JPH06147504A - 暖房装置 - Google Patents

暖房装置

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Publication number
JPH06147504A
JPH06147504A JP11634992A JP11634992A JPH06147504A JP H06147504 A JPH06147504 A JP H06147504A JP 11634992 A JP11634992 A JP 11634992A JP 11634992 A JP11634992 A JP 11634992A JP H06147504 A JPH06147504 A JP H06147504A
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JP
Japan
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floor
hot water
joists
hollow layer
bathtub
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Pending
Application number
JP11634992A
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English (en)
Inventor
Koichi Tamura
公一 田村
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Individual
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  • Steam Or Hot-Water Central Heating Systems (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 低廉な工事費で設置が可能であり、しかも低
廉な運転費用で運転可能な床暖房装置を提供する。 【構成】 部屋を取り囲む面である天井、壁、床のいず
れか一以上の面内部に中空層を設け、前記中空層内に浴
槽中の温水を循環させる送湯管を配設する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は暖房装置に係り、特に、
一般住宅用の床暖房として好適な浴槽中の温水を利用し
た暖房装置に関する。
【0002】
【従来の技術】室内を暖房するには床を暖めて、室中の
空気を下方から暖めることが最も効果的かつ快適であ
る。従来より、住宅用の床暖房装置はとして、熱源とし
て温水を用いたものが知られている。これは、例えば図
5〜図8に示されるように、内部に送湯管51が配設さ
れたフロアパネル50を、送湯管51どうしが接続され
るように配列するものである。このフロアパネル50は
根太間52に配置され、部屋の略全体の床内に温水を供
給し、温水によって暖房するものである。そして、フロ
アパネル50の上面の床の表面には、仕上げ材である木
製フローリング53等が敷設される。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上述した従来
の床暖房装置では、床暖房の利点は充分に認められなが
らも、施工する部屋の床面積の70〜80%以上の部分
に高価な床暖房用フロアパネルを敷設して配管工事をし
た後、さらに表面の床仕上工事を行なう必要がある。ま
た、温水を加熱、保温するための専用の熱源を必要と
し、暖房時にはこの熱源を稼働させる必要がある。
【0004】このため、従来の暖房装置は工事費、機械
代等のイニシャルコストや、熱源の稼働のための運転コ
ストが極めて高く、敬遠されがちであった。本発明は上
述した問題点を解決するためになされたものであり、低
廉な工事費で設置が可能であり、しかも低廉な運転費用
で運転可能な床暖房装置を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】そこで、本発明の暖房装
置は、部屋を取り囲む面である天井、壁、床のいずれか
一以上の面内部に中空層を設け、前記中空層内に浴槽中
の温水を循環させる送湯管を配設するように構成した。
【0006】
【作用】以上のように構成した本発明によれば、床等の
面内部に配設された送湯管により浴槽中の温水が循環さ
れ、床等の面が暖められる。また、壁面や天井内に同様
の配管路を形成した場合も同様である。
【0007】また、本発明の暖房装置によれば、送湯管
が配設された高価な床暖房用フロアパネルや専用の熱源
を必要とせず、既存の、床下構造や浴槽設備を利用する
ものであるので、工事費、機械代等のイニシャルコスト
の低減を図ることが可能になる。
【0008】さらに、入浴のために浴槽中の温水が加熱
されていれば、保温のために必要な加熱のみで暖房を行
うことができるため、運転コストの低減を図ることが可
能になる。
【0009】
【実施例】以下、図面を参照して本発明の実施例につい
て説明する。図1〜図3は本発明に係る暖房装置10を
示す。
【0010】図1〜図3においては、床内部に中空層1
1が形成され、この中空層11内には浴槽中の温水を循
環させる送湯管30が配設されている。中空層11を形
成する下面は、図2に示されるように、大引15の上に
根太16を設け、この根太16の上部に断熱材17を挿
入し、その上面に下張り床板18を張ることにより形成
される。この場合、断熱材17としては厚さ25mmの
スタイロフォーム等が、下張り床材18としてはベニア
板又はセメントサイディング等が用いられる。
【0011】下貼り床材18の外周には、間隙部を生じ
ないように外周用小根太19が接着剤により固定されて
おり、この外周用小根太19の外側は、より暖房効率を
高めるためにスタイロフォーム等の断熱材20により包
囲されている。そして、この断熱材20は、柱21間に
形成された外壁体22により包囲されている。
【0012】下貼り床材18上には、複数の小根太21
が一定間隔を配して千鳥状に配置されており、配管路2
2が形成されている。また、この小根太21の上部には
仕上床材23が設置されて配管路22を密封し、中空層
11を形成している。
【0013】尚、マンション等の鉄筋コンクリートの建
物では、下貼り材を設けず、これを既設のコンクリート
床が兼ねることができる。また、コンクリート床の上に
根太を設置して仕上げ床材との間に空間を生じさせる構
造のものでは、そのまま該空間を利用することができ
る。
【0014】さらに、ツーバイフォー住宅のような二重
貼り床のものについては、上下の床の間に空間を生じさ
せて中空層を形成することにより本発明を実施すること
が可能になる。
【0015】配管路22上には、送湯管30が配管路2
2に沿って蛇行して配設されている。この送湯管30の
両端はポンプPを介して浴槽35の強制循環用風呂釜循
環口36に接続されており、風呂釜37により加熱され
た浴槽35中の温水をポンプPにより送湯管30内で循
環させることができる。この送湯管30としては、熱に
強く加工が容易で耐久性も良い銅管を用いることが好ま
しい。送湯管30の内径は、暖房する部屋の面積等に応
じて適宜選択されるが、一般には内径が12.7〜1
5.2mm程度のものが用いられる。
【0016】送湯管30が曲折している部分において
は、曲がり用ソケット(エルボ)をできるだけ使用せ
ず、軟銅管を曲折し、緩やかな大曲りにすることが好ま
しい。これによって、内部の温水の流れを円滑にするこ
とができる。また、送湯管30の配管路22外に配設さ
れる部分は全て断熱材により外側面を覆い、内部を流れ
る温水の保温を行うことが望ましい。
【0017】浴槽35及び風呂釜37は、一般の家庭に
配置されているものをそのまま使用することができる。
この場合、風呂釜37の蓋としては、断熱性の良い蓋材
を用いることが好ましく、あるいはスタイロフォーム板
等断熱性の良い材質を浴槽の水面に浮かべておくことが
好ましい。これによって、浴槽35中の温水が冷却され
るのが防止され、効果的な暖房を行うことが可能にな
る。
【0018】また、上述した構成の暖房装置10におい
ては、冬期に送湯管中の水が凍結して、送湯管30が破
裂するのを防止するため送湯管30中の水は抜き出され
るのが好ましい。また、特に寒い地方で使用する場合に
は、送湯管に冷却防止のヒータ(図示せず)を備えるこ
とが好ましい。
【0019】本発明の暖房装置10においては、風呂釜
37及びポンプPを操作するためのリモコンが部屋の壁
に設置されている。これによって、使用者は部屋の中か
ら暖房を付けたり、止めたりすることが可能になる。ま
た、リモコンにタイマーを取り付けると効率的な暖房を
行うことが可能になる。
【0020】上述した構成において、ポンプPを作動さ
せると、浴槽35中の温水は送湯管30内を循環し、配
管路22内部に配設された送湯管30の放熱により床が
暖められる。浴槽35中の水の温度が低い場合には、風
呂釜37により浴槽35中の水の加熱を行う。
【0021】次に、本発明の他の実施例について説明す
る。図4は、本発明の他の実施例を説明するための図で
ある。図4において、床面内に設けた中空層は2つに分
割され第1配管路41、第2配管路42を形成してい
る。この分割した第1配路管41、第2配路管42に
は、それぞれ、1本の送湯管43が分岐した第1送湯管
43a、第2送湯管43bが配設されている。このよう
な構成においては、中空層は、仕切り板44で区切ら
れ、それぞれ独立した空間となっているから、それぞれ
の配管路41、42に配設された送湯管43a、43b
を流れる温水により、一つの部屋の分割された対応部分
を暖めることになり、広い部屋であっても効果的な暖房
が可能である。また、このような構成を採用することに
より、送湯管の分岐路を部屋の中央部に集中させること
が可能になり、通常、家具等が設置される部屋の端部で
はなく、人が居住する部屋の中央部を最も暖かくするこ
とが可能になる。
【0022】本実施例において、その他の構成は先に説
明した実施例と同一であるため、その説明は省略する。
【0023】
【発明の効果】以上のように構成した本発明によれば、
既存の浴槽設備を利用することにより工事費、機械代等
のイニシャルコストが低く、入浴のため加熱された浴槽
中の温水を利用することにより運転コストの低い暖房装
置を提供することが可能になるという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明に係る暖房装置を説明するための平面
図。
【図2】 本発明に係る暖房装置を説明するための断面
図。
【図3】 本発明に係る暖房装置の概略を示す図。
【図4】 本発明に係る暖房装置の他の実施例を示す
図。
【図5】 従来の床暖房用フロアパネルを示す斜視図。
【図6】 従来の床暖房装置の概略を示す平面図。
【図7】 従来の床暖房装置の概略を示す断面図。
【図8】 従来の床暖房装置の概略を示す斜視図。
【符号の説明】
10・・・暖房装置 11・・・中空層 30・・・送湯管 35・・・浴槽

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 部屋を取り囲む面である天井、壁、床の
    いずれか一以上の面内部に中空層を設け、前記中空層内
    に浴槽中の温水を循環させる送湯管を配設したことを特
    徴とする暖房装置。
JP11634992A 1992-05-08 1992-05-08 暖房装置 Pending JPH06147504A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP11634992A JPH06147504A (ja) 1992-05-08 1992-05-08 暖房装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP11634992A JPH06147504A (ja) 1992-05-08 1992-05-08 暖房装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH06147504A true JPH06147504A (ja) 1994-05-27

Family

ID=14684757

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP11634992A Pending JPH06147504A (ja) 1992-05-08 1992-05-08 暖房装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH06147504A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2015072082A (ja) * 2013-10-03 2015-04-16 三菱樹脂インフラテック株式会社 冷暖房用放熱パネル

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2015072082A (ja) * 2013-10-03 2015-04-16 三菱樹脂インフラテック株式会社 冷暖房用放熱パネル

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