JPH06149879A - 意図したものとスペルの違う英単語をユーザに発見、修正させるコンピュータプログラムのスペルチェック機能 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【目的】コンピュータプログラムによって、英単語のス
ペルは正しいが、書き手の意図した単語ではないという
意味でやはりそのスペルは間違っているという場合で
も、容易にスペルの正誤確認、修正ができるようにする
こと。 【効果】本発明のコンピュータプログラムの機能を実行
すると、スペルをチェックしたいデータの単語につづり
の類似した単語がある場合、その類似単語とそれぞれの
意味が表示される。それぞれの単語の意味も一緒に表示
されるため、ユーザはどのスペルが自分の意図する単語
であるかを容易に判断することができる。チェック中の
単語がユーザの意図した単語でなかった場合は、表示さ
れている中から正しいスペルを選択するだけでその部分
の修正が実行されるので、再入力の手間もいらない。

Description

【発明の詳細な説明】

【産業上の利用分野】本発明は、スペルは正しいもの
の、別の単語と混同しやすいつづりであるために誤って
用いられることの多い英単語をハイライト表示すること
によって指摘し、同時に同一画面上に、その単語に類似
したつづりの単語とそれぞれの意味を表示することによ
って、不注意によるスペルの混同、誤用がないか否かを
ユーザに確認させ、誤りがあった場合には正しく修正さ
せることを特徴とするコンピュータプログラムの機能で
ある。

【従来の技術】従来のコンピュータプログラムによるス
ペル訂正の機能では、あらかじめ記憶してある正しいス
ペルのデータと比較して、チェック中のスペルが正しい
か否かを判定し、正しい場合はそこでその単語のスペル
チェックは終了する。そして、正しくない場合にのみ、
予想される正しい単語を表示してユーザに確認をうなが
し、必要な修正をさせる仕組みになっている。

【発明が解決しようとする課題】従来の発明では、チェ
ック中のスペルに該当する正しい単語がない場合にし
か、ユーザの注意を喚起しないため、せっかくスペルチ
ェックを実行しても、ＳＴＡＦＦのつもりでＳＴＵＦＦ
とタイプしたり、ＡＤＡＰＴのつもりでＡＤＯＰＴとタ
イプしてしまったというような、一般によく見うけられ
るスペルの誤りが指摘できない難点があった。本発明
は、こうした従来のスペル訂正プログラムではチェック
できないスペルミスの可能性を指摘し、簡単に修正でき
る機能を提供することを目的としている。

【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、本発明では、以下のステップで、スペルの混同を
修正させる。 １．つづりの類似した単語とその意味をまとめて、取り
出しやすいように整理した類似づつり字典と、そのイン
デックスを作成しておく。 ２．チェックするデータから連続したアルファベットの
文字列を取り出し、あらかじめ用意されている従来型の
スペルデータと比較し、スペルの正しさを調べる。 ３．チェック中の英単語のスペルが正しいと判断された
場合、今度はその単語を１で用意した類似つづり字典の
データとインデックスを利用して照合する。 ４．１で用意した類似つづり字典の中にチェック中の単
語があった場合は、その単語と類似の単語をそれぞれの
意味を添えてスクリーンに同時に表示し、チェック中の
単語が本当にユーザの意図した単語か否かをユーザに確
認させ、誤っている場合は表示データの中から正しい単
語を選択させることによって修正をうながす。

【作用】 本発明のコンピュータプログラムの機能を実
行すると、スペルをチェックしたいデータの単語につづ
りの類似した単語がある場合、その類似単語とそれぞれ
の意味が表示される。それぞれの単語の意味も一緒に表
示されるため、ユーザはどのスペルが自分の意図する単
語であるかを簡単に判断することができる。チェック中
の単語がユーザの意図した単語でなかった場合は、表示
されている中から正しいスペルを選択するだけでその部
分の修正が実行されるので、再入力の手間もいらず便利
である。

【実施例】 例えばスペルをチェックするデータのなか
でＬＵＣＫとタイプすべきところをＬＡＣＫとタイプし
ておく。このデータを本発明でチェックすると、まずチ
ェックデータが画面に表示され、ＬＡＣＫの部分がハイ
ライト表示になる。そしてそのすぐ下にウインドウが開
き、「ＬＵＣＫ 運 幸運」「ＬＡＣＫ 不足、欠乏」
というデータが２行に表示される。ユーザは自分の意図
した単語がどちらかを判断し、あやまっていた場合は正
しい単語にカーソルを移動して、リターンキーを押す。
これで、今までＬＡＣＫだった部分はＬＵＣＫに自動修
正される。

【発明の効果】本発明のコンピュータプログラムの機能
を実行すると、スペルをチェックしたいデータの単語に
つづりの類似した単語がある場合、その類似単語とそれ
ぞれの意味が表示される。それぞれの単語の意味も一緒
に表示されるため、ユーザはどのスペルが自分の意図す
る単語であるかを容易に判断することができる。チェッ
ク中の単語がユーザの意図した単語でなかった場合は、
表示されている中から正しいスペルを選択するだけでそ
の部分の修正が実行されるので、再入力の手間もいらず
便利である。

【図面の簡単な説明】

【図１】 本発明の機能を実現するフローチャート

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】 スペルの正しい英単語ではあっても、ほ
   かにつづりの類似した単語があるために、ユーザの意図
   したものとは違っている可能性がある場合、その単語と
   その単語につづりの類似した英単語、および各々の意味
   を同一画面上に表示して、ユーザにその単語が意図した
   ものであるか否かを判定させ、意図したスペルの単語を
   選択させるコンピュータプログラムによるスペルチェッ
   ク・修正機能。