JPH06151821A - 量子干渉半導体装置 - Google Patents

量子干渉半導体装置

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JPH06151821A
JPH06151821A JP4326025A JP32602592A JPH06151821A JP H06151821 A JPH06151821 A JP H06151821A JP 4326025 A JP4326025 A JP 4326025A JP 32602592 A JP32602592 A JP 32602592A JP H06151821 A JPH06151821 A JP H06151821A
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JP
Japan
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channel
type
semiconductor device
quantum interference
gaas
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JP4326025A
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English (en)
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Akira Ishibashi
晃 石橋
Masamichi Ogawa
正道 小川
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Sony Corp
Original Assignee
Sony Corp
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Publication date
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    • B82NANOTECHNOLOGY
    • B82YSPECIFIC USES OR APPLICATIONS OF NANOSTRUCTURES; MEASUREMENT OR ANALYSIS OF NANOSTRUCTURES; MANUFACTURE OR TREATMENT OF NANOSTRUCTURES
    • B82Y10/00Nanotechnology for information processing, storage or transmission, e.g. quantum computing or single electron logic
    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01LSEMICONDUCTOR DEVICES NOT COVERED BY CLASS H10
    • H01L29/00Semiconductor devices adapted for rectifying, amplifying, oscillating or switching, or capacitors or resistors with at least one potential-jump barrier or surface barrier, e.g. PN junction depletion layer or carrier concentration layer; Details of semiconductor bodies or of electrodes thereof  ; Multistep manufacturing processes therefor
    • H01L29/66Types of semiconductor device ; Multistep manufacturing processes therefor
    • H01L29/66977Quantum effect devices, e.g. using quantum reflection, diffraction or interference effects, i.e. Bragg- or Aharonov-Bohm effects

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  • Ceramic Engineering (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 従来の半導体装置に比べてより複雑で高度な
動作を行うことができる量子干渉半導体装置を実現す
る。 【構成】 例えばn型AlGaAs/GaAsヘテロ構
造を有する四角柱の側面の四つの辺に沿ってチャネルC
H1〜CH4を形成したチャネル部を用いて量子干渉半
導体装置を構成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、量子干渉半導体装置
に関する。
【0002】
【従来の技術】MISFET、JFET、MESFET
などの従来の半導体装置においては、トポロジー的に見
て「平板」と同じ構造のチャネルが用いられており、チ
ャネルの数はいずれも1である。一例として従来のME
SFETを図12に示す。図12に示すように、この従
来のMESFETにおいては、絶縁性基板101上に平
板状のチャネル102が設けられ、このチャネル102
の両端にそれぞれソース103およびドレイン104が
設けられ、またチャネル102上にゲート電極105が
設けられている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上述のような単一の平
板状のチャネルを有する従来の半導体装置においては、
チャネルの導通/非導通を制御することによりオン/オ
フを行っている。このため、従来の半導体装置は、単純
な動作しか行わせることができないという問題があっ
た。
【0004】従って、この発明の目的は、従来の半導体
装置に比べてより複雑で高度な動作を実現することがで
きる量子干渉半導体装置を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、この発明の第1の発明は、複数の角部がある断面形
状を有する柱体の複数の角部のそれぞれを通る辺に沿っ
てそれぞれチャネル(CH1、CH2、CH3、CH
4)が設けられた構造を有する量子干渉半導体装置であ
る。
【0006】この発明の第2の発明は、多角柱の側面の
複数の辺のそれぞれに沿ってそれぞれチャネル(CH
1、CH2、CH3、CH4)が設けられた構造を有す
る量子干渉半導体装置である。
【0007】この発明の第3の発明は、その中心軸の周
りに所定角度ねじられた多角柱の側面の複数の辺のそれ
ぞれに沿ってそれぞれチャネル(CH1、CH2、CH
3、CH4)が設けられた構造を有する量子干渉半導体
装置である。
【0008】この発明の第4の発明は、第1の発明、第
2の発明または第3の発明による量子干渉半導体装置に
おいて、チャネル(CH1、CH2、CH3、CH4)
が多重連結構造を有する量子干渉半導体装置である。
【0009】
【作用】上述のように構成された第1の発明、第2の発
明、第3の発明または第4の発明による量子干渉半導体
装置によれば、柱体の側面の辺または多角柱の側面の辺
に沿って設けられた複数のチャネル(CH1、CH2、
CH3、CH4)を通るキャリア、すなわち電子または
正孔の間の干渉を利用して電子または正孔の波動関数の
対称性を制御することなどにより、従来の半導体装置に
比べてより複雑で高度な動作を実現することができる。
【0010】また、第3の発明による量子干渉半導体装
置のように、その中心軸の周りに所定角度ねじられた多
角柱の側面の複数の辺に沿って設けられた複数のチャネ
ル(CH1、CH2、CH3、CH4)を用いることに
より、いわゆるベリー位相(Berry's phase)の検出な
ど、従来の半導体装置では実現が困難な動作の実現が可
能となる。
【0011】また、第4の発明による量子干渉半導体装
置によれば、チャネル(CH1、CH2、CH3、CH
4)が多重連結構造を有することから、単連結構造のチ
ャネルを用いた場合には得ることができない高度な干渉
効果を得ることができる。
【0012】
【実施例】以下、この発明の実施例について図面を参照
しながら説明する。なお、実施例の全図において、同一
または対応する部分には同一の符号を付ける。
【0013】図1はこの発明の第1実施例による量子干
渉半導体装置を示し、特にそのチャネル部を概念的に示
すものである。
【0014】図1に示すように、この第1実施例におい
ては、四角柱(例えば、正四角柱)の側面の四つの辺に
沿って、四つのチャネルCH1、CH2、CH3、CH
4がそれぞれ設けられている。この場合、これらのチャ
ネルCH1、CH2、CH3、CH4は互いに平行であ
る。図1において、a1 、a2 、a3 、a4 は四角柱の
一方の底面の四つの頂点を示し、b1 、b2 、b3 、b
4 は四角柱の他方の底面の四つの頂点を示す。この場
合、チャネルCH1の両端はa1 、b1 であり、チャネ
ルCH2の両端はa2 、b2 であり、チャネルCH3の
両端はa3 、b3であり、チャネルCH4の両端は
4 、b4 である。言い換えれば、ai →bi(i=
1、2、3、4)なる対応関係がある。
【0015】なお、この第1実施例を図12に示す従来
のMESFETと比べると、この第1実施例におけるチ
ャネルCH1、CH2、CH3、CH4は、図12に示
すバルクのチャネル102をエッジエンハンス(edge e
nhance)したものと考えることができる。
【0016】図2は図1に示すチャネル部の具体的な構
造例を示す。
【0017】図2に示すように、この構造例において
は、四角柱形状のn型AlGaAs1の周囲に四角柱形
状の外形を有する真性(i型)GaAs2がそれらの共
通の中心軸の回りに互いに90°ずれた状態で形成され
ている。この場合には、これらのn型AlGaAs1お
よびi型GaAs2から成るヘテロ構造のn型AlGa
As1から供給された電子から成るチャネルCH1、C
H2、CH3、CH4がi型GaAs2の四つの辺に沿
って形成されている。
【0018】この図2に示すチャネル部は、四角柱形状
のn型AlGaAs1をエッチングなどにより形成した
後、有機金属化学気相成長(MOCVD)法などにより
このn型AlGaAs1の周囲にi型GaAs2をエピ
タキシャル成長させることにより形成することができ
る。
【0019】図3はこの発明の第2実施例による量子干
渉半導体装置を示し、特にそのチャネル部を概念的に示
すものである。
【0020】図3に示すように、この第2実施例におい
ては、その中心軸の回りに90°ねじられた四角柱(例
えば、正四角柱)の側面の四つの辺に沿って、四つのチ
ャネルCH1、CH2、CH3、CH4がそれぞれ設け
られている。この場合、チャネルCH1の両端はa1
2 であり、チャネルCH2の両端はa2 、b3 であ
り、チャネルCH3の両端はa3 、b4 であり、チャネ
ルCH4の両端はa4 、b1 である。すなわち、ai
i+1 (i=1、2、3、4)なる対応関係がある。た
だし、b5 =b1 である。
【0021】この図3に示すチャネル部は、図2に示す
チャネル部と同様に、MOCVD法によるエピタキシャ
ル成長を利用して実現することができることが本発明者
による実験により確認されている。
【0022】図4はこの発明の第3実施例による量子干
渉半導体装置を示し、特にそのチャネル部を概念的に示
すものである。
【0023】図4に示すように、この第3実施例におい
ては、四角柱(例えば、正四角柱)の側面の四つの辺に
沿って、四つの円柱面状の2重連結構造のチャネルCH
1、CH2、CH3、CH4がそれぞれ設けられてい
る。あるいは、この第3実施例は、第1実施例における
チャネルCH1、CH2、CH3、CH4をそれぞれ2
重連結化したものであると言うこともできる。
【0024】図5は図4に示すチャネル部の具体的な構
造例を示す。
【0025】図5に示すように、この構造例において
は、四角柱形状のi型AlGaAs3の周囲に四角柱形
状の外形を有するi型GaAs2がそれらの共通の中心
軸の回りに互いに90°ずれた状態で形成されていると
ともに、このi型GaAs2の四つの角部の近傍の部分
に中心軸に平行にn型AlGaAs4a、4b、4c、
4dがそれぞれ埋設されている。この場合、n型AlG
aAs4a、4b、4c、4dおよびi型GaAs2か
ら成るヘテロ構造の界面近傍の部分におけるi型GaA
s2中にn型AlGaAs4a、4b、4c、4dから
電子が供給されている。そして、n型AlGaAs4a
の周囲の電子が供給された部分のi型GaAs2により
2重連結構造のチャネルCH1が形成され、n型AlG
aAs4bの周囲の電子が供給された部分のi型GaA
s2により2重連結構造のチャネルCH2が形成され、
n型AlGaAs4cの周囲の電子が供給された部分の
i型GaAs2によりチャネルCH3が形成され、n型
AlGaAs4dの周囲の電子が供給された部分のi型
GaAs2によりチャネルCH4が形成されている。
【0026】この図5に示すチャネル部は、四角柱形状
のi型AlGaAs3を形成し、次にこのi型AlGa
As3の周囲にi型GaAs2を薄くエピタキシャル成
長させ、さらにこのi型GaAs2上にn型AlGaA
s4a、4b、4c、4dをエピタキシャル成長させた
後、これらのn型AlGaAs4a、4b、4c、4d
およびi型GaAs2の周囲に再びi型GaAs2をエ
ピタキシャル成長させることにより形成することができ
る。
【0027】図6はこの発明の第4実施例による量子干
渉半導体装置を示し、特にそのチャネル部を概念的に示
すものである。
【0028】図6に示すように、この第4実施例におい
ては、第2実施例と同様な90°ねじれた構造のチャネ
ル部を4段連続的に結合したものによりチャネル部が形
成されている。この場合、チャネルCH1はa1 →b2
→c3 →d4 →a5 の経路をたどり、チャネルCH2は
2 →b3 →c4 →d1 →a6 の経路をたどり、チャネ
ルCH3はa3 →b4 →c1 →d2 →a7 の経路をたど
り、チャネルCH4はa4 →b1 →c2 →d3 →a8
経路をたどる。すなわち、一般的に表すと、チャネルC
Hiはai →bi+1 →ci+2 →di+3 →ai+4 の経路を
たどることになる。ただし、b5 =b1 、c5 =c1
6 =c2 、d5 =d1 、d6 =d2 、d7 =d3 であ
る。この場合、ai →bi+1 、bi+1 →ci+2 、ci+2
→di+3およびdi+3 →ai+4 のそれぞれの部分でチャ
ネルCHiは90°回転する(ねじれる)ことから、チ
ャネル部の一端のai からチャネル部の他端のai+4
至ると合計360°回転することになり、従ってチャネ
ル部の他端ではチャネル部の一端と同一の状態に戻るこ
とになる。すなわち、ai+4 はai と等価であり、a5
=a1 、a6 =a2 、a7 =a3 、a8 =a4 である。
【0029】上述のように構成されたこの第4実施例に
よるチャネル部は、例えば外部磁場Bの中に置かれた場
合、チャネルCH1、CH2、CH3、CH4を通る電
子はベリー位相(例えば、「パリティ」、Vol.03 No.09
1988-09 pp.26-36)を得ることになる。
【0030】図7は図2に示すと同様な構造のチャネル
部を用いた2端子の量子干渉半導体装置の具体的な構造
例を示す。
【0031】図7に示すように、この2端子の量子干渉
半導体装置においては、図2に示すと同様な構造のチャ
ネル部CHの両端にそれぞれソースSおよびドレインD
が設けられている。これらのソースSおよびドレインD
は、例えばn型GaAsにより形成される。
【0032】この図7に示す2端子の量子干渉半導体装
置は、例えば磁場検出器としての応用が可能である。
【0033】図8は図2に示すと同様な構造のチャネル
部を用いた3端子の量子干渉半導体装置の具体的な構造
例を示す。
【0034】図8に示すように、この3端子の量子干渉
半導体装置においては、図2に示すと同様な構造のチャ
ネル部CHの両端にそれぞれソースSおよびドレインD
が設けられ、またチャネル部CHの上にゲート電極Gが
設けられている。
【0035】この図8に示す量子干渉半導体装置は、例
えば位相干渉素子としての応用が可能である。
【0036】図9は図2に示すと同様な構造のチャネル
部を用いた12端子の量子干渉半導体装置の具体的な構
造例を示す。
【0037】図9に示すように、この12端子の量子干
渉半導体装置においては、図2に示すと同様な構造のチ
ャネル部CHの一端に四つのソースS1 、S2 、S3
4が設けられ、他端に四つのドレインD1 、D2 、D
3 、D4 が設けられている。この場合、ソースS1 およ
びドレインD1 はチャネルCH1の両端に接続され、ソ
ースS2 およびドレインD2 はチャネルCH2の両端に
接続され、ソースS3およびドレインD3 はチャネルC
H3の両端に接続され、ソースS4 およびドレインD4
はチャネルCH4の両端に接続されている。さらに、チ
ャネル部CHには四つのゲート電極G1 、G2 、G3
4 が設けられている。この場合、ゲート電極G1 、G
2 はチャネルCH2 の制御に用いられ、ゲート電極
3 、G4 はチャネルCH3 の制御に用いられる。
【0038】以上は図2に示すと同様な構造のチャネル
部を用いた量子干渉半導体装置の構造例であるが、この
図2に示すと同様な構造のチャネル部の代わりに、図3
に示すようなチャネル部や図6に示すようなチャネル部
を用いてもよい。特に、図6に示すようなチャネル部を
用いた量子干渉半導体装置においては、チャネルCH
1、CH2、CH3、CH4に対するソースおよびドレ
インの接続を互いに対応した位置で行うことができるこ
とから、種々の外部パラメータ(外場など)環境下でこ
の量子干渉半導体装置を使用することにより、ベリー位
相の検出が可能である。
【0039】図10はこの発明の第5実施例による量子
干渉半導体装置を示し、特にそのチャネル部を概念的に
示すものである。
【0040】図10に示すように、この第5実施例にお
いては、四角柱(例えば、正四角柱)の一端を四角錐形
状としたものを二つ、それらの四角錐の頂点が一致する
ように結合したものの側面の辺に沿って、四つのチャネ
ルCH1、CH2、CH3、CH4が設けられている。
【0041】この第5実施例においては、チャネルCH
1、CH2、CH3、CH4が一旦P点に収束している
ので、この収束点を電子の点光源と見ることができ、従
って干渉コントラストを高くすることができるという効
果を得ることができる。
【0042】以上、この発明の実施例につき具体的に説
明したが、この発明は、上述の実施例に限定されるもの
ではなく、この発明の技術的思想に基づく各種の変形が
可能である。
【0043】例えば、上述の第1実施例〜第5実施例に
おいては、四角柱を基にして形成された四つのチャネル
CH1、CH2、CH3、CH4を用いた量子干渉半導
体装置について説明したが、六角柱、八角柱などの四角
柱以外の多角柱を基にして形成された複数のチャネルを
用いた量子干渉半導体装置を実現することも可能であ
る。この場合、この多角柱の形状の制御は、この多角柱
を形成するためのエピタキシャル成長の条件(例えば、
この多角柱を III−V族化合物半導体により形成する場
合には III族元素の原料とV族元素の原料との比や成長
温度など)を制御することにより行うことができる。
【0044】また、図2に示すチャネル部や図5に示す
チャネル部は、AlGaAs/GaAsヘテロ構造によ
り形成されているが、このチャネル部は、AlGaAs
/GaAsヘテロ構造以外の各種の半導体ヘテロ構造に
より形成することが可能である。
【0045】さらに、上述の第3実施例においては、チ
ャネルCH1、CH2、CH3、CH4を2重連結構造
としているが、これらのチャネルCH1、CH2、CH
3、CH4は3重以上の多重連結構造としてもよい。
【0046】なお、この発明によれば、最近注目を集め
ている、いわゆるコネクション・マシンにおけるチャネ
ルのスイッチングを極微スケールで行うことが可能であ
る。すなわち、図11に示すように、例えば(000)
から(111)へ信号を伝達する場合にはチャネルの使
用状況に応じて伝達経路を切り替えるが、これらの伝達
経路はエッジエンハンスしたバルクチャネルと同等と考
えることができる。従って、この発明による量子干渉半
導体装置によれば、コネクション・マシンにおけるチャ
ネルのスイッチングを極微スケールで行うことが可能と
なる。
【0047】
【発明の効果】以上述べたように、この発明による量子
干渉半導体装置によれば、従来の半導体装置に比べてよ
り複雑で高度な動作を実現することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の第1実施例による量子干渉半導体装
置のチャネル部を概念的に示す略線図である。
【図2】この発明の第1実施例による量子干渉半導体装
置のチャネル部の具体的な構造例を示す斜視図である。
【図3】この発明の第2実施例による量子干渉半導体装
置のチャネル部を概念的に示す略線図である。
【図4】この発明の第3実施例による量子干渉半導体装
置のチャネル部を概念的に示す略線図である。
【図5】この発明の第3実施例による量子干渉半導体装
置のチャネル部の具体的な構造例を示す斜視図である。
【図6】この発明の第4実施例による量子干渉半導体装
置のチャネル部を概念的に示す略線図である。
【図7】図2に示すと同様な構造のチャネル部を用いた
2端子の量子干渉半導体装置の構造例を示す斜視図であ
る。
【図8】図2に示すと同様な構造のチャネル部を用いた
3端子の量子干渉半導体装置の構造例を示す斜視図であ
る。
【図9】図2に示すと同様な構造のチャネル部を用いた
12端子の量子干渉半導体装置の構造例を示す斜視図で
ある。
【図10】この発明の第5実施例による量子干渉半導体
装置のチャネル部を概念的に示す略線図である。
【図11】コネクション・マシンへのこの発明の適用の
可能性を説明するための略線図である。
【図12】従来のMESFETの一例を示す斜視図であ
る。
【符号の説明】
CH1、CH2、CH3、CH4 チャネル 1 n型AlGaAs 2 i型GaAs 3 i型AlGaAs 4a、4b、4c、4d n型AlGaAs S、S1 、S2 、S3 、S4 ソース D、D1 、D2 、D3 、D4 ドレイン G、G1 、G2 、G3 、G4 ゲート電極

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の角部がある断面形状を有する柱体
    の上記複数の角部のそれぞれを通る辺に沿ってそれぞれ
    チャネルが設けられた構造を有する量子干渉半導体装
    置。
  2. 【請求項2】 多角柱の側面の複数の辺のそれぞれに沿
    ってそれぞれチャネルが設けられた構造を有する量子干
    渉半導体装置。
  3. 【請求項3】 その中心軸の周りに所定角度ねじられた
    多角柱の側面の複数の辺のそれぞれに沿ってそれぞれチ
    ャネルが設けられた構造を有する量子干渉半導体装置。
  4. 【請求項4】 上記チャネルは多重連結構造を有するこ
    とを特徴とする請求項1、2または3記載の量子干渉半
    導体装置。
JP4326025A 1992-11-11 1992-11-11 量子干渉半導体装置 Pending JPH06151821A (ja)

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