JPH06151088A - X線高電圧装置 - Google Patents

X線高電圧装置

Info

Publication number
JPH06151088A
JPH06151088A JP35620692A JP35620692A JPH06151088A JP H06151088 A JPH06151088 A JP H06151088A JP 35620692 A JP35620692 A JP 35620692A JP 35620692 A JP35620692 A JP 35620692A JP H06151088 A JPH06151088 A JP H06151088A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
resonance
output
frequency
high voltage
inverter
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP35620692A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2674451B2 (ja
Inventor
Yukimichi Uno
往道 宇野
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Shimadzu Corp
Original Assignee
Shimadzu Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Shimadzu Corp filed Critical Shimadzu Corp
Priority to JP4356206A priority Critical patent/JP2674451B2/ja
Publication of JPH06151088A publication Critical patent/JPH06151088A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2674451B2 publication Critical patent/JP2674451B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • X-Ray Techniques (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 低負荷時の騒音を小さくする。 【構成】 低負荷時に切換スイッチ5を切り換えて共振
コンデンサ6から、より容量の小さな共振コンデンサ7
に切り換える。共振周波数は共振コンデンサ6または7
とインダクタンス9により決まるが、小さな容量の共振
コンデンサ7に切り換えられたことにより、共振周波数
が上昇し、そのため高圧トランス8の鉄損が減少して騒
音が小さくなる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、X線高電圧装置に関
し、とくに電流共振型インバータを用いたX線高電圧装
置に関する。
【0002】
【従来の技術】電流共振型インバータを用いたX線高電
圧装置は、交流電源を一旦整流・平滑した後高速にイン
バータでスイッチングし、共振インダクタンスと共振コ
ンデンサとにより共振させて交流を作り、この交流をト
ランスで昇圧し再び整流・平滑して、高圧の直流を得、
これをX線管に供給するものである。
【0003】すなわち、従来の電流共振型インバータを
用いたX線高電圧装置は図3のように構成されている。
この図3において、交流電源1からの交流出力が整流器
2で整流され、平滑コンデンサ3で蓄積されることによ
り平滑されて直流出力に変換される。そして、この直流
出力がインバータ4によりスイッチングされて交流出力
に変換され、共振コンデンサ6及び共振インダクタンス
9を経て高圧トランス8の1次側に送られる。この高圧
トランス8の2次側には高圧の交流出力が現れ、これが
高圧整流器10で整流されて高圧の直流に変換され、X
線管11に印加される。ここで共振インダクタンス9は
高圧トランス8の漏れインダクタンスを含むものであ
る。
【0004】このような共振型インバータ方式X線高電
圧装置では、共振周波数は、回路に付加される共振コン
デンサ6と、高圧トランスの漏れインダクタンス等のイ
ンダクタンス9によって決まる。その出力は、負荷に合
わせてインバータ4のスイッチング周波数を制御するこ
とにより、制御される。一般に共振周波数は可聴周波数
を越えた値に設計されており、インバータ4のスイッチ
ング周波数はこの共振周波数よりも低い周波数範囲で変
化させられる。すなわち、インバータ4のスイッチング
周波数は、X線フィルム撮影時等の負荷が大きいほど高
くされ、X線透視時等の負荷が小さいほど低くされ、ス
イッチング周波数と負荷との関係は図4に示すような関
係となる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
ような共振型インバータ方式X線高電圧装置では、X線
フィルム撮影時などの負荷が大きいときにはインバータ
4のスイッチング周波数が可聴周波数を越え、人間の耳
には静かな装置となるが、透視時などの負荷が小さいと
きはインバータ4のスイッチング周波数が可聴周波数域
となり、人間の耳に非常にうるさい装置となる、という
問題がある。
【0006】この発明は、上記に鑑み、インバータのス
イッチング周波数が可聴周波数域になる、透視時などの
負荷が小さいときの騒音を軽減するように改善した、X
線高電圧装置を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
め、この発明のX線高電圧装置によれば、共振周波数を
決めるコンデンサまたはインダクタンスを切り換えて、
共振周波数を切り換えることが特徴となっている。
【0008】
【作用】共振周波数を決めるコンデンサまたはインダク
タンスを切り換えることができるようになっているた
め、透視時などの負荷が小さいときに、その切り換えに
より、共振周波数を高くすることができる。共振周波数
が高くなると、高圧トランスの鉄心の磁束密度は周波数
に反比例するという関係から、その鉄心の磁束密度が低
下し、鉄損が減少する。この鉄損は騒音の原因となって
いるので、これによって、負荷が小さくてインバータの
スイッチング周波数が可聴周波数域になっているときの
騒音が軽減される。
【0009】
【実 施 例】つぎにこの発明の好ましい一実施例につ
いて図面を参照しながら詳細に説明する。図1におい
て、交流電源1からの交流出力が整流器2で整流され、
平滑コンデンサ3で蓄積されることにより平滑されて直
流出力に変換される。そして、この直流出力がインバー
タ4によりスイッチングされて交流出力に変換される。
この交流出力は、切換スイッチ5により選択される共振
コンデンサ6または7、及び共振インダクタンス9を経
て高圧トランス8の1次側に送られる。この高圧トラン
ス8の2次側には高圧の交流出力が現れ、これが高圧整
流器10で整流されて高圧の直流に変換され、X線管1
1に印加される。
【0010】共振コンデンサ6、7の静電容量はそれぞ
れCR、Cfとなっており、CR>Cfである。これら
共振コンデンサ6、7が切換スイッチ5で切り換えられ
るので、共振コンデンサ6に切り換えられているときは
共振周波数は低くなり、共振電流波形は図2の実線のよ
うになるが、共振コンデンサ7に切り換えられていると
きは共振周波数は高くなり、共振電流波形は図2の点線
のようになる。
【0011】インバータ4のスイッチング周波数は、こ
の共振周波数より低い範囲で、X線管11に印加される
高圧に応じて制御される(その制御系は図示しない)。
すなわち、X線フィルムに撮影するときなどでは負荷が
大きくなるので、インバータ4のスイッチング周波数を
高め、逆に透視時などでは負荷は小さいのでインバータ
4のスイッチング周波数を低める。
【0012】一般に、電流共振型インバータの場合、入
力電圧一定の条件の下では、インバータ4のスイッチン
グ周波数が共振周波数foに近づくほど出力が大きくな
り(図4参照)、また、共振コンデンサの静電容量が大
きいほど、その出力が大きくなるという特性がある。そ
こで、X線フィルムに撮影するときなど、数十kWの出
力を必要とする場合には、ある程度大きな静電容量の共
振コンデンサを用い、しかもインバータ4のスイッチン
グ周波数を共振周波数の近くにまで高める必要がある。
【0013】そこで、X線フィルムに撮影するときなど
の大負荷時には、切換スイッチ5を切り換えることによ
り、静電容量の大きな共振コンデンサ6を選択する。こ
のときの共振周波数が可聴周波数を越えた値となるよう
に、インダクタンス9及び共振コンデンサ6の値CRが
定められている。そして、このときには、インバータ4
のスイッチング周波数はその共振周波数近くにまで高め
られ、可聴周波数を越え、その結果人間の耳には静かな
ものとなる。
【0014】他方、透視時などの軽負荷時には、切換ス
イッチ5は静電容量の小さな共振コンデンサ7側に切り
換えられる。このときインバータ4のスイッチング周波
数は低くなっていて可聴周波数域にあるが、共振周波数
は共振コンデンサ7の静電容量が小さいため、共振コン
デンサ6が選択されていたときよりも高いものとなって
いる。そこで、高圧トランス8に流れる電流波形は図2
の点線で示すようなものとなって周波数が高くなり、高
圧トランス8の磁束密度は周波数に反比例するという関
係から、その鉄心の磁束密度が低下し、騒音の原因とな
る鉄損も減少する。その結果、透視時などの軽負荷時に
インバータ4のスイッチング周波数が可聴周波数域にあ
るにもかかわらず、騒音を低下させることができる。
【0015】なお、上記の実施例では、切換スイッチ5
により、大小の静電容量を持つ2つの共振コンデンサ
6、7の一方を選択するという構成をとっているが、共
振周波数を変更できればよいので、コンデンサ6に対し
てコンデンサ7を直列に挿入するかしないか(直列に挿
入されたとき合成静電容量は小さくなる)をスイッチで
切り換える構成や、コンデンサを切り換える構成の代わ
りにインダクタンスを切り換える構成などを採用するこ
とも可能である。
【0016】
【発明の効果】以上説明したように、この発明の共振型
インバータ方式X線高電圧装置によれば、フィルム撮影
時などの大負荷時よりも透視時などの小負荷時に共振周
波数を高くしているので、騒音の主な原因となっている
トランスの鉄損を減少することができて、小負荷時の騒
音を軽減できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施例のブロック図。
【図2】同実施例における共振電流波形を示すグラフ。
【図3】従来例のブロック図。
【図4】インバータのスイッチング周波数と負荷との関
係を示すグラフ。
【符号の説明】
1 交流電源 2 整流器 3 平滑コンデンサ 4 インバータ 5 切換スイッチ 6、7 共振コンデンサ 8 高圧トランス 9 共振インダクタンス 10 高圧整流器 11 X線管

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 交流電源からの交流出力を直流出力に変
    換する第1の整流手段と、この整流出力を蓄積して平滑
    する蓄積手段と、この蓄積手段から得られる直流出力を
    スイッチングするスイッチング手段と、このスイッチン
    グ出力が入力される共振インダクタンスと共振コンデン
    サとを含む共振手段と、この共振インダクタンスまたは
    共振コンデンサを切り換えることにより共振周波数を切
    り換える手段と、上記共振手段から出力される交流出力
    の電圧を昇圧する手段と、昇圧された交流出力を直流出
    力に変換して管電圧として出力する第2の整流手段とを
    備えることを特徴とするX線高電圧装置。
JP4356206A 1992-10-30 1992-10-30 X線高電圧装置 Expired - Fee Related JP2674451B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP4356206A JP2674451B2 (ja) 1992-10-30 1992-10-30 X線高電圧装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP4356206A JP2674451B2 (ja) 1992-10-30 1992-10-30 X線高電圧装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH06151088A true JPH06151088A (ja) 1994-05-31
JP2674451B2 JP2674451B2 (ja) 1997-11-12

Family

ID=18447871

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP4356206A Expired - Fee Related JP2674451B2 (ja) 1992-10-30 1992-10-30 X線高電圧装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2674451B2 (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2011144290A3 (de) * 2010-05-20 2012-05-10 Sew-Eurodrive Gmbh & Co. Kg Anordnung und verfahren zum betreiben einer anordnung zur induktiven energieübertragung an einen elektrischen verbraucher
WO2011144289A3 (de) * 2010-05-20 2012-08-16 Sew-Eurodrive Gmbh & Co. Kg Anordnung und verfahren zum betreiben einer anordnung zur induktiven energieübertragung an einen elektrischen verbraucher

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS62154500A (ja) * 1985-12-27 1987-07-09 Toshiba Corp X線装置

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS62154500A (ja) * 1985-12-27 1987-07-09 Toshiba Corp X線装置

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2011144290A3 (de) * 2010-05-20 2012-05-10 Sew-Eurodrive Gmbh & Co. Kg Anordnung und verfahren zum betreiben einer anordnung zur induktiven energieübertragung an einen elektrischen verbraucher
WO2011144289A3 (de) * 2010-05-20 2012-08-16 Sew-Eurodrive Gmbh & Co. Kg Anordnung und verfahren zum betreiben einer anordnung zur induktiven energieübertragung an einen elektrischen verbraucher
EP2999079A1 (de) * 2010-05-20 2016-03-23 Sew-Eurodrive GmbH & Co. KG Anordnung und verfahren zum betreiben einer anordnung zur induktiven energieübertragung an einen elektrischen verbraucher

Also Published As

Publication number Publication date
JP2674451B2 (ja) 1997-11-12

Similar Documents

Publication Publication Date Title
EP0404191B1 (en) Switching power supply device
US6072856A (en) Power supply unit including a pulse width modulated inverter, notably for an x-ray generator
JPH0155760B2 (ja)
JPH05111259A (ja) 電源回路
KR940009518B1 (ko) 방전등 점등장치
JP2000058252A (ja) 高周波加熱装置
JP2674451B2 (ja) X線高電圧装置
JPH0520991B2 (ja)
JPH0819252A (ja) 共振コンバータ
JP3275443B2 (ja) インバータ式x線高電圧装置
JPS601749B2 (ja) マグネトロン発振装置
JPS6323563A (ja) 電源装置
KR100303637B1 (ko) 플라이백변성기
JPH0279399A (ja) 共振型インバータ式x線装置
JPS5854465B2 (ja) イオンポンプ用電源
JP3183455B2 (ja) 安定化電源回路
JPH0576175A (ja) スイツチング電源装置
JP2674464B2 (ja) X線高電圧装置
JP3211380B2 (ja) 電力変換装置
JPS59186297A (ja) スイツチング電源
JPH09285130A (ja) スイッチング電源
JP3259337B2 (ja) 電力変換装置
JPH0429562A (ja) スタンバイ電源回路を有するスイッチング電源装置
JPH05328724A (ja) スイッチング電源装置
JPH0419745B2 (ja)

Legal Events

Date Code Title Description
FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Year of fee payment: 11

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080718

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Year of fee payment: 12

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090718

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100718

Year of fee payment: 13

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100718

Year of fee payment: 13

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110718

Year of fee payment: 14

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Year of fee payment: 14

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110718

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120718

Year of fee payment: 15

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees