JPH06146325A - バックホウ - Google Patents

バックホウ

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JPH06146325A
JPH06146325A JP29751092A JP29751092A JPH06146325A JP H06146325 A JPH06146325 A JP H06146325A JP 29751092 A JP29751092 A JP 29751092A JP 29751092 A JP29751092 A JP 29751092A JP H06146325 A JPH06146325 A JP H06146325A
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 アーム又はバケット用の操作レバーが中立位
置に戻し操作されると、アーム又はバケット駆動用の油
圧シリンダへの作動油の給排を絞りながら遮断して、ア
ーム又はバケットがショック少なく滑らかに停止するよ
うに構成したバックホウにおいて、アーム又はバケット
を振っての土落とし操作も容易に行えるように構成す
る。 【構成】 操作レバー9,10が中立位置に戻し操作さ
れた際に、油圧シリンダ12,13への作動油の給排を
直ちに遮断して、アーム5又はバケット6を急停止させ
る状態に切換操作できるように構成する。これにより、
アーム5又はバケット6を急停止させ、その慣性により
アーム5又はバケット6を振動させて、バケット6の土
を落とす。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はバックホウの旋回台に装
備されるバックホウ装置において、アーム又はバケット
の操作構造に関する。
【0002】
【従来の技術】バックホウにおいて、例えばアーム用の
操作レバーを上げ側の作動位置に操作してアームを前方
側に作動させ、バケット内の土を放出していたとする。
この場合、土の放出が終了して操作レバーを中立位置に
戻し操作するとアームもその位置で停止することになる
のであるが、このように操作レバーを中立位置に戻し操
作した場合、アーム駆動用の油圧シリンダへの作動油の
給排を絞ってこの油圧シリンダを減速させながら作動油
の給排を遮断し、アーム及び油圧シリンダをその位置で
ショック少なく滑らかに停止させるように構成している
ものがある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】前述のようにアーム又
はバケットを上げ側に操作すればバケット内の大部分の
土は放出されるのであるが、土の状態によっては一部の
土がバケットに付着して残る場合がある。このような状
態において一回の掘削作業の終了時等のように、バケッ
ト内の土を充分に落としておく必要のある場合、アーム
又はバケットを上げ側に操作するだけではバケットに付
着した土が落ち難いので、バケットを地面まで下降させ
て作業員が手作業でバケットの土を落とすような作業を
行う必要があり、作業性の面で改善の余地がある。本発
明はアーム及びバケットを所望の位置でショック少なく
滑らかに停止させると言う機能を残しながら、バケット
に付着した土も容易に落とすことができるように構成す
ることを目的としている。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明の特徴は以上のよ
うなバックホウにおいて、次のように構成することにあ
る。つまり、 〔1〕アーム又はバケット用の操作レバーが中立位置に
戻し操作されると、アーム又はバケット駆動用の油圧シ
リンダへの作動油の給排を絞りながら遮断して、アーム
又はバケットを滑らかに停止させる第1制御手段と、操
作レバーが中立位置に戻し操作されると、油圧シリンダ
への作動油の給排を直ちに遮断して、アーム又はバケッ
トを急停止させる第2制御手段とを備えると共に、第1
制御手段及び第2制御手段のうち、選択された一方を作
動させ他方を停止させる選択手段を備えてある。
【0005】〔2〕前項〔1〕の構成において、操作レ
バーの操作速度を検出する速度検出手段を備えてこの速
度検出手段の検出に基づき、操作レバーが設定速度未満
の低速で中立位置に戻し操作されると、第1制御手段が
作動して第2制御手段が停止し、操作レバーが設定速度
以上の高速で中立位置に戻し操作されると、第1制御手
段が停止し第2制御手段が作動するようにして、選択手
段を構成してある。
【0006】
【作用】
〔I〕前項〔1〕のように構成すると、通常の作業状態
においては第1制御手段が作動する状態を選択しておけ
ばよい。これにより、アーム又はバケット用の操作レバ
ーを中立位置に戻し操作すると、アーム又はバケット駆
動用の油圧シリンダへの作動油の給排が絞られながら遮
断されて、アーム又はバケットがショック少なく滑らか
に停止する。そして、バケットに付着した土を落とす場
合には、第2制御手段が作動する状態に切換操作すれば
よい。これにより、ある速度でアーム又はバケットが作
動している状態において操作レバーを中立位置に戻し操
作すると、油圧シリンダへの作動油の給排が直ちに遮断
されるので、アーム又はバケットの慣性により油圧シリ
ンダの停止位置でアーム又はバケットが揺れて振動する
状態になる。従って、このアーム又はバケットの振動に
よって、バケットに付着している土が振り落とされるの
である。
【0007】〔II〕前項〔2〕のように構成した場
合、通常の作業状態において作業者は操作レバーをそれ
ほど素早く高速で操作するようなことはないので、この
操作レバーの操作速度に基づいて自動的に第1制御手段
が作動する状態が選択されて、操作レバーを中立位置に
戻し操作した際に、アーム又はバケットがショック少な
く滑らかに停止する。逆に、バケットに付着した土を落
とす場合には、作業者は操作レバーを素早く高速で操作
して中立位置に戻し操作すればよく、この操作レバーの
操作速度に基づいて自動的に第2制御手段が作動する状
態に切換操作される。これによって、操作レバーを素早
く高速で中立位置に戻し操作すれば、油圧シリンダへの
作動油の給排が直ちに遮断され、油圧シリンダの停止位
置でアーム又はバケットが揺れて振動し、バケットに付
着している土が振り落とされるのである。
【0008】
【発明の効果】請求項1のように構成すると、アーム又
はバケットを急停止させる状態に切換選択できるので、
アーム又はバケットを振動させてバケットに付着した土
を容易に落とすことができるようになり、作業性を向上
させることができた。この場合に、アーム又はバケット
を滑らかに停止させる機能もそのまま備えているので、
通常の作業時での作業性の低下を伴うものではない。請
求項2のように構成すると、アーム又はバケットを滑ら
かに停止させる状態と急停止させる状態とが、アーム又
はバケット用の操作レバーの操作具合により自動的に切
換選択されるので、この2状態を別の専用の切換スイッ
チ等を操作する型式に比べて、操作性が良いものにな
る。
【0009】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明
する。図3はバックホウの全体側面を示しており、ゴム
クローラ型式の走行装置1にドーザ20及びこの上部に
旋回台2が支持され、旋回台2の前部にバックホウ装置
3が備えられている。このバックホウ装置3は、油圧シ
リンダ11により上下に揺動駆動されるブーム4、油圧
シリンダ12により前後に揺動駆動されるアーム5、及
び油圧シリンダ13により掻き込み揺動駆動されるバケ
ット6を備えて構成されている。そして、図1に示すよ
うに旋回台2の旋回駆動用として、油圧モータ14が備
えられている。
【0010】バックホウ装置3におけるブーム4は図3
に示すように、上下に揺動駆動される第1ブーム部分4
aと、この第1ブーム部分4aの前端の軸芯P1周りに
揺動自在に連結された第2ブーム部分4bと、この第2
ブーム部分4bの前端の軸芯P2周りに揺動自在に連結
された支持ブラケット4cとで構成されており、この支
持ブラケット4cにアーム5が連結されている。そし
て、第1ブーム部分4aと支持ブラケット4cに亘り連
係リンク8が架設されて平行四連リンクが構成されてお
り、油圧シリンダ7により第2ブーム部分4bを揺動操
作することによって、アーム5及びバケット6を平行に
左右移動させることができるように構成している。
【0011】図1に示すようにブーム4における第1ブ
ーム部分4aの油圧シリンダ11に対する制御弁21、
ブーム4における第2ブーム部分4bの油圧シリンダ7
に対する制御弁25、アーム5の油圧シリンダ12に対
する制御弁22、バケット6の油圧シリンダ13に対す
る制御弁23、及び旋回台2の油圧モータ14に対する
制御弁24が備えられている。この制御弁21〜25は
3位置切換式でパイロット操作型式であり、パイロット
圧に基づく開度調節により流量制御が可能である。そし
て、各制御弁21〜25に対して、開度操作用のパイロ
ット圧を発生する電磁比例減圧弁型式のパイロット弁3
1a,31b,32a,32b,33a,33b,34
a,34b,35a,35bが設けられている。
【0012】図1及び図3に示すように、旋回台2に右
操作レバー9及び左操作レバー10が備えられている。
この右及び左操作レバー9,10は前後左右に操作自在
であり、右操作レバー9の前後方向の操作位置を検出す
るポテンショメータ15、左右方向の操作位置を検出す
るポテンショメータ16が備えられると共に、左操作レ
バー10の前後方向の操作位置を検出するポテンショメ
ータ17、左右方向の操作位置を検出するポテンショメ
ータ18が備えられている。そして、各ポテンショメー
タ15〜18からの操作信号が制御装置19に入力され
ている。又、旋回台2の前部下部に操作ペダル26が設
けられ、この操作ペダル26からの操作信号が制御装置
19に入力されている。
【0013】以上の構成により、右操作レバー9を前又
は後に操作するとこれに基づきパイロット弁31a,3
1bがパイロット圧を発生し、制御弁21がブーム4の
下降側又は上昇側に操作され、右又は左に操作するとこ
れに基づきパイロット弁33a,33bがパイロット圧
を発生し、制御弁23がバケット6の排土側又は掻き込
み側に操作される。又、左操作レバー10を前又は後に
操作するとこれに基づきパイロット弁32a,32bが
パイロット圧を発生し、制御弁22がアーム5の上げ側
又は掻き込み側に操作され、右又は左に操作するとこれ
に基づきパイロット弁34a,34bがパイロット圧を
発生し、制御弁24が右旋回側又は左旋回側に操作され
る。操作ペダル26を右又は左に踏み分けるとこれに基
づきパイロット弁35a,35bがパイロット圧を発生
し、制御弁25が第2ブーム部分4bの右又は左揺動側
に操作される。
【0014】以上の操作において、右及び左操作レバー
9,10用の各ポテンショメータ15〜18は右及び左
操作レバー9,10の操作方向だけではなく、その中立
位置からの操作量も検出している。これにより、右及び
左操作レバー9,10の操作量が大きい程、パイロット
弁31a〜34bのパイロット圧が大となり制御弁21
〜24が流量大側に操作される。つまり、右及び左操作
レバー9,10を大きく操作する程、油圧シリンダ11
〜13及び油圧モータ14が高速で作動するように構成
している。
【0015】次に、右及び左操作レバー9,10を中立
位置に戻し操作した場合において、アーム5及びバケッ
ト6を滑らかに停止させる構成及び急停止させる構成に
ついて説明する。図2に示すように、右又は左操作レバ
ー9,10をアーム5又はバケット6の上げ側に操作し
ている場合において、右又は左操作レバー9,10を中
立位置に戻し操作したとする(時点a1から時点a
2)。この場合、アーム5又はバケット6用の制御弁2
2,23は時点a1から時点a3に示すように、右又は
左操作レバー9,10の戻し操作に少し遅れながら、ア
ーム5又はバケット6駆動用の油圧シリンダ12,13
への作動油の給排を絞って中立位置に戻り、油圧シリン
ダ12,13への作動油の給排を遮断する。これによ
り、アーム5又はバケット6がショック少なく滑らかに
停止する。
【0016】逆に、右又は左操作レバー9,10をアー
ム5又はバケット6の掻き込み側に操作している場合に
おいて、右又は左操作レバー9,10を中立位置に戻し
操作したとする(時点a4から時点a5)。この場合、
アーム5又はバケット6用の制御弁22,23は時点a
4から時点a6に示すように、右又は左操作レバー9,
10の戻し操作に少し遅れながら、アーム5又はバケッ
ト6駆動用の油圧シリンダ12,13への作動油の給排
を絞って中立位置に戻り、油圧シリンダ12,13への
作動油の給排を遮断する。これにより、アーム5又はバ
ケット6がショック少なく滑らかに停止する(以上、第
1制御手段に相当)。
【0017】以上のようにショック少なく滑らかに停止
させる構成は、第1ブーム部分4a用の制御弁21、第
2ブーム部分4b用の制御弁25及び旋回台2用の制御
弁24に対しても備えられている。又、バックホウ装置
3用の各油圧シリンダ11,12,13,7がその伸縮
のストロークエンドに達する場合においても、前述と同
様に作動油の給排が絞られて、各油圧シリンダ11,1
2,13,7が伸縮のストロークエンドでショック少な
く滑らかに停止するように構成している。
【0018】図1に示すように右及び左操作レバー9,
10の近くに、プッシュオンプッシュオフ型式の切換ス
イッチ27(選択手段に相当)が備えられており、この
切換スイッチ27をON操作していると、前述のような
バックホウ装置3用の各油圧シリンダ11,12,1
3,7及び旋回台2用の油圧モータ14が、ショック少
なく滑らかに停止する操作が行われる。次に、切換スイ
ッチ27をOFF操作してやる。この状態において図2
に示すように、右又は左操作レバー9,10をアーム5
又はバケット6の上げ側に操作している場合において、
右又は左操作レバー9,10を中立位置に戻し操作した
とする(時点a7から時点a8)。この場合、アーム5
又はバケット6用の制御弁22,23も時点a7から時
点a8に示すように、右又は左操作レバー9,10の戻
し操作に遅れることなく中立位置に戻し操作される。こ
れにより、アーム5又はバケット6の慣性によって、ア
ーム5又はバケット6が停止位置で振動してバケット6
に付着した土が落とされる。
【0019】逆に、切換スイッチ27をOFF操作した
状態で、右又は左操作レバー9,10をアーム5又はバ
ケット6の掻き込み側に操作している場合において、右
又は左操作レバー9,10を中立位置に戻し操作したと
する(時点a9から時点a10)。この場合、アーム5
又はバケット6用の制御弁22,23も時点a9から時
点a10に示すように、右又は左操作レバー9,10の
戻し操作に遅れることなく中立位置に戻し操作される。
これにより、アーム5又はバケット6の慣性によって、
アーム5又はバケット6が停止位置で振動してバケット
6に付着した土が落とされる(以上、第2制御手段に相
当)。
【0020】〔第1別実施例〕図1に示すように、右操
作レバー9の左右方向(バケット6の操作用)の操作位
置を検出するポテンショメータ16(速度検出手段に相
当)、及び左操作レバー10の前後方向(アーム5の操
作用)の操作位置を検出するポテンショメータ17(速
度検出手段に相当)が備えられているので、このポテン
ショメータ16,17の検出値を微分処理して、右操作
レバー9の左右方向の操作速度、及び左操作レバー10
の前後方向の操作速度を検出する。そして、図1に示す
前述の実施例のような切換スイッチ27を装備せずに、
アーム5又はバケット6を滑らかに停止させる状態と急
停止させる状態とを、以下のように自動的に選択するよ
うに構成してもよい。
【0021】つまり、図4に示すように右又は左操作レ
バー9,10をアーム5又はバケット6の上げ側又は掻
き込み側に操作している場合において、右又は左操作レ
バー9,10を設定速度未満の低速で中立位置に戻し操
作したとする(時点a1から時点a2、時点a4から時
点a5)。この場合、アーム5又はバケット6用の制御
弁22,23は時点a1から時点a3、及び時点a4か
ら時点a6に示すように、右又は左操作レバー9,10
の戻し操作に少し遅れながら、アーム5又はバケット6
駆動用の油圧シリンダ12,13への作動油の給排を絞
って中立位置に戻り、油圧シリンダ12,13への作動
油の給排を遮断する。これにより、アーム5又はバケッ
ト6がショック少なく滑らかに停止する(以上、第1制
御手段に相当)。
【0022】逆に、右又は左操作レバー9,10をアー
ム5又はバケット6の上げ側又は掻き込み側に操作して
いる場合において、右又は左操作レバー9,10を設定
速度以上の高速で中立位置に戻し操作したとする(時点
a7から時点a8、時点a9から時点a10)。この場
合、アーム5又はバケット6用の制御弁22,23も時
点a7から時点a8、及び時点a9から時点a10に示
すように、右又は左操作レバー9,10の戻し操作に遅
れることなく中立位置に戻し操作される。これにより、
アーム5又はバケット6の慣性によって、アーム5又は
バケット6が停止位置で振動してバケット6に付着した
土が落とされる(以上、第2制御手段に相当)。
【0023】〔第2別実施例〕前述の〔第1別実施例〕
においては、右及び左操作レバー9,10を素早く中立
位置に戻し操作すれば、無条件でアーム5及びバケット
6の両方が急停止するように構成しているが、この急停
止の構成をアーム5にのみ装備し、さらに以下に示すよ
うな条件下においてのみ、アーム5の急停止が行われる
ように構成してもよい。つまり、図5に示すように、バ
ケット6の位置が地面から設定高さ以上であり(ステッ
プS1)、ブーム4(第1ブーム分4a及び第2ブーム
部分4b)が設定時間以上停止し(ステップS2)、バ
ケット6が上げ側に作動又は停止している場合(ステッ
プS3)において、左操作レバー10を上げ側又は掻き
込み側から設定速度以上の高速で中立位置に戻し操作し
た場合にのみ(ステップS4)、アーム5の急停止操作
が行われる(ステップS5)(第2制御手段に相当)。
そして、これ以外の状態で左操作レバー10を上げ側又
は掻き込み側から中立位置に戻し操作した場合、アーム
5用の制御弁22が作動油の給排を絞りながら中立位置
に戻り、アーム5がショック少なく滑らかに停止する
(ステップS6)(以上、第1制御手段に相当)。
【0024】〔第3別実施例〕以上の実施例、〔第1別
実施例〕及び〔第2別実施例〕を、図3に示すようなバ
ックホウではなく、図6に示すようなバックホウ装置3
を装備したバックホウに適用してもよい。つまり、図6
に示すようにバックホウ装置3におけるブーム4が上下
に揺動駆動される第1ブーム部分4a、この前端の軸芯
P1周りに揺動自在に連結された第2ブーム部分4b、
この前端の軸芯P2周りに揺動自在に連結された支持ブ
ラケット4cとで構成されており、第1ブーム部分4a
に対して第2ブーム部分4bを左右に揺動操作す油圧シ
リンダ7を備えている。そして、図3の連係リンク8に
代えて油圧シリンダ28を、第1ブーム部分4aと支持
ブラケット4cとに亘って連結する。これにより、油圧
シリンダ28を伸縮範囲の中央位置(第2ブーム部分4
bと同じ長さ)に固定しておくと、この状態で油圧シリ
ンダ7を伸縮操作すれば図3の場合と同様にアーム5及
びバケット6が左右に平行移動する。そして、油圧シリ
ンダ28を伸縮操作して、支持ブラケット4aを第2ブ
ーム部分4bに対し左右に揺動操作することにより、ア
ーム5及びバケット6の左右の角度を旋回台2に対して
斜めに設定することができる(図6の二点鎖線の状態参
照)。
【0025】以上のように、油圧シリンダ12,13に
対する作動油の流量を制御してアーム5又はバケット6
を滑らかに停止させたり急停止させたりする場合、前述
の実施例、〔第1別実施例〕及び〔第2別実施例〕で
は、油圧シリンダ12,13への作動油の給排方向を決
める制御弁22,23自身により作動油の流量を制御し
ているが、この制御弁22,23とは別に専用の流量制
御弁を備えてもよい。
【0026】尚、特許請求の範囲の項に図面との対照を
便利にする為に符号を記すが、該記入により本発明は添
付図面の構成に限定されるものではない。
【図面の簡単な説明】
【図1】右及び左操作レバー、切換スイッチ、バックホ
ウ装置及び旋回台用の各制御弁の関係を示す図
【図2】右及び左操作レバーの操作状態とアーム及びバ
ケット用の制御弁の開度との関係を示す図
【図3】バックホウの全体側面図
【図4】第1別実施例において、右及び左操作レバーの
操作状態とアーム及びバケット用の制御弁の開度との関
係を示す図
【図5】第2別実施例における制御の流れを示す図
【図6】第3別実施例におけるバックホウ装置の平面図
【符号の説明】
5 アーム 6 バケット 9,10 操作レバー 12,13 油圧シリンダ 16,17 速度検出手段 27 選択手段

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 アーム(5)又はバケット(6)用の操
    作レバー(9),(10)が中立位置に戻し操作される
    と、前記アーム(5)又はバケット(6)駆動用の油圧
    シリンダ(12),(13)への作動油の給排を絞りな
    がら遮断して、前記アーム(5)又はバケット(6)を
    滑らかに停止させる第1制御手段と、前記操作レバー
    (9),(10)が中立位置に戻し操作されると、前記
    油圧シリンダ(12),(13)への作動油の給排を直
    ちに遮断して、前記アーム(5)又はバケット(6)を
    急停止させる第2制御手段とを備えると共に、前記第1
    制御手段及び第2制御手段のうち、選択された一方を作
    動させ他方を停止させる選択手段(27)を備えてある
    バックホウ。
  2. 【請求項2】 前記操作レバー(9),(10)の操作
    速度を検出する速度検出手段(16),(17)を備え
    てこの速度検出手段の検出に基づき、前記操作レバー
    (9),(10)が設定速度未満の低速で中立位置に戻
    し操作されると、前記第1制御手段が作動して第2制御
    手段が停止し、前記操作レバー(9),(10)が設定
    速度以上の高速で中立位置に戻し操作されると、前記第
    1制御手段が停止し第2制御手段が作動するようにし
    て、前記選択手段(27)を構成してある請求項1記載
    のバックホウ。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2023189421A1 (ja) * 2022-03-31 2023-10-05 日立建機株式会社 作業機械

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JPH06117418A (ja) * 1992-09-30 1994-04-26 Komatsu Ltd 建設機械におけるソフトモード切換装置

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JP2813648B2 (ja) 1998-10-22

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