JPH06134993A - インクジェット記録装置 - Google Patents

インクジェット記録装置

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JPH06134993A
JPH06134993A JP31126792A JP31126792A JPH06134993A JP H06134993 A JPH06134993 A JP H06134993A JP 31126792 A JP31126792 A JP 31126792A JP 31126792 A JP31126792 A JP 31126792A JP H06134993 A JPH06134993 A JP H06134993A
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recording
ink
ink jet
head
recording means
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JP31126792A
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English (en)
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Eisaku Tatsumi
栄作 巽
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Original Assignee
Canon Inc
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Abstract

(57)【要約】 【目的】両方向記録等における記録ライン間の画像ズレ
を防止して画質を向上させ、記録ヘッド1に接続する信
号線の数を減らすとともにメイン回路基板20の負荷を
軽減させてフレキシブルケーブル16およびメイン回路
基板20の小型化およびコストダウンを図る。 【構成】記録ヘッド1の主走査方向または副走査方向の
位置検出手段14、15、25、26を記録ヘッド1自
体と装置本体との間に設け、記録データのシリアルパラ
レル展開または記録ヘッド1の温度制御のためのマイク
ロコンピュータ30を記録ヘッド1自体に設ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は記録手段から被記録材へ
インクを吐出して記録を行なうインクジェット記録装置
に関する。
【0002】
【従来の技術】プリンター、複写機、ファクシミリ等の
機能を有する記録装置、あるいはコンピューターやワー
ドプロセッサ等を含む複合機やワークステーションの出
力機器として用いられる記録装置は、画像情報に基づい
て用紙やプラスチック薄板(OHPなど)等の被記録材
(記録媒体)に画像(文字や記号なども含む)を記録し
ていくように構成されている。前記記録装置は、使用す
る記録手段の記録方式により、インクジェット式、ワイ
ヤドット式、感熱式、熱転写式、レーザービーム式等に
分けることができる。
【0003】被記録材の搬送方向(副走査方向)と交叉
する方向に主走査する記録方式を採るシリアルタイプの
記録装置においては、被記録材を所定の記録位置にセッ
トした後、被記録材に沿って移動(主走査)するキャリ
ッジ上に搭載した記録手段(記録ヘッド)によって画像
記録または文字記録を行ない、1行分の記録を終了した
後に所定量の紙送り(副走査)を行ない、その後に次の
行の画像または文字を記録(主走査)するという動作を
繰り返すことにより、被記録材の所望範囲に画像または
文字が記録される。一方、被記録材を搬送方向に送る副
走査のみで記録するラインタイプの記録装置において
は、被記録材を所定の記録位置にセットし、一括して1
行分の記録を連続的に行ないながら所定量の紙送り(ピ
ッチ送り)を行ない、被記録材の全体に画像が記録され
る。
【0004】そのうち、インクジェット式(インクジェ
ット記録装置)は、記録手段(記録ヘッド)から被記録
材にインクを吐出して記録を行なうものであり、記録手
段のコンパクト化が容易であり、高精細な画像を高速で
記録することができ、普通紙に特別の処理を必要とせず
に記録することができ、ランニングコストが安く、ノン
インパクト方式であるため騒音が少なく、しかも、多色
のインクを使用してカラー画像を記録するのが容易であ
るなどの利点を有している。
【0005】特に、熱エネルギーを利用してインクを吐
出するインクジェット式の記録手段(記録ヘッド)は、
エッチング、蒸着、スパッタリング等の半導体製造プロ
セスを経て、基板上に製膜された電気熱変換体、電極、
液路壁、天板などを形成することにより、高密度の液路
配置(吐出口配置)を有するものを容易に製造すること
ができ、一層のコンパクト化を図ることができる。ま
た、IC技術やマイクロ加工技術の長所を活用すること
により、記録手段の長尺化や面状化(2次元化)が容易
であり、記録手段のフルマルチ化および高密度実装化も
容易である。
【0006】上記インクジェット記録装置では、記録ヘ
ッドとインクタンクを一体化した着脱可能(交換可能)
なカートリッジタイプの記録手段(ヘッドカートリッ
ジ)を用いることが行なわれている。また、インクジェ
ット記録装置では、数十ドット幅の行(ライン)を順次
記録していくが、隣接する行の記録位置が上下方向(副
走査方向)あるいは左右方向(主走査方向)にずれるこ
とがある。しかし、この行と行との位置ずれは、特に複
数行にわたる図形や倍角文字などを記録する際には、画
像品位を大幅に低下させる原因となることから、極力こ
れを防止する必要がある。
【0007】また、上記カートリッジタイプの記録手段
は、インクが充填されたモールド品のインクタンクに記
録ヘッドを組み付けた構造を有し、例えば、装置本体か
ら記録ヘッドに電力を供給することで該記録ヘッド内の
電気熱変換体を発熱させ、その発熱によるインクの膜沸
騰によって気泡の成長させ、この気泡の成長に伴ってイ
ンク滴を吐出させるように構成されている。また、イン
クの吐出性能を維持するために、記録ヘッド内のヒータ
ーに電流を流すことにより記録ヘッドの温度を一定に保
つように構成されている。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、カート
リッジタイプの記録手段を用いる従来のインクジェット
記録装置では、該記録手段が着脱可能であることから、
装置本体に対する記録ヘッドの位置を正確に検出するこ
とが困難であり、往復記録などにおける記録画像の行間
のズレを確実に防止することができず、そのため、被記
録材を正確に紙送りしたとしても高品位な記録出力が得
られないという課題があった。また、被記録材を記録ヘ
ッドに対して正しい位置へ紙送りすることが困難である
という課題もあった。
【0009】また、従来のインクジェット記録装置で
は、記録ヘッドに設けた複数の吐出口に対応する複数の
電気熱変換体のそれぞれに通電するために、ヘッドカー
トリッジと装置本体の間を電気接続するフレキシブルケ
ーブルに多数の導体を配線する必要があり、フレキシブ
ルケーブルの小型化および低価格化が困難であるという
課題があった。さらに、記録ヘッドの温度を測定する場
合、記録手段ごとに温度センサの特性にバラツキが生じ
るので、ヘッドカートリッジ内のインク温度を正確に制
御することができないという課題もあった。
【0010】
【課題解決のための手段】請求項1の発明は、記録手段
から被記録材へインクを吐出して記録を行なうインクジ
ェット記録装置において、装置本体に対する記録手段の
位置を検出するための位置検出手段を該記録手段に設け
る構成とすることにより、往復記録などにおいても隣合
う行の画像ズレを防止することができ、高品位な記録出
力が得られるインクジェット記録装置を提供することで
ある。請求項2および請求項3の発明は、上記構成に加
えて、前記位置検出手段により、装置本体に対する記録
手段の主走査方向の位置を検出する構成、あるいは前記
位置検出手段により、装置本体に対する記録手段の副走
査方向の位置を検出する構成とすることにより、一層効
率よく、隣合う行の画像ズレを防止して高品位な画像を
記録し得るインクジェット記録装置を提供することであ
る。
【0011】請求項6の発明は、記録手段から被記録材
へインクを吐出して記録を行なうインクジェット記録装
置において、記録手段にマイクロコンピュータを設ける
構成とすることにより、記録手段と装置本体との間の信
号線の数を減らしてフレキシブルケーブルを安価に製造
することができ、インク吐出部の温度を正確に検出して
インクの不良吐出率を低下させることができ、記録装置
の主回路基板の負荷を減少させることにより小型で安価
な主回路基板を使用することができるインクジェット記
録装置を提供することである。請求項7および請求項8
の発明は、上記構成に加えて、前記マイクロコンピュー
タとしてデータをシリアルパラレル展開するものを使用
する構成、あるいは前記マイクロコンピュータとして記
録手段の温度を制御するものを使用する構成とすること
により、一層効率よく、フレキシブルケーブルの低価格
化、インク温度制御による不良吐出率低下、記録装置の
主回路基板の低価格化を図ることが可能なインクジェッ
ト記録装置を提供することである。
【0012】
【実施例】以下、図面を参照して本発明の実施例を説明
する。なお、各図面において、同一符号はそれぞれ同一
または対応部分を示す。図1は本発明を適用したインク
ジェット記録装置の一実施例の概略構成を示す模式的斜
視図である。図1において、記録手段(記録ヘッド)1
はキャリッジ2に搭載されており、該キャリッジ2は装
置本体に設置された2本のガイドレール3、4に沿って
主走査方向に往復移動可能に案内支持されている。装置
本体の一端部にはキャリッジ2を移動させるためのキャ
リッジモータ5が装着されており、他端部にはアイドラ
プーリ6が配設されている。そして、キャリッジモータ
5のモータプーリ7と前記アイドラプーリ6との間には
前記ガイドレール3、4と平行なタイミングベルト8が
張設されており、該タイミングベルト8の一部はキャリ
ッジ2に連結されている。
【0013】こうして、キャリッジモータ5の正転およ
び逆転によってキャリッジ2が往復移動し、該キャリッ
ジモータ5の回転量によってキャリッジ2の位置(記録
ヘッド1の位置)が制御される。記録に際しては、キャ
リッジ2の移動に同期しかつ画像データに基づいて記録
ヘッド1の吐出口からインクを吐出することにより、被
記録材10上に画像が記録される。前記記録手段(記録
ヘッド)1は、記録ヘッドとインクタンクを一体化した
交換可能なカートリッジ(インクカートリッジ)になっ
ている。
【0014】前記記録ヘッド(ヘッドカートリッジ)1
は、熱エネルギーを利用してインクを吐出するインクジ
ェット記録手段であって、熱エネルギーを発生するため
の電気熱変換体を備えたものである。また、前記記録ヘ
ッド1は、前記電気熱変換体によって印加される熱エネ
ルギーにより生じる膜沸騰による気泡の成長、収縮によ
って生じる圧力変化を利用して、吐出口よりインクを吐
出させ、記録を行なうものである。
【0015】図2は、前記記録手段(記録ヘッド)1の
インク吐出部の構造を模式的に示す部分斜視図である。
図2において、被記録材10と所定の隙間(例えば、約
0.5〜2.0ミリ程度)をおいて対面する吐出口面5
1には、所定のピッチで複数の吐出口52が形成され、
共通液室53と各吐出口52とを連通する各液路54の
壁面に沿ってインク吐出用のエネルギーを発生するため
の電気熱変換体(発熱抵抗体など)55が配設されてい
る。本例においては、記録ヘッド1は、前記吐出口52
がキャリッジ2の走査方向と交叉する方向に並ぶような
位置関係で、該キャリッジ2に搭載されている。こうし
て、画像信号または吐出信号に基づいて対応する電気熱
変換体55を駆動(通電)して、液路54内のインクを
膜沸騰させ、その時に発生する圧力によって吐出口52
からインクを吐出させる記録ヘッド1が構成されてい
る。
【0016】図1において、記録ヘッド1の吐出口面5
1と対向する位置には、被記録材10の幅をカバーする
長さの搬送ローラ(紙送りローラ)11が前記ガイドレ
ール3、4と平行に設けられている。この搬送ローラ1
1は不図示の搬送モータによって回転駆動され、この搬
送ローラ11には回転自在のピンチローラ(不図示)が
圧接されている。記録装置の給紙部から給送された被記
録材10は前記搬送ローラ11の回転によって記録位置
(吐出口面51と対向する位置)へ搬送される。なお、
前記ピンチローラは搬送ローラ11に圧接されて従動回
転するものであり、該ピンチローラの圧接力は、板バネ
等により付与される。前記搬送ローラ11は、記録位置
において被記録材10を正しい姿勢に保持するととも
に、1ライン分の記録が終了するごとに次のラインの記
録位置へ被記録材10を正しく紙送りするように回転制
御されるものである。
【0017】前記記録ヘッド1に対向する記録位置より
紙送り方向下流側の位置には、被記録材10を排出する
ための排紙ローラ12とこれにバネ等で圧接された排紙
従動ローラ13が配設されている。ここでも、排紙ロー
ラ12と従動ローラ13との間の摩擦搬送力により、被
記録材10を送り出す(搬送する)ように構成されてい
る。なお、前記ピンチローラ(不図示)および前記排紙
従動ローラ13は、紙詰まり等に際して被記録材10を
取り出す場合には、レバー操作等により離隔することが
できる。前記排紙ローラ12は、被記録材10を記録ヘ
ッド1の前で搬送する時に、該被記録材10の弛みを除
去し、記録位置の誤差や被記録材10の記録ヘッド1へ
の接触を防止する機能を有している。そのため、この排
紙ローラ12は、通常、前記搬送ローラ11と同期駆動
され、その周速は搬送ローラ11の周速より若干速く設
定されている。
【0018】そこで、以上説明したインクジェット記録
装置には、装置本体に対する記録手段(ヘッドカートリ
ッジ)1の位置、すなわち主走査方向(横方向)の位置
あるいは副走査方向(紙送り方向)の位置を検出するた
めの位置検出手段が設けられている。また、このインク
ジェット記録装置の記録手段1には、データをシリアル
パラレル展開したり、あるいは記録手段1の温度を制御
したりするためのマイクロコンピュータ(不図示)が設
けられている。
【0019】図1において、装置本体には、前記ガイド
レール3、4と平行な磁性体等から成るエンコーダ14
が固定されており、一方、記録ヘッド1には前記エンコ
ーダ14と協働するホール素子や磁気ヘッド等から成る
磁気センサ15が設けられている。これらエンコーダ1
4および磁気センサ15は、ヘッドカートリッジ(記録
手段)1の主走査方向位置(左右方向位置)を検出する
ための位置検出手段を構成するものである。また、ヘッ
ドカートリッジ1は、信号線を有するフレキシブルケー
ブル16を介して、記録装置の不図示の主回路基板(メ
インPCB)に電気接続されている。
【0020】図3は上記位置検出手段の第1実施例を模
式的に示す部分平面図である。図3において、1は記録
ヘッド部とインクタンクを一体化した交換可能な記録手
段(ヘッドカートリッジ)、2は記録手段1を搭載する
キャリジ、3はキャリジ2を案内支持するためのガイド
レール、10は用紙やプラスチック薄板等の被記録材、
14は記録装置に固定された磁性体等から成るエンコー
ダ、15は記録手段1に固定されたホール素子や磁気ヘ
ッド等の磁気センサ、16は記録手段1と記録装置の主
回路基板(図4中の20)とを電気接続するフレキシブ
ルケーブル、51は記録手段1の吐出口面(インクを吐
出する吐出口52が配列された面)である。
【0021】図4は図3の位置検出手段の電気的構成を
示すブロック図である。図4中の図3中と同一の符号は
それぞれ同一または対応部分を示す。図4において、2
0は記録装置全体を制御するための主回路基板(メイン
PCB)、21は記録手段(ヘッドカートリッジ)1と
フレキシブルケーブル16とを接続するためのコネク
タ、22は主回路基板20とフレキシブルケーブル16
とを接続するためのコネクタ、23は磁気センサ15の
出力をデジタル値に変換するためのA/Dコンバータで
ある。
【0022】図4において、ヘッドカートリッジ1はモ
ールドで構成されており、前記磁気センサ15はインク
吐出部の液路54内の電気熱変換体55とともに該カー
トリッジ1を構成するモールドに固定されている。すな
わち、前記磁気センサ15と前記電気熱変換体55およ
び液路54は相互位置が不変の状態で記録手段1に固定
されている。
【0023】図5は磁気センサ15の出力Vと電気熱変
換体55の駆動電流Iとの発生時期t(主走査方向の位
置l)との関係を示す図表である。磁気センサ15の出
力Vは、図示のように、ヘッドカートリッジ(記録手
段)1の移動に伴って正弦波を出力する。この出力Vに
よってヘッドカートリッジ1の装置本体に対する主走査
方向位置を高精度で検出することができる。そして、画
像信号に基づいて、前記正弦波出力Vの各波形の一定位
置で電気熱変換体55の駆動(通電)を開始するように
制御される。
【0024】以上説明した実施例によれば、記録手段
(ヘッドカートリッジ)1と一体的に磁気センサ15を
設け、記録装置本体と記録手段1との両方でリニアエン
コーダ式の位置検出手段を構成したので、実際にインク
を吐出する部分と位置ずれの無い高精度な記録手段1の
位置検出を行うことができる。したがって、往復記録を
行うような場合でも、隣合う行の間で記録ずれを生じる
ことの無い高品位な画像出力を得ることが可能になっ
た。
【0025】図6は記録手段1の位置検出手段の第2実
施例を模式的に示す部分側面図である。図6において、
1は記録ヘッド部とインクタンクを一体化した交換可能
な記録手段(ヘッドカートリッジ)、2は記録手段1を
搭載するキャリジ、3および4はキャリジ2を案内支持
するためのガイドレール、10は用紙やプラスチック薄
板等の被記録材、11は被記録材10を紙送りするため
の搬送ローラ、12および13は記録位置を通過した被
記録材10を排出するための排紙ローラ対、16は記録
手段1と記録装置の主回路基板(図4中の20)とを電
気接続するフレキシブルケーブル、51は記録手段1の
吐出口面(インクを吐出する吐出口52が配列された
面)である。
【0026】図6の第2実施例では、搬送ローラ11の
端部の周囲に磁性体等から成る回転式のエンコーダ25
が設けられ、記録手段1にはこのエンコーダ25と対面
するホール素子や磁気ヘッド等の磁気センサ26が一体
的に設けられている。図6の構成によれば、記録装置に
対する記録手段1の副走査方向(紙送り方向)の位置を
高い精度で検出することができる。
【0027】すなわち、搬送ローラ11に取り付けられ
た磁気エンコーダ25が該搬送ローラ11とともに回転
し、その回転位置によって磁気センサ26の出力が一定
のパターンで変動する。そして、磁気センサ26の出力
をA/Dコンバータ(図4中の23)でデジタル化し、
その出力の山の数から被記録材10の紙送り量(搬送ロ
ーラ11の回転位置)が検出される。その場合、搬送ロ
ーラ11が設定位置近傍に来た時に該搬送ローラ11の
回転を遅くし、出力値が設定値(設定位置)になった時
点で搬送ローラ11の回転を停止させるように制御され
る。
【0028】図6の第2実施例によれば、記録手段(ヘ
ッドカートリッジ)1と一体的に磁気センサ26を設
け、搬送ローラ11と記録手段1とでロータリーエンコ
ーダ式の位置検出手段を構成したので、実際にインクを
吐出する部分と位置ずれの無い高精度な搬送ローラ11
の回転位置の検出を行うことができる。そのため、記録
手段1に対する被記録材10の紙送り量を高い精度で制
御することが可能となり、隣合う行の間で記録ずれを生
じることの無い高品位な画像出力を得ることが可能にな
った。
【0029】図7は記録手段の制御系の第1実施例を示
すブロック図である。図7において、20は記録装置を
制御するための主回路基板(メインPCB)、21は記
録手段(ヘッドカートリッジ)1とフレキシブルケーブ
ル16とを接続するためのコネクタ、22は主回路基板
20とフレキシブルケーブル16とを接続するためのコ
ネクタである。そして、記録手段(ヘッドカートリッ
ジ)1には、該記録手段1を構成する半導体素子と一体
に製造されたマイクロコンピュータ(CPU)30が設
けられている。前記主回路基板20は記録装置本体を制
御するための電気部品の集合体で構成されている。ま
た、前記フレキシブルケーブル16は記録手段1へデー
タや電力を送給するためのものである。
【0030】図7において、記録手段1には、前記マイ
クロコンピュータ30とともに、次のような各構成部品
が設けられている。すなわち、記録手段1には、マイク
ロコンピュータ30を制御するためのコードが書き込ま
れたROM31、データを一時的に記憶するためのRA
M32、インク吐出部の各吐出口52に対応して設けら
れた前記電気熱変換体55、各電気熱変換体55をオン
・オフするためのトランジスタ等から成るヘッドドライ
バ33、ヘッドドライバ33のオン・オフを保持するI
/Oレジスタ34、マイクロコンピュータ30とROM
31とRAM32とI/Oレジスタ34との間でデータ
を交換するためのデータバス35、マイクロコンピュー
タ30からI/Oレジスタ34やRAM32やROM3
1等を選択するためのアドレスバス36、マイクロコン
ピュータ30に記録データを入力するためのシリアルポ
ート37などの構成部品が設けられている。
【0031】図7において、記録データは、主回路基板
(メインPCB)20で作製され、フレキシブルケーブ
ル16を通して記録ヘッド1に送られる。この時、記録
データはシリアルデータ通信によって送受される。マイ
クロコンピュータ30は、このシリアルデータを受信し
た後、RAM32上に一時的に記憶し、これを電気熱変
換体55の数だけI/Oレジスタ34に書き込む。そし
て、ヘッドドライバ33のデータ側トランジスタをオン
させる。また、マイクロコンピュータ30は、一定のタ
イミングでヘッドドライバ33の電源側トランジスタを
オンさせるために、I/Oレジスタ34の電源側ビット
を一定周期で0から1に書き換える。
【0032】以上説明した図7の制御系によれば、記録
手段(ヘッドカートリッジ)1にマイクロコンピュータ
30を設け、該マイクロコンピュータ30により記録デ
ータをシリアルデータで受信し、これをシリアルパラレ
ル展開するように構成したので、記録手段1と装置本体
との間の信号線の数を大幅に減少させることによりフレ
キシブルケーブル16を安価なものにすることができ、
さらに、記録装置の主回路基板(メインPCB)20の
負荷を減少させて制御回路を安価に構成することができ
るインクジェット記録装置が得られた。
【0033】図8は記録手段の制御系の第2実施例を示
すブロック図である。図8において、記録手段(ヘッド
カートリッジ)1には、該記録手段1を構成する半導体
素子と一体に製造されたマイクロコンピュータ(CP
U)30が設けられている。そして、記録手段1には、
このマイクロコンピュータ30とともに、次のような各
構成部品が設けられている。
【0034】すなわち、記録手段1には、記録装置の主
回路基板(メインPCB)から該記録手段1へデータや
電力を送給するためのフレキシブルケーブル16が接続
されるコネクタ21、マイクロコンピュータ30を制御
するためのコードが書き込まれたROM31、データを
一時的に記憶するためのRAM32、インク吐出部の各
吐出口52に対応して設けられた前記電気熱変換体5
5、各電気熱変換体55をオン・オフするためのトラン
ジスタ等から成るヘッドドライバ33、ヘッドドライバ
33のオン・オフを保持するI/Oレジスタ34、マイ
クロコンピュータ30とROM31とRAM32とI/
Oレジスタ34との間でデータを交換するためのデータ
バス35、マイクロコンピュータ30からI/Oレジス
タ34やRAM32やROM31等を選択するためのア
ドレスバス36、マイクロコンピュータ30に記録デー
タを入力するためのシリアルポート37などの構成部品
が設けられている。
【0035】そして、図8のマイクロコンピュータ30
は記録手段1の温度を制御するように構成されている。
そのため、記録手段1には、さらに次のような構成部品
が設けられている。すなわち、記録ヘッド1の温度を検
出するためのダイオード等の温度センサ38、温度セン
サ38の出力をデジタル値に変換するためのA/Dコン
バータ39、記録ヘッド1を温めるためのヒータ40、
ヒータ40をオン・オフするためのトランジスタ等のヒ
ータドライバ41、A/Dコンバータ39の出力やヒー
タドライバ41の状態を保持するためのI/Oレジスタ
42、主回路基板20から記録データが送信される記録
データポート43、NOT論理素子44などが設けられ
ている。
【0036】インク吐出部において、電気熱変換体55
で液路54内のインクを加熱して良好な気泡を形成する
ためには、記録ヘッド1の温度は変化せずに略一定に保
たれる必要がある。そこで、温度センサ38の出力をA
/Dコンバータ39でデジタル化し、I/Oレジスタ4
2を通じてマイクロコンピュータ30にこれを入力し、
この値が予め決めておいた設定値よりも低い場合には、
ヒータ40をオンにすべくI/Oレジスタ42にオンの
値を書き込み、ヒータドライバ41でヒータ40に電流
を流して発熱させる。
【0037】そして、一定時間毎に温度センサ38の値
を読み取り、設定値よりも高い場合にはヒータ40をオ
フにし、設定値よりも低い場合にはヒータ40をオンに
するという制御動作を繰り返す。また、ヒータドライバ
41の電源側トランジスタは、電源容量を節約するため
に、電気熱変換体55のドライバ33の電源側トランジ
スタと同時にオンにならないように構成されている。
【0038】以上説明した図8の制御系によれば、記録
手段(ヘッドカートリッジ)1にマイクロコンピュータ
30を設け、該マイクロコンピュータ30により記録ヘ
ッド1の温度を検出するとともに該記録ヘッド1の温度
を制御するように構成したので、記録ヘッド1のインク
吐出部の温度を高い精度で検出するとともに該温度を高
い精度で制御することが可能となり、インク吐出部での
吐出不良率を効果的に低減することができた。さらに、
記録装置の主回路基板(メインPCB)20の負荷が減
少するので、主回路基板20の小型化およびコストダウ
ンを図ることが可能になった。
【0039】なお、前述の実施例では、被記録材10に
沿って記録ヘッドを移動させながら記録するシリアルタ
イプのインクジェット記録装置を例に挙げて説明した
が、本発明は、被記録材の幅方向の全域または一部をカ
バーする長さのライン型記録ヘッドを用い、副走査だけ
で記録するラインタイプのインクジェット記録装置にお
いても、同様に適用することができ、同様の効果が得ら
れるものである。また、本発明は、記録ヘッドとインク
タンクを一体化する場合、記録ヘッドとインクタンクを
別体にする場合など、記録ヘッドとインクタンクの配置
形態がどのようなものであっても、同様に適用すること
ができ、同様の効果を達成し得るものである。
【0040】さらに、前述の実施例では、1個の記録ヘ
ッドを用いる記録装置の場合を例に挙げて説明したが、
本発明は、異なる色のインクで記録する複数の記録ヘッ
ドを用いるカラー記録装置、同一色彩で濃度の異なるイ
ンクで記録する複数の記録ヘッドを用いる階調記録用の
記録装置など、記録ヘッドの数や使用インクがどのよう
な場合にも同様に適用することができ、同様の作用効果
を達成し得るものである。
【0041】なお、本発明は、インクジェット記録装置
であれば、例えば、ピエゾ素子等の電気機械変換体等を
用いる記録手段(記録ヘッド)を使用するものに適用で
きるが、中でも、熱エネルギーを利用してインクを吐出
する方式のインクジェット記録装置において優れた効果
をもたらすものである。かかる方式によれば、記録の高
密度化、高精細化が達成できるからである。
【0042】その代表的な構成や原理については、例え
ば、米国特許第4723129号明細書、同第4740
796号明細書に開示されている基本的な原理を用いて
行なうのが好ましい。この方式は、所謂オンデマンド
型、コンティニュアス型のいずれにも適用可能である
が、特に、オンデマンド型の場合には、液体(インク)
が保持されているシートや液路に対応して配置されてい
る電気熱変換体に、記録情報に対応していて核沸騰を越
える急速な温度上昇を与える少なくとも一つの駆動信号
を印加することによって、電気熱変換体に熱エネルギー
を発生せしめ、記録手段(記録ヘッド)の熱作用面に膜
沸騰させて、結果的にこの駆動信号に一対一に対応し液
体(インク)内の気泡を形成出来るので有効である。
【0043】この気泡の成長、収縮により吐出用開口を
介して液体(インク)を吐出させて、少なくとも一つの
滴を形成する。この駆動信号をパルス形状とすると、即
時適切に気泡の成長収縮が行なわれるので、特に応答性
に優れた液体(インク)の吐出が達成でき、より好まし
い。このパルス形状の駆動信号としては、米国特許第4
463359号明細書、同第4345262号明細書に
記載されているようなものが適している。尚、上記熱作
用面の温度上昇率に関する発明の米国特許第43131
24号明細書に記載されている条件を採用すると、更に
優れた記録を行なうことができる。
【0044】記録ヘッドの構成としては、上述の各明細
書に開示されているような吐出口、液路、電気熱変換体
の組み合わせ構成(直線状液流路又は直角液流路)の他
に熱作用部が屈曲する領域に配置されている構成を開示
する米国特許第4558333号明細書、米国特許第4
459600号明細書を用いた構成も本発明に含まれる
ものである。加えて、複数の電気熱変換体に対して、共
通するスリットを電気熱変換体の吐出部とする構成を開
示する特開昭59年第123670号公報や熱エネルギ
ーの圧力波を吸収する開孔を吐出部に対応させる構成を
開示する特開昭59年第138461号公報に基づいた
構成としても本発明は有効である。すなわち、記録ヘッ
ドの形態がどのようなものであっても、本発明によれ
ば、記録を確実に効率よく行なうことができるようにな
るからである。
【0045】さらに、前述のように、記録装置が記録で
きる被記録材(記録媒体)の最大幅に対応した長さを有
するフルラインタイプの記録ヘッドに対しても、本発明
は有効に適用できる。そのような記録ヘッドとしては、
複数記録ヘッドの組み合わせによってその長さを満たす
構成や、一体的に形成された1個の記録ヘッドとしての
構成のいずれでもよい。加えて、上例のようなシリアル
タイプのものでも、装置本体に固定された記録ヘッド、
あるいは装置本体に装着されることで装置本体との電気
的な接続や装置本体からのインクの供給が可能になる交
換自在のチップタイプの記録ヘッド、あるいは記録ヘッ
ド自体に一体的にインクタンクが設けられたカートリッ
ジタイプの記録ヘッドを用いた場合にも本発明は有効で
ある。
【0046】また、本発明に記録装置の構成として設け
られる記録ヘッドに対しての回復手段または予備的な補
助手段等を付加することは、本発明の効果を一層安定で
きるので好ましいものである。これらを具体的に挙げれ
ば、記録ヘッドに対しての、キャッピング手段、加圧或
は吸引手段、電気熱変換体或はこれとは別の加熱素子或
はこれらの組み合わせによる予備加熱手段、記録とは別
の吐出を行なう予備吐出モードを行なうことも安定した
記録を行なうために有効である。
【0047】また、前述したように、搭載される記録ヘ
ッドの種類ないし個数についても、例えば、単色のイン
クに対応して1個のみが設けられたものの他、記録色や
濃度を異にする複数のインクに対応して複数個数設けら
れるものであってもよい。すなわち、例えば、記録装置
の記録モードとしては、黒色等の主流色のみの記録モー
ドだけではなく、記録ヘッドを一体的に構成するか複数
個の組み合わせによるか、いずれでもよいが、異なる色
の複色カラー又は、混色によるフルカラーの少なくとも
一つを備えた装置にも本発明は極めて有効である。
【0048】さらに加えて、以上説明した本発明実施例
においては、インクを液体として説明しているが、室温
やそれ以下で固化するインクであって、室温で軟化もし
くは液化するもの、あるいは、インクジェット方式で
は、インク自体を30℃以上70℃以下の範囲内で温度
調整を行ってインクの粘性を安定吐出範囲にあるように
温度制御するものが一般的であるから、使用記録信号付
与時にインクが液状をなすものであればよい。加えて、
積極的に熱エネルギーによる昇温をインクの固形状態か
ら液体状態への状態変化のエネルギーとして使用せしめ
ることで防止するか、または、インクの蒸発防止を目的
として放置状態で固化するインクを用いるかして、いず
れにしても、熱エネルギーの記録信号に応じた付与によ
ってインクが液化し、液状インクが吐出されるものや、
記録媒体に到達する時点ではすでに固化し始めるもの等
のような、熱エネルギーによって初めて液化する性質の
インクを使用する場合も本発明は適用可能である。
【0049】このような場合のインクは、特開昭54−
56847号公報あるいは特開昭60−71260号公
報に記載されるような、多孔質シート凹部または貫通孔
に液状または固形物として保持された状態で、電気熱変
換体に対して対向するような形態としてもよい。本発明
においては、上述した各インクに対して最も有効なもの
は、上述した膜沸騰方式を実行するものである。
【0050】さらに加えて、本発明によるインクジェッ
ト記録装置の形態としては、コンピュータ等の情報処理
機器の画像出力端末として用いられるものの他、リーダ
等と組み合わせた複写装置、さらには送受信機能を有す
るファクシミリ装置の形態を採るもの等であってもよ
い。
【0051】
【発明の効果】以上の説明から明らかなごとく、請求項
1の発明によれば、記録手段から被記録材へインクを吐
出して記録を行なうインクジェット記録装置において、
装置本体に対する記録手段の位置を検出するための位置
検出手段を該記録手段に設ける構成としたので、往復記
録などにおいても隣合う行の画像ズレを防止することが
でき、高品位な記録出力が得られるインクジェット記録
装置が提供される。また、請求項2および請求項3の発
明によれば、上記構成に加えて、前記位置検出手段によ
り、装置本体に対する記録手段の主走査方向の位置を検
出する構成、あるいは前記位置検出手段により、装置本
体に対する記録手段の副走査方向の位置を検出する構成
としたので、一層効率よく、隣合う行の画像ズレを防止
して高品位な画像を記録し得るインクジェット記録装置
が提供される。
【0052】請求項6の発明によれば、記録手段から被
記録材へインクを吐出して記録を行なうインクジェット
記録装置において、記録手段にマイクロコンピュータを
設ける構成としたので、記録手段と装置本体との間の信
号線の数を減らしてフレキシブルケーブルを安価に製造
したり、インク吐出部の温度を正確に検出してインクの
不良吐出率を低下させたりすることができ、記録装置の
主回路基板の負荷を減少させて安価な制御回路を使用す
ることができるインクジェット記録装置が提供される。
また、請求項7および請求項8の発明によれば、上記構
成に加えて、前記マイクロコンピュータとしてデータを
シリアルパラレル展開するものを使用する構成、あるい
は前記マイクロコンピュータとして記録手段の温度を制
御するものを使用する構成としたので、一層効率よく、
記録手段と装置本体との間の信号線の数を減らしてフレ
キシブルケーブルを安価に製造したり、インク吐出部の
温度を正確に検出してインクの不良吐出率を低下させた
りすることができ、記録装置の主回路基板の負荷を減少
させて安価な制御回路を使用することができるインクジ
ェット記録装置が提供される。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を適用したインクジェット記録装置の一
実施例の概略構成を示す模式的斜視図である。
【図2】図1中の記録手段のインク吐出部の構造を模式
的に示す部分斜視図である。
【図3】本発明によるインクジェット記録装置における
記録手段の位置検出手段の第1実施例を模式的に示す部
分平面図である。
【図4】図3の位置検出手段の電気系統を示すブロック
図である。
【図5】図3の位置検出手段における磁気センサ出力と
インク吐出用電気熱変換体の駆動電流との関係を示す図
表である。
【図6】本発明によるインクジェット記録装置における
記録手段の位置検出手段の第2実施例を模式的に示す部
分側面図である。
【図7】本発明によるインクジェット記録装置における
記録手段の制御系の第1実施例の構成を模式的に示すブ
ロック図である。
【図8】本発明によるインクジェット記録装置における
記録手段の制御系の第2実施例の構成を模式的に示すブ
ロック図である。
【符号の説明】
1 記録手段(ヘッドカートリッジ) 2 キャリジ 5 キャリジモータ 10 被記録材 11 搬送ローラ 12 排紙ローラ 14 エンコーダ(リニア式) 15 磁気センサ 16 フレキシブルケーブル 20 主回路基板(メインPCB) 21 コネクタ 22 コネクタ 23 A/Dコンバータ 25 エンコーダ(回転式) 26 磁気センサ 30 マイクロコンピュータ 31 ROM 32 RAM 33 ヘッドドライバ 34 I/Oレジスタ 37 シリアルポート 38 温度センサ 39 A/Dコンバータ 40 ヒータ 41 ヒータドライバ 42 I/Oレジスタ 43 記録データポート 44 NOT論理素子 51 吐出口面 52 吐出口 54 液路 55 電気熱変換体
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.5 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 B41J 2/125 2/51 19/18 E 9212−2C B 9212−2C 9012−2C B41J 3/04 103 B 9012−2C 104 K 9211−2C 3/10 101 E

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 記録手段から被記録材へインクを吐出し
    て記録を行なうインクジェット記録装置において、装置
    本体に対する記録手段の位置を検出するための位置検出
    手段を該記録手段に設けることを特徴とするインクジェ
    ット記録装置。
  2. 【請求項2】 前記位置検出手段は、装置本体に対する
    記録手段の主走査方向の位置を検出することを特徴とす
    る請求項1のインクジェット記録装置。
  3. 【請求項3】 前記位置検出手段は、装置本体に対する
    記録手段の副走査方向の位置を検出することを特徴とす
    る請求項1のインクジェット記録装置。
  4. 【請求項4】 前記記録手段が、インクを吐出するため
    に利用される熱エネルギーを発生する電気熱変換体を備
    えているインクジェット記録手段であることを特徴とす
    る請求項1のインクジェット記録装置。
  5. 【請求項5】 前記記録手段が、前記電気熱変換体が発
    生する熱エネルギーによりインクに生じる膜沸騰を利用
    して、吐出口よりインクを吐出させることを特徴とする
    請求項4のインクジェット記録装置。
  6. 【請求項6】 記録手段から被記録材へインクを吐出し
    て記録を行なうインクジェット記録装置において、記録
    手段にマイクロコンピュータを設けることを特徴とする
    インクジェット記録装置。
  7. 【請求項7】 前記マイクロコンピュータはデータをシ
    リアルパラレル展開することを特徴とする請求項6のイ
    ンクジェット記録装置。
  8. 【請求項8】 前記マイクロコンピュータは記録手段の
    温度を制御することを特徴とする請求項6のインクジェ
    ット記録装置。
  9. 【請求項9】 前記記録手段が、インクを吐出するため
    に利用される熱エネルギーを発生する電気熱変換体を備
    えているインクジェット記録手段であることを特徴とす
    る請求項6のインクジェット記録装置。
  10. 【請求項10】 前記記録手段が、前記電気熱変換体が
    発生する熱エネルギーによりインクに生じる膜沸騰を利
    用して、吐出口よりインクを吐出させることを特徴とす
    る請求項9のインクジェット記録装置。
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