JPH0614233Y2 - 画像生成機 - Google Patents

画像生成機

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JPH0614233Y2
JPH0614233Y2 JP1987096621U JP9662187U JPH0614233Y2 JP H0614233 Y2 JPH0614233 Y2 JP H0614233Y2 JP 1987096621 U JP1987096621 U JP 1987096621U JP 9662187 U JP9662187 U JP 9662187U JP H0614233 Y2 JPH0614233 Y2 JP H0614233Y2
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雅彦 前田
康宏 河合
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三田工業株式会社
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【考案の詳細な説明】 <技術分野> 本考案は、画像生成機、更に詳しくは、下部支持枠体に
旋回自在に装着された上部支持枠体に着脱自在に装着さ
れるプロセスユニットを備えた画像生成機に関する。
<従来技術> 当業者には周知の如く、静電写真感光体上に静電潜像を
形成し、次いでかかる静電潜像をトナー像に現像する形
式の、静電複写機又は静電印刷機の如き画像生成機が広
く実用に供されている。そして、かかる画像生成機の一
例としての静電複写機においては、下部支持枠体と、開
位置と閉位置との間を旋回自在に下部支持枠体に装着さ
れた上部支持枠体と、上部支持枠体に着脱自在に装着さ
れる所謂プロセスユニットを備えたものが存在する。か
ような静電複写機においては、一般に、上部支持枠体を
下部支持枠体に対して旋回せしめて開位置にせしめる
と、複写画像が形成される複写紙の搬送経路の少なくと
も相当部分が開放され、それ故に、上記搬送経路におい
て複写紙の紙詰まり(所謂ジャム)が発生した場合に詰
った複写紙を容易に取出すことができる。また、プロセ
スユニットを上部支持枠体から離脱せしめることができ
る故に、ユニット枠に装着された回転ドラム、現像装置
等の修理、点検を容易に行うことができ、またプロセス
ユニット全体の交換(例えばモノカラー複写における色
交換)も容易に行うことができる。
しかしながら、従来の静電複写機においては、プロセス
ユニットが着脱自在であることに関連して、次の通りの
解決すべき問題が存在する。更に説明すると、一般に、
プロセスユニットを着脱自在に装着すると、プロセスユ
ニットのユニット枠に装着されたコロナ放電器の端子が
上部支持枠体に配置された高圧端子に接続され、また上
部支持枠体に設けられた位置決めピンがユニット枠に形
成された孔に位置付けられ、更にユニット枠に装着され
た回転ドラムが上部支持枠体に設けられた連結手段に駆
動連結されるようになっている。それ故に、プロセスユ
ニットを所定の作用位置に位置付ける際には、上記所定
の作用位置の直前において比較的大きい力が必要とな
り、装着の際のかかる負荷の増大によって、操作者はプ
ロセスユニットを所要通り装着したと誤認するおそれが
ある。そして、かかる事態が発生すると、プロセスユニ
ットが不完全装着状態になり、複写工程を遂行しても所
望の複写物を得ることができない。(例えばコロナ放電
器と上部支持枠体の高圧端子とが接続されていないとコ
ロナ放電が全く施されることはなく、また例えば回転ド
ラムと転写用コロナ放電器との位置関係がずれるとトナ
ー像の複写紙への転写が所要の通り遂行されない)。
<考案の目的> 本考案は上記事実に鑑みてなされたものであり、その主
目的は、プロセスユニットが不完全装着状態にあっても
上部支持枠体の閉位置に向けての旋回に関連してこのプ
ロセスユニットを所定作用位置にせしめることができ、
優れた画像生成機を提供することである。
<考案の要約> 本考案によれば、下部支持枠体と、開位置と閉位置との
間を旋回自在に該下部支持枠体に装着された上部支持枠
体と、該上部支持枠体の所定作用位置に着脱自在に装着
されるプロセスユニットとを具備する画像生成機におい
て、 該上部支持枠体の閉方向に向けての旋回に関連して該旋
回力を該プロセスユニットの装着方向に作用する回動力
に変換し該プロセスユニットを該所定作用位置に押圧す
る強制位置付け手段が設けられている、ことを特徴とす
る画像生成機が提供される。
<考案の好適具体例> 以下、添付図面を参照して、本考案に従って構成された
画像生成機の一具体例について説明する。
第1図は、本考案に従って構成された画像生成機の一例
としての静電複写機を簡略に図示している。
第1図を参照して、図示の複写機は、全体を番号2で示
す略直方体形状のハウジングを具備している。このハウ
ジング2は、下部支持枠体4と上部支持枠体6とによっ
て規定されている。上部支持枠体6は、その右端部下部
が前後方向(第1図において紙面に垂直な方向)に延び
る軸8(旋回軸線を構成する)を介して下部支持枠体4
に旋回自在に連結されており、第1図に示す閉位置と第
2図に示す開位置との間を旋回動され得る。
ハウジング2の上面、従って上部支持枠体6の上面に
は、原稿載置手段10が左右方向に往復動自在に装着さ
れている。この原稿載置手段10は、その上面に複写す
べき原稿が載置される透明板12と、透明板12及びそ
の上に載置される原稿を覆うための開閉自在な原稿カバ
ー14を含んでいる。
上部支持枠体6には、ハウジング2の略中央に位置せし
められる全体を番号16で示す所謂プロセスユニットが
着脱自在に装着されている。プロセスユニット16はユ
ニット枠18を有し、このユニット枠18の略中央部に
は、像担持手段を構成する回転ドラム20が回転自在に
装着されている。回転ドラム20の周表面には、適宜の
静電写真感光体が配設されている。ユニット枠18に
は、更に、矢印22で示す方向に回転駆動される回転ド
ラム20の周囲にその回転方向に見て順次に、充電用コ
ロナ放電器24、全体を番号26で示す現像装置及び全
体を番号28で示すクリーニング装置も装着され、現像
装置26はユニット枠18の片側部(右部)に配置され
ると共にクリーニング装置28はユニット枠18の他側
部(左部)に配置されている。現像装置26は、回転ド
ラム20の周表面に現像剤を施す磁気ブラシ機構30を
具備し、またクリーニング装置28は、回転ドラム20
の周表面に当接する弾性ブレード32とトナー回収室3
4を具備している。このプロセスユニット16及びそれ
に関連する要素については、後に更に説明する。
上部支持枠体6には、更に、上記プロセスユニット16
の上方に位置する、照射ランプ36、反射プレート38
及び光学系40も装着されている。光学系40は、上下
方向に延びる多数の細長い光学要素(例えば日本板硝子
株式会社から商品名「セルフォックマイクロレンズ」と
して販売されているロッド状レンズ)から構成される。
従って、照射ランプ36からの光は透明板12を通して
その上の載置された原稿に照射され、原稿からの反射光
は光学系40及びユニット枠18の上壁41に形成され
た露光開口を通して露光域42において回転ドラム20
の周表面に投射される。
下部支持枠体4の略中央部には、転写域44において上
記回転ドラム20の周表面に対向する転写用コロナ放電
器46、及び転写用コロナ放電器46に隣接してその下
流側に位置する剥離用コロナ放電器48が配設されてい
る。
更に、下部支持枠体4の右端部には、全体を番号50で
示す複写紙供給手段が配設されており、下部支持枠体4
の左端部には、複写紙受皿52が配設されている。そし
て、複写紙供給手段50と複写紙受皿52との間には、
上記転写域44を通して複写紙を搬送するための全体を
番号54で示す複写紙搬送系が配設されている。複写紙
供給手段50は、カセット受部56及びこのカセット受
部56に着脱自在に装着された複写紙カセット58を備
え、カセット受部56の上方には送出ローラ60が配設
されている。従って、送出ローラ60が矢印62で示す
方向に回動されると、この送出ローラ60の作用によっ
てカセット58内の複写紙層における最上位の複写紙が
送出され、そしてかかる複写紙が案内板対64間を通っ
て複写紙搬送系54に供給される。複写紙搬送系54
は、搬送ローラ対66、下案内板68、下案内板69、
加熱定着ローラ対70、下案内板72及び排出ローラ対
74を含んでおり、これらの構成要素によって複写紙供
給装置56から送給された複写紙を複写紙受皿52に導
く複写紙搬送経路を規定する。加熱定着ローラ対70の
上加熱ローラ76内には、適宜の加熱手段(図示せず)
が配設されている。また、上加熱ローラ76には、複写
紙の巻付きを防止するための剥離部材78が付設されて
いる。
上述した静電複写機においては、回転ドラム20が矢印
22で示す方向に回転駆動せしめられる間に、充電用コ
ロナ放電器24が回転ドラム20上の感光体を特定極性
に実質上均一に充電し、次いで、感光域42において、
透明板12上の原稿の像が感光体上に投射され、かくし
て感光体上に原稿の像に対応した静電潜像が形成され
る。原稿の走査露光の際には、原稿載置手段10は第1
図において左から右に移動される。しかる後、感光体上
の静電潜像が現像装置26によってトナー像に現像され
る。次いで、複写紙供給手段50から供給され複写紙搬
送系54によって搬送される複写紙が、転写域44にお
いて回転ドラム20の周表面に密接され、転写用コロナ
放電器46の作用によって感光体上のトナー像が複写紙
上に転写される。しかる後に、剥離用コロナ放電器48
の作用によて回転ドラム20から複写紙が剥離される。
剥離された複写紙は加熱定着ローラ70を通して搬送さ
れ、この間に複写紙上のトナー像が加熱定着される。一
方、回転ドラム20は更に回転を続け、クリーニング装
置28の弾性ブレード32の作用によって転写後に感光
体上に残留するトナーが感光体上から除去される。除去
されたトナーはトナー回収される。
次に、第1図と共に第3図及び第6図を参照して、プロ
セスユニット16及びそれに関連する要素について説明
する。図示のプロセスユニット16のユニット枠18
は、前後方向に間隔を置いて配設された前壁80(第3
図)及び後壁(図示せず)を有し、この前壁80及び後
壁間に上記上壁41と共に底壁82、右側壁84及び左
壁側86が設けられている(第1図)。また、上記前壁
80及び後壁間には、第1図から理解される如く、回転
ドラム20、充電用コロナ放電器24、現像装置26及
びクリーニング装置28が所要の通り装着されている。
具体例においては、ユニット枠18の右端部及び左端
部、即ち右側壁84及び左側壁86には、上記前後方向
に延びる被支持突起88及び90が設けられている。一
方、上部支持枠体6は前後方向に間隔を置いて配設され
た垂直前基板92及び垂直後基板94(第6図)を有
し、かかる垂直前基板92及び垂直後基板94間には、
被支持突起88及び90に対応して、案内溝部96及び
98が設けられている(第1図)。また、第3図に示す
如く、上部支持枠体6の垂直前基板92には、ユニット
枠18の後壁の形状に略対応した開口100が形成され
ており、プロセスユニット16はかかる開口100を通
して上部支持枠体6の所定作用位置(第7図に示す位
置)に着脱自在に装着される。
具体例においては、プロセスユニット16の装着及び離
脱を容易にするために、上部支持枠体6の垂直前基板9
2に仮支持案内手段が設けられている。図示の仮支持案
内手段は、左右方向に間隔を置いて配設された一対のプ
レート片102及び104から構成され、かかるプレー
ト片102及び104は垂直前基板92と一体に形成さ
れている。片方のプレート片102は垂直前基板92に
形成された開口100の左下端に配置され、実質上平坦
な支持部102aと支持部102aの外側端から外方に
向けて上方に傾斜して延びる案内傾斜部102bを有
し、垂直前基板92の前面から前方に突出している。ま
た、他方のプレート片104は上記開口100の右下端
に配置され、実質上平坦な支持部104aと支持部10
4aの外側端から外方に向けて上方に傾斜して延びる案
内傾斜部104bを有し、垂直前基板92の前面から前
方に突出している。かく構成されているので、ユニット
枠18の後部をプレート片102及び104の支持部1
02a及び104aに仮載置すると、ユニット枠18の
後壁(図示せず)が垂直前基板92に形成された開口1
00に前後方向に整合せしめられ、またユニット枠18
に設けられた被支持突起88及び90が上部支持枠体6
に設けられた案内溝部96及び98に前後方向に整合せ
しめられる。具体的においては、案内傾斜部102b及
び104bは外側に向って外方に傾斜している故に、ユ
ニット枠18の後部を案内傾斜部102b及び104b
間に位置付けて下方に移動せしめることによって、案内
傾斜部102b及び104bに案内されてユニット枠1
8は支持部102a及び104aの所定位置に確実に仮
載置される。かく仮載置した後ユニット枠18を矢印1
06(第6図)で示す前後方向後方に移動せしめると、
プロセスユニット16は垂直前基板92に形成された開
口100を通して上部支持枠体6内に挿入され、またユ
ニット枠18に設けられた被支持突起88及び90は上
部支持枠体6の案内溝部96及び98内に挿入される。
そして、ユニット枠18を第7図に示す所定作用位置に
せしめる(かかる移動時には、ユニット枠18に設けら
れた被支持突起88及び90は、案内溝部96及び98
に沿って後方に移動される)と、ユニット枠18の前壁
80と垂直前基板92が略同一面を規定し、ユニット枠
18に装着された充電用コロナ放電器24の端子106
が上部支持枠体6の垂直後基板94に装着された高圧端
子108に接続され、また回転ドラム20が静電複写機
の駆動源(図示せず)に駆動連結された歯車110に解
除自在なクラッチ手段112を介して駆動連結される。
また、かく所定作用位置にせしめると、上部支持枠体6
に設けられた一対の位置決めピン114(第3図)がユ
ニット枠18の前壁80の両端に設けられた突起部80
a(第3図)に形成されている孔81内に位置付けられ
る。他方、プロセスユニット16を上部支持枠体6を離
脱せしめるには、ユニット枠18を前後方向前方、即ち
矢印106で示す方向と反対方向に移動せしめればよ
い。かくすると、充電用コロナ放電器24の端子106
と高圧端子108の接続が解除され、また回転ドラム2
0のクラッチ手段112を介しての駆動連結が解除さ
れ、更にまた、一対の位置決めピン114とユニット枠
18の前壁80に設けられた孔81との係合も解除され
る。ユニット枠18をかく移動させてその後部を一対の
プレート片102及び104の支持部102a及び10
4a上に位置付け、しかる後ユニット枠18を上方に持
上げることによって、プロセスユニット16を上部支持
枠体6から容易に離脱せしめることができる。
具体的では、案内溝部96及び98は、第3図及び第4
図に示す通りのチャンネル部材116及び118によっ
て規定されている。即ち、チャンネル部材116及び1
18は、端壁116a及び118aと端壁116a及び
118aの両端から延びる一対の側壁116b及び11
8bを有しており、端壁116a及び118aに対向す
る他端面が開放されている(この開放された他端面は内
側に位置している)。端壁116a及び118aの一端
部(前端部)は、第3図及び第4図に示す如く、前後方
向前方に向けて外側に傾斜して延びており、それらの一
端に存在する挿入開口は外側に拡張せしめられている。
従って、プロセスユニット16を装着する際には、ユニ
ット枠18に設けられた被支持突起88及び90はチャ
ンネル部材116及び118の一端部の傾斜部に案内さ
れて案内溝部96及び98内に容易且つ確実に位置付け
られる。
具体例の静電複写機は、更に、プロセスユニット16を
上部支持枠体6の所定作用位置に強制的に位置付けるた
めの強制位置付け手段を備えている。第5図及び第6図
を参照して、図示の強制位置付け手段120は、細長い
丸棒状の回動部材122を備えている。具体例では、強
制位置付け手段120は下部支持枠体4に配設され、下
部支持枠体4の底壁124(第6図)に左右方向に間隔
を置いて一対のブラケット126a及び126a及び1
26bが装着され、かかる一対の支持ブラケット126
a及び126b間に軸部材128を介して回動部材12
2が回転自在に装着されている。そして、回動部材12
2の一端部(第5図において右端部)に当接部材130
が設けられ、またその他端部(第5図において左端部)
に作用部材132が設けられている。図示の具体例で
は、当接部材130は回動部材122と一体に形成され
ており、その先端部に円筒状の当接部130aが設けら
れている。この当接部130aには、後に詳述する如
く、上部支持枠体6の垂直前基板92及び垂直後基板9
4間に設けられた連結プレート134が作用するように
なっている。尚、連結プレート134に代えて、上部支
持枠体6に装着された他の構成要素(例えば、複写紙を
案内する案内板)が作用するように構成することもでき
る。また、具体例において、回動部材122の他端部に
設けられた一対の作用部材132も回動部材122と一
体に形成されており、一対の作用部材132の先端部間
に短軸136を介してコロ138が回転自在に装着され
ている。このコロ138は、後述する如く、ユニット枠
18の前壁80の前面に作用し得るように構成されてい
る。当接部材130と作用部材132は、次の通りの位
置関係に保たれている。即ち、上部支持枠体6を上記閉
位置にせしめると、当接部材130が第7図に示す位置
に保持され、これによって回動部材122は第1の角度
位置に位置付けられる。また、かくすると、作用部材1
32は矢印140(第6図)で示す方向に回動され、プ
ロセスユニット16を上記所定作用位置にせしめる作用
位置(第7図に示す装置)にせしめられる。
具体例では、回動部材122に関連して、この回動部材
122を矢印140とは反対方向に偏倚せしめる偏倚手
段が付設されている。図示の偏倚手段はねじりコイルば
ね142から構成されており、回動部材122の他端部
に被嵌されるコイルばね142の一端142aが片方の
作用部材132に係止され、その他端142bが支持ブ
ラケット126bに係止されている。また、支持ブラケ
ット126bには、これと一体に、阻止手段を構成する
阻止片144が設けられている。この阻止片144は、
他方の作用部材132が当接することによって、作用部
材132の第6図に示す非作用位置を越える旋回動を阻
止し、かくして作用部材132は、コイルばね142の
作用によって、通常上記非作用位置に保持される(これ
によって、回動部材122は第2の角度位置に位置す
る)。
次に、主として第6図乃至第8図を参照して、上記強制
位置付け手段120を備えた静電複写機の作用効果につ
いて説明する。
上部支持枠体6を第2図に示す開位置から矢印146
(第2図)で示す方向に旋回せしめると、第1図に示す
通り、上部支持枠体6に設けられたフック部材147が
下部支持枠体4の左端壁に形成された係止開口(図示せ
ず)に係合し、かくして上部支持枠体6は第1図に示す
閉位置に解除自在に保持される。かくすると、下部支持
枠体4に装着された各種構成要素(案内板68、転写用
コロナ放電器46、案内板69、加熱定着ローラ対70
等)と上部支持枠体6に装着された各種構成要素(原稿
照射ランプ36、ユニット枠18に装着された回転ドラ
ム20等の構成要素等)が第1図に示す位置関係に保持
され、上述した複写工程の遂行が可能になる。
上部支持枠体6を閉位置に向けて旋回せしめる際に、プ
ロセスユニット16が所定作用位置になく、第6図に示
す如くその前部が上部支持枠体6の垂直前基板92から
幾分前方に突出している(例えば、第6図に示す如く、
充電用コロナ放電器24の端子106と高圧端子108
が十分に接続されていない、或いは一対の位置決めピン
114とユニット枠18の前壁80の孔81とが十分に
係合していない)と、このプロセスユニット16は上部
支持枠体6の閉位置に向けての旋回に伴い強制位置付け
手段120の作用によって次の通りに上記所定作用位置
に強制的に位置付けられる。第6図及び第7図を参照し
て、上部支持枠体6を閉位置に向けて旋回せしめると、
上部支持枠体6に設けられた連結プレート134の下面
が当接部材130の当接部130aに作用し、(当接部
材130の先端部は、下部支持枠体4の垂直前基板14
8に形成された切欠き150を通して内方に突出してい
る)、上部支持枠体6の矢印146で示す方向の旋回に
伴って当接部材130も矢印140で示す方向に旋回せ
しめられ、また当接部材130を介して回動部材122
及び作用部材132も矢印140で示す方向に旋回せし
められる。かくすると、一対の作用部材132に装着さ
れたコロ138が上部支持枠体6の垂直前基板92から
幾分前方に突出しているユニット枠18の前壁80に作
用し、上述した作動部材132の矢印140で示す方向
の旋回に伴ってプロセスユニット16を矢印106で示
す装着方向に押圧して強制的に移動せしめる。そして、
上部支持枠体6を上述した如くして閉位置にせしめる
と、第7図に示す如く、当接部材130を介して回動部
材122が上記第1の角度位置に保持され、これによっ
て、作用部材132は上記作用位置に位置付けられる。
かく作用位置にせしめられると、作用部材132(詳し
くはこれに装着されたコロ138)はプロセスユニット
16を第7図に示す通りに上記所定作用位置に位置付
け、かくしてプロセスユニット16は上部支持枠体6の
閉位置への旋回に伴って上記所定作用位置に確実に保持
される。
具体的においては、作用部材132は非作用位置にある
ときには第6図に示す通り略垂直上方に延びるように構
成されている。それ故に、プロセスユニット16が上部
支持枠体6の所定作用位置になく上部支持枠体6の垂直
前基板92から比較的大きく前方に突出している(例え
ば、第8図に図示する如く、充電用コロナ放電器24の
端子106が高圧端子108から完全に離脱している、
或いは一対の位置決めピン114が前壁80の孔81か
ら完全に外れている)ときには、上部支持枠体6の閉位
置に向けての旋回動が確実に阻止される。即ち、第8図
に示す如く、プロセスユニット16の前部が垂直前基板
92から比較的大きく突出している状態において上部支
持枠体6を閉位置に向けて旋回せしめると、ユニット枠
18の底壁82下面が非作用位置にある作用部材132
(詳しくはこれに装着されたコロ138)に当接し、上
部支持枠体6の矢印146(第2図)で示す方向の旋回
動が確実に阻止される。尚、非作用位置にあるときに作
用部材132が第8図に示す角度位置を基準にしてそれ
よりも時計方向に旋回した角度位置にあると上部支持枠
体6の閉位置に向けての旋回に伴って作用部材132も
矢印140(第6図)で示す方向に旋回するおそれがあ
るが、この作用部材132が第8図に示す角度位置又は
この角度位置を基準にしてそれよりも反時計方向に旋回
した角度位置にあるときには作用部材132が矢印14
0で示す方向に旋回することはない。
一方、フック部材147によるロックを解除して、上部
支持枠体6を開位置に向けて旋回せしめると、コイルば
ね142の作用によって回動部材122、当接部材13
0及び作用部材132が矢印140で示す方向と反対方
向、即ちプロセスユニット16から離隔する方向に一体
を旋回せしめられ、作用部材132が阻止片144(第
5図)に当接することによって回動部材122が第2の
角度位置に保持される(これによって、作用部材132
も非作用位置に保持される)。
以上の通りであるので、具体的においては、プロセスユ
ニット16が完全に所定作用位置に装着されていない不
完全装着状態(プロセスユニット16の前部が上部支持
枠体6の垂直前基板92から比較的大きく突出している
場合を除く)において上部支持枠体6を閉位置に向けて
旋回せしめると、かかる上部支持枠体6の閉位置に向け
ての旋回に伴い強制位置付け手段120の作用によって
プロセスユニット16が所定作用位置に強制的に位置付
けられる。従って、従来の不完全装着状態のまま上部支
持枠体6が閉位置にせしめられることはなく、上部支持
枠体6が閉位置にあるとプロセスユニット16は所定作
用位置に確実に位置付けられ、かくして不完全装着状態
の発生を防止することができる。
以上、本考案に従って構成された画像生成機の一例とし
ての静電複写機の一具体例について説明したが、本考案
はかかる具体例に限定されるものではなく、本考案の範
囲を逸脱することなく種々の変形乃至修正が可能であ
る。
例えば、具体例における当接部材130及び/又は作用
部材132を弾性変形可能に構成し、上部支持枠体6を
閉位置にせしめた際にコロ138がユニット枠18の前
壁80に弾性的に作用し、かかる弾性力によってプロセ
スユニット16を所定作用位置に弾性的に保持するよう
にすることもできる。かかる場合には、例えば回動部材
122、当接部材130及び作動部材132を合成樹脂
から形成し、当接部材130の一部の肉厚を薄くするこ
とによって、弾性変形可能にしてもよく、また例えば当
接部材130を板ばねから構成し、当接部材130全体
を弾性変形可能にしてもよい。
<考案の効果> 本考案による画像生成機は、上部支持枠体の閉位置に向
けての旋回に関連してプロセスユニットを所定作用位置
に強制的に位置付ける強制位置付け手段を設けたので、
プロセスユニットが上部支持枠体の所定作用位置に完全
に装着されていない場合でも、上部支持枠体を閉位置に
位置付けることにより、プロセスユニットを所定作用位
置に確実に位置付けることができる。しかも前記強制位
置付け手段は、上部支持枠体の閉方向に向けての旋回に
関連して該旋回力をプロセスユニットの装着方向に作用
する回動力に変換し該プロセスユニットを所定作用位置
に押圧するように構成されているので、プロセスユニッ
トには大きな作動力を作用せしめることができるため、
プロセスユニットを所定作用位置に確実に位置付けるこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本考案に従って構成された画像生成機の一例
としての静電複写機の一具体例を簡略化して示す断面
図。 第2図は、第1図の静電複写機を、上部支持枠体を開位
置にせしめた状態で示す簡略断面図。 第3図は、第1図の静電複写機の上部支持枠体の一部を
拡大して示す斜視図。 第4図は、第1図の静電複写機におけるプロセスユニッ
トと仮支持案内手段との関係を示す正面図。 第5図は、第1図の静電複写機に装備された強制位置付
け手段を拡大して示す斜視図。 第6図は、プロセスユニットの不完全装着状態において
上部支持枠体を閉位置に向けて旋回せしめたときの状態
を示す断面図。 第7図は、第6図に示す状態から上部支持枠体を更に旋
回せしめて閉位置に位置付けたときの状態を示す断面
図。 第8図は、プロセスユニットが上部支持枠体の垂直前基
板から比較的大きく突出する状態において上部支持枠体
を閉位置に向けて旋回せしめたときの状態を示す断面
図。 2……ハウジング 4……下部支持枠体 6……上部支持枠体 16……プロセスユニット 18……ユニット枠 20……回転ドラム 102及び104……プレート片 120……強制位置付け手段 130……当接部材 132……作用部材 142……コイルばね

Claims (6)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】下部支持枠体と、開位置と閉位置との間を
    旋回自在に該下部支持枠体に装着された上部支持枠体
    と、該上部支持枠体の所定作用位置に着脱自在に装着さ
    れるプロセスユニットとを具備する画像生成機におい
    て、 該上部支持枠体の閉方向に向けての旋回に関連して該旋
    回力を該プロセスユニットの装着方向に作用する回動力
    に変換し該プロセスユニットを該所定作用位置に押圧す
    る強制位置付け手段が設けられている、ことを特徴とす
    る画像生成機。
  2. 【請求項2】該強制位置付け手段は、該下部支持枠体に
    回動自在に装着された回転部材と、該回転部材に設けら
    れ該上部支持枠体の閉方向に向けての旋回により該上部
    支持枠体が作用して所定方向に旋回せしめられる当接部
    材と、該回転部材に設けられ該当接部材と連動して旋回
    し該プロセスユニットに作用せしめる作用部材とを備え
    た実用新案登録請求の範囲第1項記載の画像生成機。
  3. 【請求項3】該回動部材は、該作用部材を該プロセスユ
    ニットに作用する作用位置にせしめる第1の角度位置と
    該作用部材を該プロセスユニットから離隔せしめる非作
    用位置にせしめる第2の角度位置との間を回動自在であ
    り、更に該回動部材を該第2の角度位置に向けて偏倚せ
    しめる偏倚手段が付設されている実用新案登録請求の範
    囲第2項記載の画像生成機。
  4. 【請求項4】該回動部材の該第2の角度位置を越える回
    動を阻止する阻止手段が設けられている実用新案登録請
    求の範囲第3項記載の画像生成機。
  5. 【請求項5】該作用部材は該非作用位置にあるときには
    略垂直上方に延びており、該プロセスユニットが該上部
    支持枠体の該所定作用位置になく該上部支持枠体から比
    較的大きく突出している状態において、該上部支持枠体
    を該閉位置に向けて旋回せしめると、該プロセスユニッ
    トの一部が該非作用位置にある該作用部材に当接し、こ
    れによって該上部支持枠体の該閉位置への旋回が阻止さ
    れる実用新案登録請求の範囲第3項又は第4項記載の画
    像生成機。
  6. 【請求項6】該上部支持枠体は前後方向に延びる旋回軸
    線を中心として該開位置と該閉位置との間を旋回自在で
    あり、該プロセスユニットは該上部支持枠体の垂直前基
    板に形成された開口を通して該所定作用位置に着脱自在
    に装着され、該垂直前基板の前面には、更に、該プロセ
    スユニットを支持するための仮支持案内手段が設けられ
    ている実用新案登録請求の範囲第1項から第5項までの
    いずれかに記載の画像生成機。
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JPS60159474U (ja) * 1984-03-30 1985-10-23 株式会社リコー 画像形成装置
JPS61279871A (ja) * 1985-06-06 1986-12-10 Canon Inc 画像形成装置
JPS62260166A (ja) * 1986-05-06 1987-11-12 Canon Inc 画像形成装置

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