JPH06143742A - 記録装置 - Google Patents

記録装置

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JPH06143742A
JPH06143742A JP4314353A JP31435392A JPH06143742A JP H06143742 A JPH06143742 A JP H06143742A JP 4314353 A JP4314353 A JP 4314353A JP 31435392 A JP31435392 A JP 31435392A JP H06143742 A JPH06143742 A JP H06143742A
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Masaaki Kakizaki
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 誤操作を防止し、低コストで組立性を向上さ
せた記録装置を提供すること。 【構成】 記録手段、搬送手段を起動させて記録動作を
操作する複数のスイッチ操作部は、操作力或いは形状等
の特性を1部のスイッチ操作部(例えば電源スイッチ操
作部)と他のスイッチ操作部(例えばオンラインスイッ
チ操作部等)とで異ならしめている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はインクジェットプリンタ
ー,ワードプロセッサー等の画像情報に応じて被記録材
に像を記録する記録装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、プリンター等の記録装置における
スイッチ操作部は、図9に示すように、装置本体50の左
側面に矢印A方向にスライドさせて電源を入れたり切っ
たりする電源スイッチ操作部51を有し、装置本体50の上
面にはモールド部材によりなる5つのスイッチ操作部材
(左からオンラインスイッチ操作部52,改行改頁スイッ
チ操作部53,記録ピッチスイッチ操作部54,微小紙送り
スイッチ操作部55,微小逆紙送りスイッチ操作部56)が
一列に並んで設けられている。上記電源スイッチ操作部
51のみ左側面に設けられているのは、記録動作時に使用
者が誤って電源を切ってしまう誤操作を防止するためで
ある。
【0003】上記各スイッチ操作部について説明する
と、オンラインスイッチ操作部52は装置本体50のオンラ
インとオフラインの切り替えを行う。改行改頁スイッチ
操作部53は装置本体50がオンライン時に押すと用紙を1
行ずつ改行動作を行い、押し続けることによって改頁と
なり、現在セットされている用紙を排出する。記録ピッ
チスイッチ操作部54は、装置本体50がオフライン時に押
すと1インチ当たりに記録できる記録文字数が10,12,
17とういう順序でスイッチ操作部54が押されるたびに変
化する。微小紙送りスイッチ操作部55及び微小逆紙送り
スイッチ操作部56は、装置本体50がオフライン時に押す
と夫々用紙の連続した微小送り或いは微小逆送りを行う
ように構成されている。
【0004】次に上記記録装置の状態を示すインディケ
ータランプについて説明する。インディケータランプは
装置本体50の上面に4つ設けられており、左から順に電
源インディケータランプ57,オンラインインディケータ
ランプ58,用紙インディケータランプ59,エラーインデ
ィケータランプ60となっている。上記電源インディケー
タランプ57は、電源スイッチ操作部51をスライドさせて
電源が投入されると点灯する。上記オンラインインディ
ケータランプ58は、装置本体50がオンライン時に点灯
し、オフライン時に消灯する。上記用紙インディケータ
ランプ59は、装置に用紙がセットされていない時に点灯
する。更に上記エラーインディケータランプ60は、用紙
のジャム(紙詰まり)やキャリッジ(図示せず)のホー
ムポジションエラー等が発生すると点灯するように構成
されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来技術においては、電源スイッチ操作部51は、誤操作防
止のため他のスイッチ操作部とは離れた装置本体50の左
側面に設けられているため、以下に述べる問題点があっ
た。電源スイッチ操作部51以外のスイッチ操作部は、上
面に並んで配置されているため、同一のモールド部材で
製造可能であるが、上記電源スイッチ操作部51のみが別
部材となり、製造コストが高く及び組立性の点で有利で
はない。またスイッチ操作部が装置本体50の側面及び上
面に別れた位置に設けられているため、デザイン上或い
は設計上の自由度に制限を受けてしまう。
【0006】本発明の目的は、前記従来技術の課題を解
決し、誤操作を防止し、低コストで組立性を向上させた
記録装置を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
の本発明の代表的な構成は、画像情報に応じて被記録材
に像を記録するための記録手段と、前記被記録材を搬送
するための搬送手段と、前記記録手段、搬送手段を起動
させて記録動作を操作するための操作手段と、を有し、
前記操作手段は複数のスイッチ操作部を有し、該複数の
スイッチ操作部の特性を第1のスイッチ操作部と第2の
スイッチ操作部とで異ならしめたことを特徴とする。
【0008】
【作用】前記手段によれば、記録手段、搬送手段を起動
させて記録動作を操作する複数のスイッチ操作部は、操
作力或いは形状等の特性を第1のスイッチ操作部(例え
ば電源スイッチ操作部)と第2のスイッチ操作部(例え
ばオンラインスイッチ操作部等)とで異ならしめてい
る。
【0009】
【実施例】次に本発明に係る記録装置について、図面を
参照して説明する。本実施例は、記録装置としてインク
ジェットプリンターを用いて説明する。図1はインクジ
ェットプリンターの外観斜視図、図2はインクジェット
プリンターの概略構成を示す説明図、図3及び図4はス
イッチ操作部の説明図、図5はスイッチ操作部の三面
図、図6はスイッチ操作部の上ケースへの固定方法を示
す説明図である。
【0010】まずインクジェットプリンターの概略構成
について図1及び図2を参照して説明する。先ず外観構
成について説明すると、図1において、1はプリンター
本体であって、その上面には外装を構成する外カバー2
及びインナーカバー3が開閉可能に設けられている。上
記外カバー2を開放すると被記録材である記録シート4
を挿入する挿入口5が形成されており、また外カバー2
は記録シート4の給送ガイドを兼用している。更に上記
プリンター本体の上面には、後述する操作手段であるス
イッチ操作部6が形成されている。
【0011】また上記プリンター本体1内には、図示し
ない搬送手段が設けられており、上記挿入口5より挿入
された記録シート4を記録手段に搬送するものである。
上記搬送手段の構成は、挿入口5より普通紙,プラスチ
ックシート等の記録シート4を挿入し、図示しないモー
ターを駆動して搬送ローラを回転させ、記録シート4を
シート押さえ板7(図2参照)によってガイドして記録
位置へUターン搬送するように構成している。
【0012】記録手段は搬送手段で搬送された記録シー
ト4にインク像を記録するものである。この装置におけ
る記録手段としては、記録ヘッドからインクを吐出して
記録するインクジェット記録方式を用いている。即ち、
この記録ヘッドは微細な液体吐出口(オリフィス)、液
路及びこの液路の一部に設けられるエネルギー作用部
と、該作用部にある液体に作用させる液滴形成エネルギ
ーを発生するエネルギー発生手段を備えている。
【0013】このようなエネルギーを発生するエネルギ
ー発生手段としてはピエゾ素子等の電気機械変換体を用
いた記録方法、レーザー等の電磁波を照射して発熱さ
せ、該発熱による作用で液滴を吐出させるエネルギー発
生手段を用いた記録方法、あるいは発熱抵抗体を有する
発熱素子等の電気熱変換体によって液体を加熱して液体
を吐出させるエネルギー発生手段を用いた記録方法等が
ある。
【0014】その中でも熱エネルギーによって液体を吐
出させるインクジェット記録方法に用いられる記録ヘッ
ドは、記録用の液滴を吐出して吐出用液滴を形成するた
めの液体吐出口(オリフィス)を高密度に配列すること
ができるために高解像度の記録をすることが可能であ
る。その中でも電気熱変換体をエネルギー発生手段とし
て用いた記録ヘッドは、コンパクト化も容易であり、且
つ最近の半導体分野における技術の進歩と信頼性の向上
が著しいIC技術やマイクロ加工技術の長所を十二分に
活用出来、高密度実装化が容易で、製造コストも安価な
ことから有利である。
【0015】本実施例では、図2に示すように、シリア
ル記録方式を用いており、キャリッジ8上に記録ヘッド
9を搭載し、上記キャリッジ8に噛合するリードスクリ
ュー10を図示しないモーターで正逆回転することによっ
て、キャリッジ8を図の矢印a方向に往復移動させるも
のである。そして上記キャリッジ8の往復移動に同期さ
せて記録ヘッド9を画像情報に応じて駆動し、インクを
記録シート4に吐出して記録を行うように構成されてい
る。
【0016】上記記録ヘッド9にはフレキシブルケーブ
ル11が接続されており、このケーブル11を介して信号伝
達が行われる。上記フレキシブルケーブル11はキャリッ
ジ8の往復移動を阻害しないように装置本体のシャーシ
12に固定されている。
【0017】次に前記スイッチ操作部6の構成について
説明する。上記スイッチ操作部6は装置本体の前方上面
部に一列に6つ並んで設けられている。上記スイッチ操
作部6は、左から順に電源を入れたり切ったりする電源
スイッチ操作部13、プリンター1のオンラインとオフラ
インの切り替えを行うオンラインスイッチ操作部14、プ
リンター1がオフライン時に押すと記録シート4を1行
ずつ改行動作を行い、押し続けることによって改頁とな
る改行改頁スイッチ操作部15、プリンター1がオフライ
ン時に押すと1インチ当たりに記録できる記録文字数が
10,12,17とういう順序でスイッチ操作部が押されるた
びに変化するピッチスイッチ操作部16、プリンター1が
オフライン時に押すと夫々記録シート4の連続した微小
送り或いは微小逆送りを行う微小送りスイッチ操作部17
及び微小逆送りスイッチ操作部18を有している。
【0018】次に上記プリンター1の状態を示すインデ
ィケータランプについて説明する。インディケータラン
プは、上記電源スイッチ操作部13とオンラインスイッチ
操作部14との間に3つ設けられており、左から順に電源
が投入されると点灯する電源インディケータランプ19、
記録シート4がセットされていない場合や記録シート4
のジャム(紙詰まり)やキャリッジ8のホームポジショ
ンエラー等が発生すると点灯するエラーインディケータ
ランプ20、プリンター1がオンライン時に点灯しオフラ
イン時に消灯するオンラインインディケータランプ21を
有している。
【0019】次に上記スイッチ操作部6の動作状態を図
3及び図4を参照して説明する。先ず図3は電源スイッ
チ操作部13の断面図である。プリンター1の底部には、
各種電気部品を実装した電気部品実装基板22が装備され
ており、該基板22上には前記各スイッチ操作部に対応す
る位置にタクトスイッチが設けられており、各スイッチ
操作部と基板22とを電気的に接続するものである。上記
電源スイッチ操作部13の真下には、タクトスイッチ23が
配置されており、操作部を矢印b方向に押すと、片持ち
支持されている電源スイッチ操作部13の板バネ部13aが
たわみ、電源スイッチ操作部13の先端部13bがタクトス
イッチ23を押して電源が入ったり切れたりするように構
成されている。そして矢印b方向の押圧が解除される
と、板バネ部13aの弾性によって電源スイッチ操作部13
は元の位置に戻るように構成されている。また上記電源
スイッチ操作部13の操作部は、外装である上ケース24と
同一面をなすようになっているため、単純に操作部に触
っただけでは動作し難い形状となっている。
【0020】これに対して、上記電源スイッチ操作部13
以外のスイッチ操作部の構成を図4に示す。例えばオン
ラインスイッチ操作部14の場合、操作部を矢印b方向に
押すと、片持ち支持されているオンラインスイッチ操作
部14の板バネ部14aがたわみ、先端部14bがタクトスイ
ッチ25を押してオンラインとオフラインの切り替えを行
う。そして矢印b方向の押圧が解除されると、板バネ部
14aの弾性によって電源スイッチ操作部13は元の位置に
戻るように構成されている。また上記オンラインスイッ
チ操作部14の操作部は、外装である上ケース24より上方
に突出しているため、オンラインスイッチ操作部14の操
作がし易いように構成されている。
【0021】上記スイッチ操作部6を構成するスイッチ
操作部材26は、図5に示すように、第三角法を用いて前
述した6つのスイッチ操作部をモールド部材により一体
成型したものであり、電源スイッチ操作部13の板バネ部
13aの幅のみが他のスイッチ操作部の板バネ部14a,15
a,16a,17a,18aの幅の倍の太さに成型されてい
る。これによって、電源スイッチ操作部13のみ他のスイ
ッチ操作部より倍の操作力を要する。よって、前述した
形状及び操作力の観点から電源スイッチ操作部13に触っ
ただけでは動作し難いように構成されており、誤操作を
防止して装置の安全性,信頼性を高めている。
【0022】上記モールド成型されたスイッチ操作部材
26は、図6に示すように、上ケース24に裏面側からワン
タッチで嵌め込むパッチン止めにより取り付けられるよ
うに構成されている。即ち、上記スイッチ操作部材26の
所定位置には基準穴27,28が穿設されており、爪29,3
0,31,32,33が夫々突設されている。また上記上ケー
ス24の裏面側には、上記基準穴27,28に対応する位置に
エンボス34,35が突設されており、上記爪29,30,31,
32,33に対応する位置に係止穴36,37,38,39,40が夫
々穿設されている。よって、上記スイッチ操作部材26
は、基準穴27,28を上ケース24のエンボス34,35に夫々
嵌合させ、爪29,30,31,32,33を上ケース24の係止穴
36,37,38,39,40に係止させることにより取り付ける
ことができる。従って、部品点数が少なく低コストで組
立性を向上させることができる。
【0023】〔他の実施例〕前記実施例においては、電
源スイッチ操作部13と他のスイッチ操作部との操作力を
片持ち支持した板バネ部13aの幅によって差異を設けて
いた。本実施例は、この板バネ部13aの代わりに、図7
及び図8に示すように、電源スイッチ操作部13の先端部
13bにU字状のひげ部13cを突設し、このひげ部13cの
弾性によって操作力に差異を設けたものである。
【0024】上記ひげ部13cは、その先端部13dが組立
時に上ケース24と下ケース41に夫々突設された爪部42,
43に回転自在に挟持されるように構成されている。この
場合、電源スイッチ操作部13の操作部を矢印b方向に押
すと、ひげ部13cを座屈させる方向であるため、操作力
は片持ち支持に比べてかなり大きな力を要する。従っ
て、単純に電源スイッチ操作部13の操作部に触れただけ
では動作せず、誤操作を有効に防止することができる。
【0025】また前述した実施例では記録手段としてイ
ンクジェット記録方式を用いたが、記録信号に応じて電
気熱変換体に通電し、前記電気熱変換体によって印加さ
れる熱エネルギーにより、インクに生ずる膜沸騰を利用
してインクに生ずる気泡の成長,収縮により、インクを
吐出口より吐出して記録を行うように構成すると更に好
ましい。
【0026】その代表的な構成や原理については、例え
ば米国特許第 4723129号明細書、同第 4740796号明細書
に開示されている基本的な原理を用いて行うものが好ま
しい。この方式は所謂オンデマンド型、コンティニュア
ス型の何れにも適用可能であるが、特にオンデマンド型
の場合には、液体(インク)が保持されているシートや
液路に対応して配置されている電気熱変換体に、記録情
報に対応していて核沸騰を越える急速な温度上昇を与え
る少なくとも1つの駆動信号を印加することによって、
電気熱変換体に熱エネルギーを発生せしめ、記録ヘッド
の熱作用面に膜沸騰を生じさせて、結果的にこの駆動信
号に一対一で対応した液体内の気泡を形成出来るので有
効である。この気泡の成長、収縮により吐出用開口を介
して液体を吐出させて、少なくとも1つの滴を形成す
る。この駆動信号をパルス形状とすると、即時適切に気
泡の成長収縮が行われるので、特に優れた液体の吐出が
達成出来、より好ましい。
【0027】前記パルス形状の駆動信号としては、米国
特許第 4463359号明細書、同第 4345262号明細書に記載
されているようなものが適している。尚、前記熱作用面
の温度上昇率に関する発明の米国特許第 4313124号明細
書に記載されている条件を採用すると、更に優れた記録
を行うことが出来る。
【0028】記録ヘッドの構成としては、前述の各明細
書に開示されているような吐出口、液路、電気熱変換体
の組合せ構成(直線状液流路又は直角液流路)の他に熱
作用部が屈曲する領域に配置されている構成を開示する
米国特許第 4558333号明細書、同第 4459600号明細書を
用いた構成も本発明に含まれるものである。
【0029】また複数の電気熱変換体に対して、共通す
るスリットを電気熱変換体の吐出部とする構成を開示す
る特開昭59−123670号公報や熱エネルギーの圧力波を吸
収する開孔を吐出部に対応させる構成を開示する特開昭
59−138461号公報に基づいた構成としても本発明の効果
は有効である。即ち、記録ヘッドの形態がどのようなも
のであっても、本発明によれば記録を確実に効率良く行
うことが出来るようになるからである。
【0030】更に、記録装置が記録出来る記録媒体の最
大幅に対応した長さを有するフルラインタイプの記録ヘ
ッドに対しても本発明は有効に適用出来る。そのような
記録ヘッドとしては、複数記録ヘッドの組合せによっ
て、その長さを満たす構成や、一体的に形成された1個
の記録ヘッドとしての構成のいずれでも良い。
【0031】加えて、前述したシリアルタイプのもので
も、キャリッジに固定された記録ヘッド、或いはキャリ
ッジに装着されることで装置本体との電気的な接続や装
置本体からのインクの供給が可能になる交換自在のチッ
プタイプの記録ヘッド、或いは記録ヘッド自体に一体的
にインクタンクが設けられたカートリッジタイプの記録
ヘッドを用いても良い。
【0032】また本発明の記録装置の構成として設けら
れる、記録ヘッドの回復手段、予備的な補助手段等を付
加することは本発明の効果を一層安定出来るので好まし
いものである。これらを具体的に挙げれば、記録ヘッド
に対してのキャッピング手段、クリーニング手段、加圧
或いは吸引手段、電気熱変換タイプ或いはこれとは別の
加熱素子或いはこれらの組合せによる予備加熱手段、記
録とは別の吐出を行う予備吐出モードを行うことも安定
した記録を行うために有効である。
【0033】またキャリッジに搭載される記録ヘッドの
種類ないし個数についても、例えば単色のインクに対応
して1個のみが設けられたものの他、記録色や濃度を異
にする複数のインクに対応して複数個数設けられるもの
であって良い。即ち、例えば記録装置の記録モードとし
ては黒色等の主流色のみの記録モードでなく、記録ヘッ
ドを一体的に構成する複数個の組合せによるかいずれで
も良いが、異なる色の複色カラー、または混色によるフ
ルカラーの少なくとも一つを備えた装置にも適用し得
る。
【0034】更に加えて、前述した実施例に於いてはイ
ンクを液体として説明しているが、室温やそれ以下で固
化するインクであって、室温で軟化若しくは液化するも
の、或いはインクジェット記録方式ではインク自体を30
℃以上70℃以下の範囲内で温度調整を行ってインクの粘
性を安定吐出範囲にあるように温度制御するものが一般
的であるから、使用記録信号付与時にインクが液状をな
すものであれば良い。加えて、積極的に熱エネルギーに
よる昇温をインクの固形状態から液体状態への状態変化
のエネルギーとして使用せしめることで防止するか、ま
たはインクの蒸発防止を目的として放置状態で固化する
インクを用いるかして、いずれにしても熱エネルギーの
記録信号に応じた付与によってインクが液化し、液状イ
ンクが吐出されるものや、記録シートに到達する時点で
はすでに固化し始めるもの等のような、熱エネルギーに
よって初めて液化する性質のインクを使用する場合も適
用可能である。
【0035】このような場合のインクは、特開昭54− 5
6847号公報或いは特開昭60− 71260号公報に記載される
ような、多孔質シート凹部または貫通孔に液状又は固形
物として保持された状態で、電気熱変換体に対して対向
するような形態としても良い。上述した各インクに対し
て最も有効なものは、前述した膜沸騰方式を実行するも
のである。
【0036】更に、前述したインクジェット記録装置の
形態としては、コンピュータ等の情報処理機器の画像出
力端末として用いられるものの他、リーダ等と組み合わ
せた複写装置、更には送受信機能を有するファクシミリ
装置の形態をとるもの等であっても良い。
【0037】尚、前述した記録手段としてインクジェッ
ト記録方式を用いた例を説明したが、本発明は記録方式
はインクジェット記録方式に限定する必要はなく、他に
も熱転写記録方式や感熱記録方式、更にはワイヤードッ
ト記録方式等のインパクト記録方式以外の記録方式であ
っても適用し得る。またシリアル記録方式に限定する必
要もなく、所謂ライン記録方式を用いても良い。
【0038】
【発明の効果】本発明は前述したように、記録手段、搬
送手段を起動させて記録動作を操作する複数のスイッチ
操作部は、操作力或いは形状等の特性を第1のスイッチ
操作部(例えば電源スイッチ操作部)と第2のスイッチ
操作部(例えばオンラインスイッチ操作部等)とで異な
らしめることにより、誤操作を防止でき、またスイッチ
操作部を一箇所にまとめて配置することができるのでデ
ザイン上或いは設計上の自由度を増加させることができ
る。
【0039】また上記スイッチ操作部をモールド部材等
により一部品化することによって、部品点数を削減して
低コストで組立性のよい記録装置を提供することができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】インクジェットプリンターの外観斜視図であ
る。
【図2】インクジェットプリンターの概略構成を示す説
明図である。
【図3】電源スイッチ操作部の説明図である。
【図4】オンラインスイッチ操作部等の説明図である。
【図5】スイッチ操作部材の三面図である。
【図6】スイッチ操作部の上ケースへの固定方法を示す
説明図である。
【図7】他例にかかる電源スイッチ操作部の説明図であ
る。
【図8】他例に係るスイッチ操作部材の三面図である。
【図9】従来の記録装置の説明図である。
【符号の説明】
1…プリンター本体 2…外カバー 3…インナーカバー 4…記録シート 5…挿入口 6…スイッチ操作部 7…シート押さえ板 8…キャリッジ 9…記録ヘッド 10…リードスクリュー 11…フレキシブルケーブル 12…シャーシ 13…電源スイッチ操作部 13a,14a,15a,16a,17a,18a…板バネ部 13b,13d,14b,15b,16b,17b,18b…先端部 13c…ひげ部 14…オンラインスイッチ操作部 15…改行改頁スイッチ操作部 16…ピッチスイッチ操作部 17…微小送りスイッチ操作部 18…微小逆送りスイッチ操作部 19…電源インディケータランプ 20…エラーインディケータランプ 21…オンラインインディケータランプ 22…電気部品実装基板 23,25…タクトスイッチ 24…外ケース 26…スイッチ操作部材 27,28…基準穴 29,30,31,32,33…爪 34,35…エンボス 36,37,38,39,40…係止穴 41…下ケース 42,43…爪部

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 画像情報に応じて被記録材に像を記録す
    るための記録手段と、 前記被記録材を搬送するための搬送手段と、 前記記録手段、搬送手段を起動させて記録動作を操作す
    るための操作手段と、を有し、 前記操作手段は複数のスイッチ操作部を有し、該複数の
    スイッチ操作部の特性を第1のスイッチ操作部と第2の
    スイッチ操作部とで異ならしめたことを特徴とする記録
    装置。
  2. 【請求項2】 前記スイッチ操作部の特性は、スイッチ
    操作部の操作力である請求項1記載の記録装置。
  3. 【請求項3】 前記スイッチ操作部の特性は、スイッチ
    操作部の形状である請求項1記載の記録装置。
  4. 【請求項4】 前記第1のスイッチ操作部は、スイッチ
    の操作に応じて装置本体に供給される電源をON−OF
    Fする電源スイッチ操作部である請求項1記載の記録装
    置。
  5. 【請求項5】 前記複数のスイッチ操作部は、一列に並
    んでいる請求項1記載の記録装置。
  6. 【請求項6】 前記複数のスイッチ操作部は、一列に並
    んで配列されたモールド成型された1部品からなる請求
    項1記載の記録装置。
  7. 【請求項7】 前記記録手段は、信号に応じてインクを
    吐出して記録を行うインクジェット記録方式である請求
    項1記載の記録装置。
  8. 【請求項8】 前記記録手段は、インク吐出用の熱エネ
    ルギーを発生するための電気熱変換体を備えていること
    を特徴とする請求項7記載の記録装置。
  9. 【請求項9】 前記記録手段は、前記電気熱変換体によ
    って印加される熱エネルギーにより、インクに生ずる膜
    沸騰を利用して吐出口よりインクを吐出させることを特
    徴とする請求項8記載の記録装置。
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