JPH0615163B2 - 鉱物繊維板の製造方法 - Google Patents

鉱物繊維板の製造方法

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JPH0615163B2
JPH0615163B2 JP25959785A JP25959785A JPH0615163B2 JP H0615163 B2 JPH0615163 B2 JP H0615163B2 JP 25959785 A JP25959785 A JP 25959785A JP 25959785 A JP25959785 A JP 25959785A JP H0615163 B2 JPH0615163 B2 JP H0615163B2
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resin
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光 天本
豪 永田
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Description

【発明の詳細な説明】 [技術分野] 本発明は、端部に本実加工や溝加工を施しても強度が低
下することがない鉱物繊維板の製造方法に関する。
[背景技術] 従来より、第8図に示すようにロックウールのような鉱
物繊維を主原料とするスラリー1を丸網シリンダー2で
濾過した後、搬出されるウェットマット3の表面に、丸
網シリンダー2上からスプレーなどにより樹脂液4を連
続的に塗布含浸させ、抄造原板5を得、この抄造原板5
を樹脂含浸層6に沿って切断し、この後乾燥して鉱物繊
維板A′が製造されているが、このようにして得た鉱物
繊維板A′は、第9図に示すように切断端部の樹脂含浸
層6が片面側にしか形成されておらず、従って、切断端
面に、例えば、第10図に示すように溝加工を施すと、
樹脂含浸層による補強効果が充分ではなく、端部での曲
げ強度、圧縮強度が低下し、欠け割れが発生し、又表面
塗装時に溝部9が膨れて変形してしまったり、積載して
保管した場合には積載枚数が増すと溝部9が潰れてしま
うという問題があった。又、ウェットマット3の厚みに
より又真空度により樹脂の含浸度が異なってしまい端部
の強度にばらつきが生じたりしており、このばらつきを
防止するためにあるいは端部の表裏面に亘る樹脂含浸層
6を形成するために、樹脂液4の塗布量を増加させる
と、樹脂液4が丸網シリンダー2を通過して白水に混入
して、でんぷん歩留まりの低下、泡が発生してしまうと
いう問題があった。
[発明の目的] 本発明は上記問題を解決するために為されたものであ
り、その目的とするところは、一度に塗布する樹脂液を
増加させて白水に樹脂液を混入させることなどなく、抄
造原板の切断端部に表裏面に亘る樹脂含浸層を形成し
て、充分な補強効果を発揮させることができ、従って、
端部に本実加工、溝加工を施しても曲げ強度、圧縮強度
が低下することがなく、端部の欠け割れの発生などを防
止できる鉱物繊維板を製造することにある。
[発明の開示] 本発明の鉱物繊維板の製造方法は、ロックウールのよう
な鉱物繊維を主原料とするスラリー1を丸網シリンダー
2で濾過して得たウェットマット3の表面に樹脂液4を
連続的に塗布含浸させて抄造原板5を得、この抄造原板
5を樹脂含浸層6aに沿って切断し、この後養生するこ
とからなる鉱物繊維板の製造方法において、ウェットマ
ット3の表面側の樹脂含浸層6aに対応する裏面側から
も樹脂液4を含浸させて抄造原板5に表裏面に亘る樹脂
含浸層6を形成することを特徴とするものであり、この
構成により上記目的を達成できたものである。即ち、ウ
ェットマット3の表面に樹脂液4を塗布して樹脂含浸層
6aを形成し、次いでウェットマット3の裏面にも樹脂
液4を含浸させて抄造原板5に表裏面に亘る樹脂含浸層
6を形成するので、一度に大量の樹脂液4を含浸させる
ことなく抄造原板5に樹脂含浸層6を形成でき、白水に
樹脂液4が混入するようなことがなく、安定して製造で
きるものであり、しかも、抄造原板5に表裏面に亘る樹
脂含浸層6を形成しているので、この樹脂含浸層6に沿
って切断して形成した鉱物繊維板Aの切断端部は充分に
補強され、従って端部に本実加工、溝加工を施しても曲
げ強度、圧縮強度が低下することがなく、端部に欠け割
れの発生などを防止できるものである。
以下、本発明を添付の図面を参照して詳細に説明する。
本発明でいうスラリー1とは、製造する鉱物繊維板の種
類により組成が異なるものであり、例えばロックウール
80重量%、でんぷん5重量%、シリカのような骨材10重
量%、撥水剤0.5重量%、その他所望により混和材料を
配合し、水を加えて混合して調製したものである。この
スラリー1をスラリー槽7に収容しておき、浸漬させた
丸網シリンダー2によりスラリー1を濾過する。このよ
うにして得たウェットマット3に丸網シリンダー2の上
方にウェットマット3の搬出方向と直交する方向で所定
の間隔を置いて設置されたスプレーから樹脂液4を連続
的に塗布して含浸させて、第3図に示すようにウェット
マット3の表面側に樹脂含浸層6aを形成する。樹脂液
4としては、いずれの樹脂も用いることができるが、熱
硬化性樹脂が好ましい。次いで、このウェットマット3
をコンベアー11により搬出する。この際に、このウェ
ットマット3の裏面側に、コンベアー11の下方に抄造
原板5の搬出方向と直交する方向で抄造原板5の樹脂含
浸層6aと対応するようにロール8aを所定の間隔を置い
て配置したバッカーロール8により樹脂液4を含浸させ
て樹脂含浸層6bを形成し、次いでウェットマット3を
サクションベルトなどにより所定の含水率にして表裏面
に亘る樹脂含浸層6を形成した抄造原板4を得る。バッ
カーロール8のロール部8aはローレット状にして充分
な塗布量を確保できるようにしている。この抄造原板5
を樹脂含浸層6aに沿って切断し、この後、乾燥して端
部が補強された鉱物繊維板Aを得る。この鉱物繊維板A
は第6図に示すように端面に溝加工を施して接合用の溝
部9を形成し、端部に欠け割れなどが発生しない天井板
などとして使用する。ちなみに、樹脂液4としてポリア
クリルアマイド樹脂を用いた例(実施例1)とメラミン樹
脂を用いた例(実施例2)について、第7図に示すような
溝加工を施した後の溝部9にI型の測定治具10の下フ
ランジ部を挿入し、上フランジ部から荷重を加えての表
面側の強度(同図(a))及び裏面側の強度(同図(b))を常態
と吸湿状態(吸湿条件:−30℃、90%RH、3Hr)とで測
定した。又、比較のため、樹脂液としてポリアクリルア
マイドを使用して従来の方法で片面だけ樹脂含浸層を形
成した例についても同様にして溝部の強度を測定した
(比較例)。試料は100×150×15mmであった。結果を第1
表に示す。
本発明の実施例のものが比較例のものよりも強度が1.5
〜2倍大きいことがわかる。
[発明の効果] 本発明にあっては、ウェットマットの表面に樹脂液を塗
布して樹脂含浸層を形成し、次いでウェットマットの裏
面側からも樹脂液を含浸させて抄造原板に表裏面に亘る
樹脂含浸層を形成するので、一度に大量の樹脂液を含浸
させることなく抄造原板に樹脂含浸層を形成でき、白水
に樹脂液が混入することなどなく、安定して鉱物繊維板
を製造できるものであり、しかも、抄造原板の表裏面に
亘る樹脂含浸層により、この樹脂含浸層に沿って切断し
て形成した鉱物繊維板の切断端部は充分に補強され、従
って端部に本実加工、溝加工を施しても曲げ強度、圧縮
強度が低下することがなく、端部でのに欠け割れの発生
などを防止できるものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例を実施するための装置の一例
を示す概略図、第2図は同上の装置におけるバッカーロ
ールを示す平面図、第3図は同上の実施例においてウェ
ットマット表面側に樹脂液を含浸させた状態を示す断面
図、第4図は同上の実施例においてウェットマットの裏
面側に樹脂液を含浸させた状態を示す断面図、第5図は
同上により得た抄造原板を示す断面図、第6図は同上に
より得た鉱物繊維板に溝加工を施した状態を示す断面
図、第7図(a)(b)は同上の溝加工を施した鉱物繊維板の
溝部の強度の測定方法を示す断面図、第8図は従来例を
実施するための装置の一例を示す概略図、第9図は同上
により得た鉱物繊維板を示す断面図、第10図は同上の
鉱物繊維板に溝加工を施した状態を示す断面図であっ
て、Aは鉱物繊維板、1はスラリー、2は丸網シリンダ
ー、3はウェットマット、4は樹脂液、5は抄造原板、
6、6a、6bは樹脂含浸層である。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ロックウールのような鉱物繊維を主原料と
    するスラリーを丸網シリンダーで濾過して得たウェット
    マットの表面に樹脂液を連続的に塗布含浸させて抄造原
    板を得、この抄造原板を樹脂含浸層に沿って切断し、こ
    の後乾燥することからなる鉱物繊維板の製造方法におい
    て、ウェットマットの表面側の樹脂含浸層に対応する裏
    面側からも樹脂液を含浸させて抄造原板に表裏面に亘る
    樹脂含浸層を形成することを特徴とする鉱物繊維板の製
    造方法。
JP25959785A 1985-11-19 1985-11-19 鉱物繊維板の製造方法 Expired - Lifetime JPH0615163B2 (ja)

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JPS62119004A JPS62119004A (ja) 1987-05-30
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