JPH0615365A - 板材曲げ型装置 - Google Patents

板材曲げ型装置

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Publication number
JPH0615365A
JPH0615365A JP17214992A JP17214992A JPH0615365A JP H0615365 A JPH0615365 A JP H0615365A JP 17214992 A JP17214992 A JP 17214992A JP 17214992 A JP17214992 A JP 17214992A JP H0615365 A JPH0615365 A JP H0615365A
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JP
Japan
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bending
shaped
counter
movable
plate
Prior art date
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Pending
Application number
JP17214992A
Other languages
English (en)
Inventor
Tadashi Amano
忠 天野
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Amada Co Ltd
Original Assignee
Amada Co Ltd
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Publication date
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Priority to JP17214992A priority Critical patent/JPH0615365A/ja
Publication of JPH0615365A publication Critical patent/JPH0615365A/ja
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  • Bending Of Plates, Rods, And Pipes (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 専用機、複雑な曲げ型装置を必要せず、既存
のプレースブレーキ等によりオーバシフト方式のL形折
曲を適切に行うこと。 【構成】 パンチ部材1に対してカウンタリテーナ3を
対向配置する。カウンタリテーナ3にはカウンタホルダ
23を上下方向に移動可能に設ける。カウンタホルダ2
3には板材のL形折曲を行う可動曲げ型33を回動可能
に設け、可動曲げ型33にはL形折曲によるL形折曲片
に係合するL形折曲片係合部材37を設ける。可動曲げ
型33の回動中心位置はL形折曲片の折曲線位置よりカ
ウンタリテーナ3の側に設定し、可動曲げ型33の回動
中心位置とL形折曲片の折曲線位置との相違により可動
曲げ型33の回動に伴ってL形折曲片係合部材37のL
形折曲片に対する係合位置がカウンタホルダ23の側へ
変位するよう構成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、板材曲げ型装置に関
し、特にオーバシフト方式のL形折曲を行う板材曲げ型
装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】板材のL形折曲方法の一つして、板材の
折曲線部に微細な連結部を残してスリット加工を施こ
し、その折曲線に沿って板材主部に対してほぼ90度の
折曲を行い、折曲片を延在方向に板厚分だけ板材主部に
対して変位させてL形折曲を完了するオーバシフト方式
のL形折曲方法が提案されている。
【0003】このオーバシフト方式のL形折曲方法によ
れば、板材の板厚が大きくても大きい折曲加工力を必要
とすることなく、また外観性に優れた直角の折曲部が得
られる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上述の如きオーバシフ
ト方式のL形折曲方法は、このL形折曲方法の実施に適
合した動作を行う専用の板材折曲加工機、あるいは曲げ
型装置により実施され得るものであるが、しかし何れの
場合も複雑な機構のものになり、オーバシフト方式のL
形折曲を容易に、且つ適切に実施することが難しい。
【0005】本発明は、上述の如き問題点に着目してな
されたものであり、専用機、複雑な曲げ型装置を必要せ
ず、既存のプレースブレーキ等により、しかも簡単な型
構造により上述のオーバシフト方式のL形折曲方法によ
るL形折曲を適切に行うことができる板材曲げ型装置を
提供することを目的としている。
【0006】
【課題を解決するための手段】上述の如き目的は、本発
明によれば、パンチ部材と、前記パンチ部材に対して対
向配置されるカウンタリテーナと、前記カウンタリテー
ナに前記パンチ部材との対向方向に所定量のみ移動可能
に取り付けられたカウンタホルダと、前記カウンタホル
ダを前記パンチ部材の側に付勢するばね部材と、前記カ
ウンタホルダに回動可能に取り付けられ前記カウンタホ
ルダの前記ばね部材のばね力に抗した前記カウンタリテ
ーナに対する相対移動に応じて回動して板材のL形折曲
を行う可動曲げ型と、前記可動曲げ型に装着され前記L
形折曲によるL形折曲片に係合するL形折曲片係合部材
とを有し、前記可動曲げ型の回動中心位置は前記L形折
曲片の折曲線位置より前記カウンタリテーナの側に設定
され、前記可動曲げ型の回動中心位置と前記L形折曲片
の折曲線位置との相違により前記可動曲げ型の前記回動
に伴ってL形折曲片係合部材の前記L形折曲片に対する
係合位置が前記カウンタホルダの側へ変位するよう構成
されていることを特徴とする板材曲げ型装置によって達
成される。
【0007】
【作用】上述の如き構成によれば、パンチ部材とカウン
タリテーナとが互いに近付く方向に相対変位することに
より、先ずパンチ部材とカウンタホルダとが共働して板
材(板材主部)を挟み持ち、次にカウンタホルダがばね
部材のばね力に抗してカウンタリテーナに対して相対移
動することにより、可動曲げ型が回動して板材のL形折
曲が行われ、この可動曲げ型の回動に伴ってL形折曲片
係合部材の前記L形折曲片に対する係合位置がカウンタ
ホルダの側へ変位することによりL形折曲片が板厚分だ
け板材主部に対して変位する。
【0008】
【実施例】以下に本発明の実施例を図面を用いて詳細に
説明する。
【0009】先ず本発明による板材曲げ型装置の説明に
先だって図5〜図7を用いて本発明による板材曲げ型装
置によりオーバシフト方式にてL形折曲される板材の形
状およびオーバシフト方式のL形折曲手順について説明
する。図5〜図7に於いて、板材Pは折曲線部に微細な
連結部Jを残して折曲線に沿って設けられた折曲線スリ
ットSaにより板材主部Paと折曲片Pbとに区画され
ている。また連結部Jの両側には折曲線スリットSaに
直交する方向に板材Pの板厚にほぼ等しい長さだけ折曲
線スリットSaより折曲片Pbに延在する連結部サイド
スリットSbが形成されている。
【0010】この板材PのL形折曲に際しては、先ず図
6に示されている如く、折曲線スリットSaに沿って折
曲片Pbを板材主部Paに対してほぼ90度折曲し、こ
の折曲完了後に図7に示されている如く、折曲片Pbを
当該折曲片Pbの延在方向、換言すれば板材主部Paの
板厚方向に押圧し、連結部Jを圧縮変形させつつ折曲片
Pbを板材主部Paの板厚分だけ板材主部Paに対して
変位させ、板材主部Paの端面部に折曲片Pbが重り合
うようにする。
【0011】図1〜図4は本発明による板材曲げ型装置
の一実施例を示している。これらの図に於いて、1はパ
ンチ部材を、3はカウンタリテーナを各々示している。
【0012】パンチ部材1はプレスブレーキの固定の中
間板5に締め金7により固定装着され、カウンタリテー
ナ3は締め板9により上下動可能な下部テーブル11に
固定装着され、パンチ部材1とカウンタリテーナ3とは
上下に対向配置されている。
【0013】パンチ部材1は、平らな板押さえ底面13
と、垂直な折曲側面15とを有しており、このパンチ部
材1には板押さえ底面13より下向きに突出したヒール
部材17が固定装着されている。
【0014】カウンタリテーナ3にはホルダ受け入れ孔
19が上下方向に形成されており、ホルダ受け入れ孔1
9内にはスルーボルト21によりカウンタホルダ23が
パンチ部材1との対向方向、即ち上下方向に所定量のみ
移動可能に設けられている。カウンタホルダ23はパン
チ部材1の板押さえ底面13と対向する平らな板押さえ
上面25を有しており、板押さえ上面25にはヒール部
材17を受け入れるヒール受け入れ孔27が開口してい
る。
【0015】カウンタホルダ23とホルダ受け入れ孔1
9の底部との間には圧縮コイルばね29が取り付けられ
ている。圧縮コイルばね29はカウンタホルダ23をカ
ウンタリテーナ3に対しパンチ部材1の側へ付勢してい
る。
【0016】カウンタホルダ23の一側部には枢軸31
により可動曲げ型33が上下方向に回動可能に装着され
ている。可動曲げ型33は、カウンタホルダ27が図1
に示されている如き初期位置にある時にはカウンタリテ
ーナ3の側部型回動案内部35上に乗って板押さえ上面
25と面一の水平姿勢を保ち、カウンタホルダ27がカ
ウンタリテーナ3に対して降下移動することに応じて、
図2に示されている如く、側部型回動案内部35との当
接関係により図にて反時計廻り方向へ回動して垂直に立
ち上がるようになっている。
【0017】可動曲げ型33には図4によく示されてい
る如く、L形折曲片係合部材37が装着されている。L
形折曲片係合部材37は、可動曲げ型33が直立した回
動位置(図2参照)にある状態に於いて可動曲げ型33
に対し上下方向に移動可能になっており、ばね装着用ロ
ッド39と可動曲げ型33との間に装着された圧縮コイ
ルばね41により下方へ、即ち可動曲げ型33の側へ付
勢されている。L形折曲片係合部材37には、板材Pの
折曲片Pbに形成された長孔Hbと係合するプル係合ピ
ン43が突出形成されていている。
【0018】この場合、枢軸31の中心位置、換言すれ
ば可動曲げ型33の回動中心位置は、板材Pの折曲線位
置、即ち図1に示されている如く、板材クランプ位置に
位置しているパンチ部材1の板押さえ底面13と折曲側
面15との接続角部C(図3参照)より変位量a1 だけ
L形折曲片係合部材37の側へ水平に、且つ変位量a2
だけ下方へ、即ちカウンタリテーナ3の側に変位してお
り、可動曲げ型33の回動中心の水平方向変位量a1 と
垂直方向変位量a2 とは互いに等しい値にされている。
【0019】このことにより可動曲げ型33が水平な初
期位置にある状態下にてのプル係合ピン43の中心位置
と接続角部C(板材Pの折曲線位置)との間の水平方向
間隔L0 に対して可動曲げ型33が垂直な折曲完了位置
にある状態下にてのプル係合ピン43の中心位置と接続
角部Cとの間の垂直方向間隔L1 はa1 +a2 =2aだ
け短くなる。即ち、L0 −L1 =a1 +a2 =2aとな
る。
【0020】上述の如き構成によれば、カウンタホルダ
23の板押さえ上面25上に板材Pを、その折曲線スリ
ットSaがパンチ部材1の折曲側面15に整合し、また
折曲片Pbが可動曲げ型33の側に位置するように水平
に載置する。この載置状態に於いては、L形折曲片係合
部材37のプル係合ピン43が板材Pの折曲片Pbに形
成された長孔Hbと所定の位置関係をもって係合する。
尚、長孔Hbは、L0−L1 =a1 +a2 =2aの寸法
関係を考慮して、寸法、位置を予め適正値に設定されて
いる。
【0021】次に上述の如きセット状態にて下部テーブ
ル11を上昇移動させる。すると、板材Pは、カウンタ
リテーナ3と共にカウンタホルダ23の板押さえ上面2
5上に載置された状態にて上昇し、これによりヒール部
材17が板材Pの板材主部Paに形成された孔Ha、更
にはカウンタホルダ23のヒール受け入れ孔27に嵌合
し、板材主部Paのスラスト方向止めが行われ、また板
材Pの板材主部Paがパンチ部材1の板押さえ底面13
と当接するようになる。
【0022】これにより板材Pの板材主部Paが、図1
に示されている如く、カウンタホルダ23の板押さえ上
面29とパンチ部材1の板押さえ底面13とにより挟ま
れてこれらよりクランプされる。
【0023】この状態より更に下部テーブル11が上昇
することにより、カウンタホルダ23は圧縮コイルばね
29のばね力に抗してカウンタリテーナ3に対して降下
移動するようになり、このカウンタホルダ23の降下に
応じて可動曲げ型33が側部型回動案内部35との当接
関係により、図3に示されている如く、図にて反時計廻
り方向へ回動して立ち上がる。これにより板材Pの折曲
片Pbが押され、折曲片Pbは折曲線スリットSaに沿
って板材主部Paに対し折曲されるようになる。
【0024】この可動曲げ型33の回動に伴いL形折曲
片係合部材37のプル係合ピン43が板材Pの長孔Hb
との係合関係を保って枢軸31を中心として回動し、こ
の回動に伴ってプル係合ピン43が、パンチ部材1の板
押さえ底面13と折曲側面15との接続角部C、即ち板
材Pの折曲線位置に近付き、長孔Hbの下端縁に当接係
合し、板材Pの折曲片Pbを板材主部Paの板厚方向に
下方へ引き下げるようになる。この引き下げにより、連
結部J(図5〜図7参照)が圧縮変形しつつ、図2に示
されている如く、折曲片Pbが板材主部Paの板厚分だ
け板材主部Paに対して下方に変位し、板材主部Paの
端面部に折曲片Pbが重り合うようになる。これにより
板材Pのオーバシフト方式のL形折曲が完了する。
【0025】尚、プル係合ピン43が長孔Hbの下端縁
に当接係合したのちの折曲片Pbに対するL形折曲片係
合部材37の下方への変位量が板材Pの板厚寸法に相当
する量を超えようとする時は、圧縮コイルばね41が撓
み、可動曲げ型33に対してL形折曲片係合部材37が
変位し、各部に過剰荷重が作用することが回避される。
【0026】以上に於ては、本発明を特定の実施例につ
いて詳細に説明したが、本発明は、これに限定されるも
のではなく、本発明の範囲内にて種々の実施例が可能で
あることは当業者にとって明らかであろう。
【0027】
【発明の効果】以上の説明から理解される如く、本発明
による板材曲げ型装置によれば、パンチ部材とカウンタ
リテーナとが互いに近付く方向に相対変位することによ
り、先ずパンチ部材とカウンタホルダとが共働して板材
(板材主部)を挟み持ち、次にカウンタホルダがばね部
材のばね力に抗してカウンタリテーナに対して相対移動
することにより可動曲げ型が回動して板材のL形折曲が
行われ、この可動曲げ型の回動に伴ってL形折曲片係合
部材の前記L形折曲片に対する係合位置がカウンタホル
ダの側へ変位することにより、L形折曲片が板厚分だけ
板材主部に対して変位されてオーバシフト方式のL形折
曲を完了するから、専用機、複雑な曲げ型装置を必要せ
ず、既存のプレースブレーキ等によりオーバシフト方式
のL形折曲が簡便且つ適切に行われ得るようになり、ま
た簡単な型構造により小ストロークにてオーバシフト方
式のL形折曲が行われるようになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による板材曲げ型装置の一実施例を板材
クランプ状態について示す縦断面図である。
【図2】本発明による板材曲げ型装置の一実施例を折曲
完了状態について示す縦断面図である。
【図3】本発明による板材曲げ型装置の可動曲げ型の回
動動作を示す要部の拡大図である。
【図4】本発明による板材曲げ型装置の一実施例をL形
折曲片係合部材配置部分に示す拡大正面図である。
【図5】本発明による板材曲げ型装置によりオーバシフ
ト方式にてL形折曲される板材の初期形状を示す斜視図
である。
【図6】本発明による板材曲げ型装置によりオーバシフ
ト方式にてL形折曲される板材の折曲第一段階を示す斜
視図である。
【図7】本発明による板材曲げ型装置によりオーバシフ
ト方式にてL形折曲される板材の折曲第二段階を示す斜
視図である。
【符号の説明】
1 パンチ部材 3 カウンタリテーナ 23 カウンタホルダ 29 圧縮コイルばね 33 可動曲げ型 37 L形折曲片係合部材 43 プル係合ピン

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 パンチ部材と、前記パンチ部材に対して
    対向配置されるカウンタリテーナと、前記カウンタリテ
    ーナに前記パンチ部材との対向方向に所定量のみ移動可
    能に取り付けられたカウンタホルダと、前記カウンタホ
    ルダを前記パンチ部材の側に付勢するばね部材と、前記
    カウンタホルダに回動可能に取り付けられ前記カウンタ
    ホルダの前記ばね部材のばね力に抗した前記カウンタリ
    テーナに対する相対移動に応じて回動して板材のL形折
    曲を行う可動曲げ型と、前記可動曲げ型に装着され前記
    L形折曲によるL形折曲片に係合するL形折曲片係合部
    材とを有し、前記可動曲げ型の回動中心位置は前記L形
    折曲片の折曲線位置より前記カウンタリテーナの側に設
    定され、前記可動曲げ型の回動中心位置と前記L形折曲
    片の折曲線位置との相違により前記可動曲げ型の前記回
    動に伴ってL形折曲片係合部材の前記L形折曲片に対す
    る係合位置が前記カウンタホルダの側へ変位するよう構
    成されていることを特徴とする板材曲げ型装置。
JP17214992A 1992-06-30 1992-06-30 板材曲げ型装置 Pending JPH0615365A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN109590357A (zh) * 2019-01-30 2019-04-09 福建渃博特自动化设备有限公司 一种钣金折弯方法及终端

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN109590357A (zh) * 2019-01-30 2019-04-09 福建渃博特自动化设备有限公司 一种钣金折弯方法及终端
CN109590357B (zh) * 2019-01-30 2020-03-31 福建渃博特自动化设备有限公司 一种钣金折弯方法及终端

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