JPH06150463A - 磁気記録再生装置 - Google Patents

磁気記録再生装置

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Publication number
JPH06150463A
JPH06150463A JP4300725A JP30072592A JPH06150463A JP H06150463 A JPH06150463 A JP H06150463A JP 4300725 A JP4300725 A JP 4300725A JP 30072592 A JP30072592 A JP 30072592A JP H06150463 A JPH06150463 A JP H06150463A
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JP
Japan
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output
speed
signal
phase
error
Prior art date
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Pending
Application number
JP4300725A
Other languages
English (en)
Inventor
Yoshitaka Ota
良隆 太田
Masanobu Shimizu
正信 清水
Katsutoshi Sumida
勝利 隅田
Kazuhiro Teshirogi
和宏 手代木
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Filing date
Publication date
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Priority to JP4300725A priority Critical patent/JPH06150463A/ja
Publication of JPH06150463A publication Critical patent/JPH06150463A/ja
Pending legal-status Critical Current

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Abstract

(57)【要約】 【目的】 記録時に対し再生時のテープ走行速度の差が
大きい場合においても、すばやくテープ走行速度を記録
時の速度に合わせると共に、再生信号の位相を基準信号
に合わせることができる磁気記録再生装置を提供する。 【構成】 再生時に、駆動回路5により磁気テープ1を
走行させ、速度誤差検出手段15にて再生信号の位相の
変化を検出することにより速度誤差を検出し、積分手段
16で積分し、キャプスタン駆動手段9にフィードバッ
クして速度誤差を零にした後に、位相誤差をフィードバ
ックすることにより、すばやくテープ走行速度を記録時
の速度に合わせると共に、再生信号の位相を基準信号に
合わせることができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は磁気テープ上にデジタル
信号を記録再生する磁気記録再生装置に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】近年、磁気テープにデジタル信号を記録
再生する磁気記録再生装置があり、デジタルオーディオ
信号等の記録再生に用いられている。
【0003】以下に、従来の磁気記録再生装置について
説明する。図13は磁気記録再生装置の従来例の構成を
示すブロック図である。図13において、1は磁気テー
プ、2はピンチローラ、3はキャプスタン、4は再生ヘ
ッド、5は復調手段、6は基準位相信号発生手段、7は
位相誤差検出手段、8は位相誤差検出手段7の出力に所
定のゲインを乗算するゲイン乗算手段、9はキャプスタ
ン3を駆動するキャプスタン駆動手段、10はキャプス
タン3の回転速度と目標速度との差をとる引算手段、1
1は引算手段10の出力とゲイン乗算手段8の出力を加
算する加算手段、12は加算手段11のデジタル信号出
力をアナログ信号に変換しキャプスタン駆動手段9に出
力するDA変換手段、13は引算手段10の速度誤差出
力と速度誤差下限値を比較する比較手段、14は比較手
段13により切り替えられ位相誤差検出手段7の出力を
制御するスイッチである。
【0004】以上のように構成された従来の磁気記録再
生装置について、以下その動作について説明する。
【0005】磁気テープ1は、ピンチローラ2とキャプ
スタン3によって挟まれ、キャプスタン3がキャプスタ
ン駆動手段9により所定の一定速度で回転することによ
って送り出される。
【0006】まず、記録時の動作の概要を述べる。記録
時には、磁気テープ1の走行速度をキャプスタン3の回
転速度より検出し、引算手段10において目標速度との
差をとり速度誤差を検出する。この速度誤差出力をDA
変換手段12においてアナログ信号に変換し、キャプス
タン駆動手段9にフィードバックする。こうして、磁気
テープ1は目標速度に応じた一定の速度で送り出され
る。記録されるデジタル信号は、所定容量毎に同期信号
とアドレス信号を付加され、変調手段において変調をか
けた後、基準信号に同期して記録ヘッドにより磁気テー
プ1に記録される。ただし、変調手段、記録ヘッドは図
示していない。
【0007】次に、再生時の動作について説明する。デ
ジタル信号の再生においては、磁気テープ1から取り出
すデジタル信号が、一定時間内に所定の容量でありか
つ、装置内部の処理と同期がとれていなければならな
い。記録時の磁気テープ走行速度は、機器により異なる
ため、再生時には記録された時の磁気テープ走行速度に
合わせ、かつ再生信号の位相を装置内部の処理と同期を
合わせる必要がある。
【0008】まず、キャプスタン3の回転速度の目標速
度との速度誤差を引算手段10により求め、加算手段1
1を通してDA変換手段12に入力しアナログ信号に変
換した後、キャプスタン駆動手段9に入力する。こうし
てキャプスタン3の回転速度が目標速度と一致するよう
にキャプスタン駆動手段9にフィードバックがかかり、
磁気テープ1の走行速度が一定になるように制御され
る。この時、スイッチ14はオフであり、位相誤差検出
手段7の出力はゲイン乗算手段8に入力されない。
【0009】次に、磁気テープ1の走行速度が所定の速
度に制御され、引算手段10の速度誤差信号が所定の速
度誤差下限値以下になったことを比較手段13で検出す
ると、スイッチ14が切り替えられオンとなり、位相誤
差検出手段7の出力はゲイン乗算手段8に入力される。
一方、再生ヘッド4は磁気テープ1上に記録された磁界
を検出し電磁変換することによって電気信号として取り
出す。再生ヘッド4の出力信号は、復調手段5において
デジタル信号に復調される。位相誤差検出手段7は、入
力する信号の同期信号あるいはアドレス信号のタイミン
グを抽出し再生信号の位相を検出し、基準位相信号発生
手段6から出力される基準位相とを比較することによ
り、両者の位相差を検出し誤差信号として出力する。こ
の誤差信号は再生信号の位相が基準位相信号発生手段6
の基準位相に対し位相が進んでいる時には負の誤差信号
を出力し、位相が遅れている時には正の誤差信号を出力
する。位相誤差検出手段7の出力は、スイッチ14を通
してゲイン乗算手段8に入力され所定のゲインを乗算し
た後、加算手段11により引き算手段10の速度誤差出
力と加算され、DA変換手段12でアナログ信号に変換
された後、キャプスタン駆動手段9に加えられる。従っ
て、位相誤差検出手段7の位相誤差信号出力が正の時は
キャプスタン3の回転速度を上げることによって磁気テ
ープ1の走行速度を上げ、誤差信号が負の時はキャプス
タン3の回転速度を下げる。以上のようにして再生時の
テープ走行速度を記録された時のテープ走行速度に一致
させると共に、再生信号の位相を基準位相信号発生手段
6の位相に一致させていた。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の構成では、目標速度に一致するようにテープ走行速
度を制御した後、再生信号の位相に一致するように位相
誤差検出手段7の位相誤差出力をフィードバックする
際、テープ走行速度と記録された時のテープ走行速度の
差が大きい場合は、前記位相誤差の値は不定であるた
め、前記位相誤差が大きいと前記再生信号の位相を前記
基準位相信号に一致させるよう制御するのに時間を要
し、前記再生信号の位相が前記再生基準信号に一致する
前に位相誤差検出手段7の位相検出の限界を越えてしま
うという課題を有していた。また、磁気テープに記録さ
れた時のテープ速度と目標速度により決定される再生時
のテープ走行速度の差を位相誤差のフィードバックによ
り補正するため、位相誤差出力には定常的な誤差が生
じ、その誤差分だけテープ走行系の負荷変動等により、
位相制御が外れやすくなるという課題を有していた。
【0011】本発明は上記従来の課題を解決するもの
で、記録された時のテープ走行速度に対して再生時のテ
ープ走行速度の差が大きい場合においても、すばやく、
再生時のテープ走行速度を記録された時の走行速度に合
わせ、前記再生信号の位相を前記再生基準信号に合わせ
ることができる磁気記録再生装置を提供することを目的
とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するため
に本発明の磁気記録再生装置は、 (1)磁気テープを一定速度で走行させる磁気テープ駆
動手段と、再生信号の前記同期信号あるいは前記アドレ
ス信号の位相の基準となる基準位相信号を発生する基準
位相信号発生手段と、前記基準位相信号と再生信号の前
記同期信号あるいは前記アドレス信号の位相誤差を求
め、位相誤差信号として出力し前記磁気テープ駆動手段
にフィードバックする位相誤差検出手段と、前記位相誤
差検出手段の出力の変化から速度誤差を検出する速度誤
差検出手段と、前記速度誤差検出手段の出力を積分し前
記磁気テープ駆動手段にフィードバックする積分手段と
を備えている。 (2)磁気テープを一定速度で走行させる磁気テープ駆
動手段と、再生信号の前記同期信号あるいは前記アドレ
ス信号の位相の基準となる基準位相信号を発生する基準
位相信号発生手段と、前記基準位相信号と再生信号の前
記同期信号あるいは前記アドレス信号の位相誤差を求
め、位相誤差信号として出力し前記磁気テープ駆動手段
にフィードバックする位相誤差検出手段と、前記位相誤
差検出手段の出力の変化から速度誤差を検出する速度誤
差検出手段と、前記速度誤差検出手段の出力を積分し前
記磁気テープ駆動手段にフィードバックする積分手段
と、前記速度誤差が所定の値以下になった時に、前記積
分手段の出力を保持するホールド手段とを備えている。 (3)(1)あるいは(2)に加え、前記速度誤差検出
手段の出力が所定の値以上であることを検出する比較手
段と、前記比較手段により前記速度誤差検出手段の速度
誤差出力が所定の値以上であることを検出した場合に、
前記速度誤差が所定の値以上になる前の値を保持する速
度誤差ホールド手段とを備えている。 (4)(1)あるいは(2)に加え、前記速度誤差検出
手段の出力が所定の値以上であることを検出し、前記速
度誤差検出手段の出力が所定の値以上になるまでの期
間、前記位相誤差検出手段の出力を前記磁気テープ駆動
手段にフィードバックすることを禁止する比較手段を備
えている。
【0013】
【作用】本発明は上記した構成により、 (1)磁気テープの再生時に、磁気テープ駆動手段によ
り磁気テープを一定の速度で走行させ、位相誤差検出手
段により基準位相信号発生手段の基準位相信号と、再生
信号の同期信号あるいはアドレス信号との位相誤差を求
め、位相誤差信号として出力し、速度誤差検出手段によ
り前記位相誤差の出力の変化から速度誤差を検出し、積
分手段により速度誤差を積分した後、積分手段の出力を
磁気テープ駆動手段にフィードバックすることにより、
速度誤差検出手段で検出される速度誤差を所定の値以下
に制御した後、位相誤差出力手段の位相誤差出力を磁気
テープ駆動手段にフィードバックすることにより、記録
された時と再生時のテープ走行速度の差が大きい場合に
おいても、位相誤差検出手段での位相検出の限界に制約
されることなく、すばやく、再生時のテープ走行速度を
記録された時の走行速度に合わせ、再生信号の位相を基
準位相信号に合わせることができると共に、定常的な位
相の誤差を零にすることができるため、テープ走行系の
負荷変動等に対しより安定な制御を行うことができる。 (2)磁気テープの再生時に、磁気テープ駆動手段によ
り磁気テープを一定の速度で走行させ、位相誤差検出手
段により基準位相信号発生手段の基準位相信号と、再生
信号の同期信号あるいはアドレス信号との位相誤差を求
め、位相誤差信号として出力し、速度誤差検出手段によ
り前記位相誤差の出力の変化から速度誤差を検出し、積
分手段により速度誤差を積分した後、積分手段の出力を
磁気テープ駆動手段にフィードバックすることにより、
速度誤差検出手段で検出される速度誤差を所定の値以下
に制御した後、積分手段の出力をホールド手段により保
持し、磁気テープ駆動手段に出力すると共に、位相誤差
出力手段の位相誤差出力を磁気テープ駆動手段にフィー
ドバックすることにより、記録された時と再生時のテー
プ走行速度の差が大きい場合においても、位相誤差検出
手段での位相検出の限界に制約されることなく、すばや
く、再生時のテープ走行速度を記録された時の走行速度
に合わせ、再生信号の位相を基準位相信号に合わせるこ
とができると共に、定常的な位相の誤差を零にすること
ができるため、テープ走行系の負荷変動等に対しより安
定な制御を行うことができる。また、位相誤差をフィー
ドバックする際、位相誤差出力が大きい場合にも、位相
の引き込み時の位相誤差出力の変化を速度誤差検出手段
により速度誤差として検出し、フィードバックすること
がなく安定に制御を行うことができる。 (3)比較手段により速度誤差検出手段の出力を所定の
値と比較し、速度誤差が所定の値以上なった時に、速度
誤差ホールド手段により速度誤差が所定の値を越える前
の値を保持し積分手段に出力することにより、つなぎ記
録され、つなぎ点の前後において、記録された信号の位
相が不連続である磁気テープを再生した時にも、つなぎ
点における再生信号の位相の大きな変化を、速度誤差検
出手段により誤って速度の変化として検出することなく
安定に制御を行うことができる。 (4)比較手段により速度誤差検出手段の出力を所定の
値と比較し、速度誤差が所定の値以上なった時に、速度
誤差が所定の値以上になるまでの期間、位相誤差検出手
段の出力を磁気テープ駆動手段にフィードバックするこ
とを禁止することにより、つなぎ記録され、つなぎ点の
前後において、記録された信号の位相が不連続でかつ記
録速度が異なる磁気テープを再生した時にも、再生時の
テープ速度を記録された時の速度に合わせると共に、定
常的な位相誤差を零にすることができ、安定に制御をす
ることができる。
【0014】
【実施例】以下、本発明の一実施例について、図面を参
照しながら説明する。
【0015】図1は本発明の第1の実施例における磁気
記録再生装置のブロック図、図2は位相誤差検出手段7
の内部構成を示すブロック図、図3は図2の位相誤差検
出手段7の内部動作を示すタイミング図、図4は速度誤
差検出手段15の内部構成を示すブロック図、図5は速
度誤差検出手段15の内部動作を示すタイミング図であ
る。
【0016】図1において、1は磁気テープ、2はピン
チローラ、3はキャプスタン、4は再生ヘッド、5は復
調手段、6は基準位相信号発生手段、7は位相誤差検出
手段、8は位相誤差検出手段7の出力に所定のゲインを
乗算するゲイン乗算手段、9はキャプスタン3を駆動す
るキャプスタン駆動手段、10はキャプスタン3の回転
速度と目標速度との差をとる引算手段、11は加算する
第1の加算手段、12は加算手段11のデジタル信号出
力をアナログ信号に変換しキャプスタン駆動手段9に出
力するDA変換手段、14は位相誤差検出手段7の出力
を制御するスイッチであり、以上は従来例と同様のもの
である。15は位相誤差検出手段7の位相誤差出力の変
化より速度誤差を検出する速度誤差検出手段、16は速
度誤差検出手段15の速度誤差出力を積分する積分手
段、17は積分手段16の出力に所定のゲインを乗算す
るゲイン乗算手段、18はゲイン乗算手段17の出力と
引算手段10の出力を加算する第2の加算手段、13は
速度誤差検出手段15の速度誤差出力と速度誤差下限値
を比較し、スイッチ14に出力する比較手段である。
【0017】図2において、71は復調信号から同期信
号あるいはアドレス信号を検出する同期信号検出手段で
あり、その出力の変化を図3cに示す。72はクロック
発生手段であり、図3aに示す基準位相信号の周期に比
べ十分に早い周期でクロックパルスを発生する。73は
基準位相信号の立上がりでクリアされ、クロック発生手
段72のクロックパルス数を計数するカウンタであり、
その出力の変化を図3bに示す。74は同期信号検出手
段71の出力信号の立上がりでカウンタ73の出力を保
持、出力するラッチ手段、75はラッチ手段74の出力
から位相目標値を引く引算手段であり、ラッチ手段74
には基準位相信号出力の立上がりエッジから同期信号検
出手段71の出力信号の立上がりエッジの期間にクロッ
ク発生手段72で発生されたクロックパルス数が保持、
出力され、引算手段75により保持された出力から位相
目標値を引いた値が出力される。引算手段75の出力す
なわち位相誤差信号出力を図3dに示す。位相目標値
は、基準位相信号出力の立上がりエッジから立下がりエ
ッジの期間に相当するクロックパルス数が設定され、位
相誤差信号出力は、同期信号検出手段71の出力信号の
立上がりエッジが基準位相信号出力の立下がりエッジと
等しい場合は零となり、それより早い場合は負の値、遅
い場合は正の値となる。ここで、基準位相信号と再生信
号との位相差が所定の値より大きい場合は、基準位相信
号の立上がりでカウンタ73がリセットされてから、同
期信号検出手段71の出力の立上がりエッジがラッチ手
段74に入力される前に、カウンタ73がオーバーフロ
ーを起こす。したがって、カウンタ73がオーバーフロ
ーを起こす位相差が位相誤差検出の限界となる。
【0018】図4において、141は図5aに示す基準
位相信号を所定時間遅延させる遅延手段であり、その出
力の変化を図5bに示す。142は図5cに示す位相誤
差信号を遅延手段141の出力の立上がりで保持し、出
力する第1のラッチ手段であり、その出力は図5dに示
すように入力に対し遅延手段141で遅延された時間だ
け遅れることになる。143は、第1のラッチ手段14
2の出力から位相誤差信号出力を引く引算手段である。
144は遅延手段141の出力の立上がりで引算手段1
43の出力を保持し、出力する第2のラッチ手段であ
り、その出力の変化を図5eに示す。引算手段143に
おいて位相誤差信号の変化が検出されることにより速度
誤差が検出され第2のラッチ手段144で保持、出力さ
れる。第2のラッチ手段144の出力は、位相誤差の変
化がない時には零が出力され、位相誤差が正方向に変化
する時には正の値が、負方向に変化する時には負の値が
出力される。
【0019】以上のように構成された本発明の磁気記録
再生装置について、以下その動作について説明する。
【0020】磁気テープ1は、ピンチローラ2とキャプ
スタン3によって挟まれ、キャプスタン3がキャプスタ
ン駆動手段9により所定の一定速度で回転することによ
って送り出される。
【0021】記録時の動作については従来例と同様であ
り、再生時の動作について説明する。デジタル信号の再
生においては、磁気テープ1から取り出すデジタル信号
が、一定時間内に所定の容量でありかつ、装置内部の処
理と同期がとれていなければならない。記録時の磁気テ
ープ走行速度は、機器により異なるため、再生時には記
録された時の磁気テープ走行速度に合わせ、かつ再生信
号の位相を装置内部の処理と同期を合わせる必要があ
る。
【0022】まず、キャプスタン3の回転速度の目標速
度との速度誤差を引算手段10により求め、加算手段1
1を通してDA変換手段12に入力しアナログ信号に変
換した後、キャプスタン駆動手段9に入力する。こうし
てキャプスタン3の回転速度が目標速度と一致するよう
にキャプスタン駆動手段9にフィードバックがかかり、
磁気テープ1の走行速度が一定になるように制御され
る。この時、スイッチ14はオフであり、位相誤差検出
手段7の出力はゲイン乗算手段8に入力されない。
【0023】一方、再生ヘッド4は磁気テープ1上に記
録された磁界を検出し電磁変換することによって電気信
号として取り出す。再生ヘッド4の出力信号は、復調手
段5においてデジタル信号に復調される。位相誤差検出
手段7は、入力する信号の同期信号あるいはアドレス信
号のタイミングを抽出し再生信号の位相を検出し、基準
位相信号発生手段6から出力される基準位相とを比較す
ることにより、両者の位相差を検出し誤差信号として出
力する。この誤差信号は再生信号の位相が基準位相信号
発生手段6の基準位相に対し位相が進んでいる時には負
の誤差信号を出力し、位相が遅れている時には正の誤差
信号を出力する。位相誤差検出手段7の位相誤差出力は
スイッチ14ならびに速度誤差検出手段15に出力され
る。速度誤差検出手段15では、位相誤差出力の変化を
検出し速度信号として出力する。この速度誤差信号は先
の説明で述べたように、位相誤差が正方向に変化する
時、すなわち再生時の磁気テープ走行速度が記録された
時の速度に対し遅い場合にはには正の値が出力され、位
相誤差が負方向に変化する時、すなわち再生時の磁気テ
ープ走行速度が記録された時の速度に対し早い場合には
負の値が出力される。速度誤差検出手段15の出力は、
積分手段162より積分されゲイン乗算手段17におい
て所定のゲインを乗算した後、第2の加算手段18で引
算手段10の出力と加算され、DA変換手段12でアナ
ログ信号に変換されたのちキャプスタン駆動手段9にフ
ィードバックされる。こうして位相誤差の変化より速度
誤差を検出し積分したの後にフィードバックすることに
より再生時の磁気テープ走行速度を記録された時の速度
に一致するようにキャプスタン3の回転速度を制御す
る。
【0024】次に、磁気テープ走行速度が記録された時
の速度に制御され、速度誤差検出手段15の速度誤差が
速度誤差下限値以下になったら、比較手段13によりス
イッチ14がオンし、位相誤差検出手段7の出力が、ス
イッチ14を通してゲイン乗算手段8に入力される。ゲ
イン乗算手段8において所定のゲインを乗算した後、第
1の加算手段11により第2の加算手段18の出力と加
算され、DA変換手段12でアナログ信号に変換された
後、キャプスタン駆動手段9に加えられる。こうして位
相誤差検出手段7の位相誤差信号出力が正の時はキャプ
スタン3の回転速度を上げることによって磁気テープ1
の走行速度を上げ、誤差信号が負の時はキャプスタン3
の回転速度を下げる。以上のようにして、まず再生時の
テープ走行速度を記録された時のテープ走行速度に一致
させることができ、その後、再生信号の位相を基準位相
発生手段8の位相に一致させることができる。
【0025】次に、本発明の第2の実施例について述べ
る。図6は本発明の第2の実施例における磁気記録再生
装置のブロック図である。
【0026】図6において、1は磁気テープ、2はピン
チローラ、3はキャプスタン、4は再生ヘッド、5は復
調手段、6は基準位相信号発生手段、7は位相誤差検出
手段、8は位相誤差検出手段7の出力に所定のゲインを
乗算するゲイン乗算手段、9はキャプスタン3を駆動す
るキャプスタン駆動手段、10はキャプスタン3の回転
速度と目標速度との差をとる引算手段、11は第1の加
算手段、12は加算手段11のデジタル信号出力をアナ
ログ信号に変換しキャプスタン駆動手段9に出力するD
A変換手段、15は位相誤差検出手段7の位相誤差出力
の変化より速度誤差を検出する速度誤差検出手段、16
は速度誤差検出手段15の速度誤差出力を積分する積分
手段、17はゲイン乗算手段、18はゲイン乗算手段1
7の出力と引算手段10の出力を加算する第2の加算手
段、13は速度誤差検出手段15の速度誤差と速度誤差
下限値を比較する比較手段、14は比較手段13により
切り替えられ位相誤差検出手段7の出力を制御するスイ
ッチであり、以上は第1の実施例と同じである。19は
比較手段13により制御され積分手段16の出力を保持
し、出力するホールド手段である。
【0027】以上のように構成された本実施例の磁気記
録再生装置について、以下その動作について説明する。
【0028】キャプスタン3の回転数と目標速度との差
をキャプスタン駆動手段9にフィードバックすることに
より、磁気テープ走行速度を一定の速度に制御すると共
に、再生信号の位相を位相誤差検出手段7にて検出し、
速度誤差検出手段15において位相誤差検出手段7の位
相誤差出力の変化を検出することにより、速度誤差を検
出し積分した後、キャプスタン駆動手段9にフィードバ
ックすることにより、再生時の磁気テープ走行速度と記
録された時の速度を一致するように制御する。これは第
1の実施例と同様である。
【0029】次に、磁気テープ走行速度が記録された時
の速度に制御され速度誤差検出手段15の速度誤差出力
が速度誤差下限値以下になったら、比較手段13により
スイッチ14がオンし、位相誤差検出手段7の出力が、
スイッチ14を通してゲイン乗算手段8に入力されると
共に、ホールド手段19によって積分手段16の出力が
保持され、出力される。ところでスイッチ14がオンし
た時の位相誤差出力の値は不定であり、その時の位相誤
差が例えば正の値の場合には、位相誤差をフィードバッ
クすることにより位相誤差が零になるように制御がかか
る。すなわち磁気テープ走行速度が早くなるように制御
される。一方、速度誤差検出手段15では、位相誤差の
変化が正の値から零になるため、負の方向に変化し、負
の速度誤差信号を出力する。すなわち、磁気テープ走行
速度を遅くするようなフィードバックがかかることにな
る。従って、スイッチ14がオンした時の位相誤差が大
きい時には、再生信号の位相を基準位相信号に一致させ
るまでに時間を要する。本実施例では速度誤差検出手段
15の速度誤差出力が速度誤差下限値以下になった時
に、その時の積分手段16の出力がホールド手段9にて
保持されるため、位相誤差をフィードバックする際に、
速度誤差がフィードバックされることがないため、より
すばやく再生信号の位相を、基準位相信号の位相に一致
させることができる。
【0030】次に、本発明の第3の実施例について述べ
る。図7は本発明の第3の実施例における磁気記録再生
装置のブロック図、図8は速度誤差ラッチ手段21の内
部構成を示すブロック図、図9は速度誤差ラッチ手段2
1の動作を示すタイミング図である。
【0031】図7において、1は磁気テープ、2はピン
チローラ、3はキャプスタン、4は再生ヘッド、5は復
調手段、6は基準位相信号発生手段、7は位相誤差検出
手段、8は位相誤差検出手段7の出力に所定のゲインを
乗算するゲイン乗算手段、9はキャプスタン3を駆動す
るキャプスタン駆動手段、10はキャプスタン3の回転
速度と目標速度との差をとる引算手段、11は第1の加
算手段、12は加算手段11のデジタル信号出力をアナ
ログ信号に変換しキャプスタン駆動手段9に出力するD
A変換手段、15は位相誤差検出手段7の位相誤差出力
の変化より速度誤差を検出する速度誤差検出手段、16
は速度誤差検出手段15の速度誤差出力を積分する積分
手段、17はゲイン乗算手段、18はゲイン乗算手段1
7の出力と引き算手段10の出力を加算する第2の加算
手段、13は速度誤差検出手段15の速度誤差と速度誤
差下限値を比較する第1の比較手段、14は第1の比較
手段13により切り替えられ位相誤差検出手段7の出力
を制御するスイッチ、19は積分手段16の出力を保
持、出力するホールド手段であり、以上は第2の実施例
と同じである。20は速度誤差検出手段15の速度誤差
信号と速度誤差上限値を比較する第2の比較手段、21
は第2の比較手段20の出力によって制御され速度誤差
信号を保持、出力する速度誤差ラッチ手段である。
【0032】図8において、211は基準位相信号と第
2の比較手段20の出力を入力とするANDゲート、2
12はANDゲート211の出力の立上がりで速度誤差
検出手段15の出力を保持、出力する速度誤差ラッチ手
段である。
【0033】以上のように構成された本実施例の磁気テ
ープ記録再生装置について、以下その動作について第2
の実施例と異なる部分について説明する。
【0034】磁気テープ上に記録される同期信号あるい
はアドレス信号の記録周期は本来一定であるが、つなぎ
記録した磁気テープ、すなわち既に記録した磁気テープ
に新たに記録を行った磁気テープでは、旧記録部と新記
録部のつなぎ点において位相が不連続になる場合があ
る。図9aは、つなぎ記録された磁気テープの近傍にお
ける同期信号あるいはアドレス信号の記録位置を示す略
図である。このつなぎ記録された磁気テープを再生した
場合の、位相誤差検出手段7の出力を図9cに示す。図
9bは基準位相信号の出力である。図9cに示すように
つなぎ点において位相誤差が瞬時に大きな値となる。こ
の時の速度誤差検出手段15の出力は図9dに示すよう
に、位相誤差の変化を検出し、大きな速度誤差として出
力することになる。従ってつなぎ点の再生において、誤
った速度誤差出力がフィードバックされ、磁気テープの
走行速度の制御が不安定になる。第2の比較手段20お
よび速度誤差ラッチ手段21は、つなぎ点における磁気
テープの走行制御を安定にするものであり、以下その動
作について述べる。
【0035】第2の比較手段20は、速度誤差検出手段
15の速度誤差出力と速度誤差上限値を比較し、速度誤
差出力が速度誤差上限値より小さい場合にHレベルの信
号を出力するものである。速度誤差ラッチ手段21は、
図8に示すように、基準位相信号出力と第2の比較手段
20の出力の論理積をANDゲート211でとり出力す
る。この出力信号の立上がりで、ラッチ手段212は速
度誤差信号出力を保持、出力する。つなぎ点の再生にお
いて第2の比較手段20の出力は、図9eに示すよう
に、速度誤差が速度誤差上限値を越える期間Lレベルの
信号を出力する。この期間ANDゲート211の出力は
Lレベルとなり、この時の速度誤差は保持されず、以前
に保持された速度誤差がそのまま出力される。この様子
を図9fに示す。こうしてつなぎ点の再生において誤っ
た速度誤差信号のフィードバックを阻止することがで
き、つなぎ点の再生においても磁気テープの走行を安定
に制御することができる。
【0036】次に、本発明の第4の実施例について述べ
る。図10は本発明の第4の実施例における磁気記録再
生装置のブロック図、図11は速度誤差判定手段23の
内部構成を示すブロック図、図12は速度誤差判定手段
23の動作を示すタイミング図である。
【0037】図10において、1は磁気テープ、2はピ
ンチローラ、3はキャプスタン、4は再生ヘッド、5は
復調手段、6は基準位相信号発生手段、7は位相誤差検
出手段、8は位相誤差検出手段7の出力に所定のゲイン
を乗算するゲイン乗算手段、9はキャプスタン3を駆動
するキャプスタン駆動手段、10はキャプスタン3の回
転速度と目標速度との差をとる引算手段、11は第1の
加算手段、12は加算手段11のデジタル信号出力をア
ナログ信号に変換しキャプスタン駆動手段9に出力する
DA変換手段、15は位相誤差検出手段7の位相誤差出
力の変化より速度誤差を検出する速度誤差検出手段、1
6は速度誤差検出手段15の速度誤差出力を積分する積
分手段、17はゲイン乗算手段、18はゲイン乗算手段
17の出力と引き算手段10の出力を加算する第2の加
算手段、14は位相誤差検出手段7の出力を制御するス
イッチ、19は積分手段16の出力を保持、出力するホ
ールド手段、20は速度誤差検出手段15の速度誤差信
号と速度誤差上限値を比較する第1の比較手段、21は
第1の比較手段20の出力によって制御され速度誤差信
号を保持、出力する速度誤差ラッチ手段であり、以上は
第3の実施例と同じである。22は速度誤差検出手段1
5の速度誤差信号と速度誤差下限値を比較する第2の比
較手段、23は第1の比較手段20と第2の比較手段2
2の出力により速度誤差検出手段15の速度誤差出力の
値を判定する速度誤差判定手段である。
【0038】図11において、231は第1の比較手段
20の出力と第2の比較手段22の出力の排他的論理和
をとるEX−ORゲートであり、232はEX−ORゲ
ート231の出力の立上がりで第1の比較手段20の出
力を保持するラッチ手段である。
【0039】以上のように構成された本実施例の磁気記
録再生装置について、以下その動作について第3の実施
例と異なる部分について説明する。
【0040】記録時の磁気テープ走行速度は、記録を行
う機器毎に多少の違いを生ずる場合がある。これは、目
標速度の誤差やキャプスタン3の軸径の誤差等に起因す
る。異なる機器でつなぎ記録を行った場合、すなわち、
既に記録した磁気テープに新たに別の機器で記録した場
合、旧記録部と新記録部のつなぎ点において位相が不連
続となると共に、記録速度が異なる場合がある。図12
aは、異なる機器でつなぎ記録された磁気テープにおけ
る同期信号あるいはアドレス信号の記録位置を示す略図
である。図12aは新記録部を記録した時の磁気テープ
走行速度が、旧記録部を記録した時の走行速度に対し早
い場合の例である。このつなぎ記録された磁気テープを
再生した場合の、位相誤差検出手段7の出力を図12c
に示す。ここで図12bは基準位相信号の出力である。
図12cに示すようにつなぎ点において位相誤差が大き
く変化すると共に、記録された時の速度が異なるため、
つなぎ点以降の再生では位相誤差が徐々に大きくなる。
この位相誤差はキャプスタン駆動手段9にフィードバッ
クされ、磁気テープ走行速度が制御されるが、旧記録部
と新記録部の記録速度が位相制御により補正されるた
め、位相誤差は最終的に零にならず定常的な誤差として
残ることになる。第2の比較手段22と速度誤差判定手
段23は、つなぎ点前後の記録速度の差を補正し、定常
的な位相誤差を零にするものであり、以下その動作につ
いて述べる。
【0041】つなぎ点の再生において、図12cに示す
位相誤差の変化を検出することにより、速度誤差検出手
段15の出力は図12dのようになる。第1の比較手段
20は速度誤差検出手段15の出力が速度誤差上限を越
えたことを検出し、図12eに示すようにLレベルの信
号を出力する。一方、第2の比較手段22は、速度誤差
検出手段15の出力が速度誤差下限値を越えたことを検
出し図12fに示すようにHレベルの信号を出力する。
EX−ORゲート231は第1の比較手段20と第2の
比較手段22の出力のレベルが異なることによりHレベ
ルの信号を出力する。ラッチ手段232はEX−ORゲ
ート231の出力の立上がりで第1の比較手段20の出
力を保持、出力することによりLレベルの信号を出力す
る。従って、速度誤差判定手段23の出力はつなぎ点に
おいてHレベルからLレベルに変化する。スイッチ14
は速度誤差判定手段23の出力がLレベルになったこと
によりオフとなり、位相誤差のフィードバックを禁止す
ると共に、ホールド手段19において保持されている出
力を解除し、積分手段16の出力を再び出力する。こう
して積分手段16の出力がフィードバックされ速度誤差
が零になるように、制御がなされることになる。速度誤
差が小さくなり速度誤差下限値以下になると、第1の比
較手段20は速度誤差検出手段15の出力が速度誤差上
限以下であることを検出し、Hレベルの信号を出力す
る。一方、第2の比較手段22は、速度誤差検出手段1
5の出力が速度誤差下限値以下であることを検出し、L
レベルの信号を出力する。EX−ORゲート231は第
1の比較手段20と第2の比較手段22の出力のレベル
が異なることによりHレベルの信号を出力する。ラッチ
手段232はEX−ORゲート231の出力の立上がり
で第1の比較手段20の出力を保持、出力することによ
りHレベルの信号を出力する。従って、速度誤差判定手
段23の出力は、速度誤差が速度誤差下限値以下になっ
た時にLレベルからHレベルに変化する。スイッチ14
は速度誤差判定手段23の出力がHレベルになったこと
により、オンとなり、位相誤差のフィードバックを開始
すると共に、ホールド手段19において、積分手段16
の出力を保持し出力する。こうしてつなぎ点前後の記録
速度の差を補正し、定常的な位相誤差を零にするように
制御することができる。
【0042】
【発明の効果】以上述べたように本発明によれば、 (1)位相誤差出力の変化から速度誤差を検出し、速度
誤差を所定の値以下に制御した後、位相誤差出力を磁気
テープ駆動手段にフィードバックするようにしたため、
記録された時と再生時のテープ走行速度の差が大きい場
合においても、位相誤差検出手段での位相検出の限界に
制約されることなく、すばやく、再生時のテープ走行速
度を記録された時の走行速度に合わせ、再生信号の位相
を基準位相信号に合わせることができると共に、定常的
な位相の誤差を零にすることができるため、テープ走行
系の負荷変動等に対しより安定な制御を行うことができ
る。
【0043】(2)位相誤差出力の変化から速度誤差を
検出し、速度誤差を所定の値以下に制御した後、速度誤
差を積分した出力をホールド手段により保持し、磁気テ
ープ駆動手段に出力すると共に、位相誤差出力を磁気テ
ープ駆動手段にフィードバックするようにしたため、記
録された時と再生時のテープ走行速度の差が大きい場合
においても、位相誤差検出手段での位相検出の限界に制
約されることなく、すばやく、再生時のテープ走行速度
を記録された時の走行速度に合わせ、再生信号の位相を
基準位相信号に合わせることができると共に、定常的な
位相の誤差を零にすることができるため、テープ走行系
の負荷変動等に対しより安定な制御を行うことができ
る。また、位相誤差をフィードバックする際、位相誤差
出力が大きい場合にも、位相の引き込み時の位相誤差出
力の変化を速度誤差検出手段により速度誤差として検出
し、フィードバックすることがなく安定に制御を行うこ
とができる。
【0044】(3)比較手段により速度誤差検出手段の
出力を所定の値と比較し、速度誤差が所定の値以上なっ
た時に、速度誤差ホールド手段により速度誤差が所定の
値を越える前の値を保持し積分手段に出力するようにし
たため、つなぎ記録され、つなぎ点の前後において、記
録された信号の位相が不連続である磁気テープを再生し
た時にも、つなぎ点における再生信号の位相の大きな変
化を、速度誤差検出手段により誤って速度の変化として
検出することなく安定に制御を行うことができる。
【0045】(4)比較手段により速度誤差検出手段の
出力を所定の値と比較し、速度誤差が所定の値以上なっ
た時に、速度誤差が所定の値以下になるまでの期間、位
相誤差検出手段の出力を磁気テープ駆動手段にフィード
バックすることを禁止するようにしたため、つなぎ記録
され、つなぎ点の前後において、記録された信号の位相
が不連続でかつ記録速度が異なる磁気テープを再生した
時にも、再生時のテープ速度を記録された時の速度に合
わせると共に、定常的な位相誤差を零にすることがで
き、安定に制御をすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例における磁気記録再生装
置の構成を示すブロック図
【図2】同第1の実施例における位相誤差検出手段の内
部構成を示すブロック図
【図3】同第1の実施例における位相誤差検出手段の内
部動作を示すタイミング図
【図4】同第1の実施例における速度誤差検出手段の内
部構成を示すブロック図
【図5】同第1の実施例における速度誤差検出手段の内
部動作を示すタイミング図
【図6】本発明の第2の実施例における磁気記録再生装
置の構成を示すブロック図
【図7】本発明の第3の実施例における磁気記録再生装
置の構成を示すブロック図
【図8】同第3の実施例における速度誤差ラッチ手段の
内部構成を示すブロック図
【図9】同第3の実施例における速度誤差ラッチ手段の
動作を示すタイミング図
【図10】本発明の第4の実施例における磁気記録再生
装置の構成を示すブロック図
【図11】同第4の実施例における速度誤差判定手段の
内部構成を示すブロック図
【図12】同第4の実施例における速度誤差判定手段の
動作を示すタイミング図
【図13】従来例における磁気記録再生装置の構成を示
すブロック図
【符号の説明】
1 磁気テープ 2 ピンチローラ 3 キャプスタン 4 再生ヘッド 5 復調手段 6 基準位相信号発生手段 7 位相誤差検出手段 8,17 ゲイン乗算手段 9 キャプスタン駆動手段 10 引き算手段 11,18 加算手段 12 DA変換手段 13,20,22 比較手段 14 スイッチ 15 速度誤差検出手段 16 積分手段 19 ホールド手段 21 速度誤差ホールド手段 23 速度誤差判定手段
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 手代木 和宏 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 デジタル信号に同期信号とアドレス信号
    を付加し、磁気テープ上に記録し再生する磁気記録再生
    装置であって、 前記磁気テープを一定速度で走行させる磁気テープ駆動
    手段と、 再生信号の前記同期信号あるいは前記アドレス信号の位
    相の基準となる基準位相信号を発生する基準位相信号発
    生手段と、 前記基準位相信号と再生信号の前記同期信号あるいは前
    記アドレス信号の位相誤差を求め、位相誤差信号として
    出力する位相誤差検出手段と、 前記位相誤差検出手段の出力の変化から速度誤差を検出
    する速度誤差検出手段と、 前記速度誤差検出手段の出力を積分する積分手段とを有
    し、 磁気テープの再生時に、前記磁気テープ駆動手段により
    前記磁気テープを一定の速度で走行させ、前記積分手段
    の出力を前記磁気テープ駆動手段にフィードバックする
    ことにより、前記速度誤差検出手段で検出される速度誤
    差を所定の値以下に制御した後、前記位相誤差出力手段
    の位相誤差出力を前記磁気テープ駆動手段にフィードバ
    ックする磁気記録再生装置。
  2. 【請求項2】 デジタル信号に同期信号とアドレス信号
    を付加し、磁気テープ上に記録し再生する磁気記録再生
    装置であって、 前記磁気テープを一定速度で走行させる磁気テープ駆動
    手段と、 再生信号の前記同期信号あるいは前記アドレス信号の位
    相の基準となる基準位相信号を発生する基準位相信号発
    生手段と、 前記基準位相信号と再生信号の前記同期信号あるいは前
    記アドレス信号の位相誤差を求め、位相誤差信号として
    出力する位相誤差検出手段と、 前記位相誤差検出手段の出力の変化から速度誤差を検出
    する速度誤差検出手段と、 前記速度誤差検出手段の出力を積分する積分手段と、 前記積分手段の出力を保持するホールド手段とを有し、 磁気テープの再生時に、前記磁気テープ駆動手段により
    前記磁気テープを一定の速度で走行させ、前記積分手段
    の出力を前記磁気テープ駆動手段にフィードバックする
    ことにより、前記速度誤差検出手段で検出される速度誤
    差を所定の値以下に制御した後、前記ホールド手段によ
    り前記積分手段の出力を保持し、前記磁気テープ駆動手
    段に出力すると共に、前記位相誤差出力手段の位相誤差
    出力を前記磁気テープ駆動手段にフィードバックする磁
    気記録再生装置。
  3. 【請求項3】 速度誤差検出手段の出力が所定の値以上
    であることを検出する比較手段と、速度誤差を保持する
    速度誤差ホールド手段とを有し、 磁気テープの再生時に、前記比較手段により前記速度誤
    差検出手段の速度誤差出力が所定の値以上であることを
    検出した場合に、前記速度誤差ホールド手段により前記
    速度誤差が所定の値以上になる前の値を保持し、積分手
    段に出力する請求項1または請求項2記載の磁気記録再
    生装置。
  4. 【請求項4】 速度誤差出力が所定の値以上であること
    を検出する比較手段を有し、 磁気テープの再生時に、位相誤差出力手段の位相誤差出
    力をフィードバックし前記磁気テープの走行を制御する
    際、前記比較手段により速度誤差検出手段の出力が所定
    の値を越えたことを検出した場合に、位相誤差検出手段
    の出力を、前記速度誤差出力が所定の値以下になるまで
    の期間、磁気テープ駆動手段にフィードバックすること
    を禁止する請求項1または請求項2記載の磁気記録再生
    装置。
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