JPH06143415A - ラミネート装置 - Google Patents

ラミネート装置

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JPH06143415A
JPH06143415A JP13022792A JP13022792A JPH06143415A JP H06143415 A JPH06143415 A JP H06143415A JP 13022792 A JP13022792 A JP 13022792A JP 13022792 A JP13022792 A JP 13022792A JP H06143415 A JPH06143415 A JP H06143415A
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JP
Japan
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laminating
cutter
laminated
output
laminating apparatus
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Application number
JP13022792A
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English (en)
Inventor
Noriaki Nakazawa
範昭 中沢
Katsunori Hanawa
克典 塙
Koji Nakamori
弘司 中森
Hideaki Furukawa
英昭 古川
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Canon Inc
Canon Finetech Nisca Inc
Original Assignee
Canon Inc
Canon Aptex Inc
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  • Lining Or Joining Of Plastics Or The Like (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】装置全体の安全性を向上させる。 【構成】制御装置70に、クロックセンサ68、レジ前
センサ23、ラミネートセンサ32等の検知手段を連結
して、装置本体Cの動作状態を監視する。制御手段70
には、さらに記憶手段85、異常検知手段83、表示手
段81、81´を連結する。装置本体Cに異常が発生す
ると、監視動作中の検知手段が異常出力し、異常検知手
段83がこれを検知する。同時に、表示手段83が、検
知手段の異常出力によって異常表示を行い、ユーザにこ
れを知らせる。一方、表示手段81´は、異常解除を待
って作動する解除手段86によって、異常が解除された
ことを表示する。ユーザは表示手段81´の表示にした
がってラミネート装置を操作すれば、安全な操作を行う
ことができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ラミネート対象物の表
裏をラミネートフィルムによって挟み込み、さらにこれ
を加圧・加熱することによってラミネート対象物を密封
する、いわゆるラミネート処理を行うためのラミネート
装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、シート状のラミネート対象物の表
面側と裏面側とに、ラミネート対象物よりも少し大き目
の熱反応性のラミネートフィルムを密着させ、これを加
圧・加熱することによって、ラミネート対象物の周囲に
額縁上にはみ出した上下のラミネートフィルムを融着さ
せる、いわゆるラミネート加工が知られている。この加
工を行うのがラミネート装置であり、透明フィルムで挟
まれたラミネート対象物の美粧性及び保存性を高めるの
に、よく利用されている。
【0003】図10に、従来のラミネート装置の概略を
表わす縦断面図を図示する。
【0004】装置本体Cの上側と下側とにはそれぞれラ
ミネートフィルム100、100´が配置されている。
これらは、熱反応性の透明のフィルムであり、ロール状
に巻き付けられて上側のシートロール101、下側のシ
ートロール101´を構成している。そして、これらの
ラミネートフィルム100、100´は、それぞれ加熱
ローラ102、加圧ローラ102´に巻き付けられた
上、さらに先端がプルローラ103、103´によって
引っ張られ、これによって、全体に一定のテンションが
付与されている。上述の加熱ローラ102、加圧ローラ
102´の中心には、加熱ヒータ104、104´がそ
れぞれ配設されており、これらは加熱ローラ102、加
圧ローラ102´をそれぞれ加熱している。
【0005】また、前述のプルローラ103、103´
の下流側(同図の左側)には、ラミネート処理後の対象
物107の先端、後端をそれぞれ裁断するためのカッタ
(裁断手段)105が配置されている。カッタ105
は、ラミネートフィルム100、100´の幅寸法(搬
送方向に直角な左右の幅をいう)よりも横幅の大きい固
定刃105bと移動刃105aを備え、この移動刃10
5aを上下させることによって固定刃105bとの間で
ラミネートフィルム100、100´を断ち切るもので
ある。カッタ105の下流には裁断されたラミネート処
理後の対象物107を装置本体Cの外部に排出するため
の排紙ローラ108、108´が配置されている。
【0006】一方、加熱ローラ102の上流側(同図の
右側)には、ラミネート処理前の対象物107をセット
するための給紙台106が形成され、対象物107は、
この給紙台106に沿って上側ラミネートフィルム10
0及び下側ラミネートフィルム100´の合流部である
加熱ローラ102と加圧ローラ102´との合流部に挿
入される。
【0007】また、装置本体C上には、操作部が設けて
あり、この操作部には加熱ローラ102、加圧ローラ1
02´及びプルローラ103、103´の搬送速度と駆
動手段のON/OFFと、加熱ローラ102、加圧ロー
ラ102´の外周温度をそれぞれマニュアルでセットす
るスイッチ109、110が設置されている。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上述の従来例
によると、例えば加熱ローラ102に付設した温度検知
センサ等その他各種センサが適宜配置されていはいるも
のの、これらのセンサはあくまでも装置個々の動作を円
滑に行うためのものであって、装置本体C全体の動作状
態の異常を検知するためのものではない。したがって、
異常が発生した場合であっても、その異常の程度が、ユ
ーザが目や耳で確認できる程度に大きくなるまでは発見
することができず、被害が小さいうちに未然に防止する
ことが困難であるという問題があった。
【0009】また、次のユーザが装置を作動させる場
合、前回使用時の装置の状態がどのようなものであった
かを知ることができず、例えば、前回、異常で停止し、
その後適切な処理が成されないままの状態であった場
合、次のユーザがこれを知らずに装置を操作すると装置
の破損等を起こす場合がある。
【0010】さらに、カッタ105について見ると、上
述のようなスリッター式シート材裁断装置にあっては、
裁断に際し、ラミネートフィルム100、100´の搬
送速度を遅くするかあるいは停止させなければならず、
制御が困難なことから、対象物107の位置によって
は、その対象物107を裁断してしまうおそれがある。
また、カッタ105の初期設定を怠ると、所定の位置で
移動刃を駆動しても対象物107の裁断が円滑に行うこ
とができないということが多々あった。
【0011】いずれにしろ、上述の従来例によると、ラ
ミネート処理後の製品の美粧性、保存性が低下するとと
もに、装置の保全性に付いても問題が有った。
【0012】そこで、本発明は、装置の動作状態を監視
してその状態を記憶する、あるいは、ロータリー式のカ
ッターを使用する等により、しかも美粧性、保存性に優
れた製品を作ることのできるラミネート装置を提供する
ことを目的とするものである。
【0013】
【課題を解決するための手段】本発明は、上述事情に鑑
みてなされたものであって、例えば図5を参照して示す
と、熱反応性のラミネートフィルム(28、28´)と
ラミネート対象物(10)とを重ね合わせて加圧・加熱
することによりラミネート対象物(10)にラミネート
処理するためのラミネート装置において、装置本体
(C)の動作状態を監視する検知手段(32)と、該検
知手段(32)の出力を順次記憶する記憶手段(85)
と、前記検知手段(32)の異常出力を検知する異常検
知手段(83)とを備える、ことを特徴とする。
【0014】この場合、前記検知手段(32)の異常出
力によって異常表示を行う表示手段(81)と、前記異
常出力を解除する解除手段(86)とを備え、前記表示
手段(81)が、前記解除手段(86)の出力によって
前記異常表示とは異なる解除表示を行うようにしてもよ
い。
【0015】また、前記解除手段(86)の出力によっ
て、前記記憶手段(85)が記憶した異常出力を解除し
てもよく、前記解除手段(86)の出力によって、装置
本体(C)を正常状態に復帰させる制御装置(70)を
備え、該制御装置(70)の出力によって、前記記憶手
段(85)が記憶した異常出力を解除してもよい。
【0016】さらに、熱反応性のラミネートフィルム
(28、28′)とラミネート対象物(10)とを重ね
合わせて加圧・加熱することによりラミネート対象物
(10)にラミネート処理するためのラミネート装置に
おいて、ラミネートフィルム(28、28′)の幅方向
に長く形成されるとともに該ラミネートフィルム(2
8、28′)の搬送速度に同期して該ラミネートフィル
ム(28、28′)の搬送方向に回転駆動されるカッタ
(33c)を有する裁断手段(33)と、該裁断手段
(33)の動作状態を監視する検知手段(32)と、該
検知手段(32)の出力を順次記憶する記憶手段(8
5)と、前記検知手段(32)の異常出力を検知する異
常検知手段(83)とを備える、ことを特徴とする。
【0017】この際、前記裁断装置(33)が、前記カ
ッタ(33c)を駆動する駆動手段(99)と、前記カ
ッタ(33c)の所定位置を検知する所定位置検知手段
(96)とを備え、所定動作にて前記カッタ(33c)
を所定位置に復帰させてもよい。
【0018】前記駆動手段(99)は、電源投入時に前
記カッタ(33c)を所定位置に復帰させてもよい。
【0019】加えて、ラミネート対象物(10)の位置
を検出する対象物位置検知手段(43)を有し、該対象
物位置検知手段(43)の信号に応じて、前記駆動手段
(99)のカッタ駆動動作を禁止したり、前記カッタ
(33c)の移動中に、前記対象物位置検知手段(4
3)によって前記ラミネート対象物(10)を検知した
ことを条件に、前記カッタ(33c)の移動動作を停止
したりすることもできる。
【0020】さらに加えて、前記カッタ(33c)の初
期設定をする設定手段を備え、該設定手段により前記駆
動手段(99)の所定動作を開始するようにしてもよ
い。
【0021】
【作用】以上構成によると、装置本体(C)の動作が正
常なときには、例えば、検知手段(32)の出力が所定
の範囲内にあり、したがって、異常検知手段(83)の
出力はない。一方、検知手段(32)の出力が所定値を
越えたとき、つまり異常出力を発生したときは、これを
異常検知手段(83)が検知するから、装置本体(C)
に異常があったことを速やかに知ることができる。
【0022】また、裁断装置(33)が、ラミネートフ
ィルム(28、28´)の搬送方向に回転駆動されるカ
ッタ(33c)を備えるときは、ラミネートフィルム
(28、28´)の搬送速度に同期させてカッタ(33
c)を駆動し、ラミネートフィルム(28、28´)の
切断のために、ラミネートフィルム(28、28´)の
搬送速度を遅くしたり、ラミネートフィルム(28、2
8´)の搬送を停止したりする必要がないから、効率の
高い裁断が行える。そのうえ、従来例がカッタを昇降さ
せる形成式であったのと異なり、カッタ(33c)の回
転動作によって切断を行うことができるから、その制御
が比較的容易で、裁断制度を向上させることができる。
【0023】なお、前記カッコ内の符号は、図面を対照
するためのものであって、本発明の構成を何等限定する
ものではない。
【0024】
【実施例】以下、図面に沿って、本発明の実施例につい
て説明する。 〈第1実施例〉図1は、本発明に係るラミネート装置を
画像形成装置に連結した状態を示す縦断面図である。図
1においてAはリーダであって、該リーダAにおいて
は、プラテンガラス1上の原稿に照明ランプ2によって
光が照射され、その反射光が反射ミラー3、4により反
射されて結像レンズ5によってCCD6上に結像され
る。そして、このリーダAによって読みとられた原稿は
画像情報としてプリンタBに伝送され、スキャナ7によ
り感光ドラム8の周面上に書き込まれる。また、表示手
段81(後述)及び外部から被ラミネート材を供給する
装置(不図示)へリーダ信号を伝えるインターフェース
が備わっている。一方、プリンタB内の給紙カセット9
内の転写紙10は給紙ローラ11によって1枚ずつ供給
され、転写部12において感光ドラム8上の画像が転写
紙10上に転写される。その後、この転写紙10は搬送
ベルト13及び排紙ローラ14、14´によってプリン
タBの機外へ排出される。
【0025】図1においてCは本発明に係るラミネート
装置の装置本体であって、これはラッチ機構部15によ
ってプリンタBに対して着脱自在に連結されている。こ
の装置本体Cにおいて、ラッチ機構部15の下部には、
フラッパ16が配設され、このフラッパ16は、不図示
のソレノイドによって駆動されて当該装置本体Cの外装
部に設けられた操作部内の切り換えスイッチ17に応じ
てラミネートするか否かを振り分けるものである。具体
的にはラミネートしない指示を切換えスイッチ17より
入力すると、フラッパ16は、同図中の破線のように上
流側が下がって、非ラミネートパス18に転写紙10を
変向し排紙ローラ19により転写紙10を排紙トレイ2
0上に載置する。また、ラミネートする指示を切換えス
イッチ17により入力すると、フラッパ16は、図中の
実線のように上流側が上がってラミネートパス21に転
写紙10を変向し該転写紙10をラミネート処理部へ移
送する。同前記排紙トレイ20は装置本体Cの上面に配
置されており、装置本体Cの外装の一部を形成していて
上方が開放空間となっているため、該排紙トレイ20上
に載置された転写紙10を容易に取り出すことができ
る。
【0026】また、一体的に排紙トレイ20を構成して
いるために、省スペース化を図ることができる。さら
に、図1においてラミネート処理部への入り口には、レ
ジストローラ22、22′が配置されている。レジスト
ローラ22、22´は、ラミネート処理部へ転写紙10
を移送する前に該転写紙10の先端の同期をとるため
と、画像形成装置から排出された転写紙10の斜行をラ
ミネートパス21内でループを形成することによって修
正するためのものである。そして、このレジストローラ
22、22′の直前には転写紙10のエッジ(先端縁)
を検出するためのレジ前センサ23が設けられており、
このレジ前センサ23は反射型の光センサで構成されて
いる。また、レジストローラ22、22′の下流の移送
パス24は、ラミネート処理部へ転写紙10を移送する
ためのガイドとなり、これは上下2枚のガイド板で構成
されている。そして、上側のガイド板の裏面には転写紙
ヒータ25が配置されており、ヒータON時は上側ガイ
ド板が転写紙ヒータ25によって加熱され、転写紙10
はここでラミネート処理前に乾燥される。同転写紙ヒー
タ25のON/OFFは切り換え自在に構成されてお
り、前記操作部17の切り換えスイッチによって転写紙
10を加熱するか否かの切り換えが可能となっている。
前記レジストローラ22、22′と転写紙ヒータ25の
間には光センサからなる濃度検知センサ26が設けられ
ており、該濃度検知センサ26によって転写紙10上の
画像の濃度が検出される。この画像濃度情報に基づいて
転写紙ヒータ25のON/OFFの制御を行うことも可
能である。また、図1において27、27′はラミネー
トフィルム28、28′をロール状に巻き付けたシート
ロールであってこのシートロール27、27′には残り
わずかになると残量検知のための塗料がありこれらは上
下に1つずつ配置されている。29、29′はラミネー
トヒータであって、これらは前記ラミネートフィルム2
8、28′をそれぞれ加熱するものである。このラミネ
ートヒータ29、29′は面状に広い範囲でラミネート
フィルム28、28′を加熱することができるように湾
曲した形状を有しており、その加熱温度はこれらの表面
にセンサを設けることによって可変とすることができ
る。さらに、30、30′は加圧ローラであってこれら
はラミネートヒータ29、29′によって加熱されたラ
ミネートフィルム28、28′をその間に挟み込んで加
圧することによって転写紙10をラミネート処理するも
のである。
【0027】31、31′は分離爪であって、これらは
前記加圧ローラ30、30´の外周面に沿ってその先端
を常時摺擦させることによって、加圧ローラ30、3
0′にラミネートフィルム28、28′が付着した際に
加圧ローラ30、30´表面からラミネートフィルム2
8、28′を剥ぎとる役割をする。また、33はカッタ
ユニットであって、これはカッタ刃34、ダイ35及び
カッタモータ(不図示)により構成されており、ラミネ
ート処理された転写紙10の先端、後端をそれぞれ裁断
するものである。32は反射型の光センサからなるラミ
ネートセンサであり、これはラミネート処理された転写
紙10の先端及び後端のそれぞれを検出するものであ
る。また、36、36´はプルローラでありこれらの周
速は加圧ローラ30、30´のそれらよりも大きく設定
されておりラミネート処理された転写紙10はこれらプ
ルローラ36、36´、加圧ローラ30、30´間で所
定のテンションを受けるようになっている。前記シート
ロール27、27′にはそれぞれフィルム引き出し方向
に所定の負荷がかけられており、プルローラ36、3
6′により引っ張られたラミネートフィルム28、2
8′には加圧ローラ30、30´及びラミネートヒータ
29、29′を介してプルローラ36、36´とシート
ロール27、27´間でテンションが付与されるように
なっている。
【0028】一方、39は廃物収納ケースであってこれ
らは前記カッタユニット33によって裁断されたラミネ
ートフィルム28、28´の裁断片(転写紙10のない
領域のラミネート処理部分)を収納するものである。こ
の収納ケース39は装置本体Cの前方に引き出し可能に
なっており、収納ケース39が廃物で満杯になるとこれ
を引き出して廃物を廃棄することができるようになって
いる。また、37、37´はラミネート排紙ローラであ
って、これらはラミネート処理された転写紙10を装置
本体Cからラミネートトレイ38に排出して積載するも
のである。
【0029】次に、ラミネート装置の各部の構成の詳細
を図2から図4に基づいて説明する。まず、前記レジス
トローラ22、22′部分の構成の詳細を図2に基づい
て説明すると、図2はレジストローラ22、22′部の
原稿検知機能を示す側面図であって、図示のようにレジ
ストローラ22のシャフトと22aにはばね42で付勢
された原稿検知レバー40の一端41´が係合しており
該原稿検知レバー40はレジストローラ20、20′の
ニップに転写紙10が入り込むとレバー回転軸41を中
心に揺動する。そして、この原稿検知レバー40にはレ
バーフラグ41″が設けられており、図示の長さ(レバ
ーの長さ)L1 、L2 はL1 >L2 に設定されていて、
レジストローラ22の移動量はレバーフラグ41″に増
幅された移動量に変換される。そして、レバーフラグ4
1″に対向した位置には光センサからなる原稿検知セン
サ43が設けられており、この原稿検知センサ43によ
ってレバーフラグ41″の移動量がリニアに検出され、
これによりレジストローラ22、22′のニップを通過
する転写紙10の原稿を検出することができる。
【0030】次に、シートロール27の構成の詳細を図
3(a) 、(b) に基づいて説明する。図3(a) 、(b) はシ
ートロール27、27´の部分断面図であり、シートロ
ール27は芯金44上に巻き付けられている。芯金44
はロールシャフト47の周上を回転可能であって、ロー
ルシャフト47は装置本体Cの側板48にテンション調
整ナット49を介して支持されている。テンション調整
ナット49と芯金44の間にはテンションばね50が介
設されており、テンション調整ナット49の締め込み具
合によってシートロール27のフィルム引っ張り出し方
向の負荷を調整することができるようになっている。
【0031】そして、図3(a) に示すように、シートロ
ール27には第1の厚みのラミネートフィルム28が巻
かれており、シートロール27は第1の芯金44に巻か
れている。また、図3(b) に示すように、シートロール
27´には第2の厚みのラミネートフィルム28´が巻
かれており、シートロール27´は第2の芯金44´に
巻かれている。そして、第1の芯金44のフランジ状の
端面46´及び第2の芯金44´のフランジ状の端面4
5にスリット46a´が等間隔に設けてある(図3(c)
) 側板48に固定されたマイクロスイッチ46はローラ回
転認識スイッチであって、これは芯金44が装着されこ
の芯金44には複数のスリットを等間隔に配置してあ
り、スリット上にない時にはOFF状態にあるが、スリ
ット上にある時にはON状態となる。これにより、ラミ
ネートフィルム28、28´が搬送されていることを識
別することができる。
【0032】次に駆動系の構成の詳細を図4に基づいて
説明する。図4は本発明に係るラミネート装置の駆動系
を示す駆動系展開図である。同図中51はメインモータ
であり、このメインモータ51の出力軸にはモータギヤ
52装着されている。そしてメインモータ51の回転
は、モータギヤ52、アイドラギヤ60、54及びプル
ローラクラッチ59を介して、ラミネート排紙ローラギ
ヤ53、55に伝達され、プルローラ36、ラミネート
排紙ローラ37が回転駆動せしめられる。同、プルロー
ラクラッチ59のON/OFFによりプルローラ36及
び排紙ローラ37の回転がそれぞれ制御される。
【0033】また、メインモータ51の回転は、モータ
ギヤ52からアイドラギヤ56、57、58、59′、
60′、61を経て排紙ローラギヤ62に伝達され、こ
れにより排紙ローラ19が回転駆動される。さらに、ア
イドラギヤ57の軸上には加圧ローラクラッチ63が介
設されており、該加圧ローラクラッチ63は加圧ローラ
ギヤ65に連結されており、加圧ローラクラッチ63の
ON/OFFにより加圧ローラ30の回転が制御され
る。同様に、アイドラギヤ59´の軸上にはレジストロ
ーラクラッチ64が介設されており、該レジストローラ
クラッチ64はレジストローラギヤ66に連結されてお
り、レジストローラクラッチ64のON/OFFにより
レジストローラ22の回転が制御される。
【0034】一方、メインモータ51の軸上にはモータ
ギヤ52と反対側の円周上に複数のスリットを等間隔に
配置してなるクロック円板67が装着されており、該ク
ロック円板67の近くにはスリットを検知する透過型の
光センサからなるクロックセンサ68が設けられてい
る。
【0035】次に、本発明に係るラミネート装置により
画像形成装置本体から排出された転写紙10、つまりラ
ミネート対象物をラミネート処理する場合の動作につい
て説明する。
【0036】まず、画像形成装置本体のラミネート処理
スイッチを押すと、不図示のソレノイドがONしてフラ
ッパ16は図1の実線状態になり、画像形成装置本体か
ら排出された転写紙10はラミネートパス21に搬送さ
れる。これと同時にメインモータ51が回転を始め、こ
れにより排紙ローラ19が回転する。同、レジストロー
ラ22、加圧ローラ30、プルローラ36及びラミネー
ト排紙ローラ37はクラッチ64、63、59がそれぞ
れOFF状態にあるため、停止している。そして転写紙
10の先端がレジ前センサ23によって検知されると、
クロックセンサ68によってクロック数がカウントされ
始める。転写紙10の先端がレジストローラ22、22
´のニップ位置に突き当たり、所定のループを量を確保
するのに相当するクロックがクロックセンサ68によっ
てカウントされるとレジストローラクラッチ64がON
し、転写紙10はレジストローラ22、22´によって
移送パス24へ移送され始める。この時、ラミネートパ
ス21内に形成された転写紙10のループは、該転写紙
10の後端がプリンタBの排紙ローラ14から抜けるま
で保持される。加圧ローラ30、30´のニップ位置か
らラミネートヒータ29、29´の加圧ローラ30、3
0´に最も近い位置までの距離をL(不図示)とする
と、移送パス24中の転写紙10の先端が加圧ローラ3
0、30´のニップ位置から移送パス24中のL+aだ
け手前の位置に到達したことがクロックセンサ68のカ
ウントにより検知されると、加圧ローラクラッチ63が
ONし、加圧ローラ30、30´が回転し始める。同、
加圧ローラ30、30´のニップ位置からL+aだけ手
前の位置に転写紙10の先端が到達したことは、加圧ロ
ーラ30、30´のニップ位置からレジストローラ2
2、22´のニップ位置までの距離があらかじめ決まっ
ているのでL+aをその距離から差し引いた距離を、レ
ジストローラ22、22´の回転がスタートした時点か
らクロックセンサ68によるクロックカウントで算定す
ることによって、検知される。これにより、ラミネート
ヒータ29、29´の加熱された部分の先端からaだけ
後方にずれた位置に転写紙10の先端が位置することに
なり、転写紙10の先端は確実にラミネート処理された
ことになる。そして、加熱された上下のラミネートフィ
ルム28、28´の間に挟み込まれて転写紙10は三者
一体となって加圧ローラ30、30´のニップに送り込
まれ、加圧ローラ30、30´によって加圧されてラミ
ネート処理される。このようにしてラミネート処理され
た転写紙10の先端がラミネートセンサ32により検知
されると、レジストローラクラッチ64及び加圧ローラ
クラッチ63が同時にOFFし、転写紙10の移送は停
止され、同時にカッタユニット33内のカッタクラッチ
(図示せず)がONし、カッタ刃34が下方向に押し下
げられることによってラミネート処理された転写紙10
の先端が裁断される。カッタ刃34が裁断を終了して上
方向に完全に退避した後、レジストローラクラッチ6
4、加圧ローラクラッチ63、プルローラクラッチ59
がONし、レジストローラ22、22´、加圧ローラ3
0、30´、プルローラ36、36´がそれぞれ回転し
始める。
【0037】転写紙10の後端がレジ前センサ23によ
って検出されると、レジストローラ22、22′のニッ
プを該転写紙10の後端が抜けた時点でレジストローラ
クラッチ64がOFFし、レジストローラ22、22′
の回転が停止される。レジ前センサ23が転写紙10の
後端を検知してからレジストローラ22、22′のニッ
プ位置を転写紙10の後端が抜けるまでの移動量の計測
もクロックセンサ68によって行われる。ラミネート処
理後の転写紙10の後端がラミネートセンサ32で検知
されると、クロックセンサ68によってラミネートセン
サ32からカッタユニット33までの距離が計測された
後、加圧ローラクラッチ63及びプルローラクラッチ5
9がOFFされ、ラミネート処理後の転写紙10の移送
が停止される。これと同時にカッタモータがONされ、
カッタ刃34によってラミネート処理後の転写紙10の
後端が裁断される。裁断後、プルローラクラッチ59が
ONされ、プルローラ36及びラミネート排紙ローラ3
7が回転され始め、ラミネート処理後の転写紙10はラ
ミネートトレイ38上に排出、積載される。
【0038】以上の一連の動作を繰り返すことにより、
画像形成装置本体から次々に排出されてくる転写紙10
に対してラミネート処理が施される。
【0039】次にメインモータ51の制御について説明
する。転写紙10をラミネート処理する場合、転写紙1
0の画像濃度が高い程、該転写紙10の熱の吸収量が多
くなる。したがって、ラミネートフィルム28、28´
の加熱をラミネートヒータ29、29′によって同一条
件で行った場合、良好なラミネート処理を行うために
は、ラミネートフィルム28、28´及び転写紙10の
搬送速度を遅く設定する(つまり、メインモータ51の
回転速度を遅くする)必要がある。つまり加圧ローラ3
0、30´で転写紙10に吸収させるラミネートフィル
ム28、28´の熱を考慮してラミネートヒータ29、
29´での熱のかけ方に時間をかけることによって転写
紙10の熱吸収量を多くする必要がある。
【0040】また、転写紙10の厚みが厚い程、上記と
同様に該転写紙10の熱の吸収量が多くなるためラミネ
ートフィルム28、28´及び転写紙10の搬送速度を
遅く設定しなくてはならない。
【0041】さらに、ラミネートフィルム28、28´
の厚みが厚いほどラミネートフィルム28、28´の熱
吸収量が多くなるため、同様にラミネートフィルム2
8、28´及び転写紙10の搬送速度を制御する必要性
がある。
【0042】したがって本発明に係るラミネート装置に
おいては、転写紙10の画像濃度及び厚み、ラミネート
フィルム28、28´の厚みの変化に応じて転写紙10
及びラミネートフィルム28、28´の搬送速度を制御
し、濃度検知センサ26、原稿検知センサ43(図5参
照)、フィルム搬送識別スイッチ(マイクロスイッチ)
46のデータをメインモータ51の回転速度にフィード
バックできるようになっている。と同時に表示手段(後
述)においてユーザに注意を促すようになっている。
【0043】次にラミネートヒータ29、29´のO
N、OFF制御について説明する。前述のメインモータ
51の回転速度コントロールと同様に転写紙10の有無
及びラミネートフィルム28、28´の残量及び搬送に
応じてラミネートフィルム28、28´を加熱した熱の
吸収量が変化するため、ラミネートヒータ29、29´
のON、OFFをそれぞれに応じて制御する必要があ
る。つまり転写紙10が所定時間検出されない場合、ま
た、ラミネートフィルム28、28´の残量検知におい
てフィルム無しと判断された場合、ラミネートヒータ2
9、29´をOFFする必要がある。したがって本発明
に係るラミネート装置においては、濃度検知センサ2
6、原稿検知センサ43、フィルム搬送識別スイッチ4
6からそれぞれのデータをラミネートヒータ29、29
´のON、OFF制御にフィードバックすることができ
るようになっている。また、前記同様に表示手段におい
て装置の異常を表示することができ画像形成装置を停止
させることができる。
【0044】次に、以上の制御を図5に示すブロック図
に基づいて説明する。図5は以上説明した動作を行わせ
るための制御回路(制御装置)70を示すブロック図で
あり、制御回路はROM、RAM等を内蔵した周知のワ
ンチップマイクロコンピュータ(以下MCOMと称す)
を中心に構成されており、このMCOMでの入力ポート
0 〜P10には、それぞれ前述のラミネート/非ラミネ
ート切換えスイッチ17、メインモータ51の回転量、
各ローラ19、22、22′、30、30´、36、3
6´、37、37′の移動量をカウントするクロックセ
ンサ68、レジストローラ22、22´の直前にあって
転写紙10の先端及び後端を検出するレジ前センサ2
3、装置の異常を検知する異常検知手段83と、それを
記憶する記憶手段85、加圧ローラ30、30′とカッ
タユニット33と間にあってラミネート処理後の転写紙
10の先端、後端を検出するラミネートセンサ32、画
像形成装置本体から出力された転写紙10の画像濃度を
検出する濃度検知センサ26等の各信号が入力される。
また、出力ポートF0 〜F11からはそれぞれドライバD
0 〜D11を介して各出力信号が出力される。
【0045】前記入力信号を読み込み、あるいは負荷の
ON/OFF及び各々の設定値への制御はMCOM内の
ROMに格納されたプログラムに従って実行される。
【0046】図6に本実施例のフローチャートを示す。
【0047】ラミネート装置のスタート後、まずラミネ
ート装置が異常状態であったかどうかを判断し(S10
0)、もし異常でなければラミネート装置は通常動作モ
ードに入る(S200)。しかし異常状態にあった場合
は表示手段81によって「第1の表示(異常表示)」を
して(S300)、この異常状態が解除されるまでまち
続ける(S400)。ここでS400において解除手段
の信号が解除されたと判断されたならば、表示手段81
によって「第2の表示(解除表示)」が表示される(S
500)をするようになっている。
【0048】このように「第2の表示」がされたときに
は、ラミネート装置の異常状態が既に解除されており、
ユーザはこの表示に従って安全にラミネート処理を開始
することができる。なお、ラミネート処理中において、
異常状態が発生したときにも、表示手段が、異常状態を
告げる「第1の表示」を行う。この表示を知ったユーザ
は、例えば、ジャム処理等の異常状態の復旧を行う。異
常状態が完全に解除されると前述のように、「第2の表
示」が行われるから、ユーザは、この表示を確認した
後、処理を再開すればよい。 〈第2実施例〉図7に第2実施例を説明するためのフロ
ーチャートを示す。この実施例では、第1の表示手段8
1と第2の表示手段81´とをそれぞれ個別に有する。
異常出力を検知したならば(S100)、第1の表示手
段81においてその異常状態を表示する(S300)。
次に、解除手段において解除されたかどうかを判断し
(S400)、解除されていなければそのまま第1の表
示手段81において表示をし続け(S300)、もし解
除手段において解除されたならば、第2の表示手段81
´において表示を行う(S500)。そして、第2の表
示を行うと同時に記憶手段85の保持した異常出力を解
除し(S600)、その後、通常動作モードに入る(S
700)。 〈第3実施例〉図8に第3実施例を説明するためのフロ
ーチャートを示す。異常出力を検知したならば(S10
0)、第1の表示手段81においてその異常状態を表示
する(S300)。次に解除手段において解除されたか
どうかを判断し(S400)、解除されていなければそ
のまま第1の表示手段において表示をし続け(S30
0)、もし解除手段において解除されたならば、第2の
表示手段81´において表示を行う((S500)。そ
して、第2の表示を行うと同時に転写紙を所定量搬送し
(S550、S560)、その後記憶手段85の保持し
た異常出力を解除し通常動作モードに入る(S600、
S700)。 〈第4実施例〉図9に第4実施例を説明するためのフロ
ーチャートを示す。第2の表示手段81´動作(S50
0)までは、第1〜第3実施例と同様なので説明を省略
する。第2の表示を行うと同時にカッタ刃34を所定位
置に戻す(S700)。カッタ刃34が所定位置に復帰
したならば(S800)、記憶手段85において記憶し
ている異常出力を解除して(S900)通常モードに入
る(S1000)。
【0049】以上、第1実施例から第4実施例に説明し
たように、ラミネート装置の異常状態を示す「第1の表
示」と、その異常状態が解除されたことを示す「第2の
表示」とを行うことにより、ユーザは、これらの表示に
従ってラミネート処理を行えば、安全かつ迅速に作業を
行うことができる。
【0050】次に、図1の第1実施例に使用した昇降式
のカッタユニット33に変えて、図11に示すロータリ
式のカッタユニット33を備えたラミネート装置の実施
例を第5実施例から第8実施例において説明する。 〈第5実施例〉図11に示すカッタユニット33は、ラ
ミネートフィルム28、28´の搬送経路の上方に固定
的に配置された固定刃33aと、下方の回転軸33bに
固定されて、矢印R1方向に回転する回転刃33cとに
よって構成されている。固定刃33aと回転刃33cと
はいずれも、ラミネートフィルム28、28´の左右幅
(搬送方向K1に向かって左右方向、つまり図11に紙
面に垂直の方向。)よりも長く形成されており、したが
って回転刃33cの矢印R1方向の1回転によって、ラ
ミネートフィルム28、28´をその幅方向に切断す
る。
【0051】カッタユニット33の下流にはジャム検知
センサユニット90が配設されており、このジャム検知
センサユニット90は、カッタユニット33によって切
断終了したラミネート対象物10を排出するための排紙
ローラ37、37´と連動してジャムの判断をする。
【0052】ジャム検知センサユニット90について図
12を用いて説明する。図12はジャム検知センサユニ
ット90の斜視図である。上の排紙ローラ37の回転軸
37aにはローラギヤ91が固定されており、ローラギ
ヤ91に噛合するセンサギヤ92には、軸92aを介し
てクロック円板93が固定されている。クロック円板9
3にはこれを周方向に等分する多数のスリット93aが
形成されている。そして、このクロック円板93を挟む
ようにして、投光部94aと受光部94bとを有する透
過型の光センサ94が配置されている。この光センサ9
4は、ローラギヤ91、センサギヤ92等を介して排紙
ローラ37に連結されたクロック円板93の回転を、こ
の回転に伴って通過するスリット93aをカウントする
ことによって検知する。
【0053】次に、図13に示すブロック図について説
明する。
【0054】本実施例においては、図5に示すブロック
図にさらに、排出クロックセンサ95、カッタ刃所定位
置検知センサ96、ジャム表示ランプ97、排紙モータ
98等を接続するものである。
【0055】次に、図14に示すフローチャートに沿っ
て本実施例のカッタユニット33の制御について説明す
る。電源投入直後にカッタ刃34がホームポジションに
いるか、いないかを判断し(S10)、ホームポジショ
ンにいた場合は余熱制御シーケンスに入る(S20)
が、もしホームポジションにいなかった場合はメインモ
ータ51及びカッタクラッチをONする(S30)。そ
して、カッタ刃所定位置検知センサ96でカッタ刃34
のホームポジションを検知するまでONし続ける(S4
0)。そしてホームポジションを検知したならば直ちに
メインモータ51及びカッタクラッチをOFF(S5
0)して余熱制御シーケンスに入る(S60)。 〈第6実施例〉図15に本実施例のフローチャートを示
す。
【0056】原稿位置検知センサ43によって原稿を検
知したならば(S10)、カッタ刃34を駆動するカッ
タクラッチの動作を禁止して(S20)原稿の裁断をし
ない。もしここで原稿を検知しなければカッタ動作許可
とみなしてカッタクラッチを動作させる(S40)。 〈第7実施例〉図16に本実施例のフローチャートを示
す。
【0057】もし原稿位置検知センサ43によって原稿
を検知したならば(S25)、カッタ刃34がホームポ
ジションにいなくてもカッタ刃34を駆動するカッタモ
ータ(駆動手段)99の動作を禁止して原稿の裁断を防
止する(S50)。 〈第8実施例〉図17に本実施例のフローチャートを示
す。
【0058】カッタ刃34を所定位置に動かす動作中
(S20)に原稿位置検知センサ43によって原稿を検
知したならば(S30)、カッタ刃34の動作を停止さ
せる(S40)。
【0059】以上、第5ないし第8実施例に示すよう
に、カッタユニット33を制御することで、ユーザの安
全を図ることができる。
【0060】なお、本実施例ではラミネートフィルムを
ラミネート対象物の両面に合わせてラミネート処理する
ものを説明したが、ラミネート対象物の片面(例えば画
像が形成されている面)にラミネートフィルムを合わせ
てラミネート処理するものに本発明を適用してもよい。
【0061】
【発明の効果】以上説明したように、装置本体の動作状
態を監視する検知手段と、該検知手段の出力を保持する
記憶手段と、前記検知手段の異常出力を検知する異常検
知手段をと備えることによって、ユーザに装置本体が異
常状態であることを促したり、前回の装置の状態を次の
ユーザに知らせたりすることができるので、装置全体の
信頼性、耐久性を向上させることができるという優れた
効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るラミネート装置とプリンタを連結
した状態を示す縦断面図。
【図2】レジストローラの詳細を示す縦断面図。
【図3】(a) (b) は厚さの異なるラミネートフィルムを
装着したときのマイクロスイッチの動作説明図。(c)
は、マイクロスイッチが係合する芯金の端面の正面図。
【図4】駆動系の展開図。
【図5】装置全体の制御を示すブロック図。
【図6】第1実施例のフローチャート。
【図7】第2実施例のフローチャート。
【図8】第3実施例のフローチャート。
【図9】第4実施例のフローチャート。
【図10】従来のラミネート装置の概略を示す縦断面
図。
【図11】第5実施例のカッタユニットを示す概略図。
【図12】ジャム検知センサユニットの斜視説明図。
【図13】第5実施例のブロック図。
【図14】第5実施例のフローチャート。
【図15】第6実施例のフローチャート。
【図16】第7実施例のフローチャート。
【図17】第8実施例のフローチャート。
【符号の説明】
10 ラミネート対象物 28、28´ ラミネートフィルム 32 検知手段(ラミネートセンサ) 33 裁断手段(カッタユニット) 33C カッタ 43 対象物検知手段(原稿検知センサ) 70 制御手段(制御回路) 81 表示手段 83 異常検知手段 85 記憶手段 86 解除手段 96 所定位置検知手段(カッタ刃所定位置検
知センサ) 99 駆動手段(カッタモータ) C 装置本体
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 中森 弘司 茨城県水海道市坂手町5540−11 キヤノン アプテックス株式会社内 (72)発明者 古川 英昭 東京都大田区下丸子3丁目30番2号 キヤ ノン株式会社内

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 熱反応性のラミネートフィルムとラミネ
    ート対象物とを重ね合わせて加圧・加熱することにより
    ラミネート対象物にラミネート処理するためのラミネー
    ト装置において、 装置本体の動作状態を監視する検知手段と、 該検知手段の出力を順次記憶する記憶手段と、 前記検知手段の異常出力を検知する異常検知手段とを備
    える、 ことを特徴とするラミネート装置。
  2. 【請求項2】 前記検知手段の異常出力によって異常表
    示を行う表示手段と、 前記異常出力を解除する解除手段とを備え、 前記表示手段が、前記解除手段の出力によって前記異常
    表示とは異なる解除表示を行う、 ことを特徴とする請求項1記載のラミネート装置。
  3. 【請求項3】 前記解除手段の出力によって、前記記憶
    手段が記憶した異常出力を解除する、 ことを特徴とする請求項2記載のラミネート装置。
  4. 【請求項4】 前記解除手段の出力によって装置本体を
    正常状態に復帰させる制御装置を備え、 該制御装置の出力によって、前記記憶手段が記憶した異
    常出力を解除する、 ことを特徴とする請求項2記載のラミネート装置。
  5. 【請求項5】 熱反応性のラミネートフィルムとラミネ
    ート対象物とを重ね合わせて加圧・加熱することにより
    ラミネート対象物にラミネート処理するためのラミネー
    ト装置において、 ラミネートフィルムの幅方向に長く形成されるとともに
    該ラミネートフィルムの搬送速度に同期して該ラミネー
    トフィルムの搬送方向に回転駆動されるカッタを有する
    裁断手段と、 該裁断手段の動作状態を監視する検知手段と、 該検知手段の出力を順次記憶する記憶手段と、 前記検知手段の異常出力を検知する異常検知手段とを備
    える、 ことを特徴とするラミネート装置。
  6. 【請求項6】 前記裁断装置が、前記カッタを駆動する
    駆動手段と、 前記カッタの所定位置を検知する所定位置検知手段とを
    備え、 所定動作にて前記カッタを所定位置に復帰させる、 ことを特徴とする請求項5記載のラミネート装置。
  7. 【請求項7】 前記駆動手段は、電源投入時に前記カッ
    タを所定位置に復帰させる、 ことを特徴とする請求項6記載のラミネート装置。
  8. 【請求項8】 ラミネート対象物の位置を検出する対象
    物位置検知手段を有し、該対象物位置検知手段の信号に
    応じて、前記駆動手段のカッタ駆動動作を禁止する、 ことを特徴とする請求項6または請求項7記載のラミネ
    ート装置。
  9. 【請求項9】 前記カッタの移動中に、前記対象物位置
    検知手段によって前記ラミネート対象物を検知したこと
    を条件に、前記カッタの移動動作を停止する、 ことを特徴とする請求項8記載のラミネート装置。
  10. 【請求項10】 前記カッタの初期設定をする設定手段
    を備え、 該設定手段により前記駆動手段の所定動作を開始する、 ことを特徴とする請求項6ないし請求項9のいずれか記
    載のラミネート装置。
JP13022792A 1992-04-22 1992-04-22 ラミネート装置 Withdrawn JPH06143415A (ja)

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