JPH061535B2 - 記録・再生装置 - Google Patents

記録・再生装置

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JPH061535B2
JPH061535B2 JP60042752A JP4275285A JPH061535B2 JP H061535 B2 JPH061535 B2 JP H061535B2 JP 60042752 A JP60042752 A JP 60042752A JP 4275285 A JP4275285 A JP 4275285A JP H061535 B2 JPH061535 B2 JP H061535B2
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ring
adjusting
clamping
shaft
pinion
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ハインリツヒ・ヒユツター
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Koninklijke Philips Electronics NV
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    • GPHYSICS
    • G11INFORMATION STORAGE
    • G11BINFORMATION STORAGE BASED ON RELATIVE MOVEMENT BETWEEN RECORD CARRIER AND TRANSDUCER
    • G11B5/00Recording by magnetisation or demagnetisation of a record carrier; Reproducing by magnetic means; Record carriers therefor
    • G11B5/02Recording, reproducing, or erasing methods; Read, write or erase circuits therefor
    • G11B5/027Analogue recording
    • GPHYSICS
    • G11INFORMATION STORAGE
    • G11BINFORMATION STORAGE BASED ON RELATIVE MOVEMENT BETWEEN RECORD CARRIER AND TRANSDUCER
    • G11B5/00Recording by magnetisation or demagnetisation of a record carrier; Reproducing by magnetic means; Record carriers therefor
    • G11B5/48Disposition or mounting of heads or head supports relative to record carriers ; arrangements of heads, e.g. for scanning the record carrier to increase the relative speed
    • G11B5/52Disposition or mounting of heads or head supports relative to record carriers ; arrangements of heads, e.g. for scanning the record carrier to increase the relative speed with simultaneous movement of head and record carrier, e.g. rotation of head
    • G11B5/53Disposition or mounting of heads on rotating support
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y10TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC
    • Y10TTECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER US CLASSIFICATION
    • Y10T403/00Joints and connections
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    • Y10T403/7066Clamped members by wedge or cam having actuator
    • Y10T403/7067Threaded actuator
    • Y10T403/7069Axially oriented

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  • Clamps And Clips (AREA)
  • Adjustment Of The Magnetic Head Position Track Following On Tapes (AREA)
  • Mechanical Operated Clutches (AREA)
  • Structure Of Transmissions (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は磁気テープ用の記録・再生装置であって、この
記録再生装置が情報トラックに沿って磁気テープを走査
する少なくとも1個の回転自在の磁気ヘッドを具え、こ
の磁気ヘッドがハブを具える支持体上に取り付けられ、
ハブにより支持体が回転自在の軸と少なくとも1個の中
空円筒部上に取り付けられ、この中空円筒部が軸と同軸
で、ハブから軸線方向に突出し、中空円筒部がこの中空
円筒部を軸にクランプするため、緩めることができるク
ランプ装置と協働し、このクランプ装置が軸と同軸で、
軸の方に半径方向に突出する3個のクランプ突起を具え
る軸線方向に調整できるクランプ リングを具え、3個
のクランプ突起が軸に対して等しく傾き、軸に対して軸
線対称的に配置され、中空円筒部に作用し、また、クラ
ンプ リングを調整するために回転自在の調整リングを
具え、この調整リングがクランプ突起と協働し、調整リ
ングを回転させる時クランプ リングのクランプ突起が
中空円筒部を軸にクランプする記録再生装置に関するも
のである。
このような装置はオーストリア国特許AT−PS第36
5,808号に開示されている。而して調整リングを調
整するために、この既知の装置はこの調整リングと支持
体との間に働くねじ切りした手段を具える。そして調整
リングの運動はスラスト リングを介してクランプ リ
ングに伝達される。支持体のハブの円筒部を軸にクラン
プするために、支持体を保ち、調整リングを締めねばな
らない。ねじ切りした手段のねじ切り面間と、調整リン
グとスラスト リングの間と、スラスト リングとクラ
ンプ リングの間とにクランプ時に大きな摩擦力がかか
るため、支持体は取り付ける時可成り大きな力をかけね
ばならない。しかし、このような大きな力をかけると支
持体内に内部応力が生じ、支持体がひずみ、これがクラ
ンプが完了した後も少なくとも大部分残り、支持体を回
転させる時半径方向と軸線方向の両方で偏心を生ずる。
而して支持体が偏心し、一様に回転しないと、情報の記
録・再生時に支持体に取り付けられている磁気ヘッドに
よる情報トラックの走査が正しく行なわれなくなる。ま
た、この既知の装置のクランプ装置のクランプ リング
はクランピング時に調整リングが締められても回転でき
る。その結果クランプ リングのクランプ突起が支持体
の円筒部をこする。このため円筒部が溝状に不規則にひ
ずむが、これは望ましくないことである。蓋し、3個の
クランプ突起は大きさが等しいクランプ力をかけねばな
らず、しかもこれはクランプ装置が緩められ、締め直さ
れた後再現できねばならないからである。
本発明の目的は冒頭に記載したタイプの装置における上
述した問題を緩和し、支持体が軸にクランプされた時ク
ランプ リングが不所望な回転をすることがなく、支持
体に内部応力が生ぜず、支持体がひずむことがなく、非
常に小さな作動力で支持体を軸にクランプできるように
するにある。
この目的を達成するため本発明はクランプ リングとは
反対側において調整リングが軸に対して軸線対称的に支
持体にかかり、ギヤ セグメントを具え、このギヤ セ
グメントが軸と同軸で、回転自在のピニオンにより駆動
され、調整リングを回転させ、このピニオンが少なくと
も上記ギヤ セグメントが駆動される時ギヤ セグメン
トと噛合し、クランプ リングが調整リング上のギヤ
セグメントと対向して位置する孔を有し、ギヤ セグメ
ントと噛合するピニオンがこの孔を貫ぬいて延在し、少
なくとも部分的に孔の壁と当接し、少なくとも3個のカ
ム−従動手段を設け、調整リングが回転する時クランプ
リングを調整するようにし、このカム−従動手段が軸
と軸線対称的に配置され、このカム−従動手段が各々2
個のリングの一方の上にカム面を具え、これが2個のリ
ングの他方の方へ上向きに傾いており、軸のほぼ接線方
向に延在し、このカム面と協働する従動装置を2個のク
ランプの他方の上に設けたことを特徴とする。
こうすると調整リングはギヤ駆動により回転させられ、
クランプ リングはカム−従動手段により調整されるか
ら、ギヤ駆動とカム−従動手段の伝達比を適当に選び、
これらの手段の摩擦特性を好適にすると都合のよい損失
の小さな力の伝達が得られ、ピニオンを小さな駆動力で
駆動するだけで大きなクランピング力が得られる。この
ように駆動力は小さいから支持体を軸にクランプする時
支持体を保持するのに必要な力は小さく、従ってこの支
持体内に内部応力がほとんど生ぜず、この支持体がひず
むことはほとんどない。これにより支持体を軸にクラン
プした後この支持体が一様に回転することが保障され
る。このため記録・再生時に支持体上に配置されている
磁気ヘッドにより情報トラックが正しく走査される。調
整リングが回転する時クランプ リングはピニオンに対
向し、このピニオンがこのクランプ リングの孔を貫通
して延在し、このピニオンが調整リング上のギヤ セグ
メントを駆動し、次に回転させられるようになるが同じ
位置にとどまるから、簡単にクランプ リングの回転を
避けられる。
クランプ リングの孔は、例えば、長方形又は正方形の
断面とし、隙間を伴なってピニオンを取り囲むようにす
ることができる。しかし、クランプ リングの孔を円筒
状とし、孔の壁がピニオンと当接するようにすると好適
なことが判明している。こうすればクランプ リングの
円筒状の孔がピンをその回転時に案内する。
調整リング上のギヤ セグメントは、例えば、調整リン
グの外周に設けることができる。しかし、調整リングに
軸と同軸の環状スロットを持たせ、ピニオンにより駆動
されるギヤ セグメントを軸と同軸のスロットの2個の
境界壁の一方の上に付けると好適なことが判明してい
る。こうすると、クランプ装置の半径方向の寸法が小さ
くなる。
調整リングの回転範囲は、例えば、支持体上の別個の止
めにより画成することができる。しかし、クランプ装置
が緩められている時はスロットの2個の端の一方の境界
壁がギヤ セグメントと噛合しているピニオンと衝合
し、クランプ装置が締められたら他方の端の境界壁がピ
ニオンと衝合すると好適なことが判明している。こうす
れば、特別な手段を用いずに、単にピニオンと協働する
スロットにより調整リングの回転範囲が画成される。
各カム−従動手段のカム面は、例えば、クランプ リン
グ上に設け、クランプ リングに固定されている別個の
くさびとし、従動装置は調整リング上に回転するように
取り付けられ、くさびと協働するローラとすることがで
きる。しかし、各カム−従動手段のカム面を調整リング
上に設け、調整リングのクランプ リングの方に傾く環
状部とし、各カム−従動手段の従動装置をクランプ リ
ング上に設け、クランプ リングのこのクランプリング
の周から突出し、少なくとも部分的に調整リングのカム
面部上に延在する環状部とすると有利なことが判明して
いる。こうすると特に簡単で、コンパクトなカム−従動
手段が得られ、調整リングにとってもクランプリングに
とってもコンパクトで、安定した取り扱いの容易な構造
が得られる。
ピニオンのジャーナルは、例えば、クランプ リングの
孔内にクランプ リングで回転自在に軸承されるように
延在させ、ピニオンが何時も調整リング上のギヤ セグ
メントと噛合するようにすることができる。しかし、ピ
ニオンをクランプ装置の調整リング上のギヤ セグメン
トからはずして取り除けるように構成すると有利なこと
が判明している。こうすると複数個のクランプ装置の調
整リングのギヤ セグメントを駆動するために取りはず
し自在のピニオンを使うことができ、これらの複数個の
クランプ装置の各々毎に別個のピニオンを設ける必要が
なくなり、節約になる。
この点でピニオンにこのピニオンを回転駆動するための
作動部材を持たせると有利なことが判明している。こう
するとクランプ動作が簡単になる。ピニオン上の作動部
材はピニオンを手又は機械で駆動できるように構成する
ことができる。
前述したオーストリア国特許AT−PS第356805
号に記載されているような支持体がハブか軸線上で反対
方向に突出し、軸と同軸で、各々がクランプ装置と協働
する2個の中空円筒部を具える装置では、2個のクラン
プ装置の各々の調整リング上のギヤ セグメントを駆動
するために別個のピニオンを設けている。しかし、2個
のクランプ装置の調整リング上のギヤ セグメントのピ
ッチ円の半径を等しくし、歯数を同じにし、2個のギヤ
セグメントを駆動して同時に2個の調整リングを回転
させるために、少なくとも2個のギヤ セグメントが駆
動される時支持体の孔を貫通して延在する1個のピニオ
ンを設けると有利なことが判明している。こうすると、
2個のクランプ装置により支持体を軸にクランプするの
が簡単になり、時間の節約となり、信頼性が高く、均一
なものが得られる。
この点でギヤ セグメントを駆動するためのピニオンが
2個のクランプ装置の調整リングから取りはずせられる
実施例では、2個のクランプ装置の調整リングの各々が
軸と同軸である少なくとも1個の別のギヤ セグメント
を具え、2個の調整リング上のこれらの別のギヤ セグ
メントがピッチ円の半径が等しく、歯数が同じで、軸線
方向に整合し、ギヤ ブリッジにより互に結合され、2
個の調整リングを回転させるための2個のギヤ セグメ
ントも互に軸線的に整合するようにすると有利なことが
判明している。こうするとピニオンをクランプ装置から
取りはずした後も2個の調整リングを回転させるための
2個のギヤ セグメントが整合しており、再びピニオン
を軸線方向に動かしてピニオンを2個の整合しているギ
ヤ セグメントと噛合させるのが容易となる。
ギヤ ブリッジは、例えば、2個の個別の同軸ギヤ ホ
イールを具えるが、これらのギヤ ホイールは各々2個
の調整リング上の2個の別のギヤセグメントの一つと噛
合し、円筒状の連結部材により互に結合され、2個の調
整リングの少なくとも一つの上で回転自在に軸承され
る。代りに、ギヤ セグメントは2個の調整リングの少
なくとも一つの上で回転自在に軸承され、2個の別のギ
ヤセグメントと噛合する単一のギヤ ホイールを具える
こともできる。しかし、ギヤ ブリッジが2個の同軸の
ギヤ ホイールを具え、これらのギヤホイールの各々が
2個の調整リング上の2個の別のギヤ セグメントの一
つと噛合し、直径が2個のギヤ ホイールの歯元円の直
径より大きい1個の円筒状の連結部材を介して互に結合
され、2個の調整リング上の2個の別のギヤ セグメン
トにより2個の調整リング間で軸線方向に浮かして保持
すると有利なことが判明している。こうするとギヤ ブ
リッジの軸線方向の取り付けのために別の手段を必要と
せず、非常に簡単な構造が得られる。
2個の調整リング上の別のギヤ セグメントは、例え
ば、調整リングの外周上に配置することができる。しか
し、2個のクランプ装置の調整リングが各々少なくとも
1個の軸と同軸の環状凹所を有し、2個の調整リングの
これらの凹所が軸線方向で互に整合し、別のギヤ セグ
メントの一つが各凹所の2個の境界壁の一方の上に形成
され、これらの境界壁が軸と同軸で、軸線方向において
整合するようにすると有利なことが判明している。こう
するとクランプ装置の半径方向の寸法が小さくなる。
このようクランプ装置の半径方向の寸法を小さくするた
めには、調整リングを回転させるのに役立つギヤ セグ
メントを調整リング自体の上に設け、少なくとも1個の
別のギヤ セグメントを上記調整リング上に軸に対して
軸線対称的に設けると有利なことも判明している。こう
すると調整リング上の全てのギヤ セグメントが軸から
同じ小さな半径方向の距離を有する。
2個の実施例を挙げ図面につき本発明を詳細に説明す
る。
第1図はビデオ及びオーディオ情報を磁気テープ2上に
記録したり、磁気テープ2から再生したりするための記
録・再生装置1の一部を略式図示したものである。記録
・再生装置1はデッキ板3を具え、このデッキ板3が送
りスピンドル4及び巻取りスピンドル5を担持し、これ
らのスピンドル4及び5が夫々、これらのスピンドル4
及び5に取り付けられている送りリール6及び巻取りリ
ール7を駆動する。送りリール6から巻取りリール7の
方に見てゆくと、磁気テープ2は磁気テープを案内する
ためのテープ ガイド8、磁気テープに蓄えられている
情報を全て消去するための磁気消去ヘッド9、後述する
案内ドラム10、磁気テープ上にオーディオ情報を記録し
たり、磁気テープからオーディオ情報を再生したりする
ための磁気記録・再生ヘッド11、キャプスタン12、この
キャプスタン12と協働し、図示しない態様でキャプスタ
ンの方に動かし、押接させ、記録・再生プロセス時に磁
気テープを一様に通すための圧力ローラ13、磁気テープ
2を案内するための2個のテープ ガイド14及び15を通
る。送りリール6と巻取りリール7とはカセット内に装
着することもできるが、その場合は磁気テープをカセッ
トから引出し、適当な装置により上述した部分の周りに
通すことができる。
このタイプの装置では通常行なわれるように、磁気テー
プ2はらせん通路に沿ってテープ案内ドラム10の円周面
の周りに巻き付けられ、このテープ案内ドラム10上に設
けられているビデオ情報を記録・再生するための少なく
とも1個の回転自在の磁気ヘッドが磁気テープと協働
し、このテープの長手方向に対して傾いている情報トラ
ックに沿って磁気テープを走査する。第2図に見るよう
に、本例ではテープ案内ドラム10はデッキ板3に固定さ
れている静止ドラム部16と、この静止ドラム部と同軸の
回転ドラム部17とを具える。
回転ドラム部17は本例ではビデオ情報を記録・再生する
ための2個の磁気ヘッド18及び19を担持する支持体とし
て働き、アルミニウム合金で作られるが、ハブ20を具
え、このハブ20により静止ドラム部17が軸線21を中心と
して回転できる軸22にその自由端23の近傍で取り付けら
れる。軸22、従って静止ドラム部17は直接モータ24(略
式図示)により駆動されるが、モータ24はこのモータ24
の回転子25が同軸的に軸22に取り付けられ、そこに剛固
に取り付けられているため直接軸22と協働する。モータ
の固定子26はモータ ハウジング27内に取り付けられ
る。モータ ハウジング27は静止ドラム部16と共に一つ
のユニットを形成する。このようにしてモータ24及び全
テープ案内ドラム10は一つのユニットを構成し、これは
簡単にデッキ板3に取り付けられる。
回転ドラム部17は2個の中空円筒部28及び29を具える
が、これらの中空円筒部28及び29は反対軸線方向にハブ
20から突出し、夫々着脱自在のクランプ装置30及び31で
クランプされる。回転ドラム部17を軸22に結合するため
に、2個のクランプ装置30及び31が夫々2個の軸線方向
に離れたクランピング区域で2個の中空円筒部28及び29
を軸22にクランプする。装置を正しく動作させ、関連す
る磁気ヘッドによりビデオ情報を正しく記録・再生する
ためには、これらの磁気ヘッド18及び19を担持する回転
ドラム部17がクランプ装置30及び31により正確且つ信頼
できる態様で軸22にクランプされ、従って回転ドラム部
17が偏心せず且つ絶対に一様に回転することが不可欠で
ある。
以下第3ないし6図につき2個のクランプ装置30及び31
を詳細に説明する。これらの図から明らかなように、2
個のクランプ装置30及び31は同じであり、回転ドラム部
17の2個のクランプ装置間の部分に対し、鏡映対称的に
配置されている。このため2個のクランプ装置30及び31
の対応する部分は同じ符号を付し、クランプ装置31の方
にはダッシュを付する。
2個のクランプ装置30及び312は各々軸22と同軸で、軸
の軸線方向に調整できる円板状のクランプリング32,3
2′を具える。これらのクランプ リング32,32′は軸の
半径方向に延在し、軸に対して等しく傾むいているクラ
ンプ突起33,34,35及び33′,34′,35′を具えるが、こ
れらのクランプ突起は軸に対して軸線対称的に配置され
ており、夫々中空円筒部28,29に作用する。このように
クランプ突起が軸線対称的に配置されているため、これ
らのクランプ突起が中空円筒部にかけるクランプ力は軸
22の軸線21に対して正確に軸線対称的である。従って、
回転ドラム部17が正しく回転するのに不可欠なクランプ
力間の完全に対称的な関係が得られる。クランプ突起の
自由端は夫々中空円筒部28及び29の階段36及び37上にの
る。こうすると簡単に各クランプ リング32,32′の3
個のクランプ突起が軸線対称的に関連する中空円筒部に
作用するだけでなく、同じ高さで作用するようにでき
る。こうするとクランプ時にクランプ突起は中空円筒部
及び軸に曲げモーメントをかけなくなるが、これも回転
ドラム部17が正しく回転するために不可欠である。クラ
ンプ リング32,32′は、例えば、鋼又はりん青銅で作
られ、厚さが、0.5ミリメートル程度である。クランプ
装置がゆるめられると、第3図及び第4図に示すよう
に、クランプ突起を含むクランプ リング32,32′は円
錐形になり、クランプ装置が締められると、第5図及び
第6図に示すように、クランプ突起を具えるクランプ
リング32,32′は拡げられ、平らな形をとる。
各クランプ装置30,31のクランプ リング32,32′を軸の
軸線方向で調整するために、2個のクランプ装置の各々
が回転自在の円板状の調整リング38,38′を具えるが、
この調整リングは軸22と同軸であって、後述するカム−
従動手段によりクランプ リング32,32′と協働する。
カム−従動手段は軸22に対して軸線対称的に配置されて
いる。調整リング38,38′は、例えば、硬鋼で作ること
ができ、厚さは1ミリメートル程度である。クランプ
リング32,32′とは反対側で、各クランプ装置30及び31
の調整リング38,38′は夫々中空円筒部28又は29と隣接
する回転ドラム部17の階段部39又は40により軸に対して
軸線対称的に支持される。これも軸線対称な力のバラン
スにとって重要である。調整リング38を第3図に示す位
置から第5図に示す位置に時計方向に回転させると、ク
ランプ装置30のクランプ リング32は軸の自由端23の方
に動き、調整リング38′を同じように回転させるとクラ
ンプ装置31のクランプ リング32′は軸22の自由端23か
ら遠ざかる方向の動き、クランプ リング32,32′はク
ランプ突起33,34,35,,33′,34′,35′と共に円錐形
から平らな形に拡げられ、これによりクランプ突起は、
第5図及び第6図に示すように、中空円筒部28,29を軸2
2にクランプする。このようにクランピング時にクラン
プ リング32,32′の形を円錐形から平らな形に変える
と、中空円筒部28,29に対して半径方向にクランプ突起
を変位させ、満足な力の伝達を与える。2個の調整リン
グ38,38′の各々は軸22と同軸の環状スロット41,41′を
具え、軸22と同軸のギヤ セグメント42,42′を環状ス
ロット41,41′の軸22とは反対側の境界壁(これは軸22
と同軸である)上に形成する。このギヤ セグメントは
第3図及び第5図で一部点線で示してある。2個のクラ
ンプ装置30及び31の2個の調整リング38,38′上のギヤ
セグメント42,42′はピッチ円の半径が等しく、歯数
が同じである。
2個の調整リングを同時に回転させるために、2個の調
整リング38,38′上の2個のギヤ セグメント42,42′を
回転ドラム部17の円筒状の孔43を貫ぬいて延在し、ギヤ
セグメント42,42′と噛合する単一の回転自在のピニ
オン44により駆動する。こうすると簡単に2個のクラン
プ装置を同時に締めたり緩めたりでき、テープ案内ドラ
ム10の内側にあるクランプ装置30,31をテープ案内ドラ
ム10の外から簡単に作動させることができる。調整リン
グとギヤ(歯車)で駆動すると、損失がほとんどなく満
足できる力の伝達が行なわれる。ピニオン44は調整リン
グ38,38′上のギヤ セグメント42,42′からはずし、ク
ランプ装置30及び31から取りはずすことができる。ピニ
オン44を2個のギヤ セグメント42,42′からはずした
り、逆にギヤ セグメントと噛合させたりするために、
ピニオン44は簡単に調整リング38,38′内のスロット41,
41′と回転ドラム部17内の孔43とを軸22の軸線方向に通
り抜けられるようにする。ピニオン44を簡単に作動させ
且つ駆動するためにピニオン44にシャフト状の部分45を
設ける。複数個のクランプ装置を駆動するために着脱自
在のピニオン44を採用することができ、これは耐摩耗性
の材料を使用すると好適である。
調整リング38,38′の回転範囲(本例では約60°であ
る)を限るために、スロット41,41′のこれらのスロッ
トの端近傍の境界壁をギヤ セグメント42,42′と噛合
するピニオン44と協働させ、別途に止めを設けなくても
よいようにする。クランプ装置30及び31が緩められた時
は、第3図に示すように、2個の調整リングのスロット
41,41′の境界壁は、端46,46′でピニオンと対向し、ク
ランプ装置30及び31が締められた時は、第5図に示すよ
うに、スロット41,41′の境界壁の端47,47′がピニオン
44と対向する。
各クランプ装置30及び31のクランプ リング32,32′は
円筒形の孔48,48′を具えるが、これらの孔48,48′は軸
22の軸線方向において関連するクランプ装置の調整リン
グ38,38′上のギヤ セグメント42,42′と対向する。2
個の調整リング38,38′上のギヤ セグメント42,42′と
噛合するピニオン44はこれらの孔48,48′を貫ぬいて延
在し、これらの孔の壁と対向する。斯くして、駆動され
る時は回転するが、それ以外は部分45を介して静止する
ピニオン44はクランプ リング32,32′と協働する調整
リング38,38′が回転させられる時これらのクランプ
リング32,32′が一緒に回転するのを防ぐ。
また、2個のクランプ装置30及び31の調整リング38,3
8′は各々軸22と同軸のスロットの形態をした2個の環
状凹所49,50,49′、50′を具えるが、これらの2個の
環状凹所49,49′及び50,50′は軸22の軸線方向に見て対
をなして整合している。スロット49,49′及び50,50′の
軸22とは反対側の境界壁の各々(これらは軸22と同軸で
ある)に軸22と同軸のギヤ セグメント51,51′及び52,
52′を形成する。第3図及び第5図に見るように、スロ
ット41,49,50,41′,49′,50′と、調整リング38,3
8′を回転させるのに役立つギヤ セグメント42,42′
と、2個の別のギヤ セグメント51,52,51′,52′は
軸22の軸線方向に対して対称的である。従って半径方向
のスペースが占められるのは最小になる。2個の調整リ
ング38,38′上の別ギヤ セグメント51,51′,52,52′
はピッチ円の半径が等しく、歯数が同じであり、軸22の
軸線方向で対をなして整合している。これらの別のギヤ
セグメントのピッチ円の半径と歯は調整リング38,3
8′を回転させるためのギヤ セグメント42,42′のピッ
チ円の半径及び歯と対応している。
別のギヤ セグメント51,51′52,52′は夫々ギヤ ブリ
ッジ53及び54を介して対をなして互に結合される。各ギ
ヤ ブリッジ53及び54は2個の同軸ギヤ ホイール55,5
5′56,56′を具えるが、これらは2個の調整リング38,3
8′の2個の別のギヤ セグメント51,51′52,52′の一
つと噛合する。これらのギヤ ホイールは調整リング3
8,38′のスロット49,49′50,50′と係合し、円筒連結部
57,58を介して互に剛固に連結される。従って、それら
の歯は軸の軸線方向に見て整合する。各連結部57,58は
回転ドラム部17の円筒状の孔59,60を貫ぬいて延在し、
関連する孔内で回転自在に案内される。各ギヤ ブリッ
ジ53,54の連結部57,58の直径はこれにより相互に連結さ
れる2個のギヤ ホイール55,55′又は56,56′の外側円
の直径より僅かに大きくする。即ち、これらのギヤ ホ
イールの歯元円の直径より大きくする。こうすると連結
部57,58、従って全ギヤ ブリッジ53,54は2個の調整リ
ング38,38′上の2個の別の一致するギヤ セグメント5
1,51′及び52,52′により2個の調整リング38,38′間で
軸22の軸線方向に見て浮いた状態で保たれる。一致する
別のギヤ セグメント51,51′及び52,52′と噛合するギ
ヤ ブリッジ54,54′を介して、2個の調整リング38,3
8′を回転させるのに役立つ2個のギヤ セグメント42,
42′が、たとえギヤ セグメント42,42′を駆動するピ
ニオン44がこれらのギヤ セグメント42,42′と噛合し
なくても、整合状態に保たれる。従って、ピニオン44を
軸の軸線方向に動かすことによりこのピニオン44を互に
何時も整合しているギヤ セグメント42,42′と噛合さ
せることができる。
調整リング38,38′が回転している時軸22の軸線方向で
クランプ リング32,32′を調整するために、前述した
ように、カム−従動手段を設ける。このカム−従動手段
は軸に対して軸線対称的に配置され、力を適当に伝達す
るという利点を有する。カム−従動手段を軸線対称的に
配置すると、調整リングとクランプ リングとの間で軸
線対称的な力の伝達が行なわれる。本例では軸22に対し
て軸線対称的に配置された3個のカム−従動手段61,62,
63,61′,62′,63′を設けるが、これらのカム−従動
手段は各々2個のリング32,38,32′,38′の一方の上
に形成されたカム面を具える。このカム面は2個のリン
グの他方の方向に上向きに傾いており、軸の接線方向に
延在している。カム−従動手段はまた上記カム面と協働
し、2個のリングの他方の上に配置されている従動装置
を具える。各カム−従動手段61,62,63,61′,62′,6
3′のカム面は調整リング38,38′の上に設けられ、単に
調整リング38,38′の環状部64,65,66,64′,65′,6
6′により構成される。これらの環状部はクランプ リ
ング32,32′の方へ下向きに傾いている。これらの環状
部は硬化処理を施す前に調整リング用に元の平らなブラ
ンクに切断と曲げを結合した処理を施して形成する。各
カム−従動手段61,62,63,61′,62′,63′の従動装置
はクランプ リング32,32′の上に形成し、単にクラン
プ リングから円周方向に突出する環状部67,68,69,6
7′,68′,69′で作る。この環状部は少なくも部分的
にカム面を構成する調整リング38,38′の環状部64,65,6
6,64′,65′、66′の上に延在する。
クランプ装置30及び31を中空円筒部28及び29の上に取り
付けるために、回転ドラム部17の階段部39及び40と衝合
する迄調整リング38,38′をこれらの中空円筒部28及び2
9上で摺らせ、その後でクランプ リング32,32′を中空
円筒部28及び29の上に置き、その際クランプ突起33,34,
35,33′,34′,35′をこれらの中空円筒部の階段36,3
7と衝合させ、クランプ リング32,32′の円筒状の孔4
8,48′と回転ドラム部17の円筒状の孔43とが軸22の軸線
方向において整列し、これまた軸の軸線方向において整
合する調整リング38,38′のスロット41,41′が端で一致
するようにする。この時クランプ リングはそのクラン
プ突起と共に円錐形となる。この時クランプ突起が半径
方向に関連する円筒部に小さな力をかけ、クランプ リ
ングと調整リングとが誤って離れるのを防ぎ、クランプ
リングが誤って回転しないようにすると良い。クラン
プ装置30及び31を取り付けた後それらを緩めた位置にす
る。シャフト状の部分45によりピニオン44を矢印70で示
したように軸22の軸線方向に動かしてピニオン44を中空
円筒部28及び29上の緩められたクランプ装置と協働させ
る。この時第3図及び第4図に見るようにピニオン44は
クランプ リング32の円筒状の孔48と係合し、調整リン
グ38のスロット41を通り抜け、回転ドラム部17の円筒状
の孔43を貫通し、調整リング38′のスロット41′とクラ
ンプ リング32′の円筒状の孔48′とを通り抜け、ピニ
オン44の歯42,42′がスロット41,41′の境界壁と係合す
る。
回転ドラム部17を軸22に固定するために、回転ドラム部
17を手又は装置により保持し、ピニオン44をそのピン45
を介して手又はモータにより第3図に矢印71で示す方向
にまわす。この結果、調整リング38,38′上のギヤ セ
グメント42,42′は適当な力が伝達され、第3図の矢印7
2の方向に回転させられる。従って2個の調整リング38,
38′は矢印72の方向に回転させられ、クランプ リング
32,32′の孔48,48′を貫通して延在するピニオン44がク
ランプ リングが回転させられるのを防ぐ。調整リング
38,38′が回転する結果、調整リング38,38′のカム面と
して働く環状部64,65,66,64′,65′,66′がクランプ
リング32,32′の従動装置として働く環状部67,68,6
9,67′,68′,69′に対して働く。これらのカム−従
動手段は満足な力の伝達も与える。この結果、各クラン
プ リング32,32′は関連する調整リング38,38′から離
れて軸線方向に動き、調整リングが円錐形ではなく平ら
な形状をとる。これはまた効果的な力の伝達を与える。
調整リング38,38′は回転するから、ギヤ ブリッジ53
及び54はギヤ セグメント51,51′52,52′を介して駆動
され、ギヤ ブリッジの円筒状の連結部57及び58が回転
ドラム部17に不所望な力を一切かけずに回転ドラム部17
の円筒状の孔59,60内で回転する。スロット41,41′の端
47,47′の境界壁が、第5図に示すように、ピニオン44
と衝合するや否や、このピニオン44と噛合しているギヤ
セグメント42,42′がそれ以上駆動されなくなり、ピ
ニオン44が更に回転することはできなくなる。調整リン
グのカム面として働く環状部64,65,66,64′,65′,6
6′はこの時ほとんど全体がクランプ リング32,32′の
従動装置として働く環状部67,68,69,67′,68′,69′
の背后に隠れ、クランプ リングはカム−従動手段61,6
2,63,61′,62′,63′を介して拡げられた平らな形を
保ち、クランプ リングのクランプ突起33,34,35,3
3′,34′,35′が中空円筒部28,29を軸22にクランプす
る。この時クランプ装置30及び31は締められた位置であ
り、その後でピニオン44が2個のギヤ セグメント42,4
2′からはずれ、第6図に示すように、2個のクランプ
装置30及び31から除かれる。上述した動作を逆にすれば
クランプ装置30及び31は緩められ、ギヤ セグメント4
2,42′と噛合しているピニオン44が矢印71で示す方向に
駆動され、スロット41,41′の端46,46′の境界壁が、第
3図に示すようにピニオン44と衝合するに至る。
上述したクランプ装置によるクランビングは全部で3個
の好適な力の伝達、即ち、調整リングのためのギヤ駆動
によるものと、カム−従動手段を介するクランプ リン
グの作動と、円錐形から平らな形へのクランプ リング
の変形とが得られるという利点を有する。このようにし
て高度な力の伝達が達成される。蓋し、ピニオンに対す
る非常に小さな作動力即ち駆動力で非常に大きなクラン
ピング力が得られ、クランプ突起がしっかりと円筒部を
軸に固定するするからである。ピニオンには小さな作動
力しかかからないから、回転ドラム部を固定されている
時保持するのに非常に小さな保持力しか必要とせず、こ
の回転ドラム部内には応力が生ぜず、従って変形せず、
これにより回転ドラム部が一様に偏心せずに回転し、装
置が正しく作動する。
明らかに調整リング上のギヤ セグメントはスロットの
軸に近い方の境界壁に、軸と同軸に設けることもでき
る。また2個の調整リングは単一のギヤ ブリッジによ
り結合することもでき、この場合は各調整リングが唯一
のギヤ セグメントを具えることになる。ギヤ セグメ
ントが駆動され、調整リングを回転させる時ピニオンが
貫通するクランプ リングの孔はクランプ リングの外
側円周迄延在するU字状のスロットとして形成すること
もできる。
第7図及び第8図に示す実施例では、回転ドラム部73が
唯1個の中空円筒部76を具え、この中空円筒部76がハブ
74から突出し、軸75と同軸で、緩めることができるクラ
ンプ装置77と協働する。これにより回転ドラム部は軸に
クランプされる。
クランプ装置77は軸75と同軸で、軸線方向に調整できる
クランプ リング78を具える。このクランプ リング78
は3個のクランプ突起79,80,81を具えるが、これらのク
ランプ突起は軸に対して半径方向に延在し、この軸75
に向って等しく傾いており、軸75に対して軸線対称的に
配置されている。クランプ リング78は緩められた時
も、締められた時も平らな形をとり、この面が何時も軸
に対して垂直に延在する。クランプ突起79,80,81は、ク
ランプ装置が緩められた時、クランプ リング78の面に
対して傾く。即ち、クランプ リング78から回転ドラム
部73の方向へ傾く。しかし、図面を簡明ならしめるた
め、これは図示してはいない。クランプ装置が締められ
ている時、クランプ突起は、第8図から明らかなよう
に、クランプリングの面に平行に延在する。クランプ突
起79,80,81の自由端は中空円筒部76の階段82上にのり、
これによりクランプ突起が中空円筒部76と軸75とに対し
ていずれも正確に同じレベルに保たれる。
クランプ リング78を軸75の軸線方向で調整するため
に、クランプ装置77は軸75と同軸で、軸75に対して軸線
対称的に配置されている4個のカム−従動手段83,84,8
5,86を介してクランプ リングと協働する回転自在の調
整リング87を具える。この調整リング87はクランプ リ
ング78とは反対側では中空円筒部76上に取り付けられた
ねじ切りされているリング88を介して回転ドラム部73に
より軸75に対して軸線対称的に支持される。調整リング
87の円周上にギヤ セグメント89を形成し、このギヤ
セグメント89と一定して噛合している回転自在のピニオ
ン90により駆動して調整リング87を回転させられるよう
にする。
回転ドラム部73に面する端でピニオン90は第1の円筒形
の同軸のジャーナル91を具える。ピニオン90のこの第1
のジャーナル91はクランプ リング78の円筒状の孔92を
貫通する。この孔92は調整リング87のギヤ セグメント
89と斜めに対向して位置し、孔92の孔壁はピニオン90の
ジャーナル91と接触し、ピニオン90を回転自在に軸承す
る。ジャーナル91の自由端に保持リング93を取り付け、
ピニオン90がクランプ リング78からはずれるのを防
ぐ。回転ドラム部73と反対側でピニオン90は第2の円筒
状の同軸のジャーナル94を具える。この第2のジャーナ
ル94にはスロット95が形成されている。第8図に点線で
略式図示してあるピニオン90を回転させるための駆動部
材96がスロット95と係合できる。この駆動部材はスロッ
ト95の中迄挿入してピニオン90を回転させられるように
するが、その際ピニオン90に軸線方向の力がかからない
ようにする。蓋し、このような軸線方向の力があると、
それがクランプ リング78に伝達され、これによりこの
クランプ リング78に非対称的な負荷がかかり、クラン
ピングに悪影響を及ぼすからである。
調整リング87の回転範囲(本例では約45°)を限るため
に、この調整リング87の周から2個の止め97及び98を突
出させ、クランプ装置77が緩められている時は止め97を
ピニオン90と衝合させ、クランプ装置77が締められてい
る時は止め98をピニオン90と衝合させる。第7図には後
者の状態が示されている。
前述したように、クランプ リング78と調整リング87と
の間に4個のカム−従動手段83,84,85,86を設ける。カ
ム面支持体99は回転しないようにクランプ リング78の
凹所に鎖錠する。そしてこれは、例えば、摩擦係数が低
く摩耗しないプラスチック材料で作る。このカム面支持
体99から調整リング87の方へ上向きにカム面として機能
する4個のくさび状の突起100,101,102,103を延在させ
る。 これらの突起の各々は調整リング87に取り付けら
れたピン104,105,106,107の形態をした従動装置と協働
する。ピン104,105,106,107は丸められた自由端を有
し、調整リング87が回転する時突起100,101,102,103の
カム面上を滑る。
第7図及び第8図に示すクランプ装置をクランプした
り、緩めたりすることは第3図ないし第6図につき述べ
実施例の場合とほぼ同じ方法で行なわれる。従って、こ
れを再び述べることはしない。第7図及び第8図に示し
た実施例はまた調整リングをギヤ駆動し、カム−従動手
段を介してクランプ リング調整し、クランプ突起を緩
められた状態でのクランプ リングに対して傾いた位置
から軸に対して垂直な位置へ変えるため、非常に効果的
な力の伝達が与えられる。調整リングが駆動される時ク
ランプ リングの回転をとめることはクランプ リング
の孔と係合するジャーナルを介して駆動工具を駆動する
時に保持されるピニオンとの協働により行なわれる。斯
くして、この第2の実施例は本発明の第1の実施例と同
じ利点を有する。注意すべきことはピニオンがクランプ
リングから離れるのを防止する保持リングを省くこと
によりこのピニオンもクランプ装置から除けることであ
り、この場合はピニオンを回転させるための工具をこの
ピニオンに結合し、簡単で取り扱いの容易なユニットを
形成することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は磁気テープ用の記録・再生装置の一部の平面
図、 第2図は第1図のII−II線で切った断面図、 第3図は第2図のIII−III線方向に見た平面図、 第4図は第3図のIV−IV線方向に見た断面図(第3図及
び第4図はクランプ装置が緩められた状態を示す)、 第5図はクランプ装置が締められた状態での第3図に対
応する平面図、 第6図はクランプ装置が締められた状態での第4図に対
応する断面図、 第7図は第2の実施例のクランプ装置が締められた状態
での平面図、 第8図は第7図のVIII−VIII線で切った断面図である。 1…記録・再生装置 2…磁気テープ 3…デッキ板 4…送りスピンドル 5…巻取りスピンドル 6…送りリール 7…巻取りリール 8…テープ ガイド 9…磁気消去ヘッド 10…テープ案内ドラム 11…磁気記録・再生ヘッド 12…キャプスタン 13…圧力ローラ 14,15…テープ ガイド 16…静止ドラム部 17…回転ドラム部 18,19…磁気ヘッド 20…ハブ 21…軸線 22…軸 23…自由端 24…モータ 25…回転子 26…固定子 27…モータ ハウジング 28,29…中空円筒部 30,31…クランプ装置 32…クランプ リング 33,34,35…クランプ突起 36,37…階段 38…調整リング 39,40…階段部 41…環状スロット 42…ギヤ セグメント 43…孔 44…ピニオン 45…シャフト状の部分(ピン) 46,47…スロットの端48…孔 49,50…スロット 51,52…ギヤ セグメント 53,54…ギヤ ブリッジ 55,56…ギヤ ホイール 57,58…連結部 59,60…孔 61,62,63…カム−従動手段 64,65,66…環状部(カム面) 67,68,69…環状部(従動装置) 70,71,72…運動方向を示す矢印 73…回転ドラム部 74…ハブ 75…軸 76…中空円筒部 77…クランプ装置 78…クランプ リング 79,80,81…クランプ突起 82…階段 83,84,85,86…カム−従動手段 87…調整リング 88…ねじ切りされているリング 89…ギヤ セグメント 90…ピニオン 91…第1のジャーナル 92…孔 93…保持リング 94…第2のジャーナル 95…スロット 96…駆動部材 97,98…止め 99…カム面支持体 100,101,102,103…突起(カム面)

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】磁気テープ用の記録・再生装置であって、
    この記録再生装置が情報トラックに沿って磁気テープを
    走査する少なくとも1個の回転自在の磁気ヘッドを具
    え、この磁気ヘッドがハブを具える支持体上に取り付け
    られ、ハブにより支持体が回転自在の軸と少なくとも1
    個の中空円筒部上に取り付けられ、この中空円筒部が軸
    と同軸で、ハブから軸線方向に突出し、中空円筒部がこ
    の中空円筒部を軸にクランプするため、緩めることがで
    きるクランプ装置と協働し、このクランプ装置が軸と同
    軸で、軸の方に半径方向に突出する3個のクランプ突起
    を具える軸線方向に調整できるクランプ リングを具
    え、3個のクランプ突起が軸に対して等しく傾き、軸に
    対して軸線対称的に配置され、中空円筒部に作用し、ま
    たクランプ リングを調整するために回転自在の調整リ
    ングを具え、この調整リングがクランプ突起と協働し、
    調整リングを回転させる時クランプ リングのクランプ
    突起が中空円筒部を軸にクランプする記録再生装置にお
    いて、クランプ リングとは反対側において調整リング
    が軸に対して軸線対称的に支持体にかかり、ギヤ セグ
    メントを具え、このギヤセグメントが軸と同軸で、回転
    自在のピニオンにより駆動され、調整リングを回転さ
    せ、このピニオンが少なくとも上記ギヤ セグメントが
    駆動される時ギヤ セグメントと噛合し、クランプ リ
    ングが調整リング上のギヤ セグメントと対向して位置
    する孔を有し、ギヤ セグメントと噛合するピニオンが
    この孔を貫ぬいて延在し、少なくとも部分的に孔の壁と
    当接し、少なくとも3個のカム−従動手段を設け、調整
    リングが回転する時クランプ リングを調整するように
    し、このカム−従動手段が軸と軸線対称的に配置され、
    このカム−従動手段が各々2個のリングの一方の上にカ
    ム面を具え、これが2個のリングの他方の方へ上向きに
    傾いており、軸のほぼ接線方向に延在し、このカム面と
    協働する従動装置を2個のリングの他方の上に設けたこ
    とを特徴とする記録・再生装置。
  2. 【請求項2】クランプ リングの孔が円筒形で、孔の壁
    全体がピニオンと当接する特許請求の範囲第1項記載の
    記録・再生装置。
  3. 【請求項3】調整リングが軸と同軸の環状スロットを有
    し、ピニオンにより駆動されるギヤ セグメントが軸と
    同軸のスロットの2個の境界壁の一方の上に位置するこ
    とを特徴とする特許請求の範囲第1項又は第2項記載の
    記録・再生装置。
  4. 【請求項4】クランプ装置を緩めた時スロットの2個の
    端の一方の境界壁がギヤ セグメントと噛合するピニオ
    ンと衝合し、クランプ装置を緩めた時スロットの他方の
    端の境界壁がピニオンと衝合することを特徴とする特許
    請求の範囲第3項記載の記録・再生装置。
  5. 【請求項5】各カム−従動手段のカム面が調整リング上
    に設けられ、調整リングのクランプ リングに向って傾
    むく環状部を具え、各カム−従動手段の従動装置がクラ
    ンプ リング上に設けられ、クランプ リングの周から
    突出し、少なくとも部分的に調整リングのカム面部上に
    延在する環状部を具えることを特徴とする特許請求の範
    囲前記各項のいずれか一項に記載の記録・再生装置。
  6. 【請求項6】ピニオンがクランプ装置の調整リング上の
    ギヤ セグメントからはずれ、取り除けるようになって
    いることを特徴とする特許請求の範囲前記各項のいずれ
    か一項に記載の記録・再生装置。
  7. 【請求項7】ピニオンがこのピニオンを回転駆動するた
    めの作動部材を有することを特徴とする特許請求の範囲
    第6項記載の記録・再生装置。
  8. 【請求項8】支持体がハブから軸線上で反対方向に突出
    し、軸と同軸である2個の中空円筒部を具え、これらの
    中空円筒部が各々クランプ装置と協働する特許請求の範
    囲前記各項のいずれか一項に記載の記録・再生装置にお
    いて、2個のクランプ装置の調整リング上のギヤ セグ
    メントがピッチ円の半径が等しく、噛数が同じで、2個
    のギヤ セグメントを駆動して2個の調整リングを同時
    に回転させるために、少なくとも2個のギヤ セグメン
    トが駆動される時支持体内の孔を貫通して延在する1個
    のピニオンを設けたことを特徴とする記録・再生装置。
  9. 【請求項9】2個のクランプ装置の調整リングが各々軸
    と同軸の少なくとも1個の別のギヤ セグメントを具
    え、2個の調整リング上のこれらの別のギヤ セグメン
    トがピッチ円の半径が同じで、噛数が同じであり、軸線
    方向に整合していて、ギヤ ブリッジにより互に結合さ
    れ、2個の調整リングを回転させるための2個のギヤ
    セグメントが軸線方向で整合していることを特徴とする
    特許請求の範囲第6項又は第7項又は第8項に記載の記
    録・再生装置。
  10. 【請求項10】ギヤ ブリッジが各々2個の調整リング
    上の2個の別のギヤ セグメントの一方と噛合する2個
    の個別の同軸ギヤ ホィールを具え、これらが円筒状の
    連結部材により互に結合され、連結部材の直径が2個の
    ギヤ ホィールの歯元円の直径より大きく、2個の調整
    リング上の2個の別のギヤ セグメントにより2個の調
    整リング間で軸線方向に浮くように保持されることを特
    徴とする特許請求の範囲第9項記載の記録・再生装置。
  11. 【請求項11】2個のクランプ装置の調整リングが各々
    軸と同軸の少なくとも1個の環状凹所を有し、2個の調
    整リングのこれらの凹所が互に軸線方向において整合
    し、別のギヤ セグメントの一方が各凹所の2個の境界
    壁の一方上に形成され、これらの境界壁が軸と同軸で、
    整合していることを特徴とする特許請求の範囲第9項又
    は第10項記載の記録・再生装置。
  12. 【請求項12】調整リングを回転させるのに役立つギヤ
    セグメントがこの調整リング上に位置し、少なくとも
    1個の別のギヤ セグメントがこの調整リング上で軸に
    対して軸線対称的に位置することを特徴とする特許請求
    の範囲第9項ないし第11項のいずれか一項に記載の記録
    ・再生装置。
JP60042752A 1984-03-06 1985-03-06 記録・再生装置 Expired - Lifetime JPH061535B2 (ja)

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