JPH061532B2 - 磁気テ−プヘツド - Google Patents

磁気テ−プヘツド

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JPH061532B2
JPH061532B2 JP21454186A JP21454186A JPH061532B2 JP H061532 B2 JPH061532 B2 JP H061532B2 JP 21454186 A JP21454186 A JP 21454186A JP 21454186 A JP21454186 A JP 21454186A JP H061532 B2 JPH061532 B2 JP H061532B2
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JP
Japan
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core
read
erase
magnetic tape
cores
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JP21454186A
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辰夫 星野
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Original Assignee
Fujitsu Ltd
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Publication date
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Description

【発明の詳細な説明】 〔概要〕 消去と読出しを行なう磁気テープヘッドにおいて、読出
し専用コアの両側に、消去専用コアとギャップを介して
対向する補助コアを設けて消去専用の閉磁路を形成する
ことで、消去専用コアから読出し専用コアに磁束が漏洩
するのを防止し、読出し時のS/Nの改善と消去効率を
向上を図る。
〔産業上の利用分野〕
情報処理システムにおけるファイル装置として、磁気テ
ープに情報を記憶させる磁気テープ装置が使用される。
本発明はこの磁気テープの情報を読出したり消去したり
する磁気テープヘッドに関する。
〔従来の技術〕
第3図は磁気テープにおけるトラックと磁気テープヘッ
ドのギャップ幅との関係を示す平面図である。磁気テー
プ1には、多数のトラックT1,T2…を有するが、各トラ
ックにおいて、Wが情報が書込まれる幅とすると、隣接
トラックからの干渉を避けるために、読取り幅Rは、書
込み幅Wの両端を避けた狭い幅となっている。また書込
みに先立って消去が行なわれるが、この場合の消去幅E
は、書込み幅Wより広くなっている。
第4図は、磁気テープ1が矢印a1、a2のいずれの方向に
走行している場合でも、消去、書込み、読出しを行なえ
るようにした磁気テープヘッドを示す。中央の磁気テー
プヘッドH1は書込み専用、左右の磁気テープヘッドH2、H
3は消去と読出し兼用である。書込み専用の磁気テープ
ヘッドH1のギャップ幅は、前記のようにWの寸法となっ
ている。両側の消去・読出し兼用の磁気テープヘッドH
2、H3のギャップ幅は、消去部においては、前記幅Eの寸
法となり、読出し部においては、前記幅Rの寸法となっ
ている。
いま磁気テープ1が矢印a1で示すように、左向きに走行
している場合は、左端の磁気テープヘッドH2の消去ギャ
ップで幅Eにわたって消去した後、中央の書込みヘッド
H1で、幅Wに情報が書込まれる。次に右端の磁気テープ
ヘッドH3の読出しギャップで、幅Rの範囲の情報が読出
される。
磁気テープ1が逆に矢印a2方向に走行する場合は、右端
の磁気テープヘッドH3の消去ギャップで消去された領域
に、中央の書込みヘッドH1で情報が書込まれ、左端の磁
気テープヘッドH2で、読出しが行なわれる。
このように両端の磁気テープヘッドH2、H3は、広い幅E
にわたって消去を行ない、それより狭い幅Rの領域を読
出す必要がある。第5図は、このような消去・読出し兼
用の磁気テープヘッドH2、H3の従来構造を示す斜視図で
ある。読出しコイル2が巻回された読出しコア3と対向
して、読出しと消去兼用のコア4が配置されている。そ
してコア3、4のギャップG1の幅は、Rとなっている。
読出し専用コア3および兼用コア4の両側には、銅など
のような非磁性体から成るシールド層51〜54が設けられ
ている。前記兼用コア4の両側には、シールド層53、54
の上から、消去専用コア6、7が取付けられている。そ
してこの消去専用コア6、7と中間の兼用コア4にわた
って消去用のコイル8が巻回されている。また消去専用
コア6、7によりギャップG2、G3を形成するために、消
去専用コア6、7に対向して、コイルが巻回されていな
いコア91、92とコア93、94が対向配置されている。両側の
ギャップG2、G3と中央のギャップG1を足した全ギャップ
幅が前記の消去幅Eとなる。
いまこの磁気テープヘッドが磁気テープに対向している
状態で、読出しコイル2はオープンとし、消去コイル8
に消去電流を通電すると、ギャップG1、G2、G3において発
生した磁束で、磁気テープにギャップ幅Eにわたって消
去が行なわれる。また読出しのときは、消去コイル8を
オープンとし、読出しコイル2を読出し回路に接続する
と、磁気テープから発生した磁界が、中央のギャップG1
の幅Rにわたって、コア3、4の成す閉磁路に流れるの
で、この磁界をコイル2で検出することで、読出しが行
なわれる。
〔発明が解決しようとする問題点〕
ところで両側のギャップG2、G3においても、磁気テープ
上の磁気を拾うため、その磁気が破線で示すように、読
出しコア3に回り込むと、ノイズとなり、S/Nを悪化
する。特にギャップG2、G3が、隣接トラックにまたがっ
ている場合は、隣接トラックの情報がノイズとして混入
する。そこで、シールド層51〜54を設けることで、消去
専用のギャップG2、G3で拾った磁束が読出しコア3に回
り込むのを防止している。回り込みを有効に防止するに
は、シールド層51〜54を厚くする必要があるが、厚くす
ると、シールド層51〜54の領域のみ、消去不能となる。
シールド層51〜54が薄ければ、磁束の回り込みによっ
て、シールド層51〜54の領域も消去される。
本発明の技術的課題は、従来の磁気テープヘッドにおけ
るこのような問題を解消し、消し残りの生じないよう
に、シールド層51〜54を充分薄くしても、消去コアから
読出しコア3への磁束の回り込みを効果的に防止可能と
することにある。
〔問題点を解決するための手段〕
第1図は本発明による磁気テープヘッドの基本原理を説
明する斜視図である。3は読出し専用コアであり、読出
しコイル2が巻回されている。そしてこの消去・読出し
兼用コア4の両側にシールド層53、54を介して消去専用
コア6、7を配設している。以上は従来の磁気テープヘ
ッドを同じであるが、本発明は、前記の読出し専用コア
3の読出しコイル巻回部の両側に、該読出しコイル2を
逃げた形状の補助コア10、11を、シールド層51、52を介し
て設けている。そしてこの補助コア10、11が、消去コイ
ル8が巻回された消去専用コア6、7に、ギャップG2、G
3を挟んで対向し、閉磁路を構成している。
〔作用〕
ギャップG1、G2、G3を磁気テープに接触させて読出し専用
コア3で情報を読出す場合に、両側の消去専用コア6と
補助コア10間のギャップG2でも、磁気テープから磁気を
拾うが、その磁束は、消去専用コア6と補助コア10から
成る閉磁路でループするため、シールド層51を透過し
て、読出し専用コア3側へ磁束が漏洩することはない。
同様に消去専用コア7と補助コア11間のギャップG3で拾
った磁束も、消去専用コア7と補助コア11から成る閉磁
路でループするため、シールド層52を透過して、読出し
専用コア3側へ漏洩することはない。そのため、読出し
専用コア3のギャップG1では、そのギャップ幅Rの領域
の情報のみしか読出されず、隣接トラックからノイズが
混入することはない。また、消去・読出し兼用コア4お
よび消去専用コア6、7によるギャップG1、G2、G3で消去
を行なう場合は、消去コイル8によって消去専用コア
6、7を励磁することで発生した磁束は、消去専用コア
6と補助コア10、消去専用コア7と補助コア11の成す閉
磁路でループするため、両側のギャップG2、G3でも充分
な消去磁束が発生し、消去領域Eの全体を均一かつ充分
に消去できる。
〔実施例〕
次に本発明による磁気テープヘッドが実際上どのように
具体化されるかを実施例で説明する。第2図は本発明の
実施例を示す斜視図である。読出し専用コア3には読出
しコイル2が巻回されるため、補助コア10、11には、こ
の読出しコイル2を逃げるための凹部12、13が形成され
ている。この凹部12、13のために、読出しコイル2の両
側は、補助コア10、11の閉磁路の断面積が狭くなり、磁
気抵抗が増大する。そのため、凹部12、13による断面積
減少分を補うために、この実施例では、補助コア10、11
の面を消去専用コア6、7の面に揃えるのでなく、読出
しコイル2の両側部分を外側に膨らました形状になって
いる。このようにして、凹部12、13による断面積減少を
補うことで、補助コア10、11にも充分な磁束が流れ得る
ので、消去専用コア6と補助コア10、消去専用コア7と
補助コア11による閉磁路から、読出し専用コア3側に磁
束が漏洩しにくく、読出し時のノイズ減少、消去時の消
去効率が一層向上する。
〔発明の効果〕
以上のように本発明によれば、読出しコイル3が巻回さ
れた読出し専用コア3の両側に、該読出しコイル2を逃
げた形状の補助コア10、11を、シールド層51、52を介して
設け、この補助コア10、11が、消去コイル8が巻回され
た消去専用コア6、7に、ギャップG2、G3を挟んで対向
し、閉磁路を構成するようになっている。そのため、消
去専用コア6、7と補助コア10、11とで効果的な閉磁路
が形成され、消去専用コア6、7から読出し専用コア3
に磁束が漏洩することはなく、読出し時のノイズが減少
する。また消去専用コア6、7と補助コア10、11から成
る閉磁路を、消去時の磁束が効果的に流れるので、ギャ
ップG2、G3においても消去に充分な磁束を発生すること
ができる。このように、消去専用コア6、7と読出し専
用コア3側との間で、磁束が漏洩しにくくなるため、シ
ールド層51〜54を充分薄くでき、その結果、シールド層
51〜54の領域に消し残りが生じる問題も解消される。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明による磁気テープヘッドの基本原理を説
明する斜視図、第2図は本発明による磁気テープヘッド
の実施例を示す斜視図、第3図は磁気テープにおけるト
ラックと磁気テープヘッドのギャップ幅との関係を示す
平面図、第4図は磁気テープヘッドの配置を示す斜視
図、第5図は従来の磁気テープヘッドの斜視図である。 図において、2は読出しコイル、3は読出し専用コア、
4は消去・読出し兼用コア、51〜54はシールド層、6,
7は消去専用コア、8は消去コイル、10,11は補助コ
ア、12,13は凹部をそれぞれ示す。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】読出し用のコイル(2)を巻いた読出し専用
    コア(3)と消去・読出し兼用コア(4)をギャップ(G1)を介
    して対向させ、両コア(3)(4)の両サイドにシールド層(5
    1)…(54)を介して消去専用コアを重ね、消去コイル(8)
    は、該消去専用コア(6)(7)および消去・読出し兼用コア
    (4)の双方に巻回してなる磁気テープヘッドにおいて、 前記の読出し専用コア(3)の読出しコイル巻回部の両側
    に、該読出しコイル(2)を逃げた形状の補助コア(10)(1
    1)を、シールド層(51)(52)を介して設け、 この補助コア(10)(11)が、消去コイル(8)が巻回された
    消去専用コア(6)(7)に、ギャップ(G2)(G3)を挟んで対向
    し、閉磁路を構成するようにしたこと、を特徴とする磁
    気テープヘッド。
JP21454186A 1986-09-11 1986-09-11 磁気テ−プヘツド Expired - Lifetime JPH061532B2 (ja)

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