JPH0614430B2 - ヘッド位置決め制御回路 - Google Patents
ヘッド位置決め制御回路Info
- Publication number
- JPH0614430B2 JPH0614430B2 JP60208620A JP20862085A JPH0614430B2 JP H0614430 B2 JPH0614430 B2 JP H0614430B2 JP 60208620 A JP60208620 A JP 60208620A JP 20862085 A JP20862085 A JP 20862085A JP H0614430 B2 JPH0614430 B2 JP H0614430B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- output
- inputting
- terminal
- detection circuit
- head
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
Links
Landscapes
- Control Of Position Or Direction (AREA)
- Moving Of The Head To Find And Align With The Track (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】 〔発明の利用分野〕 本発明は、磁気ディスク装置におけるヘッドの位置決め
制御回路に関する。
制御回路に関する。
一般に磁気ディスク装置においては、アクセスタイムを
向上させるため、ひとつのトラックから他のトラックへ
のヘッドの移動は迅速に行われることを要求される。こ
のため速度制御を高速で実行すると本来剛体とみなされ
ている機構系に歪みが蓄積し、目標トラックに到達し、
そのトラックに正確に位置決めするための追従制御に切
り換わった後、この歪みの復元力によりヘッドの位置が
目標トラックから徐々にオフセットするという問題を生
じていた。これに対し特開昭58−218080号公報などに記
された技術では、追従制御系にオフセット信号を加える
方法をとっていたが、この方法では機構系の状態の変化
によって必要となる印加オフセット量の変動に対しての
即応性を欠くものと思われる。
向上させるため、ひとつのトラックから他のトラックへ
のヘッドの移動は迅速に行われることを要求される。こ
のため速度制御を高速で実行すると本来剛体とみなされ
ている機構系に歪みが蓄積し、目標トラックに到達し、
そのトラックに正確に位置決めするための追従制御に切
り換わった後、この歪みの復元力によりヘッドの位置が
目標トラックから徐々にオフセットするという問題を生
じていた。これに対し特開昭58−218080号公報などに記
された技術では、追従制御系にオフセット信号を加える
方法をとっていたが、この方法では機構系の状態の変化
によって必要となる印加オフセット量の変動に対しての
即応性を欠くものと思われる。
本発明の目的は、速度制御時に生じる機構系の歪みを原
因とする追従制御時の目標トラックからのオフセットを
打ち消し、簡単な回路構成で経済性のある正確な位置決
め制御を行なう磁気ディスク装置のヘッド位置決め制御
回路を提供することにある。
因とする追従制御時の目標トラックからのオフセットを
打ち消し、簡単な回路構成で経済性のある正確な位置決
め制御を行なう磁気ディスク装置のヘッド位置決め制御
回路を提供することにある。
本発明の特徴は、速度制御時の機構系の状態を監視しそ
の情報を基に追従制御ループに電気的な初期値を設定す
ることにある。これにより、速度制御時に機構系に蓄積
した歪みの復元力により生じる追従制御時の目標トラッ
クからのオフセットを打ち消し正確な位置決めを行なう
ことができる。
の情報を基に追従制御ループに電気的な初期値を設定す
ることにある。これにより、速度制御時に機構系に蓄積
した歪みの復元力により生じる追従制御時の目標トラッ
クからのオフセットを打ち消し正確な位置決めを行なう
ことができる。
以下、発明の実施例を図面を用いて説明する。
第1図は、磁気ディスク装置の速度制御系のブロック図
である。第1図の装置は、ディスク面のサーボ情報を読
み取るサーボヘッド9と、サーボヘッドの位置を検出す
る回路8と、サーボヘッドと一体化したボイスコイルモ
ーター11と、ボイスコイルモータを駆動するパワーアン
プ10と、パワーアンプに流れる電流を検出する回路12
と、ヘッドの移動速度を算出する電子タコメータ7と、
ヘッドの目標トラック到達までにクロスするトラック数
をカウントするディフアレンスカウンタ1と、ヘッド移
動時に速度及び加速度に目標を与える回路2,3と、パワ
ーアンプに流す電流を規定する回路路4,5とから成る。
速度制御を行なう際、ヘッドの現在の位置から目標トラ
ックまでの距離を目標トラックまでの残トラック数とし
て扱い、トラッククロス検出回路6により刻々カウント
ダウンされるディフアレンスカウンタ1を用いて残トラ
ック数を監視している。このディフアレンスカウンタ1
の値を基に加速度命令発生器2はパワーアンプ10を通し
てボイスコイルモーター11に流す電流量を規定し、速度
命令発生器3はヘッドの移動速度の目標値を与える。一
方、ヘッドの実際の移動速度は、位置検出回路8及び電
流検出回路12のデータを基に電子タコメーター7により
算出する。ヘッド移動の実速度と目標速度の間に速度エ
ラーSBが発生した場合、減算器14により加速度命令に
修正がなされる。理想的な速度制御が行なわれた場合、
速度エラーSBは零となるが、本出願人は、高速で速度
制御を行なうと速度エラーSBが定常的に発生しこの速
度エラーSBの総量と、速度制御から追従制御への切換
時に発生する目標トラックからのオフセット量に密接な
比例関係が存在する事を見出した。これは、パワーアン
プ10を通してボイスコイルモーター11に流した電流のエ
ネルギギーがあらかじめ設計した通り速度エネルギーに
変換されず、本来剛体例とみなされるべき機構系に歪み
のエネルギーとして蓄積していると推定される。
である。第1図の装置は、ディスク面のサーボ情報を読
み取るサーボヘッド9と、サーボヘッドの位置を検出す
る回路8と、サーボヘッドと一体化したボイスコイルモ
ーター11と、ボイスコイルモータを駆動するパワーアン
プ10と、パワーアンプに流れる電流を検出する回路12
と、ヘッドの移動速度を算出する電子タコメータ7と、
ヘッドの目標トラック到達までにクロスするトラック数
をカウントするディフアレンスカウンタ1と、ヘッド移
動時に速度及び加速度に目標を与える回路2,3と、パワ
ーアンプに流す電流を規定する回路路4,5とから成る。
速度制御を行なう際、ヘッドの現在の位置から目標トラ
ックまでの距離を目標トラックまでの残トラック数とし
て扱い、トラッククロス検出回路6により刻々カウント
ダウンされるディフアレンスカウンタ1を用いて残トラ
ック数を監視している。このディフアレンスカウンタ1
の値を基に加速度命令発生器2はパワーアンプ10を通し
てボイスコイルモーター11に流す電流量を規定し、速度
命令発生器3はヘッドの移動速度の目標値を与える。一
方、ヘッドの実際の移動速度は、位置検出回路8及び電
流検出回路12のデータを基に電子タコメーター7により
算出する。ヘッド移動の実速度と目標速度の間に速度エ
ラーSBが発生した場合、減算器14により加速度命令に
修正がなされる。理想的な速度制御が行なわれた場合、
速度エラーSBは零となるが、本出願人は、高速で速度
制御を行なうと速度エラーSBが定常的に発生しこの速
度エラーSBの総量と、速度制御から追従制御への切換
時に発生する目標トラックからのオフセット量に密接な
比例関係が存在する事を見出した。これは、パワーアン
プ10を通してボイスコイルモーター11に流した電流のエ
ネルギギーがあらかじめ設計した通り速度エネルギーに
変換されず、本来剛体例とみなされるべき機構系に歪み
のエネルギーとして蓄積していると推定される。
第2図は、磁気ディスク装置の追従制御系のブロック図
である。第2図の装置は、前記サーボヘッド9、位置検
出回路8、ボイスコイルモーター11、パワーアンプ10
及び、位置信号のノイズを取り除く回路20と、追従制御
系の安定性を補償する回路21と、目標トラックからのず
れを補償する電流を規定する位置エラーアンプ22とから
成る。追従制御系のループは速度制御の系とは独立であ
り、速度制御の追従制御に及ぼす影響を特に考慮してい
ない。そこで本出願人は機構系に蓄積した歪みの復元力
による目標トラックからのオフセットを解消する実施例
を以下記述する。
である。第2図の装置は、前記サーボヘッド9、位置検
出回路8、ボイスコイルモーター11、パワーアンプ10
及び、位置信号のノイズを取り除く回路20と、追従制御
系の安定性を補償する回路21と、目標トラックからのず
れを補償する電流を規定する位置エラーアンプ22とから
成る。追従制御系のループは速度制御の系とは独立であ
り、速度制御の追従制御に及ぼす影響を特に考慮してい
ない。そこで本出願人は機構系に蓄積した歪みの復元力
による目標トラックからのオフセットを解消する実施例
を以下記述する。
第3図は、第2図中の位相補償器21の従来技術による回
路構成である。この回路で、位置エラーに対する補正量
を周波数軸上で規定し、追従制御系の安定性を高めてい
る。第4図は本出願人の考案する回路で第3図の回路に
速度制御時にオンとなるアナログスイッチ40および抵抗
r1を付加してある。この回路を用いる事により、速度制
御中に発生する速度エラーSBはC1に積分することがで
き、速度制御から追従制御への切り換え時に、C1に積
分した電荷の働きで追従制御ループに初期値を持たせる
事ができる。従って機構系の歪みの復元力による目標ト
ラックからのオフセットは、この追従制御ループの持つ
電気的初期値と打ち消し合い、安定な位置決め動作を行
なうことができる。
路構成である。この回路で、位置エラーに対する補正量
を周波数軸上で規定し、追従制御系の安定性を高めてい
る。第4図は本出願人の考案する回路で第3図の回路に
速度制御時にオンとなるアナログスイッチ40および抵抗
r1を付加してある。この回路を用いる事により、速度制
御中に発生する速度エラーSBはC1に積分することがで
き、速度制御から追従制御への切り換え時に、C1に積
分した電荷の働きで追従制御ループに初期値を持たせる
事ができる。従って機構系の歪みの復元力による目標ト
ラックからのオフセットは、この追従制御ループの持つ
電気的初期値と打ち消し合い、安定な位置決め動作を行
なうことができる。
本発明により、磁気ディスク装置のヘッド位置決め制御
において、ヘッドのトラック間移動時の高速性をそこな
うことなく、追従制御時の安定性を向上することができ
る。
において、ヘッドのトラック間移動時の高速性をそこな
うことなく、追従制御時の安定性を向上することができ
る。
【図面の簡単な説明】 第1図は本発明の一実施例の磁気ディスク装置の速度制
御系のブロック図、第2図は追従制御系のブロック図、
第3図は位相補償器の回路図、第4図は本発明の実施例
となる位相補償器の回路図である。 3……速度命令発生器 7……電子タコメーター 10……パワーアンプ 11……ボイスコイルモーター
御系のブロック図、第2図は追従制御系のブロック図、
第3図は位相補償器の回路図、第4図は本発明の実施例
となる位相補償器の回路図である。 3……速度命令発生器 7……電子タコメーター 10……パワーアンプ 11……ボイスコイルモーター
Claims (1)
- 【請求項1】スピンドルモータにより一体に回転するデ
ータディスクおよびサーボディスクと、このディスク面
上を半径方向に移動するデータヘツドおよびサーボヘッ
ドと、このヘッドを駆動するボイスコイルモータおよび
パワーアンプを有する磁気ディスク装置において、 前記サーボディスク上の任意のトラックから他の任意の
トラックへあらかじめ設定した速度カーブを目標として
前記サーボヘッドを移動させるため、前記パワーアンプ
の出力により駆動される前記ボイスコイルモータと、前
記サーボヘッドからの信号を入力する位置検出回路と、
該位置検出回路の出力を入力する電子タコメータと、該
電子タコメータの出力を接続する第1の端子と、該端子
からの信号を入力する速度エラーアンプと、該速度エラ
ーアンプの出力を接続する第2の端子と、該第2の端子
からの信号を入力する前記パワーアンプから成る回路
と、 前記パワーアンプの出力を入力し、前記電子タコメータ
へ出力する電流検出回路と、 前記位置検出回路の出力を入力するトラッククロス検出
回路と、該トラッククロス検出回路の出力を入力するデ
ィフアレンスカウンタと、該ディフアレンスカウンタの
出力を入力する速度命令発生器であって、前記第1の端
子に接続されるものと、 前記ディフアレンスカウンタの出力を入力し、かつ、前
記速度命令発生器へ出力する加速度命令発生器であっ
て、その出力をスイッチに接続するものと、 前記スイッチからの信号を入力し、前記第2の端子に接
続される加速度フィードフォワード回路とから成る回路
により構成された速度制御系と、 前記サーボディスク上の任意のトラックに前記サーボヘ
ッドを追従させるため、該サーボヘッドからの信号を入
力する前記位置検出回路と、該位置検出回路の出力をロ
ーパスフィルタを介して入力する位相補償器と、該位相
補償器からの出力を入力する位置エラーアンプと、該位
置エラーアンプの出力を入力する前記パワーアンプと、
該パワーアンプの出力により駆動される前記ボイスコイ
ルモータとから成る追従制御系であって、前記位相補償
器は、電気的な値を設定するため、前記速度制御系によ
る制御が行われているときにONとなるスイッチと抵抗
を介して信号を入力する端子を有するものを有する磁気
ディスク装置のヘッド位置決め制御回路。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP60208620A JPH0614430B2 (ja) | 1985-09-24 | 1985-09-24 | ヘッド位置決め制御回路 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP60208620A JPH0614430B2 (ja) | 1985-09-24 | 1985-09-24 | ヘッド位置決め制御回路 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS6271067A JPS6271067A (ja) | 1987-04-01 |
JPH0614430B2 true JPH0614430B2 (ja) | 1994-02-23 |
Family
ID=16559238
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP60208620A Expired - Lifetime JPH0614430B2 (ja) | 1985-09-24 | 1985-09-24 | ヘッド位置決め制御回路 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0614430B2 (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
AU669431B2 (en) * | 1993-06-17 | 1996-06-06 | Cms Gilbreth Packaging Systems, Inc. | Registration system for web feeding |
US5821724A (en) * | 1995-02-03 | 1998-10-13 | Cms Gilbreth Packaging Systems | Feedback limiter for closed loop motor controller |
Family Cites Families (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5237664B2 (ja) * | 1972-08-29 | 1977-09-24 | ||
JPS56114176A (en) * | 1980-02-15 | 1981-09-08 | Nec Corp | Transducer positioning device of magnetic storage device |
-
1985
- 1985-09-24 JP JP60208620A patent/JPH0614430B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS6271067A (ja) | 1987-04-01 |
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