JPH06144308A - クローラ式作業機の履帯 - Google Patents

クローラ式作業機の履帯

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Publication number
JPH06144308A
JPH06144308A JP32232692A JP32232692A JPH06144308A JP H06144308 A JPH06144308 A JP H06144308A JP 32232692 A JP32232692 A JP 32232692A JP 32232692 A JP32232692 A JP 32232692A JP H06144308 A JPH06144308 A JP H06144308A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
roller
crawler belt
crawler
track
drive
Prior art date
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Pending
Application number
JP32232692A
Other languages
English (en)
Inventor
Takashi Yagyu
隆 柳生
Masaru Ito
勝 伊藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hitachi Construction Machinery Co Ltd
Original Assignee
Hitachi Construction Machinery Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Hitachi Construction Machinery Co Ltd filed Critical Hitachi Construction Machinery Co Ltd
Priority to JP32232692A priority Critical patent/JPH06144308A/ja
Publication of JPH06144308A publication Critical patent/JPH06144308A/ja
Pending legal-status Critical Current

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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】 上下のローラが履帯を構成するトラックリン
クに形成した駆動爪に衝当しない状態にして走行させる
ことができるようにする。 【構成】 履帯12は、トラックリンク20を順次枢動
自在に連結することによって、無限走行軌条を構成する
が、トラックリンクには、ドライブタンブラの歯部に係
合する駆動爪24が突設され、その両側にはローラガイ
ド25,25が形成されている。このローラガイドは、
上ローラ及び下ローラが転動する転動路となるもので、
本体部21及び連結部22のうちの駆動爪を設けた部位
に最も近い位置の連結部22aの一部を凹設してなるも
ので、これによって転動面の両側には規制壁が形成さ
れ、しかも履帯全体にわたってローラがローラガイドか
ら逸脱しないように規制されているので、ローラの転動
部と駆動爪との間を確実に非接触状態に保持できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、油圧ショベルその他の
クローラ式作業機における履帯に関するものである。
【0002】
【従来の技術】油圧ショベル等のクローラ式作業機にお
いては、その走行体として履帯が設けられる。履帯は多
数のトラックリンクを連結ピンを用いて順次枢着自在に
連結することにより構成されて、ドライブタンブラとア
イドラとの間に巻回して設けられるもので、ドライブタ
ンブラを回転駆動してこの履帯を送ることによって、走
行体を走行させるようになっている。履帯を構成する各
トラックリンクには、ドライブタンブラの歯部に係合す
る駆動爪が突設されており、このドライブタンブラの歯
部とトラックリンクの駆動爪とが係合することによっ
て、履帯に駆動力を及ぼすようにしている。そして、走
行体におけるドライブタンブラとアイドラとの間の位置
には、それぞれ複数の上ローラ及び下ローラが設けられ
ており、これら各ローラは履帯を構成する各トラックリ
ンクにおける駆動爪を挟んだ両側の位置を転動するよう
になっている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、作業機は必
ずしも平坦な地面上を走行するものではなく、傾斜地や
凹凸がある等、かなり走行条件の悪いを地面を走行する
場合が多い。このために、履帯はドライブタンブラとア
イドラとの間で、上ローラ及び下ローラによりガイドさ
れてはいるものの、走行条件によっては、この履帯に進
行方向以外の方向に力が作用することがある。然るに、
ローラが係合する駆動爪は、相互に所定のピッチ間隔ず
つ離して設けられているから、ローラが駆動爪と駆動爪
との間の移行部分に位置している時に、履帯に進行方向
以外の力が作用すると、ローラと駆動爪との相対位置関
係がずれてしまう。そして、ローラが僅かでもずれる
と、ローラのエッジ部分が駆動爪と摺接乃至衝当するこ
とになり、駆動爪の摩耗を早めるだけでなく、騒音が発
生し、また衝撃でトラックリンクを連結するピンが変形
する等の不都合があり、甚だしい場合には、駆動爪に損
傷を来す等の問題点がある。
【0004】本発明は、このような従来技術の課題を解
決するためになされたものであって、その目的とすると
ころは、ドライブタンブラとアイドラとの間に設けられ
る上下のローラが履帯を構成するトラックリンクに形成
した駆動爪に衝当しない状態にして走行させることがで
きるようにすることにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】前述した目的を達成する
ために、本発明は、各トラックリンクに、その駆動爪の
突設部の両側位置に、ローラの転動面を形成するローラ
ガイドを凹設する構成としたことをその特徴とするもの
である。
【0006】
【作用】このように、履帯を構成するトラックリンクに
ローラガイドを設けることによって、上下のローラは、
このローラガイドを形成する左右の壁部に常に規制され
ることになって、履帯とローラとの相対位置関係のずれ
が確実に防止され、ローラが駆動爪に接触せず、駆動
爪,ローラ等の部材の摩耗や損傷等は確実に防止でき
る。
【0007】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づいて詳細
に説明する。まず、図1にクローラ式作業機の一例とし
て、油圧ショベルを示す。ただし、この図においては、
フロント作業機構は省略して示す。
【0008】図中において、1は走行体、2は旋回体を
それぞれ示し、旋回体2は走行体1に旋回可能に設置さ
れており、この旋回体2には、オペレータが操作を行う
運転室3が前方位置に設けられ、また後方位置にはエン
ジンや油圧ポンプ等の駆動機構、その他の機器が設置さ
れている。一方、走行体1は前後に配置したドライブタ
ンブラ10及びアイドラ11と、このドライブタンブラ
10,アイドラ11間に巻回して設けた履帯12とを有
し、ドライブタンブラ10を回転駆動することによっ
て、履帯12による車両の走行を行わせる構成となって
いる。また、履帯12におけるドライブタンブラ10と
アイドラ11との間の部位をガイドするために、走行体
フレーム13には複数の上ローラ14と下ローラ15と
が設けられている。これら上ローラ14及び下ローラ1
5はそれぞれ一対の転動部14a,14a及び15a,
15aと、その間において縮径された連設部14b及び
15bとから構成される(図4参照)。
【0009】そこで、図2に履帯12の一部を、また図
3には履帯12を構成するトラックリンク20の外観を
それぞれ示す。履帯12は、トラックリンク20を順次
枢動自在に連結することによって、無限走行軌条を構成
している。トラックリンク20は、本体部21の両側に
連結部22を複数個所延在させてなるものであって、こ
の連結部22を相手方の連結部が形成されていない部位
に位置させて、相隣接するトラックリンク20,20の
連結部22,22間に連結ピン23を挿入することによ
って、順次ループ状となるように連結することにより履
帯12が形成される。
【0010】トラックリンク20の本体部21における
中央の部位には、ドライブタンブラ10の歯部に係合す
る駆動爪24が突設されている。また、この駆動爪24
を設けた位置の両側には、ローラガイド25,25が形
成されている。このローラガイド25は、履帯12を形
成した時に、上ローラ14及び下ローラ15の転動部1
4a,15aが転動する転動路となるものであって、本
体部21及び連結部22のうちの駆動爪24を設けた部
位に最も近い位置の連結部22aの一部を凹設すること
により形成される。従って、このローラ14,15は、
連設部14b,15bが駆動爪24を跨ぐようにして転
動部14a,15aがローラガイド25上を転動するよ
うになる。
【0011】ここで、ローラガイド25は、図4乃至図
6からも明らかなように、本体部21においては、水平
な転動面25aと、この転動面25aの左右両側におけ
る段差部分を形成する規制壁25b,25bからなり、
この規制壁25bによってローラ14,15が転動面2
5aから逸脱しないように保持されるようになってい
る。また、連結部22aの部位においては、本体部21
の転動面25aに連なる転動面25cが形成されてお
り、この転動面25cの一方側に規制壁25dとなって
いる。また、その他側の規制壁としては、相手方のトラ
ックリンク20の連結部22bの壁部がその機能を発揮
する。しかも、このトラックリンク20で履帯12を形
成すると、ローラガイド25はループ状となって、その
全長に及び、しかもローラ14,15に対する規制壁は
実質的に切れ目がない状態となる。ここで、転動面25
a,25cを区画形成する規制壁25b,25b間の間
隔及び規制壁25dと連結部22bの壁面との間の間隔
はローラ14,15の転動部14a,15aの幅より僅
かに広い寸法となっている。
【0012】以上のように構成されるトラックリンク2
0を備えた履帯12は、走行体1におけるドライブタン
ブラ10とアイドラ11との間に巻回され、ドライブタ
ンブラ10を回転駆動することによって、履帯12を構
成するトラックリンク20の駆動爪24がドライブタン
ブラ10の歯部に係合することから、このドライブタン
ブラ10の回転に追従して、履帯12の送りが行われ
て、走行体1が走行することになる。また、このドライ
ブタンブラ10とアイドラ11との間はかなり離れてお
り、このために、履帯12におけるドライブタンブラ1
0とアイドラ11間の部位には、上ローラ14及び下ロ
ーラ15が設けられており、この履帯12が位置ずれし
ないようにガイドされる。
【0013】ところで、走行体1は、必ずしも平坦な地
面を走行して作業を行うのではなく、むしろ傾斜地や凹
凸のある地面上を走行するのを常とすることから、履帯
12は車両の走行方向以外の方向に力が加わって、履帯
12が左右いずれかの方向にずれようとする。しかしな
がら、上ローラ14及び下ローラ15の転動部14a,
15aがローラガイド25に沿って転動するから、履帯
12がずれるのを防止できる。しかも、このローラガイ
ド25における転動面25a,25cの左右両側は規制
壁25b,25d等により規制されているので、それら
は確実にローラガイド25上を転動することになり、こ
のローラガイド25の規制壁を乗り越えて逸脱するよう
なことはない。従って、走行中において、ローラ14,
15の転動部14a,15aと駆動爪24との間は、確
実に非接触状態に保持できるようになり、駆動爪24の
摩耗や損傷、これ以外の部材、例えば連結ピン23の変
形等も防止できるし、衝撃音による騒音の発生も抑制さ
れる。
【0014】
【発明の効果】以上説明したように、本発明は、履帯を
構成するトラックリンクに、その駆動爪の突設部の両側
位置において、上下のローラの転動面を形成するローラ
ガイドを凹設する構成としたので、走行中にローラはこ
のローラガイドの両側の側壁部分に規制されて、確実に
ローラガイドに沿って転動し、駆動爪と衝当するおそれ
がなくなり、この駆動爪が摩耗したり、損傷したりする
等の不都合を確実に防止できるようになって、その長寿
命化が図られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】クローラ式作業機の一例としての油圧ショベル
の外観図である。
【図2】履帯の平面図である。
【図3】ローラと共に示すトラックリンクの外観斜視図
である。
【図4】図2のX−X断面図である。
【図5】図2のY−Y断面図である。
【図6】図2のZ−Z断面図である。
【符号の説明】
1 走行体 10 ドライブタンブラ 11 アイドラ 12 履帯 14 上ローラ 15 下ローラ 20 トラックリンク 21 本体部 22,22a,22b 連結部 23 連結ピン 24 駆動爪 25 ローラガイド 25a,25c 転動面 25b,25d 規制壁

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ドライブタンブラに係合する駆動爪を突
    設したトラックリンクを順次連結ピンで枢動自在に連結
    することにより形成され、クローラ式作業機の走行体を
    構成する履帯において、前記各トラックリンクには、そ
    の駆動爪の突設部の両側位置に、ローラの転動面を形成
    するローラガイドを凹設する構成としたことを特徴とす
    るクローラ式作業機の履帯。
JP32232692A 1992-11-09 1992-11-09 クローラ式作業機の履帯 Pending JPH06144308A (ja)

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JP32232692A JPH06144308A (ja) 1992-11-09 1992-11-09 クローラ式作業機の履帯

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JP (1) JPH06144308A (ja)

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7530650B2 (en) * 2001-07-06 2009-05-12 Keith Hannan Crawler track shoe with multiple roller paths and multiple drive lugs
WO2014027531A1 (ja) * 2012-08-14 2014-02-20 日立建機株式会社 履帯
JP2015140157A (ja) * 2014-01-30 2015-08-03 日立建機株式会社 履帯
CN105128962A (zh) * 2015-07-31 2015-12-09 陈小初 挠接履带节的横向定位结构

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JP2015140157A (ja) * 2014-01-30 2015-08-03 日立建機株式会社 履帯
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