して該尾鰭
    部の先端部分をそれぞれ外方になすと共に、隣接した該
    尾鰭部群の相互縁部を接着した構造を特徴とする飲食用
    容器敷き。
JP7545690U 1990-07-16 1990-07-16 飲食用容器と飲食用容器敷き Expired - Lifetime JPH0615535Y2 (ja)

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Publication Number Publication Date
JPH0432161U JPH0432161U (ja) 1992-03-16
JPH0615535Y2 true JPH0615535Y2 (ja) 1994-04-27

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ID=31616050

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