JPH06142591A - 塗工液ノズル - Google Patents
塗工液ノズルInfo
- Publication number
- JPH06142591A JPH06142591A JP4324710A JP32471092A JPH06142591A JP H06142591 A JPH06142591 A JP H06142591A JP 4324710 A JP4324710 A JP 4324710A JP 32471092 A JP32471092 A JP 32471092A JP H06142591 A JPH06142591 A JP H06142591A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- coating liquid
- nozzle
- lip
- width direction
- discharge
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
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-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B05—SPRAYING OR ATOMISING IN GENERAL; APPLYING FLUENT MATERIALS TO SURFACES, IN GENERAL
- B05C—APPARATUS FOR APPLYING FLUENT MATERIALS TO SURFACES, IN GENERAL
- B05C5/00—Apparatus in which liquid or other fluent material is projected, poured or allowed to flow on to the surface of the work
- B05C5/02—Apparatus in which liquid or other fluent material is projected, poured or allowed to flow on to the surface of the work the liquid or other fluent material being discharged through an outlet orifice by pressure, e.g. from an outlet device in contact or almost in contact, with the work
- B05C5/0254—Coating heads with slot-shaped outlet
- B05C5/0262—Coating heads with slot-shaped outlet adjustable in width, i.e. having lips movable relative to each other in order to modify the slot width, e.g. to close it
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- Nozzles (AREA)
- Coating Apparatus (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 塗工液ノズル吐出口のノズル巾方向における
スリット隙間の均一な調整が、簡単容易にできるノズル
の提供。 【構成】 塗工液の吐出口を形成する一対のリップ２，
３と、同リップ２，３を挟んで塗工液流路８，９を形成
するようにボルト５，６で固定されるノズルブロック４
ａ，４ｂと、リップ２側の固定ボルト５の上下位置に挿
入され、中心部にねじ穴１ａ，１０ａを有する調整ボル
ト１，１０と、同ねじ穴１ａ，１０ａのねじと係合する
雄ねじを形成したリップ２と一体の突起２ａ，２ａとを
有し、同調整ボルト１，１０を回転させると、リップ２
が左右方向に移動して塗工液流路９の流路隙間を調整す
ることができ、塗工液吐出流量、吐出流速、吹き出し高
さ、吐出動圧の全てを簡単に、ノズル巾方向に均一に調
整できる。
スリット隙間の均一な調整が、簡単容易にできるノズル
の提供。 【構成】 塗工液の吐出口を形成する一対のリップ２，
３と、同リップ２，３を挟んで塗工液流路８，９を形成
するようにボルト５，６で固定されるノズルブロック４
ａ，４ｂと、リップ２側の固定ボルト５の上下位置に挿
入され、中心部にねじ穴１ａ，１０ａを有する調整ボル
ト１，１０と、同ねじ穴１ａ，１０ａのねじと係合する
雄ねじを形成したリップ２と一体の突起２ａ，２ａとを
有し、同調整ボルト１，１０を回転させると、リップ２
が左右方向に移動して塗工液流路９の流路隙間を調整す
ることができ、塗工液吐出流量、吐出流速、吹き出し高
さ、吐出動圧の全てを簡単に、ノズル巾方向に均一に調
整できる。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は製鉄機械のプロセス設備
に適用されるコータ、製紙機械のコータ等に用いる塗工
液ノズルに関するものである。
に適用されるコータ、製紙機械のコータ等に用いる塗工
液ノズルに関するものである。
【０００２】
【従来の技術】図２は従来の塗工液ノズル（塗液吐出量
調整装置）の断面図を示し、ウエブ表面に塗布される塗
工液は、図示しない液体搬送用ポンプ等の公知の手段に
よって送入され、リップ取付ボルト５及びノズルブロッ
ク固定ボルト６で固定されたノズルブロック４ａ，４ｂ
とリップ２，３で囲まれて形成されている流路８へ進入
する。また流路８に続くリップ２，３で囲まれた流路９
は、流路８の部分より流路巾が狭いテーパ状先細りのス
リット状になっている。そして流路８中に進入した塗工
液が、この流路９を通過してリップ２及び３の先端間の
隙間から流路９外へ吐出される様に流動する際、同塗工
液流路９の流路隙間値に応じて流動抵抗が発生する。こ
の流動抵抗によって、塗工液はノズル巾方向（図２では
紙面垂直方向）に分配されて流路外へ吐出される。
調整装置）の断面図を示し、ウエブ表面に塗布される塗
工液は、図示しない液体搬送用ポンプ等の公知の手段に
よって送入され、リップ取付ボルト５及びノズルブロッ
ク固定ボルト６で固定されたノズルブロック４ａ，４ｂ
とリップ２，３で囲まれて形成されている流路８へ進入
する。また流路８に続くリップ２，３で囲まれた流路９
は、流路８の部分より流路巾が狭いテーパ状先細りのス
リット状になっている。そして流路８中に進入した塗工
液が、この流路９を通過してリップ２及び３の先端間の
隙間から流路９外へ吐出される様に流動する際、同塗工
液流路９の流路隙間値に応じて流動抵抗が発生する。こ
の流動抵抗によって、塗工液はノズル巾方向（図２では
紙面垂直方向）に分配されて流路外へ吐出される。
【０００３】以上の様にして塗工液は、ノズル２，３の
巾方向に分配されて流路９外へ吐出されるが、この時ノ
ズル２，３の加工・組立精度、流路流動抵抗により生じ
る流路内圧によるノズル変形、塗工液の流路外への吐出
に伴う流路内流体圧のノズル巾方向変化等の理由によ
り、流路８，９から吐出される塗工液流量のノズル巾方
向分布が不均一になることがある。そこで従来はノズル
ブロック４ａにあけられたねじ穴を通し、リップ２のノ
ズル巾方向に複数個取付けられた流路隙間調整ボルト１
を回すことによって、リップ２の先端付近に弾性変形を
与え、流路９の吐出口付近の隙間を変化させて同流路９
の流動抵抗を変化させることにより、塗工液吐出流量の
ノズル巾方向の分布調整を行なっていた。
巾方向に分配されて流路９外へ吐出されるが、この時ノ
ズル２，３の加工・組立精度、流路流動抵抗により生じ
る流路内圧によるノズル変形、塗工液の流路外への吐出
に伴う流路内流体圧のノズル巾方向変化等の理由によ
り、流路８，９から吐出される塗工液流量のノズル巾方
向分布が不均一になることがある。そこで従来はノズル
ブロック４ａにあけられたねじ穴を通し、リップ２のノ
ズル巾方向に複数個取付けられた流路隙間調整ボルト１
を回すことによって、リップ２の先端付近に弾性変形を
与え、流路９の吐出口付近の隙間を変化させて同流路９
の流動抵抗を変化させることにより、塗工液吐出流量の
ノズル巾方向の分布調整を行なっていた。
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】しかし前記従来のノズ
ルでは、塗工液流路９の先端（塗工液吐出口付近）付近
のスリット隙間を調整しているため、例えば図２中のリ
ップ２と、ノズルブロック４ａとの流路８側接合面の加
工・組立の精度誤差がノズル巾方向に生じた時、塗工液
吐出流量分布を、ノズル巾方向に均一にするための誤差
発生部分の塗工液流路９の隙間調整量（調整ボルト１に
よる）は、極めて微妙なものとなる（図３）。更に前記
の様にリップ２先端の塗工液流路９の流路隙間を変化さ
せて、塗工液の吐出量をノズル巾方向に均一にした場
合、塗工液流路９の先端吐出口の流路隙間がノズル巾方
向に変化しており、この為塗工液の吐出流速はノズル巾
方向に不均一となる。即ち、塗工液吐出流速ＵはＱ／
（Ｓ・ｗ）（Ｑはノズル巾方向距離ｗあたりの吐出流
量、Ｓは塗工液流路９の先端隙間）で与えられ、Ｑが一
定でＳがノズル巾方向にわたって部分的に異なるので、
塗工液吐出流速Ｕもノズル巾方向に部分的に異なってく
る。
ルでは、塗工液流路９の先端（塗工液吐出口付近）付近
のスリット隙間を調整しているため、例えば図２中のリ
ップ２と、ノズルブロック４ａとの流路８側接合面の加
工・組立の精度誤差がノズル巾方向に生じた時、塗工液
吐出流量分布を、ノズル巾方向に均一にするための誤差
発生部分の塗工液流路９の隙間調整量（調整ボルト１に
よる）は、極めて微妙なものとなる（図３）。更に前記
の様にリップ２先端の塗工液流路９の流路隙間を変化さ
せて、塗工液の吐出量をノズル巾方向に均一にした場
合、塗工液流路９の先端吐出口の流路隙間がノズル巾方
向に変化しており、この為塗工液の吐出流速はノズル巾
方向に不均一となる。即ち、塗工液吐出流速ＵはＱ／
（Ｓ・ｗ）（Ｑはノズル巾方向距離ｗあたりの吐出流
量、Ｓは塗工液流路９の先端隙間）で与えられ、Ｑが一
定でＳがノズル巾方向にわたって部分的に異なるので、
塗工液吐出流速Ｕもノズル巾方向に部分的に異なってく
る。
【０００５】前記の様にノズルから吐出される塗工液流
速Ｕがノズルの巾方向で異なれば、同ノズルから吐出さ
れる塗工液の吹き出し高さｈ（ｈ＝１／２ｇ Ｕ2 、ｇ
は重力加速度）及び吐出される塗工液の持つ動圧ｐ（ｐ
＝１／２ ρＵ2 、ρは塗工液の密度）がノズル巾方向
で異なってくる為、前記塗工液をウエブ上に塗布する際
に塗工むらが発生する虞れがあった。ここで塗工液の吹
き出し高さｈとは、塗工液吐出方向を鉛直上方とした場
合のリップ２，３の先端から、ノズルから吐出された塗
工液が到達し得る最高点までの距離を言い、塗工液吐出
方向が鉛直線よりθ°だけ傾いている場合には、ｈ＝１
／２ｇ（Ｕ・ cosθ）2 で示される。
速Ｕがノズルの巾方向で異なれば、同ノズルから吐出さ
れる塗工液の吹き出し高さｈ（ｈ＝１／２ｇ Ｕ2 、ｇ
は重力加速度）及び吐出される塗工液の持つ動圧ｐ（ｐ
＝１／２ ρＵ2 、ρは塗工液の密度）がノズル巾方向
で異なってくる為、前記塗工液をウエブ上に塗布する際
に塗工むらが発生する虞れがあった。ここで塗工液の吹
き出し高さｈとは、塗工液吐出方向を鉛直上方とした場
合のリップ２，３の先端から、ノズルから吐出された塗
工液が到達し得る最高点までの距離を言い、塗工液吐出
方向が鉛直線よりθ°だけ傾いている場合には、ｈ＝１
／２ｇ（Ｕ・ cosθ）2 で示される。
【０００６】
【課題を解決するための手段】このため本発明は、塗工
液の吐出口を形成する一対のリップと、同リップを挟ん
で塗工液流路を形成するノズルブロックからなるノズル
において、一方のリップのノズルブロック取付ねじ部を
挟んで先端及び後端部に吐出口の隙間を調整する手段を
設けてなるもので、これを課題解決のための手段とする
ものである。
液の吐出口を形成する一対のリップと、同リップを挟ん
で塗工液流路を形成するノズルブロックからなるノズル
において、一方のリップのノズルブロック取付ねじ部を
挟んで先端及び後端部に吐出口の隙間を調整する手段を
設けてなるもので、これを課題解決のための手段とする
ものである。
【０００７】
【作用】吐出口の隙間の調整手段によって、塗工液流路
の隙間をノズル巾方向に局部的に変化させることによ
り、塗液が流路を通過する際発生する流動抵抗（圧力損
失）を調整できるため、塗工液流路の先端吐出口の隙間
をノズル巾方向に一定に保ちながら、吐出塗工液流量、
吹き出し高さ、吹き出し動圧夫々のノズル巾方向分布を
一定にすることが可能となり、塗工むら発生の問題を解
消できる。
の隙間をノズル巾方向に局部的に変化させることによ
り、塗液が流路を通過する際発生する流動抵抗（圧力損
失）を調整できるため、塗工液流路の先端吐出口の隙間
をノズル巾方向に一定に保ちながら、吐出塗工液流量、
吹き出し高さ、吹き出し動圧夫々のノズル巾方向分布を
一定にすることが可能となり、塗工むら発生の問題を解
消できる。
【０００８】
【実施例】以下本発明を図面の実施例について説明する
と、図１は本発明の塗工液ノズルの実施例を示す。図１
において１は調整ボルト、２，３はリップで、同リップ
２は取付ボルト５によって、ノズルブロック４ａにノズ
ル巾方向複数個所で固定されている。またリップ２は、
前記ノズルブロック４ａとの接合部１３の流路深さ方向
上下の部分では、ノズルブロック４ａとの間に隙間１１
を持つ様に加工・組立てられている。更に前記接合部１
３の上下において、リップ２には図１に示した様に切欠
き１２が設けられており、同切欠き１２の上部及び下部
に、ノズルブロック４ａを介してスリット隙間調整用ボ
ルト１及び１０がノズル巾方向に複数個配設されてい
る。
と、図１は本発明の塗工液ノズルの実施例を示す。図１
において１は調整ボルト、２，３はリップで、同リップ
２は取付ボルト５によって、ノズルブロック４ａにノズ
ル巾方向複数個所で固定されている。またリップ２は、
前記ノズルブロック４ａとの接合部１３の流路深さ方向
上下の部分では、ノズルブロック４ａとの間に隙間１１
を持つ様に加工・組立てられている。更に前記接合部１
３の上下において、リップ２には図１に示した様に切欠
き１２が設けられており、同切欠き１２の上部及び下部
に、ノズルブロック４ａを介してスリット隙間調整用ボ
ルト１及び１０がノズル巾方向に複数個配設されてい
る。
【０００９】調整ボルト１及び１０が配設される位置の
ノズルブロック４ａには、ボルトの挿入穴１４が設けら
れており、また調整ボルト１及び１０の先端はリップ２
に対して自由に回転するが、図１の左右方向には抜けな
いような構造によってリップ２に装着されている。即
ち、ボルト１，１０の挿入穴１４は２段穴となってい
て、ボルト１及び１０の先端が穴の段部に到達すると、
リップ２方向には移動しないようになっている。また調
整用ボルト１，１０の中心部にはねじ穴１ａ，１０ａが
形成されると共に、リップ２には同穴１ａ，１０ａに挿
入される突起２ａ，２ａが形成され、同突起２ａには前
記ねじ穴１ａ，１０ａのねじに係合する雄ねじが切られ
ており、ボルト１，１０のねじ穴１ａ，１０ａを突起２
ａのねじに噛合せて回転させながら同ボルト１，１０を
挿入穴１４に挿入し、ボルト１，１０の先端が挿入穴１
４の穴底の段部に到達すると、同ボルト１，１０は移動
できなくなり、今度はリップ２の突起２ａがボルト１，
１０のねじ穴１ａ，１０ａ内に引き上げられて塗工液流
路９の間隔を広げ、またボルト１，１０を逆回転させる
とリップ２の弾性により、リップ２は流路９の巾が狭く
なる方向に移動する。
ノズルブロック４ａには、ボルトの挿入穴１４が設けら
れており、また調整ボルト１及び１０の先端はリップ２
に対して自由に回転するが、図１の左右方向には抜けな
いような構造によってリップ２に装着されている。即
ち、ボルト１，１０の挿入穴１４は２段穴となってい
て、ボルト１及び１０の先端が穴の段部に到達すると、
リップ２方向には移動しないようになっている。また調
整用ボルト１，１０の中心部にはねじ穴１ａ，１０ａが
形成されると共に、リップ２には同穴１ａ，１０ａに挿
入される突起２ａ，２ａが形成され、同突起２ａには前
記ねじ穴１ａ，１０ａのねじに係合する雄ねじが切られ
ており、ボルト１，１０のねじ穴１ａ，１０ａを突起２
ａのねじに噛合せて回転させながら同ボルト１，１０を
挿入穴１４に挿入し、ボルト１，１０の先端が挿入穴１
４の穴底の段部に到達すると、同ボルト１，１０は移動
できなくなり、今度はリップ２の突起２ａがボルト１，
１０のねじ穴１ａ，１０ａ内に引き上げられて塗工液流
路９の間隔を広げ、またボルト１，１０を逆回転させる
とリップ２の弾性により、リップ２は流路９の巾が狭く
なる方向に移動する。
【００１０】以上のような構造のため、調整ボルト１及
び１０を回転させると、リップ２は前記切欠き１２を支
点としてノズルブロック４ａに引き付けられるか、離さ
れるか、何れかの方向へ向かって弾性変形し、これに伴
って塗工液流路９の隙間が変化する。この流路９の隙間
の変化に応じてノズル内の塗工液流路８，９を通過する
塗工液に作用する流動抵抗が変化するので、ノズルから
吐出される塗工液流量のノズル巾方向分布を均一にする
様調整することが可能である。また７はシール部材であ
る。なお、調整装置（本実施例の場合はボルト）１及び
１０の機能は、塗工液の吐出流速調整と、塗工液吐出流
量調整を行なう機能を有するものであれば、ボルトに限
定されるものではなく、ボルトであっても他の構造にす
ることもでき、更に圧電素子による方法又は油圧等の流
体圧による方法を用いた構造とすることもできる。また
図１におけるリップ３、ノズルブロック４ｂ、リップ取
付ボルト５、ノズルブロック固定ボルト６の構造、作用
は図２の場合とほぼ同一である。
び１０を回転させると、リップ２は前記切欠き１２を支
点としてノズルブロック４ａに引き付けられるか、離さ
れるか、何れかの方向へ向かって弾性変形し、これに伴
って塗工液流路９の隙間が変化する。この流路９の隙間
の変化に応じてノズル内の塗工液流路８，９を通過する
塗工液に作用する流動抵抗が変化するので、ノズルから
吐出される塗工液流量のノズル巾方向分布を均一にする
様調整することが可能である。また７はシール部材であ
る。なお、調整装置（本実施例の場合はボルト）１及び
１０の機能は、塗工液の吐出流速調整と、塗工液吐出流
量調整を行なう機能を有するものであれば、ボルトに限
定されるものではなく、ボルトであっても他の構造にす
ることもでき、更に圧電素子による方法又は油圧等の流
体圧による方法を用いた構造とすることもできる。また
図１におけるリップ３、ノズルブロック４ｂ、リップ取
付ボルト５、ノズルブロック固定ボルト６の構造、作用
は図２の場合とほぼ同一である。
【００１１】さて図１の如く組付けられている調整ボル
ト１，１０を回転させることにより、リップ２の突起２
ａがボルト１，１０のねじ穴１ａ，１０ａ内を移動し、
これにより塗工液流路９の流路隙間をノズル巾方向に局
部的に変化させる。従って塗工液流路９の塗工液が通過
する際発生する流動抵抗（圧力損失）を調整することが
出来るため、塗工液流路９の先端吐出口の隙間をノズル
巾方向に一定に保ちながら、吐出塗工液流量、吹き出し
高さ、吹き出し動圧夫々のノズル巾方向分布を一定にす
ることが可能となり、塗工むら発生の可能性を解消でき
る。一方図３には塗工液流路９の底部に０．５ｍｍの加
工・組立誤差がある場合における塗工液流路９の隙間調
整量と、吐出塗工液流量の巾方向偏差の関係を示してい
る。この図３から分かるように、前記誤差による吐出流
量巾方向偏差を５％以内に抑える為の隙間調整量は、従
来の方法では、０．２４ｍｍ±０．０５ｍｍ程度と極め
て狭い範囲となり、実際の調整作業が難しくなってい
る。これに対し本発明によれば、前記の調整範囲が拡大
され、従来の方法よりも調整作業が比較的容易になる。
加えて実測が極めて困難な塗工液流路９の底部と、ノズ
ルブロック４ａとの接合部の組立精度測定が不要とな
る。
ト１，１０を回転させることにより、リップ２の突起２
ａがボルト１，１０のねじ穴１ａ，１０ａ内を移動し、
これにより塗工液流路９の流路隙間をノズル巾方向に局
部的に変化させる。従って塗工液流路９の塗工液が通過
する際発生する流動抵抗（圧力損失）を調整することが
出来るため、塗工液流路９の先端吐出口の隙間をノズル
巾方向に一定に保ちながら、吐出塗工液流量、吹き出し
高さ、吹き出し動圧夫々のノズル巾方向分布を一定にす
ることが可能となり、塗工むら発生の可能性を解消でき
る。一方図３には塗工液流路９の底部に０．５ｍｍの加
工・組立誤差がある場合における塗工液流路９の隙間調
整量と、吐出塗工液流量の巾方向偏差の関係を示してい
る。この図３から分かるように、前記誤差による吐出流
量巾方向偏差を５％以内に抑える為の隙間調整量は、従
来の方法では、０．２４ｍｍ±０．０５ｍｍ程度と極め
て狭い範囲となり、実際の調整作業が難しくなってい
る。これに対し本発明によれば、前記の調整範囲が拡大
され、従来の方法よりも調整作業が比較的容易になる。
加えて実測が極めて困難な塗工液流路９の底部と、ノズ
ルブロック４ａとの接合部の組立精度測定が不要とな
る。
【００１２】
【発明の効果】以上詳細に説明した如く本発明による
と、塗工液吐出流量、吐出流速、吹き出し高さ、吐出動
圧の全てをノズル巾方向に簡単に均一に調整できる。ま
た塗工液流路の隙間調整しろが、従来の方法より小さく
て良い。更に通常加工・組立精度の計測が極めて難しい
スリット底部の流路隙間の計測が不要になり、加工・組
立・検査工程が短縮でき、しかも従来構造を大きく変更
する必要がないため、改造適用が比較的容易、かつ安価
に実施できる。
と、塗工液吐出流量、吐出流速、吹き出し高さ、吐出動
圧の全てをノズル巾方向に簡単に均一に調整できる。ま
た塗工液流路の隙間調整しろが、従来の方法より小さく
て良い。更に通常加工・組立精度の計測が極めて難しい
スリット底部の流路隙間の計測が不要になり、加工・組
立・検査工程が短縮でき、しかも従来構造を大きく変更
する必要がないため、改造適用が比較的容易、かつ安価
に実施できる。
【図１】本発明の実施例に係る塗工液ノズルの側断面図
である。
である。
【図２】従来の塗工液ノズルの１例を示す側断面図であ
る。
る。
【図３】従来と本発明における吐出塗工液流量のノズル
巾方向分布均一化に必要なリップ調整しろの比較を示す
説明図である。
巾方向分布均一化に必要なリップ調整しろの比較を示す
説明図である。
１，１０ 調整ボルト ２，３ リップ ４ａ，４ｂ ノズルブロック ５ リップ取付ボルト ６ ノズルブロック固定ボルト ７ シール部材 ８，９ 塗工液流路
Claims (1)
- 【請求項１】 塗工液の吐出口を形成する一対のリップ
と、同リップを挟んで塗工液流路を形成するノズルブロ
ックからなるノズルにおいて、一方のリップのノズルブ
ロック取付ねじ部を挟んで先端及び後端部に吐出口の隙
間を調整する手段を設けたことを特徴とする塗工液ノズ
ル。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP4324710A JP2961027B2 (ja) | 1992-11-11 | 1992-11-11 | 塗工液ノズル |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP4324710A JP2961027B2 (ja) | 1992-11-11 | 1992-11-11 | 塗工液ノズル |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH06142591A true JPH06142591A (ja) | 1994-05-24 |
| JP2961027B2 JP2961027B2 (ja) | 1999-10-12 |
Family
ID=18168848
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP4324710A Expired - Fee Related JP2961027B2 (ja) | 1992-11-11 | 1992-11-11 | 塗工液ノズル |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2961027B2 (ja) |
Cited By (8)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR100746957B1 (ko) * | 2006-06-27 | 2007-08-07 | 현대자동차주식회사 | 실러팁 |
| CN100400180C (zh) * | 2004-03-18 | 2008-07-09 | 大日本网目版制造株式会社 | 细缝喷嘴和基板处理装置 |
| DE102007056121B3 (de) * | 2007-11-15 | 2008-09-25 | Lindauer Dornier Gmbh | Breitschlitzdüse und Anlage zum Beschichten mit thermoplastischem Beschichtungsmaterial |
| KR20140003420U (ko) * | 2012-11-30 | 2014-06-10 | 주식회사 케이씨텍 | 노즐 간격 조절이 가능한 나이프 |
| KR20160144144A (ko) * | 2015-06-08 | 2016-12-16 | 주식회사 케이씨텍 | 기판건조용 에어나이프 모듈 및 이를 포함하는 기판건조장치 |
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| CN111116230A (zh) * | 2019-12-26 | 2020-05-08 | 廖绍基 | 一种淋釉器 |
| CN115106254A (zh) * | 2022-07-01 | 2022-09-27 | 福建恒安集团有限公司 | 一种可调节间隙刮枪 |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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1992
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