JPH06143850A - オーバーヘッドプロジェクタ用感熱記録材料 - Google Patents

オーバーヘッドプロジェクタ用感熱記録材料

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JPH06143850A
JPH06143850A JP4295441A JP29544192A JPH06143850A JP H06143850 A JPH06143850 A JP H06143850A JP 4295441 A JP4295441 A JP 4295441A JP 29544192 A JP29544192 A JP 29544192A JP H06143850 A JPH06143850 A JP H06143850A
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thermal
ultraviolet rays
thermal recording
ohp
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Hitoshi Saito
斉藤  均
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 オーバーヘッドプロジェクタ用感熱記録材料
の光定着効率を向上させ、定着時間を短縮する。 【構成】 イエロー感熱発色層14は、サーマルヘッド
でイエロー画像が熱記録された後、イエロー定着用の紫
外線ランプ27から紫外線が照射される。この紫外線
は、保護層15を介して各感熱発色層12〜14を透過
した後に、反射シート17で反射され、再び各感熱発色
層12〜14を照射する。マゼンタ感熱発色層13につ
いても同様に、熱記録,光定着される。 【効果】 感熱記録材料の感熱発色層に、紫外線ランプ
から直射される紫外線と反射シートから反射される紫外
線の両方が照射されるから、短時間に十分な光定着を行
うことができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、オーバーヘッドプロジ
ェクタで投影する透明原稿を作成するために用いられる
オーバーヘッドプロジェクタ用感熱記録材料に関するも
のである。
【0002】
【従来の技術】オーバーヘッドプロジェクタ(以下OH
Pと称する)は、フレネルミラーの上に透明原稿をセッ
トし、この透明原稿の上方から照明光を当てることによ
り、透明原稿を透過した光をフネレルミラーで上方へ反
射し、撮影レンズを介してスクリーンに投影するもので
ある。
【0003】また、透明なシート,例えばポリエチレン
テレフタレート(PET)の上に、少なくとも1層の感
熱発色層を形成したOHP用感熱記録材料も知られてい
る。このOHP用感熱記録材料は、サーマルプリンタに
セットされ、サーマルヘッドで文字や画像が熱記録され
る。熱記録が終わったOHP用感熱記録材料は、保存中
に未記録部分に熱が加えられても発色しないように、紫
外線ランプで紫外線が照射されて光定着される。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記のようなOHP用
感熱記録材料は、これに光定着用の紫外線を照射する
と、紫外線は支持体を透過して反対側に抜けてしまう。
したがって、支持体が紙である一般の感熱記録材料に比
較して、感熱発色層に当たる有効紫外線量が少なくなる
から、定着効率が悪く、定着時間が長くかかるという問
題点があった。
【0005】本発明は、定着効率が高いOHP用感熱記
録材料を提供することを目的とするものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本発明のOHP用感熱記録材料は、透明な支持体の
表面に感熱発色層を層設するとともに、支持体の表面に
紫外線を反射する反射シートを剥離可能に接合したもの
である。したがって、感熱発色層側から照射された紫外
線が支持体から抜け出ることがなくなり、支持体で反射
して再び感熱発色層を照射するから、光定着の効率が格
段に向上し、定着時間が短縮される。
【0007】
【実施例】図1において、本発明のOHP用感熱記録材
料10は、例えばPETシートからなる透明な支持体1
1の表面に、シアン感熱発色層12,マゼンタ感熱発色
層13,イエロー感熱発色層14,保護層15を順次層
設し、表面に、透明な接着剤層16を介して紫外線を反
射する材料,例えば薄いアルミシートからなる反射シー
ト17を剥離可能に接合したものである。なお、支持体
11の表面には、反射シート17を剥がした後に接着剤
層16が残らないように、コーティング等の表面加工が
施されている。
【0008】シアン感熱発色層12は、電子供与性染料
前駆体と電子受容性化合物を主成分として含有し、加熱
されたときにシアンに発色する。
【0009】マゼンタ感熱発色層13としては、最大吸
収波長が約365nmであるジアゾニウム塩化合物と、
これと熱反応してマゼンタに発色するカプラーとを含有
している。このマゼンタ感熱発色層13は、サーマルヘ
ッドでマゼンタ画像を熱記録した後に、365nm付近
の紫外線を照射するとジアゾニウム塩化合物が光分解し
て発色能力が失われる。
【0010】イエロー感熱発色層14は、最大吸収波長
が約420nmであるジアゾニウム塩化合物と、これと
熱反応してイエローに発色するカプラーとを含有してい
る。このイエロー感熱発色層14は、420nm付近の
近紫外線を照射すると光定着して発色能力が失われる。
なお、これよりもエネルギーが高い365nmの近紫外
線によっても光定着される。
【0011】図2において、サーマルプリンタ20は、
ニップローラ対21によってシート状のOHP用感熱記
録材料10を往復搬送し、その間に熱記録及び光定着を
行う。ニップローラ対21の右方には、OHP用感熱記
録材料10を記録位置に支持するプラテンローラ22
と、この上に支持されたOHP用感熱記録材料10に画
像を熱記録するサーマルヘッド23とが設けられてい
る。このサーマルヘッド23は、周知のように、多数の
発熱素子が主走査方向にライン状に配列されている。各
発熱素子は、画素の濃度に応じた熱エネルギーを発生し
て画像をOHP用感熱記録材料10に熱記録する。な
お、プラテンローラ22とニップローラ対21はパルス
モータ(図示せず)によって同じ周速度で回転される。
【0012】ニップローラ対21の左方には、ガイドプ
レート24,25によって形成された記録紙通路26が
設けられ、そのプラテンローラ22側には、光定着する
ための紫外線を放出する紫外線ランプ27,28が配置
されている。紫外線ランプ27は発光ピークがほぼ42
0nmの棒状をしたイエロー定着用であり、紫外線ラン
プ28は発光ピークがほぼ365nmのマゼンタ定着用
である。これらの周面の3/4には反射膜27a,28
aが塗布されており、紫外線はプラテンローラ22側に
面した1/4の領域からOHP用感熱記録材料10に向
けて照射される。
【0013】記録紙通路26の端には、給排紙口26a
が設けられ、ここから例えば手差しでOHP用感熱記録
材料10を1枚ずつ差し込む。また、給排紙口26aの
外には、給排紙口26aから排出された記録済みのOH
P用感熱記録材料10を集積するトレー(図示せず)が
設けられている。
【0014】サーマルプリンタの電源をONにして給排
紙口26aからOHP用感熱記録材料10を差し込む
と、このOHP用感熱記録材料10はニップローラ対2
1にニップされ、サーマルヘッド23側へ搬送される。
この搬送中には、プラテンローラ22が時計方向に回転
されるとともに、サーマルヘッド23は記録位置から退
避されている。OHP用感熱記録材料10は、先端部3
aがニップローラ対21の位置に到達したときに一旦停
止される。このとき、OHP用感熱記録材料10の印画
部の先端がサーマルヘッド23が対面する記録位置にセ
ットされる。
【0015】続いて、ニップローラ対21及びプラテン
ローラ22が逆回転され、OHP用感熱記録材料10は
図面の左方へ搬送され始める。これと同時に、サーマル
ヘッド23による熱記録が開始され、またイエロー定着
用の紫外線ランプ27が点灯される。サーマルヘッド2
3の各発熱素子はイエロー感熱発色層14の発色特性を
考慮した温度に発熱され、OHP用感熱記録材料10に
イエロー画像が1ラインずつ熱記録される。
【0016】印画部が紫外線ランプ27の下方に達する
と、図1に示すように、これに紫外線ランプ27からほ
ぼ420nm付近の近紫外線が照射される。この近紫外
線は、イエロー感熱発色層14を光定着しつつ、マゼン
タ感熱発色層13,シアン感熱発色層12及び支持体1
1を透過し、接着剤層16を介して反射シート17に到
達する。紫外線30は、この反射シート17で反射さ
れ、再び各感熱発色層12〜14を照射する。これによ
って、イエロー感熱発色層14がさらに光定着されるか
ら、短時間に確実な光定着が行われる。
【0017】OHP用感熱記録材料10は、サーマルヘ
ッド23によって印画部の後端まで熱記録された後、さ
らに継続搬送され、紫外線ランプ27から熱記録された
全ての印画部に紫外線が照射される。このOHP用感熱
記録材料10の後端部3bがニップローラ対21のニッ
プ位置に到達すると、ニップローラ対21の回転方向が
切り換えられ、OHP用感熱記録材料10は再び記録位
置に向かって搬送される。
【0018】OHP用感熱記録材料10の先端部3aが
再びニップローラ対21の位置に到達した後、ニップロ
ーラ対21及びプラテンローラ22の回転方向が切り換
えられ、サーマルヘッド23によってマゼンタ画像の熱
記録が開始される。これと同時に、紫外線ランプ27は
消灯されて代わりにマゼンタ定着用の紫外線ランプ28
が点灯される。マゼンタ画像が熱記録された印画部が紫
外線ランプ28の下方に到達すると、ここに紫外線ラン
プ28からほぼ365nm付近の紫外線が照射され、マ
ゼンタ感熱発色層13が光定着される。この時も、紫外
線ランプ28から放出された紫外線は反射シート17に
よって反射されるから、マゼンタ感熱発色層13は確実
に光定着される。
【0019】マゼンタ画像の熱記録が終了した後、さら
にOHP用感熱記録材料10は継続搬送され、印画部全
域のマゼンタ感熱発色層13が光定着されると、ニップ
ローラ対21が逆回転され、再び記録位置に向かってO
HP用感熱記録材料10は戻される。印画部の先端が記
録位置に達すると、ニップローラ対21及び及びプラテ
ンローラ22の回転方向が切り換えられ、OHP用感熱
記録材料10はサーマルヘッド23によってシアン画像
が熱記録される。そして、OHP用感熱記録材料10は
給排紙口26aに向かって搬送される。このときにも、
紫外線ランプ28は点灯されており、今まで紫外線が当
たっていないOHP用感熱記録材料10の後端部3bに
も紫外線が当てられ、漂白される。このように、全ての
熱記録,光定着が終了したOHP用感熱記録材料10
は、給排紙口26aを介して外のトレーに排出される。
【0020】以上説明した実施例では、反射シートを薄
いアルミシートとしたが、本発明はこれに限定されるこ
となく、紫外線を反射し、かつOHP用感熱記録材料の
支持体に接合した状態で、サーマルプリンタ内を搬送可
能な材料であれば、どんなものでもよい。また、従来の
OHP用OHP用感熱記録材料では、プリント結果を確
認するには、ライトボックスに載せたり、実際にOHP
で投影する必要があったが、本発明のOHP用感熱記録
材料で反射シートを白色のものにすると、プリント結果
の良否をそのまま容易に確認することができる。
【0021】上記実施例は、サーマルヘッド又はOHP
用感熱記録材料を副走査方向に相対移動して記録するラ
インプリンタについて説明したが、本発明は二次元に相
対移動して記録するシリアルプリンタに対しても適用す
ることができる。
【0022】
【発明の効果】以上詳細に説明したように、本発明のO
HP用感熱記録材料によれば、透明な支持体の表面に感
熱発色層を層設するとともに、支持体の表面に紫外線を
反射する反射シートを剥離可能に接合したので、感熱発
色層を透過した紫外線が反射シートで反射され、再び感
熱発色層を照射する。したがって、光定着の効率が格段
に向上し、定着時間を短縮できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のOHP用感熱記録材料の層構造を示す
説明図である。
【図2】サーマルプリンタの概略を示す説明図である。
【符号の説明】
10 OHP用感熱記録材料 11 支持体 12 シアン感熱発色層 13 マゼンタ感熱発色層 14 イエロー感熱発色層 16 接着剤層 17 反射シート 20 サーマルプリンタ 23 サーマルヘッド 27,28 紫外線ランプ

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 透明な支持体の表面に、サーマルヘッド
    で加熱することにより発色し、紫外線を照射することに
    より光定着される感熱発色層を層設したオーバーヘッド
    プロジェクタ用感熱記録材料において、前記支持体の表
    面に紫外線を反射する反射シートを剥離可能に接合した
    ことを特徴とするオーバーヘッドプロジェクタ用感熱記
    録材料。
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