JPH0614981A - 脱臭性組成物 - Google Patents

脱臭性組成物

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JPH0614981A
JPH0614981A JP4211977A JP21197792A JPH0614981A JP H0614981 A JPH0614981 A JP H0614981A JP 4211977 A JP4211977 A JP 4211977A JP 21197792 A JP21197792 A JP 21197792A JP H0614981 A JPH0614981 A JP H0614981A
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JP
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zinc oxide
aluminum silicate
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drying
weight
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JP4211977A
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English (en)
Inventor
Yumiko Hashiba
由美子 羽柴
Hitoshi Machimura
等 町村
Kenichi Koizumi
憲一 小泉
Souichirou Ami
双一郎 網
Tatsuo Murakami
達夫 村上
Kiyotsugu Osako
清嗣 大迫
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HAKUSUI CHEM IND
HAKUSUI CHEM IND Ltd
Fuji Chemical Industries Co Ltd
Original Assignee
HAKUSUI CHEM IND
HAKUSUI CHEM IND Ltd
Fuji Chemical Industries Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【構成】 ケイ酸アルミン酸マグネシウム及び/又はケ
イ酸アルミニウムと、酸化亜鉛とを有効成分として含有
する脱臭性組成物及び、ケイ酸アルミン酸マグネシウム
及び/又はケイ酸アルミニウムと、酸化亜鉛を水に懸濁
させた液を噴霧乾燥して得られる脱臭性組成物。 【効果】 各種悪臭、例えば、アンモニア、アミン類、
硫化水素、メルカプタン類等又は脂肪酸類等に由来する
多岐にわたる悪臭の除去に有用な脱臭性組成物を提供す
ることができた。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、脱臭性組成物に関す
る。より詳細には、各種悪臭に対し、優れた脱臭効果を
有し、かつ、使用時に着色などの問題がなく、広範囲な
用途に使用することができる脱臭性組成物に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、各種悪臭を除去するために、
液体状、粉体状、粒状又は繊維状等の化学的、物理的脱
臭剤あるいは微生物、酵素等による生物的脱臭剤などが
使用されている。
【0003】上記脱臭剤の中で最も汎用されている粉・
粒体状の活性炭は、各種悪臭に対し比較的脱臭効果があ
るものの基本的には黒色であるがために、繊維、樹脂、
紙などの用途では使用が限定されている。このため、活
性炭は、直接目に触れない場所、例えば、水処理用、あ
るいはケーシング内に収納された脱臭剤として利用され
ることが多い。
【0004】また、鉄などの酸化作用を利用して悪臭を
酸化分解する脱臭剤もあるが、これらの脱臭剤は酸化反
応に由来する着色等の問題がある。
【0005】一方、白色の脱臭剤としては、酸化亜鉛、
酸化チタン、あるいはアルミノケイ酸塩(特開昭63−
220874号公報参照)等の粉体があるが、これらは
特定の悪臭に効果を有する場合があるというものであ
る。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、各種悪臭を
効率よく除去し得る、着色等の問題を生じない、かつ、
各種悪臭に対し簡便かつ広範囲に使用し得る白色の脱臭
性組成物を提供することを目的とする。
【0007】本発明の脱臭性組成物を構成する各成分
は、各々単独で使用した場合には、各種悪臭の除去とい
う点については、充分に満足し得るものではない。例え
ば、本発明の脱臭性組成物の成分であるケイ酸アルミン
酸マグネシウム、ケイ酸アルミニウムそれら自体又はこ
れらの混合物は、例えば、アンモニア、アミン等に由来
する悪臭にはある程度の脱臭効果を有するが、硫化水
素、メチルメルカプタン等の悪臭に対しては効果が充分
でない。
【0008】また、酸化亜鉛の粉体は、脱臭剤として利
用した場合には、硫化水素、メチルメルカプタン等の悪
臭に対しては比較的好適に使用できるが、アンモニア、
アミン類等に対する脱臭力は不十分である。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明は、本発明者らが
ケイ酸アルミン酸マグネシウム及び/又はケイ酸アルミ
ニウムと、強熱減量0.5〜20重量%の酸化亜鉛を混
合することにより得られた組成物の脱臭能力が、上記各
成分の脱臭能力の理論値を単に合計した値以上の相乗効
果を示すという事実を見出だしたことに基づいてなされ
たものである。
【0010】本発明は、先ず第一に、 式 Al・xMgO・ySiO・mHO (I) (式中、xは、0.3〜3、yは、0.3〜3の数を表
す。)で表されるケイ酸アルミン酸マグネシウム及び/
又は式 Al・zSiO・nHO (II) (式中、zは、1〜20の数を表す。)で表されるケイ
酸アルミニウムと、強熱減量0.5〜20重量%の酸化
亜鉛とを含有する脱臭性組成物を提供することにある。
【0011】第二には、 式 Al・xMgO・ySiO・mHO (I) (式中、xは、0.3〜3,yは,0.3〜3の数を表
す。)で表されるケイ酸アルミン酸マグネシウム及び/
又は 式 Al・zSiO・nHO (II) (式中、zは、1〜20の数を表す。)で表されるケイ
酸アルミニウムと、強熱減量0.5〜20重量の酸化亜
鉛に溶媒を加えて懸濁させた液を噴霧乾燥して得られる
脱臭性組成物を提供することにある。
【0012】本発明の上記脱臭性組成物の製造法を以下
に述べる。本発明の、第一の脱臭性組成物は、 式 Al・xMgO・ySiO・mHO (I) (式中、xは、0.3〜3、yは、0.3〜3の数を表
す。)で表されるケイ酸アルミン酸マグネシウム及び/
又は式 Al・zSiO・nHO (II) (式中、zは、1〜20の数を表す。)で表されるケイ
酸アルミニウムと、強熱減量0.5〜20重量の酸化亜
鉛とを混合することにより得られる。
【0013】上記製法に用いられるケイ酸アルミン酸マ
グネシウムは、 式 Al・xMgO・ySiO・mHO (I) (式中、xは、0.3〜3、yは、0.3〜3の数を表
す。)で表される粒子径が、0.05〜100μmの白
色の粉体である。
【0014】ケイ酸アルミン酸マグネシウムの具体例と
しては、メタケイ酸アルミン酸マグネシウム(富士化学
工業(株)製、商品名ノイシリン(R))、ケイ酸アル
ルミン酸マグネシウム(富士化学工業(株)製、商品名
ノイシリンA)等が例示できる。
【0015】ケイ酸アルミニウムは、式 Al・zSiO・nHO (II) (式中、zは、1〜20の数を表す。)で表される粒子
径が0.05〜100μmの白色の粉体である。
【0016】ケイ酸アルミニウムの具体例としては、合
成ケイ酸アルミニウム、天然ケイ酸アルミニウム等を例
示することができる
【0017】また、本発明に用いられる強熱減量0.5
〜20重量%の酸化亜鉛は、塩基性炭酸亜鉛などの亜鉛
酸塩を、強熱することにより得られる。強熱する温度は
恒量が得られるような温度であればよく、好ましくは3
00〜1,200℃である。強熱時間は、強熱する温
度、使用量などの条件により異なるが通常10分から数
時間である。強熱減量は、強熱前後の重量を常法に従っ
て比較することにより求められる。本発明は、このよう
な純粋でない酸化亜鉛の脱臭力が比較的優れていること
を、本発明者らが見出したことによりなされた。
【0018】この酸化亜鉛の粒子径は、0.05〜10
0μm程度のものが好適である。
【0019】この酸化亜鉛の色調は、白色〜淡黄色のも
のが好ましい。
【0020】上記組成物の製造方法における混合は、常
法により、例えばV型混合機を用いて攪拌混合すること
により行なわれる。
【0021】この攪拌混合に際し、各成分を添加する方
法は特に制限はなく、ケイ酸アルミン酸マグネシウム、
ケイ酸アルミニウム及び、0.5〜20重量%の酸化亜
鉛を任意の順序で添加することができる。
【0022】混合時間は、添加する各成分の種類、比
重、量などにより異なるが、通常10分から数時間で充
分である。
【0023】また、上記脱臭性組成物中の、ケイ酸アル
ミン酸マグネシウム及び/又はケイ酸アルミニウムと、
強熱減量0.5〜20重量%の酸化亜鉛との混合比率
は、30:70重量%〜70:30重量%のものが好ま
しい。
【0024】上記製法で得られた脱臭性組成物は、通常
そのまま脱臭剤として使用することができるが、必要に
応じて、常法でさらに粉砕処理することにより粒径を揃
えて用いてもよい。
【0025】次に、本発明の第二の脱臭性組成物、すな
わち、噴霧乾燥法により得られる脱臭性組成物の製造法
について述べる。
【0026】この発明は、ケイ酸アルミン酸マグネシウ
ム及び/又はケイ酸アルミニウム及び、強熱減量0.5
〜20重量%の酸化亜鉛を含む懸濁液を噴霧乾燥するこ
とにより得られた組成物が、比表面積が低下し、相対的
に物理的脱臭能力が低下すると予想されていたにも係わ
らず、前記の第一の方法により得られた脱臭性組成物と
同等又はそれ以上の脱臭効果を有するという本発明者ら
の知見に基づいてなされたものである。
【0027】その製造法は、 式 Al・xMgO・ySiO・mHO (I) (式中、xは、0.3〜3、yは、0.3〜3の数を表
す。)で表されるケイ酸アルミン酸マグネシウム及び/
又は 式 Al・zSiO・nHO (II) (式中、zは、1〜20の数を表す。)で表されるケイ
酸アルミニウムと、強熱減量0.5〜20重量%の酸化
亜鉛に溶媒を加えて懸濁させた液を噴霧乾燥することに
より得られる。
【0028】この製造法で用いられるケイ酸アルミン酸
マグネシウム、ケイ酸アルミニウム及び、強熱減量0.
5〜20重量%の酸化亜鉛は前述のものと同様である。
【0029】この脱臭性組成物中のケイ酸アルミン酸マ
グネシウム及び/又はケイ酸アルミニウムと、強熱減量
0.5〜20重量%酸化亜鉛との混合比率は、30:7
0重量%〜70:30重量%のものが好ましい。
【0030】噴霧乾燥方法は、ケイ酸アルミン酸マグネ
シウム及び/又はケイ酸アルミニウムと、強熱減量0.
5〜20重量%の酸化亜鉛とを物理的に複合化できるも
のであればよく、例えば、ノズル方式、遠心方式などに
よる噴霧乾燥により造粒化する方法などが好適である。
噴霧乾燥における入熱温度、排口温度などの温度条件は
使用する溶媒の種類、量などにより異なるが、例えば水
を使用する場合は100℃〜500℃程度が好ましい。
【0031】より具体的には、上記組成物は、例えば、
メタケイ酸アルミン酸マグネシウムと強熱減量0.5〜
20重量%の酸化亜鉛の混合物に水を加え、攪拌機で混
合し、得られた懸濁液を噴霧乾燥(アトマイザー型、入
熱温度250℃、排口温度120℃、8000rpm)
することにより、白色の粉末状のものとして得ることが
できる。上記懸濁液の調製には、水以外にも、各種の塩
を溶解させた水溶液、または有機溶媒、例えばメチルア
ルコール、エチルアルコール、エチレングリコール等、
あるいはこれらの混合物を使用することができる。
【0032】この製造法により得られた脱臭性組成物
は、通常は白色の粉体であるが、使用する酸化亜鉛の純
度により、白色〜淡黄色の粉末となることもある。
【0033】この噴霧乾燥により得られる脱臭性組成物
の粒子の大きさなどは、特定されず、必要ならば、さら
に適宜粉砕して使用してもよく、そのことにより脱臭効
果が損なわれることはない。
【0034】脱臭性組成物の粒子体に強度が必要な場合
は、噴霧乾燥に際し、懸濁液に常法に従ってバインダー
などを添加して噴霧乾燥することにより、より好ましい
強度の粒子とすることができる。バインダーとしては、
通常の造粒に使用されるものでよく、例えばメチルセル
ロース、エチルセルロースなどの各種セルロース誘導
体、ポリアクリル酸、でんぷん誘導体などの有機系バイ
ンダー及び水ガラス、粘土などの無機系バインダーなど
が例示できる。
【0035】本発明の第一及び第二の製造法で得られる
各脱臭性組成物は各種悪臭に対し優れた脱臭能力を示
す。後述する試験例の結果から明らかなように、これら
の脱臭性組成物は、各種悪臭の悪臭源として考えられる
アンモニア、アミン類、硫化水素、メルカプタン類また
は脂肪酸類などに由来する悪臭を効率よく除去し得る。
【0036】本発明の各脱臭性組成物が除去し得るアミ
ン類としては、例えば、メチルアミン、エチルアミン、
プロピルアミン、イソプロピルアミン、ブチルアミン、
アミルアミン等の脂肪族第一アミン、ジメチルアミン、
ジエチルアミン、ジイソプロピルアミン等の脂肪族第二
アミン、トリメチルアミン、トリエチルアミン等の脂肪
族第三アミン、アリールアミンなどの脂肪族不飽和アミ
ン、シクロプロピルアミン、シクロブチルアミンなどの
脂環式アミン、アニリンなどの芳香族アミンなどを例示
することができる。
【0037】メルカプタン類としては、メチルメルカプ
タン、エチルメルカプタン、プロピルメルカプタン、イ
ソプロピルメルカプタン、アリールメルカプタン、ベン
ジルメルカプタンなどを例示することができる。
【0038】脂肪酸類としては、ぎ酸、酢酸、プロピオ
ン酸、酪酸、吉草酸、イソ吉草酸、アクリル酸、クロト
ン酸、イソクロトン酸などを例示することができる。
【0039】本発明により得られた各組成物は白色〜淡
黄色の粉体であり、しかも用途により粒子の大きさも適
宜設定できるなどの特徴を有しているため、原体のまま
各種脱臭剤として、また、紙、繊維、樹脂、不織布等に
添加して利用できる。
【0040】以下の実施例において、本発明の組成物の
脱臭効果をより詳細に述べる。
【0041】下記実施例中、メタケイ酸アルミン酸マグ
ネシウムは、組成比:Al・MgO・1.7Si
・7HO、富士化学工業(株)製、商品名ノイシ
リン(R)のものを意味し、合成ケイ酸アルミニウム
は、組成比:Al・9SiO・7HOのもの
を意味する。また、強熱減量0.5〜20重量%の酸化
亜鉛は塩基性炭酸亜鉛を500℃で焼成し、その乾燥減
量を0.5〜20重量%に調整したものを使用した。
【0042】
【実施例】
実施例1 メタケイ酸アルミン酸マグネシウム0.6kgと、酸化
亜鉛(乾燥減量20重量%)1.4kgをV型混合機を
用いて20分間攪拌混合することにより、均一な白色粉
末状の組成物を得た
【0043】実施例2 合成ケイ酸アルミニウム0.6kgと、酸化亜鉛(乾燥
減量20重量%)1.4kgをV型混合機を用いて30
分間攪拌混合することにより、均一な白色粉末状の組成
物を得た。
【0044】実施例3 メタケイ酸アルミン酸マグネシウム0.3kg、合成ケ
イ酸アルミニウム0.3kg及び酸化亜鉛(乾燥減量2
0重量%)1.4kgをV型混合機を用いて30分間攪
拌混合することにより、均一な白色粉末状の組成物を得
た。
【0045】実施例4 メタケイ酸アルミン酸マグネシウム1.0kgと、酸化
亜鉛(乾燥減量20重量%)1.0kgをV型混合機を
用いて20分間攪拌混合することにより、均一な白色粉
末状の組成物を得た。
【0046】実施例5 合成ケイ酸アルミニウム1.0kgと、酸化亜鉛(乾燥
減量20重量%)1.0kgをV型混合機を用いて30
分間攪拌混合することにより、均一な白色粉末状の組成
物を得た。
【0047】実施例6 メタケイ酸アルミン酸マグネシウム0.5kgと、合成
ケイ酸アルミニウム0.5kg及び酸化亜鉛(乾燥減量
20重量%)1.0kgをV型混合機を用いて30分間
攪拌混合することにより、均一な白色粉末状の組成物を
得た。
【0048】実施例7 メタケイ酸アルミン酸マグネシウム1.4kgと、酸化
亜鉛(乾燥減量20重量%)0.6kgをV型混合機を
用いて30分間攪拌混合することにより、均一な白色粉
末状の組成物を得た。
【0049】実施例8 合成ケイ酸アルミニウム1.4kgと、酸化亜鉛(乾燥
減量20重量%)0.6kgをV型混合機を用いて30
分間攪拌混合することにより、均一な白色粉末状の組成
物を得た。
【0050】実施例9 メタケイ酸アルミン酸マグネシウム0.7kg、合成ケ
イ酸アルミニウム0.7kg及び酸化亜鉛(乾燥減量2
0重量%)0.6kgをV型混合機を用いて30分間攪
拌混合することにより、均一な白色粉末状の組成物を得
た。
【0051】実施例10 メタケイ酸アルミン酸マグネシウム15kgと酸化亜鉛
(乾燥減量20重量%)35kgの混合物に水150k
gを加え、攪拌機で混合し、懸濁液とし、次いでこの懸
濁液を噴霧乾燥(アトマイザー型、入熱温度250℃、
排口温度120℃、8000rpm)して白色の粉末状
の組成物を得た。
【0052】実施例11 合成ケイ酸アルミウム15kgと酸化亜鉛(乾燥減量2
0重量%)35kgの混合物に水150kgを加え、以
下実施例10と同様に処理することにより白色の粉末状
の組成物を得た。
【0053】実施例12 メタケイ酸アルミン酸マグネシウム7.5kg、合成ケ
イ酸アルミニウム7.5kgと酸化亜鉛(乾燥減量20
重量%)35kgの混合物に水150kgを加え、以下
実施例10と同様に処理することにより白色の粉末状の
組成物を得た。
【0054】実施例13 メタケイ酸アルミン酸マグネシウム25kgと酸化亜鉛
(乾燥減量20重量%)25kgの混合物に水150k
gを加え、以下実施例10と同様に処理することにより
白色の粉末状の組成物を得た。
【0055】実施例14 合成ケイ酸アルミニウム25kgと酸化亜鉛(乾燥減量
20重量%)25kgの混合物に水150kgを加え、
以下実施例10と同様に処理することにより白色の粉末
状の組成物を得た。
【0056】実施例15 メタケイ酸アルミン酸マグネシウム12.5kg、合成
ケイ酸アルミニウム12.5kgと酸化亜鉛(乾燥減量
20重量%)25kgの混合物に水150kgを加え、
以下実施例10と同様に処理することにより白色の粉末
状の組成物を得た。
【0057】実施例16 メタケイ酸アルミン酸マグネシウム35kgと酸化亜鉛
(乾燥減量20重量%)15kgの混合物に水150k
gを加え、以下実施例10と同様に処理することにより
白色の粉末状の組成物を得た。
【0058】実施例17 合成ケイ酸アルミニウム35kgと酸化亜鉛(乾燥減量
20重量%)15kgの混合物に水150kgを加え、
以下実施例10と同様に処理することにより白色の粉末
状の組成物を得た。
【0059】実施例18 メタケイ酸アルミン酸マグネシウム7.5kg、合成ケ
イ酸アルミニウム17.5kgと酸化亜鉛(乾燥減量2
0重量%)15kgの混合物に水150kgを加え、以
下実施例10と同様に処理することにより白色の粉末状
の組成物を得た。
【0060】実施例19 メタケイ酸アルミン酸マグネシウム0.6kgと、酸化
亜鉛(乾燥減量0.5重量%)1.4kgをV型混合機
を用いて20分間攪拌混合することにより、均一な白色
粉末状の組成物を得た。
【0061】実施例20 合成ケイ酸アルミニウム0.6kgと、酸化亜鉛(乾燥
減量0.5重量%)1.4kgをV型混合機を用いて3
0分間攪拌混合することにより、均一な白色粉末状の組
成物を得た。
【0062】実施例21 メタケイ酸アルミン酸マグネシウム0.3kg、合成ケ
イ酸アルミニウム0.3kg及び酸化亜鉛(乾燥減量
0.5重量%)1.4kgをV型混合機を用いて30分
間攪拌混合することにより、均一な白色粉末状の組成物
を得た。
【0063】実施例22 メタケイ酸アルミン酸マグネシウム1.0kgと、酸化
亜鉛(乾燥減量0.5重量%)1.0kgをV型混合機
を用いて20分間攪拌混合することにより、均一な白色
粉末状の組成物を得た。
【0064】実施例23 合成ケイ酸アルミニウム1.0kgと、酸化亜鉛(乾燥
減量0.5重量%)1.0kgをV型混合機を用いて3
0分間攪拌混合することにより、均一な白色粉末状の組
成物を得た。
【0065】実施例24 メタケイ酸アルミン酸マグネシウム0.5kgと、合成
ケイ酸アルミニウム0.5kg及び酸化亜鉛(乾燥減量
0.5重量%)1.0kgをV型混合機を用いて30分
間攪拌混合することにより、均一な白色粉末状の組成物
を得た。
【0066】実施例25 メタケイ酸アルミン酸マグネシウム1.4kgと、酸化
亜鉛(乾燥減量0.5重量%)0.6kgをV型混合機
を用いて30分間攪拌混合することにより、均一な白色
粉末状の組成物を得た。
【0067】実施例26 合成ケイ酸アルミニウム1.4kgと、酸化亜鉛(乾燥
減量0.5重量%)0.6kgをV型混合機を用いて3
0分間攪拌混合することにより、均一な白色粉末状の組
成物を得た。
【0068】実施例27 メタケイ酸アルミン酸マグネシウム0.7kg、合成ケ
イ酸アルミニウム0.7kg及び酸化亜鉛(乾燥減量
0.5重量%)0.6kgをV型混合機を用いて30分
間攪拌混合することにより、均一な白色粉末状の組成物
を得た。
【0069】実施例28 メタケイ酸アルミン酸マグネシウム15kgと酸化亜鉛
(乾燥減量0.5重量%)35kgの混合物に水150
kgを加え、攪拌機で混合し、懸濁液とし、次いでこの
懸濁液を噴霧乾燥(アトマイザー型、入熱温度250
℃、排口温度120℃、8000rpm)して白色の粉
末状の組成物を得た。
【0070】実施例29 合成ケイ酸アルミウム15kgと酸化亜鉛(乾燥減量
0.5重量%)35kgの混合物に水150kgを加
え、以下実施例10と同様に処理することにより白色の
粉末状の組成物を得た。
【0071】実施例30 メタケイ酸アルミン酸マグネシウム7.5kg、合成ケ
イ酸アルミニウム 7.5kgと酸化亜鉛(乾燥減量
0.5重量%)35kgの混合物に水150kgを加
え、以下実施例10と同様に処理することにより白色の
粉末状の組成物を得た。
【0072】実施例31 メタケイ酸アルミン酸マグネシウム25kgと酸化亜鉛
(乾燥減量0.5重量%)25kgの混合物に水150
kgを加え、以下実施例10と同様に処理することによ
り白色の粉末状の組成物を得た。
【0073】実施例32 合成ケイ酸アルミニウム25kgと酸化亜鉛(乾燥減量
0.5重量%)25kgの混合物に水150kgを加
え、以下実施例10と同様に処理することにより白色の
粉末状の組成物を得た。
【0074】実施例33 メタケイ酸アルミン酸マグネシウム12.5kg、合成
ケイ酸アルミニウム12.5kgと酸化亜鉛(乾燥減量
0.5重量%)25kgの混合物に水150kgを加
え、以下実施例10と同様に処理することにより白色の
粉末状の組成物を得た。
【0075】実施例34 メタケイ酸アルミン酸マグネシウム35kgと酸化亜鉛
(乾燥減量0.5重量%)15kgの混合物に水150
kgを加え、以下実施例10と同様に処理することによ
り白色の粉末状の組成物を得た。
【0076】実施例35 合成ケイ酸アルミニウム35kgと酸化亜鉛(乾燥減量
0.5重量%)15kgの混合物に水150kgを加
え、以下実施例10と同様に処理することにより白色の
粉末状の組成物を得た。
【0077】実施例36 メタケイ酸アルミン酸マグネシウム7.5kg,合成ケ
イ酸アルミニウム17.5kgと酸化亜鉛(乾燥減量
0.5重量%)15kgの混合物に水150kgを加
え、以下実施例10と同様に処理することにより白色の
粉末状の組成物を得た。
【0078】(試験例1〜36)実施例1〜36で得ら
れた組成物の脱臭効果を以下の方法で試験することによ
り、除去率を求めた。
【0079】試験例1〜36の結果は、表1及び表2に
示すとおりであった。
【0080】尚、各試験例において使用されている各組
成物は、前記各実施例の番号に対応したものである。
【0081】(試験方法1) アンモニア:組成物0.
1gを集気瓶に入れ、その後、アンモニアガス(約1,
000ppm)を封入した。経時的に試料を採取し、検
知管を用いて残留濃度を測定し、除去率を求めた。
【0082】(試験方法2) 硫化水素またはメルカプ
タン類:組成物0.1gを集気瓶に入れ、その後、硫化
水素またはメルカプタン(約1,000ppm)を封入
した。経時的に試料を採取し、検知管を用いて残留濃度
を測定し、除去率を求めた。
【0083】(試験方法3) アミン類:組成物0.1
gを集気瓶に入れ、真空にしたのち、トリメチルアミン
類5μl(415ppm)を注入後、大気圧に戻した。
その後経時的に試料を採取し、ガスクロマトグラフィに
より残留濃度を測定し、除去率を求めた。
【0084】(試験方法4) 脂肪酸類:組成物0.0
2gを集気瓶に入れ、真空にしたのち、イソ吉草酸1.
2μl(262ppm)を注入後、大気圧に戻す。その
後、経時的に試料を採取し、ガスクロマトグラフィで残
留濃度を測定し、除去率を求めた。
【0085】
【表1】
【0086】
【表2】
【0087】上記表1及び表2中に示す、除去率100
%は、100%以上を意味する。即ち、各悪臭物質に対
する脱臭能力を試験する方法において、装置上、測定量
などに限界があり、実際はより脱臭効果があるものと想
定できる。
【0088】(比較例) 前記試験例の方法と同様にし
て、メタケイ酸アルミン酸マグネシウム、合成ケイ酸ア
ルミニウム、強熱減量0.5〜20重量%の酸化亜鉛及
び活性炭の脱臭効果を試験し、除去率を求めた。その結
果は、表3にまとめて示す。
【0089】(比較例1) メタケイ酸アルミン酸マグ
ネシウム
【0090】(比較例2) 合成ケイ酸アルミニウム
【0091】(比較例3) 強熱減量20重量%の酸化
亜鉛
【0092】(比較例4) 強熱減量0.5重量%の酸
化亜鉛
【0093】(比較例5) 活性炭
【0094】
【表3】
【0095】
【発明の効果】本発明により、アンモニア、アミン類、
硫化水素、メルカプタン類または脂肪酸類等に由来する
多岐にわたる悪臭を効率良く除去することができる脱臭
性組成物を提供することができた。
【0096】本発明により得られた脱臭性組成物は、白
色〜淡黄色の粉体であり、しかも用途により粒子の大き
さも適宜設定できるなどの特徴を有しているため、原体
のまま美観のよい各種脱臭剤として利用できるだけでな
く、紙、繊維、樹脂、不織布等に添加して、利用でき
る。従って、制汗料、ファンデーション等のメークアッ
プ化粧料、家庭用品、衣類、医療品、医療施設に於ける
脱臭などの各種用途に利用でき、非常に有用である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 網 双一郎 富山県中新川郡上市町広野927番地 (72)発明者 村上 達夫 富山県中新川郡上市町森尻402−5番地 (72)発明者 大迫 清嗣 愛知県春日井市高森台8丁目2の222棟506 号

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】式 Al・xMgO・ySiO・mHO (I) (式中、xは、0.3〜3、yは、0.3〜3の数を表
    す。)で表されるケイ酸アルミン酸マグネシウム及び/
    又は式 Al・zSiO・nHO (II) (式中、zは、1〜20の数を表す。)で表されるケイ
    酸アルミニウムと、強熱減量0.5〜20重量%の酸化
    亜鉛とを含有する脱臭性組成物。
  2. 【請求項2】式 Al・xMgO・ySiO・mHO (I) (式中、xは、0.3〜3,yは、0.3〜3の数を表
    す。)で表されるケイ酸アルミン酸マグネシウム及び/
    又は 式 Al・zSiO・nHO (II) (式中、zは、1〜20の数を表す。)で表されるケイ
    酸アルミニウムと、強熱減量0.5〜20重量%の酸化
    亜鉛に溶媒を加えて懸濁させた液を噴霧乾燥して得られ
    る脱臭性組成物。
JP4211977A 1992-06-29 1992-06-29 脱臭性組成物 Pending JPH0614981A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH11209258A (ja) * 1998-01-20 1999-08-03 Kaisui Kagaku Kenkyusho:Kk 消臭兼制汗剤
US9677549B2 (en) 2005-07-28 2017-06-13 Graco Minnesota Inc. Reciprocating pump with electronically monitored air valve and piston

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH11209258A (ja) * 1998-01-20 1999-08-03 Kaisui Kagaku Kenkyusho:Kk 消臭兼制汗剤
US9677549B2 (en) 2005-07-28 2017-06-13 Graco Minnesota Inc. Reciprocating pump with electronically monitored air valve and piston
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