JPH06142617A - ガラスびん分別システム - Google Patents

ガラスびん分別システム

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Publication number
JPH06142617A
JPH06142617A JP29591592A JP29591592A JPH06142617A JP H06142617 A JPH06142617 A JP H06142617A JP 29591592 A JP29591592 A JP 29591592A JP 29591592 A JP29591592 A JP 29591592A JP H06142617 A JPH06142617 A JP H06142617A
Authority
JP
Japan
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glass bottle
bottle
bottles
conveyor
glass
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Pending
Application number
JP29591592A
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English (en)
Inventor
Tomohiro Hirose
友弘 廣瀬
Masaru Kojima
勝 小島
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
TECHNO FRONTIER KK
Techno Frontier Ltd
Original Assignee
TECHNO FRONTIER KK
Techno Frontier Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by TECHNO FRONTIER KK, Techno Frontier Ltd filed Critical TECHNO FRONTIER KK
Priority to JP29591592A priority Critical patent/JPH06142617A/ja
Publication of JPH06142617A publication Critical patent/JPH06142617A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 収集された廃棄びんの集合体を、所望の選別
・分別基準に従って、自動的かつ連続的に選別・分別可
能とし、生きびん回収及びカレットとなる不要びん又は
欠損びんの回収作業を正確かつ迅速に行うことが可能
な、ガラスびん分別システムを提供する。 【構成】 ガラスびんの長手方向をコンベアの搬送ベル
ト幅方向に揃えて整列せしめる整列装置11と、整列装
置11の後段側に配設され、この整列装置11から送ら
れてきたびんを一本づつその形状および色によって分別
する分別装置12と、これら整列装置11と分別装置1
2との間に介設され、整列装置11で平層化されたびん
群を、正確に一本づつ分別装置12に受け渡すように調
整する、制御装置13とを具備する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、廃棄物処理プラントの
ガラスびん処理工程において、生きびん回収及び製びん
原料のガラス破片(いわゆるカレット)となる不要びん
又は欠損びんの回収作業を自動化し、かつ所望の選別・
分別基準に従って連続的に自動選別・分別を行うことを
可能とするガラスびん分別システムに関する。
【0002】
【従来の技術】近年、特に首都圏において深刻なゴミ処
理問題がさかんに提起され、早急に解決すべき重要な社
会的課題の1つとなっている。このような問題を解決す
る一手段として、廃品のリサイクルが盛んに行われてお
り、空きびんの回収もその一つである。ところで、空き
びんの回収後用途は大きく二つに分かれる。1つは文字
通り空きびんをそのまま再利用することで、他の1つは
ガラス製品の原料となるカレット材としての用途であ
る。従って、空きびん回収の目的は、再利用のための生
きびん(破損していないもの)の回収と、カレット材用
のびん(破損したりひびなどが入って再利用できないも
の)の回収であり、更に後者のカレット材用のびん回収
は、びんを色別に分別する必要がある。従来、生きびん
の廃棄びん集合体からの抜き取り作業、及びカレットの
色分別作業は全て人手によって行われてきた。また、上
記作業は、大きな騒音や強い悪臭の発生する中で行わ
れ、しかも破損したびんを扱う危険が伴うという大きな
問題があった。また、この問題は、廃棄物のリサイクル
促進を図る上においても、大きなマイナス要因となって
いる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記問題を解決するた
め、上記作業を全て自動で行うことのできるシステムが
求められているが、かかる問題を解決可能な実用的シス
テムは未だ提供されていない。本発明は上記事情に鑑み
なされたもので、収集された廃棄びんの集合体を、所望
の選別・分別基準に従って、自動的かつ連続的に選別・
分別可能とし、生きびん回収及びカレットとなる不要び
ん又は欠損びんの回収作業を正確かつ迅速に行うことが
可能な、ガラスびん分別システムの提供を目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記課題は、被搬送物で
あるガラスびんを載せる搬送ベルトを有し、該搬送ベル
トの載置面上に、該載置面側へ突出し、該搬送ベルトの
幅方向に平行な複数本の突条が形成された第1コンベア
と、該載置面上方に、該載置面と所定の間隔に離間して
配設された堰とを具備し、該載置面上に積載された複数
本のガラスびん集合体を該堰でせき止めつつ、ガラスび
んの少数本づつを、該載置面と該堰との隙間を通過させ
て平層化すると共に、該ガラスびんの長手方向を上記突
条に沿って並べ、該ガラスびんの長手方向を上記搬送ベ
ルトの幅方向に揃えて整列せしめる平層化整列装置と上
記平層化整列装置の後段側に設けられ、各々所定の間隔
で離間し、かつ平行に配設されている2本の搬送チェー
ンと、これら離間した2本の搬送チェーンに架設されて
いる複数個のトレイとを有し、該複数個のトレイの各載
置面上にガラスびんを載置して、該ガラスびんの長手方
向を該2本の搬送チェーンの離間幅方向に揃えるととも
に、複数本のガラスびんを個々に仕切って整列せしめる
第2コンベアと、上記第2コンベアの前段側端部近傍に
配設され、上記トレイ上に載置されたガラスびんの形状
および/または色を光学的に識別するびん識別装置と、
該びん識別装置の後段側に配設され、該びん識別装置か
らの識別信号に基づいて、上記トレイをガラスびんの搬
送方向に対して左右何れか一方に傾斜させて、該ガラス
びんを形状別および/または色別に分別せしめるトレイ
傾斜手段とを具備したガラスびん分別装置と上記平層化
整列装置と上記ガラスびん分別装置との間に設けられ、
前段側の端部が上記第1コンベアの後段側の端部に近接
し、後段側の端部が上記第2コンベアの前段側の端部に
近接した搬送ベルトまたはシュートを有する第3コンベ
アと、該搬送ベルトまたはシュートの載置面上方に設け
られ、該載置面上を移動するガラスびんをせき止める少
なくとも1つ以上の堰と、該堰のせき止め/開放を制御
する堰開閉制御手段とを具備し、上記平層化整列装置か
らのガラスびんを上記ガラスびん分別装置に一本づつ受
け渡すびん搬送制御装置とを有するガラスびん分別シス
テムにより解決される。
【0005】
【作用】本発明のガラスびん分別システムにあっては、
被搬送物であるガラスびんを載せる搬送ベルトを有する
第1コンベアと、載置面上にランダムに積載された複数
本のガラスびんをせき止めるとともに、多数のガラスび
んを平層化すると共に、ガラスびんの長手方向を上記搬
送ベルトの幅方向に揃えて整列せしめる平層化整列装置
を設け、上記平層化整列装置の後段側に、各々所定の間
隔で離間し、かつ平行に配設されている2本の搬送チェ
ーンと、これら離間した2本の搬送チェーンに架設され
ている複数個のトレイとを有し、該複数個のトレイの各
載置面上にガラスびんを載置して、該ガラスびんの長手
方向を該2本の搬送チェーンの離間幅方向に揃えるとと
もに、複数本のガラスびんを個々に仕切って整列せしめ
る第2コンベアと、上記トレイ上に載置されたガラスび
んの形状および/または色を光学的に識別するびん識別
装置と、このびん識別装置からの識別信号に基づいて、
上記トレイをガラスびんの搬送方向に対して左右何れか
一方に傾斜させて、ガラスびんを形状別および/または
色別に分別せしめるトレイ傾斜手段とを具備したガラス
びん分別装置を設け、上記平層化整列装置と上記ガラス
びん分別装置との間に、前段側の端部が上記第1コンベ
アの後段側の端部に近接し、後段側の端部が上記第2コ
ンベアの前段側の端部に近接した搬送ベルトまたはシュ
ートを有する第3コンベアと、該搬送ベルトの載置面上
方に設けられ、該載置面上を移動するガラスびんをせき
止める少なくとも1つ以上の堰と、該堰のせき止め/開
放を制御する堰開閉制御手段とを具備するびん搬送制御
装置を介設してあるので、従来、人手を頼りに行ってき
た、生きびんと廃棄びんとの分別及び廃棄びんの色別分
別などの作業を完全に自動化する事が可能となる。
【0006】
【実施例】図1は、本発明に係るガラスびん分別システ
ムの一実施例を示す概略図で、図中符号10は、ガラス
びん分別システムである。本実施例のガラスびん分別シ
ステム10は、廃棄びんの集合体をコンベア上に載せて
搬送しつつ、その分別作業を行うシステムで、ガラスび
んの長手方向をベルトコンベアの搬送ベルト幅方向に揃
えて整列せしめる平層化整列装置11と、平層化整列装
置11の後段側に配設され、この平層化整列装置11か
ら送られてきたびんを一本づつその形状および色によっ
て分別するガラスびん分別装置12と、これら平層化整
列装置11(以下、整列装置11と略記する。)とガラ
スびん分別装置12(以下、分別装置12と略記す
る。)との間に介設され、整列装置11で平層化された
びん群を、正確に一本づつ分別装置12に受け渡すよう
に調整する、制御装置13とから構成されている。上記
整列装置11は、被搬送物であるガラスびんを載せる搬
送ベルト14を有し、この搬送ベルト14の載置面X上
に、この載置面Xの上面に突出して、搬送ベルト14の
幅方向に平行な複数本の突条15が形成されたコンベア
1と、上記載置面X上方に、この載置面Xと所定の間隔
に離間して配設された堰16とを具備し、載置面X上に
ランダムに積載された複数本のガラスびんA…を上記堰
16でせき止めるとともに、ガラスびんAを少数本づつ
載置面Xと堰16との隙間を通過させて平層化すると共
に、ガラスびんAの長手方向を上記突条15に沿って並
べ、ガラスびんAの長手方向を上記搬送ベルト14の幅
方向に揃えて整列せしめるようになっている。上記堰1
6は、廃棄びんの集合体の量等にあわせ、1個乃至複数
個設置すれば良い。
【0007】上記整列装置11の後段側下方には、分別
装置12が配設されている。この分別装置12は、各々
所定の間隔で離間し、かつ平行に配設されている2本の
搬送チェーン17,17と、これら離間した2本の搬送
チェーン17,17に架設されている複数個のトレイ1
8…とを具備するコンベア2を有し、このコンベア2の
前段側部位には、ガラスびんを形状別に分別する形状分
別装置12aが設けられ、後段側部位には、ガラスびん
を色別に分別する色分別装置12bが設けられている。
上記トレイ18は、矩形のトレイで、上記2本の搬送チ
ェーン17,17に架設され、その長手方向が搬送チェ
ーン17,17の離間幅方向となるように、搬送チェー
ン17の長手方向に向けて1列に連設されている。ガラ
スびんAは、上記トレイ18…の載置面Y上に一本一本
個々に載置されることにより、個々に区分されるととも
に、ガラスびんAの長手方向を搬送チェーン17,17
の離間幅方向に揃えて整列されている。形状分別装置1
2aは、上記トレイ18上に載置されたガラスびんAの
形状を識別する形状識別装置19と、この形状識別装置
19の後段側に配設され、びん識別装置19からの識別
信号に基づいて、上記トレイ18をガラスびんAの搬送
方向に対して左右何れか一方に傾斜させ、ガラスびんA
を形状別に分別せしめるトレイ傾斜手段20aとを具備
して構成されている。また、形状識別装置19は、搬送
チェーン17,17の前段側端部近傍に架設されている
トレイ18の載置面Y上方に配されているカメラ21
と、このカメラ21に接続されている情報処理装置22
とから構成されている。すなわち、トレイ18の載置面
Y上に載置されたガラスびんAは、まずカメラ21によ
りモニターされ、その映像データが情報処理装置22に
送られる。続いて情報処理装置22では、上記映像デー
タに基づいてガラスびんAの寸法等形状に関するデータ
が把握され、さらにこの形状に関するデータが、情報処
理装置22にあらかじめ入力されているリサイクル可能
なびんの形状データと掌合される。次に、この形状デー
タが合致したびんは、そのびんが載置されたトレイ18
を、その形状のびんを収集する位置にまで到らしめた
後、かかる位置においてトレイ傾斜手段20aを用いて
傾斜せしめることにより分別される。一方、合致しなか
った場合は、カレット材料となる廃棄びんとして、上記
形状分別装置12a後段の色分別装置12bに送られ
る。色別分別装置12bは、トレイ18上に載置され、
上記形状分別装置12aより送られてきた、ガラスびん
Aの色を識別する色識別装置23と、この色識別装置2
3の後段側に配設され、色識別装置23からの識別信号
に基づいて、上記トレイ18をガラスびんAの搬送方向
に対して左右何れか一方に傾斜させ、ガラスびんAを色
別に分別せしめるトレイ傾斜手段20bとを具備して構
成されている。また、色識別装置23は、搬送チェーン
17,17に架設されたトレイ18の載置面Y上方で、
かつコンベア2の前段側の端部と後段側の端部とのほぼ
中間部位に配設され、トレイ18の載置面Y上に載置さ
れたガラスびんAに対し、上方より光を照射する光源2
4と、この光源24と対向する位置に配され、上記光源
24が照射した光のうち、ガラスびんAを透過した光
(透過光)を受光する受光器25とから構成されてい
る。すなわち、上記形状分別装置12aから、カレット
材料用の廃棄びんとして、送られてきたガラスびんA
は、まず、光源24により上方から光を照射され、その
ガラスびんAを透過した光が受光器25によって受光さ
れる。次に、受光器25は、受光した透過光の波長等の
データを解析し、得られた解析データに基づいてガラス
びんAのびん色を識別し、さらに識別した色のびんを分
別する部位で、トレイ18を傾斜する旨の命令信号をト
レイ傾斜手段20bに送る。これにより、ガラスびんA
は、色別に分別される。また、上記形状分別装置12a
及び色分別装置12bで用いられているトレイ傾斜手段
20a及び20bは、特に限定されず、従来公知の技術
が何れも適用できるが、本発明者らが先に提案した特願
平4−211357号(平成4年8月7日出願)のトレ
イコンベアに用いられている、図2に示すトレイ傾斜手
段を用いることが、分別速度及び分別精度等の点から好
ましい。
【0008】このトレイ傾斜手段は、トレイ18上に載
置されたガラスびんAの形状別および色別に識別する装
置からの分別信号に基づいて作動し、トレイ18が分類
位置に到ったら、トレイ傾斜装置71を作動させて、支
持柱72の傾斜側に、傾斜側から非傾斜側に向けてシリ
ンダーの先端部71aを押出す。これにより、 支持柱7
2が、そのジョイント部73で折曲するとともに、支持
柱74がその蝶番75部分で傾斜側に折曲し、これら支
持柱72,74に支持されているトレイ18は、 傾斜側
に傾斜する。その結果、トレイ18の載置面Y上のガラ
スびんは傾斜側に落下して形状別および色別に分別され
る。なお、トレイ18の傾斜操作を行う際、ダンパ76
を操作して、このダンパ76のシリンダ77先端部を所
望の押出圧でトレイ18下面に押し当てることによりト
レイ18の傾斜速度を調節することができる。また、角
度調節器78のネジ部材79又はネジ部材80を調節し
てトレイ18が傾斜する際の最大傾斜角度を調節するこ
ともできる。
【0009】以上述べたように、整列装置11で平層化
されるとともに整列させられたガラスびんAは、分別装
置12に搬送されて分別されるが、この整列装置11か
ら分別装置12への受け渡しは、直接ではなく制御装置
13を介して行われる。上記制御装置13は、搬送ベル
ト27(またはシュート)を有するコンベア3と、搬送
ベルト27の載置面Z上方に設けられ、この載置面Z上
を移動するガラスびんAをせき止める2つの堰28,2
9と、これら2つの堰のうち後段側に設けられている堰
29のせき止め/開放を制御する堰開閉制御手段30と
から構成されている。上記コンベア3は、整列装置11
のコンベア1と、その後段側下方にある分別装置12の
コンベア2との間に介設されている。即ち、その前段側
端部が整列装置11のコンベア1後段側の端部下方に近
接し、後段側端部が分別装置12のコンベア2前段側の
端部上方に近接して設けられている。従って、コンベア
3は、その前段上方にあるコンベア1から後段下方にあ
るコンベア2に向けて、ガラスびんAが充分転がる程度
に搬送ベルト27の載置面Zが傾斜しており、このため
コンベア3は、特に駆動手段を設けなくともガラスびん
Aをコンベア1からコンベア2に向けて搬送することが
できる。上記堰28は板状部材で、上記コンベア3の前
段側の端部と後段側の端部との中間部位近傍であって、
搬送ベルト27の載置面Z上方に、その板面が水平方向
に対して鉛直となるように配設され、かつその上記載置
面Z側の辺縁の端面と、載置面Zとの間は、ガラスびん
1本であれば余裕をもって通過できる程度の距離で離間
している。一方、堰29も上述した堰28と同様に搬送
ベルト27の載置面Z上方に配設された板部材である
が、その配設部位はコンベア3の後段側の端部近傍であ
る。堰29には堰開閉制御手段30が接続され、この堰
開閉制御手段30は、堰29の鉛直方向運動の周期を自
在に可変設定できるようになっており、また、鉛直方向
運動の上下移動限度も自在に可変設定できるようになっ
ている。これにより、堰29は、その載置面Z側の辺縁
の端面と載置面Zとの離間距離を所望の距離に調節さ
れ、所望の周期で開閉操作をすることができる。この制
御装置13によれば、整列装置11により平層化されて
搬送されてきたガラスびんAの平層化を堰28によって
徹底し、堰29を開閉することによって、分別装置13
へのガラスびん供給を確実に1本づつとすることが可能
となり、ガラスびんの平層化操作の精度をより向上させ
ることができる。
【0010】上記本実施例のガラスびん分別システム1
0によれば、ガラスびん集合体は、以下に述べる操作に
従って分別される。まず、整列装置11において、コン
ベア1の搬送ベルト14載置面X上に積載されたガラス
びん集合体は、図1中矢印Bに示す方向に搬送され、堰
16でせき止められるとともに、それらのうちの少数本
づつが載置面Xと堰16との隙間を通過して平層化され
る。さらに平層化されたガラスびんAは、載置面X上に
形成されている突条15…により、その長手方向を搬送
ベルト14の幅方向に揃えて整列された後、整列装置1
1後段にある制御装置13に送られる。この制御装置1
3に送られたガラスびんAは、コンベア3の搬送ベルト
27(またはシュート)載置面Z上に載置されて、制御
装置13の後段にある分別装置12に向けて搬送され、
この搬送の途中で堰28によって平層化が徹底化された
後、堰28より後段側にある堰29によって一旦せき止
められ、堰開閉制御手段30によって一本づつ分別装置
12に送られる。分別装置12に送られたガラスびんA
は、コンベア2の搬送チェーン17,17に架設された
トレイ18の載置面Y上に1個づつ載置され、形状分別
装置12aに搬送される。この形状分別装置12aにお
いてガラスびんAは、形状識別装置19によって生きび
んか廃棄びんかを識別され、生きびんと判断されたびん
が載置されたトレイ18は、その形状のびんを収集する
部位で傾斜して分別され、廃棄びんと判断されたびんが
載置されたトレイ18は、形状分別装置12a後段の色
分別装置12bに移動する。さらに色分別装置12bに
移動してきたトレイ18の載置面Y上の廃棄びんは、色
識別装置23によってそのびん色を識別され、さらにこ
の色識別装置23からの識別信号に基づき、その識別さ
れた色のびん収集部位においてトレイ傾斜手段20bが
働き、トレイ18が傾斜されて色別に分別される。以上
述べたように、本実施例のガラスびん分別システム10
にあっては、廃棄びんの集合体をコンベア上に載せて搬
送しつつ、その分別作業を行うシステムで、ガラスびん
の長手方向をコンベアの搬送ベルト幅方向に揃えて整列
せしめる整列装置11と、整列装置11の後段側に配設
され、この整列装置11から送られてきたびんを一本づ
つその形状および色によって分別する分別装置12と、
これら整列装置11と分別装置12との間に介設され、
整列装置11で平層化されたびん群を、正確に一本づつ
分別装置12に受け渡すように調整する、制御装置13
とを具備する構成としたので、従来、人手を頼りに行っ
てきた、生きびんと廃棄びんとの分別及び廃棄びんの色
別分別などの作業を完全に自動化する事が可能となる。
従って、かかる分別作業を人手で行っていたことに起因
する種々の問題、すなわち大きな騒音や強い悪臭等の作
業環境に関する問題や、破損したびんを扱う危険が伴う
という問題は全て解決される上、上記分別操作を従来よ
り正確かつ迅速に行うことができる等の効果を奏する。
【0011】また、本実施例のガラスびん分別システム
10にあっては、コンベア1の配設位置をコンベア2よ
り高い位置としたので、コンベア1と2との間に介設さ
れたコンベア3の搬送ベルト27載置面Zは傾斜した状
態となる。従って、ベルトコンベア3は、特に駆動手段
を備えなくても、搬送ベルト27上のガラスびんをベル
トコンベア1から2に向けて搬送することができる。ま
た、本実施例のガラスびん分別システム10にあって
は、ガラスびんの色を識別する手段として、搬送チェー
ン17,17に架設されたトレイ18の載置面Y上方
で、かつコンベア2の前段側の端部と後段側の端部との
ほぼ中間部位に配設され、トレイ18の載置面Y上に載
置されたガラスびんAに対し、上方より光を照射する光
源24と、この光源24と対向する位置に配され、ガラ
スびんAを透過した光(透過光)を受光する受光器25
とを具備する色識別装置23を用い、ガラスびんAの表
面色でなくガラスびんAの透過光を光学的に判断する構
成としたので、ガラスびんAに張られたラベルやびん表
面の汚れによる誤判定を回避することができる。
【0012】
【発明の効果】以上述べたように、上記構成からなる本
発明のガラスびん分別システムにあっては、従来、人手
を頼りに行ってきた、生きびんと廃棄びんとの分別及び
廃棄びんの色別分別などの作業を完全に自動化する事が
可能となる。従って、かかる分別作業を人手で行ってい
たことに起因する種々の問題、すなわち大きな騒音や強
い悪臭等の作業環境に関する問題や、破損したびんを扱
う危険が伴うという問題は全て解決される上、上記分別
操作を従来より正確かつ迅速に行うことができる等の効
果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明に係るガラスびん分別システムの一実
施例を示す概略図である。
【図2】 図1中符号20aおよび20bで示されるト
レイ傾斜手段の詳細な拡大図である。
【符号の説明】
A…ガラスびん 1,2,3…コンベア 11…(平層化)整列装置 12…(ガラスびん)分別装置 13…(びん搬送)制御装置 14,27…搬送ベルト 15…突条 16,28,29…堰 17…搬送チェーン 18…トレイ 19…形状識別装置 20a,20b…トレイ傾斜手段 23…色識別装置 30…堰開閉制御手段

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 被搬送物であるガラスびんを載せる搬送
    ベルトを有し、該搬送ベルトの載置面上に、該載置面側
    へ突出し、該搬送ベルトの幅方向に平行な複数本の突条
    が形成された第1コンベアと、該載置面上方に、該載置
    面と所定の間隔に離間して配設された堰とを具備し、該
    載置面上に積載された複数本のガラスびん集合体を該堰
    でせき止めつつ、ガラスびんの少数本づつを、該載置面
    と該堰との隙間を通過させて平層化すると共に、該ガラ
    スびんの長手方向を上記突条に沿って並べ、該ガラスび
    んの長手方向を上記搬送ベルトの幅方向に揃えて整列せ
    しめる平層化整列装置と上記平層化整列装置の後段側に
    設けられ、各々所定の間隔で離間し、かつ平行に配設さ
    れている2本の搬送チェーンと、これら離間した2本の
    搬送チェーンに架設されている複数個のトレイとを有
    し、該複数個のトレイの各載置面上にガラスびんを載置
    して、該ガラスびんの長手方向を該2本の搬送チェーン
    の離間幅方向に揃えるとともに、複数本のガラスびんを
    個々に仕切って整列せしめる第2コンベアと、上記第2
    コンベアの前段側端部近傍に配設され、上記トレイ上に
    載置されたガラスびんの形状および/または色を光学的
    に識別するびん識別装置と、該びん識別装置の後段側に
    配設され、該びん識別装置からの識別信号に基づいて、
    上記トレイをガラスびんの搬送方向に対して左右何れか
    一方に傾斜させて、該ガラスびんを形状別および/また
    は色別に分別せしめるトレイ傾斜手段とを具備したガラ
    スびん分別装置と上記平層化整列装置と上記ガラスびん
    分別装置との間に設けられ、前段側の端部が上記第1コ
    ンベアの後段側の端部に近接し、後段側の端部が上記第
    2コンベアの前段側の端部に近接した搬送ベルトまたは
    シュートを有する第3コンベアと、該搬送ベルトまたは
    シュートの載置面上方に設けられ、該載置面上を移動す
    るガラスびんをせき止める少なくとも1つ以上の堰と、
    該堰のせき止め/開放を制御する堰開閉制御手段とを具
    備し、上記平層化整列装置からのガラスびんを上記ガラ
    スびん分別装置に一本づつ受け渡すびん搬送制御装置と
    を有するガラスびん分別システム。
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