JPH06144721A - エレベータの制御装置 - Google Patents

エレベータの制御装置

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JPH06144721A
JPH06144721A JP4292976A JP29297692A JPH06144721A JP H06144721 A JPH06144721 A JP H06144721A JP 4292976 A JP4292976 A JP 4292976A JP 29297692 A JP29297692 A JP 29297692A JP H06144721 A JPH06144721 A JP H06144721A
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electric motor
acceleration
car
signal
speed
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Satoshi Suzuki
聡 鈴木
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Mitsubishi Electric Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 主索の滑りが発生しない範囲でかごを加速さ
せることができる安全なエレベータの制御装置を得る。 【構成】 綱車7と主索10の滑りを、電動機回転速度
信号である速度信号Pbとかご走行速度信号である速度
信号Pdをそれぞれ微分する第1と第2の微分回路17
と18から出力される電動機の回転加速度信号αbとか
ご加速度信号αdとの加速度偏差から検出し、その加速
度偏差を小さくするように、比較器21、加速度指令発
生装置22により加速度指令を下げて、電動機を制御す
る速度指令信号の増加分を小さくして主索の滑りが発生
しないよう、速度指令発生装置1を制御する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、エレベータの制御装
置に関するもので、特にトラクション式エレベータの主
索の滑りを抑制するエレベータの制御装置に関するもの
である。
【0002】
【従来の技術】従来、速度指令信号と電動機の回転速度
検出信号とを比較し、上記電動機に接続された綱車に巻
き掛けられた主索を介してかごの走行速度を制御するも
のにおいて、上記電動機の回転速度を微分演算して得た
回転加速度と上記主索を介することなく得た上記かごの
加速度とを比較し、その差が設定値を越えると主索滑り
発生信号を発生させるようにしたエレベータの異常検出
装置がある。
【0003】図5と図6は上述したものと同様な例えば
特開平3−67882号公報に示された従来のエレベー
タの異常検出装置を示す図で、図5はその構成図、図6
は動作説明図である。図5において、1は速度指令信号
Paを出力する速度指令発生装置、2は速度指令信号P
aと後述する速度信号Pbとを比較して偏差信号Pcを
出力する加算器、3は偏差信号Pcに応じた電力を出力
する電動機制御装置、4a,4bは主回路電磁接触器
(図示しない)の常開接点、5はこの接点4a,4bを
介して電動機制御装置3に接続される巻上用電動機であ
る。
【0004】6は電動機5に直結され電動機5の回転速
度に対応する速度信号Pbを発生する速度計測用発電機
からなる速度検出器、7は電動機5により駆動される巻
上機の駆動綱車、8はブレーキコイル(図示しない)が
付勢されると綱車7を開放し、ブレーキコイル(図示し
ない)が消勢されるとばね(図示しない)の力で綱車7
に制動力を与える電磁ブレーキ、9はそらせ車、10は
綱車7及びそらせ車9に巻き掛けられた主索で、その両
端にかご11及びつり合いおもり12が結合されてい
る。
【0005】また、13,14は昇降路内の上方及び下
方に設置された滑車、15は滑車13,14に巻き掛け
られ、両端がかご11に固着されたロープ、16は滑車
13に結合され滑車13の回転速度に対応する速度信号
Pdを発生する速度検出器、17は速度信号Pbを微分
演算し電動機5の回転加速度に対応する回転加速度信号
αbを発生する第1の微分回路、18は速度信号Pdを
微分演算しかご加速度に対応するかご加速度信号αdを
発生する第2の微分回路である。
【0006】さらに、19は回転加速度信号αbとかご
加速度信号αdを比較し、その差が設定値を越えると主
索滑り発生信号19aを発する比較器、20は主索滑り
発生信号19aが入力されるとこれを保持する主索滑り
発生信号保持回路である。
【0007】従来のエレベータの異常検出装置は上記の
ように構成され、走行指令が与えられると、主回路電磁
接触器(図示しない)は付勢されて接点4a,4bは閉
成する。また、ブレーキコイル(図示しない)は付勢さ
れ、電磁ブレーキ8の拘束を解除する。
【0008】一方、速度指令信号Paと速度信号Pbは
加算器2で比較され、その偏差信号Pcが電動機制御装
置3に入力され、その値に応じた電力が電動機5に印加
される。これにより、電動機5は回転し、綱車を介して
かご11を走行する。
【0009】このようにして、電動機制御装置3は速度
指令Pbが速度指令Paに一致するように電動機5の回
転速度を制御し、かご11の速度は高精度に制御され
る。
【0010】また、電動機回転速度信号である速度信号
Pbとかご走行速度信号である速度信号Pdは、それぞ
れ第1と第2の微分回路17と18に入力され、電動機
の回転加速度信号αbとかご加速度信号αdが出力され
る。そして、その電動機の回転加速度信号αbとかご加
速度信号αdは比較器19に入力されるが、正常時は、
両信号αbとαdの差は設定値以下にあるので、主索滑
り発生信号19aは出力されない。
【0011】ところで、綱車7のロープ溝は、主索10
との摩擦により次第に鏡面化が進行する。この進行過程
において、図6に示すような主索10の滑りが発生する
ことがある。図6に示すように、エレベータが速度指令
信号Paに応答してかご11の加速を開始した後、時刻
t1において、綱車7のロープ溝と主索10との間で異
常な滑りが生じ、電動機5の回転速度信号Pbは、滑り
の発生しない正常な場合に比べて、異常に大きな加速度
で増速されることになる(図6(a),(b)参照)。
したがって、回転加速度信号αbには、滑り発生時点t
1に、通常よりも突出した加速度が検出される(図6
(c)参照)。
【0012】一方、かご11を駆動する主索10は、滑
り発生時点t1において、主索10の滑りにより綱車7
の駆動トルクが十分伝達されていないため、この期間加
速度が異常に低下することになる。すなわち、かご加速
度信号αdは正常な加速度よりも小さな値として出力さ
れることになる(図6(d)参照)。したがって、比較
器19は両信号αb,αdに現れる互いにその差が増大
する変化分を検出し、この変化分が設定値を越えたか否
かを検出することにより、主索10の滑りを検出するこ
とができる。
【0013】比較器19は、主索滑り発生信号19aを
出力し、主索滑り発生信号19aは主索滑り発生信号保
持回路20で保持され、エレベータの定期点検時等に、
主索10の滑りを発見できるものである。
【0014】また、例えば特開昭60−228378号
公報に示されたように、主索10の滑りを検出すると、
直ちに電源を遮断すると共にブレーキを掛け、かご11
を停止させるものがある。
【0015】
【発明が解決しようとする課題】従来のエレベータの制
御装置は、以上のように動作するので、主索の滑りを検
出してからそれを保持し、定期点検時に発見するように
したものにおいては、主索の滑りが発生してから発見さ
れるまでの間そのまま放置されることになり、加えて、
綱車のロープ溝は主索との摩擦により鏡面化が進行し、
主索が滑り易くなり、安全上好ましくなかった。
【0016】また、主索の滑りを検出して、直ちにかご
を停止させるものにおいては、綱車と主索との摩擦力に
関係無くかごを急停止させるので、慣性で主索とかごが
さらに滑ってしまうことや、乗客をかごに閉じ込めてし
まう恐れがあった。
【0017】この発明は上記のような問題点を解消する
ためになされたもので、主索の滑りが発生しない範囲で
かごを加速させることができる安全なエレベータの制御
装置を得ることを目的とする。
【0018】
【課題を解決するための手段】この発明の請求項1に係
るエレベータの制御装置は、電動機の回転速度を直接検
出する電動機速度検出手段の検出信号と速度指令信号と
を比較して上記電動機の回転速度を制御し、上記電動機
により駆動される綱車に巻き掛けられた主索を介してエ
レベータのかごの走行速度を制御するエレベータの制御
装置において、上記電動機速度検出手段の検出信号に基
づいて電動機の回転加速度信号を得る電動機加速度検出
手段と、上記かごの走行速度を直接検出するかご速度検
出手段と、そのかご速度検出手段の検出値に基づいてか
ごの加速度信号を得るかご加速度検出手段と、上記電動
機の回転加速度信号と上記かごの加速度信号とを比較し
その差が設定値以下になるよう制御された回転加速度を
保持して電動機の回転速度を制御する制御手段とを備え
たものである。
【0019】また、請求項2に係るエレベータの制御装
置は、電動機の回転速度を直接検出する電動機速度検出
手段の検出信号と速度指令信号とを比較して上記電動機
の回転速度を制御し、上記電動機により駆動される綱車
に巻き掛けられた主索を介してエレベータのかごの走行
速度を制御するエレベータの制御装置において、上記電
動機速度検出手段の検出信号に基づいて電動機の回転加
速度信号を得る電動機加速度検出手段と、上記かご内の
負荷を検出するかご内負荷検出装置と、このかご内負荷
検出装置の検出値に基づいてかごの加速度信号を得るか
ご加速度検出手段と、上記電動機の回転加速度信号と上
記かごの加速度信号とを比較しその差が設定値以下にな
るよう制御された回転加速度を保持して電動機の回転速
度を制御する制御手段とを備えたものである。
【0020】さらに、請求項3に係るエレベータの制御
装置は、電動機の回転速度を直接検出する電動機速度検
出手段の検出信号と速度指令信号とを比較して上記電動
機の回転速度を制御し、上記電動機により駆動される綱
車に巻き掛けられた主索を介してエレベータのかごの走
行速度を制御するエレベータの制御装置において、上記
電動機速度検出手段の検出信号に基づいて電動機の回転
加速度信号を得る電動機加速度検出手段と、上記かごの
走行に応じてパルス信号を発生するパルス発生装置と、
このパルス発生装置の出力に基づいてかごの加速度信号
を得るかご加速度検出手段と、上記電動機の回転加速度
信号と上記かごの加速度信号とを比較しその差が設定値
以下になるよう制御された回転加速度を保持して電動機
の回転速度を制御する制御手段とを備えたものである。
【0021】
【作用】この発明の請求項1におけるエレベータの制御
装置においては、電動機加速度検出手段により、電動機
の回転速度検出信号に基づいて回転加速度信号を得、か
ご加速度検出手段により、上記かごの走行速度に基づい
てかごの加速度信号を得、制御手段によって、上記電動
機の回転加速度信号と上記かごの加速度信号とを比較し
その差が設定値以下になるよう制御された回転加速度を
保持して電動機の回転速度を制御することにより、電動
機の回転加速度とかごの加速度に差が生じないように、
電動機を制御する速度指令信号の増加分(加速度指令
値)を小さくし、主索の滑りが生じない範囲でかごを加
速させる。
【0022】また、請求項2におけるエレベータの制御
装置においては、かご内負荷検出装置によりかご内の負
荷が検出され、かご加速度検出手段は、このかご内負荷
検出装置の検出値に基づいてかごの加速度信号を得る。
そして、制御手段によって、上記回転加速度信号と上記
かごの加速度信号とを比較しその差が設定値以下になる
よう制御された回転加速度を保持して電動機の回転速度
を制御することにより、電動機の回転加速度とかごの加
速度に差が生じないように、電動機を制御する速度指令
信号の増加分(加速度指令値)を小さくし、主索の滑り
が生じない範囲でかごを加速させる。
【0023】さらに、請求項3におけるエレベータの制
御装置においては、パルス発生装置によりかごの走行に
応じたパルス信号を得、かご加速度検出手段は、このパ
ルス発生装置の出力に基づいてかごの加速度信号を得
る。そして、制御手段によって、上記回転加速度信号と
上記かごの加速度信号とを比較しその差が設定値以下に
なるよう制御された回転加速度を保持して電動機の回転
速度を制御することにより、電動機の回転加速度とかご
の加速度に差が生じないように、電動機を制御する速度
指令信号の増加分(加速度指令値)を小さくし、主索の
滑りが生じない範囲でかごを加速させる。
【0024】
【実施例】
実施例1.以下、この発明の一実施例について説明す
る。図1は実施例1に係るエレベータの制御装置を示す
構成図である。図中、従来装置と同一部分は同一符号で
示す。21は回転加速度信号αbとかご加速度信号αd
を比較し、その差分である加速度偏差信号αeを発生す
る比較器、22は加速度指令信号αaを出力する加速度
指令発生装置で、上記加速度偏差信号αeが設定値を越
えると、加速度指令信号αaを変更してその指令値を低
下させると共に、主索滑り発生信号S1を出力するよう
になされ、また、出力する加速度指令信号αaが設定値
より低下した時に起動阻止信号S2を出力する。23は
主索滑り発生信号S1が出力されると警報を発生する警
報装置である。
【0025】次に、上記構成に係る動作について図4に
示す動作波形図を参照して説明する。綱車7と主索10
との間で滑りが生じていない時は、加速度偏差信号αe
は設定値を越えないので、加速度指令発生装置22は既
定の加速度指令信号αaを出力し、速度指令発生装置1
は加速度指令信号αaに従って速度指令信号Paを出力
し従来装置と同様に通常運転を行う(図4(a),
(e))。
【0026】時刻t1において、綱車7と主索10との
間で滑りが生じた場合、電動機の回転加速度信号αbと
かご加速度信号αdは偏差を生じ、それは比較器21に
よって加速度偏差信号αeとして加速度指令発生装置2
2に入力される(図4(c),(d),(e)参照)。
【0027】この時、加速度指令発生装置22は加速度
偏差信号αeが設定値以下になるよう加速度指令信号α
aを低下させることにより、電動機回転加速度αbは低
下し、加速度偏差信号αeも縮小し、やがては設定値以
下になる(図4(c),(e)参照)。すなわち、例え
ば回転加速度信号αbをかご加速度信号αdより低い値
とすることにより、主索10の滑りが解消する。
【0028】その後、加速度指令発生装置22は主索1
0の滑りが発生する以前よりも低い加速度で速度指令発
生装置1が速度指令信号Paを発生するよう加速度指令
信号αaを出力する(図4(a),(b))。この主索
10の滑りが発生する以前より低い加速度指令信号αa
とは、主索10の滑りが解消した時点の加速度としても
よいし、滑りが解消した後の摩擦力で新たに滑りが発生
しない程度まで加速度を上げても良い。
【0029】次に、加速度指令発生装置22は上記動作
を行ったことを検出し、主索滑り発生信号S1を発生す
るので、それにより、警報装置22が動作し保守員等に
発見され予防保全に活用される。また、加速度指令発生
装置22は加速度指令信号αaが設定値よりも低くなっ
たことを検出し起動阻止信号S2 を発生する。この起
動阻止信号S2 はエレベータの運転を管理する主制御
装置(図示しない)に入力され、主制御装置はかご11
の停止後、起動を阻止する。
【0030】従って、綱車7と主索10との間の摩擦力
が異常に低下した危険な状態での利用を防止し、その摩
擦力に見合った加速度とするので、かご11を急停止さ
せることもなく、乗客をかご11に閉じ込めてしまう事
を防止できる。
【0031】尚、本実施例では、電動機5の回転速度を
微分演算して、回転加速度信号αbを得るように構成し
たが、加速度センサを電動機5に組み込んで直接検出し
てもよい。同様に、かご11についても加速度センサで
かご加速度信号αdを直接検出してもよい。また、図1
については正の加速度について説明したが、負の加速
時、すなわち減速時についても同様に作用する。
【0032】実施例2.図2はこの発明の実施例2に係
る構成図である。図2中、図1と同様の部分は同一符号
で示す。24はかご11に設けられその負荷を検出する
かご内負荷検出装置、24aはかご内負荷検出装置24
の出力としてのかご内負荷信号、25はかご内負荷信号
24aに基づきかご加速度を演算する加速度演算装置で
ある。
【0033】次に動作について説明する。本実施例2に
おいては、かご11の加速度を求める手段以外は図1の
実施例1と同様であるので、詳細な説明は省略する。す
なわち、この実施例2は、かご11が戸閉直後で乗客の
昇降がない状態、つまり負荷の変動が無くなって静止荷
重の状態から、かご11の加速によるかご内負荷信号2
4aの変動分より、加速度演算装置25によってかご加
速度信号αdを演算するようにしたもので、そのかご加
速度信号αdを用いて実施例1と同様にして加速度指令
信号αaを得ることができる。
【0034】実施例3.図3はこの発明の実施例3に係
る構成図である。図3中、図1と同様の部分は同一符号
で示す。26は滑車13の回転速度に対応するパルス信
号Pfを発生するパルス発生装置、27はパルス信号P
fからかご11の走行速度Pdを演算する速度演算装置
である。
【0035】次に動作について説明する。本実施例3に
おいては、かご11の加速度を求める手段以外は図1の
実施例と同様であるのでその詳細な説明は省略する。す
なわち、この実施例3は、かご11の走行に合わせて回
転する滑車13に結合されたパルス発生装置26の発生
するパルス信号Pfよりかご11の速度を演算し、その
速度を微分してかご加速度信号αdを求める様にしたも
ので、そのそのかご加速度信号αdを用いて実施例1と
同様にして加速度指令信号αaを得ることができる。
【0036】
【発明の効果】以上のように、この発明の請求項1によ
れば、電動機の回転速度検出信号に基づいて回転加速度
信号を得る電動機加速度検出手段と、かごの走行速度を
直接検出するかご速度検出手段と、そのかご速度検出手
段の検出値に基づいてかごの加速度信号を得るかご加速
度検出手段と、上記電動機の回転加速度信号と上記かご
の加速度信号とを比較しその差が設定値以下になるよう
制御された回転加速度を保持して電動機の回転速度を制
御する制御手段とを備えたので、電動機を制御する速度
指令信号の増加分(加速度指令値)を小さくし、主索の
滑りが生じない範囲でかごを加速させることができ、綱
車と主索の滑りを速やかに検出し、警報を発すると同時
に、綱車と主索が滑りやすく危険な状態になった場合
は、停止後、再起動させなく安全性の高いエレベータの
制御装置を得ることができるという効果を奏する。
【0037】また、請求項2によれば、電動機の回転速
度検出信号に基づいて回転加速度信号を得る電動機加速
度検出手段と、上記かご内の負荷を検出するかご内負荷
検出装置と、このかご内負荷検出装置の検出値に基づい
てかごの加速度信号を得るかご加速度検出手段と、上記
回転加速度信号と上記かごの加速度信号とを比較しその
差が設定値以下になるよう制御された回転加速度を保持
して電動機の回転速度を制御する制御手段とを備えたの
で、上記請求項1と同様な効果を奏する。
【0038】さらに、請求項3によれば、電動機の回転
速度検出信号に基づいて回転加速度を得る電動機加速度
検出手段と、上記かごの走行に応じてパルス信号を発生
するパルス発生装置と、このパルス発生装置の出力に基
づいてかごの加速度信号を得るかご加速度検出手段と、
上記電動機の回転加速度信号と上記かごの加速度信号と
を比較しその差が設定値以下になるよう制御された回転
加速度を保持して電動機の回転速度を制御する制御手段
とを備えたので、上記請求項1と同様な効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施例1によるエレベータの制御装
置を示す構成図である。
【図2】この発明の実施例2によるエレベータの制御装
置を示す構成図である。
【図3】この発明の実施例3によるエレベータの制御装
置を示す構成図である。
【図4】この発明によるエレベータの制御装置の動作説
明図である。
【図5】従来のエレベータの異常検出装置を示す構成図
である。
【図6】従来のエレベータの異常検出装置の動作説明図
である。
【符号の説明】
1 速度指令発生装置 3 電動機制御装置 5 巻上用電動機 6 速度検出器 16 速度検出器 10 主索 11 かご 17 第1の微分回路 18 第2の微分回路 21 比較器 22 加速度指令発生装置 24 かご内負荷検出装置 25 加速度演算装置

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電動機の回転速度を直接検出する電動機
    速度検出手段の検出信号と速度指令信号とを比較して上
    記電動機の回転速度を制御し、上記電動機により駆動さ
    れる綱車に巻き掛けられた主索を介してエレベータのか
    ごの走行速度を制御するエレベータの制御装置におい
    て、上記電動機速度検出手段の検出信号に基づいて電動
    機の回転加速度信号を得る電動機加速度検出手段と、上
    記かごの走行速度を直接検出するかご速度検出手段と、
    そのかご速度検出手段の検出値に基づいてかごの加速度
    信号を得るかご加速度検出手段と、上記電動機の回転加
    速度信号と上記かごの加速度信号とを比較しその差が設
    定値以下になるよう制御された回転加速度を保持して電
    動機の回転速度を制御する制御手段とを備えたことを特
    徴とするエレベータの制御装置。
  2. 【請求項2】 電動機の回転速度を直接検出する電動機
    速度検出手段の検出信号と速度指令信号とを比較して上
    記電動機の回転速度を制御し、上記電動機により駆動さ
    れる綱車に巻き掛けられた主索を介してエレベータのか
    ごの走行速度を制御するエレベータの制御装置におい
    て、上記電動機速度検出手段の検出信号に基づいて電動
    機の回転加速度信号を得る電動機加速度検出手段と、上
    記かご内の負荷を検出するかご内負荷検出装置と、この
    かご内負荷検出装置の検出値に基づいてかごの加速度信
    号を得るかご加速度検出手段と、上記電動機の回転加速
    度信号と上記かごの加速度信号とを比較しその差が設定
    値以下になるよう制御された回転加速度を保持して電動
    機の回転速度を制御する制御手段とを備えたことを特徴
    とするエレベータの制御装置。
  3. 【請求項3】 電動機の回転速度を直接検出する電動機
    速度検出手段の検出信号と速度指令信号とを比較して上
    記電動機の回転速度を制御し、上記電動機により駆動さ
    れる綱車に巻き掛けられた主索を介してエレベータのか
    ごの走行速度を制御するエレベータの制御装置におい
    て、上記電動機速度検出手段の検出信号に基づいて電動
    機の回転加速度信号を得る電動機加速度検出手段と、上
    記かごの走行に応じてパルス信号を発生するパルス発生
    装置と、このパルス発生装置の出力に基づいてかごの加
    速度信号を得るかご加速度検出手段と、上記電動機の回
    転加速度信号と上記かごの加速度信号とを比較しその差
    が設定値以下になるよう制御された回転加速度を保持し
    て電動機の回転速度を制御する制御手段とを備えたこと
    を特徴とするエレベータの制御装置。
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Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPWO2006027841A1 (ja) * 2004-09-09 2008-05-08 三菱電機株式会社 エレベータ装置
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