JPH0614908B2 - 肌荒れの定量化測定装置 - Google Patents

肌荒れの定量化測定装置

Info

Publication number
JPH0614908B2
JPH0614908B2 JP61310756A JP31075686A JPH0614908B2 JP H0614908 B2 JPH0614908 B2 JP H0614908B2 JP 61310756 A JP61310756 A JP 61310756A JP 31075686 A JP31075686 A JP 31075686A JP H0614908 B2 JPH0614908 B2 JP H0614908B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
skin
image
rough skin
change
area
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP61310756A
Other languages
English (en)
Other versions
JPS63161935A (ja
Inventor
栄治 新宅
憲子 鐙谷
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Lion Corp
Original Assignee
Lion Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Lion Corp filed Critical Lion Corp
Priority to JP61310756A priority Critical patent/JPH0614908B2/ja
Publication of JPS63161935A publication Critical patent/JPS63161935A/ja
Publication of JPH0614908B2 publication Critical patent/JPH0614908B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Measurement Of The Respiration, Hearing Ability, Form, And Blood Characteristics Of Living Organisms (AREA)
  • Measuring And Recording Apparatus For Diagnosis (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、皮膚の映像から画像解析により肌荒れを定量
化して測定する肌荒れの定量化測定装置に関するもので
ある。
[従来の技術] 皮膚に起こるいわゆる「肌荒れ」は、日常、多くの人が
度々意識、自覚する症状でありながら、その適格かつ簡
便な測定手法は未だ存在せず、軽微な症状の場合は、皮
膚科医を訪れることもないため、肌質と症状に合った適
切なクリームの塗布処置等を早急に行えず、その結果、
症状の悪化をまねくケースが少なくない。
従来、肌荒れの判定を行う場合、一般的には、皮膚科医
などによる目視判断に頼っているのが実状である。ま
た、顕微鏡的レベルの判定が要求される場合は、スン
プ、シリコン印象材などによるレプリカ法という間接的
破壊法があり、一部行われている実態顕微鏡による直接
観察においても、専門家の判断を助けるために、被験部
の拡大映像をモニター画面上に写し出すに過ぎない。
いずれにしても、これらの方法は、最終的には専門家に
よる計数値的な段階評価によるものであり、非熟練者が
計量値で簡便に肌荒れを判定する装置は皆無である。
さらに、化粧品メーカーが開発している肌分析装置につ
いても、肌荒れの定量化を目的とするものではなく、熟
練者による肌荒れの判断値(計数値)を一つの要因とし
て、肌全体ののコンディションを分析、推定しようとい
うものである。
[発明が解決しようとする問題点] 本発明の目的は、店頭などにおける顧客の肌荒れチェッ
ク、あるいはスキンケア・システムの一つとして、専門
家の判断を求める以前に、肌荒れの状態を非熟練者が簡
便に、しかも定量値として捉えて測定できるようにした
肌荒れの定量化測定装置を提供することにある。
[問題点を解決するための手段] 上記目的を達成するための本発明の肌荒れ定量化測定装
置は、皮膚における乾燥落屑性変化を検出し、それに基
づいて肌荒れを定量化して測定する測定装置であって、
入力光学系への偏光レンズの組込みにより光沢を除去し
た状態で皮膚映像を静止画像として撮像する画像入力装
置と、上記画像入力装置により撮像した画像における微
小領域の濃淡平均値に基づいてその微小領域ごとに定め
られる閾値により、上記画像を2値化し、乾燥落屑性変
化の起こっている領域の全体領域に占める面積の割合を
肌荒れ率として定量化する画像処理装置と、上記画像処
理装置による肌荒れの定量化の結果を出力する出力装置
とを備えたことを特徴とするものである。
[作用] 画像入力装置において偏光レンズにより光沢を分離除去
し、さらに画像処理装置において乾燥落屑性変化を含む
皮膚映像の移動平均処理により、映像の全体的な濃淡ム
ラを削除し、最終的には2値化手法により、目的の乾燥
落屑性変化の起こっている領域が分離抽出される。ま
た、分離抽出された上記領域の全体領域に占める面積率
を算出することにより、肌荒れ率が定量化される。
そのため、肌荒れの状態を非熟練者が簡便に定量値とし
て捉えることが可能になる。
[実施例] 以下に本発明の実施例を図面を参照しながら詳述する。
日常、度々経験する肌荒れの最も特徴的なパラメータで
あって、専門家が目視判断で捉えている肌荒れの形態学
的パラメータ(視覚情報)に、乾燥落屑性変化がある。
本発明に係る肌荒れ定量化測定装置は、上記乾燥落屑性
変化を検出して肌荒れを定量化しようとするものであ
り、第1図はその実施例の全体的な構成を示している。
即ち、同図に示す肌荒れ定量化測定装置は、皮膚映像を
静止画像として撮像する画像入力装置1と、その画像入
力装置によって得た画像の処理により肌荒れ率を定量化
する画像処理装置2と、上記定量化の結果を出力する出
力装置3とを主体として構成され、さらに画像処理装置
2に対して必要な動作の指示を入力するキーボード等の
入力装置4、前記画像入力装置1により撮像した皮膚映
像を表示する出力モニター5等が、必要に応じて付設さ
れる。
さらに具体的に説明すると、まず、上記画像入力装置1
は、肌荒れの最も特徴的なパラメータである乾燥落屑性
変化を含む皮膚映像を、静止画像として、直接、非破壊
で捉えられるカメラによって構成される。このカメラに
は、皮膚映像を目的に応じて肉眼倍率から500倍程度の
拡大像まで拡大できる倍率可変機構を備え、また肌荒れ
を検出する被験部を照明するため、一端を光源6に接続
したファイバースコープ7の他端を被験部に対設するよ
うに構成される。
上記皮膚映像は、乾燥落屑性変化が、周辺の正常な皮膚
表面映像に比べて強度の乱反射により顕著に明るく映る
情報として得られるため、特にカラー画像として得る必
要はなく、以下に説明する画像処理を簡単化するために
も、モノクロの濃淡画像が適している。
しかるに、上記乾燥落屑性変化に対しては光沢が外乱と
なり、映像的に濃淡データのみでは簡単に乾燥落屑性変
化を分離抽出することができないという問題がある。そ
のため、上記画像入力装置1における入力光学系8等へ
の偏光レンズ9,10の組込みにより、光沢を除去した状態
で皮膚映像を撮像可能に構成している。即ち、光沢の場
合は、いわゆる正反射光であるため、偏光レンズを用い
ることにより、低コストで十分にカットすることができ
る。
上記画像入力装置1によって撮像した画像を処理するこ
とにより肌荒れ率を定量化する画像処理装置2は、以下
に説明するような画像処理をソフトウエアによって行う
パーソナル・コンピュータ等によって構成されるが、同
様な処理を行うハードウエアによって構成することもで
きる。
画像処理装置2には、まず、周辺の正常な皮膚表面画像
に比べて強度の乱反射により顕著に明るく映る領域を落
屑として認識させるが、落屑領域と認識させるための濃
淡の判断基準である閾値の設定において、次のような問
題がある。
即ち、被験体である皮膚の観察部位に対してほぼ均一な
照明を行い、正常皮膚表面と落屑部位のそれぞれにおい
てほぼ一定の明るさが得られる場合には、観察部位の画
像において同じ濃淡階調をもつ画素数の分布をとると、
第2図に示すように、濃淡ヒストグラムが明確な双峰性
を示すことになる。
しかしながら、被験体である皮膚には、極めて複雑な起
伏があり、しかも個人差がかなりあることから、観察部
位全体に均一な照明を与えることは困難であり、その結
果、濃淡ヒストグラムは通常は明確な双峰性を示さず、
閾値の設定が困難になる。
そこで、上記画像処理装置2において、落屑部位と周辺
の正常な皮膚表面との相対的な濃淡落差を多数の微小領
域ごとに捉え、落屑を認識する濃淡判断基準を各微小領
域により異るものとし、それらの各微小領域ごとに適切
な閾値(浮動閾値)を設定することにより、乾燥落屑性
変化を適切に抽出できるようにしている。
この閾値は、画像における微小領域の濃淡平均値に基づ
いて、その微小領域ごとに定められるもので、例えば、
画像におけるX軸上の画素の濃淡が第3図のような分布
を示す場合、適宜の領域1〜3を設定して、同図中に示
すような各領域ごとの濃淡平均値(移動平均値)または
それを基礎とした適切な値を閾値として設定すれば、乾
燥落屑性変化を適切に抽出することが可能になる。上記
濃淡平均値は、m×nの画素からなる2次元的な領域に
おける移動平均値としても求めることができる。
さらに、このような移動平均値を閾値またはその基準と
する場合に、移動平均を行う領域をどの程度の大きさに
設定するかという問題があり、この大きさの設定が不適
切な場合には、乾燥落屑性変化の適切な抽出を行うこと
ができなくなる。しかしながら、上記領域をどの程度の
大きさに設定するかは、適宜の設定により落屑と判断さ
れた部分を他の手段で実測した値と比較し、それらの一
致性を検証することにより、適切に設定すべきである。
この場合に、上記濃淡平均値に適当なオフセットを加え
ることを考慮してもよい。
このような移動平均値に基づいて微小領域ごとに定めら
れる閾値により、上記画像における各画素の濃淡を2値
化し、乾燥落屑性変化の起こっている領域の全体領域に
占める面積の割合を求めれば、それを肌荒れ率として、
肌荒れの状態を定量化することができる。
出力装置3は、上記画像処理装置2による肌荒れの定量
化の結果を何らかの手段で出力するものであればよい。
図示した出力装置3は、パーソナル・コンピュータによ
って構成した画像処理装置2のオペレーション・モニタ
ーを示している。
上記構成を有する肌荒れ定量化測定装置によれば、偏光
レンズにより光沢を分離除去し、さらに映像の移動平均
処理により映像の全体的な濃淡ムラを削除し、最終的に
は2値化手法により、目的の乾燥落屑性変化の起こって
いる領域を分離抽出することができる。また、分離抽出
された上記領域の全体領域に占める面積率を算出するこ
とにより、肌荒れ率を定量化することができる。
[発明の効果] 以上に詳述した本発明の肌荒れ定量化測定装置によれ
ば、次のような効果を期待することができる。
肌荒れの初期段階の皮膚形態学的な微妙な変化を定量
値として捉えられ、症状の進行を防ぐべく市販クリーム
等の処置をとる状態、タイミングが明確になる。
肌荒れ防止、あるいは治癒を目的とする薬品、化粧
品、医薬部外品の開発において、その効果確認が微差に
おいても感度よく定量化できることより、これら商品の
開発への寄与は大なるものがある。
非熟練者が計量値で簡便に肌荒れを捉えることができ
る。
非破壊で肌荒れが捉えられるため、再度の観察あるい
はその後の経時変化の状態把握を行うことができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明に係る肌荒れの定量化測定装置の構成
図、第2図は皮膚映像の濃淡ヒストグラムの双峰性につ
いての説明図、第3図は微小領域における画素の濃淡平
均値についての説明図である。 1……画像入力装置、2……画像処理装置、3……出力
装置、8……入力光学系、9,10……偏光レンズ。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】皮膚における乾燥落屑性変化を検出し、そ
    れに基づいて肌荒れを定量化して測定する測定装置であ
    って、 入力光学系への偏光レンズの組込みにより光沢を除去し
    た状態で皮膚映像を静止画像として撮像する画像入力装
    置と、 上記画像入力装置により撮像した画像における微小領域
    の濃淡平均値に基づいてその微小領域ごとに定められる
    閾値により、上記画像を2値化し、乾燥落屑性変化の起
    こっている領域の全体領域に占める面積の割合を肌荒れ
    率として定量化する画像処理装置と、 上記画像処理装置による肌荒れの定量化の結果を出力す
    る出力装置と、 を備えたことを特徴とする肌荒れの定量化測定装置。
JP61310756A 1986-12-26 1986-12-26 肌荒れの定量化測定装置 Expired - Lifetime JPH0614908B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP61310756A JPH0614908B2 (ja) 1986-12-26 1986-12-26 肌荒れの定量化測定装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP61310756A JPH0614908B2 (ja) 1986-12-26 1986-12-26 肌荒れの定量化測定装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS63161935A JPS63161935A (ja) 1988-07-05
JPH0614908B2 true JPH0614908B2 (ja) 1994-03-02

Family

ID=18009099

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP61310756A Expired - Lifetime JPH0614908B2 (ja) 1986-12-26 1986-12-26 肌荒れの定量化測定装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0614908B2 (ja)

Families Citing this family (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2918575B2 (ja) * 1989-09-30 1999-07-12 鐘紡株式会社 皮膚状態の評価方法およびそれに用いる装置
WO2009123068A1 (ja) 2008-04-01 2009-10-08 国立大学法人豊橋技術科学大学 判別フィルタリング装置、対象物の判別方法、および判別フィルタリング装置のフィルタの設計方法
JP5330076B2 (ja) * 2009-04-27 2013-10-30 株式会社 資生堂 「肌あれ」のリスク評価法
JP6854702B2 (ja) * 2017-05-23 2021-04-07 花王株式会社 肌荒れ評価方法及び肌荒れ評価装置
JP6850194B2 (ja) * 2017-05-23 2021-03-31 花王株式会社 肌状態評価方法及び肌状態評価装置

Also Published As

Publication number Publication date
JPS63161935A (ja) 1988-07-05

Similar Documents

Publication Publication Date Title
Binder et al. Epiluminescence microscopy-based classification of pigmented skin lesions using computerized image analysis and an artificial neural network
TWI399534B (zh) And a defect inspection device for performing defect inspection using image analysis
KR101687417B1 (ko) 피부 결함을 특징짓는 방법 및 장치와 화장품, 피부과학적 또는 약리학적 제제를 사용하는 피부 결함에 대한 효과적인 치료 방법
TWI454736B (zh) 肌膚之紋理及/或皺紋之鑑別法及鑑別裝置、肌膚之鑑別程式、以及皮膚外用劑之選擇方法
US7558416B2 (en) Apparatus and method for measuring photodamage to skin
JP3236731B2 (ja) 皮膚表面解析システム及び皮膚表面解析方法
KR101672047B1 (ko) 색소 반점을 특징짓는 방법 및 장치, 그리고 화장품, 피부과학적 또는 약리학적 제품의 색소 또는 탈색소 효과를 평가하는 방법에 그의 적용
JP2009509708A (ja) 肌の欠陥部の特性評価を行う方法及び装置並びに化粧製品の老化防止効果を評価する方法
JP2006142005A (ja) 肌状態診断システムおよび美容のためのカウンセリングシステム
JP4872399B2 (ja) 偽造指紋判別機能を備えた指紋像入力装置
EP2084499A2 (en) Apparatus and method for analyzing skin using l*a*b* colorspace
Celik et al. Bioimage informatics approach to automated meibomian gland analysis in infrared images of meibography
Hamer et al. Validation of image analysis techniques to measure skin aging features from facial photographs
JP4071891B2 (ja) 毛髪診断システム
Ayala et al. Granulometric moments and corneal endothelium status
Burroni et al. Impact of digital dermoscopy analysis on the decision to follow up or to excise a pigmented skin lesion: a multicentre study
JPH09131323A (ja) 皮膚表面解析装置及び皮膚表面評価方法
JPH0614908B2 (ja) 肌荒れの定量化測定装置
JP2006061170A (ja) 皮膚の鑑別法
US6845178B1 (en) Automatic separation of subject pixels using segmentation based on multiple planes of measurement data
JP2944309B2 (ja) 皮膚表面形態特徴検出方法
JP2007020956A (ja) 撮像プローブ
JP3051778B2 (ja) 皺計測システム
KR100778370B1 (ko) 표면 색채 분석 시스템 및 그 방법
JPH06189942A (ja) 皮膚表面解析システム及び皮膚表面解析方法