JPH06143660A - トナー粒子コントロール基板 - Google Patents
トナー粒子コントロール基板Info
- Publication number
- JPH06143660A JPH06143660A JP4294876A JP29487692A JPH06143660A JP H06143660 A JPH06143660 A JP H06143660A JP 4294876 A JP4294876 A JP 4294876A JP 29487692 A JP29487692 A JP 29487692A JP H06143660 A JPH06143660 A JP H06143660A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- toner
- electrode
- insulating plate
- particle control
- control board
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- Pending
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- Electrophotography Using Other Than Carlson'S Method (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 簡単な構成により，トナー通過孔でのトナ
ーの目詰まりを効率良く防止することのできるトナー粒
子コントロール基板の提供。 【構成】 トナー粒子コントロール基板１では，一面側
に第１電極４a が配設され，他面側に上記第１電極４a
と交差させる方向に第２電極５a が配線された絶縁板３
がＰＺＴ等の圧電材料により構成されている。そして，
第１電極４a と第２電極５a の交差位置にはこれらを貫
通するトナー通過孔６が穿設されている。従って，コン
トロール信号の印加により第１電極４a と第２電極５a
との間に形成された電界によってトナーをトナー通過孔
６に通過させる本来の機能を発揮させることはもちろん
のこと，絶縁板３自体が上記電界の作用によりこのトナ
ー通過孔６の近傍において振動し，トナー通過孔６内で
のトナーの目詰まりを防止する。
ーの目詰まりを効率良く防止することのできるトナー粒
子コントロール基板の提供。 【構成】 トナー粒子コントロール基板１では，一面側
に第１電極４a が配設され，他面側に上記第１電極４a
と交差させる方向に第２電極５a が配線された絶縁板３
がＰＺＴ等の圧電材料により構成されている。そして，
第１電極４a と第２電極５a の交差位置にはこれらを貫
通するトナー通過孔６が穿設されている。従って，コン
トロール信号の印加により第１電極４a と第２電極５a
との間に形成された電界によってトナーをトナー通過孔
６に通過させる本来の機能を発揮させることはもちろん
のこと，絶縁板３自体が上記電界の作用によりこのトナ
ー通過孔６の近傍において振動し，トナー通過孔６内で
のトナーの目詰まりを防止する。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は，回転するトナー供給ド
ラムからの帯電トナー粒子を，与えられた電界の作用に
より，トナー通過孔から例えば用紙搬送用のベースロー
ラへ向けて送り出す，所謂パウダージェットトナー供給
システムに係り，特に，簡単な構成により上記トナー通
過孔でのトナー詰まりを解消することのできるトナー粒
子コントロール基板に関するものである。
ラムからの帯電トナー粒子を，与えられた電界の作用に
より，トナー通過孔から例えば用紙搬送用のベースロー
ラへ向けて送り出す，所謂パウダージェットトナー供給
システムに係り，特に，簡単な構成により上記トナー通
過孔でのトナー詰まりを解消することのできるトナー粒
子コントロール基板に関するものである。
【０００２】
【従来の技術】上記したようなトナー粒子コントロール
基板に関して図１を参照すると，例えばディジタル複写
機等に配備される非磁性成分現像装置２０のトナーセッ
ト部に収容されたトナー７は，トナー供給アジテータ及
びファーブラシローラによって攪拌されることにより所
定の電荷を与えられる。そして，この帯電したトナー７
は，上記ファーブラシローラとトナー供給ドラム２との
間に生じる電界の作用によって，上記トナー供給ドラム
２の外周面上に導かれる。続いて，上記トナー７はトナ
ー供給ドラム２の回転によって，このトナー供給ドラム
２から所定距離離間して配備された平板状のトナー粒子
コントロール基板の一面側に送り込まれる。そこで，従
来のトナー粒子コントロール基板１a の要部を図４に示
す。このトナー粒子コントロール基板１a では，上記ト
ナー供給ドラム２の接線方向に沿ってこのトナー供給ド
ラム２から所定距離離間して配備された絶縁板３a の一
面に，第１電極４a が上記トナー供給ドラム２の回転方
向（矢印Ｒで示す）と直角の方向に沿って配線され，上
記絶縁板３a の他面に第２電極５a が上記第１電極４ a
と交差する方向に沿って配線されている。また，上記第
１電極４a と第２電極５a の交差位置には，上記第１電
極４a ，第２電極５a 及び絶縁板３a を貫通するトナー
通過孔６（貫通孔；例えば孔内径＝約１５０μｍ）が穿
設されている。上記第１電極４a ，第２電極５a の配線
状態と上記トナー通過孔６の穿設位置の配置状態を図５
に示す。上記第１電極４a は少なくともトナー供給ドラ
ム２の筒長と同程度の長さのものが８段に設けられてい
る。一方，上記第２電極５a は，第１電極４a に対し９
０°より僅かに傾けた交差角度でこの第１電極４a の配
線方向に４００列に設けられている。即ち，３２００個
トナー通過孔６が＃形状のマトリクス状に配列されてい
る。そこで，上記トナー供給ドラム２からトナー粒子コ
ントロール基板１a の第１電極４a 側に導かれたトナー
７は，予め読み取られた原稿画像データに対応した位置
のトナー通過孔６において交差する第１電極４a 及び第
２電極５a の双方に通電されることにより発生した電界
の作用によって，当該トナー通過孔６を通過して第２電
極５a 側から例えばベースローラ上の用紙に向けて送り
出される。
基板に関して図１を参照すると，例えばディジタル複写
機等に配備される非磁性成分現像装置２０のトナーセッ
ト部に収容されたトナー７は，トナー供給アジテータ及
びファーブラシローラによって攪拌されることにより所
定の電荷を与えられる。そして，この帯電したトナー７
は，上記ファーブラシローラとトナー供給ドラム２との
間に生じる電界の作用によって，上記トナー供給ドラム
２の外周面上に導かれる。続いて，上記トナー７はトナ
ー供給ドラム２の回転によって，このトナー供給ドラム
２から所定距離離間して配備された平板状のトナー粒子
コントロール基板の一面側に送り込まれる。そこで，従
来のトナー粒子コントロール基板１a の要部を図４に示
す。このトナー粒子コントロール基板１a では，上記ト
ナー供給ドラム２の接線方向に沿ってこのトナー供給ド
ラム２から所定距離離間して配備された絶縁板３a の一
面に，第１電極４a が上記トナー供給ドラム２の回転方
向（矢印Ｒで示す）と直角の方向に沿って配線され，上
記絶縁板３a の他面に第２電極５a が上記第１電極４ a
と交差する方向に沿って配線されている。また，上記第
１電極４a と第２電極５a の交差位置には，上記第１電
極４a ，第２電極５a 及び絶縁板３a を貫通するトナー
通過孔６（貫通孔；例えば孔内径＝約１５０μｍ）が穿
設されている。上記第１電極４a ，第２電極５a の配線
状態と上記トナー通過孔６の穿設位置の配置状態を図５
に示す。上記第１電極４a は少なくともトナー供給ドラ
ム２の筒長と同程度の長さのものが８段に設けられてい
る。一方，上記第２電極５a は，第１電極４a に対し９
０°より僅かに傾けた交差角度でこの第１電極４a の配
線方向に４００列に設けられている。即ち，３２００個
トナー通過孔６が＃形状のマトリクス状に配列されてい
る。そこで，上記トナー供給ドラム２からトナー粒子コ
ントロール基板１a の第１電極４a 側に導かれたトナー
７は，予め読み取られた原稿画像データに対応した位置
のトナー通過孔６において交差する第１電極４a 及び第
２電極５a の双方に通電されることにより発生した電界
の作用によって，当該トナー通過孔６を通過して第２電
極５a 側から例えばベースローラ上の用紙に向けて送り
出される。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】上記したように，トナ
ー供給ドラム２からのトナー７が通過するトナー通過孔
６の孔内径は，極めて微細であるため，このトナー通過
孔６内でトナー７の目詰まりを起こしやすい。そこで，
従来装置では，図１の２点鎖線で示すように，トナー粒
子コントロール基板の端部に振動発生器１０が固着され
ている。この振動発生器１０は，外部電源から供給され
たバイアス印加電圧により超音波を発生させる超音波振
動子を有している。そこで，上記従来のトナー粒子コン
トロール基板１a の作動に伴って上記絶縁板３a に超音
波振動を与え，これによってトナー通過孔６内でのトナ
ー７の目詰まりを防止するようになっている。しかしな
がら，上記振動発生器１０を設置するためには一定以上
のスペースが必要であり，また上記トナー通過孔６の間
近に配備することもできない。そのため，上記振動発生
器１０を配備するためのスペースを必要とし，更には各
トナー通過孔６と振動発生器１０とが離間しているた
め，装置の大型化につながるとともに，振動発生器１０
からの超音波振動が各トナー通過孔６に達するまでに減
衰するという問題があった。また，上記振動発生器１０
を作動させるための外部電源を別途必要とした。従っ
て，本発明の目的は，簡単な構成により，トナー通過孔
でのトナーの目詰まりを効率良く防止することができる
トナー粒子コントロール基板を提供することである。
ー供給ドラム２からのトナー７が通過するトナー通過孔
６の孔内径は，極めて微細であるため，このトナー通過
孔６内でトナー７の目詰まりを起こしやすい。そこで，
従来装置では，図１の２点鎖線で示すように，トナー粒
子コントロール基板の端部に振動発生器１０が固着され
ている。この振動発生器１０は，外部電源から供給され
たバイアス印加電圧により超音波を発生させる超音波振
動子を有している。そこで，上記従来のトナー粒子コン
トロール基板１a の作動に伴って上記絶縁板３a に超音
波振動を与え，これによってトナー通過孔６内でのトナ
ー７の目詰まりを防止するようになっている。しかしな
がら，上記振動発生器１０を設置するためには一定以上
のスペースが必要であり，また上記トナー通過孔６の間
近に配備することもできない。そのため，上記振動発生
器１０を配備するためのスペースを必要とし，更には各
トナー通過孔６と振動発生器１０とが離間しているた
め，装置の大型化につながるとともに，振動発生器１０
からの超音波振動が各トナー通過孔６に達するまでに減
衰するという問題があった。また，上記振動発生器１０
を作動させるための外部電源を別途必要とした。従っ
て，本発明の目的は，簡単な構成により，トナー通過孔
でのトナーの目詰まりを効率良く防止することができる
トナー粒子コントロール基板を提供することである。
【０００４】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に，本発明が採用する主たる手段は，その要旨とすると
ころが，絶縁板と，この絶縁板の一面に配線された第１
電極と，上記絶縁板の他面に上記第１電極と交差する方
向に配線された第２電極とを備え，上記絶縁板，第１電
極及び第２電極を貫通する貫通孔を形成するとともに，
振動する絶縁板の一面側に供給された帯電トナー粒子
を，上記第１電極及び第２電極間に形成された電界によ
り上記貫通孔を通過させて他面側へ送り出すトナー粒子
コントロール基板において，上記絶縁板を，圧電材料に
より構成したことを特徴とするトナー粒子コントロール
基板として構成されている。
に，本発明が採用する主たる手段は，その要旨とすると
ころが，絶縁板と，この絶縁板の一面に配線された第１
電極と，上記絶縁板の他面に上記第１電極と交差する方
向に配線された第２電極とを備え，上記絶縁板，第１電
極及び第２電極を貫通する貫通孔を形成するとともに，
振動する絶縁板の一面側に供給された帯電トナー粒子
を，上記第１電極及び第２電極間に形成された電界によ
り上記貫通孔を通過させて他面側へ送り出すトナー粒子
コントロール基板において，上記絶縁板を，圧電材料に
より構成したことを特徴とするトナー粒子コントロール
基板として構成されている。
【０００５】
【作用】本発明に係るトナー粒子コントロール基板にお
いては，絶縁板が圧電材料により構成されているので，
第１電極及び第２電極間に形成された電界の作用により
所謂圧電逆効果を示す。これによって上記電界の与えら
れた部分の絶縁板が振動を発生する。上記トナー粒子コ
ントロール基板ではトナーを送り出す貫通孔に電界が与
えられるので，この貫通孔の部分の絶縁板が直接的な振
動源となり，当該貫通孔での帯電トナー粒子の目詰まり
を防止する。
いては，絶縁板が圧電材料により構成されているので，
第１電極及び第２電極間に形成された電界の作用により
所謂圧電逆効果を示す。これによって上記電界の与えら
れた部分の絶縁板が振動を発生する。上記トナー粒子コ
ントロール基板ではトナーを送り出す貫通孔に電界が与
えられるので，この貫通孔の部分の絶縁板が直接的な振
動源となり，当該貫通孔での帯電トナー粒子の目詰まり
を防止する。
【０００６】
【実施例】以下添付図面を参照して，本発明を具体化し
た実施例につき説明し，本発明の理解に供する。尚，以
下の実施例は，本発明を具体化した一例であって，本発
明の技術的範囲を限定する性格のものではない。ここ
に，図１は本発明の一実施例に係るトナー粒子コントロ
ール基板を備えた現像装置を示す概略構成図，図２は上
記トナー粒子コントロール基板の要部を示す側断面図，
図３は第１電極と第２電極との間に電界を発生させるた
めのコントロール信号と絶縁板の振動状態を示すもので
あって，（ａ）は上記コントロール信号の波形図，
（ｂ）は絶縁板の振動波形図である。ただし，図４及び
図５に示した上記従来のトナー粒子コントロール基板１
a と共通する要素には，同一の符号を使用すると共に，
その詳細な説明は省略する。また，上記従来のトナー粒
子コントロール基板１a と機能を同様とする要素には同
一の符号を付し，且つ異なる添字又は添字を省略したも
のを用いる。本実施例に係るトナー粒子コントロール基
板１は，図１に示すように，上記従来のトナー粒子コン
トロール基板１a と同様に，上記非磁性成分現像装置２
０のトナー供給ドラム２と用紙を外周面に巻きつけて搬
送するベースローラとの間に配備されている。本実施例
のトナー粒子コントロール基板１では，図２に示すよう
に，特に，絶縁板３が，与えられた電界の作用により歪
みを生じ，この歪みによって振動する圧電材料により構
成されている。ここでは，例えばチタン酸ジルコン酸鉛
（所謂ＰＺＴと俗称されるセラミック材料）が使用され
る。従って，予め読み取られた原稿画像に対応する位置
のトナー通過孔６にて交差する第１電極４a 及び第２電
極５a に，所定の電界を発生させるためのコントロール
信号が与えられると，図３に示すように，当該トナー通
過孔６に発生した電界の作用により，上記絶縁板３が当
該トナー通過孔６の近傍を振動源として振動する。この
絶縁板３の振動は，上記コントロール信号がＯＦＦにさ
れた時にも発生する。即ち，上記絶縁板３は，トナー７
を上記ベースローラに向けて送り出すコントロール基板
そのものの役目とこのコントロール基板を振動させる振
動子の役目を兼備したものとして具現化される。従っ
て，トナー７がトナー通過孔６を通過して送り出される
タイミングと同期した振動を当該トナー通過孔６内のト
ナー７に直接的に効率良く与えることができる。その結
果，上記トナー通過孔６内でのトナー７による目詰まり
の発生を防止することができ，上記ベースローラ上の用
紙に画像塵や画像のかぶりを発生させるといった問題を
生じることがない。また，図１の二点鎖線で示した従来
の振動発生器１０を設ける必要がないため，この振動発
生器１０を設置するスペースを必要とせず，装置の小型
化を図ることができると共に，この振動発生器１０を作
動させるための外部電源も必要でなくなる。尚，上記実
施例では，絶縁板３を構成する圧電材料として，ＰＺＴ
を用いたが，これに限定されず，上記トナー粒子コント
ロール基板１の絶縁板３のトナー送出し機能を備えた他
の実用的な圧電材料を用いてもよい。
た実施例につき説明し，本発明の理解に供する。尚，以
下の実施例は，本発明を具体化した一例であって，本発
明の技術的範囲を限定する性格のものではない。ここ
に，図１は本発明の一実施例に係るトナー粒子コントロ
ール基板を備えた現像装置を示す概略構成図，図２は上
記トナー粒子コントロール基板の要部を示す側断面図，
図３は第１電極と第２電極との間に電界を発生させるた
めのコントロール信号と絶縁板の振動状態を示すもので
あって，（ａ）は上記コントロール信号の波形図，
（ｂ）は絶縁板の振動波形図である。ただし，図４及び
図５に示した上記従来のトナー粒子コントロール基板１
a と共通する要素には，同一の符号を使用すると共に，
その詳細な説明は省略する。また，上記従来のトナー粒
子コントロール基板１a と機能を同様とする要素には同
一の符号を付し，且つ異なる添字又は添字を省略したも
のを用いる。本実施例に係るトナー粒子コントロール基
板１は，図１に示すように，上記従来のトナー粒子コン
トロール基板１a と同様に，上記非磁性成分現像装置２
０のトナー供給ドラム２と用紙を外周面に巻きつけて搬
送するベースローラとの間に配備されている。本実施例
のトナー粒子コントロール基板１では，図２に示すよう
に，特に，絶縁板３が，与えられた電界の作用により歪
みを生じ，この歪みによって振動する圧電材料により構
成されている。ここでは，例えばチタン酸ジルコン酸鉛
（所謂ＰＺＴと俗称されるセラミック材料）が使用され
る。従って，予め読み取られた原稿画像に対応する位置
のトナー通過孔６にて交差する第１電極４a 及び第２電
極５a に，所定の電界を発生させるためのコントロール
信号が与えられると，図３に示すように，当該トナー通
過孔６に発生した電界の作用により，上記絶縁板３が当
該トナー通過孔６の近傍を振動源として振動する。この
絶縁板３の振動は，上記コントロール信号がＯＦＦにさ
れた時にも発生する。即ち，上記絶縁板３は，トナー７
を上記ベースローラに向けて送り出すコントロール基板
そのものの役目とこのコントロール基板を振動させる振
動子の役目を兼備したものとして具現化される。従っ
て，トナー７がトナー通過孔６を通過して送り出される
タイミングと同期した振動を当該トナー通過孔６内のト
ナー７に直接的に効率良く与えることができる。その結
果，上記トナー通過孔６内でのトナー７による目詰まり
の発生を防止することができ，上記ベースローラ上の用
紙に画像塵や画像のかぶりを発生させるといった問題を
生じることがない。また，図１の二点鎖線で示した従来
の振動発生器１０を設ける必要がないため，この振動発
生器１０を設置するスペースを必要とせず，装置の小型
化を図ることができると共に，この振動発生器１０を作
動させるための外部電源も必要でなくなる。尚，上記実
施例では，絶縁板３を構成する圧電材料として，ＰＺＴ
を用いたが，これに限定されず，上記トナー粒子コント
ロール基板１の絶縁板３のトナー送出し機能を備えた他
の実用的な圧電材料を用いてもよい。
【０００７】
【発明の効果】本発明によれば，絶縁板と，この絶縁板
の一面に配線された第１電極と，上記絶縁板の他面に上
記第１電極と交差する方向に配線された第２電極とを備
え，上記絶縁板，第１電極及び第２電極を貫通する貫通
孔を形成するとともに，振動する絶縁板の一面側に供給
された帯電トナー粒子を，上記第１電極及び第２電極間
に形成された電界により上記貫通孔を通過させて他面側
へ送り出すトナー粒子コントロール基板において，上記
絶縁板を，圧電材料により構成したことを特徴とするト
ナー粒子コントロール基板が提供される。それにより，
コンパクトで且つ簡単な構成により，トナー通過孔での
トナーの目詰まりを効率良く防止することができる。
の一面に配線された第１電極と，上記絶縁板の他面に上
記第１電極と交差する方向に配線された第２電極とを備
え，上記絶縁板，第１電極及び第２電極を貫通する貫通
孔を形成するとともに，振動する絶縁板の一面側に供給
された帯電トナー粒子を，上記第１電極及び第２電極間
に形成された電界により上記貫通孔を通過させて他面側
へ送り出すトナー粒子コントロール基板において，上記
絶縁板を，圧電材料により構成したことを特徴とするト
ナー粒子コントロール基板が提供される。それにより，
コンパクトで且つ簡単な構成により，トナー通過孔での
トナーの目詰まりを効率良く防止することができる。
【図１】 本発明の一実施例に係るトナー粒子コントロ
ール基板を備えた現像装置を示す概略構成図。
ール基板を備えた現像装置を示す概略構成図。
【図２】 上記トナー粒子コントロール基板の要部を示
す側断面図。
す側断面図。
【図３】 第１電極と第２電極との間に電界を発生させ
るためのコントロール信号と絶縁板の振動状態を示すも
のであって，（ａ）は上記コントロール信号の波形図，
（ｂ）は絶縁板の振動波形図。
るためのコントロール信号と絶縁板の振動状態を示すも
のであって，（ａ）は上記コントロール信号の波形図，
（ｂ）は絶縁板の振動波形図。
【図４】 本発明の背景の一例となる従来のトナー粒子
コントロール基板の要部を示す外観図。
コントロール基板の要部を示す外観図。
【図５】 上記従来のトナー粒子コントロール基板にお
ける第１電極及び第２電極の配線状態とトナー通過孔の
穿設位置の配置状態とを示す説明図。
ける第１電極及び第２電極の配線状態とトナー通過孔の
穿設位置の配置状態とを示す説明図。
１，１a …トナー粒子コントロール基板 ２…トナー供給ドラム ３，３a …絶縁板 ４a …第１電極 ５a …第２電極 ６…トナー通過孔（貫通孔） ７…トナー １０…振動発生器
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 古閑 新二 大阪府大阪市中央区玉造１丁目２番28号三 田工業株式会社内 (72)発明者 杉村 英樹 大阪府大阪市中央区玉造１丁目２番28号三 田工業株式会社内
Claims (1)
- 【請求項１】 絶縁板と，この絶縁板の一面に配線され
た第１電極と，上記絶縁板の他面に上記第１電極と交差
する方向に配線された第２電極とを備え，上記絶縁板，
第１電極及び第２電極を貫通する貫通孔を形成するとと
もに，振動する絶縁板の一面側に供給された帯電トナー
粒子を，上記第１電極及び第２電極間に形成された電界
により上記貫通孔を通過させて他面側へ送り出すトナー
粒子コントロール基板において，上記絶縁板を，圧電材
料により構成したことを特徴とするトナー粒子コントロ
ール基板。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP4294876A JPH06143660A (ja) | 1992-11-04 | 1992-11-04 | トナー粒子コントロール基板 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP4294876A JPH06143660A (ja) | 1992-11-04 | 1992-11-04 | トナー粒子コントロール基板 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH06143660A true JPH06143660A (ja) | 1994-05-24 |
Family
ID=17813399
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP4294876A Pending JPH06143660A (ja) | 1992-11-04 | 1992-11-04 | トナー粒子コントロール基板 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH06143660A (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US5889541A (en) * | 1996-10-09 | 1999-03-30 | Xerox Corporation | Two-dimensional print cell array apparatus and method for delivery of toner for printing images |
| US5988793A (en) * | 1994-06-09 | 1999-11-23 | Brother Kogyo Kabushiki Kaisha | Piezoelectric electrode aperture plate for an image forming device |
-
1992
- 1992-11-04 JP JP4294876A patent/JPH06143660A/ja active Pending
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US5988793A (en) * | 1994-06-09 | 1999-11-23 | Brother Kogyo Kabushiki Kaisha | Piezoelectric electrode aperture plate for an image forming device |
| US5889541A (en) * | 1996-10-09 | 1999-03-30 | Xerox Corporation | Two-dimensional print cell array apparatus and method for delivery of toner for printing images |
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