JPH06147432A - 燃焼装置 - Google Patents
燃焼装置Info
- Publication number
- JPH06147432A JPH06147432A JP31650092A JP31650092A JPH06147432A JP H06147432 A JPH06147432 A JP H06147432A JP 31650092 A JP31650092 A JP 31650092A JP 31650092 A JP31650092 A JP 31650092A JP H06147432 A JPH06147432 A JP H06147432A
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- Japan
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- flame
- combustion
- gas
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 濃淡燃焼方式の燃焼装置において、両端部の
火炎を安定化し、未燃ガスの発生をなくす。 【構成】 淡ガス炎孔５を形成する外管２の内部に濃ガ
ス炎孔７を形成する内管３を設けて燃焼管を構成し、内
管の上部側壁に補炎を形成する減圧壁１０を設けたもの
において、燃焼管の長手方向両端部の減圧壁を拡げて拡
開部１３を設け、この拡開部が淡ガス炎孔の両端に形成
されるようにする。 【効果】 燃焼管の両端部は濃側火炎で淡側火炎を囲む
ようになり、淡側火炎の安定性を良くし、未燃ガスの発
生をなくすことができる。
火炎を安定化し、未燃ガスの発生をなくす。 【構成】 淡ガス炎孔５を形成する外管２の内部に濃ガ
ス炎孔７を形成する内管３を設けて燃焼管を構成し、内
管の上部側壁に補炎を形成する減圧壁１０を設けたもの
において、燃焼管の長手方向両端部の減圧壁を拡げて拡
開部１３を設け、この拡開部が淡ガス炎孔の両端に形成
されるようにする。 【効果】 燃焼管の両端部は濃側火炎で淡側火炎を囲む
ようになり、淡側火炎の安定性を良くし、未燃ガスの発
生をなくすことができる。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、低ＮＯｘで、かつ、安
定した燃焼を得ることができる燃焼装置に関するもので
ある。
定した燃焼を得ることができる燃焼装置に関するもので
ある。
【０００２】
【従来の技術】従来の湯沸器等家庭用燃焼器具の燃焼装
置はブンゼン燃焼方式が主流であるが、従来のこの種燃
焼装置は局所的高温域を発生してＮＯｘの発生値が高い
欠点を有していた。
置はブンゼン燃焼方式が主流であるが、従来のこの種燃
焼装置は局所的高温域を発生してＮＯｘの発生値が高い
欠点を有していた。
【０００３】これを改善するものとして濃淡燃焼方式が
あり、ＮＯｘの低減に有効なものである。本出願人はさ
きに低ＮＯｘで安定した燃焼を得ることができる濃淡燃
焼方式の燃焼装置を提案した。即ち、淡ガスを生成し上
面に淡ガス炎孔を形成する外管の内部に、間隙を存して
濃ガスを生成し上面に濃ガス炎孔を形成する内管を設け
て燃焼管を構成したものである。（特願平３−５９４４
０号参照）
あり、ＮＯｘの低減に有効なものである。本出願人はさ
きに低ＮＯｘで安定した燃焼を得ることができる濃淡燃
焼方式の燃焼装置を提案した。即ち、淡ガスを生成し上
面に淡ガス炎孔を形成する外管の内部に、間隙を存して
濃ガスを生成し上面に濃ガス炎孔を形成する内管を設け
て燃焼管を構成したものである。（特願平３−５９４４
０号参照）
【０００４】これにより、淡ガス炎孔面に形成される淡
側火炎を、濃ガス炎孔面に形成される濃側火炎の保炎効
果によって安定に燃焼させることができ低ＮＯｘ化を達
成できる。
側火炎を、濃ガス炎孔面に形成される濃側火炎の保炎効
果によって安定に燃焼させることができ低ＮＯｘ化を達
成できる。
【０００５】
【発明が解決しようとする課題】ところが、前述の燃焼
管において、その長手方向両端部付近は淡ガス量に対し
て濃ガス量が少なく、保炎能力の低下で火炎のリフティ
ングが生じやすくて安定性が悪く未燃ガスが出るという
問題があった。
管において、その長手方向両端部付近は淡ガス量に対し
て濃ガス量が少なく、保炎能力の低下で火炎のリフティ
ングが生じやすくて安定性が悪く未燃ガスが出るという
問題があった。
【０００６】本発明は、上記問題点を解決し、燃焼管両
端部の淡側火炎を安定化し、未燃ガスの発生をなくし
て、低ＮＯｘで安定性、燃焼性が良好な燃焼装置の提供
を目的とするものである。
端部の淡側火炎を安定化し、未燃ガスの発生をなくし
て、低ＮＯｘで安定性、燃焼性が良好な燃焼装置の提供
を目的とするものである。
【０００７】
【課題を解決するための手段】本発明は上記目的を達成
するために、淡ガスを生成し上面に淡ガス炎孔を形成す
る外管の内部に、間隙を存して濃ガスを生成し上面に濃
ガス炎孔を形成する内管を設けて燃焼管を構成し、内管
の上部側壁に補炎間隙を存して補炎を形成する減圧壁を
設けたものにおいて、前記燃焼管の長手方向両端部の減
圧壁を外方に拡げて拡開部を設け、この拡開部が淡ガス
炎孔の両端に形成されるようにしたことを特徴としてい
る。
するために、淡ガスを生成し上面に淡ガス炎孔を形成す
る外管の内部に、間隙を存して濃ガスを生成し上面に濃
ガス炎孔を形成する内管を設けて燃焼管を構成し、内管
の上部側壁に補炎間隙を存して補炎を形成する減圧壁を
設けたものにおいて、前記燃焼管の長手方向両端部の減
圧壁を外方に拡げて拡開部を設け、この拡開部が淡ガス
炎孔の両端に形成されるようにしたことを特徴としてい
る。
【０００８】
【作用】燃焼管の内管内で生成した濃ガスは濃ガス炎孔
上に濃側火炎を形成すると共に、減圧壁との間隙に補炎
を形成する。又、外管内で生成した淡ガスは淡ガス炎孔
上に淡側火炎を形成し、濃側火炎の保炎効果により燃焼
を安定させる。このとき、燃焼管の長手方向両端部にお
いては、濃ガス量が少なくなり濃側火炎の保炎能力が低
下するが、減圧壁の両端に拡開部が設けられ、淡ガス炎
孔の両端に拡開部が形成されるので、濃側火炎が横方向
に拡がって濃側火炎のみとなり、この燃焼管を複数並設
することにより濃側火炎で淡側火炎を囲むような形にな
る。このため、両端の淡側火炎の安定性が良くなると共
に未燃ガスの発生をなくすことができ燃焼性が良好にな
る。
上に濃側火炎を形成すると共に、減圧壁との間隙に補炎
を形成する。又、外管内で生成した淡ガスは淡ガス炎孔
上に淡側火炎を形成し、濃側火炎の保炎効果により燃焼
を安定させる。このとき、燃焼管の長手方向両端部にお
いては、濃ガス量が少なくなり濃側火炎の保炎能力が低
下するが、減圧壁の両端に拡開部が設けられ、淡ガス炎
孔の両端に拡開部が形成されるので、濃側火炎が横方向
に拡がって濃側火炎のみとなり、この燃焼管を複数並設
することにより濃側火炎で淡側火炎を囲むような形にな
る。このため、両端の淡側火炎の安定性が良くなると共
に未燃ガスの発生をなくすことができ燃焼性が良好にな
る。
【０００９】
【実施例】図１は本発明の一実施例を示す要部斜視図、
図２は図１のＡ−Ａ要部断面図である。
図２は図１のＡ−Ａ要部断面図である。
【００１０】１は外管２および内管３で構成した燃焼管
で、外管２の内部に淡ガス通路を形成する間隙４を存し
て内管３を設けてあり、外管２の内部で淡ガスを生成
し、その上面に淡ガス炎孔５を仕切板６により形成する
と共に、内管３の内部で濃ガスを生成し、その上面に濃
ガス炎孔７を形成してある。８は外管２の下部に設けた
空気口、９は通孔、１０は内管３の上部側壁に補炎間隙
１１を存して設けた減圧壁で、内管３に設けた通孔１２
から流通する濃ガスを補炎間隙１１で燃焼させ補炎を形
成する。１３は燃焼管１の長手方向両端部の減圧壁１０
に、この減圧壁１０両端部を外方に拡げて設けた拡開部
で、隣接する燃焼管１両端部の減圧壁１０の拡開部１３
と接するようにし、淡ガス炎孔５の両端に拡開部１３が
形成されるようにしてある。
で、外管２の内部に淡ガス通路を形成する間隙４を存し
て内管３を設けてあり、外管２の内部で淡ガスを生成
し、その上面に淡ガス炎孔５を仕切板６により形成する
と共に、内管３の内部で濃ガスを生成し、その上面に濃
ガス炎孔７を形成してある。８は外管２の下部に設けた
空気口、９は通孔、１０は内管３の上部側壁に補炎間隙
１１を存して設けた減圧壁で、内管３に設けた通孔１２
から流通する濃ガスを補炎間隙１１で燃焼させ補炎を形
成する。１３は燃焼管１の長手方向両端部の減圧壁１０
に、この減圧壁１０両端部を外方に拡げて設けた拡開部
で、隣接する燃焼管１両端部の減圧壁１０の拡開部１３
と接するようにし、淡ガス炎孔５の両端に拡開部１３が
形成されるようにしてある。
【００１１】このように構成した燃焼装置は、燃焼時、
内管３内で濃ガスを生成し、濃ガス炎孔７上面に濃側火
炎を形成すると共に、補炎間隙１１に補炎を形成する。
又、外管２内で通孔９からの濃ガスと空気口８からの空
気を混合して淡ガスを生成し、淡ガス炎孔５上面に淡側
火炎を形成して濃側火炎の保炎効果によって燃焼を安定
させる。このとき、燃焼管１の長手方向両端部は、安価
に製造できる板金プレスバ−ナとする場合、どうしても
通路抵抗等のため淡ガス量に対して濃ガス量が少なくな
り、濃側火炎の保炎能力が低下するが、両端部分の減圧
壁１０を拡げて拡開部を設けたので、この部分に形成さ
れる濃側火炎が横方向に拡がって濃側火炎のみとなり、
この燃焼管１を図１のように複数並設することにより、
濃側火炎で淡側火炎を囲む様な形となる。このため、両
端の淡側火炎の安定性を良くすると共に未燃ガスの発生
をなくすことができ燃焼性を良くすることができる。
内管３内で濃ガスを生成し、濃ガス炎孔７上面に濃側火
炎を形成すると共に、補炎間隙１１に補炎を形成する。
又、外管２内で通孔９からの濃ガスと空気口８からの空
気を混合して淡ガスを生成し、淡ガス炎孔５上面に淡側
火炎を形成して濃側火炎の保炎効果によって燃焼を安定
させる。このとき、燃焼管１の長手方向両端部は、安価
に製造できる板金プレスバ−ナとする場合、どうしても
通路抵抗等のため淡ガス量に対して濃ガス量が少なくな
り、濃側火炎の保炎能力が低下するが、両端部分の減圧
壁１０を拡げて拡開部を設けたので、この部分に形成さ
れる濃側火炎が横方向に拡がって濃側火炎のみとなり、
この燃焼管１を図１のように複数並設することにより、
濃側火炎で淡側火炎を囲む様な形となる。このため、両
端の淡側火炎の安定性を良くすると共に未燃ガスの発生
をなくすことができ燃焼性を良くすることができる。
【００１２】尚、この燃焼管１を複数並設しない場合で
も、長手方向両端部における淡側火炎のリフティングが
無くなるため未燃ガスの発生を防止することができる。
も、長手方向両端部における淡側火炎のリフティングが
無くなるため未燃ガスの発生を防止することができる。
【００１３】
【発明の効果】本発明は以上のように、燃焼管の長手方
向両端部の減圧壁に拡開部を設け、この拡開部が淡ガス
炎孔の両端に形成されるようにしたので、燃焼管の両端
部は濃側火炎で淡側火炎の安定性を良くすると共に未燃
ガスの発生をなくし、燃焼性を良好にする。更に、この
燃焼管を複数並設すると濃側火炎で淡側火炎を囲むよう
になり、淡側火炎の安定性は一層顕著に向上する。従っ
て、濃淡燃焼による低ＮＯｘ化を達成すると共に、安定
性、燃焼性の良い燃焼装置を提供することができる。
向両端部の減圧壁に拡開部を設け、この拡開部が淡ガス
炎孔の両端に形成されるようにしたので、燃焼管の両端
部は濃側火炎で淡側火炎の安定性を良くすると共に未燃
ガスの発生をなくし、燃焼性を良好にする。更に、この
燃焼管を複数並設すると濃側火炎で淡側火炎を囲むよう
になり、淡側火炎の安定性は一層顕著に向上する。従っ
て、濃淡燃焼による低ＮＯｘ化を達成すると共に、安定
性、燃焼性の良い燃焼装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図１】本発明の一実施例を示す要部斜視図である。
【図２】図１のＡ−Ａ要部断面図である。
１ 燃焼管 ２ 外管 ３ 内管 ４ 間隙 ５ 淡ガス炎孔 ７ 濃ガス炎孔 １０ 減圧壁 １１ 補炎間隙 １３ 拡開部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 植田 英雄 兵庫県神戸市中央区明石町32番地株式会社 ノ−リツ内
Claims (1)
- 【請求項１】 淡ガスを生成し上面に淡ガス炎孔を形成
する外管の内部に、間隙を存して濃ガスを生成し上面に
濃ガス炎孔を形成する内管を設けて燃焼管を構成し、内
管の上部側壁に補炎間隙を存して補炎を形成する減圧壁
を設けたものにおいて、前記燃焼管の長手方向両端部の
減圧壁を外方に拡げて拡開部を設け、この拡開部が淡ガ
ス炎孔の両端に形成されるようにしたことを特徴とする
燃焼装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP4316500A JP3049975B2 (ja) | 1992-10-30 | 1992-10-30 | 燃焼装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP4316500A JP3049975B2 (ja) | 1992-10-30 | 1992-10-30 | 燃焼装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH06147432A true JPH06147432A (ja) | 1994-05-27 |
| JP3049975B2 JP3049975B2 (ja) | 2000-06-05 |
Family
ID=18077798
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP4316500A Expired - Fee Related JP3049975B2 (ja) | 1992-10-30 | 1992-10-30 | 燃焼装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP3049975B2 (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN105485681A (zh) * | 2014-10-01 | 2016-04-13 | 林内株式会社 | 燃烧器 |
-
1992
- 1992-10-30 JP JP4316500A patent/JP3049975B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN105485681A (zh) * | 2014-10-01 | 2016-04-13 | 林内株式会社 | 燃烧器 |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JP3049975B2 (ja) | 2000-06-05 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |