JPH06149602A - 演算処理装置 - Google Patents
演算処理装置Info
- Publication number
- JPH06149602A JPH06149602A JP4301053A JP30105392A JPH06149602A JP H06149602 A JPH06149602 A JP H06149602A JP 4301053 A JP4301053 A JP 4301053A JP 30105392 A JP30105392 A JP 30105392A JP H06149602 A JPH06149602 A JP H06149602A
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- JP
- Japan
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- bit error
- arithmetic
- correction
- processing unit
- arithmetic processing
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Abstract
(57)【要約】
【目的】マイクロ命令の特定の処理実行中にのみ1ビッ
トエラーの訂正処理が正常に実行されない場合があって
も誤った演算を防止することが可能な演算処理装置を提
供すること。 【構成】制御記憶10から読み出したマイクロ命令に1
ビットエラーを検出したとき、訂正するか、訂正せずに
演算処理装置全体を停止するかのモード設定をマイクロ
命令で設定し、演算開始信号で設定したモードをリセッ
トするモード指示F/F20を設け、1ビットエラー訂
正動作に問題を起すようなステップでは、1ビットエラ
ー訂正を行わず演算処理装置を停止してしまい、1ビッ
トエラー訂正動作に問題を起さないようなステップで1
ビットエラーが検出されると、通常通り1ビットエラー
を自動訂正する。
トエラーの訂正処理が正常に実行されない場合があって
も誤った演算を防止することが可能な演算処理装置を提
供すること。 【構成】制御記憶10から読み出したマイクロ命令に1
ビットエラーを検出したとき、訂正するか、訂正せずに
演算処理装置全体を停止するかのモード設定をマイクロ
命令で設定し、演算開始信号で設定したモードをリセッ
トするモード指示F/F20を設け、1ビットエラー訂
正動作に問題を起すようなステップでは、1ビットエラ
ー訂正を行わず演算処理装置を停止してしまい、1ビッ
トエラー訂正動作に問題を起さないようなステップで1
ビットエラーが検出されると、通常通り1ビットエラー
を自動訂正する。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は演算処理装置に関し、特
に制御記憶から読み出したマイクロ命令の制御で演算を
実行する演算処理装置に関する。
に制御記憶から読み出したマイクロ命令の制御で演算を
実行する演算処理装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の演算処理装置は、情報処理装置の
信頼性向上のため、通常、命令の処理実行中に制御記憶
から読み出したマイクロ命令に1ビットエラーを検出す
ると、マイクロ命令の自動訂正を行う。この自動訂正動
作は、演算装置の処理を一時的に停止させ、この間にE
CC(Error Correcting Code)
によってマイクロ命令の1ビットエラーを訂正する機能
を持っている。この従来の演算処理装置は、図2のブロ
ック図に示すように、制御記憶30がマイクロプログラ
ムを格納するメモリで、制御記憶30から読み出したマ
イクロ命令が、1ビットエラーを含んでいると、1ビッ
トエラー検出・訂正回路36が1ビットエラーを訂正
し、この訂正済みのマイクロ命令を、信号線300を経
由して制御記憶30に書き込む。
信頼性向上のため、通常、命令の処理実行中に制御記憶
から読み出したマイクロ命令に1ビットエラーを検出す
ると、マイクロ命令の自動訂正を行う。この自動訂正動
作は、演算装置の処理を一時的に停止させ、この間にE
CC(Error Correcting Code)
によってマイクロ命令の1ビットエラーを訂正する機能
を持っている。この従来の演算処理装置は、図2のブロ
ック図に示すように、制御記憶30がマイクロプログラ
ムを格納するメモリで、制御記憶30から読み出したマ
イクロ命令が、1ビットエラーを含んでいると、1ビッ
トエラー検出・訂正回路36が1ビットエラーを訂正
し、この訂正済みのマイクロ命令を、信号線300を経
由して制御記憶30に書き込む。
【0003】各部のそれぞれの機能について以下に述べ
る。アドレスレジスタ31は、次サイクルに制御記憶3
0から読み出すマイクロ命令のアドレスを保持するレジ
スタである。アドレスレジスタ32は、制御記憶30か
ら読み出され、読み出しレジスタ34に格納されたマイ
クロ命令のアドレスを格納するレジスタである。アドレ
スレジスタ31およびアドレスレジスタ32は、1ビッ
トエラー検出信号線301が“1”の時ホールドする。
セレクタ33は、通常はアドレスレジスタ31を選択
し、1ビットエラー訂正時は該当のエラーがあったマイ
クロ命令のアドレスを格納しているアドレスレジスタ3
2を選択する。セレクタ35は、通常は制御記憶30か
ら読み出したマイクロ命令を選択し、1ビットエラー訂
正時は1ビットエラー検出・訂正回路36が信号線30
0を経由して出力する1ビットエラー訂正後のマイクロ
命令を選択する。読み出しレジスタ34は、セレクタ3
5が選択したマイクロ命令を格納するレジスタである。
1ビットエラー検出・訂正回路36は、読み出しレジス
タ34に格納したマイクロ命令に1ビットエラーがある
か否かをチェックし、1ビットエラーを検出するとアド
レスレジスタ31,アドレスレジスタ32をホールドす
るための信号を送出し、1ビットエラーを含むマイクロ
命令からECCコードに従ってシンドロームを生成し、
これを用いて1ビットエラーを訂正する。1ビットエラ
ー検出信号線301は、1ビットエラー検出・訂正回路
36が1ビットエラーを検出すると“1”となる。1ビ
ットエラー訂正信号線302は、1ビットエラー検出・
訂正回路36が1ビットエラーを含むマイクロ命令を訂
正し、制御記憶30および読み出しレジスタ34へマイ
クロ命令を書き込むサイクルだけ“1”となる。この時
1ビットエラー検出信号線301はリセットされ“0”
となる。演算装置37は、加算,減算などの演算を行う
装置であり、読み出しレジスタ34に格納したマイクロ
命令によって、演算動作の制御を受ける。読み出しレジ
スタ34に格納したマイクロ命令に1ビットエラーが存
在すると、1ビットエラー検出信号線301が“1”の
ため演算装置37は一時的に停止し、訂正したマイクロ
命令を読み出しレジスタ34に格納すると、次サイクル
から演算装置37は、演算動作を再開する。
る。アドレスレジスタ31は、次サイクルに制御記憶3
0から読み出すマイクロ命令のアドレスを保持するレジ
スタである。アドレスレジスタ32は、制御記憶30か
ら読み出され、読み出しレジスタ34に格納されたマイ
クロ命令のアドレスを格納するレジスタである。アドレ
スレジスタ31およびアドレスレジスタ32は、1ビッ
トエラー検出信号線301が“1”の時ホールドする。
セレクタ33は、通常はアドレスレジスタ31を選択
し、1ビットエラー訂正時は該当のエラーがあったマイ
クロ命令のアドレスを格納しているアドレスレジスタ3
2を選択する。セレクタ35は、通常は制御記憶30か
ら読み出したマイクロ命令を選択し、1ビットエラー訂
正時は1ビットエラー検出・訂正回路36が信号線30
0を経由して出力する1ビットエラー訂正後のマイクロ
命令を選択する。読み出しレジスタ34は、セレクタ3
5が選択したマイクロ命令を格納するレジスタである。
1ビットエラー検出・訂正回路36は、読み出しレジス
タ34に格納したマイクロ命令に1ビットエラーがある
か否かをチェックし、1ビットエラーを検出するとアド
レスレジスタ31,アドレスレジスタ32をホールドす
るための信号を送出し、1ビットエラーを含むマイクロ
命令からECCコードに従ってシンドロームを生成し、
これを用いて1ビットエラーを訂正する。1ビットエラ
ー検出信号線301は、1ビットエラー検出・訂正回路
36が1ビットエラーを検出すると“1”となる。1ビ
ットエラー訂正信号線302は、1ビットエラー検出・
訂正回路36が1ビットエラーを含むマイクロ命令を訂
正し、制御記憶30および読み出しレジスタ34へマイ
クロ命令を書き込むサイクルだけ“1”となる。この時
1ビットエラー検出信号線301はリセットされ“0”
となる。演算装置37は、加算,減算などの演算を行う
装置であり、読み出しレジスタ34に格納したマイクロ
命令によって、演算動作の制御を受ける。読み出しレジ
スタ34に格納したマイクロ命令に1ビットエラーが存
在すると、1ビットエラー検出信号線301が“1”の
ため演算装置37は一時的に停止し、訂正したマイクロ
命令を読み出しレジスタ34に格納すると、次サイクル
から演算装置37は、演算動作を再開する。
【0004】以上説明したように、従来の演算処理装置
は、マイクロ命令の1ビットエラーの自動訂正処理を行
うことができるが、マイクロ命令の特定の処理実行中に
のみ1ビットエラーの訂正処理が正常に実行されない場
合、読み出しレジスタ34に読み出された特定のマイク
ロ命令に1ビットエラーが存在すると1ビットエラー検
出・訂正回路36が自動訂正を行うが、1ビットエラー
訂正が正常に実行されていないため本来実行すべき演算
を行わず、誤った演算を行うことになる。
は、マイクロ命令の1ビットエラーの自動訂正処理を行
うことができるが、マイクロ命令の特定の処理実行中に
のみ1ビットエラーの訂正処理が正常に実行されない場
合、読み出しレジスタ34に読み出された特定のマイク
ロ命令に1ビットエラーが存在すると1ビットエラー検
出・訂正回路36が自動訂正を行うが、1ビットエラー
訂正が正常に実行されていないため本来実行すべき演算
を行わず、誤った演算を行うことになる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上述した従来の演算処
理装置は、マイクロ命令の特定の処理実行中にのみ1ビ
ットエラーの訂正処理が正常に実行されない場合、読み
出しレジスタに読み出された特定のマイクロ命令に1ビ
ットエラーが存在すると自動訂正を行うが、1ビットエ
ラー訂正が正常に実行されていないため本来実行すべき
演算を行わず、誤った演算を行うという問題点がある。
理装置は、マイクロ命令の特定の処理実行中にのみ1ビ
ットエラーの訂正処理が正常に実行されない場合、読み
出しレジスタに読み出された特定のマイクロ命令に1ビ
ットエラーが存在すると自動訂正を行うが、1ビットエ
ラー訂正が正常に実行されていないため本来実行すべき
演算を行わず、誤った演算を行うという問題点がある。
【0006】本発明の目的は、マイクロ命令の特定の処
理実行中にのみ1ビットエラーの訂正処理が正常に実行
されない場合があっても誤った演算を防止することが可
能な演算処理装置を提供することにある。
理実行中にのみ1ビットエラーの訂正処理が正常に実行
されない場合があっても誤った演算を防止することが可
能な演算処理装置を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明の演算処理装置
は、マイクロ命令を記憶する制御記憶と、この制御記憶
から読み出したマイクロ命令の訂正可能エラーを検出し
て訂正するエラー検出・訂正手段と、前記制御記憶から
読み出したマイクロ命令の制御で演算を実行する演算装
置とを含む演算処理装置において、前記制御記憶から読
み出したマイクロ命令によって訂正抑止モードを設定す
るモード指示手段と、前記エラー検出・訂正手段の訂正
可能エラー検出時に前記訂正抑止モードが設定されてい
る場合には装置全体の動作を停止させる停止手段とを備
える構成である。
は、マイクロ命令を記憶する制御記憶と、この制御記憶
から読み出したマイクロ命令の訂正可能エラーを検出し
て訂正するエラー検出・訂正手段と、前記制御記憶から
読み出したマイクロ命令の制御で演算を実行する演算装
置とを含む演算処理装置において、前記制御記憶から読
み出したマイクロ命令によって訂正抑止モードを設定す
るモード指示手段と、前記エラー検出・訂正手段の訂正
可能エラー検出時に前記訂正抑止モードが設定されてい
る場合には装置全体の動作を停止させる停止手段とを備
える構成である。
【0008】本発明の演算処理装置は、演算装置の演算
開始タイミングを指示する演算開始信号を発行する演算
開始信号発行手段を設け、モード指示手段は前記演算開
始信号を受信すると、エラー検出・訂正手段の訂正可能
エラー検出時に装置全体の動作を停止させる訂正抑止モ
ードの設定を解除してもよい。
開始タイミングを指示する演算開始信号を発行する演算
開始信号発行手段を設け、モード指示手段は前記演算開
始信号を受信すると、エラー検出・訂正手段の訂正可能
エラー検出時に装置全体の動作を停止させる訂正抑止モ
ードの設定を解除してもよい。
【0009】
【実施例】次に、本発明の実施例について図面を参照し
て説明する。
て説明する。
【0010】図1は本発明の一実施例のブロック図であ
る。
る。
【0011】図中の制御記憶10、アドレスレジスタ1
1、アドレスレジスタ12、セレクタ13、読み出しレ
ジスタ14、セレクタ15、1ビットエラー検出・訂正
回路16、演算装置17、信号線100、1ビットエラ
ー検出信号線101、1ビットエラー訂正信号線102
は、各々従来の技術の項で説明した、制御記憶30、ア
ドレスレジスタ31、アドレスレジスタ32、セレクタ
33、読み出しレジスタ34、セレクタ35、1ビット
エラー検出・訂正回路36、演算装置37、信号線30
0、1ビットエラー検出信号線301、1ビットエラー
訂正信号線302と同じ機能を有しているので説明を省
略する。
1、アドレスレジスタ12、セレクタ13、読み出しレ
ジスタ14、セレクタ15、1ビットエラー検出・訂正
回路16、演算装置17、信号線100、1ビットエラ
ー検出信号線101、1ビットエラー訂正信号線102
は、各々従来の技術の項で説明した、制御記憶30、ア
ドレスレジスタ31、アドレスレジスタ32、セレクタ
33、読み出しレジスタ34、セレクタ35、1ビット
エラー検出・訂正回路36、演算装置37、信号線30
0、1ビットエラー検出信号線301、1ビットエラー
訂正信号線302と同じ機能を有しているので説明を省
略する。
【0012】演算処理装置停止F/F18は、マイクロ
命令の特定の処理実行中に1ビットエラー検出・訂正回
路16が1ビットエラーを検出すると、処理停止信号線
103を“1”にして演算処理装置全体の動作を停止さ
せる。演算開始信号発生回路19は、演算装置17の処
理開始に必要なデータがすべて揃い、演算開始が可能に
なると“1”を送出する。モード指示F/F20は、マ
イクロ命令によって1ビットエラー訂正をするか、1ビ
ットエラーを訂正せずに演算処理装置全体を停止させる
かのいずれかのモードを設定する。1ビットエラー検出
時にモード指示F/F20の出力が“1”ならば、1ビ
ットエラー訂正を行わずに演算処理装置を停止させ、
“0”ならば、マイクロ命令の1ビットエラーの訂正を
行う。又、一般に1ビットエラー訂正で問題を起こすよ
うなマイクロ命令のステップは、命令間にまたがって存
在することはない。このためモード指示F/F20をリ
セットするステップを不要とし、演算開始信号でモード
指示F/F20をリセットすることも可能である。すな
わち演算開始信号発生回路19から“1”を送出する
と、モード指示F/F20は、リセットされ“0”にな
る。マイクロ命令によりモード指示F/F20に“1”
がセットされ、1ビットエラー検出・訂正回路16が、
読み出しレジスタ14から読み出したマイクロ命令に1
ビットエラーを検出すると、1ビットエラー検出信号線
101は、“1”となる。演算処理装置停止レジスタ1
8は、1ビットエラー検出信号線101とモード指示F
/F20の出力の論理積により“1”をセットされる。
処理停止信号線103は、“1”となり演算処理装置全
体を停止させる。
命令の特定の処理実行中に1ビットエラー検出・訂正回
路16が1ビットエラーを検出すると、処理停止信号線
103を“1”にして演算処理装置全体の動作を停止さ
せる。演算開始信号発生回路19は、演算装置17の処
理開始に必要なデータがすべて揃い、演算開始が可能に
なると“1”を送出する。モード指示F/F20は、マ
イクロ命令によって1ビットエラー訂正をするか、1ビ
ットエラーを訂正せずに演算処理装置全体を停止させる
かのいずれかのモードを設定する。1ビットエラー検出
時にモード指示F/F20の出力が“1”ならば、1ビ
ットエラー訂正を行わずに演算処理装置を停止させ、
“0”ならば、マイクロ命令の1ビットエラーの訂正を
行う。又、一般に1ビットエラー訂正で問題を起こすよ
うなマイクロ命令のステップは、命令間にまたがって存
在することはない。このためモード指示F/F20をリ
セットするステップを不要とし、演算開始信号でモード
指示F/F20をリセットすることも可能である。すな
わち演算開始信号発生回路19から“1”を送出する
と、モード指示F/F20は、リセットされ“0”にな
る。マイクロ命令によりモード指示F/F20に“1”
がセットされ、1ビットエラー検出・訂正回路16が、
読み出しレジスタ14から読み出したマイクロ命令に1
ビットエラーを検出すると、1ビットエラー検出信号線
101は、“1”となる。演算処理装置停止レジスタ1
8は、1ビットエラー検出信号線101とモード指示F
/F20の出力の論理積により“1”をセットされる。
処理停止信号線103は、“1”となり演算処理装置全
体を停止させる。
【0013】又、マイクロ命令によりモード指示F/F
20に“1”をセットしても演算開始信号発生回路19
が“1”を送出すると、モード指示F/F20はリセッ
トされ“0”となる。このとき1ビットエラー検出・訂
正回路16が読み出しレジスタ14から読み出したマイ
クロ命令に1ビットエラーを検出しても、演算処理装置
停止レジスタ18には、1ビットエラー検出信号線10
1とモード指示F/F20の出力の論理積により“0”
がセットされる。このため、演算処理装置停止F/F1
8の出力により演算処理装置全体を停止すること無く、
1ビットエラー検出・訂正回路16により1ビットエラ
ーを訂正し、アドレスレジスタ12の出力から1ビット
エラーを訂正したマイクロ命令を、信号線100を経由
して制御記憶10に書き込むのと同時に読み出しレジス
タ14にも書き込む。次に、演算装置17は、訂正した
マイクロ命令を読み出しレジスタ14から読み出し、演
算処理を再開する。同様にマイクロ命令によりモード指
示F/F20に“0”がセットされれば、1ビットエラ
ー検出・訂正回路16が読みだしレジスタ14から読み
出されたマイクロ命令に1ビットエラーを検出しても、
演算処理装置全体を停止することなく1ビットエラーを
訂正し演算を再開する。
20に“1”をセットしても演算開始信号発生回路19
が“1”を送出すると、モード指示F/F20はリセッ
トされ“0”となる。このとき1ビットエラー検出・訂
正回路16が読み出しレジスタ14から読み出したマイ
クロ命令に1ビットエラーを検出しても、演算処理装置
停止レジスタ18には、1ビットエラー検出信号線10
1とモード指示F/F20の出力の論理積により“0”
がセットされる。このため、演算処理装置停止F/F1
8の出力により演算処理装置全体を停止すること無く、
1ビットエラー検出・訂正回路16により1ビットエラ
ーを訂正し、アドレスレジスタ12の出力から1ビット
エラーを訂正したマイクロ命令を、信号線100を経由
して制御記憶10に書き込むのと同時に読み出しレジス
タ14にも書き込む。次に、演算装置17は、訂正した
マイクロ命令を読み出しレジスタ14から読み出し、演
算処理を再開する。同様にマイクロ命令によりモード指
示F/F20に“0”がセットされれば、1ビットエラ
ー検出・訂正回路16が読みだしレジスタ14から読み
出されたマイクロ命令に1ビットエラーを検出しても、
演算処理装置全体を停止することなく1ビットエラーを
訂正し演算を再開する。
【0014】
【発明の効果】以上説明したように、本発明は、読み出
したマイクロ命令に1ビットエラーを検出したとき1ビ
ットエラーを訂正するか、訂正せずに演算処理装置全体
を停止するかのモードをマイクロ命令で設定し、演算開
始信号によりモードをリセットする機能を持つことによ
り、1ビットエラー訂正動作に問題を起こすようなステ
ップでは1ビットエラー訂正による誤った演算結果が生
成され、それが他の演算に使用される前に演算処理装置
を停止してしまうことで、どのステップで誤った演算結
果が生成されたのか解析を可能とするという効果があ
り、1ビットエラー訂正動作に問題を起こさないステッ
プでは通常どうり1ビットエラーを自動訂正することに
より演算処理装置の停止を防ぎ演算処理を継続できると
いう効果があり、1ビットエラー訂正で問題を起こすよ
うなマイクロ命令のステップは一般に命令間にまたがっ
て存在することはないので演算開始信号でモードF/F
をリセットすることによりモードをリセットするステッ
プを不要とすることも可能となるという効果もある。
したマイクロ命令に1ビットエラーを検出したとき1ビ
ットエラーを訂正するか、訂正せずに演算処理装置全体
を停止するかのモードをマイクロ命令で設定し、演算開
始信号によりモードをリセットする機能を持つことによ
り、1ビットエラー訂正動作に問題を起こすようなステ
ップでは1ビットエラー訂正による誤った演算結果が生
成され、それが他の演算に使用される前に演算処理装置
を停止してしまうことで、どのステップで誤った演算結
果が生成されたのか解析を可能とするという効果があ
り、1ビットエラー訂正動作に問題を起こさないステッ
プでは通常どうり1ビットエラーを自動訂正することに
より演算処理装置の停止を防ぎ演算処理を継続できると
いう効果があり、1ビットエラー訂正で問題を起こすよ
うなマイクロ命令のステップは一般に命令間にまたがっ
て存在することはないので演算開始信号でモードF/F
をリセットすることによりモードをリセットするステッ
プを不要とすることも可能となるという効果もある。
【図1】本発明の一実施例のブロック図である。
【図2】従来の演算処理装置のブロック図である。
10 制御記憶 11,12 アドレスレジスタ 13,15 セレクタ 14 読み出しレジスタ 16 1ビットエラー検出・訂正回路 17 演算装置 18 演算処理装置停止F/F 19 演算開始信号発生回路 20 モード指示F/F 100 信号線 101 1ビットエラー検出信号線 102 1ビットエラー訂正信号線
Claims (2)
- 【請求項1】 マイクロ命令を記憶する制御記憶と、こ
の制御記憶から読み出したマイクロ命令の訂正可能エラ
ーを検出して訂正するエラー検出・訂正手段と、前記制
御記憶から読み出したマイクロ命令の制御で演算を実行
する演算装置とを含む演算処理装置において、前記制御
記憶から読み出したマイクロ命令によって訂正抑止モー
ドを設定するモード指示手段と、前記エラー検出・訂正
手段の訂正可能エラー検出時に前記訂正抑止モードが設
定されている場合には装置全体の動作を停止させる停止
手段とを備えることを特徴とする演算処理装置。 - 【請求項2】 請求項1の演算処理装置において、演算
装置の演算開始タイミングを指示する演算開始信号を発
行する演算開始信号発行手段を設け、モード指示手段は
前記演算開始信号を受信すると、エラー検出・訂正手段
の訂正可能エラー検出時に装置全体の動作を停止させる
訂正抑止モードの設定を解除することを特徴とする演算
処理装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4301053A JPH06149602A (ja) | 1992-11-11 | 1992-11-11 | 演算処理装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4301053A JPH06149602A (ja) | 1992-11-11 | 1992-11-11 | 演算処理装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH06149602A true JPH06149602A (ja) | 1994-05-31 |
Family
ID=17892296
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP4301053A Withdrawn JPH06149602A (ja) | 1992-11-11 | 1992-11-11 | 演算処理装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH06149602A (ja) |
-
1992
- 1992-11-11 JP JP4301053A patent/JPH06149602A/ja not_active Withdrawn
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 20000201 |