JPH06147345A - 電磁弁 - Google Patents

電磁弁

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JPH06147345A
JPH06147345A JP12976292A JP12976292A JPH06147345A JP H06147345 A JPH06147345 A JP H06147345A JP 12976292 A JP12976292 A JP 12976292A JP 12976292 A JP12976292 A JP 12976292A JP H06147345 A JPH06147345 A JP H06147345A
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solenoid valves
pressure chamber
pressure
solenoid valve
housing
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Yukio Hosoya
幸生 細谷
Takashi Fukushiro
敬 福代
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Nisshinbo Holdings Inc
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Nisshinbo Industries Inc
Nisshin Spinning Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 電磁弁の小型軽量化と電磁弁の加工工程
数の低減を図かること。 【構成】 取付部材10の収容孔11に一対の電磁
弁20、20を相対向させて内挿すると共に、一対の電
磁弁20、20の各々の弁機構を一体共有のハウジング
21内に設けた。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は例えば車両の各種流体路
を開閉して圧力の制御に用いられる電磁弁に関する。
【0002】
【従来の技術】励磁により弁機構を開閉する電磁弁とし
ては、励磁により流体路を開く常閉式と、励磁により流
体路を閉じる常開式が知られており、使用目的に応じて
使い分けられている。例えば車両の車輪情報を基に車輪
の制動液圧を制御するアンチロックブレーキシステムや
トラクションコントロールシステムにおいては、各車輪
毎に常開式と常閉式の電磁弁が組み込まれている。この
ように複数の電磁弁を取付部材に組み込む場合は、横二
列に配設するのが普通である。
【0003】
【発明が解決しようとする問題点】前記した従来の電磁
弁にあっては次のような問題点がある。
【0004】<イ> 電磁弁の配設数が増すほど、取付
部材の外形が大きくなって重量が増すうえに、狭小空間
域においては配置が難しくなる。
【0005】<ロ> 各電磁弁毎に収容孔や圧力室及び
流体路を製作しなければならず、加工工程数が多い。
【0006】
【本発明の目的】本発明は以上の問題点を解決するため
になされたもので、その目的とするところは、小型軽量
化と加工工程数の低減が図れる、電磁弁を提供すること
にある。
【0007】
【問題点を解決するための手段】本発明は、液圧回路を
切り替え制御する電磁弁において、取付部材の収容孔に
一対の電磁弁を相対向させて内挿すると共に、一対の電
磁弁の各々の弁機構を一体共有のハウジング内に設けた
ことを特徴とする、電磁弁である。
【0008】
【実施例1】以下図面を参照しながら本発明の実施例に
ついて説明する。
【0009】<イ>全体の構成 図1に取付部材10に一対の常閉式の電磁弁20、20
を対向させて組み付けた実施例を示す。
【0010】<ロ>取付部材 取付部材10には一対の電磁弁20、20に対して1つ
の収容孔11が貫通して穿設され、さらに収容孔11の
側面に連通する複数の入力ポート11aと出力ポート1
1b、が穿設されている。本実施例の場合、収容孔11
の内径はその全長に亘って均一径であり、しかも各ポー
ト11a、11b、が収容孔11、12の側面に連通し
ていることが肝要である。
【0011】<ハ>電磁弁 図1において21は収容孔11とほぼ同径に形成したハ
ウジングである。これまでは電磁弁毎にハウジングを必
要としていたが、本発明ではハウジング21を共有して
使用する。ハウジング21の一端の外周には収容孔11
より大径のフランジ22が突設され、他端の外周には環
状溝23が凹設されている。ハウジング21は環状溝2
3側を収容孔11に向けて内挿し、収容孔11から露出
するハウジング21の環状溝23に環状の止めリング2
4を嵌合して取付部材bに取り付けられている。止めリ
ング24以外のハウジング21の取り付け手段として
は、取付部材10及びハウジング21の両部材に跨がっ
てピンまたはねじを挿着したり、或いは取付部材10の
縁部をハウジング21の端面に被さるようにかしめる方
法等公知の簡易な固着手段を採用できる。ハウジング2
1の軸心位置には、各入力ポート11aと出力ポート1
1bに連通する2つの圧力室21a、21aと、両圧力
室21a、21a間を連通する1つの共通圧力室21b
が夫々形成されている。各圧力室21a、21b内には
図示しないフィルタが収容されている。各圧力室21a
内の孔底には弁座25が配設されている。ハウジング2
1の外周面の複数箇所にリング状のシール26a〜26
dが装着されていて、ハウジング21と収容孔11との
間のシール性を確保している。各圧力室21a、21a
には、コアアッセンブリ30がかしめにより固着されて
いる。コアアッセンブリ30は、スリーブ31内にアマ
チュア32とプランジャ33とマグネットコア34とば
ね35とを収容して構成される。プランジャ33の先端
には弁球36が設けられ、この弁球36と弁座25によ
り、各圧力室21a、21b間を封鎖または連通する弁
機構が構成される。ばね35は前記弁機構を常時封鎖す
る方向に付勢している。コアアッセンブリ30はハウジ
ング21に内挿したスリーブ31の裾部をかしめ等によ
り固着されている。スリーブ31の周囲には中空ボビン
にコイルを巻き付けて製作した励磁コイル40が外装さ
れている。励磁コイル40はスリーブ31に外装可能な
ボビンにコイルを巻回し、コイルの外周をヨーク41で
覆って、樹脂で一体成形されている。励磁コイル40
は、スリーブ31に外装した後、励磁コイル40の端か
ら突出するスリーブ31に止め輪42を介して、離脱し
ないように固着されている。尚、図中26は各圧力室2
1a、21b内に収容されたフィルタである。
【0012】
【作用】つぎに電磁弁20の作用について説明する。
【0013】<イ>流路の切り替え 図1において、励磁コイル40に通電がされないとき
は、ばね35がアマチュア32をマグネットコア34か
ら離隔する方向に付勢し、その結果、弁球36が弁座2
5に着座して圧力室21aと共通圧力室21bの間の流
路を遮断する。そのため、圧力媒体の供給源から入力ポ
ート11aへ送られた圧力媒体は、圧力室21a内を経
てそのまま出力ポート11bへ送られ、所定の負荷に供
せられる。また励磁コイル40に通電すると磁界が生
じ、これによりばね35のばね力に抗しながらアマチュ
ア32がマグネットコア34に接近する方向に移動す
る。その結果、弁球36が弁座25から離隔して圧力室
21aと共通圧力室21bの間の流路が連通する。その
ため、圧力媒体の供給源から入力ポート11aへ送られ
た圧力媒体は、圧力室21aへ到達し、さらに圧力室2
1aから共通圧力室21bを経て出力ポート11bへ送
られる。
【0014】<ロ>圧力に関する考察 図2において、各室21a、21bの両側がシール25
a〜25dでシールされ、各シール25a〜25d部に
おける受圧面積Sa〜Sdがすべてほぼ同じに設定され
ている。ここで例えば上位の圧力室21aの内圧が上昇
した場合、この圧力は圧力室21aの両側に位置するシ
ール26a、26bに作用する。各シール26a、26
bの受圧面積Sa、Sbが共にほぼ等しいから、圧力室
21aの両側に発生する軸方向の力F1 、F1 が共
に等しく、しかも力の向きが逆であるから、軸力F1
は互いに打ち消しあって消散する。共通圧力室21bの
内圧が上昇した場合も、シール26b、26cの受圧面
積Sb、Scが共にほぼ等しいから、軸方向の力F2
は発生しない。また下位の圧力室21aにおいても同様
である。複数の圧力室21a、21bに同時に同圧また
は圧力差のある圧力が発生した場合も、各室毎に軸方向
の力がバランスするため、軸方向の力は発生しない。
【0015】
【実施例2】図3に収容孔11を異径に形成した他の実
施例を示す。本実施例の説明にあたり、前記実施例と共
通する部位は同一の符号を付して詳しい説明を省略す
る。本実施例は各室21a、21bの軸方向の前後に一
対のシール26a〜26fが夫々取り付けられている。
そして、各室21a、21bの軸方向の前後の受圧面積
がほぼ等しく設定されている。
【0016】
【実施例3】以上は2位置2方向の電磁弁20について
説明した。本発明は圧力室単位で圧力がバランスすれば
よいので、2位置3方向の電磁弁や3位置3方向の電磁
弁にも適用することができる。また圧力媒体は、液圧に
限らず空圧も使用できる。
【0017】
【実施例4】図4に示すように一対の電磁弁20を対向
させたものを1組とし、これらの複数組の電磁弁20を
並設しても良い。また電磁弁20の配列数は図示した数
に限定されない。
【0018】
【実施例5】図4においては、常閉式の電磁弁20また
は常開式の電磁弁50を同種毎に対向させる場合を示す
が、異種の電磁弁20、50を対向させてもよい。尚、
常開式の電磁弁50は、常閉式の電磁弁20と比較して
アマチュアの付勢方向が相違するだけでその他の構成要
素は常閉式の電磁弁20と同様であるから説明を省略す
る。
【0019】
【実施例6】本発明は既述した電磁弁20、50に代え
て、圧力媒体の加圧により軸方向に力が発生する公知の
電磁弁に適用することも可能である。
【0020】
【発明の効果】本発明は以上説明したようになるから次
のような効果を得ることができる。
【0021】<イ> 圧力室とポートのいずれか一方及
びハウジングを夫々共有できるため、加工工程数の低減
と小型軽量化が図れる。
【0022】<ロ> 収容孔が取付部材を貫通している
ので、収容孔の加工が容易である。
【0023】<ハ> 圧力室両側の受圧面積をほぼ等し
く設定すると共に、圧力室の側面にポートを連通させた
ことで、圧力室の内圧が上昇しても圧力室内の力がバラ
ンスして電磁弁の軸方向に向けた力はほとんど生じな
い。そのため、電磁弁を構成するハウジング強度を低く
設定できる。
【0024】<ニ> 従来は電磁弁が取付部材から離脱
するのを防止するために、押え部材を必要としていた
が、本発明では押え部材が不要となる。そのため、電磁
弁の大幅な小型軽量化が図れる。
【0025】<ホ> 圧力開閉弁や圧力調整弁や開閉弁
や圧力制御弁等の多種の用途に適用できるから、汎用性
に富む。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施例1に係る電磁弁の全体図
【図2】 電磁弁の作用を説明するためのモデル図
【図3】 実施例2に係る電磁弁のモデル図
【図4】 実施例4に係る電磁弁の断面図
【手続補正書】
【提出日】平成5年7月22日
【手続補正1】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図4
【補正方法】変更
【補正内容】
【図4】

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 液圧回路を切り替え制御する電磁弁に
    おいて、 取付部材の収容孔に一対の電磁弁を相対向させて内挿す
    ると共に、 一対の電磁弁の各々の弁機構を一体共有のハウジング内
    に設けたことを特徴とする、 電磁弁。
  2. 【請求項2】 一対の電磁弁は各々取付部材の入力ポ
    ートに連通する圧力室及び出力ポートに連通する圧力室
    と、前記両圧力室間の連通を開閉する弁機構とを備え、
    前記入口ポートに連通する圧力室または出力ポートに連
    通する圧力室のいずれかが一対の電磁弁に対して共通の
    圧力室であることを特徴とする、請求項1に記載の電磁
    弁。
  3. 【請求項3】 各々の圧力室はその軸方向の前後でほ
    ぼ同一受圧面積でシールされ、そのシール間に各圧力室
    と対応した各入出ポートを連通したことを特徴とする、
    請求項1及び請求項2に記載の電磁弁。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2019526489A (ja) * 2016-09-07 2019-09-19 ロベルト・ボッシュ・ゲゼルシャフト・ミト・ベシュレンクテル・ハフツングRobert Bosch Gmbh 液圧式の車両ブレーキ設備のスリップコントロールの液圧ユニットのための液圧ブロック

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US10864896B2 (en) 2016-09-07 2020-12-15 Robert Bosch Gmbh Hydraulic block for a hydraulic assembly of a slip control system of a hydraulic vehicle brake system

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