JPH06143953A - サスペンションアーム - Google Patents
サスペンションアームInfo
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- JPH06143953A JPH06143953A JP29449492A JP29449492A JPH06143953A JP H06143953 A JPH06143953 A JP H06143953A JP 29449492 A JP29449492 A JP 29449492A JP 29449492 A JP29449492 A JP 29449492A JP H06143953 A JPH06143953 A JP H06143953A
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- JP
- Japan
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- suspension arm
- plate member
- tubular portion
- arm
- lower plate
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- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B60—VEHICLES IN GENERAL
- B60G—VEHICLE SUSPENSION ARRANGEMENTS
- B60G2206/00—Indexing codes related to the manufacturing of suspensions: constructional features, the materials used, procedures or tools
- B60G2206/01—Constructional features of suspension elements, e.g. arms, dampers, springs
- B60G2206/012—Hollow or tubular elements
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B60—VEHICLES IN GENERAL
- B60G—VEHICLE SUSPENSION ARRANGEMENTS
- B60G2206/00—Indexing codes related to the manufacturing of suspensions: constructional features, the materials used, procedures or tools
- B60G2206/01—Constructional features of suspension elements, e.g. arms, dampers, springs
- B60G2206/10—Constructional features of arms
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-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B60—VEHICLES IN GENERAL
- B60G—VEHICLE SUSPENSION ARRANGEMENTS
- B60G2206/00—Indexing codes related to the manufacturing of suspensions: constructional features, the materials used, procedures or tools
- B60G2206/01—Constructional features of suspension elements, e.g. arms, dampers, springs
- B60G2206/80—Manufacturing procedures
- B60G2206/81—Shaping
- B60G2206/8103—Shaping by folding or bending
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B60—VEHICLES IN GENERAL
- B60G—VEHICLE SUSPENSION ARRANGEMENTS
- B60G2206/00—Indexing codes related to the manufacturing of suspensions: constructional features, the materials used, procedures or tools
- B60G2206/01—Constructional features of suspension elements, e.g. arms, dampers, springs
- B60G2206/80—Manufacturing procedures
- B60G2206/82—Joining
- B60G2206/8201—Joining by welding
Landscapes
- Vehicle Body Suspensions (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】本発明は、中空構造のサスペンションアームの
上板部材と下板部材を連結する補強部材の溶接部をサス
ペンションアームの下面より上方に配置することによっ
て、チッピングに起因する溶接部周辺の傷つきを減少し
て、錆の発生を抑制し、経年後でも強度・剛性が低下し
にくくする。 【構成】断面コの字状の上板部材1と下板部材2の端部
周辺を合わせて溶接結合したL型アーム10において、
上板部材1の上部面には折り曲げ成形により形成された
筒状部6があり、下板部材2の上部面には折り曲げ成形
により形成された筒状部7がある。筒状部6と筒状部7
はL型アーム10の略中央付近で溶接接合される構造で
ある。
上板部材と下板部材を連結する補強部材の溶接部をサス
ペンションアームの下面より上方に配置することによっ
て、チッピングに起因する溶接部周辺の傷つきを減少し
て、錆の発生を抑制し、経年後でも強度・剛性が低下し
にくくする。 【構成】断面コの字状の上板部材1と下板部材2の端部
周辺を合わせて溶接結合したL型アーム10において、
上板部材1の上部面には折り曲げ成形により形成された
筒状部6があり、下板部材2の上部面には折り曲げ成形
により形成された筒状部7がある。筒状部6と筒状部7
はL型アーム10の略中央付近で溶接接合される構造で
ある。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、自動車等の車両のサス
ペンションアームに関する。
ペンションアームに関する。
【0002】
【従来の技術】自動車等の車両のサスペンションアーム
として、図6に示すように、板材を折り曲げ成形してな
る一対の上板部材40と下板部材41とが溶接接合され
ている中空のサスペンションアーム46が知られてい
る。(トヨタ技術公開集4450号:1992年2月2
8日発行)このサスペンションアーム46は、一対の上
板部材40と下板部材41の略中央部に設けられた孔4
7に挿入され、その両端部が溶接されたセットチューブ
42を備えている。このセットチューブ42によってサ
スペンションアーム46は面剛性の低い中央部を補強さ
れている。
として、図6に示すように、板材を折り曲げ成形してな
る一対の上板部材40と下板部材41とが溶接接合され
ている中空のサスペンションアーム46が知られてい
る。(トヨタ技術公開集4450号:1992年2月2
8日発行)このサスペンションアーム46は、一対の上
板部材40と下板部材41の略中央部に設けられた孔4
7に挿入され、その両端部が溶接されたセットチューブ
42を備えている。このセットチューブ42によってサ
スペンションアーム46は面剛性の低い中央部を補強さ
れている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】サスペンションアーム
46の下面は、路面から撥ね上げる砂利・泥等があたる
ことによって(一般にはチッピングと言われている)傷
がつきやすい。この傷は素地に達するほど深いものが錆
発生の原因となる。そして、上板部材40及び下板部材
41と金属製のセットチューブ42の溶接部にあたる溶
接ビート43、44の周辺は溶接時の熱により酸化膜が
形成されているので、チッピングによる傷が付くと錆の
進行が最も速い部分となっている。
46の下面は、路面から撥ね上げる砂利・泥等があたる
ことによって(一般にはチッピングと言われている)傷
がつきやすい。この傷は素地に達するほど深いものが錆
発生の原因となる。そして、上板部材40及び下板部材
41と金属製のセットチューブ42の溶接部にあたる溶
接ビート43、44の周辺は溶接時の熱により酸化膜が
形成されているので、チッピングによる傷が付くと錆の
進行が最も速い部分となっている。
【0004】このため、サスペンションアーム46の下
面にある溶接ビート44周辺には、チッピングに起因す
る錆が多量に発生し、経年後には実質的な板厚が薄くな
り、サスペンションアーム46の強度・剛性が低下する
という問題があった。
面にある溶接ビート44周辺には、チッピングに起因す
る錆が多量に発生し、経年後には実質的な板厚が薄くな
り、サスペンションアーム46の強度・剛性が低下する
という問題があった。
【0005】本発明は従来のサスペンションアームに於
ける上記の如き問題に鑑み、サスペンションアームの上
板部材と下板部材を連結する補強部材の溶接部をサスペ
ンションアームの内方に配置することによって、チッピ
ングに起因する溶接部周辺の傷つきを減少して、錆の発
生を抑制し、経年後でも強度・剛性が低下しにくいサス
ペンションアームを目的とする。
ける上記の如き問題に鑑み、サスペンションアームの上
板部材と下板部材を連結する補強部材の溶接部をサスペ
ンションアームの内方に配置することによって、チッピ
ングに起因する溶接部周辺の傷つきを減少して、錆の発
生を抑制し、経年後でも強度・剛性が低下しにくいサス
ペンションアームを目的とする。
【0006】
【課題を解決しようとする手段】上記の如き目的は、断
面コ字状の上板部材と下板部材の外周端部を接合した中
空のサスペンションアームにおいて、前記上板部材の上
部をサスペンションアームの内方に折り曲げ形成した第
1筒状部と、前記下板部材の下部をサスペンションアー
ムの内方に折り曲げ形成した第2筒状部とを設け、前記
第1筒状部の端部と第2筒状部の端部とを溶接接合した
ことを特徴とするサスペンションアームによって達成さ
れる。
面コ字状の上板部材と下板部材の外周端部を接合した中
空のサスペンションアームにおいて、前記上板部材の上
部をサスペンションアームの内方に折り曲げ形成した第
1筒状部と、前記下板部材の下部をサスペンションアー
ムの内方に折り曲げ形成した第2筒状部とを設け、前記
第1筒状部の端部と第2筒状部の端部とを溶接接合した
ことを特徴とするサスペンションアームによって達成さ
れる。
【0007】
【作用】上記の如き構成によれば、第1の筒状部と第2
の筒状部によって上板部材と下板部材が連結され、サス
ペンションアームの中央が補強されるので、面剛性を高
くできる。そして、第1筒状部と第2筒状部とは端部に
て溶接されるので、溶接部はサスペンションアームの内
方に位置する。従って、溶接部がサスペンションアーム
の内方になるので、溶接部周辺へチッピングによる飛石
・飛泥が当たりにくくなり、点錆の原因となる深い傷の
発生数が減少する。
の筒状部によって上板部材と下板部材が連結され、サス
ペンションアームの中央が補強されるので、面剛性を高
くできる。そして、第1筒状部と第2筒状部とは端部に
て溶接されるので、溶接部はサスペンションアームの内
方に位置する。従って、溶接部がサスペンションアーム
の内方になるので、溶接部周辺へチッピングによる飛石
・飛泥が当たりにくくなり、点錆の原因となる深い傷の
発生数が減少する。
【0008】
【実施例】以下に添付の図を参照しつつ、本発明の実施
例について詳細に説明する。
例について詳細に説明する。
【0009】上記のL型アームはストラット独立懸架装
置として用いられるものであり、図3に示すように、2
0は車輪21を回転可能に支持するキャリアである。サ
スペンションアームとしてのL型アーム10は外端にて
ボールジョイント22を介してキャリア20の下端を揺
動可能に支持し、車両側の端部にて図示されないゴムブ
ッシュを含むジョイント23により図示されない車体に
枢支されている。また、キャリア20の上端は、ブラケ
ット24によってストラット25の下端部に固定され
る。ストラット25は、その上端部において、アッパー
サポート26により図示されない車体に枢支されてい
る。
置として用いられるものであり、図3に示すように、2
0は車輪21を回転可能に支持するキャリアである。サ
スペンションアームとしてのL型アーム10は外端にて
ボールジョイント22を介してキャリア20の下端を揺
動可能に支持し、車両側の端部にて図示されないゴムブ
ッシュを含むジョイント23により図示されない車体に
枢支されている。また、キャリア20の上端は、ブラケ
ット24によってストラット25の下端部に固定され
る。ストラット25は、その上端部において、アッパー
サポート26により図示されない車体に枢支されてい
る。
【0010】サスペンションアームとしてのL型アーム
10は、図1及び図2に示すよう、鋼板をプレス成形し
た断面コの字状の上板部材1と下板部材2を重ね合わせ
て、その外周部を溶接することにより形成されている。
10は、図1及び図2に示すよう、鋼板をプレス成形し
た断面コの字状の上板部材1と下板部材2を重ね合わせ
て、その外周部を溶接することにより形成されている。
【0011】L型アーム10の上板部材1の略中央部に
は、コの字形状の内方に向かって延びる筒状部6(第1
筒状部)が上部1aをバーリング加工することによって
折り曲げ形成されており、L型アーム10の下板部材2
の略中央部には、コの字形状の内方に向かって延びる筒
状部7(第2筒状部)が下部2aをバーリング加工によ
って折り曲げ形成されている。筒状部6と筒状部7とは
端部において重ね合わされており、筒状部7の端面と筒
状部6の側面を溶接することにより接合されている。な
お、3は溶接ビートである。この筒状部6と筒状部7
は、中空構造のL型アーム10の比較的面剛性の弱い中
央部を補強するので、L型アーム10の大きな強度が確
保される。
は、コの字形状の内方に向かって延びる筒状部6(第1
筒状部)が上部1aをバーリング加工することによって
折り曲げ形成されており、L型アーム10の下板部材2
の略中央部には、コの字形状の内方に向かって延びる筒
状部7(第2筒状部)が下部2aをバーリング加工によ
って折り曲げ形成されている。筒状部6と筒状部7とは
端部において重ね合わされており、筒状部7の端面と筒
状部6の側面を溶接することにより接合されている。な
お、3は溶接ビートである。この筒状部6と筒状部7
は、中空構造のL型アーム10の比較的面剛性の弱い中
央部を補強するので、L型アーム10の大きな強度が確
保される。
【0012】L型アーム10の下面は走行中に飛石・泥
水等によるチッピングを受けやすい。チッピングによる
傷は、深くて素地に達したもの等が点錆の核となり、そ
の核から錆が進行する。そして、溶接部付近は溶接時の
熱により酸化膜が形成され錆の進行が速い部分となって
いる。つまり、図6に示すよう、下板部材41の下面に
溶接ビート44がある従来構造では、チッピングにより
点錆の原因となる傷が溶接部につきやすく、溶接ビート
44周辺に大量の錆が発生して、経年後には下板部材4
1の実質的な板厚が薄くなりサスペンションアームの強
度・剛性が低下する恐れがある。
水等によるチッピングを受けやすい。チッピングによる
傷は、深くて素地に達したもの等が点錆の核となり、そ
の核から錆が進行する。そして、溶接部付近は溶接時の
熱により酸化膜が形成され錆の進行が速い部分となって
いる。つまり、図6に示すよう、下板部材41の下面に
溶接ビート44がある従来構造では、チッピングにより
点錆の原因となる傷が溶接部につきやすく、溶接ビート
44周辺に大量の錆が発生して、経年後には下板部材4
1の実質的な板厚が薄くなりサスペンションアームの強
度・剛性が低下する恐れがある。
【0013】本発明の第1実施例では、L型アーム10
の下面に溶接ビードを設けた場合に比較して、図2に示
すように溶接ビート3がL型アーム10の内方にあり、
しかもL型アーム10の下面より上方の断面略中心付近
に設けられているので、飛石・泥水等が直接溶接ビート
3の周辺に当たりにくくなる。従って、チッピングに起
因するの錆の発生を少なくすることができ、経年後にL
型アーム10の強度・剛性が極端に低下することを防止
できる。
の下面に溶接ビードを設けた場合に比較して、図2に示
すように溶接ビート3がL型アーム10の内方にあり、
しかもL型アーム10の下面より上方の断面略中心付近
に設けられているので、飛石・泥水等が直接溶接ビート
3の周辺に当たりにくくなる。従って、チッピングに起
因するの錆の発生を少なくすることができ、経年後にL
型アーム10の強度・剛性が極端に低下することを防止
できる。
【0014】また、溶接時の熱により溶接部付近は軟化
(HAZ軟化)する。このため、図6に示す従来構造で
はセットチューブ42と上板部材40及び下板部材41
の溶接ビート43,44がサスペンションアームの上面
及び下面に2ヶ所あり、疲労強度上不利な構成となって
いる。しかし、第1実施例では溶接ビート3はL型アー
ム10の断面略中心付近に1ヶ所しかないので熱による
軟化の及ぶ範囲は狭くなり、疲労強度が向上する。
(HAZ軟化)する。このため、図6に示す従来構造で
はセットチューブ42と上板部材40及び下板部材41
の溶接ビート43,44がサスペンションアームの上面
及び下面に2ヶ所あり、疲労強度上不利な構成となって
いる。しかし、第1実施例では溶接ビート3はL型アー
ム10の断面略中心付近に1ヶ所しかないので熱による
軟化の及ぶ範囲は狭くなり、疲労強度が向上する。
【0015】また、上記のように、従来構造ではサスペ
ンションアーム46を補強するセットチューブ42を別
体で設けていたが、本実施例では上板部材1の筒状部6
と下板部材2の筒状部7とを溶接することで補強するた
め、L型アーム10の部品点数が減り、生産行程が減る
ので、L型アーム10の生産コスト低減をはかることが
出来る。
ンションアーム46を補強するセットチューブ42を別
体で設けていたが、本実施例では上板部材1の筒状部6
と下板部材2の筒状部7とを溶接することで補強するた
め、L型アーム10の部品点数が減り、生産行程が減る
ので、L型アーム10の生産コスト低減をはかることが
出来る。
【0016】次に、第2実施例を図4に基づいて説明す
る。図4は第2実施例の要部断面図であり、図2と同じ
部分の断面を示した図である。この第2実施例のサスペ
ンションアームは第1実施例と同様に断面コの字状の上
板部材50の上部50aをサスペンションアーム内方に
折り曲げ形成した筒状部52(第1筒状部)と断面コの
字状の下板部材51の下部51aをサスペンションアー
ム内方に折り曲げ形成した筒状部53(第2筒状部)が
設けられ、上板部材50と下板部材51の外周部を重ね
合わせ、その外周部を溶接した中空のL型アーム56で
ある。筒状部52の高さは筒状部53の高さよりも低く
なっており、筒状部52と筒状部53とは端部において
重ね合わされている。筒状部52の側面と筒状部53の
端部は溶接により接合されている。なお、55は溶接ビ
ートである。
る。図4は第2実施例の要部断面図であり、図2と同じ
部分の断面を示した図である。この第2実施例のサスペ
ンションアームは第1実施例と同様に断面コの字状の上
板部材50の上部50aをサスペンションアーム内方に
折り曲げ形成した筒状部52(第1筒状部)と断面コの
字状の下板部材51の下部51aをサスペンションアー
ム内方に折り曲げ形成した筒状部53(第2筒状部)が
設けられ、上板部材50と下板部材51の外周部を重ね
合わせ、その外周部を溶接した中空のL型アーム56で
ある。筒状部52の高さは筒状部53の高さよりも低く
なっており、筒状部52と筒状部53とは端部において
重ね合わされている。筒状部52の側面と筒状部53の
端部は溶接により接合されている。なお、55は溶接ビ
ートである。
【0017】この溶接ビート55はL型アーム56の内
方にあり、しかもL型アーム56の下面より上方の断面
略上部付近にあるので、第1実施例よりもチッピングに
起因する錆の発生を少なくすることができる。
方にあり、しかもL型アーム56の下面より上方の断面
略上部付近にあるので、第1実施例よりもチッピングに
起因する錆の発生を少なくすることができる。
【0018】次に第3実施例を図5に基づいて説明す
る。図5は第3実施例の要部断面図であり、図2と同じ
部分の断面を示した図である。第3実施例のサスペンシ
ョンアームは第1実施例のような断面コの字状の上板部
材30の上部30aをサスペンションアーム内方に折り
曲げ加工した筒状部33(第1筒状部)と断面コの字状
の下板部材31の下部31aをサスペンションアーム内
方に折り曲げ加工した筒状部34(第2筒状部)が設け
られ、上板部材30と下板部材31を重ね合わせ、その
外周部を溶接した中空のL型アーム35である。筒状部
33と筒状部34とは端面において重ね合わされてお
り、筒状部33の端部と筒状部34の端部を溶接するこ
とにより接合されている。なお、32は溶接ビートであ
る。第3実施例においても、補強部材を接合形成する溶
接ビート32はL型アーム35の内方にあり、しかもL
型アーム35の下面より上方の断面略中心付近にあるの
で、チッピングに起因する錆の発生を少なくすることが
できる。
る。図5は第3実施例の要部断面図であり、図2と同じ
部分の断面を示した図である。第3実施例のサスペンシ
ョンアームは第1実施例のような断面コの字状の上板部
材30の上部30aをサスペンションアーム内方に折り
曲げ加工した筒状部33(第1筒状部)と断面コの字状
の下板部材31の下部31aをサスペンションアーム内
方に折り曲げ加工した筒状部34(第2筒状部)が設け
られ、上板部材30と下板部材31を重ね合わせ、その
外周部を溶接した中空のL型アーム35である。筒状部
33と筒状部34とは端面において重ね合わされてお
り、筒状部33の端部と筒状部34の端部を溶接するこ
とにより接合されている。なお、32は溶接ビートであ
る。第3実施例においても、補強部材を接合形成する溶
接ビート32はL型アーム35の内方にあり、しかもL
型アーム35の下面より上方の断面略中心付近にあるの
で、チッピングに起因する錆の発生を少なくすることが
できる。
【0019】
【発明の効果】本発明によれば、上板部材に形成した第
1筒状部と、下板部材に形成した第2筒状部のサスペン
ションアーム内方の端部を溶接接合したので、溶接部が
サスペンションアームの内方に位置し、溶接部へ砂利・
泥水等が当たりにくくなる。したがって、錆の進行の速
い溶接部に車両走行時のチッピングによる傷がつきにく
くなり、錆の発生が抑制でき、経年後もサスペンション
アームの強度・剛性を保持することができる。
1筒状部と、下板部材に形成した第2筒状部のサスペン
ションアーム内方の端部を溶接接合したので、溶接部が
サスペンションアームの内方に位置し、溶接部へ砂利・
泥水等が当たりにくくなる。したがって、錆の進行の速
い溶接部に車両走行時のチッピングによる傷がつきにく
くなり、錆の発生が抑制でき、経年後もサスペンション
アームの強度・剛性を保持することができる。
【図1】本発明の第1実施例の要部断面図であり、図2
のサスペンションアームのA−A断面図を示した図。
のサスペンションアームのA−A断面図を示した図。
【図2】本発明の第1実施例のサスペンションアームを
示す平面図。
示す平面図。
【図3】本発明の第1実施例のサスペンションアームが
組み付けられたサスペンション装置の斜視図。
組み付けられたサスペンション装置の斜視図。
【図4】本発明の第2実施例の要部断面図であり、図2
と同じ位置のサスペンションアームの断面を示した図。
と同じ位置のサスペンションアームの断面を示した図。
【図5】本発明の第3実施例の要部断面図であり、図2
と同じ位置のサスペンションアームの断面を示した図。
と同じ位置のサスペンションアームの断面を示した図。
【図6】従来技術の要部断面図であり、図2と同じ位置
のサスペンションアームの断面を示した図。
のサスペンションアームの断面を示した図。
1 ・・・ 上板部材 2 ・・・ 下板部材 1a ・・・ 上部 2a ・・・ 下部 3 ・・・ 溶接ビート 6 ・・・ 筒状部(第1筒状部) 7 ・・・ 筒状部(第2筒状部) 10 ・・・ L型アーム(サスペンションアーム)
Claims (1)
- 【請求項1】断面コの字状の上板部材と下板部材の外周
端部を接合した中空のサスペンションアームにおいて、
前記上板部材の上部をサスペンションアームの内方に折
り曲げ形成した第1筒状部と、前記下板部材の下部をサ
スペンションアームの内方に折り曲げ形成した第2筒状
部とを設け、前記第1筒状部の端部と第2筒状部の端部
とを溶接接合したことを特徴とするサスペンションアー
ム。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP29449492A JPH06143953A (ja) | 1992-11-02 | 1992-11-02 | サスペンションアーム |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP29449492A JPH06143953A (ja) | 1992-11-02 | 1992-11-02 | サスペンションアーム |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH06143953A true JPH06143953A (ja) | 1994-05-24 |
Family
ID=17808494
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP29449492A Pending JPH06143953A (ja) | 1992-11-02 | 1992-11-02 | サスペンションアーム |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH06143953A (ja) |
Cited By (11)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH08207533A (ja) * | 1994-11-19 | 1996-08-13 | Lemfoerder Metallwaren Ag | 自動車の走行装置構成部分をヒンジ結合するための揺動支持エレメント又は類似物 |
EP0739763A1 (en) * | 1995-04-28 | 1996-10-30 | Toyota Jidosha Kabushiki Kaisha | Suspension arm |
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