JPH06150771A - メンブレンスイッチ - Google Patents

メンブレンスイッチ

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JPH06150771A
JPH06150771A JP31608292A JP31608292A JPH06150771A JP H06150771 A JPH06150771 A JP H06150771A JP 31608292 A JP31608292 A JP 31608292A JP 31608292 A JP31608292 A JP 31608292A JP H06150771 A JPH06150771 A JP H06150771A
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JP
Japan
Prior art keywords
conductive
conductive plate
membrane switch
plates
conductive plates
Prior art date
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Pending
Application number
JP31608292A
Other languages
English (en)
Inventor
Junichi Mizutani
淳一 水谷
Makoto Kanai
眞 金井
Takanori Kamitou
孝典 神頭
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toyoda Gosei Co Ltd
Original Assignee
Toyoda Gosei Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 メンブレンスイッチを構成する導電プレート
の材料歩留りを良くしてコストダウンすること。 【構成】 メンブレンスイッチ10は、第1、第2及び
第3の導電プレート11,12,13とこれらを被覆封
止するフィルム16,17とから成る。各導電プレート
11,12,13にはそれぞれ1ヶ所の端子部11a,
12a,13aが形成されている。このように、略長方
形状の各導電プレートには端子部が1ヶ所だけ設けられ
ている。従って、これらのプレス打ち抜き型としては、
天地を互いに逆とし導電プレートの短手部分に端子部が
隣接するように組合せ配設した2個取りとすることがで
きる。このような構成の打ち抜き型を用いた場合には、
材料の打ち抜きの際の無駄を極めて少なくできるため、
製造コストを低減することが可能となる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、両外側面をフィルムに
て被覆封止したメンブレンスイッチに関する。
【0002】
【従来技術】近年、乗員保護装置として例えば、エアバ
ッグ装置を備えたステアリングホイールとしては、その
エアバッグ装置を収納するためにパッド部の面積の広い
ものが多くなっている。このようなパッド部を利用した
ホーンスイッチとしては、そのパッド部を操作面として
構成可能なメンブレンスイッチが適している。
【0003】ここで、図8に示したような、メンブレン
スイッチ80が知られている。メンブレンスイッチ80
は、図9に示したように、第1、第2及び第3の導電プ
レート81,82,83を備え、両外側面が一対のフィ
ルム86,87により被覆封止されている。第1及び第
3の導電プレート81,83は、絶縁スペーサ84,8
5を介して第2の絶縁プレート82の両側に対向して配
設されている。フィルム86,87に押圧力が加わった
時には、第1又は第3の導電プレート81,83が第2
の絶縁プレート82と接触し導通するようになってい
る。
【0004】第1の導電プレート81には2ヶ所の端子
部81a,81bが延設されている。又、第3の導電プ
レート83には2ヶ所の端子部83a,83bが延設さ
れている。そして、第2の導電プレート82には1ヶ所
の端子部82aが延設されている。図8に示したよう
に、第1の導電プレート81の端子部81a,81b及
び第3の導電プレート83の端子部83a,83bが互
いに重ね合わされた状態で一対のフィルム86,87か
ら露出されている。又、第2の導電プレート82の端子
部82aが一対のフィルム86,87から露出されてい
る。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】図11に示したよう
に、メンブレンスイッチ80の内側の例えば、プラス電
極となる導電プレート82の材料取りとしては、天地を
互いに逆とし導電プレート82の短手部分にその端子部
が隣接するように組合せた2個取り配列によりプレス打
ち抜き形成されている。このため、導電プレート82
は、材料取りにおける無駄が少なく良好な材料歩留りが
得られている。
【0006】ところが、メンブレンスイッチ80の両外
側の例えば、マイナス電極となる導電プレート81,8
3の材料取りとしては、図10に示したように、上記導
電プレート81,83を線対称形状に配設した2個取り
配列によりプレス打ち抜き形成されている。ここで、導
電プレート81,83は上下2枚を電気的に接続すると
共に急激な折り曲げなどに対する強度を確保するため端
子部が各々2ヶ所ずつ延設された構成となっている。こ
のため、導電プレート81,83は、例え導電プレート
82と同様な、天地を互いに逆とした組合せ配列を用い
ても材料取りにおける無駄が余り解消せず良好な材料歩
留りが得られないという問題があった。
【0007】本発明は、上記の課題を解決するために成
されたものであり、その目的とするところは、メンブレ
ンスイッチを構成する導電プレートの材料歩留りを良く
してコストダウンすることである。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
の発明の構成は、導電性を有する第1、第2及び第3の
導電プレートと該導電プレート間に絶縁性を有する絶縁
スペーサを積層配設し、前記導電プレートの両外側面を
フィルムにて被覆封止したメンブレンスイッチであっ
て、前記導電プレートのうち両外側の前記第1及び第3
の導電プレートには長手方向の中央で直角方向に1ヶ所
の端子部を延設して一方の電極とし、前記導電プレート
のうち内側の前記第2の導電プレートには長手方向の中
央近傍で直角方向に前記第1及び第3の導電プレートの
端子部と短絡しない位置に1ヶ所の端子部を延設して他
方の電極としたことを特徴とする。
【0009】
【作用】上記の手段によれば、第1、第2及び第3の導
電プレートのうち両外側の一方の電極を構成する第1及
び第3の導電プレートは、端子部がその長手方向の中央
で直角方向に1ヶ所延設されているだけである。このた
め、第1及び第3の導電プレートは長手方向に天地を互
いに逆とし導電プレートの短手部分に端子部が隣接する
ように組合せた2個取り配列のプレス打ち抜きが可能と
なる。又、内側の他方の電極を構成する第2の導電プレ
ートは、端子部がその長手方向の中央近傍で直角方向に
上記第1及び第3の導電プレートの端子部と短絡しない
位置に1ヶ所延設されているだけである。このため、第
2の導電プレートは、第1及び第3の導電プレートの形
成と同様に、長手方向に天地を互いに逆とし導電プレー
トの短手部分に端子部が隣接するように組合せた2個取
り配列のプレス打ち抜きが可能となる。
【0010】
【実施例】以下、本発明を具体的な実施例に基づいて説
明する。図1は本発明に係るメンブレンスイッチを示し
た平面図であり、図2は図1のA−A線に沿った断面図
である。又、図3はメンブレンスイッチ10の分解斜視
図である。図2及び図3に示したように、メンブレンス
イッチ10は、3枚の導電性を有する第1、第2及び第
3の導電プレート11,12,13が各々隙間を開けて
対向され構成されている。第1及び第3の導電プレート
11,13は、板厚 0.1mmのステンレス鋼板により略長
方形状に形成されている。又、第2の導電プレート12
は、板厚0.08mmのリン青銅板により略同一形状に形成さ
れている。
【0011】第1の導電プレート11と第2の導電プレ
ート12との隙間は、インク層14aと粘着剤層14b
とから成る絶縁スペーサ14により形成されている。
又、第3の導電プレート13と第2の導電プレート12
との隙間は、インク層15aと粘着剤層15bとから成
る絶縁スペーサ15により形成されている。インク層1
4a,15aは、絶縁性を有する紫外線硬化型のインク
をスクリーン印刷し、紫外線を照射して硬化させること
により形成されている。又、粘着剤層14b,15bは
インク層14a,15a上に絶縁性を有する紫外線硬化
型の粘着剤をスクリーン印刷し、紫外線を照射して硬化
させることにより形成されている。上記絶縁スペーサ1
4,15は第1、第2及び第3の導電プレート11,1
2,13の周辺部では帯状に、又、中央部では適当なパ
ターン間隔のスポット円状に形成されている。
【0012】両外側の第1及び第3の導電プレート1
1,13は、PET(ポリエチレンテレフタレート)か
ら成る一対のフィルム16,17により被覆封止されて
いる。これら一対のフィルム16,17は第1及び第3
の導電プレート11,13の両外側面に密着させた後、
それらの周縁部が互いに溶着されている。
【0013】上記第1及び第3の導電プレート11,1
3には、長手方向の中央で直角方向に1ヶ所の端子部1
1a,13aが延設されている。又、上記第2の導電プ
レート12には、長手方向の中央近傍で直角方向に、積
層した場合に上記第1及び第3の導電プレート11,1
3の端子部11a,13aと短絡しない位置に1ヶ所の
端子部12aが延設されている。
【0014】次に、上述の構成から成る第1、第2及び
第3の導電プレート11,12,13の形成について説
明する。先ず、第1又は第3の導電プレート11,13
は、図4に示したように、長手方向に天地を互いに逆と
し導電プレート11,13の短手部分に端子部11a,
13aが隣接するように組合せた2個取り配列のプレス
打ち抜きにより形成される。そして、第2の導電プレー
ト12は、図5に示したように、長手方向に天地を互い
に逆とし導電プレート12の短手部分に端子部12aが
隣接するように組合せた2個取り配列のプレス打ち抜き
により形成される。
【0015】ここで、第2の導電プレート12は、従来
のプレス打ち抜き構成と何ら変わるとこがないため、良
好な材料歩留りである。そして、第1又は第3の導電プ
レート11,13においても、第2の導電プレート12
と同様なプレス打ち抜き構成となり、従来に比べて材料
歩留りが大きく改善できる。尚、発明者らの試算では、
本発明によれば従来に比べて第1又は第3の導電プレー
ト11,13の材料費を約46%低減できることが分かっ
た。
【0016】次に、メンブレンスイッチ10が組み込ま
れたステアリングホイールについて説明する。ステアリ
ングホイール60は、図6にその平面図を示したよう
に、中央のパッド部61とそのパッド部61の周囲に位
置するリング62とそれらパッド部61及びリング62
を連結するスポーク63とで構成されている。
【0017】図7は、上記パッド部61の内部構成を示
した概略断面図である。パッド部61はインナー部材6
5とそのインナー部材65を覆うアウター部材66と両
部材65,66間に配設されたメンブレンスイッチ10
とを備えている。インナー部材65はエアバッグ装置7
0を収納可能とし、PETや硬度の高いTPU(熱可塑
性ポリウレタン)などの硬質材料により下面を開放した
略直方体状に形成されている。上記エアバッグ装置70
は、ブラケット71を介してインナー部材65の下端に
固定されるインフレータ72とインナー部材65及びイ
ンフレータ72間に折り畳まれた状態で収納されたエア
バッグ73とから構成されている。インフレータ72は
発火装置を備え、その作動により窒素ガスを発生する。
このインフレータで発生された窒素ガスによりエアバッ
グ73が瞬時に膨らむこととなる。
【0018】メンブレンスイッチ10は、インナー部材
65の上面に載置されている。そして、メンブレンスイ
ッチ10の第1、第2及び第3の導電プレート11,1
2,13の端子部11a,12a,13aはエアバッグ
装置70が配設された下方側に折り曲げられている。
尚、第1及び第3の導電プレート11,13の端子部1
1a,13aはブラケット71からステアリングシャフ
ト75などを介して図示しないバッテリのマイナス端子
に電気的に接続されている。又、第2の導電プレート1
2の端子部12aは図示しないホーン装置に電気的に接
続されている。
【0019】又、アウター部材66は、軟質塩化ビニル
樹脂又はTPUなどの軟質材料によって形成されてい
る。このアウター部材66の下面には多数のリブ67が
一体的に形成されている。これらのリブ67は、インナ
ー部材65又はメンブレンスイッチ10の上面に当接し
ており、アウター部材の上面が押圧されたときその押圧
力をメンブレンスイッチ10に伝達する構成となってい
る。
【0020】今、エアバッグ装置70が作動されると、
エアバッグ73が膨らんでインナー部材65及びアウタ
ー部材66が中央部から開放される。すると、メンブレ
ンスイッチ10の端子部には、図7とは逆方向への急激
な折り曲げ作用が働き大きく変形される。ここで、上記
第2の導電プレート12の端子部12aには、その幅を
一部分狭くしたクビレ部12bが設けられている。この
クビレ部12bは、上述のような変形に際し、端子部1
2aをフィルム16,17の切り込み部16a,17a
から確実に切断するためのものである。この構成によ
り、メンブレンスイッチ10の第1又は第3の導電プレ
ート11,13の端子部11a,13aと第2の導電プ
レート12の端子部12aとが電気的に接触し短絡して
スイッチがオン状態のままとなりホーンが鳴りっぱなし
となることが防止される。
【0021】
【発明の効果】本発明は、以上説明したように、メンブ
レンスイッチを構成する第1、第2及び第3の導電プレ
ートは共に端子部を1ヶ所とした構成である。このた
め、導電プレートは、天地を互いに逆とし導電プレート
の短手部分にその端子部が隣接するように組合せた2個
取り配列としてプレス打ち抜き後の材料残りを少なくで
きるため材料歩留りが改善される。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の具体的な一実施例に係るメンブレンス
イッチを示した平面図である。
【図2】図1のA−A線に沿った断面図である。
【図3】同実施例に係るメンブレンスイッチの分解斜視
図である。
【図4】同実施例に係る第1及び第3の導電プレートの
打ち抜き型の構成を示した説明図である。
【図5】同実施例に係る第2の導電プレートの打ち抜き
型の構成を示した説明図である。
【図6】同実施例のメンブレンスイッチが組み込まれた
ステアリングホイールの平面図である。
【図7】同実施例のメンブレンスイッチが組み込まれた
パッド部の概略断面図である。
【図8】従来のメンブレンスイッチの平面図である。
【図9】図8のメンブレンスイッチの分解斜視図であ
る。
【図10】図8における第1及び第3の導電プレートの
打ち抜き型の構成を示した説明図である。
【図11】図8における第2の導電プレートの打ち抜き
型の構成を示した説明図である。
【符号の説明】
10…メンブレンスイッチ 11…第1の導電プレート 12…第2の導電プレート 13…第3の導電プレート 11a,12a,13a…端子部 16,17…フィルム

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 導電性を有する第1、第2及び第3の導
    電プレートと該導電プレート間に絶縁性を有する絶縁ス
    ペーサを積層配設し、前記導電プレートの両外側面をフ
    ィルムにて被覆封止したメンブレンスイッチであって、 前記導電プレートのうち両外側の前記第1及び第3の導
    電プレートには長手方向の中央で直角方向に1ヶ所の端
    子部を延設して一方の電極とし、 前記導電プレートのうち内側の前記第2の導電プレート
    には長手方向の中央近傍で直角方向に前記第1及び第3
    の導電プレートの端子部と短絡しない位置に1ヶ所の端
    子部を延設して他方の電極としたことを特徴とするメン
    ブレンスイッチ。
JP31608292A 1992-10-30 1992-10-30 メンブレンスイッチ Pending JPH06150771A (ja)

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