JPH0614289A - 情報記憶再生装置 - Google Patents

情報記憶再生装置

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JPH0614289A
JPH0614289A JP4192871A JP19287192A JPH0614289A JP H0614289 A JPH0614289 A JP H0614289A JP 4192871 A JP4192871 A JP 4192871A JP 19287192 A JP19287192 A JP 19287192A JP H0614289 A JPH0614289 A JP H0614289A
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 中座するための情報記録や、視聴中の画面を
再度視聴するための逆転再生を簡単に行うことができ、
しかも通常の視聴を再開するときには所望の箇所から即
座に再生できるようにする。 【構成】 情報の書き込みと読み出しとを実質的に同時
に実行可能な処理速度を有する情報メモリ手段17を設
けるとともに、上記情報メモリ手段17の書き込み用ア
ドレスおよび読み出しアドレスをそれぞれ制御するアド
レス制御器25,26を設け、上記情報メモリ手段17
に記録する時間と、上記情報メモリ手段17に既に記録
されている情報を再生する時間間隔を任意に制御できる
ようにして、情報を記録している最中であっても上記情
報メモリ手段17に記録されている任意の情報にアクセ
ス可能となし、情報の記録およびレビュー再生を即座に
実行できるようにするとともに、レビュー再生を終了し
たときには通常の再生状態に直ぐに復帰できるようにす
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は情報を記録しながら既に
記録された情報を再生できるようにする情報記憶再生装
置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来より、家庭用VTRにおいてはタイ
ムシフトという概念の下にテレビジョン信号の記録およ
び再生が行われている。上記タイムシフトとしては、具
体的にはタイマー設定による留守録画や、テレビ視聴を
中座するときなどに便利なワンタッチタイマーなどがあ
る。
【0003】周知の一般例として、タイマー設定による
留守録画の概略を説明する。これは、テレビチューナー
とテレビ信号記録再生装置と、これらを制御するための
タイマー手段とからなるVTR装置により、所望の時刻
に、所望のテレビ局からの放送番組を受信して録画する
ことであり、これによりある番組が放送される時間とそ
の番組を視聴する時間とをシフト可能とするものであ
る。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記ワ
ンタッチタイマーを設定するためには、上記テレビジョ
ン信号を記録可能なビデオテープをVTR装置に予め装
着しておかないと、急に中座する必要が生じた場合には
間に合わないという問題を有していた。また、視聴を再
開するにあたっては、記録している番組がまだ終了して
いないときには、その番組の途中から視聴を再開する
か、或いは番組が終了するまで待つかの何方か一方を選
択しなければならなかった。したがって、どちらにして
も視聴者にとっては好ましいことではなかった。
【0005】更に、現在視聴している場面を再度確認し
たい場合がある。このような場合、従来のVTRでも対
応することができるが、逆転再生を行っている期間のテ
レビジョン信号を記録することができないので、番組の
放送中に逆転再生を行うとその部分を後で視聴ができな
くなってしまう不都合があった。したがって、このよう
な不都合なく逆転再生を行うためには、視聴中の番組録
画を完了させてから所望の箇所まで巻き戻して、逆転再
生を開始するようにしなければならなかったので、手間
や時間が大変にかかるものであった。
【0006】本発明は上述の問題点にかんがみ、VTR
装置を予め記録準備終了状態にしておかなくても、中座
するための記録開始や、視聴中の画面を再度視聴するた
めの逆転再生を簡単に行うことができ、しかも通常の視
聴を再開するときには所望の箇所から即座に再生できる
ようにすることを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明の情報記憶再生装
置は、情報の書き込みと読み出しの両方を同時に行うこ
とが可能な情報メモリ手段と、上記情報メモリ手段の書
き込み用アドレスを制御する第1のアドレス制御手段
と、上記情報メモリ手段の読み出し用アドレスを制御す
る第2のアドレス制御手段とを具備し、記憶情報と再生
情報の時間間隔を任意に制御可能とするとともに、上記
情報メモリ手段の読み出しアドレスを停止する再生ポー
ズを指定することができるように成し、かつ上記再生ポ
ーズの指示後も上記書き込み用アドレスを増加させると
ともに、上記再生ポーズの解除に応じて上記読み出し用
アドレスの増加を開始するようにしている。
【0008】また、本発明の他の特徴とするところは、
レビュー指示を受け付けると上記情報メモリ手段の書き
込み用アドレスを増加させる状態を維持したままで、上
記情報メモリ手段の読み出しアドレスを、上記レビュー
指示を受け付けた時点における読み出しアドレスから順
次減じるように制御することにより、上記情報メモリ手
段に記録されている情報を上記レビュー指示を受け付け
た時点から逆方向に再生するようにしている。
【0009】
【作用】上記発明によれば、記録中であっても、情報メ
モリに既に記録されている任意の情報にアクセス可能な
構造とすることにより、現在の記録を継続しながら、既
に記録済の情報を任意の記録位置から再生することが可
能となるので、中座から戻ったときに記録している番組
がまだ終わっていない場合でも、上記記録を継続しなが
ら先に中座した箇所等の所望の箇所から視聴再開が可能
となる。
【0010】また、逆転再生中においても記録を継続し
て行っているので、逆転再生を行うことにより番組内容
が欠落する恐れがなく、しかも通常の視聴を再開すると
きには所望の箇所から即座に通常再生を実行することが
可能である。
【0011】
【実施例】次に、図1の構成図を用いて本発明の情報記
憶再生装置の第1実施例の構成および動作を説明する。
図1に示したように、AVレシーバー11等から与えら
れるアナログの入力映像信号を映像入力端子12を介し
て受け入れるとともに、音声信号を音声入力端子14よ
り受け入れる。
【0012】これらの入力端子12、14から入力され
たアナログの映像信号および音声信号は、A/D変換器
13、15によりそれぞれディジタル信号に変換され
る。そして、その後データを圧縮するための画像圧縮器
31、および音声圧縮器30にて各々データ量が削減さ
れる。次いで、合成器16にて映像データと音声データ
とが合成され、映像および音声の複合データとして所定
単位毎にデータブロック化されてバッファメモリ17に
一旦書き込まれる。なお、本実施例においては、バッフ
ァメモリ17として2ポート以上の複数のポートに同時
にアクセスすることが可能なメモリ素子を用いている。
【0013】また、ここで用いられるデータ圧縮器は、
映像情報ならばDCT等をベースとしたものである。例
えば、JPEG推奨の静止画処理を各画面毎に行うもの
や、MPEG推奨の高度な可変長符号化の他に、シンプ
ルな固定長符号化を用いても良い。例えば、音声情報な
らば聴覚特性を考慮した符号化や、エントロピー符号化
等の理論に基づく適応変換符号化、および32〜102
4の周波数帯域に細分化して各々の帯域で音楽信号を分
析する手法の帯域分割符号化等のMPEGにて検討され
ているものが現在では良好な圧縮特性を示している。
【0014】ちなみに、JPEGとMPEGは、画像の
国際標準化の検討グループのことであり、JPEGはJ
oint Photographic Expert
Groupの略である。また、MPEGとは、Movi
ng Picture Expert Groupの略
であり、各々静止画と動画像を検討対象としている。な
お、このような画像圧縮に関しては、日経ニューメディ
ア1991年3月4日特別版の1頁〜32頁に詳細が紹
介されている。
【0015】その後、所定の制御の下に上記したバッフ
ァメモリ17より読み出されたデータが分離器18に与
えられ、ここで映像信号と音声信号とに再び分離され
る。そして、これらの信号が画像伸張器33、および音
声伸張器32に各々与えられ、圧縮前の情報量にそれぞ
れ復号される。この復号されたデータが、D/A変換器
19、22によってアナログ信号に変換されることによ
り、任意の時間遅れを生じた映像信号および音声信号と
して、出力端子20、23から出力される。この出力信
号が、映像モニタ21とスピーカ24へそれぞれ供給さ
れることにより、所望の放送番組の映像と音声とが再現
される。
【0016】このような所定の制御は、システムコント
ローラー28を中心として行われるものであり、このシ
ステムコントローラー28に指示された書き込み制御器
25と読み出し制御器26とにより、上述したバッファ
メモリ17や合成器16、および分離器18等の動作が
制御される。
【0017】テレビジョン放送の視聴を中断するときに
は、キー入力部29を介してポーズ指示情報を入力す
る。入力されたポーズ指示情報は、システムコントロー
ラ28へ与えられる。バッファメモリ17は、ポーズ指
示情報が与えられるとAV情報の記録を開始するととも
に、書き込み情報の先頭画面に相当する画像情報を繰り
返し読み出し、これを静止画として表示する。
【0018】そして、テレビジョン放送を再度視聴可能
な状態になったときには、キー入力部29からポーズ状
態を解除する指示情報を入力する。このポーズ状態の解
除指示情報がシステムコントローラ28に与えられる
と、バッファメモリ17に記録された情報の再生処理が
開始される。
【0019】バッファメモリ17に記録する動作は、ポ
ーズ指示が行われた時点から継続されており、バッファ
メモリ17の記憶容量を全て使用してメモリ・フルの状
態になったときか、さもなくば視聴を終了する指示がキ
ー入力部29を介してシステムコントローラ28へ与え
られたときに、情報記録動作が始めて終了となるように
成されている。
【0020】次に、タイマー設定に基づいて制御される
予約録画処理の実行手順を、図2および図3を用いて順
次説明する。図2は、時刻T0から時刻T6までの時間
経過を示し、図3は時刻T1〜時刻T6の各時点のバッ
ファメモリ17の状態を未記録、記録済、再生済と区別
して各々示している。
【0021】図2において、時刻T0が初期状態であ
る。ここで、時刻T1のタイミングでキー入力部29か
らポーズ指示がシステムコントローラ28に入力された
とすると、時刻T1から録画が開始される。このときの
バッファメモリ17の状態は、図3のT1に示すように
スタート直後のためにすべて未記録状態(φにて表示)
である。
【0022】そして、時刻T1から時間t1経過後の時
刻T2では、時間t1に相当する部分のメモリ容量が記
録済であり、残りは未記録状態φである。この第1実施
例の情報記憶再生装置においては、このように録画を継
続しつつ、ほぼ上記ポーズ指示情報が入力された時点の
静止画面を再生処理している。
【0023】次に、時刻T3にてポーズ状態を解除する
と、録画済情報の再生を開始する。この再生開始時点の
メモリ状態は、例えば図3の時刻T3に示すように、記
録済領域と未記録メモリ領域との配分となり、再生領域
はまだ存在しない。次に、時刻T3から時間t2だけ時
間が経過した時刻T4では、時間t2だけ再生処理済の
メモリ領域が既に発生している。
【0024】また、これと同時に時間t2に相当するだ
けの記録も時刻T3に比べて進行している。なお、この
第1実施例においては、2ポート以上の複数のポートに
同時にアクセスが可能なメモリ素子を用いているので、
このような同時記録再生処理が実現可能となった。
【0025】この状態にて同時記録再生処理を継続し、
メモリ・フルの状態に達すると録画処理を終了する。こ
の場合、ここまでの再生時間はt3であり、残りの再生
可能時間はT3−T1である。録画処理が終了すると、
後は再生処理のみが行われることになる。時刻T6で再
生処理終了を指示すると、図中のT6に示すように、未
記録部分φと、ポーズ実行期間T3−T1に相当する記
録済部分を残している。なお、本実施例においては、再
生処理時にデータの消去等は行わないので、この後必要
に応じて何度でも再生可能である。
【0026】以上述べた再生動作を変更することも可能
である。変更した場合には、その再生速度に応じて時刻
T3と時刻T6との時間間隔が変化する。この場合、再
生(読み出し)アドレスが記録(書き込み)アドレスを
追い越さない範囲であれば、再生速度を自由に設定する
ことができる。
【0027】一例として、高速再生のモードを有し、こ
の指示をキー入力部29より入力した場合に、これを検
知し標準速度に比べて読み出しアドレスのカウントを速
く(数番地毎に飛び越し指定)する処理を行うようにし
たフローチャートを、図4に紹介する。
【0028】なお、図4の動作フローチャートは、シス
テムコントローラー28の制御について示しており、1
5段階の処理ステップよりなる。以下の説明において
は、各処理ステップをS01〜S15と記す。
【0029】先ず、S01でキー入力部29を操作し
て、システムコントローラ28を介してAVレシーバ1
1からのAV情報(音声情報と映像情報)をスピーカ2
4とモニター21とにより再生するように、AV信号経
路を設定する。次に、S02でポーズ指示の入力がある
か否かを監視し、ポーズ指示の入力があった場合にはS
03〜S07に順次進む。
【0030】S03では、読み出し制御器26に対して
再生開始アドレスの初期設定を行うとともに、S04で
は、書き込み制御器25に対して記録開始アドレスの初
期設定を行う。また、S05ではデータ合成器16より
供給される情報の記録を開始する。そして、情報記録が
開始されると、S06でメモリ17の書き込みアドレス
を順次カウントアップして行くとともに、S07で書き
込みアドレスを監視し、容量オーバーとなったらS13
の処理にジャンプして記録停止する。
【0031】次に、S08に進んでポーズOFFか否か
を判別し、ポーズOFFの場合はS09に進んで再生ア
ドレスをカウントアップする。アドレスに余裕がある場
合には、次に、S10に進んで早送り指示の有無を判別
し、早送り指示が有ればS11で再生アドレスを高速で
カウントアップする。また、早送り指示が無いと判定し
たときには、この早送り再生処理S11をバイパスす
る。
【0032】一方、S08においてポーズ解除指示が無
いと判定したときには、再生処理S09〜S11をバイ
パスしてS12に進む。S12では、再生終了の指示お
よび記録停止の指示を監視し、これらの指示がある場合
はS13に進む。また、再生終了の指示および記録停止
の指示が行われていない場合はS06へ戻り、上述した
処理を繰り返し行う。
【0033】S13では、再生終了の指示、或いは容量
オーバーの条件で記録動作を停止する。次に、S14に
進み再生アドレス(Apb)と記録アドレス(Arec )と
の大小関係を比較する。この場合、 再生アドレス(Apb)≦記録アドレス(Arec ) ならば、記録済領域なのでS08へ戻って再生動作を続
行する。
【0034】また、 再生アドレス(Apb)>記録アドレス(Arec ) の場合は、未記録領域に突入したことを意味するので、
S15へ進んで再生動作を停止し、未記録領域に突入す
るのを防止する。
【0035】この第1実施例の情報記憶再生装置は、こ
のようにして情報の記録/再生を行うので、図5の動作
概念図に示すように、例えばテレビジョン放送を視聴中
に中座するためにTVポーズオンの指示が行われると、
動いている画像を一時停止させるフリーズ表示状態とな
り、TVポーズオンの指示が行われた時点の画面がスチ
ル表示される。また、TVポーズオンの指示が行われた
時点からそのテレビジョン放送の記録が開始される。
【0036】そして、視聴者が中座から戻ってTVポー
ズオフの指示が行われると、中座前に視聴していたテレ
ビジョン放送の再生が開始される。しかも、この再生は
中座により中断した箇所から行うことができるので、視
聴者は中座したにも拘わらずそのテレビジョン放送を一
貫して視聴することが可能となる。
【0037】次に、本発明の情報記憶再生装置の第2実
施例を説明する。この第2実施例においては、キー入力
部29から逆転再生指示情報が与えられたときに、以下
に述べるように動作する。すなわち、逆転再生指示情報
が与えられると、これがシステムコントローラー28に
入力される。
【0038】システムコントローラー28は、逆転再生
指示情報を受け付けるとテレビジョン信号の記録を継続
しつつ、時間軸に対して逆方向の再生処理を開始する。
これは、上述した記録処理のアドレス・カウント・アッ
プとは逆方向に、現在のアドレス値からの減算となる。
このようにして逆転再生にて検索を行い、所望の箇所へ
達したならば逆転再生指示に代えて、正転再生指示をキ
ー入力部29からシステムコントローラー28へ入力す
る。
【0039】しかる後、再度テレビジョン信号を視聴可
能な状況になった時点で視聴者はポーズ状態の解除指示
をキー入力部29からシステムコントローラー28へ入
力することにより、再生処理を開始する。記録処理は、
この場合も初期設定から依然として継続されており、メ
モリの記憶容量を全て使用してメモリ・フルの状態とな
ったときか、さもなくば視聴を終了する指示がキー入力
部29よりシステムコントローラー28へ入力されたと
きに始めて記録終了となる。
【0040】次に、この第2実施例における情報記憶再
生装置の記録・再生の実行手順を図6および図7に従っ
て順次説明する。図6は、時刻T0から時刻T6までの
時間経過を示し、図7は時刻T1〜時刻T6の各時点の
バッファメモリ17の状態を未記録、記録済、再生済と
区別して各々示している。
【0041】先ず、初期設定のためT1でテレビジョン
信号の記録を開始する。この場合も、メモリ初期状態で
は全て未記録状態(φにて表示)である。そして、時刻
T1から時間t1経過後の時刻T2でレビュー指示がキ
ー入力部29からシステムコントローラー28へ入力さ
れると、この時点から逆転再生が開始される。
【0042】時刻T1から時刻T2の時間間隔をt1と
すると、時間t1に相当する部分のテレビジョン信号が
この時点で記録されている。このときのバッファメモリ
17の状態は、図7のT2に示すように時間t1に相当
する部分が記録済であり、残りは未記録状態φである。
【0043】また、時間t2経過後の時刻T3では、時
間t2に相当する部分のメモリ領域が更に記録済とな
り、同時に逆方向に時間t2期間相当の領域が再生され
る。このように、録画を継続しつつレビュー指示を入力
された時点から逆方向に再生処理し、所望の画面検索を
実行する。そして、所望の画面が検索できたならばレビ
ュー指示を解除する。
【0044】このレビュー指示の解除時点をT3とし、
ここから正方向の録画済情報の再生を開始する。この正
方向再生の開始時点のバッファメモリ17の状態を、図
7のT3に示す。図7のT3から明らかなように、レビ
ュー開始時点から時間t2期間だけ、記録と再生とを各
々逆方向にアドレスを進めているのが記されている。
【0045】次に、時刻T3からいくらか時間が経過し
た時刻T4では、メモリ領域がアドレスの小さい方から
順に、記録済領域、再生済領域、記録済領域、未記録領
域となっており、メモリ容量にまだ余裕がある状態とし
て例示されている。一方、時刻T5は時刻T3から時間
t3期間だけ経過しており、バッファメモリ17の容量
の全てに情報を格納した状態として例示してある。
【0046】本実施例ではバッファメモリ17の容量の
全てに情報が格納された状態になると、記録動作を終了
するように設定してある。また、バッファメモリ17の
容量に余裕がある時刻T6に再生動作の終了指示をキー
入力部29からシステムコントローラー28へ送ると、
録画も同時に終了するように設定してある。この第2実
施例においても、2ポート以上の複数のポートに同時に
アクセスが可能なメモリ素子を用いているので、このよ
うな同時記録再生処理が実現可能となった。また、この
場合も再生処理時にデータの消去等は行わないので、こ
の後必要に応じて何度でも再生可能である。
【0047】以上述べた再生処理は変更することも可能
である。変更した場合には、その再生速度に応じて時刻
T2と時刻T6との時間間隔が変化する。この場合、再
生(読み出し)アドレスが記録(書き込み)アドレスを
追い越さない範囲であれば、再生速度を自由に設定する
ことができる。
【0048】一例として、高速再生のモードを有し、こ
の指示をキー入力部29より入力した場合に、これを検
知し標準速度に比べて読み出しアドレスのカウントを速
く(数番地毎に飛び越し指定)する処理を行うようにし
たフローチャートを、図8に紹介する。
【0049】なお、図8の動作フローチャートは、シス
テムコントローラー28の制御について示しており、1
4段階の処理ステップよりなっている。以下の説明にお
いては、各処理ステップをS01〜S14と記す。先
ず、S01でキー入力部29を操作して、システムコン
トローラ28を介してAVレシーバ11からのAV情報
(音声情報と映像情報)をスピーカ24とモニター21
とにより再生するように、AV信号経路を設定する。
【0050】次に、S02で読み出し制御器26に対し
て再生開始アドレスの初期設定を行うとともに、S03
で書き込み制御器25に対して記録開始アドレスの初期
設定を行う。また、S04ではデータ合成器16より供
給される情報の記録を開始する。そして、情報記録が開
始されると、S05でメモリ17の書き込みアドレスを
順次カウントアップして行くとともに、S06で書き込
みアドレスを監視し、容量オーバーとなったらS13の
処理にジャンプして記録停止する。
【0051】次に、S07に進んでレビュー指示がある
か否かを判別し、レビュー指示がある場合はS08に進
んで再生アドレスをカウント・ダウンする。次に、S0
9で正方向再生指示が無ければ正方向再生処理をS10
をバイパスし、正方向再生指示がある場合には、再生ア
ドレスをカウント・アップする。
【0052】一方、S07においてレビュー指示が無い
と判定したときには、再生処理S08〜S10をバイパ
スしてS11に進む。S11では、記録または再生終了
の指示を監視し、これらの指示がある場合S12に進
む。また、再生終了の指示および記録停止の指示が行わ
れていない場合はS05へ戻り、上述した処理を繰り返
し行う。
【0053】S12では、再生終了の指示、或いは容量
オーバーの条件で記録動作を停止する。次に、S13に
進み再生アドレス(Apb)と記録アドレス(Arec )と
の大小関係を比較する。この場合、 再生アドレス(Apb)≦記録アドレス(Arec ) ならば、記録済領域なのでS08へ戻って再生動作を続
行する。
【0054】また、 再生アドレス(Apb)>記録アドレス(Arec ) の場合は、未記録領域に突入したことを意味するので、
S14へ進んで再生動作を停止し、再生箇所が未記録領
域に突入するのを防止する。
【0055】この第2実施例の情報記憶再生装置は、こ
のようにして情報の記録/再生を行うので、図9の動作
概念図に示すように、例えばテレビジョン放送を視聴中
に画面を再度確認するためにレビュー指示を行うと、逆
転再生が開始される。そして、所望の期間だけ逆転再生
を視聴した後で再生指示を行うと、逆転再生開始前に視
聴していたテレビジョン放送の再生が開始される。しか
も、この再生は逆転再生により中断した箇所から行うこ
とが可能なので、視聴者はテレビジョン放送を視聴中に
逆転再生を行ったにも拘わらず、そのテレビジョン放送
を一貫して視聴することができるものである。
【0056】
【発明の効果】本発明は以上詳細に説明した通り、視聴
者がテレビジョン放送を視聴しているときに、例えば中
座するために、ポーズ指示の操作を行うと、上記ポーズ
指示の操作が行われた時点の画面を静止画としてフリー
ズ表示することができるとともに、上記テレビジョン放
送を上記操作が行われた時点から記録することができ
る。しかも、任意の時間後に上記ポーズ状態が解除され
ると、先の中断した箇所から上記テレビジョン放送を即
座に再生することができる。したがって、記録用のビデ
オテープを予めセットしたりしてVTRを記録可能状態
に準備しておかなくてもテレビジョン放送を即座に記録
することが可能となり、視聴中に中座する際にテレビジ
ョン放送を記録するために必要な操作を大幅に簡略化す
ることができる。
【0057】また、従来のVTRにおけるワンタッチ・
タイマーと異なり、中座から戻って視聴を再開する場合
にテープを巻き戻す操作が不要なので、視聴再開時の操
作も簡略化することができて、即座に視聴することがで
きるという利点がある。
【0058】更に、視聴を再開するにあたり、記録して
いる番組がまだ終了していない場合でも、番組の途中か
ら視聴を再開して興趣を半減させたり、或いは番組の終
了まで待ったりする面倒を無くすことができる利点を有
するものである。
【0059】また、逆転再生指示が行われとその時点か
ら時間方向に逆転再生を開始することができるととも
に、再度視聴したい箇所まで戻った時点で上記逆転再生
の指示を解除すると、所望の箇所から再び視聴を行うこ
とができ、番組の内容を欠落させることなくクイック・
レビューを実現できる。
【0060】そしてまた、記録処理は一定速度にて継続
しながら、再生処理は可変速とすることが可能である。
このため、例えば民放のTVコマーシャルの飛ばし見
や、バラエティー番組中の所望するコーナーを高速サー
チしたり、スポーツニュースをスローモーションで見る
ことも可能であり、視聴者の要望に合わせて種々の態様
の再生を実現できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示す情報記憶再生装置の構
成図である。
【図2】本発明の第1実施例の情報記憶再生装置の動作
を説明するためのタイムチャートである。
【図3】第1実施例のメモリの利用状態を示すメモリ領
域説明図である。
【図4】第1実施例の処理手順を説明するためのフロー
チャートである。
【図5】第1実施例の情報記憶再生装置の動作概念図で
ある。
【図6】本発明の第2実施例の情報記憶再生装置の動作
を説明するためのタイムチャートである。
【図7】第2実施例のメモリの利用状態を示すメモリ領
域説明図である。
【図8】第2実施例の処理手順を説明するためのフロー
チャートである。
【図9】第2実施例の情報記憶再生装置の動作概念図で
ある。
【符号の説明】
10 表示部 11 AVレシーバ 13 A/D変換器 15 A/D変換器 16 合成器 17 バッファメモリ 18 分離器 19 D/A変換器 25 書き込み制御器 26 読み出し制御器 27 タイマー部 28 システムコントローラー 29 キー入力部 30 音声圧縮器 31 画像圧縮器 32 音声伸張器 33 画像伸張器

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 情報の書き込みと読み出しの両方を同時
    に行うことが可能な情報メモリ手段と、 上記情報メモリ手段の書き込み用アドレスを制御する第
    1のアドレス制御手段と、 上記情報メモリ手段の読み出し用アドレスを制御する第
    2のアドレス制御手段とを具備し、 記憶情報と再生情報の時間間隔を任意に制御可能とする
    とともに、 上記情報メモリ手段の読み出しアドレスを停止する再生
    ポーズを指定することができるように成し、 かつ上記再生ポーズの指示後も上記書き込み用アドレス
    を増加させるとともに、 上記再生ポーズの解除に応じて上記読み出し用アドレス
    の増加を開始するようにしたことを特徴とする情報記憶
    再生装置。
  2. 【請求項2】 上記の請求項1の情報記憶再生装置にお
    いて、レビュー指示を受け付けると上記情報メモリ手段
    の書き込み用アドレスを増加させる状態を維持したまま
    で、上記情報メモリ手段の読み出しアドレスを、上記レ
    ビュー指示を受け付けた時点における読み出しアドレス
    から順次減じるように制御することにより、上記情報メ
    モリ手段に記録されている情報を上記レビュー指示を受
    け付けた時点から逆方向に再生するようにしたことを特
    徴とする情報記憶再生装置。
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