JPH0615119Y2 - 立上げ工具 - Google Patents

立上げ工具

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JPH0615119Y2
JPH0615119Y2 JP6805188U JP6805188U JPH0615119Y2 JP H0615119 Y2 JPH0615119 Y2 JP H0615119Y2 JP 6805188 U JP6805188 U JP 6805188U JP 6805188 U JP6805188 U JP 6805188U JP H0615119 Y2 JPH0615119 Y2 JP H0615119Y2
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JP
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plate
lower plate
arc
shaped
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JP6805188U
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寛 竹森
康博 鈴木
敏彦 山口
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三晃金属工業株式会社
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  • Bending Of Plates, Rods, And Pipes (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、金属製の屋根,壁等の外囲体を構成する建築
用板において、その端部を折曲して立上り部を形成する
ことが容易にでき、しかもその仕上がりを極めて良好に
できる立上げ工具に関する。
〔従来の技術及びその課題〕
近年、金属製の屋根等の外囲体を構成する建築用板が種
々使用されている。該建築用板の長手方向の端部箇所
に、第15図に示すような立上り部を形成して(これ
を、通称「八千代折り」という)、屋根等に使用したと
きに、その棟部箇所に立上り部が位置するように配置す
ると、該立上り部にて、雨水等の水の浸入を防止するこ
とができるものであるが、その立上り部を形成するに
は、従来の工具では、2枚の平坦状の板片が近接して形
成されており、該2枚の板片間に建築用板の長手方向の
端部を挿入し、工具を回転させて、端部に立上り部を形
成していた。
しかし、かかる従来の工具では、その立上り部の幅方向
の中間箇所においては、金属材特有のスプリングバック
現象により十分に屈曲されず、第15図鎖線箇所のよう
に中間部が外方に弧状に膨らみ、立上り部を良好に仕上
げられなかった。
〔課題を解決するための手段〕
そこで考案者は、上記課題を解決すべく、鋭意,研究を
重ねた結果、その考案を、帯板状で円弧状下板の上側
に、帯板状の平坦状上板を対向させ、その円弧状下板及
び平坦状上板の幅方向の一側同士を支持部にて断面コ字
状となるように固着し、その円弧状下板の長手方向の中
央が支持部側において、長手方向の両端側よりも平坦状
上板に最も近接するように前記円弧状下板を弧状形成し
た立上げ工具としたり、或いは、前記構成において、そ
の円弧状下板の長手方向の両端より外方下向きに押圧片
を形成した立上げ工具としたことにより、金属製の屋
根,壁等の外囲体を構成する建築用板において、その端
部を折曲して立上り部を形成することが容易にでき、し
かもその仕上がりを極めて良好にでき、前記課題を解決
したものである。
〔実施例〕
以下、本考案の実施例を第1図乃至第15図に基づいて
説明する。
1は上部金具、2は下部金具である。その上部金具1は
平面的に見て帯板方形状の平坦状上板1aの幅方向の一
側より垂直状板1bが一体形成されている(第1図,第
4図参照)。その平坦状上板1aは、具体的には、平坦
状で且つ、極めて帯板状で細長く形成されている。以上
のような上部金具1は、実際にはL形鋼が使用されるこ
とが多い。
下部金具2は、帯板状の円弧状下板2aの幅方向一側よ
り垂下状板2bが一体形成されている。その円弧状下板
2aは偏平円弧状に形成されており、具体的には、その
円弧状下板2aの長手方向の中央箇所が最も高くなるよ
うに偏平状の円弧状に形成されたものである。即ち、第
2図,第3図等に示すように、円弧状下板2aの長手方
向の両端位置を基準位置を0とすると、その中央箇所で
は、高さhとなるように形成されている。
また、円弧状下板2aの別の実施例としては、円弧状下
板2aの幅方向他側(第7図において手前側,第8図に
おいて左側)が直線状であり、一側が偏平円弧状に膨出
形成されたものであって、円弧状下板2aの上面は、略
球面状になっている。即ち、第8図に示すように、この
場合でも、その幅方向一側において、その長手方向の両
端位置を基準位置を0すると、その幅方向一側の偏平円
弧状部の中央箇所まで高さhとなっている。
その垂下状板2bは、円弧状下板2aにおいて、第8図
の実施例では、円弧状に形成された側より屈曲形成され
ている。
以上の円弧状下板2aの実施例において、凸状となって
いる面が円弧状下板2aの上面である。垂下状板2b
は、全体として台形状に形成されており、その長手方向
(第3図左右方向)の両端の傾斜端縁には、該傾斜縁に
沿って押圧傾斜片3が設けられている。該押圧傾斜片3
面は、その垂下状板2b面に対して直角である(第1
図,第2図参照)。
4は支持部であって、方形状且つ、平坦状に形成され、
前記下部金具2の垂下状板2bに溶接等にて固着されて
いる。具体的には、支持部4は、長方形状に形成されて
いることが多い。
その支持部4と、前記上部金具1とが、ボルト5a,ナ
ット5b等の固着具5にて着脱自在に固着され、平坦状
上板1aと円弧状下板2aと支持部4とで断面コ字状を
構成するようになっている(第4図乃至第6図参照)。
その固着具5は、第4図,第5図に示すように、ボルト
5aの基部が、支持部4に固着され、上部金具1の垂直
状板1bの上下方向に長孔状の取付孔1cに挿通され、
ナット5bが螺合されている。或いは、第6図に示すよ
うに、ボルト5aが、上部金具1の垂直状板1bの取付
孔1cと、支持部4に穿設した,上下方向を向く長孔状
の取付孔4aとに挿通され、ナット5bが螺合されてい
る。
以上のような固着にて、上部金具1の平坦状上板1aが
下部金具2の円弧状下板2aの上面に対して、円弧状下
板2aの膨出状部が、平坦状上板1aの長手方向の略中
央箇所に位置し、かつ、円弧状下板2aの頂部箇所が平
坦状上板1aに最も近接され、円弧状下板2aの長手方
向の両端に向かうに従い、平坦状上板1aとの間隔が広
がるように構成されている(第3図,第7図等参照)。
さらに具体的に述べると、第4図は、平坦状上板1a及
び円弧状下板2aの長手方向の略中央の断面図であっ
て、円弧状下板2aの頂部箇所が平坦状上板1aに近接
している様子を示している。
さらに、第5図においては、平坦状上板1a及び円弧状
下板2aの長手方向の端部箇所の断面図で、平坦状上板
1aと、円弧状下板2aとの間隔が大きくなっているこ
とを示している。
また、円弧状下板2aが第7図,第8図に示すような実
施例では、平坦状上板1a及び円弧状下板2aの長手方
向の略中央であって、且つ、その平坦状上板1aと円弧
状下板2aの幅方向一側の支持部4側寄りの箇所で円弧
状下板2aの頂部箇所が平坦状上板1aに近接している
ことを示しており、平坦状上板1aと円弧状下板2aの
幅方向の支持部4が設けられている側と反対側におい
て、略平行であることを示している。
平坦状上板1aと円弧状下板2aの頂部箇所との間隔
は、後述する建築用板Aの板厚より僅かに大きいものと
なっている。具体的には、その間隔hは、立上り部1
0の板厚t+△tである。即ち、間隔h=t+△tで
ある。また、前述のように、円弧状下板2aの円弧状態
は、両側の基準位置より高さhだけ中央位置が高く形
成されているため、その全体の側部の間隔h=h+h
となっている(第3図,第8図参照)。
そして固着具5を緩めると、長孔状の取付孔1c又は取
付孔4aを介してボルト5aを上下方向に適宜摺動する
ことで、上部金具1が支持部4に対して、上下方向に移
動でき、所定の位置にて、ナット5bを締め付けること
で平坦状上板1aと円弧状下板2aとの間隔を適宜に調
節できる構成となっている。
図中6は腕杆であって、鋼管,丸棒等が門形状に屈曲形
成され、該両下端が、支持部4に固着されている。
また、図示しないが、上部金具1は、平坦状上板1aの
みよりなり、下部金具2も円弧状下板2aのみよりな
り、該円弧状下板2aの上面上に平坦状上板1aが位置
するように、平坦状上板1a及び円弧状下板2aの幅方
向一側が支持部4に固着される実施例も存在する。該実
施例においても、円弧状下板2aの上面の膨出状部箇所
が平坦状上板1aの長手方向の中央箇所に位置し、且
つ、その頂部箇所が円弧状下板2aの他箇所よりも最も
平坦状上板1aに近接していることは、前記の実施例と
同様である。
Aは長尺な建築用板であって、主板7の幅方向両端より
傾斜状の立上り側部8,8が形成され、該立上り側部
8,8の上端より連結用屈曲部9,9が形成されてい
る。10は建築用板Aの主板7の長手方向の端部に形成
された立上り部(通称,八千代折り)である。
〔作用〕
本考案の立上げ工具の平坦状上板1aと円弧状下板2a
との間に、建築用板Aの主板7の長手方向の端部箇所を
挿入し、次いで、腕杆6を主板7側に押し倒し、主板7
に立上り部10を形成する。
〔考案の効果〕
帯板状で円弧状下板の上側に、帯板状の平坦状上板を対
向させ、その円弧状下板及び平坦状上板の幅方向の一側
同士を支持部にて断面コ字状となるように固着し、その
円弧状下板の長手方向の中央が支持部側において、長手
方向の両端側よりも平坦状上板に最も近接するように前
記円弧状下板を弧状形成したことを特徴とした立上げ工
具。
請求項1の考案においては、帯板状で円弧状下板2aの
上側に、帯板状の平坦状上板1aを対向させ、その円弧
状下板2a及び平坦状上板1aの幅方向の一側同士を支
持部4にて断面コ字状となるように固着し、その円弧状
下板2aの長手方向の中央が支持部4側において、長手
方向の両端側よりも平坦状上板1aに最も近接するよう
に前記円弧状下板2aを弧状形成した立上げ工具とした
ことにより、先ず、第1に建築用板Aの端部箇所の立上
り部10を良好な仕上がりにすることができるし、第2
に構造が極めて簡単で、低価格に提供することができ
る。
これら効果を詳述すると、平坦状上板1aと円弧状下板
2aとの間に、平坦状上板1aが上方となるようにして
建築用板Aの主板7の端部を挿入し、本考案の立上げ工
具を主板7の上方に回動(第10図,第11図では反時
計方向)させることで、平坦状上板1aの幅方向他側
が、主板7の上面に当接し、折れ線を形成しつつ、円弧
状下板2aの支持部4側よりの箇所にて、主板7の端縁
を上方に押し上げ、主板7に立上り部10を形成でき
る。該立上り部10を形成するときに円弧状下板2aに
て、押し上げられる主板7の端部は、円弧状下板2aの
偏平弧状の形状に沿っているので、成形段階における立
上り部10の長手方向の略中央が、その両端よりも、主
板7側によけいに突出することになり、立上り部10と
主板7との屈曲箇所では、立上り部10の長手方向の中
心が、その両端よりも、折曲角度を常に大きくできる。
このように、立上り部10の成形時に、第13図,第1
4図に示すように、立上り部10の長手方向の中央箇所
の折曲角θが、立上り部10の長手方向の両端箇所の
折曲角度θよりも常に大きくなり、立上り部10の長
手方向の中心箇所では、スプリングバック現象によるは
ね返り後の角度が、立上り部10の長手方向の両端の角
度と略同一にでき、整然とした良好な仕上がりの立上り
部10を形成できるものである。
次に、本考案の立上げ工具は、平坦状上板1aと円弧状
下板2aと支持部4が主な構成部材であって、極めて少
ない部材より構成され、構造が簡単であるために、極め
て低価格にて提供することができる。
次に、請求項2の考案においては、前記請求項1の構成
において、円弧状下板2aの長手方向の両端より外方下
向きに押圧傾斜片3,3を形成した立上げ工具としたこ
とにより、建築用板Aに立上り部10を形成するとき
に、該立上り部10の長手方向両端に形成される傾斜状
の側片10a(第15図参照)を良好に仕上げることが
できる。即ち、主板7の幅方向両側に立上り側部8,8
が形成されたものでは、主板7の端部に立上り部10を
形成すると、第15図に示すように立上り部10の長手
方向両端に側片10a,10aが形成されるが、本考案
の立上げ工具では、円弧状下板2aの長手方向の両端に
設けた押圧傾斜片3,3がその側片10a,10aを適
度に押圧しつつ、所謂,整然とした八千代折りとして成
形することができる利点がある。
【図面の簡単な説明】
図面は本考案の実施例を示すものであって、第1図は本
考案の斜視図、第2図は本考案を下側より見た一部斜視
図、第3図は本考案の正面図、第4図は第3図のIV-IV
矢視断面図、第5図は第3図のV−V矢視断面図、第6
図は第5図とは別の実施例の断面図、第7図は本考案の
別の実施例の要部斜視図、第8図は第7図VIII-VIIIの
矢視断面図、第9図は本考案にて建築用板に立上り部を
形成する直前の斜視図、第10図,第11図は建築用板
に立上り部を形成する工程図、第12図は一部断面にし
た建築用板を立上り部を形成完了した工程の断面図、第
13図は第12図のP−P矢視端面図、第14図は第1
2図のQ−Q矢視端面図、第15図は建築用板に立上り
部を形成した斜視図である。 1a……平坦状上板、2a……円弧状下板、3……押圧
傾斜片、4……支持部。

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】帯板状で円弧状下板の上側に、帯板状の平
    坦状上板を対向させ、その円弧状下板及び平坦状上板の
    幅方向の一側同士を支持部にて断面コ字状となるように
    固着し、その円弧状下板の長手方向の中央が支持部側に
    おいて、長手方向の両端側よりも平坦状上板に最も近接
    するように前記円弧状下板を弧状形成したことを特徴と
    した立上げ工具。
  2. 【請求項2】帯板状で円弧状下板の上側に、帯板状の平
    坦状上板を対向させ、その円弧状下板及び平坦状上板の
    幅方向の一側同士を支持部にて断面コ字状となるように
    固着し、その円弧状下板の長手方向の中央が支持部側に
    おいて、長手方向の両端側よりも平坦状上板に最も近接
    するように前記円弧状下板を弧状形成し、その円弧状下
    板の長手方向の両端より外方下向きに押圧片を形成した
    ことを特徴とした立上げ工具。
JP6805188U 1988-05-25 1988-05-25 立上げ工具 Expired - Lifetime JPH0615119Y2 (ja)

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JPH01171828U JPH01171828U (ja) 1989-12-05
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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