JPH06146704A - ドアクローザ - Google Patents
ドアクローザInfo
- Publication number
- JPH06146704A JPH06146704A JP29668792A JP29668792A JPH06146704A JP H06146704 A JPH06146704 A JP H06146704A JP 29668792 A JP29668792 A JP 29668792A JP 29668792 A JP29668792 A JP 29668792A JP H06146704 A JPH06146704 A JP H06146704A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- door
- arm
- door closer
- crank
- rotary shaft
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Landscapes
- Closing And Opening Devices For Wings, And Checks For Wings (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 薄い扉に内付けを可能にするため、厚みの小
さいドアクローザに構成することを目的とする。 【構成】 ドアクローザ本体11に扉に連係するアーム
を結合する垂直方向の回転軸12と、付勢ばね16と、
油制御部20を設け、回転軸12と付勢ばね16および
油制御部を連係させる腕14、15を設け、前記回転軸
12と腕14、15とでクランク機構を構成させる。
さいドアクローザに構成することを目的とする。 【構成】 ドアクローザ本体11に扉に連係するアーム
を結合する垂直方向の回転軸12と、付勢ばね16と、
油制御部20を設け、回転軸12と付勢ばね16および
油制御部を連係させる腕14、15を設け、前記回転軸
12と腕14、15とでクランク機構を構成させる。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は扉に内付けするに有効な
ドアクローザに関する。
ドアクローザに関する。
【0002】
【従来の技術】一般にドアクローザはドアクローザ本体
を扉に対し外付するタイプと内付するタイプのものに大
別され、扉の外観をよくするには前記内付するタイプの
ものが好ましい。
を扉に対し外付するタイプと内付するタイプのものに大
別され、扉の外観をよくするには前記内付するタイプの
ものが好ましい。
【0003】図3は扉にドアクローザ本体を内付するド
アクローザの例を示し、扉1にはその上部に格納穴2を
形成し、ドアクローザ本体3を格納している。ドアクロ
ーザ本体3の回転軸にはアーム4の一端が結合され、ア
ーム4の他端は戸口に固定されるレール5のスライダー
(図示せず)に結合した構成となっている。
アクローザの例を示し、扉1にはその上部に格納穴2を
形成し、ドアクローザ本体3を格納している。ドアクロ
ーザ本体3の回転軸にはアーム4の一端が結合され、ア
ーム4の他端は戸口に固定されるレール5のスライダー
(図示せず)に結合した構成となっている。
【0004】前記ドアクローザ本体3の内部は図4に示
す構成のものが多い。すなわちドアクローザ本体3内に
はアーム4に連結される回転軸6が設けられ、この回転
軸6にはピニオン7が取付けられている。このピニオン
7には、ラック8を噛み合わせてあり、このラック8は
付勢ばね9と、油制御部10に関係づけられている。
す構成のものが多い。すなわちドアクローザ本体3内に
はアーム4に連結される回転軸6が設けられ、この回転
軸6にはピニオン7が取付けられている。このピニオン
7には、ラック8を噛み合わせてあり、このラック8は
付勢ばね9と、油制御部10に関係づけられている。
【0005】上記構成において扉を開くと回転軸6、ピ
ニオン7が回転し、ラック8は移動して付勢ばね9を圧
縮する。なお、この場合、油制御部10の絞り弁(図示
せず)は大きく開いており、制御用の油はスムースに移
動する。つぎに扉を閉じるとき、付勢ばね9の復元力で
ラック8、ピンオン7、回転軸6を介してアーム4を回
動して扉が閉じられる。この場合、油制御部10の絞り
弁は絞られており、油の移動が緩やかで、前記ラック8
の移動も緩やかとなるので閉扉は緩やかに行なわれる。
ニオン7が回転し、ラック8は移動して付勢ばね9を圧
縮する。なお、この場合、油制御部10の絞り弁(図示
せず)は大きく開いており、制御用の油はスムースに移
動する。つぎに扉を閉じるとき、付勢ばね9の復元力で
ラック8、ピンオン7、回転軸6を介してアーム4を回
動して扉が閉じられる。この場合、油制御部10の絞り
弁は絞られており、油の移動が緩やかで、前記ラック8
の移動も緩やかとなるので閉扉は緩やかに行なわれる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところで上記のドアク
ローザは、駆動要素にピニオン7とラック8を内蔵する
構成であることから、ドアクローザ本体3の厚みが大き
くなり、厚みの小さい扉には格納できなく、その使用に
制約を受ける。一般的にはドアクローザ本体3の厚みは
30mm程度までしか小さくならなく、これを格納する扉
は少くとも厚み35mm以上を要するものであり、したが
って薄形の扉には前記ピニオン、ラックを備えたドアク
ローザは使用できないものであった。
ローザは、駆動要素にピニオン7とラック8を内蔵する
構成であることから、ドアクローザ本体3の厚みが大き
くなり、厚みの小さい扉には格納できなく、その使用に
制約を受ける。一般的にはドアクローザ本体3の厚みは
30mm程度までしか小さくならなく、これを格納する扉
は少くとも厚み35mm以上を要するものであり、したが
って薄形の扉には前記ピニオン、ラックを備えたドアク
ローザは使用できないものであった。
【0007】本発明は前記従来の問題に留意し、薄形の
扉の格納できるドアクローザを提供することを目的とす
る。
扉の格納できるドアクローザを提供することを目的とす
る。
【0008】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するた
め、本発明はドアクローザ本体に扉に連係するアームを
結合する垂直方向の回転軸と、付勢ばねと、油制御部を
設け、前記回転軸と付勢ばねおよび油制御部を連係され
る腕を設け、前記回転軸と前記腕とがクランク機構を構
成したドアクローザの構成とする。
め、本発明はドアクローザ本体に扉に連係するアームを
結合する垂直方向の回転軸と、付勢ばねと、油制御部を
設け、前記回転軸と付勢ばねおよび油制御部を連係され
る腕を設け、前記回転軸と前記腕とがクランク機構を構
成したドアクローザの構成とする。
【0009】
【作用】上記構成において、扉の開閉に応じてドアクロ
ーザ本体の回転軸は回転するが、回転軸とクランクを構
成する腕は往復運動をして付勢ばねの圧縮、付勢ばねの
復元による回転軸の回動、また、油制御部の油移動制御
をする。そしてドアクローザ本体の内部においては、回
転軸に偏心して枢結される腕の運動巾のみをとればよい
ので、ドアクローザ本体の厚みを小さくすることができ
ることとなる。
ーザ本体の回転軸は回転するが、回転軸とクランクを構
成する腕は往復運動をして付勢ばねの圧縮、付勢ばねの
復元による回転軸の回動、また、油制御部の油移動制御
をする。そしてドアクローザ本体の内部においては、回
転軸に偏心して枢結される腕の運動巾のみをとればよい
ので、ドアクローザ本体の厚みを小さくすることができ
ることとなる。
【0010】
【実施例】以下本発明の一実施例を図1および図2を参
照して説明する。図示のようにドアクローザ本体11の
ほぼ中央部には垂直方向の回動軸12を回動自在に設け
ている。この回動軸12の一部には偏心軸部13が設け
られ、この偏心軸部13に第1のクランク腕14と第2
のクランク腕15を枢着している。前記ドアクローザ本
体11の内部の一側には付勢ばね16が、また他側には
ピストン17、シリンダ18ならびに流路に関連づけら
れたバルブ部19等よりなる油制御部20が装備されて
いる。そして前記第1のクランク腕14の先端は座板2
1を介して付勢ばね16と当接し、第2のクランク腕1
5は先端は前記ピストン17に枢結されている。そして
図示していないが、前記回動軸12には扉側のレールの
スライダーと連結するアームが結合されるようになって
いる。
照して説明する。図示のようにドアクローザ本体11の
ほぼ中央部には垂直方向の回動軸12を回動自在に設け
ている。この回動軸12の一部には偏心軸部13が設け
られ、この偏心軸部13に第1のクランク腕14と第2
のクランク腕15を枢着している。前記ドアクローザ本
体11の内部の一側には付勢ばね16が、また他側には
ピストン17、シリンダ18ならびに流路に関連づけら
れたバルブ部19等よりなる油制御部20が装備されて
いる。そして前記第1のクランク腕14の先端は座板2
1を介して付勢ばね16と当接し、第2のクランク腕1
5は先端は前記ピストン17に枢結されている。そして
図示していないが、前記回動軸12には扉側のレールの
スライダーと連結するアームが結合されるようになって
いる。
【0011】上記構成において扉を開放するとき、その
開放に応じてアームが回動軸12を回動させ、この回動
によって第1のクランク腕14は付勢ばね16を圧縮
し、また第2のクランク腕15はピストン17を引っ張
る。この場合、ボール弁19は開放しており、シリンダ
18内の油は速やかに移動する。
開放に応じてアームが回動軸12を回動させ、この回動
によって第1のクランク腕14は付勢ばね16を圧縮
し、また第2のクランク腕15はピストン17を引っ張
る。この場合、ボール弁19は開放しており、シリンダ
18内の油は速やかに移動する。
【0012】つぎに、扉を閉じる場合は付勢ばね16の
復元力によって第1のクランク腕14を介して回動軸1
2が回動し、アームを介して扉が閉じられる。一方、第
2のクランク腕15はピストン17を押し込み油を移動
させるが、この場合、ボール弁19は絞られており、前
記油の移動は緩やかなものとなる。したがってピストン
17の動作、回動軸12の回動も緩やかとなり、閉扉速
度は緩やかなものとなる。
復元力によって第1のクランク腕14を介して回動軸1
2が回動し、アームを介して扉が閉じられる。一方、第
2のクランク腕15はピストン17を押し込み油を移動
させるが、この場合、ボール弁19は絞られており、前
記油の移動は緩やかなものとなる。したがってピストン
17の動作、回動軸12の回動も緩やかとなり、閉扉速
度は緩やかなものとなる。
【0013】上記のドアクローザは特に付勢ばね16お
よび油制御部20の動作にクランク機構を利用している
ため、すなわち、従来のようにピニオンとラックを用い
ないため、図1で理解できるようにドアクローザ本体1
1の内部において、その厚み方向の空間が小さくても十
分に組み込み、および機能させることができる。したが
ってドアクローザ本体11の厚みを24mm程度に小さく
でき、薄形の扉に格納できることとなる。
よび油制御部20の動作にクランク機構を利用している
ため、すなわち、従来のようにピニオンとラックを用い
ないため、図1で理解できるようにドアクローザ本体1
1の内部において、その厚み方向の空間が小さくても十
分に組み込み、および機能させることができる。したが
ってドアクローザ本体11の厚みを24mm程度に小さく
でき、薄形の扉に格納できることとなる。
【0014】また、扉を開放した状態において、図1点
線で示すように第1、第2のクランク腕14、15はク
ランクの死点線上にあっていづれの方向にも回転しな
く、すなわち静止状態を保つことになる。したがって回
動軸12も静止した状態となり、アームを介して連結さ
れるレールのスライダーは、ストッパーを設けなくても
静止しており、扉の開放位置をストッパーなしで保持で
きる。
線で示すように第1、第2のクランク腕14、15はク
ランクの死点線上にあっていづれの方向にも回転しな
く、すなわち静止状態を保つことになる。したがって回
動軸12も静止した状態となり、アームを介して連結さ
れるレールのスライダーは、ストッパーを設けなくても
静止しており、扉の開放位置をストッパーなしで保持で
きる。
【0015】なお、本発明は実施例に示された構成に限
られたものではなく、その目的、作用の範囲において同
様な構成のものが含まれることは云うまでもない。
られたものではなく、その目的、作用の範囲において同
様な構成のものが含まれることは云うまでもない。
【0016】
【発明の効果】前記実施例の説明より明らかなように、
本発明のドアクローザは、扉に連係するアームを結合し
たドアクローザ本体の回動軸と、この回動軸に枢結され
付勢ばねおよび油制御部と係り合う腕をクランク機構に
構成したため、ドアクローザ本体内部に大きな空間、特
に厚み方向の空間を小さくしても、前記クランク機構を
内装でき、したがって、ドアクローザ本体の厚みを薄く
して、薄形の扉にドアクローザ本体を格納できるという
効果を有する。また、前記回動軸に枢結された腕はクラ
ンクの死点線上にあっては静止状態を保つことができ、
このためアームが連係する扉側のレールにはストッパ一
部材を省略することもできるという効果を有する。
本発明のドアクローザは、扉に連係するアームを結合し
たドアクローザ本体の回動軸と、この回動軸に枢結され
付勢ばねおよび油制御部と係り合う腕をクランク機構に
構成したため、ドアクローザ本体内部に大きな空間、特
に厚み方向の空間を小さくしても、前記クランク機構を
内装でき、したがって、ドアクローザ本体の厚みを薄く
して、薄形の扉にドアクローザ本体を格納できるという
効果を有する。また、前記回動軸に枢結された腕はクラ
ンクの死点線上にあっては静止状態を保つことができ、
このためアームが連係する扉側のレールにはストッパ一
部材を省略することもできるという効果を有する。
【図1】本発明の扉格納型ドアクローザの要部横断面図
【図2】同扉格納型ドアクローザの要部断側面図
【図3】扉格納型ドアクローザの斜視図
【図4】従来の扉格納型ドアクローザの要部横断面図
11 ドアクローザ本体 12 回転軸 14 第1のクランク腕 15 第2のクランク腕 16 付勢ばね 17 ピストン 18 シリンダ 20 油制御部
Claims (2)
- 【請求項1】 ドアクローザ本体に扉に連係するアーム
を結合する垂直方向の回転軸と、付勢ばねと、油制御部
とを設け、前記回転軸と付勢ばねおよび油制御部を連係
させる腕を設けるとともに、前記回転軸と前記腕とがク
ランク機構を構成したドアクローザ。 - 【請求項2】 クランク機構を構成する腕はクランクの
回動死点線上に静止状態を保つようにした請求項1記載
のドアクローザ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP29668792A JPH06146704A (ja) | 1992-11-06 | 1992-11-06 | ドアクローザ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP29668792A JPH06146704A (ja) | 1992-11-06 | 1992-11-06 | ドアクローザ |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH06146704A true JPH06146704A (ja) | 1994-05-27 |
Family
ID=17836785
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP29668792A Pending JPH06146704A (ja) | 1992-11-06 | 1992-11-06 | ドアクローザ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH06146704A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2011026954A (ja) * | 2010-11-08 | 2011-02-10 | Matsuroku Kk | 戸体移動装置 |
JP2019173279A (ja) * | 2018-03-27 | 2019-10-10 | マツ六株式会社 | 戸体移動装置 |
Citations (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5152277A (ja) * | 1974-09-24 | 1976-05-08 | Hitachi Ltd | Handotaisochi |
JPS6041192A (ja) * | 1983-08-17 | 1985-03-04 | 東芝テック株式会社 | 電子キヤツシユレジスタ |
JPH0355376A (ja) * | 1989-07-21 | 1991-03-11 | Ryobi Ltd | ドアクローザ |
-
1992
- 1992-11-06 JP JP29668792A patent/JPH06146704A/ja active Pending
Patent Citations (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5152277A (ja) * | 1974-09-24 | 1976-05-08 | Hitachi Ltd | Handotaisochi |
JPS6041192A (ja) * | 1983-08-17 | 1985-03-04 | 東芝テック株式会社 | 電子キヤツシユレジスタ |
JPH0355376A (ja) * | 1989-07-21 | 1991-03-11 | Ryobi Ltd | ドアクローザ |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2011026954A (ja) * | 2010-11-08 | 2011-02-10 | Matsuroku Kk | 戸体移動装置 |
JP2019173279A (ja) * | 2018-03-27 | 2019-10-10 | マツ六株式会社 | 戸体移動装置 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US4429490A (en) | Door control switching device | |
US4744125A (en) | Door closer transmission including an eccentric pinion | |
EP1063457A3 (en) | Pendulum valve assembly | |
JP2002512331A (ja) | ヒンジ式自動ドア閉鎖機 | |
JP2022516396A (ja) | 扉開閉装置 | |
JP4117251B2 (ja) | トランクフードの開閉制御装置 | |
JPH06146704A (ja) | ドアクローザ | |
JPH09184354A (ja) | ダンパー付蝶番構造 | |
KR930004468Y1 (ko) | 힌지형 도어 클로저 | |
JP3303640B2 (ja) | 自動閉戸装置 | |
JP3267350B2 (ja) | スイングドア用ヒンジ | |
JP2758933B2 (ja) | ドアクローザ | |
KR200257128Y1 (ko) | 경첩 | |
JP3746861B2 (ja) | ドア内蔵型両開きクローザ | |
JPH10220125A (ja) | グライドスライドドアのシール装置 | |
JPH0518464Y2 (ja) | ||
US11542739B1 (en) | Door closer mechanism | |
JP3354774B2 (ja) | 開閉体用の開閉装置 | |
JP3418254B2 (ja) | フロアヒンジ | |
JP2000045624A (ja) | ドアクローザ | |
JPH0533657Y2 (ja) | ||
RU2237146C1 (ru) | Устройство для закрывания и фиксирования в заданном положении двери | |
JPS60188585A (ja) | 任意解放位置保持装置付ドアクローザ | |
GB2152132A (en) | Door control switching device | |
JP2695139B2 (ja) | フロアヒンジ |