JPH0615135U - コンピュータマウス用操作器 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【目的】 テレビゲーム等にコンピュータマウスを使用
する時、ゲームの種類によっては、コンピュータマウス
の正確な横移動信号、また、移動信号の高速性、機敏性
を要求される場合、それに対応可能なコンピュータマウ
スの操作器を提供することを目的とする。 【構成】 コンピュータマウス底面を載置する台座２
と、コンピュータマウスを所定位置に支持する位置決部
材３を備えている。また、コンピュータマウス内の位置
検出用ボールと当接する回転盤４と、回転盤４を回転さ
せる操作つまみ５を備えている。これらにより、コンピ
ュータマウスを固定した状態でコンピュータマウスの左
右横移動信号の正確性、高速性、機敏性の伝達を補助す
るコンピュータマウス用操作器である。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】

本考案は、コンピュータマウスの移動信号の伝達を補助するコンピュータマウ ス用操作器に関するものである。

【０００２】

【従来の技術】

パーソナルコンピュータのＣＲＴ画面上のマウスカーソル等の移動信号を外部 ハード入力により操作するコンピュータマウスの一般的な使用方法は、コンピュ ータマウス単体を手動にて机上平面で３６０度全方向移動自在に操作するもので ある。

【０００３】

【考案が解決しようとする課題】

しかしながら、コンピュータマウス単体を手動にて移動させる場合、コンピュ ータマウスの移動範囲は位置検出用ボールの回転によるので、全方向に移動自在 であり、その範囲は大きい。また、コンピュータマウスの移動は手動であるがゆ えに、正確な横移動あるいは縦移動の移動信号の伝達は困難であり、また、移動 信号の速度、機敏性にもある程度限界がある。

【０００４】 本考案は、上記問題点に鑑みてなされたものであり、例えばテレビゲーム等に コンピュータマウスを使用する時、ゲームの種類によっては、コンピュータマウ スの正確な横移動信号、また、移動信号の高速性、機敏性を要求される場合、そ れに対応可能なコンピュータマウスの操作器を提供することを目的とする。

【０００５】

【課題を解決するための手段】

本考案は、上記課題を解決するための手段として、コンピュータマウスの移動 信号の伝達を補助するコンピュータマウス用操作器であって、コンピュータマウ ス底面を載置する台座と、コンピュータマウスを所定位置に支持する位置決部材 と、コンピュータマウス内の位置検出用ボールと当接する回転盤と、該回転盤を 直接または間接的に回転させる操作つまみとを備えたことを特徴とするものであ る。

【０００６】

【作用】

このような構成とすれば、コンピュータマウスを操作器にセットした状態で操 作つまみを回すことにより、コンピュータマウスの正確な左右横移動信号が伝達 できる。また、回転盤の慣性力により、コンピュータマウス内の位置検出ボール をより高速に回転させ、高速の移動信号を伝達できる。また、操作つまみを左右 に回すことにより、機敏な左右移動信号の切替が伝達できる。

【０００７】

【実施例】

以下、本考案の一実施例を図１から図４に基づいて説明する。なお、図１から 図４において、同一符号は同一部分または相当部分とする。

【０００８】 図１において、１は台板、２は台座、３は位置決部材、４は回転盤、５は操作 つまみである。図２は本考案のコンピュータマウス操作器にコンピュータマウス をセットした状態を示すもので、台座２はコンピュータマウス１３の底面部を固 定するものであり、位置決部材３はコンピュータマウス１３の側部を固定する。 この台座２と位置決部材３によりコンピュータマウス１３は台板１にがたつかず 固定される。

【０００９】 図３の側部断面図、図４の正面断面図に示すように、操作つまみ５の中心には シャフト６が取付けられていて、シャフト６は断面コ字型のシャフト支持体１０ と上板１１により支持され、シャフト６の下部には歯車８が固着している。また 、回転盤４の中心にはシャフト７が取付けられていて、シャフト７はシャフト支 持体１０と台板１により支持され、シャフト７中央部に歯車９が固着し、台板１ と回転盤４との間にはシャフト７に挿入したワッシャー１２が挟持されている。

【００１０】 また、歯車８と歯車９は噛合しているので、操作つまみ５を回転させると回転 盤４は操作つまみ５の回転方向とは逆に回転する。ここで、コンピュータマウス 操作器にセットしたコンピュータマウス１３の位置検出用ボール１４は回転盤４ と点接触しているので、回転盤４が回転すると、点接触部分と回転盤４の描く円 の接線方向に位置検出用ボール１４は正確に回転する。

【００１１】 この様に、例えば操作つまみ５を右方向に回転させると回転盤４は左回転し、 位置検出ボール１４は正確に右横回転するので、コンピュータマウス１３を固定 した状態で正確な右移動信号を伝達する。また、同様に操作つまみ５を左方向に 回転させると正確な左移動信号を伝達する。

【００１２】 また、操作つまみ５の外径と比較して回転盤４の外径は大きいので、操作つま み５の回転に対して速い移動信号を伝達する。また、回転盤４自体の慣性力によ り、より速い移動信号が伝達できる。

【００１３】 また、操作つまみ５の回転方向を左右に切り替えると、歯車８、歯車９を介し て回転盤４は同時に回転方向が変わるので、コンピュータマウス１３の左右横移 動信号の切り替えが機敏に伝達できる。なお、回転盤４は操作つまみ５の軸に直 接取付けても良いものである。

【００１４】 ここで、位置決部材３は可動可能なものにして、あらゆる形状のコンピュータ マウスに対応して固定できるようになることは勿論である。

【００１５】

【考案の効果】

本考案は上記構成からなるものであるから、コンピュータマウスを操作器にセ ットした状態で操作つまみを回すことにより、コンピュータマウスの正確な左右 横移動信号が伝達できる。また、回転盤の慣性力により、コンピュータマウス内 の位置検出ボールをより高速に回転させ、高速の移動信号を伝達できる。また、 操作つまみを左右に回すことにより、機敏な左右移動信号の切替が伝達できる。 これらのことにより、テレビゲーム等でコンピュータマウスを使用するとき、手 動によるコンピュータマウス単体の移動に対して、本考案のコンピュータマウス 用操作器を使用することにより、飛躍的に左右横移動信号の正確性、高速性、機 敏性を伝達でき、リアルタイムなゲーム感覚を味わうことができる。

【図面の簡単な説明】

【図１】本考案のコンピュータマウス用操作器の斜視図
である。

【図２】本考案のコンピュータマウス用操作器にコンピ
ュータマウスをセットした状態の斜視図である。

【図３】本考案のコンピュータマウス用操作器の側部断
面図である。

【図４】本考案のコンピュータマウス用操作器の正面断
面図である。

【符号の説明】

１ 台板 ２ 台座 ３ 位置決部材 ４ 回転盤 ５ 操作つまみ １３ コンピュータマウス １４ 位置検出用ボール

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】 コンピュータマウスの移動信号の伝達を
   補助するコンピュータマウス用操作器であって、コンピ
   ュータマウス底面を載置する台座と、 コンピュータマウスを所定位置に支持する位置決部材
   と、コンピュータマウス内の位置検出用ボールと当接す
   る回転盤と、該回転盤を直接または間接的に回転させる
   操作つまみとを備えたことを特徴とするコンピュータマ
   ウス用操作器。