JPH0615509B2 - 1−ヨウ化エチルアルキルカ−ボネ−トの製法 - Google Patents

1−ヨウ化エチルアルキルカ−ボネ−トの製法

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JPH0615509B2
JPH0615509B2 JP61116893A JP11689386A JPH0615509B2 JP H0615509 B2 JPH0615509 B2 JP H0615509B2 JP 61116893 A JP61116893 A JP 61116893A JP 11689386 A JP11689386 A JP 11689386A JP H0615509 B2 JPH0615509 B2 JP H0615509B2
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alkyl carbonate
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ethyl iodide
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富夫 笹尾
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  • Organic Low-Molecular-Weight Compounds And Preparation Thereof (AREA)
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Description

【発明の詳細な説明】 3−1 目的 バカンピシリンは、3位にエステル基 を有するペニシリン誘導体であり、経口吸収性を有する
有用な抗菌剤である。このエステル化には1−ヨードエ
チル エチルカーボネートを使用するのが有利であるこ
とが知られている。
本発明は、1−ヨードエチル エチルカーボネートなど
の1−ヨードエチル アルキルカーボネート(2)の改良
製法である。
最近、1−ヨードエチル アルキルカーボネート(2)の
製法に関して次の式で示される方法が報告されている
(特開昭61-40246号公報)。
この方法により、1−クロロエチル アルキルカーボネ
ート(1)にルイス酸たとえば塩化亜鉛の存在下、ヨウ素
化剤たとえばヨウ化ナトリウムを反応させると、1−ヨ
ードエチル アルキルカーボネート(2)が得られる。
この方法は、吸湿性のため取扱いが困難なルイス酸を触
媒として用いることから、工業的な製法としては問題が
ある。
発明者等は、ルイス酸を用いなくても好収率で1−ヨー
ドエチル アルキルカーボネート(2)が得られる方法を
見出し、本発明を完成した。
3−2 構成 本発明は式 CH3CHClOCO2R (1) を有する化合物をプロトン酸およびリン酸カルシウムの
存在下、ヨウ素化剤と反応させることを特徴とする、式 CH3CHIOCO2R (2) を有する1−ヨウ化エチル アルキルカーボネートの製
法である。
上記式中、Rは低級アルキル基を示す。
Rの低級アルキル基は、たとえばメチル、エチル、プロ
ピル、イソプロピル、ブチル、イソブチル、s−ブチル
またはt−ブチルがあげられる。
上述したプロトン酸は、たとえばメタンスルホン酸、エ
タンスルホン酸、ベンゼンスルホン酸もしくはトルエン
スルホン酸のようなスルホン酸;ギ酸、酢酸もしくはプ
ロピオン酸のような脂肪酸または塩酸、硫酸、硝酸、リ
ン酸もしくはヨウ化水素酸のような鉱酸があげられ、好
適にはスルホン酸があげられる。
上述したリン酸カルシウムはたとえばCa3(PO4)2、〔Ca
3(PO4)23Ca(OH)2、Ca(PO3)2またはCa2P2O7があげら
れ、好ましくはCa3(PO4)2または〔Ca3(PO4)23Ca(OH)2
があげられる。
上述したヨウ素化剤は、たとえばヨウ化リチウム、ヨウ
化ナトリウムもしくはヨウ化カリウムのようなアルカリ
金属ヨウ化物またはヨウ化カルシウムもしくはヨウ化マ
グネシウムのようなアルカリ土類金属ヨウ化物があげら
れ、好ましくはアルカリ金属ヨウ化物があげられる。
本製法においては、溶媒を用いて反応が行われ、その溶
媒は、たとえばペンタン、イソペンタン、ヘキサン、ヘ
プタンもしくはオクタンのような脂肪族炭化水素;シク
ロペンタン、シクロヘキサンもしくはメチルシクロヘキ
サンのような脂環式炭化水素;ベンゼン、トルエンもし
くはキシレンのような芳香族炭化水素;塩化メチレン、
クロロホルム、四塩化炭素もしくはトリクロロエチレン
のようなハロゲン化炭化水素;酢酸エチルまたはこれら
の二種以上の混合溶媒があげられ、好ましくはヘキサ
ン、シクロヘキサン、ベンゼン、クロロホルム、四塩化
炭素または酢酸エチルがあげられる。
本製法を以下に説明する。1−クロロエチルアルキルカ
ーボネート(1)を1〜20倍重量、好ましくは1〜7倍
重量の溶媒(先に例示した溶媒)に溶かす。この溶液に
1〜4当量、好ましくは1〜2当量のヨウ素化剤、0.5
〜2当量、好ましくは1〜1.5当量のカルシウムを含む
リン酸カルシウムおよび0.5〜2当量、好ましくは0.9〜
1.5当量のプロトン酸を加える。この混合液を0〜50
℃、好ましくは20〜40℃で2〜48時間、好ましく
は3〜7時間攪拌する。反応液を常法に従って処理する
と目的の1−ヨードエチル アルキルカーボネート(2)
が得られる。
こゝに得られる目的物(2)は精製することなくアンピシ
リンなどのエステル化反応に用いることができるが、必
要ならばシリカゲルクロマトグラフィー、蒸留などによ
り精製することができる。
3−3 効果 本発明により、ルイス酸を用いなくても、プロトン酸お
よびリン酸カルシウムを用いて好収率で1−ヨードエチ
ル アルキルカーボネート(2)が得られる。従って、こ
の方法は化合物(2)のすぐれた工業的製法である。
以下に実施例をあげて本発明を具体的に示す。
実施例1 1−ヨードエチル イソプロピルカーボネート 1−クロロエチル イソプロピルカーボネート(5g)
をトルエン(15m)に溶かす。この溶液に沃化ナトリ
ウム(674g;1.5当量)、第三リン酸カルシウム(1.55
g;1当量)およびメタンスルホン酸(3.6g;1.25当
量)を加え、30℃で5時間攪拌する。反応液にトルエ
ン(35m)を加え、氷水(35m)で洗う。トルエン
溶液を5%チオ硫酸ナトリウム水溶液(35m)、5%
炭酸水素ナトリウム水溶液(35m)、水(35m)の
順で洗い、乾燥(MgSO4)し、トルエンを留去すると目的
物(7.5g;収率96%)が油状物として得られる。
NMR(CCl4)δppm:1.20(6H,d,J=6.5Hz),2.08
(3H,d,J=6.5Hz),4.72(1H,hept.J=6.5
Hz),6.58(1H,q,6Hz) 実施例1と同様の反応を、次の各溶媒を用いて実施例1
と全く同様(試薬および溶媒量、反応条件ならび反応液
の処理条件)に行うと、次の結果が得られる。
実施例1〜5で得られるものゝガスクロマトグラフィー
は目的物のピークのみを示す。
実施例6 1−ヨウドエチル エチルカーボネート 1−クロロエチル エチルカーボネート(5g)を用い
て、実施例1と同様に反応、処理(試薬、溶媒、反応時
間、反応液の処理条件)すると目的物(7.0g;収率95
%)が油状物として得られる。
NMR(CDCl3)δppm:1.36(3H,t,J=7Hz),2,25
(3H,d,J=6Hz),4.29(2H,q,J=7H
z),6.80(1H,q,J=6Hz) 本品のガスクロマトグラフィーは目的物のピークのみを
示す。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.5 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 // C07B 61/00 300

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】式 CH3CHClOCOOR を有する化合物をプロトン酸およびリン酸カルシウムの
    存在下、ヨウ素化剤と反応させることを特徴とする、式 CH3CHIOCOOR を有する1−ヨウ化エチル アルキルカーボネートの製
    法。 上記式中、Rは低級アルキル基を示す。
JP61116893A 1986-05-21 1986-05-21 1−ヨウ化エチルアルキルカ−ボネ−トの製法 Expired - Fee Related JPH0615509B2 (ja)

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