JPH06114095A - 脱臭剤 - Google Patents

脱臭剤

Info

Publication number
JPH06114095A
JPH06114095A JP4287006A JP28700692A JPH06114095A JP H06114095 A JPH06114095 A JP H06114095A JP 4287006 A JP4287006 A JP 4287006A JP 28700692 A JP28700692 A JP 28700692A JP H06114095 A JPH06114095 A JP H06114095A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
deodorant
composition
weight
zinc oxide
formula
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP4287006A
Other languages
English (en)
Inventor
Yumiko Hashiba
由美子 羽柴
Hitoshi Machimura
等 町村
Kenichi Koizumi
憲一 小泉
Souichirou Ami
双一郎 網
Tatsuo Murakami
達夫 村上
Kiyotsugu Osako
清嗣 大迫
Shigetoshi Umano
繁俊 馬野
Toku Toda
徳 戸田
Yasuhiro Matoba
康浩 的場
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
HAKUSUI CHEM IND
HAKUSUI CHEM IND Ltd
Fuji Chemical Industries Co Ltd
Original Assignee
HAKUSUI CHEM IND
HAKUSUI CHEM IND Ltd
Fuji Chemical Industries Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by HAKUSUI CHEM IND, HAKUSUI CHEM IND Ltd, Fuji Chemical Industries Co Ltd filed Critical HAKUSUI CHEM IND
Priority to JP4287006A priority Critical patent/JPH06114095A/ja
Publication of JPH06114095A publication Critical patent/JPH06114095A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Disinfection, Sterilisation Or Deodorisation Of Air (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】各種悪臭を効率良く除去し得る,着色汚染等の
問題を生じない,しかも各種悪臭に対し簡便かつ広範囲
に使用し得るエアゾ−ルタイプ脱臭剤及び懸濁液タイプ
脱臭剤を提供する。 【構成】式Al23・xMgO・ySiO2・mH2
(I)(式中,xは,0.3〜3,yは,0.3〜3の
数を表す。)で表されるケイ酸アルミン酸マグネシウム
及び/又は式Al23・zSiO2・nH2O(II)
(式中,zは,1〜20の数を表す。)で表されるケイ
酸アルミニウムと,強熱減量0.5〜20重量%の酸化
亜鉛からなる脱臭性組成物を配合したエアゾ−ルまたは
懸濁液であることを特徴とする脱臭剤。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は,エアゾ−ルタイプ及び
懸濁液タイプの脱臭剤に関する。さらに詳しくはアンモ
ニア,アミン類,硫化水素,メルカプタン類または脂肪
酸類等に由来する各種悪臭に対し,優れた脱臭効果を有
するとともに,簡便且つ効率よく使用でき,しかも使用
時に着色汚染等の問題がなく,広範囲な用途に使用し得
る脱臭剤に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より,居間,台所,寝室等の家庭内
の悪臭,あるいは工場,病院,職場等で発生する各種悪
臭を除去するためのエアゾ−ルタイプの脱臭剤,あるい
は懸濁液タイプの脱臭剤が各種検討されている。しかし
ながら,脱臭性組成物として最も汎用されている活性炭
が黒色であることをはじめとして,脱臭性組成物は一般
的に着色していることが多く,このためこれらの着色し
た脱臭性組成物をエアゾ−ル,懸濁液に配合して脱臭剤
を得ると,これらの脱臭剤は散布場所や作業者を着色汚
染するなど,実際の使用上問題があった。また,白色の
脱臭剤としては二酸化チタン,酸化亜鉛,酸化アルミニ
ウム,二酸化ケイ素及び特公昭61−45968号公報
に開示されている塩基性炭酸亜鉛を用いた脱臭剤等の技
術が存在するが,これらの公知技術は,その脱臭力の点
で満足し得るものではなかった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明は,各種悪臭を
効率よく除去し得る,着色汚染等の問題を生じない,し
かも各種悪臭に対し,簡便かつ広範囲に使用し得るエア
ゾ−ルタイプ又は懸濁液タイプの脱臭剤を提供すること
を目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明者らは,先に下記
式 Al23・xMgO・ySiO2・mH2O (I) (式中,xは,0.3〜3,yは,0.3〜3の数を表
す。)で表されるケイ酸アルミン酸マグネシウム及び/
又は式 Al23・zSiO2・nH2O (II) (式中,zは,1〜20の数を表す。)で表されるケイ
酸アルミニウムと,強熱減量0.5〜20重量%の酸化
亜鉛とを含有する組成物が,各種悪臭の悪臭源として考
えられるアンモニア,アミン類,硫化水素,メルカプタ
ン類または脂肪酸類等に由来する悪臭を効率よく除去し
得ること,また当該組成物が通常白色〜淡黄色の粉体で
あり,使用した場合に着色等の問題を生じないで,か
つ,各種悪臭に対し簡便かつ広範囲に使用し得る優れた
脱臭能を有する組成物であることを見いだし,既に特許
出願している(特願平4−211977号)
【0005】本発明者らは,上記脱臭性組成物の利用に
関しさらに研究を進めたところ,当該脱臭性組成物を配
合したエアゾ−ルタイプ又は懸濁液タイプの脱臭剤が,
前記各種悪臭を含む生活上の悪臭に対し優れた脱臭効果
を示すとともに使用時に着色汚染等の問題がなく各種用
途に広範囲に使用できることを見いだした。本発明は係
る知見に基づいてなされたものである。
【0006】すなわち,本発明は,第一に式 Al23・xMgO・ySiO2・mH2O (I) (式中,xは,0.3〜3,yは,0.3〜3の数を表
す。)で表されるケイ酸アルミン酸マグネシウムと強熱
減量0.5〜20重量%の酸化亜鉛からなる脱臭性組成
物を配合したことを特徴とする脱臭剤であり,
【0007】第二に式 Al23・zSiO2・nH2O (II) (式中,zは,1〜20の数を表す。)で表されるケイ
酸アルミニウムと強熱減量0.5〜20重量%の酸化亜
鉛からなる脱臭性組成物を配合したことを特徴とする脱
臭剤であり,
【0008】第三に式 Al23・xMgO・ySiO2・mH2O (I) (式中,xは,0.3〜3,yは,0.3〜3の数を表
す。)で表されるケイ酸アルミン酸マグネシウムと式 Al23・zSiO2・nH2O (II) (式中,zは,1〜20の数を表す。)で表されるケイ
酸アルミニウム及び強熱減量0.5〜20重量%の酸化
亜鉛からなる脱臭性組成物を配合したことを特徴とする
脱臭剤である。
【0009】本発明の第一の脱臭剤は,前記の各脱臭性
組成物を各種エアゾ−ル成分とともに配合したエアゾ−
ルである。
【0010】本発明に用いられる各種エアゾ−ル成分は
特に限定されることはなく,通常のエアゾ−ルに使用さ
れる成分が好適に使用できる。
【0011】本発明のエアゾ−ルタイプの脱臭剤に用い
られる噴射剤としては,炭化水素,ハロゲン化炭化水
素,フロンガス等が好適に使用でき,より好ましくは液
化天然ガス,炭酸ガス,ジメチルエ−テル及びこれらの
混合品が安全性の面から望ましい。
【0012】その他の添加剤としては,通常のエアゾ−
ルの製造に用いられるものであり,例えば,乳化剤,可
塑剤,沈降防止剤,分散剤,顔料,安定化剤,展着剤等
であり,必要に応じて添加することができる。
【0013】また,溶媒としてアルコ−ル系,エ−テル
系,エステル類等の有機系溶剤等,あるいは水系の溶媒
等を使用することにより,分散性や展着性を改良するこ
とも可能である。
【0014】本発明のエアゾ−ルタイプの脱臭剤は,上
記各脱臭性組成物をエアゾ−ル成分に常法により配合す
ることにより得られる。
【0015】本発明のエアゾ−ルタイプ脱臭剤中の前記
脱臭性組成物の配合量は,エアゾ−ルの種類等により異
なり特に限定することはできないが,通常はエアゾ−ル
タイプ脱臭剤の重量当たり,0.5〜20重量%程度が
好適であり,より好ましくは1〜5重量%が望ましい。
上記脱臭性組成物の粒径は,通常,1μm以下が好まし
く,より望ましくは0.3μm以下である。
【0016】尚,本願発明においてのエアゾ−ルタイプ
脱臭剤は,ム−スタイプの脱臭剤をも含むものであり,
常法により活性剤,溶剤等を適宜設定することにより得
る事ができる。
【0017】次いで本発明のもう一方の脱臭剤である懸
濁液タイプ脱臭剤について述べる。この発明に係わる懸
濁液タイプ脱臭剤は,前記エアゾ−ルタイプ脱臭剤と同
様の脱臭性組成物を配合することを特徴とする。
【0018】溶剤として,アルコ−ル系,エ−テル系,
エステル類等の有機系溶剤,あるいは水,各種塩類を溶
解させた水溶液等の水系の溶剤が好適に使用できる。
【0019】添加剤としては,通常の懸濁液の製造に用
いられるものであり,例えば,乳化剤,可塑剤,沈降防
止剤,分散剤,顔料,安定化剤,展着剤等であり,必要
に応じて添加することができる。
【0020】この懸濁液タイプ脱臭剤への脱臭性組成物
の配合量は,通常は,0.5〜40重量%が好適に使用
でき,好ましくは3〜25重量%が望ましい。上記脱臭
性組成物の粒径は,1μm以下が好ましく,より望まし
くは0.3μm以下である。
【0021】次に本発明において出発原料として用いら
れる上記脱臭性組成物の製法について述べる。
【0022】先ず,本発明に用いられる脱臭性組成物
は,式 Al23・xMgO・ySiO2・mH2O (I) (式中,xは,0.3〜3,yは,0.3〜3の数を表
す。)で表されるケイ酸アルミン酸マグネシウム及び/
又は式 Al23・zSiO2・nH2O (II) (式中,zは,1〜20の数を表す。)で表されるケイ
酸アルミニウムと,強熱減量0.5〜20重量%の酸化
亜鉛とを混合することにより得られる。
【0023】上記製法において用いられるケイ酸アルミ
ン酸マグネシウムは,式 Al23・xMgO・ySiO2・mH2O (I) (式中,xは,0.3〜3,yは,0.3〜3の数を表
す。)で表される粒子径が,0.05〜100μmの白
色の粉体である。
【0024】ケイ酸アルミン酸マグネシウムの具体例と
しては,メタケイ酸アルミン酸マグネシウム(富士化学
工業(株)製,商品名ノイシリン(R)),ケイ酸アルミ
ン酸マグネシウム(富士化学工業(株)製,商品名ノイ
シリンA)等が例示できる。
【0025】ケイ酸アルミニウムは,式 Al23・zSiO2・nH2O (II) (式中,zは,1〜20の数を表す。)で表される粒子
径が,0.05〜100μmの白色の粉体である。
【0026】ケイ酸アルミニウムの具体例としては,合
成ケイ酸アルミニウム,天然ケイ酸アルミニウム等を例
示することができる。
【0027】また,上記強熱減量0.5〜20重量%の
酸化亜鉛は,塩基性炭酸亜鉛等の亜鉛酸塩を,強熱する
ことにより得られる。強熱する温度は恒量が得られるよ
うな温度であればよく,好ましくは300〜700℃で
ある。強熱時間は,強熱する温度,使用量等の条件によ
り異なるが通常10分から数時間である。強熱減量は,
強熱前後の重量を常法に従って比較することにより求め
られる。
【0028】この酸化亜鉛の粒子径は,0.05〜10
0μm程度のものが好適である。この酸化亜鉛の色調
は,白色〜淡黄色のものが好ましい。
【0029】上記組成物の製造方法における混合は,常
法により,例えばV型混合機を用いて攪拌混合すること
により行なわれる。
【0030】この攪拌混合に際し,各成分を添加する方
法は特に制限はなく,ケイ酸アルミン酸マグネシウム,
ケイ酸アルミニウム及び,0.5〜20重量%の酸化亜
鉛を任意の順序で添加することができる。
【0031】混合時間は,添加する各成分の種類,比
重,量等により異なるが,通常10分から数時間で充分
である。
【0032】また,上記脱臭性組成物中の,ケイ酸アル
ミン酸マグネシウム及び/又はケイ酸アルミニウムと,
強熱減量0.5〜20重量%の酸化亜鉛との混合比率
は,30:70重量%〜70:30重量%のものが好ま
しい。
【0033】上記製法で得られた脱臭性組成物は,通常
そのまま脱臭剤として使用することができるが,必要に
応じて,常法でさらに粉砕処理することにより粒径を揃
えて用いてもよい。
【0034】次に,本発明に用いる脱臭性組成物の噴霧
乾燥法による製法について述べる。
【0035】噴霧乾燥方法は,ケイ酸アルミン酸マグネ
シウム及び/又はケイ酸アルミニウムと,強熱減量0.
5〜20重量%の酸化亜鉛とを物理的に複合化できるも
のであればよく,例えば,ノズル方式,遠心方式等によ
る噴霧乾燥により造粒化する方法等が好適である。噴霧
乾燥における入熱温度,排口温度等の温度条件は使用す
る溶媒の種類,量等により異なるが,例えば水を使用す
る場合は100℃〜500℃程度が好ましい。
【0036】上記噴霧乾燥により得られる脱臭性組成物
の粒子の大きさ等は,限定されず,必要ならば,さらに
適宜粉砕して使用してもよく,そのことにより脱臭効果
が損なわれることはない。
【0037】上記脱臭性組成物の粒子体に強度が必要な
場合は,噴霧乾燥に際し,懸濁液に常法に従ってバイン
ダ−等を添加して噴霧乾燥することにより,より好まし
い強度の粒子とすることができる。バインダ−として
は,通常の造粒に使用されるものでよく,例えばメチル
セルロ−ス,エチルセルロ−ス等の各種セルロ−ス誘導
体,ポリアクリル酸,でんぷん誘導体等の有機系バイン
ダ−及び水ガラス,粘土等の無機系バインダ−等が例示
できる。
【0038】上記の各製法で得られた各脱臭性組成物は
前記各種悪臭に対し優れた脱臭能力を示す。当該脱臭性
組成物は,各種悪臭の悪臭源として考えられるアンモニ
ア,アミン類,硫化水素,メルカプタン類または脂肪酸
類等に由来する悪臭を効率よく除去し得る。
【0039】また,上記各脱臭性組成物は,通常は白色
の粉体であるが,使用する酸化亜鉛の純度により,白色
〜淡黄色の粉末となることもあるが本発明において使用
する分には特に制限はない。
【0040】本発明のエアゾ−ルタイプ脱臭剤及び懸濁
液タイプ脱臭剤は,後述する脱臭試験の結果,各種悪臭
物質として考えられるアンモニア,アミン類,硫化水
素,メルカプタン類または脂肪酸類等に由来する悪臭を
含有する生活上の悪臭に対し優れた脱臭能力を有するこ
とが明らかになった。
【0041】上記アミン類としては,例えば,メチルア
ミン,エチルアミン,プロピルアミン,イソプロピルア
ミン,ブチルアミン,アミルアミン等の脂肪族第一アミ
ン,ジメチルアミン,ジエチルアミン,ジイソプロピル
アミン等の脂肪族第二アミン,トリメチルアミン,トリ
エチルアミン等の脂肪族第三アミン,アリ−ルアミン等
の脂肪族不飽和アミン,シクロプロピルアミン,シクロ
ブチルアミン等の脂環式アミン,アニリン等の芳香族ア
ミン等を例示することができる。
【0042】メルカプタン類としては,メチルメルカプ
タン,エチルメルカプタン,プロピルメルカプタン,イ
ソプロピルメルカプタン,アリ−ルメルカプタン,ベン
ジルメルカプタン等を例示することができる。
【0043】脂肪酸類としては,ぎ酸,酢酸,プロピオ
ン酸,酪酸,吉草酸,イソ吉草酸,アクリル酸,クロト
ン酸,イソクロトン酸等を例示することができる。
【0044】本発明により得られた脱臭剤は,白色の脱
臭性組成物を含有することを特徴としているので,当該
脱臭剤の使用に際し噴霧されたり散布されたりした箇所
や作業者らを着色汚染させることなく,各種悪臭に対し
て優れた脱臭効果を示し,しかも簡便且つ効率良く使用
できるので各種用途に幅広く使用できる。例えば,エア
ゾ−ルタイプの脱臭剤は,病院,工場,職場等の悪臭発
生箇所,あるいは各家庭の便所,台所等の悪臭発生箇所
に適宜噴霧するだけで悪臭を効率よく除去できる。ま
た,懸濁液タイプ脱臭剤は,下水,畜舎,汚水処理場,
あるいは各家庭の便所や炊事場等に発生する悪臭に対
し,適宜散布するだけで悪臭を効率よく除去できる。
【0045】本発明に係わる脱臭剤をより詳細に説明す
るために,本発明において出発原料として用いた脱臭性
組成物の製造法を参考例で,また本発明に係わる脱臭剤
の詳細について以下の実施例に述べる。
【0046】尚,以下の参考例中,メタケイ酸アルミン
酸マグネシウムは,組成比:Al23・MgO・1.7
SiO2・7H2O,富士化学工業(株)製,商品名ノイ
シリン(R)のものを意味し,合成ケイ酸アルミニウム
は,組成比:Al23・9SiO2・7H2Oのものを意
味する。また,強熱減量0.5〜20重量%の酸化亜鉛
は塩基性炭酸亜鉛を500℃で焼成し,その強熱減量を
0.5〜20重量%に調整したものを使用した。
【0047】参考例1 メタケイ酸アルミン酸マグネシウム0.6kgと,酸化
亜鉛(強熱減量20重量%)1.4kgをV型混合機を
用いて20分間攪拌混合することにより,均一な白色粉
末状の組成物を得た。
【0048】参考例2 合成ケイ酸アルミニウム0.6kgと,酸化亜鉛(強熱
減量20重量%)1.4kgをV型混合機を用いて30
分間攪拌混合することにより,均一な白色粉末状の組成
物を得た。
【0049】参考例3 メタケイ酸アルミン酸マグネシウム0.3kg,合成ケ
イ酸アルミニウム0.3kg及び酸化亜鉛(強熱減量2
0重量%)1.4kgをV型混合機を用いて30分間攪
拌混合することにより,均一な白色粉末状の組成物を得
た。
【0050】参考例4 メタケイ酸アルミン酸マグネシウム1.0kgと,酸化
亜鉛(強熱減量20重量%)1.0kgをV型混合機を
用いて20分間攪拌混合することにより,均一な白色粉
末状の組成物を得た。
【0051】参考例5 合成ケイ酸アルミニウム1.0kgと,酸化亜鉛(強熱
減量20重量%)1.0kgをV型混合機を用いて30
分間攪拌混合することにより,均一な白色粉末状の組成
物を得た。
【0052】参考例6 メタケイ酸アルミン酸マグネシウム0.5kgと,合成
ケイ酸アルミニウム0.5kg及び酸化亜鉛(強熱減量
20重量%)1.0kgをV型混合機を用いて30分間
攪拌混合することにより,均一な白色粉末状の組成物を
得た。
【0053】参考例7 メタケイ酸アルミン酸マグネシウム1.4kgと,酸化
亜鉛(強熱減量20重量%)0.6kgをV型混合機を
用いて30分間攪拌混合することにより,均一な白色粉
末状の組成物を得た。
【0054】参考例8 合成ケイ酸アルミニウム1.4kgと,酸化亜鉛(強熱
減量20重量%)0.6kgをV型混合機を用いて30
分間攪拌混合することにより,均一な白色粉末状の組成
物を得た。
【0055】参考例9 メタケイ酸アルミン酸マグネシウム0.7kg,合成ケ
イ酸アルミニウム0.7kg及び酸化亜鉛(強熱減量2
0重量%)0.6kgをV型混合機を用いて30分間攪
拌混合することにより,均一な白色粉末状の組成物を得
た。
【0056】参考例10〜18 参考例1〜9において,酸化亜鉛を強熱減量20重量%
のものを強熱減量0.5重量%に変えた以外は各参考例
と同様に処理することにより参考例1〜9に対応する参
考例10〜18の粉末状の組成物を得た。
【0057】参考例19 メタケイ酸アルミン酸マグネシウム15kgと酸化亜鉛
(強熱減量20重量%)35kgの混合物に水150k
gを加え,攪拌機で混合し,懸濁液とし,次いでこの懸
濁液を噴霧乾燥(ロ−タリ−アトマイザ−型,入熱温度
250℃,排口温度120℃,8000rpm)して白
色の粉末状の組成物を得た。
【0058】参考例20 合成ケイ酸アルミウム15kgと酸化亜鉛(強熱減量2
0重量%)35kgの混合物に水150kgを加え,以
下参考例19と同様に処理することにより白色の粉末状
の組成物を得た。
【0059】参考例21 メタケイ酸アルミン酸マグネシウム7.5kg,合成ケ
イ酸アルミニウム7.5kgと酸化亜鉛(強熱減量20
重量%)35kgの混合物に水150kgを加え,以下
参考例19と同様に処理することにより白色の粉末状の
組成物を得た。
【0060】参考例22 メタケイ酸アルミン酸マグネシウム25kgと酸化亜鉛
(強熱減量20重量%)25kgの混合物に水150k
gを加え,以下参考例19と同様に処理することにより
白色の粉末状の組成物を得た。
【0061】参考例23 合成ケイ酸アルミニウム25kgと酸化亜鉛(強熱減量
20重量%)25kgの混合物に水150kgを加え,
以下参考例19と同様に処理することにより白色の粉末
状の組成物を得た。
【0062】参考例24 メタケイ酸アルミン酸マグネシウム12.5kg,合成
ケイ酸アルミニウム12.5kgと酸化亜鉛(強熱減量
20重量%)25kgの混合物に水150kgを加え,
以下参考例19と同様に処理することにより白色の粉末
状の組成物を得た。
【0063】参考例25 メタケイ酸アルミン酸マグネシウム35kgと酸化亜鉛
(強熱減量20重量%)15kgの混合物に水150k
gを加え,以下参考例19と同様に処理することにより
白色の粉末状の組成物を得た。
【0064】参考例26 合成ケイ酸アルミニウム35kgと酸化亜鉛(強熱減量
20重量%)15kgの混合物に水150kgを加え,
以下参考例19と同様に処理することにより白色の粉末
状の組成物を得た。
【0065】参考例27 メタケイ酸アルミン酸マグネシウム7.5kg,合成ケ
イ酸アルミニウム17.5kgと酸化亜鉛(強熱減量2
0重量%)15kgの混合物に水150kgを加え,以
下参考例19と同様に処理することにより白色の粉末状
の組成物を得た。
【0066】参考例28〜36 参考例19〜27において,酸化亜鉛を強熱減量20重
量%のものを強熱減量0.5重量%に変えた以外は参考
例19〜27と同様に処理することにより各参考例に対
応する参考例28〜36の粉末状の組成物を得た。
【0067】
【実施例】
(実施例1)参考例4で得られた脱臭性組成物を使用し
て以下の処方でエアゾ−ルタイプ脱臭剤を得た。 参考例4の脱臭性組成物 3.0 重量部 ミリスチン酸イソプロピル 1.5 重量部 LPG2.0 95.5 重量部
【0068】(実施例2)参考例4で得られた組成物の
替わりに参考例5で得られた組成物を用いた以外は実施
例1と同様にして脱臭剤を得た。
【0069】(実施例3)参考例4で得られた組成物の
替わりに参考例9で得られた組成物を用いた以外は実施
例1と同様にして脱臭剤を得た。
【0070】(実施例4)参考例4で得られた組成物の
替わりに参考例23で得られた組成物を用いた以外は実
施例1と同様にして脱臭剤を得た。
【0071】(実施例5)参考例4で得られた脱臭性組
成物を使用して以下の処方でエアゾ−ルタイプ脱臭剤を
得た。 参考例4の脱臭性組成物 3.0 重量部 ミリスチン酸イソプロピル 1.5 重量部 99%エタノ−ル 20.0 重量部 LPG2.5 75.5 重量部
【0072】(実施例6)参考例4で得られた組成物の
替わりに参考例5で得られた組成物を用いた以外は,実
施例5と同様にして脱臭剤を得た。
【0073】(実施例7)参考例4で得られた組成物の
替わりに参考例9で得られた組成物を用いた以外は,実
施例5と同様にして脱臭剤を得た。
【0074】(実施例8)参考例4で得られた組成物の
替わりに参考例22で得られた組成物を用いた以外は,
実施例5と同様にして脱臭剤を得た。
【0075】(実施例9)参考例4で得られた脱臭性組
成物を使用して,以下の処方で懸濁液タイプ脱臭剤を作
成した。 参考例4の脱臭性組成物 5 重量部 ポリオキシエチレンソルビタンHLB20 5 重量部 精製水 90 重量部
【0076】(実施例10)参考例4で得られた組成物
の替わりに参考例5で得られた組成物を用いた以外は,
実施例9と同様にして脱臭剤を得た。
【0077】(実施例11)参考例4で得られた組成物
の替わりに参考例9で得られた組成物を用いた以外は,
実施例9と同様にして脱臭剤を得た。
【0078】(実施例12)参考例4で得られた組成物
の替わりに参考例22で得られた組成物を用いた以外
は,実施例9と同様にして脱臭剤を得た。
【0079】(比較例1)参考例4で得られた組成物の
替わりに天然ゼオライトを用いた以外は,実施例1と同
様にして脱臭剤を得た。
【0080】(比較例2)参考例4で得られた組成物の
替わりに酸化亜鉛(純度99.9%)を用いた以外は,
実施例1と同様にして脱臭剤を得た。
【0081】(比較例3)参考例4で得られた組成物の
替わりに天然ゼオライトを用いた以外は,実施例5と同
様にして脱臭剤を得た。
【0082】(比較例4)参考例4で得られた組成物の
替わりに酸化亜鉛(純度99.9%)を用いた以外は,
実施例5と同様にして脱臭剤を得た。
【0083】(比較例5)参考例4で得られた組成物の
替わりに天然ゼオライトを用いた以外は,実施例9と同
様にして脱臭剤を得た。
【0084】(比較例6)参考例4で得られた組成物の
替わりに酸化亜鉛(純度99.9%)を用いた以外は,
実施例9と同様にして脱臭剤を得た。
【0085】(試験例1)実施例1〜8で得られたエア
ゾ−ルタイプの脱臭剤及び比較例1〜4のエアゾ−ルタ
イプ脱臭剤を用いて以下の官能脱臭試験をした。
【0086】成人者36名を対象として,一日の作業終
了後,靴下と足の裏にスプレ−を3秒間噴霧した後,以
下の基準に基づいて脱臭効果を評価した。尚,試験期間
は3日間,エアゾ−ルの噴霧量は6.0g/10秒であ
った。 A.臭いがしない。 B.臭いが僅かにする。 C.エアゾ−ルを噴霧する前よりは消えたが,それでも
臭いは残っている。 D.変わらない。
【0087】その結果は,表1に示す通りであった。
【0088】(試験例2)実施例1〜8で得られたエア
ゾ−ルタイプ脱臭剤及び比較例1〜4のエアゾ−ルタイ
プ脱臭剤を用いて以下の官能脱臭試験をした。
【0089】魚肉汁を腐敗させたものを5mlを1リッ
トルの臭気瓶にいれ,アルミ箔で入口を塞ぎ,5分間放
置した。次いでアルミ箔をはずし,手早くエアゾ−ルを
3秒間噴霧して,アルミ箔で入口を塞ぎ,1分間放置
後,試験例1と同様の基準に基づいて官能評価をした。
尚,エアゾ−ルの噴霧量は6.0g/10秒であった。
その結果は表2に示す通りであった。
【0090】
【表2】
【0091】実施例9〜12で得られた懸濁液タイプ脱
臭剤及び比較例9〜12の懸濁液タイプ脱臭剤を用いて
以下の官能脱臭試験をした。5mlのし尿を1リットル
の臭気瓶にいれ,アルミ箔で入口を塞ぎ,5分間放置し
た。次いでアルミ箔をはずし,手早く懸濁液タイプ脱臭
剤を2ml注いで,アルミ箔で入口を塞ぎ,1分間放置
後,試験例1と同様の基準に基づいて官能評価をした。
その結果は,表に示す通りであった。
【0092】
【表3】
【0093】
【発明の効果】本発明に係わるエアゾ−ルタイプ脱臭剤
又は懸濁液タイプ脱臭剤は,各種悪臭物質として考えら
れるアンモニア,アミン類,硫化水素,メルカプタン類
または脂肪酸類等に由来する多岐にわたる悪臭を含有す
る生活上の悪臭を効率良く除去することができた。これ
らの脱臭剤は白色であることにより使用箇所や作業者に
対する着色汚染などの問題が生じない,しかも簡便かつ
広範囲に使用できることなどにより極めて有用である。
【表1】
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 網 双一郎 富山県中新川郡上市町広野927番地 (72)発明者 村上 達夫 富山県中新川郡上市町森尻402−5番地 (72)発明者 大迫 清嗣 愛知県春日井市高森台8丁目2−2−22棟 506号 (72)発明者 馬野 繁俊 大阪府茨木市総持寺駅前町13番2号 (72)発明者 戸田 徳 京都府亀岡市大井町並河1丁目11番1の 303号 (72)発明者 的場 康浩 大阪府堺市百舌鳥梅北町3丁目125番地105

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】式 Al23・xMgO・ySiO2・mH2O (I) (式中,xは,0.3〜3,yは,0.3〜3の数を表
    す。)で表されるケイ酸アルミン酸マグネシウムと強熱
    減量0.5〜20重量%の酸化亜鉛からなる脱臭性組成
    物を配合したエアゾ−ルであることを特徴とする脱臭
    剤。
  2. 【請求項2】式 Al23・zSiO2・nH2O (II) (式中,zは,1〜20の数を表す。)で表されるケイ
    酸アルミニウムと強熱減量0.5〜20重量%の酸化亜
    鉛からなる脱臭性組成物を配合したエアゾ−ルであるこ
    とを特徴とする脱臭剤。
  3. 【請求項3】式 Al23・xMgO・ySiO2・mH2O (I) (式中,xは,0.3〜3,yは,0.3〜3の数を表
    す。)で表されるケイ酸アルミン酸マグネシウムと式 Al23・zSiO2・nH2O (II) (式中,zは,1〜20の数を表す。)で表されるケイ
    酸アルミニウム及び強熱減量0.5〜20重量%の酸化
    亜鉛からなる脱臭性組成物を配合したエアゾ−ルである
    ことを特徴とする脱臭剤。
  4. 【請求項4】式 Al23・xMgO・ySiO2・mH2O (I) (式中,xは,0.3〜3,yは,0.3〜3の数を表
    す。)で表されるケイ酸アルミン酸マグネシウムと強熱
    減量0.5〜20重量%の酸化亜鉛からなる脱臭性組成
    物を配合した懸濁液であることを特徴とする脱臭剤。
  5. 【請求項5】式 Al23・zSiO2・nH2O (II) (式中,zは,1〜20の数を表す。)で表されるケイ
    酸アルミニウムと強熱減量0.5〜20重量%の酸化亜
    鉛からなる脱臭性組成物を配合した懸濁液であることを
    特徴とする脱臭剤。
  6. 【請求項6】式 Al23・xMgO・ySiO2・mH2O (I) (式中,xは,0.3〜3,yは,0.3〜3の数を表
    す。)で表されるケイ酸アルミン酸マグネシウムと式 Al23・zSiO2・nH2O (II) (式中,zは,1〜20の数を表す。)で表されるケイ
    酸アルミニウム及び強熱減量0.5〜20重量%の酸化
    亜鉛からなる脱臭性組成物を配合した懸濁液であること
    を特徴とする脱臭剤。
JP4287006A 1992-09-30 1992-09-30 脱臭剤 Pending JPH06114095A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP4287006A JPH06114095A (ja) 1992-09-30 1992-09-30 脱臭剤

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP4287006A JPH06114095A (ja) 1992-09-30 1992-09-30 脱臭剤

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH06114095A true JPH06114095A (ja) 1994-04-26

Family

ID=17711811

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP4287006A Pending JPH06114095A (ja) 1992-09-30 1992-09-30 脱臭剤

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH06114095A (ja)

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE3837911A1 (de) * 1988-11-05 1990-05-17 Friedel Paul Kalberg Verfahren und vorrichtung zum verbinden des endes eines rohrfoermigen werkstueckes mit einem formteil gleicher geometrischer beschaffenheit
JP2017046746A (ja) * 2015-08-31 2017-03-09 石塚硝子株式会社 消臭スプレー
JP2017046747A (ja) * 2015-08-31 2017-03-09 石塚硝子株式会社 消臭機能を備えたフィルタ
US10933000B2 (en) 2016-12-14 2021-03-02 Colgate-Palmolive Company Aluminum-free antiperspirant / deodorant compositions

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE3837911A1 (de) * 1988-11-05 1990-05-17 Friedel Paul Kalberg Verfahren und vorrichtung zum verbinden des endes eines rohrfoermigen werkstueckes mit einem formteil gleicher geometrischer beschaffenheit
JP2017046746A (ja) * 2015-08-31 2017-03-09 石塚硝子株式会社 消臭スプレー
JP2017046747A (ja) * 2015-08-31 2017-03-09 石塚硝子株式会社 消臭機能を備えたフィルタ
US10933000B2 (en) 2016-12-14 2021-03-02 Colgate-Palmolive Company Aluminum-free antiperspirant / deodorant compositions

Similar Documents

Publication Publication Date Title
MY117525A (en) Inorganic particles coated with an alkylphosphonic acid or an ester thereof, their preparation and their use.
JPH05124919A (ja) 抗菌性セラミツクス
CN109351165A (zh) 一种室内除甲醛喷剂
CN101684221A (zh) 负离子健康漆
JPH06114095A (ja) 脱臭剤
ATE185355T1 (de) Waessrige polymerdispersion, verfahren zu seiner herstellung und seine verwendung zur lackformulierung
JPH08325467A (ja) 抗菌性被覆用エアゾール組成物
JPH06107968A (ja) 脱臭性塗料
JPH0614981A (ja) 脱臭性組成物
AU8541698A (en) Plant protection products in the form of a granulate with controlled release of the active agent
JPH0699022A (ja) 脱臭性シ−ト
JP2001049150A (ja) 水性塗料処理剤及び処理方法
GEP19981355B (en) Method for Selectively Obtaining 3/2 Hydrate of 7- S - amono- S -azaspiro-2,4-heptan-5-yl-8-chloro-6- fluoro-1-(1R,2S)-2-fluorocyclopropyl - 4-oxo-1,4-dihydroquinoline-3 Carboxyl Acid its Anhydrous Form and Pharmaceutical Composition Comprising Anhydrous Form
KR940003069B1 (ko) 맥반석을 함유하는 건축물 내장용 도포제 및 이의 제조방법
JPH0616974A (ja) 抗菌防カビ性塗料組成物
US5154749A (en) Herbicidal latex dispersion for controlled delivery and release of herbicides and their preparation
US5260259A (en) Herbicidal latex dispersion for controlled delivery and release of herbicides and their preparation
JPH1133100A (ja) 光触媒微粒子含有中実多孔質シリカ粒子とその使用方法、および光触媒含有高分子固体
CN1398190A (zh) 泡沫芳香和除臭凝胶
JPS5838230B2 (ja) 脱臭方法
CA2529689C (en) Paint scenting additive mixtures
JP2007051245A (ja) 内装コーティング組成物
JPH01217083A (ja) 建築用脱臭塗料
JPH0699023A (ja) 顆粒状脱臭組成物
JP2003165954A (ja) 水性塗料組成物