JP2002522976A - ビデオ記録装置における早送りと巻き戻し方法と装置 - Google Patents

ビデオ記録装置における早送りと巻き戻し方法と装置

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Abstract

(57)【要約】 メディア再生装置（２０１）における「インスタント・リプレイ」と「クイック・スキップ」を実施する方法と装置。インスタント・リプレイの場合、ユーザの制御によってメディア再生は時間的に後ろへ移動する（２０２）。クイック・スキップの場合、メディア再生は時間的に前へ移動する（２０３）。一つの実施形態では、時間的な移動は予め定めた時間にもとづく（例えば、５秒戻り、３０秒進む）。他の実施形態では、時間的な移動はシーン変化分析にもとづく。

Description

【発明の詳細な説明】
【０００１】 関連出願 本出願は、同時出願の１９９８年８月７日付け「統合されたチャンネル案内を
備えたビデオデータ・レコーダ」という名称の米国特許出願番号第０９／１３０
，９９４、１９９８年８月７日付け「予め定めたフォーマット・ショーを記録す
るビデオデータ・レコーダ」という名称の米国特許出願番号第０９／１３１，０
９２、及び１９９８年８月７日付け「パーソナル・チャンネルを備えたビデオデ
ータ・レコーダ」という名称の米国特許出願番号第０９／１３１，０９１の一部
継続出願である。
【０００２】 １． 発明の背景 本発明はメディア鑑賞装置に関し、さらに詳細には、ビデオ鑑賞装置に関する
。ある形態では、本発明はオーディオ記録装置への応用をも含む。
【０００３】 ２．関連技術の説明 ビデオデータ・レコーダはよく知られている。最初、ビデオデータ・レコーダ
はビデオ信号をビデオテープに記録し、その記録した信号をテープから再生でき
るように設計されていた。もちろん、ビデオテープは、その機械の機能の制限の
もとで順番に録画し、順番に再生することが要求されていた。
【０００４】 ビデオディスクや最近ではデジタル・ビデオディスク機械のようなディスクを
ベースとした再生装置が導入されている。それらの機械はビデオ信号を格納した
り再生するためにランダムにアクセスできるディスクを用いている。
【０００５】 米国特許第５，２４１，４２８（’４２８特許）にはビデオ記録・再生装置が
述べられている。ここには、ランダムにアクセスできる記録メディアにビデオ信
号を同時に再生し記録するシステムが述べられている。ビデオ信号を同時記録再
生できること及び記録メディアにランダムにアクセスできることで、ビデオテー
プ記録装置によって実現されていた機能を越えた機能を与えることができる。
【０００６】 ’４２８特許にはランダムにアクセスできる記録再生装置が述べられているが
、そのような装置で実現できる重要な機能を記載又は示唆することをしていない
。
【０００７】 従って、必要なことは強化した機能を持つ改良されたビデオデータ・レコーダ
を提供することである。
【０００８】 発明の要旨 メディア再生装置における「インスタント・リプレイ」や「クイック・スキッ
プ」機能を提供できる方法と装置が記述されている。インスタント・リプレイの
場合は、ユーザの制御によって、メディア再生が時間的に逆方向に移動する。ク
イック・スキップの場合は、ユーザの制御によって、メディアの再生が時間的に
前へ動く。
【０００９】 一つの実施態様では、時間的な移動は予め定めた時間（すなわち、５秒戻り、
３０秒前へ進む）にもとづいて移動し、他の実施態様では時間的な移動はシーン
変化の分析結果にもとづく。
【００１０】 容易に参照できるように、全ての添付した図面における参照番号は、図面番号
に二桁の数字が続く形になっている。例えば、図１の参照番号は１ｘｘと、図３
の参照番号は３ｘｘと付けられている。ある場合には、一つの図で使用された一
つの参照番号が、同じ対象を参照するときにはそれと同じ参照番号が他の図で使
用されることもある。
【００１１】 本発明の実施形態の詳細な説明 ＤＶＲのブロック図のアーキテクチャ 図１は本発明で使用されるビデオデータ・レコーダ（ＶＤＲ）のハイレベルの
ブロック図である。
【００１２】 プロセッサ１０１は、チャンネル案内データベース１０３，特徴データベース
１０４，ビデオ格納具（記録メディアともいう）１０５，プログラム論理メモリ
１０２、ビデオ圧縮器／解凍器１１２、ビデオ入力ソース１０６、ビデオ出力１
０７，チャンネル案内データ・ソース１０９及びユーザ・インターフェース１０
８に通信できるように接続されている。
【００１３】 プロセッサ１０１は、例えば、モトローラ６８０００シリーズからのプロセッ
サ、インテル８０８６ファミリーからの又はより高レベルのインテルのＰｅｎｔ
ｉｕｍTMファミリーなどからのプロセッサ又はモトローラのＰｏｗｅｒＰＣＴＭ
ファミリーからのプロセッサなど、一般に商業的に入手可能なプロセッサのいず
れでも良い。述べられる実施形態のプロセッサは、プログラム論理メモリ１０２
に格納されたプログラムによるプログラム制御のもとで動作し、以下詳細に述べ
る「早送り」や「巻き戻し」のような機能を実行する。
【００１４】 チャンネル案内データ・ソース１０９はローカルのチャンネル案内データベー
スを１０３定期的に更新する。チャンネル案内データ・ソース１０９は、チャン
ネルのプログラムに関するプログラム・タイトル、開始時間、終了時間、チャン
ネル情報その他の特徴（評価、ショーの説明、俳優名、プロデューサ、監督、賞
及び視聴率情報など）。チャンネル案内データ・ソースはＴＶＧｕｉｄｅTM、Ｔ
ＶＤａｔａ、Ｔｒｉｂｕｎｅ ｍｅｄｉａから商業的に入手することができる。
チャンネル案内データ・ソースは変更や追加を入手するために任意のいくつかの
通信メディアを通じて定期的にアクセスされる。例えば、サーバへのモデム接続
によって、あるいは衛星または地上ＶＢＩ、ナショナル・ページャ・ネットワー
ク又はインターネットのようなソースから放送された更新や変更を受信すること
によって、電話を介してチャンネル案内データ・ソースにアクセスすることがで
きる。他の実施形態においては、メールやその他のソースを通して申し込んでデ
ィスクのようなメディアに受け取ることによって定期的にチャンネル案内データ
・ソースを得ることができる。
【００１５】 図示の実施形態におけるチャンネル案内データベース１０３は、ローカルに装
着されるディスクに格納されている。他の実施形態のチャンネル案内データベー
ス１０３は、ＲＡＭのような他の格納メディアにローカルに格納されている。さ
らに他の実施形態ではチャンネル案内データベース１０３をリモート・サーバに
格納しておき、特徴データベース１０４に定期的にマッチングを問い合わせるよ
うにしてもよい。そのような実施形態では、ローカルに格納されたチャンネル案
内データベース１０３が「マッチング」データベースに置き換えらられる。その
実施形態はローカルな格納の必要性を減少させ、完全なローカル・チャンネル案
内データベースを定期的に得て格納するために必要な帯域幅や処理力を減少させ
ることができる。しかしながら、この実施形態はチャンネルデータベースを格納
しているサーバへの接続の信頼性に依存している。
【００１６】 特徴データベース１０４はチャンネル案内データベースからプログラムの選択
の特徴を用意している。特徴はユーザが決め、ユーザ・インターフェース１０８
で入力する。特徴データベース１０４とチャンネル案内データベース１０３との
間のマッチングに基づいてプロセッサはビデオ入力信号をビデオ格納器１０５に
記録させる。
【００１７】 本実施形態では、ビデオ格納器１０５はハード・ディスクのような高容量で、
記録可能で、ランダムにアクセスできる記録メディアである。ランダムにアクセ
スできる記録メディアを使用することで、ビデオ信号の記録と再生が同時にでき
るというような利点を与えることができる。したがって、ユーザは記録している
ときにプログラムを見ることができ、ＶＤＲの巻き戻し、ポーズ、早送りの能力
を利用することができる。しかし、ある実施形態では本発明の態様から離れずに
順次記録メディアも用いることができる。
【００１８】 ビデオ入力ソース１０６は、ケーブル、空中放送や衛星を含む任意のソースで
ある。実施形態によっては、多数のビデオ入力ソースを用いることができる。ビ
デオ出力ソース１０７は、典型的にはテレビのような表示装置に接続されている
が、他のビデオデータ・レコーダに接続されても良い。
【００１９】 ビデオ圧縮器／解凍器１１２ビデオ信号を圧縮し解凍する。一例としてあげる
とＭＰＥＧやＭＰＥＧIIなどの任意の商業的な圧縮技術を利用することができる
。
【００２０】 他の実施形態ではデータを圧縮した状態で受け取る。そのような実施形態では
圧縮器は用いられず要求もされず、単に解凍器がその圧縮された信号を解凍する
ために用いられるのみである。
【００２１】 メディアを通しての時間的移動 重要なことは、開示されている実施形態がユーザ・インタフェースにある特色
を持っていることである。例えば、本実施形態は記録されているプログラムを通
して早送りと巻き戻しが可能である。 一つの実施形態では、早送り及び／又は巻き戻しボタンをある時間押し続ける
ことによりユーザは早送りと巻き戻しの早さを早くすることができる。例えば、
ユーザが瞬間的にそのボタンを押すとシステムはある早さで早送りし、巻き戻す
が、ボタンの押す時間を長くするにつれて連続的に早くすることができる。上記
特色は図２に関連して説明する。図は最初、メディアが第１の時間的位置で再生
されている、ブロック２０１。ユーザが時間的移動機能を選択する（例えば、リ
モコンで早送り又は巻き戻しボタン）、ブロック２０２。時間的移動機能の選択
に応じて、もし、時間的移動機能が第１の時間的長さで選択されるとメディアの
再生の速度が第１の早さに増加し、第２の長さで選択されると時間的移動機能が
メディアの再生の速度を第２早さに増加する。
【００２２】 さらに、本実施形態はインスタント・リプレイ機能を備えている。ユーザがイ
ンスタント・リプレイ・ボタンを押すと、システムは自動的にプログラム中で予
め定めただけ（例えば５秒）「巻き戻す」（プログラムの見ていた箇所が時間的
に後ろに移動する、すなわち時間的に戻る）。
【００２３】 本実施形態は、予め定めた時間（例えば３０秒）急進させる機能をも備えてい
る。ある実施形態では、前進させるために予め定めた時間は、ユーザにコマーシ
ャルをスキップさせることができるように、典型的なコマーシャルの長さに基づ
いて決める。
【００２４】 図３は、ユーザの機能活性化によって、予め定めた時間だけ移動させる方法の
全体的なフロー図である。例えば、リモコンのボタンをユーザが押すことによっ
てユーザ機能が活性化させられる。図３に示されているように、最初にメディア
（図にはビデオとして説明されているが、他の実施形態ではオーディオでも良い
）が第１の時間的位置で再生する、ブロック３０１。ユーザが時間的移動機能を
選択する、ブロック３０２。上述したように、時間的移動は予め定めた距離だけ
前へまたは予め定めた距離だけ後ろへである。ユーザの時間的移動機能の選択に
よって、第１の位置から時間的に前進又は後退した第２位置から再生が再開する
。
【００２５】 時間的に前進または後退する移動のいずれも、その予め定めた時間の長さは装
置のメーカが設定するか又はユーザが設定できるようになっている。
【００２６】 他の実施形態の場合は、前進後退の移動はシーン変化の分析にもとづく。例え
ば「インスタント・リプレイ」機能はビデオ・フレームの分析にもとづいて直前
のシーンにスキップして戻る。 かくして改良されたビデオデータ・レコーダが開示された。
【図面の簡単な説明】
【図１】 本発明の実施形態のビデオデータ・レコーダの高レベルのブロッ
ク図である。
【図２】 ユーザに制御されたメディアを通る時間的移動のフロー図である
。
【図３】 ユーザに制御されたメディアを通る時間的移動の第２フロー図で
ある。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (31)優先権主張番号 ０９／１３１，０９１ (32)優先日 平成10年８月７日(1998．8．7) (33)優先権主張国 米国（ＵＳ） (31)優先権主張番号 ０９／２９０，３７４ (32)優先日 平成11年４月12日(1999．4．12) (33)優先権主張国 米国（ＵＳ） (81)指定国 ＥＰ(ＡＴ，ＢＥ，ＣＨ，ＣＹ， ＤＥ，ＤＫ，ＥＳ，ＦＩ，ＦＲ，ＧＢ，ＧＲ，ＩＥ，Ｉ Ｔ，ＬＵ，ＭＣ，ＮＬ，ＰＴ，ＳＥ)，ＯＡ(ＢＦ，ＢＪ ，ＣＦ，ＣＧ，ＣＩ，ＣＭ，ＧＡ，ＧＮ，ＧＷ，ＭＬ， ＭＲ，ＮＥ，ＳＮ，ＴＤ，ＴＧ)，ＡＰ(ＧＨ，ＧＭ，Ｋ Ｅ，ＬＳ，ＭＷ，ＳＤ，ＳＬ，ＳＺ，ＵＧ，ＺＷ)，Ｅ Ａ(ＡＭ，ＡＺ，ＢＹ，ＫＧ，ＫＺ，ＭＤ，ＲＵ，ＴＪ ，ＴＭ)，ＡＥ，ＡＬ，ＡＭ，ＡＴ，ＡＵ，ＡＺ，ＢＡ ，ＢＢ，ＢＧ，ＢＲ，ＢＹ，ＣＡ，ＣＨ，ＣＮ，ＣＲ， ＣＵ，ＣＺ，ＤＥ，ＤＫ，ＥＥ，ＥＳ，ＦＩ，ＧＢ，Ｇ Ｄ，ＧＥ，ＧＨ，ＧＭ，ＨＲ，ＨＵ，ＩＤ，ＩＬ，ＩＮ ，ＩＳ，ＪＰ，ＫＥ，ＫＧ，ＫＰ，ＫＲ，ＫＺ，ＬＣ， ＬＫ，ＬＲ，ＬＳ，ＬＴ，ＬＵ，ＬＶ，ＭＤ，ＭＧ，Ｍ Ｋ，ＭＮ，ＭＷ，ＭＸ，ＮＯ，ＮＺ，ＰＬ，ＰＴ，ＲＯ ，ＲＵ，ＳＤ，ＳＥ，ＳＧ，ＳＩ，ＳＫ，ＳＬ，ＴＪ， ＴＭ，ＴＲ，ＴＴ，ＵＡ，ＵＧ，ＵＺ，ＶＮ，ＹＵ，Ｚ Ａ，ＺＷ (72)発明者 シャノン，ダグ アメリカ合衆国・94086・カリフォルニア 州・サニーべイル・ジョージア アベニ ュ・742 Ｆターム(参考） 5C052 AA01 AC01 CC01 CC06 DD04 DD06 EE02 5C053 FA23 GB09 HA21 HA26 JA01 LA05

Claims (30)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項１】 ａ）メディアを再生する、 ｂ）ユーザに機能を選択させる、そのユーザの機能選択時には第１の位置でメ
    ディアが再生されている、 ｃ）ユーザが機能を選択したのに応じて、第１の位置から予め定められた距離
    にある第２位置でメディアを再生する 各ステップを有するメディアの再生方法。
  2. 【請求項２】 予め定められた距離が時間的距離である請求項１記載の方法
    。
  3. 【請求項３】 予め定められた距離が第１の位置より進んでいる請求項２記
    載の方法。
  4. 【請求項４】 予め定められた距離が第１の位置より後ろである請求項２記
    載の方法。
  5. 【請求項５】 メディアがビデオ・メディアである請求項２記載の方法。
  6. 【請求項６】 メディアがオーディオ・メディアである請求項２記載の方法
    。
  7. 【請求項７】 予め定めた距離がユーザ設定可能である請求項１記載の方法
    。
  8. 【請求項８】 ａ）メディアを再生するステップと、 ｂ）ユーザがインスタント・リプレイ機能を選択する時には第１の位置でメデ
    ィアが再生されていて、その状態でユーザにインスタント・リプレイ機能を選択
    させるステップと、 ｃ）ユーザがインスタント・リプレイ機能を選択したのに応じて、第１の位置
    から予め定められた距離にある第２位置でメディアを再生するステップと を有するメディアの再生方法。
  9. 【請求項９】 メディアがビデオ・メディアである請求項８記載の方法。
  10. 【請求項１０】 メディアがオーディオ・メディアである請求項８記載の方
    法。
  11. 【請求項１１】 予め定めた距離がユーザ設定可能である請求項８記載の方
    法。
  12. 【請求項１２】 ａ）メディアを再生するステップと、 ｂ）ユーザが送り機能を選択する時には第１の位置でメディアが再生されてい
    て、その状態でユーザに送り機能を選択させるステップと、 ｃ）ユーザが送り機能を選択したのに応じて、第１の位置から予め定められた
    距離にある第２位置でメディアを再生するステップと を有するメディアの再生方法。
  13. 【請求項１３】 メディアがビデオ・メディアである請求項１２記載の方法
    。
  14. 【請求項１４】 メディアがオーディオ・メディアである請求項１２記載の
    方法。
  15. 【請求項１５】 予め定めた距離がユーザ設定可能である請求項１２記載の
    方法。
  16. 【請求項１６】 ａ）メディアを再生するステップと、 ｂ）ユーザが時間的移動機能を活性化させるステップと、 ｃ）ユーザの時間的移動機能の活性化に応じて、ユーザが第１の時間長さで時
    間的移動機能を活性化させたとき第１の早さで、ユーザが第２の時間長さで時間
    的移動機能を活性化させたとき第２の早さでメディアを通して時間的に移動させ
    るステップと を有するメディアの再生方法。
  17. 【請求項１７】 メディアがビデオ・メディアである請求項１６記載の方法
    。
  18. 【請求項１８】 メディアがオーディオ・メディアである請求項１６記載の
    方法。
  19. 【請求項１９】 時間的移動が前進である請求項１６記載の方法。
  20. 【請求項２０】 時間的移動が後退である請求項１６記載の方法。
  21. 【請求項２１】 ａ）メディアを再生するステップと、 ｂ）ユーザが時間的移動機能を活性化させるステップと、 ｃ）ユーザの時間的移動機能の活性化に応じて、ユーザが第１の時間長さで時
    間的移動機能を活性化させたとき第１の早さでメディアを通して時間的に移動さ
    せ、ユーザがその時間的移動機能を第１の時間より長く活性化させたとき時間的
    移動の早さを増加させるステップと を有するメディアの再生方法。
  22. 【請求項２２】 メディアがビデオ・メディアである請求項２１記載の方法
    。
  23. 【請求項２３】 メディアがオーディオ・メディアである請求項２１記載の
    方法。
  24. 【請求項２４】 時間的移動が前進である請求項２１記載の方法。
  25. 【請求項２５】 時間的移動が後退である請求項２１記載の方法。
  26. 【請求項２６】 ａ）メディアを再生する、 ｂ）ユーザに機能を選択させる、そのユーザの機能選択時には第１の位置でメ
    ディアが再生されている、 ｃ）ユーザが機能を選択したのに応じて、メディアのフレームの分析にもとづ
    いて決定される第２位置でメディアを再生する 各ステップを有するメディアの再生方法。
  27. 【請求項２７】 第２位置は第１の位置より時間的に進んでいる請求項２６
    記載の再生方法。
  28. 【請求項２８】 第２位置は第１の位置より時間的に遅れている請求項２６
    記載の再生方法。
  29. 【請求項２９】 メディアがビデオ・メディアである請求項２６記載の再生
    方法。
  30. 【請求項３０】 フレームはシーンの変化を分析される請求項２６記載の再
    生方法。
JP2000564376A 1998-08-07 1999-08-06 ビデオ記録装置における早送りと巻き戻し方法と装置 Pending JP2002522976A (ja)

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US09/131,092 1998-08-07
US09/131,092 US20010043795A1 (en) 1998-08-07 1998-08-07 Video data recorder for recording predefined format shows
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US09/290,374 1999-04-12
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