JPH0615104U - コマンド解説機能を有したロボットプログラム入力装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【目的】 本考案は、プログラム入力時にコマンドの詳
細が不明の場合、コマンドのみを入力してコマンド解説
ラインキーを押すことにより、そのコマンドの解説を瞬
時に表示するものである。 【構成】 本考案のコマンド解説機能を有したロボット
プログラム入力装置は、中央処理装置１と、記憶装置２
と、入力装置３と、出力装置４とからなるロボットプロ
グラム入力装置において、前記入力装置３にプログラム
入力キー群３１、コマンド解説順送りキー３２、コマン
ド解説逆送りキー３３、コマンド解説ラインキー３４を
設け、プログラム入力キー群３１によりロボットプログ
ラムを入力時に、前記のコマンドキー３２、３３、３４
を押すことにより、各々のコマンドの解説を出力装置４
に表示するようにしたものである。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】

この考案は、ロボットプログラム入力装置に関するものである。

【０００２】

【従来の技術】

従来、この種のロボットプログラム入力装置は、プログラムを入力するのみか 、もしくは解説機能を有していても解説を順、逆に表示する機能のみを持つもの が一般的であった。

【０００３】

【考案が解決しようとする課題】

しかしながら、このような従来のロボットプログラム入力装置にあっては、プ ログラム入力時にコマンドの詳細が不明な場合、コマンド解説書などを手元にお いて該当コマンドを探しだしてコマンドの詳細をしらべるか、コマンド解説機能 がある場合でも、該当コマンドが表示されるまで順送りキーもしくは逆送りキー を押して当該コマンドの解説を表示する必要があった。 本考案は、このような問題点を解決するためになされたもので、プログラム入 力時にコマンドの詳細が不明の場合、コマンドのみを入力してコマンド解説ライ ンキーを押すことにより、そのコマンドの解説を瞬時に表示するものである。

【０００４】

【課題を解決するための手段】

この考案に係るコマンド解説機能を有したロボットプログラム入力装置は、中 央処理装置１と、プログラムやデータを格納する記憶装置（２）と、ロボットの プログラムを入力する入力装置（３）と、入力されたプログラムおよびロボット のコマンドの解説を表示する出力装置（４）とからなるロボットプログラム入力 装置において、前記入力装置３にプログラム入力キー群３１、コマンド解説順送 りキー３２、コマンド解説逆送りキー３３、コマンド解説ラインキー３４を設け 、プログラム入力キー群３１によりロボットプログラムを入力時に、コマンド解 説順送りキー３２が押された場合は、現在表示している解説から順方向の解説を 、コマンド解説逆送りキー３３が押された場合は、現在表示している解説から逆 方向の解説を、コマンド解説ラインキー３４が押された場合は、入力中の行のコ マンドを解析してそのコマンドの解説を出力装置４に表示させるものである。

【０００５】

【実施例】

以下、本考案の実施例を図面について説明する。図１は、本考案のロボットプ ログラム入力装置の構成図である。１は、中央処理装置。２は、記憶装置。３は 、入力装置。４は、出力装置である。 そして、３２は、コマンドの解説を順送りするコマンド解説順送りキー。３３は 、コマンドの解説を逆送りするコマンド解説逆送りキー。３４は、入力中の行の コマンドを解析してコマンドの解説を表示するコマンド解説ラインキー。３１は 、ロボットのプログラムを入力するためのキーが配列してあるプログラム入力キ ー群である。入力装置３により入力されたキーは、中央処理装置１により処理さ れ、プログラム入力キー群３１、コマンド解説順送りキー３２、コマンド解説逆 送りキー３３、コマンド解説ラインキー３４のそれぞれに認識され対応した処理 がなされる。

【０００６】 たとえば、ロボットのコマンドとして、Ａ、Ｂ、Ｃ、Ｄ、Ｅの５つのコマンド があるとする。今、Ｃのコマンドの解説を出力装置４に表示していると仮定する と、コマンド解説順送りキー３２が入力された場合はＤの解説を、コマンド解説 逆送りキー３３が押された場合はＢの解説を表示する。また、コマンドとしてＡ を入力後、コマンド解説ラインキー３４を押した場合はＡの解説を表示する。 このような処理は、記憶装置２に格納されているモニタプログラムによって行わ れる。

【０００７】

【作用】

図２は、そのモニタプログラムの一例を示すフローチャートである。 さて、このように構成されたロボットプログラム入力装置において、入力装置 ３により入力されたキーは、中央処理装置１により処理される。中央処理装置で は、入力されたキーがプログラム入力キー群３１の場合は、その情報を記憶装置 ２に格納するとともに出力装置４に出力し、コマンド解説順送りキー３２が押さ れた場合は、現在表示している解説から順方向の解説を、コマンド解説逆送りキ ー３３が押された場合は、現在表示している解説から逆方向の解説を、コマンド 解説ラインキー３４が押された場合は、入力中の行のコマンドを解析して該当す るコマンドの解説を記憶装置２から読み出し、出力装置４に表示する。

【０００８】 すなわち、ロボットプログラム入力時にコマンドの詳細が不明な場合、コマン ド部分を入力し、次に、コマンド解説ラインキー３４を押すことにより、瞬時に そのコマンドに該当する解説の表示を得られるという特長があり、その実用的効 果は大なるものである。

【０００９】

【他の実施例】

なお、上記の実施例では、５つのコマンドについて説明したが本考案の場合は 、コマンドの数が多くなるほどその効果は大きい。 また、コマンド解説ラインキーを押すことにより、その解説を表示するものを示 したが、キー操作を必要とせずコマンド入力と同時にコマンドを解析してその解 説を表示するようにしても同様な効果を得ることができる。

【００１０】

【考案の効果】

以上のように、本考案によれば、ロボットプログラム入力時に、コマンド解説 ラインキーが押された場合は、入力中の行のコマンドを解析してそのコマンドの 解説を出力装置に表示するようにしているので、ロボットプログラム入力時にコ マンドの詳細が不明な場合、コマンド部分を入力しコマンド解説ラインキーを押 すことにより瞬時にそのコマンドに該当する解説の表示を得ることが可能である 。

【図面の簡単な説明】

【図１】 本考案に係るロボットプログラム入力装置の
構成図。

【図２】 記憶装置に書き込まれたキーの処理を行うモ
ニタプログラムのフローチャート。

【符号の説明】

１ 中央処理装置。 ２ 記憶装置。 ３ 入力装置。
４ 出力装置。 ３１ プログラム入力キー群。 ３２ コマンド解説
順送りキー ３３ コマンド解説逆送りキー。 ３４ コマンド解説
ラインキー

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】 中央処理装置１と、プログラムやデータ
   を格納する記憶装置２と、ロボットのプログラムを入力
   する入力装置３と、入力されたプログラムおよびロボッ
   トのコマンドの解説を表示する出力装置４とからなるロ
   ボットプログラム入力装置において、前記入力装置３に
   プログラム入力キー群３１、コマンド解説順送りキー３
   ２、コマンド解説逆送りキー３３、コマンド解説ライン
   キー３４を設け、プログラム入力キー群３１によりロボ
   ットプログラムを入力時に、コマンド解説順送りキー３
   ２が押された場合は、現在表示している解説から順方向
   の解説を、コマンド解説逆送りキー３３が押された場合
   は、現在表示している解説から逆方向の解説を、コマン
   ド解説ラインキー３４が押された場合は、入力中の行の
   コマンドを解析してそのコマンドの解説を出力装置４に
   表示させることを特徴とするコマンド解説機能を有した
   ロボットプログラム入力装置。