JPH06143457A - カバーブーツの製造方法 - Google Patents

カバーブーツの製造方法

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JPH06143457A
JPH06143457A JP22480692A JP22480692A JPH06143457A JP H06143457 A JPH06143457 A JP H06143457A JP 22480692 A JP22480692 A JP 22480692A JP 22480692 A JP22480692 A JP 22480692A JP H06143457 A JPH06143457 A JP H06143457A
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JP
Japan
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small
diameter
inner diameter
parison
dia
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Pending
Application number
JP22480692A
Other languages
English (en)
Inventor
Masao Harada
正雄 原田
Yuji Egawa
裕司 江川
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kyoraku Co Ltd
Original Assignee
Kyoraku Co Ltd
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Filing date
Publication date
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Priority to JP22480692A priority Critical patent/JPH06143457A/ja
Publication of JPH06143457A publication Critical patent/JPH06143457A/ja
Pending legal-status Critical Current

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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B29WORKING OF PLASTICS; WORKING OF SUBSTANCES IN A PLASTIC STATE IN GENERAL
    • B29CSHAPING OR JOINING OF PLASTICS; SHAPING OF MATERIAL IN A PLASTIC STATE, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; AFTER-TREATMENT OF THE SHAPED PRODUCTS, e.g. REPAIRING
    • B29C49/00Blow-moulding, i.e. blowing a preform or parison to a desired shape within a mould; Apparatus therefor
    • B29C49/02Combined blow-moulding and manufacture of the preform or the parison
    • B29C49/04Extrusion blow-moulding
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B29WORKING OF PLASTICS; WORKING OF SUBSTANCES IN A PLASTIC STATE IN GENERAL
    • B29LINDEXING SCHEME ASSOCIATED WITH SUBCLASS B29C, RELATING TO PARTICULAR ARTICLES
    • B29L2031/00Other particular articles
    • B29L2031/703Bellows

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  • Moulds For Moulding Plastics Or The Like (AREA)
  • Blow-Moulding Or Thermoforming Of Plastics Or The Like (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 等速ジョイントなどの継手の軸に対するシー
ル性の高いカバーブーツを得ることができるカバーブー
ツの製造方法を提供する。 【構成】 蛇腹部8の両端に大径固着部9と小径固着部
10を有するカバーブーツ7を、熱可塑性エラストマー
のブロー成形により製造する方法である。分割金型1,
1内にパリスン3を配置するとともに、パリスン3内に
小径固着部10の内径を規制する内径規制体4を挿入す
る。分割金型1,1の型締め時に、小径固着部10の内
周面と内径規制体の表面間に介在する空気を内径規制体
4に開けた空気抜き孔13から排除して小径固着部10
の内周面を平滑面に成形する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、自動車の等速ジョイン
トなどのカバーブーツを熱可塑性エラストマーのブロー
成形により製造するカバーブーツの製造方法に関するも
のである。
【0002】
【従来の技術】従来、自動車の等速ジョイントなどのブ
ーツとして、熱可塑性エラストマーで構成され、蛇腹部
の両端に、ジョイントの外輪および軸にそれぞれ密に封
止する大径固着部と小径固着部を有するものは、例え
ば、特開平2―221766号公報に記載されているも
のなどが知られている。
【発明が解決しようとする課題】
【0003】熱可塑性エラストマーのブロー成形による
等速ジョイントなどのカバーブーツは、内部を密封する
ために、等速ジョイントなどの継手の外輪とその軸に大
径固着部および小径固着部をそれぞれ密に嵌合したうえ
締付バンドで固着するが、高いシール性を保持するため
には、大径固着部および小径固着部の金型の合わせ部分
の内面が凹凸のない滑面に仕上がっていることが重要で
ある。そして、ブロー成形によるときは、特に、小径固
着部側で内面に凹部が生じ易いので、パリスンの小径固
着部内に内径規制体を挿入して、その内径を規制するこ
とが従来から行われている。
【0004】ところが、分割金型内にパリスンを配置
し、パリスンの小径固着部内に内径規制体を挿入して型
締めを行うと、小径固着部の内周面と内径規制体の表面
との間に介在した空気が圧縮されるので、内径規制体を
用いても、小径固着部の内面に微小凹部や不規則な凹溝
などが生じ易く、完全な滑面に成形することが困難であ
ることが判明した。
【0005】そこで、本発明は、上記問題点の解消を図
ることを目的とするものであり、熱可塑性エラストマー
のブロー成形によりカバーブーツを成形するにあたり、
分割金型内に配置したパリスン内に小径固着部の内径を
規制する内径規制体を挿入してブロー成形して小径固着
部の内径を規制するとともに、型締めの際にパリスンの
小径固着部の内周面と内径規制体の表面との間で圧縮さ
れる空気を内径規制体に開けた空気抜き孔から排除する
ことにより、小径固着部の内周面を完全な滑面に仕上げ
て、等速ジョイントなどの継手の軸に対するシール性の
高いカバーブーツを得ることができるカバーブーツの製
造方法を提供するものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記目的を達
成するため次の手段を採用した。すなわち、本発明に係
るカバーブーツの製造方法は、熱可塑性エラストマーか
らなり、蛇腹部の両端に大径固着部と小径固着部を有す
るカバーブーツをブロー成形により製造する方法おい
て、開いた分割金型内にパリスンを配置するとともに、
パリスン内に小径固着部の内径を規制する内径規制体を
挿入し、分割金型の型締め時に、パリスンの小径固着部
の内周面と内径規制体の表面間に介在する空気を上記内
径規制体に開けた空気抜き孔から排除して小径固着部の
内周面を平滑面に成形するものである。
【0007】
【作用】本発明に係るカバーブーツの製造方法によれ
ば、分割金型内に配置されたパリスン内に内径規制体を
挿入して、型締め後にブロー成形するので、成形される
ブーツの小径固着部は、パリスンの内径が内径規制体に
より規制されて正確に成形される。そして、内径規制体
には空気を排除するための空気抜き孔が開けられている
ので、パリスンの小径固着部の内周面と内径規制体の表
面間に介在した空気は、型締めの過程で圧縮されると内
径規制体の空気抜き孔から排除されるので、内径規制体
により内径が規制される小径固着部の内周面には微小凹
部や不規則な凹部が生ぜず、完全な滑面に成形される。
【0008】
【実施例】図1および図2には、自動車の等速ジョイン
ト用カバーブーツをブロー成形する態様が例示されてい
る。1,1は一対の分割金型、2はヘッドである。ブロ
ー成形にあたり、ヘッド2から押出された熱可塑性エラ
ストマーのパリスン3は、分割金型1,1内に配置さ
れ、パリスン3の下端内には、内径規制体4が挿入され
る。そして、分割金型1,1の型締めを行い(図示の状
態)、内径規制体4を貫通する加圧流体導入路5から加
圧流体(加圧空気)を導入して、パリスン3を吹膨すれ
ば、分割金型1,1のキャビティ6,6の形状に沿った
カバーブーツ7が成形される。8は蛇腹部、9は大径固
着部、10は小径固着部である。大径固着部9および小
径固着部10には、それぞれ締付バンド用の凹溝11,
12が形成される。
【0009】内径規制体4には、小径固着部10の凹溝
12の外端側Bよりやや外側に対応する空気抜き孔13
が開けられており、この空気抜き孔13は外気に通じて
いる。上記空気抜き孔13は、パーティングラインに対
して90度の位置に複数設けられているものである。
【0010】前記のようにブロー成形の過程において、
小径固着部10は、パリスン3内に挿入された内径規制
体4によりその内径が正確に規制される。そして、パリ
スン3の小径固着部10の部分は内径規制体4の表面に
圧接されるが、小径固着部10に対応する内径規制体4
の部位には、複数の空気抜き孔13が開けられているの
で、圧縮される空気はこの空気抜き孔13から外部に排
除される。このため、小径固着部10の内面に微小な凹
部や不規則な凹溝が生ぜず、完全な滑面に成形される。
なお、内径規制体4の空気抜き孔13は、分割金型1,
1のパーティングラインに対して90度の位置に設けら
れているので、型締めの過程で最も空気が滞留する部分
から空気を排除することができ、空気抜き作用が円滑に
行われる。
【0011】ブーツ7を構成する熱可塑性エラストマー
は、ポリエステル系エラストマー、ポリウレタン系エラ
ストマー、ポリオレフィン系エラストマー、ポリアミド
系エラストマー等が使用できる。(ポリエステル系エラ
ストマー)大部分が脂肪族ポリエーテルあるいは脂肪族
ポリエステル等で構成される軟質セグメントと高融点結
晶性芳香族ポリエステルなどで構成される硬質セグメン
トとを有するマルチブロック共重合体のものをいう。原
理的には二塩基酸、グリコールおよびポリエステルまた
はポリエーテルの種類および割合を変えることにより種
々のタイプのポリエステル系エラストマーが得られる。
現在、市場に出されているポリエステル系エラストマー
としては、東レ・デュポン株式会社「ハイトレル」、東
洋紡績株式会社の「ペルプレン」、ゼネラル・エレクト
リック社(米)の「ローモッド」、アクゾ社(蘭)の
「アーニテル」などがある。 (ポリウレタン系エラストマー)種々のポリエーテルあ
るいはポリエステルジオールとグリコール等をジイソシ
アネートで重付加させたものであり、またこの際にトリ
オール、ジアミンあるいはトリアミン等を併用させたも
のも含み、例えばポリエステル系ポリウレタン、ポリエ
ーテル系ポリウレタン等と称されているものである。な
お、ジイソシアネートとしては、4,4´―ジフェニル
メタンジイソシアネート、4,4´―ジクロヘキシルメ
タンジイソシアネート、イソホロンジイソシアネート等
であり、グリコールとしては、エチレングリコール、
1,4―ブチレングリコール、1,4―ヘキサンジオー
ル、ビスヒドロキシベンゼン等であり、ポリエステルジ
オールとしては、ポリエチレンアジペート、ポリ1,4
―ブチレンアジペート、ポリ1,6―ヘキサンアジペー
ト、ポリカプロラクトン、ポリカーボネート等であり、
ポリエーテルジオールとしては、ポリオキシテトラメチ
レングリコール等である。現在、市場に出されているポ
リウレタン系エラストマーとしては、日本エラストラン
株式会社の「エラストラン」、武田薬品工業の「タケラ
ック」、東洋紡績株式会社の「東洋紡ウレタン」などが
ある。 (ポリオレフィン系エラストマー)エチレン―プロピレ
ンゴムなどのオレフィン系ゴムを軟質セグメントとし、
ポリエチレン、ポリプロピレンなどのオレフィン系樹脂
を硬質セグメントとするマルチブロック共重合体であ
る。現在、市場に出されているポリオレフィン系エラス
トマーとしては、三菱油化株式会社の「サーモラン」、
住友化学工業株式会社の「住友TPE」、三井石油化学
工業株式会社の「ミラストマー」、日本モンサント株式
会社の「サントプレン」などがある。 (ポリアミド系エラストマー)ポリアミドとポリエーテ
ルまたはポリエステルとブロック共重合したものや、ナ
イロン11またはナイロン12に可塑剤、例えばN エ
チル O,Pトルエンスルアミド、ベンゼンスルホンブ
チルアミドなどのスルホン酸アミド類、ノニフェノール
などのフェノール類、2エチルヘキシル 2 オキシエ
チルフタル酸エステル等のカルボン酸エステル類などを
5〜30重量%程度混入せしたものである。現在、市場
に出されているポリアミド系エラストマーとしては、ダ
イセル化学工業株式会社の「ダイアミドPAE」、大日
本インキ化学工業株式会社の「グリラックスA」などが
ある。
【0012】内径規制体4に設ける空気抜き孔13は、
図3に示すように、凹溝12の内端A側よりやや内側に
対応して形成してもよい。この実施例では、空気抜き孔
13が内径規制体4の加圧流体導入路5に連通してい
る。図3に示すように、空気抜き孔13を加圧流体導入
路5に連通させると、小径固着部10の内周面と内径規
制体4の外周面との間で圧縮されるパリスン3が空気抜
き孔13に一時的に入り込んでも、加圧流体の導入時の
圧力で、その入り込んだ部分が押し戻されるので、小径
固着部10の内面に小凸部が形成されることがない。図
4に示すものは、小径固着部10の凹溝12の内端Aに
対応して、その内周面にシール強度を高めるための環状
突隆部14を有しているが、内径規制体4の空気抜き孔
13は、環状突隆部14より内方に設けられており、空
気抜き孔13はカバーブーツ7の蛇腹部8の空間に通じ
るようになっている。このように、内径規制体4に設け
る空気抜き孔13は、小径固着部10に対応していれよ
く、また、空気抜き孔13は何れに通じていてもよい。
なお、空気抜き孔13は空気溜まりとなるように単に閉
じた孔であってもよく、さらにはスリット状でもよい。
【0013】ところで、上記実施例から分かるように、
空気抜き孔13は、凹溝12の内端A側より内側かある
いは凹溝12の外端B側より外側に形成することにより
効果的な空気抜きを行うことができることが判明した。
これは、上記の部分が型締めの際に最後に圧縮される部
分であり、この部分に空気が溜まり込むためであると考
えられる。
【0014】
【発明の効果】本発明によれば、熱可塑性エラストマー
のブロー成形によりカバーブーツを成形するにあたり、
分割金型内に配置したパリスン内に小径固着部の内径を
規制する内径規制体を挿入してブロー成形して小径固着
部の内径を規制するとともに、型締めの際にパリスンの
小径固着部の内周面と内径規制体の表面との間で圧縮さ
れる空気を内径規制体に開けた空気抜き孔から排除する
ことができるので、小径固着部の内周面を完全な滑面に
仕上げて、等速ジョイントなどの継手の軸に対するシー
ル性の高いカバーブーツを得ることができる効果が得ら
れる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るカバーブーツのブロー成形態様を
示し、分割金型を閉じた状態の断面図である。
【図2】図1の部分拡大断面図である。
【図3】他の実施例を示す部分断面図である。
【図4】さらに他の実施例を示す部分断面図である。
【符号の説明】
1,1 分割金型 2 ヘッド 3 パリスン 4 内径規制体 5 加圧流体導入路 6,6 キャビティ 7 カバーブーツ 8 蛇腹部 9 大径固着部 10 小径固着部 11,12 締付バンド用の凹溝 13 空気抜き孔
フロントページの続き (51)Int.Cl.5 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 B29L 31:30 4F

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 熱可塑性エラストマーからなり、蛇腹部
    の両端に大径固着部と小径固着部を有するカバーブーツ
    をブロー成形により製造する方法おいて、開いた分割金
    型内にパリスンを配置するとともに、パリスン内に小径
    固着部の内径を規制する内径規制体を挿入し、分割金型
    の型締め時に、パリスンの小径固着部の内周面と内径規
    制体の表面間に介在する空気を上記内径規制体に開けた
    空気抜き孔から排除して小径固着部の内周面を平滑面に
    成形することを特徴とするカバーブーツの製造方法。
JP22480692A 1992-07-30 1992-07-30 カバーブーツの製造方法 Pending JPH06143457A (ja)

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